バルサ優勝オメデトウ！！！
 
↑歓喜のロナウジーニョと試合後のサポ。
決めました。ついに決めました。最後まで首位の座を明け渡すことなく
２試合を残してバルセロナ優勝です。
６シーズン振り１７回目のチャンピオンです。
アウェイのレバンテ戦とはいえ、スタジアムはバルササポで
埋め尽くされ、声援はカンプ・ノウと見まがうばかりの状態での試合。
しかし・・・
正直言って今季、最悪の試合内容でした。
これまでは、たとえ負けても、“らしさ”が見られたのですが、
今日に限っては“らしさ”が最後まで見られませんでした。
これも全て、レアルとの試合を揃えないのが悪いんだと思います。
すでに２時間前にレアルｖｓセビージャの試合が終わっており、
その結果を知っての戦いとなったからです。
結果から言えば、レアルはセビージャと２−２で引き分けました。
WOWOWの放送でも冒頭に発表されてしまいました。
ということで、引き分け以上で優勝が決まるという状態。
「レアルの結果はどうでも自分たちの戦いをするだけ」とは
言うものの、やっぱりどこかで固さが目立つバルサイレブン。
スタメンはこんな感じ。
エトー
ロニー ジュリ
デコ イニエスタ
シャビ
ジオ オレゲール
プジョル マルケス
バルデス
出場停止のベレッチに代えてイニエスタを先発出場。
オレゲールが右のSBに入りました。ベレッチがいない以外は
今シーズンのベストメンバーと言えるでしょう。
＜前半＞
残留という目標に向けて負けられない戦いが続くレバンテ。モチベーションも
高く試合に臨みます。
バルサ相手でも下がって守るのではなく勇気を持って、ラインを上げて
積極的なプレイが続きます。
いつもの精神状態のバルサならそれをいなしつつ、隙を見て、
スピードアップして崩すんでしょうけど・・・
なんか地に足がついていないというか、ボールが足につかないバタバタ
した感じ。
それでも５分
デコからの大きな展開から右のジュリの突破。中央のエトーに折り返すが、
無理と判断したエトーはロニーにボールをはたきます。
前節の先制ゴールと同じような位置から、右足を振り抜きました。
しかし、今回は抑えが効かず、クロスバーの上を通過。
入ってれば楽になったんでしょうけどね。
対するレバンテ、両サイドの右のエティエン、右のジョフレ。
中央ではコンゴ、リベラが積極的にしかけます。
ジョフレはバルサのカンテラ育ち。コンゴ、リベラはともにレアルからの
レンタルらしいです。
９分
そのジョフレが華麗なステップでスルスルとPAに向かって進入を
試みます。ここはマルケスがカット。
１０分
バルサFKのチャンス。マルケスのキックは壁に跳ね返されます。
１１分
カウンターから右サイドを切り裂いた、レバンテ。
中央にグラウンダーのパスを送りますが、バルサDF意地のクリア。
１３分
レバンテDFのクリアミスがジュリの目の前へ・・・
ジュリは思い切ってシュートを狙いますが、力が入りすぎ・・・
あたり損ねてGK正面。
１８分
ロニーがエトーとのコンビでゴールに迫ります。
PA手前でトリッキーなシュートを試みますが、あたり損ね。
２４分
センターサークル付近からのロングパス。これがバルサDFの裏のスペースへ。
これにスルスルと飛び込んできたのがリベラ。
マルケスとプジョルに挟まれながらも、ループシュートを放ちます。
これはバルデスがあわてて戻り、クロスバーの上に弾き出し、事なきを
得ました。
２６分
状況を打開しようと、オレゲールが初のオーバーラップ。
これは、DFにつぶされました。
しかし、中盤でパスを回せないバルサらしからぬ展開。とにかく固い。
３１分
左のジョフレからすばらしい展開で右のエティエンがフリーでPA内へ。
素早くつめるバルサDFを巧みなステップで交わそうとするエティエン。
ついていたジオの手に当たったような気もしますが、ここは笛鳴らず。
ジオクリアー。
３２分
イニエスタがはたいたボールをジオがミドル。しかし枠外。
３３分
センターサークル付近でリベラが倒されてFK。
リスタートでロングパスをバルサゴール前に送ります。
これをコンゴが頭で落としたところに走り込んできたのはリベラ。
リベラはねらい澄まして右足を振り抜くと、強くはなかったけれど、
コースを狙ったシュートが吸い込まれました。レバンテ先制（1-0）
３５分
エースの逆襲。ロニーがゴール前でボールを受けると、４人に囲まれながらも
細かいステップでPA内に進入。最後は倒されながらもシュート！
しかし左のポストをかすめて枠をそれました。
ロニーの精神状態が普通ではないのが次のシーン。
最後にタックルにきた選手に対して、なんと頭突きを・・・
「ロニーは足に入っていたじゃないか。PKだろう。」という
言い分もわからないではないのですが・・・
