どすこいナース戦闘記 ラストバース



プリセプター

 プリセプターつうのは、若い子がやるもんだと思ってたのに。初めてしたのが20代も終わり。から、今回仰せつかってもうすでに3回だか4回だか。

 すでにこれじゃ話し相手にはなれませんって。

 いくら、怖くないようにしよったって限界も有るし。怒らなきゃ行けないときも多い。それは命と直結する仕事であれば有るほど。社会人だという自覚を持たなきゃ行けない。


 案外、関係が微妙な感じになるんだけど。それも仕方ない。

 いつしか、ふと思い出したときに。間違ってないと思えるように。試行錯誤しながら関係を作っていきたい。

 
 
2005年03月20日(日)

共倒れ

 表現がよくないけれど、同時に二人亡くなりそうだった。「共倒れかもしれませんね」思わず言葉にでてしまう。

 何と言っても離れられない状態で、もしほとんど同時に来たら、他の患者さんに何か有っても身動きができない。夜勤でなくってよかった。夜勤でもこういうときはかなり緊張する。

 
2005年03月06日(日)

強いられる看護師 強いられる患者・家族

 準夜。ターミナル患者が2名。かなり、バタバタした日勤からも申し送り。これで穏やかな仕事が待ってるわけではない。

 ふぅ。って思って申し送りを聞くが、ターミナルの人の経過がイマイチわからない。まあ、ターミナルは刻々と状況が変わるんだから、対して経過が重要ではないんだけど。きっと、彼女自身が把握しきれてないんだろう。

 点滴の準備をすると、明らかに・・・。聞いても、埒が明かないので、自分で対応しておく。

 さて、一応患者さんをちらっと見ておくか。そんな余裕の発言は、その時だけ。

 いつも穏やかな先生も何やら疲れ果ててるし。本当に医者って過酷だもんなあ。

 気がつけば、便、検温、発熱、疼痛、与薬、傾聴考える暇なし、落ち着いてる人には話すらできず、本当に時間も足りなければ、手も足りない(はず)

 ゆっくりと話せれば、出来ない誤解もあり。大変だねって言わせてる面もあり。。。。

 申し訳ないです。

 消灯以後もターミナル患者さんの対応で記録すらできず。

 そんな中、自分の親が伴侶が、知らない姿に、態度になり、くたびれている家族にも上手に説明しきれないところもあり。。。
 何年経ってもダメなもんだと。

 「一般的でなく、この場合はどうなんでしょうか?」
といわれても、私たちの一存でどうしてあげることも出来ず。その場を濁すだけしか。

 はぁ。

 申し送りを終えても、ちっとも仕事が終わらない。相手側は23時以後は与勇壮だったなあ(+_+)

 ああ。

 医者も看護師も患者も家族もどこにも見えない苦悩だけが・・・。

 みんなで笑えるときもあるのにねえ。今日は曇りな表情ばかりです。
2005年03月02日(水)

どすこいナース戦闘記 ラストバース / うまのすけ

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