静かなる零への回帰録...翔人

 

 

メモ帳 - 2004年06月22日(火)

気がついたら『死』という文字でいっぱいになっていた。
無意識に書いていたらしい。
死にたいのに死ねない臆病者の癖に。


社長から散々なことを言われた。
「君はどんな発作が起こるの?」
「気分が落ち込むというか…」
「楽しいことを考えるようにすればいいじゃない」
「はぁ…そうですねぇ…」
正直な話、こんな人に雇われてる自分が嫌だ。
楽しいことが考えられる人間なら、こんな病気になっちゃいないさ。


帰りに、よっちゃんと話をした。
下手すると四月で辞めるかもよって言ってた。
それは、凄く凄く嫌だなぁと思う。
店の経営上、仕方のないことかもしれないけれど。
よっちゃんは私が尊敬してる人の一人だから。
辞めないで欲しいなぁ。


ここまでお先真っ暗になったのはいつぶりだろう。
明日も仕事だ。でも外に出たくない。
やばいな…。


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友情とかいうもの。 - 2004年06月15日(火)

私はよく他者との関係をぶった切る。


これは家系なのか何なのかよく分からんが、
取り敢えず我が家の人々は交友関係が極端に狭い。
一番人付き合いが多いのが兄と私。


「嫌だと思ったら切れ」
こんなもんが家訓なのだからしょうがない。
私が「○○さんと喧嘩して縁切っちゃったんだよね」と相談しようものなら、
「それはその人とはそこまでだったってこと。あんたが悩む必要なし」
これで会話は終了。

たまーに、いいのか?それで…と思うけど。


私は…煩わしくなったら切る。
何でこいつの為に私が悩んだりせにゃーならんのだよー!と
心底思うようになったら切る。一刀両断。


でも、それまでは大事に大事に致します。
その人の為に泣きます。怒ります。悩みます。
精一杯やっても、その人がどうしようもない人間であったならば、
それはどうしようもないことなのではないでしょうか。
これは避けられぬ事象。云わば運命。または必然なのです。


切った直後、寂しさに悩みます。
本当に良かったのか?と悩みます。


数日前に縁を切った友人とのことを隣の店の子に話しました。
「いいじゃん。うちらは友達になったんだし」

そのとき悟りました。
世の中は、プラスマイナスで出来ているのだと。
こと、友人というのはそういうものなのだと。
失えば新たな存在が現れる。
何故なら、それは環境、もしくは自己が変化していくうえで
避けられない別れであることが多く、
それに比例して新たな出会いも生まれてくるからなのです。

なるほど。
世の中うまいことできてるなーと感心。


これからも私はそうやって、切ったり出会ったりしながら、
人生を歩いていくのでしょう。
プラスマイナスの法則に従いつつ。


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カテゴリ - 2004年06月14日(月)

私は「私」という人間なのであって、
一つの生命体なのであって、
それを何かのカテゴリに分類されてしまうのは、
とても腹立たしく思う。


昔から、この容姿の所為か、結構女の子には人気があった。
所謂『憧れ』だった。背は高いし。声もハスキー。
中性的な私は、恋に恋する純粋無垢な乙女から見れば、
それはそれは恰好の対象物だった。

でもそういう目で見られれば見られるほどに、
私はそれを破壊してしまいたくなる。
そして嘲笑いたい。


私はロリータ、かつパンク愛好者、アナーキスト、
終末思想者、寂しがり…云々。


人は他者を自己の中のどれかのカテゴリに配分できないと
不安に陥るらしい。そりゃそうかもね。何者?って話。
でも私はその『何者』でいい。


カテゴリに配されるのも、イメージを固定されるのも、
一括りにされるのも大嫌い。
私は私だ。他の何者でもない。


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私を助けてくれた人 - 2004年06月08日(火)

昨日、ある人と完全に絶縁した。
もう考えるのも嫌なので考えないことにする。
その人間のために、泣いた、悩んだ、心配した、私が馬鹿を見た。
人生なんて振り返りながら生きていくものだよ、とは担当医の弁。
全く、その通り過ぎて笑ってしまう。


気が付いたら、すっ飛ばしてましたね。
もう通院して薬飲むようになって一年ですか、私。
初診は5月27日だったから。
その日だけは一生忘れられないだろうな…。
泣いたんだ、確か。物凄く。止まらなかったんだ。
誰にも言えなかったから、誰にも相談はしてなかったし。
誰が私を救えるっていうの?って。
そんな感じで生きてましたから。
いや、正確には生ける死人か。

