  額賀澪 小学館 2015
STORY: 駅伝大会での無茶な走りで足を故障し、走ることができなくなった早馬は、調理実習部の都とともに料理をすることに。弟の春馬や父のためにご飯を作ることにした早馬だったが…。
感想: 長距離を走ることに自信を持っていた早馬が怪我をして走れなくなったときに思ったのは、これで弟に負けることはない…というもので、早馬はリハビリにも取り組まず、何をしていいかわからずにいた。
そんなとき、先生の勧めで都と二人で料理をすることになり、偏食の弟や母を亡くしてろくなものを作れない父に代わってご飯を作ることにした早馬。
弟は自分が失速したせいで、兄が無茶な走りをし、故障した…と思い込んでいて、陸上に戻らずに女子と二人で料理をする兄が許せない…。
様々な思春期の若者たちの陸上に対する思い、進路のこと、家庭のことなどなどがちりばめられていて、青春小説だなーという感じではある。
が、最後まで読み、少し都と早馬の関係に対しては不満な感じを持ったのであった…。うーん。この二人は結局いったいどんな関係なのだ?
まあ、何もかもがはっきりしたほうがいいわけではないのだけれどね…。
| 2016年04月13日(水) |
スミカスミレ 45歳若返った女 |
  65歳の如月澄(松坂慶子)は、母の介護を終えて、一人残された。若い頃は家業の手伝いをせねばならず、大学に進学することもあきらめ、結婚することもなく65歳になってしまったのだった。
自分の人生を振り返り、悲しみに暮れる澄のもとに、黒猫の黎(及川光博)が現れ、澄を20歳の姿に変えてしまう。澄は如月すみれ(桐谷美玲)と名前を変えて、大学に入り直すことに。
大学で同じゼミの真白(町田啓太)と会い、惹かれあうようになるが、すみれは夜の23時から2時間ほど、元の澄に戻ってしまうのだった。
これ、すごくファンタジーでわくわくする感じで楽しいドラマだった。原作は少女漫画みたいなんだけど、真白と黎さんという二人のカッコイイ男にいいなーと思ってしまったり。
澄とすみれは時々入れ替わるのだけれど、しゃべり方が違和感がなくって、二人の女優さんはうまく演じられたなーと思った。
ただ松坂慶子は同じ時期に朝ドラ「あさが来た」で、大隈重信の妻役でも出ていて、なんか朝ドラを見るたびに、あ…ってちょっと思ったり…。
やっぱり同じ時期に違う役でドラマに出てると、ちょっと気になるなーと思ったりした。
  一人で暮らすために終の棲家を手に入れたはずの大介(香取慎吾)の家に、突然父・陽三(西田敏行)が転がり込んでくる。それも再婚相手の連れ子・浩太(高田彪我)も一緒であった。
陽三はマンションでボヤ騒ぎを起こしたり、大騒動を巻き起こす。
上の階に住む葉菜子(上野樹里)も迷惑して文句を言うが、母・律子(風吹ジュン)が田舎から勝手に出てきて住み着いてしまったことから、似たような境遇に喧嘩をしつつも息が合うときには合いまくる二人。
葉菜子の元旦・和哉(田中圭)や葉菜子の後輩・莉奈(水原希子)、大介の同僚・佐々木(荒川良々)など様々な恋愛や結婚模様も描かれる。
葉菜子と大介のやり取りやそれぞれの人生観・恋愛観・結婚観がきちんと描かれていて、とっても面白い作品だった。
上野樹里は、「のだめカンタービレ」ののだめのイメージがすごく強かったけれど、今回の仕事にも人にも自分にも厳しい感じの役柄、とっても合っていた。こんな役もできるんだな…という印象。
もちろん、この作品に出ていた皆さん、はまり役だった。
| 2016年04月05日(火) |
お義父さんと呼ばせて |
  花澤紀一郎(渡部篤郎)は若くして常務に昇進。美人で家族思いの妻、一男二女の子供にも恵まれ、順風満帆な生活を送っていたはずだった。
ある日、長女・美蘭(蓮沸美沙子)・24歳が結婚相手として自分と同じ51歳の大道寺保(遠藤憲一)を連れてきたことから、大騒動に。
紀一郎と保は何もかもが正反対のタイプ。合うはずもなく…。
長男・葉里男(中村倫也)、次女・真理乃(新川優愛)、妻・静香(和久井映見)は保の行動により、家族の絆を取り戻していき…。
コメディタッチの作品で、脇役の人たちも変な人が多かったけど、乗れない人には乗れなかったかな?
特に美蘭に勝手に思いを寄せる砂清水(山��育三郎)や保の職場の女性(伊藤修子)のノリについていけない人もいたかもね…。私も砂清水は苦手…。
気楽に見る分には面白かったけれど、視聴率も思わしくなく、途中で打ち切りになったとかいう噂も聞いた。どうだったのかな?
 
NHKの朝ドラ。視聴率がかなり高かったみたい。実在の人物の半世紀を描くというここ最近の朝ドラのやり方は視聴者の心をとらえていると言っていいだろう。
あさ役の波瑠も好印象だったけれど、やはり何と言ってもあさの夫・新次郎を演じた玉木宏にやられた…。
玉木宏は以前「のだめカンタービレ」の千秋先輩を好演して、かなり好きだったんだけど、最近はちょっと崩れてきたかなーと思っていた。
でも、今回の役は若すぎず年寄りすぎず、女性の心をがっちりと掴む役で、こんな人が旦那様ならーと誰しもが思うような役柄だった。当たり役ですね。
あさの姉・はつ(宮崎あおい)一家も脇役として素晴らしかった。特に没落してあとの、夫・惣兵衛(柄本佑)や義母・菊(萬田久子)の変化がすごくてよかった。
あさのお付きとして生涯を捧げるうめ(友近)の演技も声にならない演技というか表情が素晴らしかったし、朝の両親(升毅&寺島しのぶ)や義両親(近藤正臣&風吹ジュン)もはまり役だった。
さらにあさの娘・千代(小芝風花)との確執も親子ってどうしてこうなっちゃうんだろうね…とうなずかせるものがあったし…。
幕末から明治にかけて、世の中が変化した時代に、時代を先駆けて活躍したあさ。
このあさの半生を見て、今時の子はどう思うのだろうか?
かつては女子は勉強することもできず、仕事をすることもできず、家庭に入って夫に仕え、子育てするだけしか人生が選べなかったというこの事実。
こうした人たちが今の女性の地位を向上させて、自由な世の中を作ったということを、忘れてはならないよなーと思う。
いいドラマだった。
 
| 2016年04月02日(土) |
居酒屋ぼったくり4 秋川滝美 |
  秋川滝美 アルファポリス 2015
STORY: 居酒屋「ぼったくり」で繰り広げられる美音とお客たちのお話。商店街にあるスーパーが閉店し、近くに大型ショッピングセンターが建つことになり…。
感想: 「居酒屋ぼったくり」シリーズ4冊目。
美音と要さんの仲が少し進展。美音がすごいできた人過ぎる。こんな人なら誰でも嫁に来て大歓迎とか思うんだろうなー…。
それから、スーパー呉竹がなくなり、大型ショッピングセンターが建つことになるなど、美音の住む町にも変化が起きつつある。
5巻も出ているみたいなので、続きもまた読もうと思う。
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