フィンランド湾のヨット

2007年10月31日(水)  人間かって言ったってあなた

− あなたがとっさにポケットから取り出したお札が千円札だった
− あなたのそのツキの無さには十分同情はしますよ

いまのこのエネルギーが
あのときにあったなら

でもその考え方は間違っている

私のツキの無さにも
誰か同情してください

Happy Halloween!
化け物よ、こんにちは。


2007年10月30日(火)  がちゃがちゃする

心が割れてばらばらの方向を向いている感じ
途中まではすごく良かったのだけれど
これはもう税金みたいなものだと思ってやろう
やらなくては

惜しみなく努力すれば良いだけのおはなし


2007年10月29日(月)  はまる

どうしてもあわない
時間だけ
時間だけが
空しく過ぎてゆきます

ラーメン食べて帰る

意を決して掃除など


2007年10月28日(日)  言葉が見当たらない

「いまならわかる」って古い歌が
そう
いまならわかる

先生靴を買ってくれるの?
私に靴を買ってくれるの?
名古屋の男はよく眠っていました

私はこのベッドがいちばんよく眠れる
大変体重が増えました

あと
四週間


2007年10月27日(土)  何でもお見通し。

恐れ入りました。いや本当に。
君はどんどん賢くなるね。
とても同じ組成だとは思えません。


今日のパンシェ。
わからなくなったら全部これ。
「気に入ったの?」
「はい、気に入りました」

台風


2007年10月26日(金)  雨は降ったりやんだりして

思いもよらないこと
それがうれしくて
私は一日しあわせでした

たったこれだけのことが
私を支えていてくれた

言葉じゃない
気持ちってふと繋がるもの

ただそこにあるだけで
浮かび上がるものなんだ


2007年10月25日(木)  バのつく仕事 not バナナの叩き売り

早く寝るつもりだったのに
ついついビデオを観てしまう

「もう、私は燃えたいのよ!
 心底燃えたいのよ!
 燃えて燃えて燃え尽きたいのよ!」

私の魂はいったい
どこへ帰れば良いのだろう


2007年10月24日(水)  陽の光をごらん

ジャズとバレエと怪我と電話
遅くなってしまったけれど
しなければいけないことがある

神さまが指し示す指の先には
どうころんだって私にはなれないものの姿が
まぶしいです
私には直視できません
でも私は受け取った
そのメッセージを私は
正しく受け取ったつもりです


嘘をつくなよ?
嘘をつくなよ!


2007年10月23日(火)  追いかけて

追いかけたら
そこは
ヨコハマ

私たちは楽器のように
身体で音楽を奏でる


2007年10月22日(月)  奇跡

でもわかってた
私にはわかってたよ

ほんとうにうれしい

ありがとう


2007年10月21日(日)  髪を切る

シャキンシャキンと
意味なんて何も
考えなくていい

いくらでも変われるし
いくらでも演じられる


2007年10月20日(土)  行きずりの人

私はぜんぜん違う名前を名乗り
あなたは名乗りもしない

本当はもうちょっといろいろ
お尋ねしたかったのですわ
でも時間切れ
どういう気持ちでそういうことをしているのか
お尋ねしたかったのです

お昼過ぎに見た、夢。


−−−−−

私は少し眠り過ぎました。
そのせいでとても、集中力を欠いていた。
腰が痛いです。


2007年10月19日(金)  街のあかりが雨に滲む金曜日の夜

二ヵ月とちょっと後くらいに
やっぱりここでこうやって
コーヒーを飲みたいな

外は夕方あるいは夜

あなたと一緒に飲みたいな
(コーヒーじゃなくても)
でもひとりもいい

映画を観て
マフラーをぐるぐる巻いて帰る


2007年10月18日(木)  小鰐

突然墜落してしまいました
理由はおそらく
寒気がして弱気になったからじゃないかな

人の言葉って
とても
不思議だ

仕方ない


2007年10月17日(水)  バレエは楽し

でも

上半身と
下半身と

別々のリズムで動かすなんてできない


2007年10月16日(火)  折り返し地点

怖かったけれど楽しかった
やってみよう
やってみたいと
身体中が叫んでいる

楽しい
みんなでお酒を飲むのも
すごくすごくすごく楽しい


2007年10月15日(月)  うつむき加減。

早いもの勝ちな部分もあると思う。
人間関係とか仕事とか。
それはもう、どうしようもないのではないでしょうか。


銀座を歩いていてもあまり楽しくありません。
なぜなら首がとても痛いからです。


2007年10月14日(日)  日曜日には鰐は

明かりも点けずに横になって、昔のことを思い出す。
まるで子供のころに戻ったみたい?
そう、記憶を作り直すみたいに家の音を聴く。

風邪をひいた? 熱がある? 大丈夫?

