宿題

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2004年01月31日(土) 空飛ぶ遊園地/劇団★世界一団
君たち家族の美点でもあり汚点でもあるのは、大志を抱かないことだな。



大切なものがなくなってほっとした。



おいしいホットドックを作るこつはよく切れる包丁を使うこと。



遊園地に興味がなくなった、ってさっき言ったけど、

それはもう家族に興味がなくなったってことなの。



有名なカメラマンになって「徹子の部屋」に出るんだ。

それでこの家族のことを話す。父さんのことも話すからな。

徹子のこと悪く言うな。ユニセフで活動してたりする立派な人なんだぞ、徹子は。



大事なものが増えると浮かなくなる。



父さん、テレビに出るの反対してたけど、

本当は二人をテレビで見るのすごく喜んでたんだ。

俺は結局徹子の部屋に出れなかったけど。



ずっと前から思ってたんだ。この遊園地がUFOの母体なんじゃないかって。

この遊園地の明かりが目印になってるんだ。

だからここはずっときらきら光らせておかないといけないんだよ。



みんな病気なんだよ。

レフトはずっと寝たきりだし、ジェットは5歳のまま。

僕もきっと病気なんだ。


★空飛ぶ遊園地/劇団★世界一団★

2004年01月30日(金) 富士日記/宮沢章夫
で、そんなことより(そんなことよりってことはないが)、書いておくべきことは、

小浜が結婚することだ。実家を出るという。驚く。

三月に式をあげるというので、では、それを「プレ公演」のひとつにしようと提案したが、

「いや、親戚も来ますので」と小浜は言う。

ああ、親戚な、親戚はいろいろ、あるだろうと僕も納得したが、

それにしても話が急すぎないかと思い、けれど、小浜ももう三十六歳、

いつまでも実家にいてはまずいのでいい機会なのだろうと凡庸なことを考えていた。


★富士日記/宮沢章夫★

2004年01月29日(木) 蹴りたい背中/綿谷りさ
にな川は顔を近づけ写真を凝視し、次の瞬間ぱっと顔を輝かせた。

「失くしたと思ってたのに。

ちゃっちいけど、なんかそそるとこがあって気にいってんだ、これ。」

ちぐはぐな反応。こんな物を見られて恥ずかしがりもしない、盗った私を怒りもしない。



「”人間の趣味がいい”って最高に悪趣味じゃない?」

鼻声でくったくなく言われて、むっとなる。



「私は出さないよ。」

重々しく宣言した。むしろ出せない。

私はバイトしてないし、というか、バイトをするっていう発想さえ思いつかなかったし。


★蹴りたい背中/綿谷りさ★

2004年01月28日(水) スタジオパークからこんにちは/やなせたかし
アンパンマンのキャラクターを思いつくのはもう、条件反射のようなもの。

20秒で出来る。



一応仕事はあるけれど、本業の漫画の仕事のない時期が続いた。

先のことを考えると暗くなって、一人で机にぼーっと座っていることも多かったが、

そんな時に、懐中電灯で自分の手を下から照らして遊んでいたところ、

みなさんもやったことがあると思うが、そうすると血がばっと赤く透き通って見える。

自分はこんなに元気がないのに、血だけはやたらと元気そうだと思ったら、詩が出来た。

懐中電灯では詩にならないので太陽にした。



恥をかくことだけがエネルギーになる。



人をいじめる暇があったら、自分が楽しみたい。



アンパンマンはマルが描ける人なら、誰でも描ける。


★スタジオパークからこんにちは/やなせたかし★

2004年01月27日(火) 富士日記/宮沢章夫
この話を聞いて、わたしが本来持っている「自分でもやりたい気分」

がむくむく出現したのは言うまでもない。

これまでにも、ウェブデザイナーになるとか、プログラマーになる、

F1レーサーになるとかいろいろあったが、

そうか、DJは四十歳からだったのか。まだ遅くないぞ。


★富士日記/宮沢章夫★



■この話、というのは
「DJ業界では「DJはやっぱり40からだよな」という、
まるで落語家のようなノリになっているとのこと」
というもの。

2004年01月26日(月) 赤毛のアン/モンゴメリ
あの、二人ともそうするつもりでした──

できるだけ親切にするつもりだったんだって、わかってます。

それに、親切にしてくれるつもりがあるのなら、

そうしてくれなくってもほとんど気にならないものですよね。

だって、二人とも苦労が多かったんですもの。

飲んだくれの夫がいるってとても骨の折れることだわ。

それに、続けて3組の双子を持つのは、本当に大変でしょう、ね?

