ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2002年07月29日(月) わたしはまだ生きています。ごめんなさい
そうです、わたしは生きているのです。

残念なことですか?

十三階からみおろす夜は、思ったより色濃くて、わたしは怖くなって、帰ってしまいました。

意気地なし、と、エレベーターの階数ボタンがわたしをせめました。
それでいいのです、と、風がなぐさめました。

わたしは全部嘘にしたい。

ロールシャッハテストは、思ったより大変でした。

わたしは狂っちゃいない。
狂っちゃいないんだ。



2002年07月18日(木) 無駄、ね。
朝起きるとわたしはもう生きる気力を失っています。

「ああ、起きるんじゃなかった」
そう思いながら起き上がり、もういやだ、と思います。


それではみなさんさようなら。

2002年07月17日(水) 文章の中に逃げ込んで
目の大きな担任教師は、あたしについて、がんばってください、というようなことを言ったそうだ。
「この年頃は問題が起こりやすいんですよ」
とも、言ったそうだ。

彼女の報告を、あたしは頷きながら聞いていた。

「しょうがない」
と、奴は言ったそうだ。本当にしょうがないのかな。

あたしは今、不安定なのだそうだ。心に問題をかかえているそうだ。それはもうしばらくすると、はっきりとわかることだ。
でも、そんな自分をどこかすごい遠い場所で起こった大地震のことのようにみつめている自分がいる。

そんなんでいいのでしょうか?
あたしが問うても、誰も答えては呉れない。

あたしが欲しいのは、自己の無条件な肯定だ。
「いいよ、それで」
と、誰かに言って欲しくてたまらない。
誰かが言ってくれるような気がして、その人に話し掛けてみても、相手は自分の話ばかりする。
あたしがこんにちは、というと、相手は決まって、やや間を置いてから、やあ、とか、こんにちは、とか、ハロー、だとか挨拶に過ぎぬのだけれど、あたしにとっては苦痛でしかないことばを発する。

ここであたしの書く文章を誰かが読んでいるのかはわからない。

なぜかというとあたしのことばはだれの心も動かさないので、メールとか全然来ないからだ。あたしはさびしいよー、と、呟く。そのことばは随分とゆるやかな響きであたしの耳に届く。

だれかいってください。
「いいよ、それで」
あなたがそれを言ったなら、あたしはきっと何か凶器と狂気であなたを叩き潰すでしょう。

2002年07月15日(月) いつも書いてるのも日記だけど、今日のはより日記らしい
あたしは今なんの目的も意味もなく生きています。
明日死のう、と、今日思いながら一日一日、このうだるような暑さの中、息をすうはあすうはあして、生きているんだ、などと云っています。

今、とてもおもしろい本を読んでいます。
そういうのって、生きてるって感じがするよ。

わたしはenpituで、いくつかの日記を読んでいます。たぶん五つくらいです。
そのうちの一つで、久しぶりに更新がありました。
わたしはうれしいような、負けたな、というような、複雑(というほど複雑じゃない。所詮パターン化された感情の一つ)な思いを味わいました。

羨ましい、と、暑い、はすこし似ているな、と思いました。この、体がぎゅうぎゅういう感じとか。とても似てると思う。

渋谷のサーティワンでアイスを買ったら、店員がアイスを乗せるのが下手で、ミント味のアイスと呼ばれていたどろどろの液体が、わたしの手を這いずり回り、わたしの手は、グーにしてからパーにするのも難しいぐらいにべとべと、全くもって気分が悪かった。

今日みた映画はつまらなかった。
「つまんなかったね」
わたしが云う。
「そうだね」
彼女が云う。彼女は映画の上映中、盛大に寝ていた。美しすぎるものは、ときに退屈になる。
「編集が下手くそで、頭が痛くなった」
共通の見解はそれぐらい。
わたしは彼女と仲がいい。
「親と遊びにいくなんて、そんな」
友人に云われた。それでもわたしは彼女とよく遊びに出かける。

ネックレスを買った。サンダルのトップのついた、アガタのやつ。
わたしの誕生日プレゼントということだ。わたしはうれしかった。
「うれしかった」と、単純に言ってのけることができるぐらいに、うれしい、という感情を感じていた。

帰りによった本屋で、またいつものグラグラがきて、わたしは立っていられないような気分になった。実際わたしの足はしっかりしている、でも、わたしの頭がしっかりしないのだ。
本当に困る。
早く治るといいね、と、彼女が云った。