「ありがとう。でも、大丈夫」


2007年10月13日(土)  冷たい汗

変だな変だなって
思いながら
身体に力が全然入らない

久しぶりに手を抜いてしまいました
昨日はあんなに元気だったのに

踊らずにすんで良かった
良かった
なんて


2007年10月12日(金)  秋の夜を

たくさん寝たので元気
素敵な映画を観てしあわせ

その勢いで歩いて帰る
二時間半くらいかかりました
いまひとつ
狙った道に出られない

夢の話?


2007年10月11日(木)  つかれる

木曜日の私は
一週間でたぶんいちばん
エネルギーが無い

歌を聴いて椅子の上で
丸くなって
ちょっとだけ泣く
でもいまにも眠りそう

11時には寝る


一日くらい家事をしなくたって死なない


2007年10月10日(水)  消耗戦

あれから三年が経って
私もずいぶん
辛抱強くなりました

ここで音をあげたらまた
同じことの繰り返し

何のために戦っているのかは
わかりません全く
美意識のためかも


2007年10月09日(火)  パチンパチンと

夢から醒める気持ち
舞台は
ほんのひとときだけの
一瞬のきらめき

スイッチを切り替えてまた
生きていきたい

夢は見ない

舞台以外の場所で私は
夢は見ません
見ないのです決して


−−−−−

ところで私(たち)は
何回ジャンプをすれば?

いつか左の股関節が
外れるのではないかと


2007年10月08日(月)  わからないこと / わかったこと

半分くらいずつ

跳んだ 跳んでいた
回った 回っていた

それはとてもうつくしい光景でした

言葉は半分くらい
たぶん私の言葉も半分くらい

仮にそのようなものが
あったとして
私の役目は終わりました


−−−−−

上りの列車に乗って
左側の窓から外を見る
中学校と
高校と
たくさんの私が
夜の中をさまよっていた
さまよっているのが見えた

そして早回しでもするかのように
戻ってきた
いまの私に

私の役目は終わった
終わったのだとおもいます

私はもう二度と
こんな風に
泣きたくないので

泣きたくはないので


2007年10月07日(日)  役に立ちたい

何もできない私は

受付をしました
ビデオを撮りました

でも
そういうことではなくって

名残惜しかった
駅まで車で送っていただき
帰る
東京へ

津幡へ向かう列車の中で
これからの話をしました

何かがあった
あのときあの場所には
でも今だって
何かある
絶対にあるはずだよ

何ができるだろう

けれどもしも
何もできなくなっても良い?と訊いたら
このことに関して私に
できることが
いつか何ひとつ無くなっても
構わないと言ってくれた

島だって
すごく良いじゃないか


寝台車で帰る

日本海は暗かった
とても


2007年10月06日(土)  能登へ行く

ひとつ乗り遅れたらアウト
もうそれだけで
絶対に開演に間に合わない

いちばん危険だったのは
最初の新幹線だったという噂も

山は深く日本海は青く
道路は高く稲は輝き刈り取られ
車掌さんの話し方がやさしい

演劇の町

成熟していて
あたたかくて
勘が良くて真っ直ぐ

私は泣いてしまいました
感動して泣いてしまいました


−−−−−

おはぎを食べているとき
話かけてくれてありがとう

ありがとうございました


2007年10月05日(金)  ひとりぐらしごっこ

だからさ
そういうときってさ

美徳がよろめいちゃうわけよ

何コレ?
パリコレ?

何かごっこ?
妄想だよ

旅行の仕度などする
最近の私は行動が早いぜ


2007年10月04日(木)  いってらっしゃい

ふらふらになって
家事をしていたら
同じくふらふらの人が帰ってきて
嵐のように去っていった

土曜日に行くからね
わたしも行くからね


2007年10月03日(水)  わかりやすいからだ

原因はたぶんプレッシャー
朝起きたら左の耳が深海だった

涼しくなってきて
たぶん今年はもう脚を抜けない
でもわからない
まだわからないよ



今日の奇跡。
あきらめていた寝台車の個室(ソロ)が取れた。


2007年10月02日(火)  密室

あまり萎縮すると
できるものも
できなくなってしまう

でもちょっと
ちょっとこれは

かたちのないものを
恐れないように

恐れないように


−−−−−

切符が取れて良かった。


2007年10月01日(月)  こんな始まり

顔がどこまでもぼやけている
意識もぼやけそうだ

カビはなかなかとれない


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