にっき。
 しゅ



  愛

2005年12月27日(火)。
この日を私は忘れてはならない。

夜、父から電話があった。
父は、泣いていた。
今まで一度も私たちの前で涙を見せた事のない父が。

父は泣きながら、語った。

「おかんはもう、この家もその家にも、帰ってくる事はないんや」
「最後、ものすごく寂しそうな顔しとったんや」
「これから毎日。わしはおかんとこ会いに行くから」
「わしはあいつを愛しとったんや!」

愛してた、なんて言葉は絶対に口に出しては言わないような父だった。
その父が泣きながら、嗚咽を堪えながら、
心からの叫びのように「愛しとったんや!」と言った。

そう、父は本当に母を愛している。
知り合って、恋をして、互いに愛し合い、そして結婚した。
そして、父は母を懸命に介護した。

最期の時まで、一人でベッドの上で過ごす寂しさを考えると
辛くて辛くて堪らない。
でも、きっと父の愛は母にも伝わってる。

お母さん。

実はあともう一度だけ、家族4人で食卓を囲むのが夢でした。
遠い遠い将来、また家族4人が揃ったら、
その時はみんなで笑顔でごはんを食べましょう。

お父さんもお母さんも、元気でいてください。

2005年12月27日(火)



  紹介状

紹介状を書いてもらった。

メンタル方面ではなく内科の病気で
治らない確率も高い病気というのはどうなんだろう。

思考回路がおかしくなってるのか、あまり感情が湧いてこない。
身体障害者手帳を持っちゃったりする訳?なんて、
他人事のようにぼんやりと思うくらい。
それ以外は考える余裕ない。
これからどうなっていくんだろう。

2005年12月05日(月)
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