早瀬の呟き日記

2004年02月25日(水) アドルフの画集

ジョン・キューザックは「セサミストリート」の人形に似ている。
ノア・テイラーのヒトラーは小室哲哉に似ている。
という訳で見てきました。画家志望時代のヒトラーを描いた問題作、「アドルフの画集」。絵の展示が中止になってがっかりですが、大変面白かったです。というか、これは出来不出来以前に、作られたこと、そして見たことに意味のある映画だと思います。
20世紀が生んだアンチ・キリスト、アドルフ・ヒトラー。彼にも青年時代があり、夢と挫折、交友があった。ここに描かれているヒトラー、いや、アドルフは、恐ろしいことにキュートですらあります。小心でストイック、性急で一途、高慢で子供っぽく、神経質な顔立ちに異様な輝きの青い眼、小柄で華奢な身を汚れたコートに包んだ30の男。
受です。
バリバリに受です。
まあそれはともかく、物語が進むほどに、「どうしてあんなことになってしまったのだろう」という思いが強くなりました。
ラストは少々意図的すぎるかな、とも思いましたが、切ないです。
マックスの愛人の話とか別にいらないんじゃなかろうか、とか、本編入ってもスタッフの字幕がうるさいとか、細かい不満はさておき、見られてよかったと思う映画です。最後のスタッフロールでは思わず拍手したくなりました。
どんなに原稿に煮詰まっても、演説だけはしないようにしよう、と思いました(笑)



2004年02月22日(日) 聖闘士星矢 天界編 序奏

見てきましたよ! 見ましたとも。ハーデス編が終わってないのに見切り発車なオリジナル。冥界編はどうするんじゃ。つか、「序奏」って何さ、と思いつつ、やっぱり行ってしまうのです。オタク人生はここから始まりましたしね・・・(遠い眼)
とりあえず面白かったですよ。絵が凄く綺麗だったし、変わっていない部分(ファンタジー時代劇なとこ)と、車田節オンリーではたぶん出なかったであろう繊細な部分と、両方あってよかったと思います。特にイカロスは、複雑な心理のいいキャラでした。少々出すぎではありますが(笑)私は好きですね、彼。
ただ、美しくなった画面を存分に見せたいあまりか、アクションよりもキャラのアップが多かったのがテンポを悪くしていたのと、序奏で随分色々話が終わってしまったような気が(笑) ラストの解釈について、私はあの「再会」シーンが本編の始まりになると思っていたのですが、どうやら監督の仄めかしによるとあれが本編ラストのようで(笑)じゃあ殆ど終わっちゃってるじゃんよ!っていう(笑)
ツッコミどころは相変わらず多いですが、まあ、美しい絵で動いている新しい彼らを見れただけでも満足かな。アルテミスが美しかったし。ヒルダのときもそうだったけど、女とその親衛隊たちの戦いってのはエグくていいですね(笑)
それにしても、星矢はほんとに人の話聞かねえなあ。敵があれこれ丁寧に事態を説明してくれているのを全無視ですからね。これじゃ、戦うしかないでしょうそりゃ。
あと、今回はやけに沙織さんと星矢の絆が強調されてて、まあハーデス編の終わりがアレだし、沙織さんが星矢を好きなのはTVシリーズからだから仕方ないかな、とも思うんですが、私はあんまり好きじゃないです、その方向。瞬と一輝は相互補完してるからいいとしても、紫龍とか氷河とか、もうアテナ以外戦う動機付けがないじゃないですか。命懸けなのは皆同じなのに星矢だけ目を掛けられてたら不公平でしょう。それに、毎度の事ながら沙織さんの思いやり(あれがそう呼べるならだけど/笑)は不発というか、殆ど青銅達に通じていなくて、しかも沙織さん自身が、通じなくてもいいやこれで、みたいな感じに見えまして(何回目だこのパターン)、アテナとアテナの聖闘士のコミュニケーションの取れてなさ具合というのは相当なものだというか、上司と部下の関係としては最悪かと思われます。・・・だからって「愛」で処理しないで頂きたいんですけども(笑) だってそれだと、黄金聖闘士の立場がないような。「俺が来たから大丈夫だよ」はちょっと可愛かったけどね(笑)
まあでも今回の映画は、アテナが地上を守る動機が明確に言葉にされていたのがよかったです。完全なるもの(神)を美と感じる側と、不完全さ(人間)を美と感じる側との間には妥協は成立しないので、これはもう力ずくでどちらかが一方を排除するしかないな、と。アテナと他の神々との対立点が明瞭でした。
しかし、サガのお陰で聖闘士同士が無駄に潰し合いをしたなあ、とつくづく思いましたね。沙織さんは星矢の世話も結構ですが、その間新しい黄金及び白銀聖闘士の育成をするべきだったのではないでしょうか。あ、「聖闘士星矢」の新作ゲームで「聖闘士育成シミュレーション」というのはどうでしょう? 主人公はアテナになって、スカウトしてきた美少年(ここが肝心)を聖闘士とするべくキビシイ特訓を課します。休日にはデートもできます。育て方次第で黄金、白銀の聖闘士にもできますし、サボれば雑兵です(笑) そして、戦いに負けます。(この際敵は誰でもいい) 彼らを黄金聖闘士に仕立て上げ、敵に勝ち、尚且つラブラブEDを迎えるのが最上EDです。キャラデは荒木&姫野のゴールデンコンビ、そして無論フルボイスです。
「どうか今この瞬間だけ、私だけの女神になって下さい」とか言われるのです。
バン●イさん、もしくは●ーエーさん、ゼヒ作って下さい。

