ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2002年12月30日(月) 今特急の中で
君がイェーイって言う。


あめりかじんみたいね、ってあたし笑う。


まだ笑えるのって君が聞いても返事はどこかに置いて来ちゃったから何も言えない。


さよならの仕方さえ忘れてしまったんだよ。


どうしたらいいの?






君は髪をなびかせて振り返ると、あたしにさよならって言う。




そうか、そうすればいいのか。
あたしは感心する。



振り返る。




髪がふぁさ。



















それではみなさんさよなら。


また来年。

2002年12月28日(土) Mにて
オリオン座がみえるよ。

ああ、みえるね。

うつくしい。

うつくしい?

ああ、うつくしい。


曇った車の窓ガラスにハートマークを指で書く。

これは、君への気持ちだよ。

2002年12月19日(木) ココよりとわに
あたたかいコーヒーがあたしを励ます。
そんなことしたって、どうにもならないのに。

カラオケボックスの空気があたしを撫でる。
やさしいってなんだろうね、考えて少し笑う。

生きて、って彼女は言った。
死ねよ、ってわたしは言った。

その違いが何処にあるというの?

そんなもの無い。

ただ永遠があるだけ。

2002年12月17日(火) どんなときもだなんていわないからそばにいてください
「宅配ピザって意外と高いんだね」
「そうだね」
「あたしの詩じゃピザも買えないわ」


「君の声が遠くの街のあたしまで届けばいいのに」


「届くよ」
「届かない」
「宅配してあげるよ」
「いらないよ」
「いらないの?」
「うん。別に」
「届けばいいのに、って言ったじゃん」




「さよなら」
「さよなら」

「永遠に」
「ここより」



「ここより先永遠につき立ち入り禁止」

2002年12月16日(月) そんなことよりも
わたしの話を誰か聞いてください。
体の中で思いがはちきれそうです。

2002年12月14日(土) あのころわたしたちは





ゆっくりゆっくり死んでゆく。
さよならさよなら大すきな街。

2002年12月13日(金) なんというか
メールくれた人、ありがとうございます。
すごくうれしかったです。

こんな些細なことで、こんなにも大きくなった気がするものなのか人間は。

2002年12月11日(水) 敏感肌
ここのサイトは本当にひとが来ているのでしょうか。
反応無くて、なんだか哀しくなります。

2002年12月10日(火) 白い息と君とわたし
吐く息が白くて、君の顔がうまく見えないよ。
「ふゆだね」
君が言う。わたしも自信を持って答える。
「うん。ふゆだね」
君が雪を軽く掴んで投げる。わたしはそれを見ている。
「こういうのやるとさ、ほんとふゆって感じ」
そうだね、と相槌を打つ。
不思議だね、苦しいのに、あたたかい。

携帯電話で君にメールを打つ。
返事が来る。
返事の返事。
それだけで、しあわせってなんだろう、って思えるよ。
ありがとう、そこにいてくれて。

2002年12月09日(月) 笑えるから
おかしいから。
笑えるから。

君が真面目なのはよくわかってるよ。

でもさ

おかしいから。
笑えるから。

こういうこと言うから友達いないんですね。

でもいつになく真剣な君をみて、
笑えたよ。

気持ち悪いなあ。
本当に気持ち悪いよ。

君の綴る言葉の一つ一つがわたしの手首に絡み付いてきてさ。

なんかもう笑えないみたい。
だってわたし消されるから。

君の言葉に消されるから。

2002年12月07日(土) 分岐点
今わたしの前に二本の道があります。

どっちを選ぶかは、わたし次第です。

わたしは、右に行きたい気もするし、
左に行きたい気もするし。

ああ、どうしたらいいの。
誰か教えて。

三年前は正しいと思ってたのになあ。

2002年12月04日(水) 果てで
今すっごいどうしたらいいかわかんないよ。

誰かわたしの話を聞いてください。

お願い、切実。


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