初夜 - 2007年10月25日(木) 暗がりの中で光る瞳の輝きに我が心は打ち砕ける。 何事も偽りはなく、ただ情欲の炎だけが灯っていた。 長い時を経て得たものは一体何だったのだろう。 ただこの一瞬のためにどれ程の犠牲を伴ったことか。 償いは罪悪感を深めるだけだ。 その高尚なる自己犠牲によって得る恍惚感は何と気持ちの好い快楽。 多くの人間がその虜になっていることを知らずに、虜となっている現実。 さあ、始めようか。この流れる時を陵辱しましょう。 そして退廃した愛の色づきを知ることなく、身体を重ねる。 ... REFUSE - 2007年10月12日(金) 会えない人は死んでいるのと同じようなものだ。 だから私は記憶の中にあるあの人を思い出すと胸が苦しくなる。 時の流れに全てが流れてゆく。 傷つけられた分だけ傷つければどんなに楽だったろう。 相手を憎しむことが出来ればどんなに早くさよならできたのだろう。 どうして姿を現さないの。 あなたは何から逃げているの。 きっと今頃ひとりぼっちで食事をしている。 かつて彼を抱いたベットのある部屋で。 その様子がありありと頭の中に浮かび、私は深く息を吐かずにはいられない。 可哀相なひと。 悪徳のうちに生きる私は多くの人を傷つける。 しかしそれでも私は己の幸福を追求するのである。 だからこんなことはすぐに忘れるだろう。 たった一瞬、同じ時を過ごしただけなのだから。 罪悪感なんてくだらないものが芽生え始めてから、 私は自分が傷ついていることにようやく気づいた。 ... 君を、 - 2007年10月09日(火) こちらの世界へ招いてよいものかどうか迷っている。 一方通行で帰り道はないからだ。 でも徐々に私が君を侵しているのを感じる。 ごめんね、とりあえず許して。 だってこちらの世界にひとりぼっちは寂しいのだ。 私のことば、伝わる場所まで、ねえお願い、来て欲しいのよ。 ... におい - 2007年10月03日(水) 低いほうへ流されないように、私は地に足をつけ先を見つめている。 心と体は簡単に快楽と享楽の世界へ迷い込むから。 何も持たずに旅に出よう。本当に必要なものが分かるだろう。 (そうだ ぼくら歩いていくんだ ひとのにおいをして) ...
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