覚えている限り、私を助けてくれた人。

父。
家庭内での私のカウンセラー担当。
弱い娘でごめんね。大学やめてごめんね。
でも解ってくれてありがとうね。
いっぱい話聞いてくれてありがとう。

祖母。
私を受け止め、介護してくれた。
腕いっぱい切ってごめん。
ガラス割ってごめん。
オーバードーズして心配かけた。
今の私の姿を一番喜んでいてくれる。
ありがとう。

翆蓮。
もう一人の私。
気が付けば傍にいて、私を見つめていた。
辛いときは泣き出しそうな顔で。
苦しいときは凛と。
今でも一番好きよ、翆蓮。

松田悟志。
この人抜きは生きられなかった。
生きる目標だった。
遠いけど近かった。手が繋げると思った。
空っぽだったけど、そこに存在している唯一の存在。
今も変わらず、追い続けています。


覚えている限りではこんなもの。
私を引き摺り出してくれたもの。


今日、隣の店の子と話をした。
鬱病、7年か5年か。
私は3年。
治らないよねって話をした。
今でも不安だよねって。
苦しいねって。

彼女、高校のとき学校に馴染めずに行かなかったら、
机が廊下に出されてたって。
クラスの人間ぶっ殺してやりたい。
どうして居場所を奪うんだ。
なんで存在を消すんだよ。
話聞いてて、悔しかった。
今は素敵な人と巡り合って一緒に暮らしてるらしい。
幸せになってほしいな。


私たちは苦しんだ分だけ幸せになれると思ってもいいですか。
私たちはこの生き地獄から、いつか抜け出せるのだと、
そのとき、笑っていられるのだ、真の笑顔でいられるのだと思っていいですか。
悲しかったから、誰よりも幸せが欲しい。
苦しかった…。


笑って話しかけてきてくれる人がいる。
大事な仕事仲間だっている。
きっと幸せだよね。
一年前の私よりは。



ここを見ているあなたも、陰ながら私を助けてくれていたのかも知れない。
ありがとう。私は一年前より幸せです。
目標がある。夢がある。笑顔がある。
だからきっと幸せです。


::::::::::::::::::::::::

小学生の殺人事件に関して少し。

偉そうなコメンテータの言葉も、キャスタの思わせぶりな口調も、
全部彼女を貶めるための罠だ。
誰だって傷くらい抱えてるんだ。
私だって殺そうと思ったもん。夢にまで見たもん。
それを抑えられる理性が、きっと未だ幼くてなかっただけだと、
私は思いたい。

遣る瀬無い思いでいます。

私は彼女の味方になりたいな。

生きてね。


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煩わしい - 2004年06月05日(土)

今朝は職場で意識が飛びそうになった。
飛ぶよね、あれは…。


物凄く、思うことがある。
今、店の雰囲気壊してるのは多分私だろうな、とか。
でも接客だけは馬鹿みたいに得意分野なんだよな、とか。
前者は改善しなきゃいけない。今すぐに。
後者はこれからも伸ばしていこう。
そうすれば売れる店になるよ、きっと。


放っておいても売れる店。


そんなの要りません。


コミュニケートとれてなんぼでしょう。
敬語が多少崩れてても、喋れてなんぼでしょう。
ちゃんと敬語使って接客する方が、お客様には堅苦しく思われるようです。




というか。
私のこと、嫌いなんですね。
放っておきたいんですね。
だったらもういいです。
会っても話しませんから。
滅多にメールしない私が送って、反応なし。
毎回、反応なし。
流石に怒ってもいいですか。
携帯壊れたわけじゃなさそうですし。
人間関係、切るのは大好きで得意分野ですから。
それじゃ、バイバイってやつで。



世の中、煩わしいことが多すぎて、
私は扉を蹴破った。


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時をかける少女 - 2004年06月02日(水)

本当に偶然なのです。
あなたがまた記憶の中に姿を刻むことになろうとは、
私だって予想なんてしていませんでした。


祖母が突然取り出してきたそれは、
あなたがくれたビーズのブレスレットでした。
無くして、捨てられたと思っていたのに。
どうして今になって出てくるの。
こんなに切ないことが、あるなんて。


メールを送ってもいいですか。
読まれなくてもいいんです。
私の自己満足です。
私はそうやってしか生きられない人間なんです。


どうして思い出だけが、こんなにも鮮烈に鮮明に蘇ってくるの。


あなたは時をかける少女。


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