※これから見る方へ
パンフレットはとてもシンプルな表紙で全く恥ずかしくないので、安心してお買い求め下さい。



2004年02月16日(月) バカ爆発'04

人力舎のお笑いライブに行ってきました〜。
出演はかなりな豪華メンバー。えー・・・全部列挙する自信は全くないですが(汗)とりあえずキングオブコメディとアンタッチャブルが抱腹絶倒。KOCはブラックなネタにぼっそりツッコミがいい味だし、やっぱり山崎&柴田コンビはいいですね。結婚8年目(子供なし←当たり前)の雰囲気です。東京03は以前見たネタでしたが、細々と変更が。それに久々に生でしたし(はあと) しかし、アルファルファのときより飯塚くんが生き生きしてるのが複雑・・・。初生のドランクドラゴンとゲストの劇団ひとりもよかったなあ。おぎやはぎのミョ〜な空気感も。
久しぶりに大笑いしてストレス解消です。(あるのか、とか言わないように)

〈本日の教訓〉
翻訳は、新しければいいというものではない。

クリスティ文庫の「ABC殺人事件」、添削したくなるほど読みにくいし、ポアロがヘイスティングズに敬語なのがヘンだ。創元にすればよかった・・・(泣)



2004年02月13日(金) バレンタイン疲労

「ちぎれた翼」がアルバム収録のみってどういうことだ!
こんばんは、早瀬です。
生まれて初めてバレンタインにチョコレートを手作りしてみました。いえ、彼氏は相変わらずいません。単に作ってみたかっただけです。無印良品で材料のほとんどが入ってる手作りセットを売っていたので、これなら簡単かなと思いまして。どうせ暇だし。(コラ)
チョコレートパイはまあ割と簡単でしたが(既製のパイ台に材料混ぜて流し込んで焼くだけ)、ガトー・オ・ショコラは予想外の強敵でした。何しろメレンゲが・・・メレンゲが(泣) こりゃほとんどスポーツだなと思いながらがつがつと泡立て、しまいには、メレンゲってなあ〜に?メレンゲって何だYO♪とハマーの曲が頭の中に流れ始めました。はっきり言って疲れました。もう当分手作りはしません(笑)
ところで、自分の作ったものを(たとえ他の人が美味しいと言っても)美味しいって感じないのは私だけかなあ・・・。



2004年02月12日(木) 穴があったら爆撃されたい

タイトルと内容は関係ありません。そういや、「親の仇のように憎む」って言い回しはもう危篤語(死ぬ寸前)ですが、昔はそれだけ親子仲がよかったんですかね。あるいは、「敵討ちなんて面倒くさいことさせやがって」という憎しみでしょうか。
ともかく、初めて午前中に書き込んでいます。今日は朝から業者さんが来て、ネズミ駆除の工事をしているため、早起き(いつもよりは)。そういうときほど面白い(都合のいい)夢を見るもので、「お前は俺を信じてない」「じゃあ信じるって何?」「それは――」とか深刻な恋の愁嘆場(笑)をやってるところで意識が浮上。この先が聞けていたらネタになったのに、残念。しかし、工事の音が凶悪にうるさいです。まあこれで奴らがいなくなるなら仕方ないよね。お金払うの私じゃないし。
「ウェブ日記レプリカの使途」を少しずつ読んでます。おいしいケーキみたいに、なくなる(読み終わる)のが惜しい一冊。



2004年02月10日(火) 「アイデンティティ」(ネタバレなし)

私は基本的には、ネタバレしただけで面白くなくなる作品というのは所詮その程度のものと思っていますが、推理もの(特に犯人当てがメインのやつ)は別ですな。
という訳で「アイデンティティ」、面白かったです。大雨でモーテルに閉じ込められた客達、連続殺人、犯人は誰か?
ある意味オーソドックスですが、真相はアンフェアぎりぎりでワタクシ的にはOKですね。人によっては腹を立てるかもしれませんが、ミステリィ好きの方で「そーだったのかあ〜!」という快感を好むなら、見て損はないでしょう。
さて、今日は森博嗣氏の「ウェブ日記はレプリカの使途」(未読)文庫版を購入。実は「封印サイトは詩的私的手記」(既読)の文庫版も買おうかと思ったんですけどね〜。「あみと森くん」がすごく好きで、もおお、あたしも森くんが欲しいよおおお!と悶えました。森くんが熱出す話なんてマジで涙ぐみましたからね(笑) 大幅加筆で単行本にならないだろうか・・・(笑)



2004年02月08日(日) ヒゲ部は実在した!

