ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2003年08月27日(水) トゥルウエイティーン
ディズニーランドについた。券を買う。
中に入るとちゃちな夢の世界が広がっている。
久しぶりだなぁ、声が漏れる。笠木は本当に嬉しそうな顔をしてわたしを呼ぶ。
「サキ、ねえサキ。ディズニーランドだよ。素敵ねえ」続

2003年08月23日(土) トゥルウセブンティーン
ディズニーランドに向かって橙色の電車に乗った。
結構空いていて、笠木と隣あって座った。
ディズニーランドなんて久しぶりだなあ。笠木と来れるなんて思わなかった。わたしは小さい頃、ディズニーランドのぬいぐるみが複テくて仕方なかった。今でもちょっと複テい。
笠木が笑う。
「夕暮れ時のディズニーランドなんて素敵よね」
わたしはまったくその通りだと頷いた。続

2003年08月21日(木) トゥルウシクスティーン
遊園地。何を考えてるんだわたしは。
笠木は少しも困った風を見せずに、いいわよ、と云った。
「何処がいいかしら。ディズニーランド?としまえん?後楽園?」
何処でもいい。そうわたしが云うと笠木は笑って、じゃあ、ディズニーランド行こうか、と云った。続

2003年08月20日(水) トゥルウフィフティーン
「じゃあ、何処に行こうか。男と女だったらだいたい行く場所は決まってるけど、女同士じゃ、ねえ。サキ、どうする?」
何処にも行きたくなんかない。ただ笠木と一緒にいたいだけ。
でもそんなの云うのって恥ずかしい。
「遊園地に行きたい」続

2003年08月19日(火) トゥルウフォーティーン
「やだ、行かないで、なんて大袈裟な。また来週会えばいいじゃない。ね、サキちゃん」
そんなのいや。行かないで。
なに云ってるんだ。自分の中の冷静な部分がとめようとする。

でも、とまら、ない。


お願い。行かないで。

笠木はにっこりと、本当ににっこりと音をたてて笑って見せた。
「いいわよ。じゃあ、一緒にいましょう。ずっと、ずっとよ」続

2003年08月18日(月) トゥルウサーティーン
参っちゃうなあ、本当に。
こんなに誰かひとりの人に夢中になるのははじめてだ。
もちろん恋をしたこともあるよ。
でもそういうのとは違うんだ。なんて云うのかなあ。
笠木が笑った。
「どうしたの、何が参っちゃうの?あたしのこと?」
ますます参っちゃうよ。
いや、違う、こっちの話。ほら、株が。
株なんてちっとも知らないのに頓珍漢なことを云う。「サキちゃんは面白いわね」
笠木の発音は今までわたしが感じたすべての音よりも音としてわたしの神経に響く。
「そろそろ帰ろうかな」
いや、行かないで。わたしは声に出して云った。続

2003年08月11日(月) 人間の屑
もうダメだ。
ごめん。


誰かわたしに手をさしのべて下さい。

2003年08月03日(日) トゥルウはちょっとおやすみ
ほんとに
ほんとに
めのまえが
まっくら

2003年08月02日(土) トゥルウ番外編
こんなにこまぎれなのは、携帯からなんですよ。
ごめんなさい。


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