これはいけません。焦りが見えます。
幸いイエローで済みましたが、レッドでも文句を言えないプレイでした。
その後もレバンテのペースで試合が続いていきます。
３７分にもミドル。４０分にはエティエンが右をフリーで突破と、
かなり厳しい展開。
４５分
右からのスローインを受けたオレゲールが中央へ折り返すと、そこで
待っていたエトーがダイレクトボレー。しかしポスト直撃！惜しい！！
イエローがたくさん出た、荒れ模様の前半でした。
＜後半＞
後半もレバンテペース。
１分
コンゴが左から突破。マルケスを振り切ると、すばらしいスピードで
PA内に進入。フリーでシュートを狙いますが、ここはバルデスがなんとか
セーブ。
２分
逆襲のバルサ。エトーがゴール前で積極的にミドル。クロスバーの上。
５分
カウンターからデコがドリブル開始。
同時にイニエスタ、ジュリが上がります。
デコはDFを引きつけながら右のジュリにパス。ジュリは切り返して
シュートを狙いますが、やっぱり力が入ってしまい、ジャストミート
しません。
７分 ライカールトが動きます。
イニエスタに代えて、モッタ投入。これで中盤の役割分担を
はっきりさせようということでしょう。
シャビも攻撃に専念できますし。いい交代だと思いました。
直後にバルサ大ピンチ。
バルサゴール前にロングボールが放り込まれます。これは
バルデスが果敢に前にでてキャッチ。
事なきを得たかに見えたんです・・・
バルデスはロングスローでボールをフィードします。
なんとこれが、ジョフレへ・・・
ジョフレは躊躇せずに、ロングシュートを狙います。
あわてて戻るバルデスですが、ボールに追いつきそうもない！
もうだめかと思った瞬間。これがポスト直撃。
もう少しでサモラ賞という選手らしからぬイージーミス。
もう寿命が縮まる思いです。頼むよバルデス君。
でもまだ運がある証拠。
レバンテの中盤のプレスが厳しいのはまあなんとなく見ていて
分かるんですが、どうもパス回しにいつもの切れがないんですよ。
だから結局、ゴール前ではロニーやエトーが個人技でなんとか
しようという悪いレアルのサッカーみたい。
１１分 ジオに代えてシウビーニョ投入。
１２分
またしてもコンゴが裏をすばらしいスピードで狙います。
これはプジョルが魂のＤＦでなんとかクリア。しかし危険な男です。
１５分
バルサ右のＣＫのチャンス。シャビの蹴ったボールはニアサイドへ。
これに走り込んできたのはマルケス。マルケスがＤＦと競り合いながら
ファーポストにすらすとそこで待っていたエトーがそれに反応！
ＤＦも競ってはいましたが、ゴールに流し込みました。
歓喜のエトーとバルサイレブン！！
 
ついに追いつきました。（1-1）
これで流れが一気にバルサへ。
１７分
ロナウジーニョが４人を交わしてゴール前に。
軽快なステップでゴールに迫ると、これはファウルで止めるしか
ない状態。
いい位置でのFK。距離は２０ｍ程か。
FKは壁は越えたものの、落ちきらず枠外。惜しかった・・・
シウビーニョが入って、活性化した左サイドが生きて、ロニーに
いい形でボールが入るようになります。
２１分にもロニーの浮き球パスに、ジュリが反応。惜しくもDFに
阻まれますが、動きがよくなりました。
しかし、このままいけば優勝ということもありバルサも
リスクを犯して攻めようとはしません。
最終ラインでボールを回すことが多くなり、試合自体は
一気におもしろくない展開に・・・
６シーズン振りの優勝が刻一刻と近づきます。
３０分 コンゴがDFラインの裏へ抜け出そうとします。バルデスが
なんとか飛び出してヘディングクリア。
３５分過ぎ。
興奮した観客がピッチに乱入。（バルササポ）試合に水を差します。
プジョルに帽子をかぶせようとして思いっきり怒られます。
っていうか当たり前だ。集中が切れる。
こういうことはやめてほしい。
４０分過ぎ。
レバンテも最低限の勝ち点１を狙う理由から、バルサと利害が一致。
無理なチェイシングをしないで、バルサのパス回しを見守る状態。
まあ特別な日なのでしょうがないでしょう。
運良くゴール前に行けば、後は個人技でなんとかというところかなぁ。
ロスタイムにはピッチ側に報道陣が入りかけている状態。
このまま試合終了。
そして歓喜の瞬間。
アウェイとは思えないほどのサポーターもピッチに入り込み、
喜びます。（いいことだとは思えませんが）
最後はレアルの粘りの前に苦しみましたが、優勝にふさわしい
チームだったと思います。
ロニーのウィニングランは本当にうれしそうでした。
何はともあれ、バルサ優勝オメデトウ！！！
戯言No.585
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