箱根の富士屋ホテルを見てきました。
イヤ、「ロシア幽霊軍艦事件」で御手洗と石岡君が行ったから後追い旅行、という訳ではなく、たまたま祖父母の箱根旅行にくっついて行くことになっていたところへ「ロシア〜」を読み、「どこを見に行くか」という話になったので富士屋ホテルに行きたい!と私が主張したのです。ある意味偶然です。偶然ですってば。
富士屋ホテルは日本一古いホテルで、かつては外国人専用だったためか、「エキゾチック和風建築」とでも言いましょうか、明治の西洋建築に共通した、和風なんだけど洋風も取り入れた、独特の不思議な雰囲気です。階段の手摺が朱塗りで龍が巻き付いてたりとかするんですが(笑)チャチいとかインチキくさい感じはしないのですね。落ち着いてる。
建物の写真をばっちり撮り、御手洗と石岡君が座った(と思われる)マジックルームのソファに座って記念写真。やっぱり幽霊軍艦の写真はなかったです。残念。←結局追っかけツアーである。
池のある日本庭園を眺めながらラウンジでお茶を飲んでいると、あ〜ここに住みたいな〜という気分になってきます。実際、長期滞在プランもある模様。・・・金ないけどな!(泣)
で、お手洗いに立ったとき、廊下に飾ってある額に気が付きました。白黒の男性の写真がいくつもあって、皆さんご立派な、というかそれを通り越してなんじゃこら、ってぐらい長いヒゲをしているのです。板垣退助とか大久保利通の写真を思い出して頂きたい。あれをもっと極端にしたヒゲの持ち主がいっぱい写っています。もはや前だか後ろ姿だかわからんくらい伸ばした人、顔の両側に不等号をお付けの人<(~_~)>(←こういうふうにヒゲを整えている)、などなど。額の上部にはこう書かれていました。

INTERNATIONAL MUSTACHE CLUB

・・・ヒゲ部です。
ヒゲ部なのです。正しくは「万国ヒゲ倶楽部」。昭和6年にホテルの海外宣伝のため設立されたのだそうです。(パンフより) これが果たして有効な宣伝になったのか、活動内容は何か、部の規約違反はやはりヒゲ剃りの刑に処すのかなど謎は尽きませんが、シックな制服の従業員を捕まえて「ヒゲ部の活動内容を教えて下さい!」などと言う度胸はありませんでした。
ちなみに自家製クッキーがおいしいです。オススメ。
※「ヒゲ部」が分からない方は「すごいよ!マサルさん」(うすた京介)をご覧下さい。



2004年02月05日(木) ヒトラーの絵が見たかった・・・

2/7から「アドルフの画集」という映画が公開されます。
画家志望時代のヒトラーを描いた映画で、随分前から楽しみにしていたのですが、公開時に同時に展示する予定だったヒトラーの水彩画を、配給元が展示中止にすることにしたそうです。
理由がはっきり書かれてはいないんですが、たぶん抗議が殺到したからではないかと。
楽しみにしてたのになあ・・・。
まあ、反対する気持ちもわからんではないですか、「いいだろそれぐらい」というのが正直な気持ちです。
世界史上最大の極悪人が、一体どんな絵を描いていたのか。
画家になっていればよかったのに、と思わせるものか。
それとも、「これは無理だ」と思わせるものか。
彼は、絵に何を込めていたのか。
私はとても知りたかった。
彼は政権として芸術振興策も取っているのですが、しかしそれは「不健康な芸術」を排除するという、歪んだ美意識によるものでした。彼に言わせると「人体を過度にデフォルメした絵」は「不健康で醜悪」なんだそうで、モディリアーニあたりは「抹殺すべきもの」だったらしいです。
バカバカしい。
ヒトラーと芸術との関わりを知ることは、これからの社会にとっても非常に意味のあるものだと思います。そのチャンスをつぶすことに、私は反対です。
と言ってももう中止に決定しちゃったんだけどさ・・・。
「我が闘争」を発禁にしろって言う意見はあまりないのにね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040204-00000307-kyodo-ent

ちなみに、ナチス政権は「動物愛護法」を公布しています。
笑えないギャグですな。


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琳 [MAIL]