帰りの電車の中、わたしたちはマウススプレーをした。
苦甘い空気を思い切り吸い込むと、いつか感じた虚無と同じような風景がとおりすぎてった。

2002年07月14日(日) ぐるぐるまわる僕らと僕らの猫
 わたしが小説を読んでいると、不意に、闇が迫ってきた。
「どうしたの?」
 そんな台詞でわたしは闇の攻撃をかわす。

 掲示板を見る。いくつかの書き込み。
 わたしは嬉しくなる。
 と、また、闇の攻撃。わたしはペリエを飲み干して、立ち向かう。


 そう、いつだって闇との戦いなんだ。

 CDを買う。わたしの最大の防具の一つであるヘッドホンをつけて、無心に聞き入る。
 狂気が耳をくすぐる。
 耳の中で増えつづける光る小さな粒。(これはゆらゆら帝国の影響だ。バカみたいだね)


 生きていてもいいですか?少女が、尋ねた。
 わたしはよくわからなくて、さあ、とかわす。すると闇が答える。
 ノー。

 少女は笑いながらピンク色のリボンでポニーテールをつる。

 闇が、わらう。


2002年07月13日(土) 彼女のメイル
テレパシーとか、そういった類のものは全然信じないわたしです。

君のいう「運命」というものを、いったいどこにいれればいいのか、全くもってわかりません。

それではさようなら、と、わたしはいいました。

それはわたしは「次」を信じきっている、という事なのです。

愚かだと思いますか?

2002年07月12日(金) 掲示板書き込んでね。
苦しいんですつらいんです。

そうですわたしは白い鳥

2002年07月11日(木) 安楽死でとわにして
闇を切り裂いて

電車がやってきたよ

さあ轢き殺されるのは

いくつの花束かな

2002年07月10日(水) オハヨウ
 それ、頂戴、と少女がいった。
 わたしは別に何ももっていないというのに。
 なに、とわたしが尋ねると、少女はわたしの胸を細い指でさして、それよ、それ、と言う。わけがわからなくてわたしは、違う話題を提供しようとする。

 と、世界が大きく揺れ、少女の微笑が大きく浮かび、散っていった。


 それだけ。
 ただそれだけなのです。

2002年07月07日(日) カモンカモン
掲示板をつくりました。
http://mbspro5.uic.to/user/giveit.html
ここです。

ひとりごと。
人にきいてほしいこと。
なんとなくの問いかけ
質問。
だれかとおしゃべりしたい

詩をよんでほしい。

どれでもオーケイです。
どうぞ書き込んでください。

2002年07月06日(土) 東の果てより
こんにちは。わたしは生きています。











何処に行くのか、忘れてしまった。

悲しい、と、誰かが云う。誰かというのは紛れもなくわたしなんだけれど。




君のことばはわたしのこころをうたない。
つらいつらいくるしい。
そんなの冗談でしょう?
笑ってみせるよ。わたしの下品な笑顔をみて、君はまたわらうだろう。













それでいいよ、と、耳のなかの小鳥が歌った。
オレンジいろのさらりらゆらゆらの羽を耳のなかで動かす。

























さようなら

2002年07月05日(金) インザトレインインザダーク
白い花束。


あの人とチョコレイトのかなしい関係。


何処に向かって走ればいい?
あたしの足は重くて、痛くて、そう、醜い。



スパゲティを口に運ぶ。トマトのにおい。
夏の朝の太陽の白い粉。


あたしの防具、いとおしいヘッドフォンの冷たさ。




君が何を言っているのかわからない。
耳の中で光る小鳥が膨らんでいくから。それでもあたしはわらう。わらってみせるのは得意だから。





大丈夫だから、心配しないで。





薬を飲み込む瞬間、この小さな世界も飲み込んで









エコー!

2002年07月03日(水) チョコレイトを齧るその歯がわたしは好きでした。
四角い箱がわらう。大丈夫、あたし笑うの大得意だから。

足が痺れる。涙は出ない。
ミスタードーナツはあたしにやさしい。

苦しいぐらいに綺麗な顔。魅入る。そして。

携帯のメモリが全部消えた。
さようならは遠過ぎる。

ねえ、どこにいくの?
少女が問う。

何処にもいきたくないのだとあたしは答えるのだけれど、少女はわらう。

「死んでしまえばいいのに」

そんなこと云わないで。もう遅すぎる。

タクシーの中であたしは一人泣いている。

切ないぐらいに白い白。

それではみなさんさようなら。


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