ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2003年06月30日(月) トゥルウファイブ
わけがわからないわけがわからないわけがわからない。
わたしは必要とされているってこと?だったら嬉しいけれど、ついていっちゃあいけない気もする。
いつか見たラブストーリーのイントロみたいだ。
出会ったのはわけのわからない女だけど。

それから、わたしたちは週に一度会うようになった。
わたしは笠木さん、と呼ぶ。
笠木はサキ、と呼ぶ。

そして、今日。
今日が笠木に会える日。
嬉しいのかもしれない。嬉しくないのかもしれない。
でもわたしは会いに行く。笠木に会いに行く。

2003年06月28日(土) トゥルウフォウ
と、誰かがわたしの肩を叩いた。
誰か、なんて決まっている。笠木だった。
「やっぱり来てくれたのね。嬉しいわ」
「そんなことより、わたし、謝らなければならなくて。わたし、チヨコさんじゃないんです」
「え?そうだったの?でもいいわ。あなたに会えただけで嬉しい」
相変わらずわけのわからないことを云う人だ。
「そっかぁ、チヨコじゃなかったんだ。まあいいわ。うん、いいじゃない。ね」
と、少し考えて、
「なんと呼べばいいかしら」
と云った。
わたしは素直にフルネームを云った。
「そう。わかったわそれじゃあまた来週」

2003年06月27日(金) トゥルウスリー
笠木?チヨコ?いったいなんのこと?わけがわからない。
でも、笠木とやらの目は素敵だった。
きれいなものしか見ない目だった。
なんて、適当なことを。
わたしは興奮していた。
来週会いに行こう、と思った。
何故だかはわからない。なんとなく、っていうのが一番はまっている。

翌週。
わたしは緊張していた。
笠木は来るのか。
チヨコとはいったい誰なのか。


笠木が来た。
「チヨコ。来ないんじゃないかと思ったわ。でも来てくれたのね。嬉しいわ」
相変わらず人の意見とか聞かなそうな口ぶり。なんだか懐かしい気がする。続

2003年06月26日(木) トゥルウツー
笠木に初めて会ったのは、だいたい1ヶ月前のことだった。
マクドナルド。
髪の長い女がいるな、と思った。女は、わたしの隣で、シェイクをすすっていた。
「ねえ」
女が云った。
「あなた、チヨコでしょう」
は?と、わたしは戸惑った。
「やっぱりそうでしょう。ね、こんなところで会えるなんてついてるわ。ほら、あたしよ、笠木。憶えているでしょう?」
笠木?チヨコ?訳が分からない。
笠木はわたしの手を握ってふった。
シェイクハンドという奴だね。
「また来週会いましょ。ここでね」
じゃあね、というと笠木は消えてしまった。続

2003年06月25日(水) トゥルウ
朝、目が醒めた。

眼鏡をかけていないから、視界がぼんやりとしている。
眼鏡をかける。
急に現実に引き戻される。
そういえば、今日は体育があるんだ。嫌だな、休みたいな。でも出席日数ぎりぎりだし。
まあいいや。

今日はそういえばがもう一つあった。
そうだ、そういえば、今日は笠木に会える日だ。
嬉しいのか嬉しくないのかよくわからない。けれど、わたしは会える日だ、と云った。会う日だ、じゃなくって。それって嬉しいってことじゃない。おかしいな、まったくもう。
と、この辺まで考えながら、顔を洗った。(続く)

2003年06月24日(火) 何度めかの
何度めかの
苦しみ

もういやだ

みんなみんな消えてしまえ

2003年06月22日(日) グレップ
君は内緒だよ、と告げた
けれどわたしにはわからない
秘密を守れるか

わからないから嘘をつく
嘘が溢れてまた嘘をつく

かなわない夢などもう捨てた

2003年06月15日(日) ペシミスティックデイズ
ずっと寝てた
起きたら夕方だった
死にたいと云ったことはあるけれど
目覚めたいと願ったことはなあ


そんな日々を飲み込んで
大きくなろう誰よりも

2003年06月10日(火) たくさんの君たった一つのわたし
わたしが生まれた朝鳥は鳴いていた?
君が消えたあの日うるさいほどに鴉が鳴いていた
くちばしには黄色
君の肌は白

2003年06月07日(土) どうして君は
明日はがんばります
そう云い続けています
さよなら、さよなら
そう呟き続けています

2003年06月01日(日) イノチ。
わからないの。
何がわからないかさえもわからないの。
見たいの。
もう一度あの人の顔が。
もう一度君の書いた文章が読みたいの。
お願い。


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