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■ ゆるやかに・・・
熱が出続けて約半年。 一日も欠かす事なく、毎日37℃〜38℃ちょいの間の熱が続いている。
検査入院もして、医師が思いつく限りの検査を全て受けたけど、はっきりとした原因はわからず、色々な薬を試したけれど、それらも全て効かず。 医師もさじを投げたような状態になっている。
これだけ熱が長引くと、疲労も蓄積されていく。 健康な時にたまに出す38℃の熱と、今出る38℃の熱では、しんどさが5割増位に違う。
でも私は頼れる人が誰もいないので、 食料調達や家事は自分でやらなければいけない。
若年性アルツハイマーが進む所まで進みきった母と、 その介護でもう心身共にへとへとの父。
両親は健在だけど、こんな状態の両親の元へ行って私の世話まで父に頼むと、完全に父は疲れきって倒れてしまう。家族3人共倒れだ。そんな事をする訳にはいかない。
私の熱は今のところ下がる気配はない。 この先、一生下がらないのでは、とも思う。 疲労ももう限界に近付いてきた。 生きるためになるべく食料調達だけはするようにしていたけど 最近は歩いて2分程のスーパーへ行くのもしんどくて 行けない日も多くなってきた。
仕事もできる状態ではないので、父の口座から最低限の生活費を下ろして使っている。いい年して情けない。いつかは返したいと思っていたけど、熱が下がらない限り働く事もできないので、もう返せないかもしれない。
たまにテレビなどで難病の方が、病に負けずにがんばっている姿を見る。でもね、そういう方には日々の生活を支えてくれる人がそばにいるんだよ。
そういう人が私にはいないので。 「ゆるやかな死」を選択しようとしている自分がいます。
今思えば二十歳過ぎまでは私はとても幸せでした。 二十数年を幸せに過ごせた事に感謝します。
2004年11月16日(火)
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