でも、きっと二人とも私に親切にするつもりだったんだと思うわ。


★赤毛のアン/モンゴメリ★

2004年01月25日(日) 赤毛のアン/モンゴメリ
まあ、マリラ、なんて優雅なブローチなんでしょう。

それをつけていて、どうして、お説教やお祈りに注意を向けられるのかしら。

私なら、とても無理よ。紫水晶って本当に素敵だわ。

私、前にダイヤモンドをこういうものだろうって思ってたの。

ずっと前、まだダイヤモンドを見たことがなかった時に、本で読んで、

どんなものか想像してみたの。光り輝く美しい紫の石だろうってね。

ある日、女の人の指輪の本物のダイヤモンドを見た時、

とてもがっかりして泣いてしまったのよ。

もちろん、とても美しかったけど、私の思っていたダイヤモンドじゃなかったからだわ。


★赤毛のアン/モンゴメリ★

2004年01月24日(土) 赤毛のアン/ケヴィン・サリヴァン
「あー!いらっしゃい、カスバートさん。今日はどんなものを?」

「ああ…そうだな…、実はその…おたくには、ああ…熊手はあるかな」

「(驚いた目をしつつ笑顔で)そうですねぇ、12月にはお店に熊手は置かないんですが…。

2階を見てきます、1本くらいはあるかも」

(マシュウため息。熊手を持って笑顔で帰ってくるお店の人)

「1本だけありましたよ」

「ああ…良かった」

「他にお入用のものは?」

「そうだな、せっかく来たんだし…あー…干草用の…種をもらおうか」

「(再びびっくり)干草用の種は春まで置かないんですよ」

「ああ…そうか…そうだな(くるっとまわって帰ろうとする)」

「ああ!熊手は75セントです、カスバートさん」

(お金を払うマシュウ)

「あ…あ、せっかく来たんだし、もしあまり…迷惑でなかったら、その…」

「なんでしょう…?」

「砂糖」

「お砂糖?」

「そうだ」

「白か黒、どっちを」

「ん、あー(一人でうなずく)どっちがいいかな?」

「そうですねぇ、黒砂糖のいいのが入ってますけど。如何ほど差し上げましょう?」

「あー…20ポンドで十分だろう」

「ええー、20ポンドもあれば十分でしょうね」

(重そうな1袋を抱えて持ってきてドンとマシュウに渡す)

「はい、1ドルです」

「(1ドル渡して、真面目な顔で)ドレスが欲しいんだ」

(厳しい顔で乗り出すお店の人)

「そのな、パフスリーブの」

「(眉毛を動かして)…パフスリーブの?」

「アンのだ」

「(笑って)まあ!そうだったんですか!早くそうおっしゃって下されば良かったのに!

さあ、ショーウィンドーをごらんになって!」

(マシュウ、ほっとして深いため息)


グリーンゲイブルズ。

マリラが台所にいると、アンがドレスを着て飛び込んでくる。

「ああ!すごく素敵!」

「(冷静に)それで黒砂糖をね、どうもおかしいと思ってたの」

「マリラ、パフスリーブよ」

「おかしな袖。入り口を通る時、横向きになるの?」

「(くるっと回って)夢みたいだわ」

「これで満足したでしょう。いつまでも孔雀みたいにみせびらかしてないで、

2階に行って早く脱ぎなさい」

「マシュウに見せなくちゃ!(飛び出す)」

「黒砂糖を20ポンドも買ってくるなんて」


牛の世話をしているマシュウ。

アンは言葉が出ないで立っている。マシュウが気付いて。

「クリスマスのプレゼントにするより、ダンスパーティーに着て行きたいだろうと思ってな」

(アンは深刻な顔)

「(心配そうに)気に入らんのか?」

「(厳粛な声で)まさか。私が想像した、どんなドレスより、すばらしいわ」

「(にこにこしてうなづいて)パフスリーブだ」

「世界一のパフよ、マシュウってすごく趣味がいいのね」

「ドレスが汚れるといかん(言い切らないうちにアンが抱きつく)」


★赤毛のアン/ケヴィン・サリヴァン★

2004年01月23日(金) 赤毛のアン/モンゴメリ
「あれはバーリーの池だよ」とマシュウが言った。

「まあ、私、その名前も気に入らないわ。私なら──ええと──『輝く湖水』と呼ぶわ。

そうよ、ぴったりの名前だわ。ぞくっとしたからそうよ。

まさにぴったりの名前を思いつくと、ぞくっとするの。

おじさんは何かでぞくっとすることあって?」

マシュウは、黙って考えた。

「そうだな、あるよ。やつら、キュウリの苗床を掘り起こす醜い白いうじ虫を見ると、

いつもちょっとぞくっとするようだ。やつらの格好がいやだよ」


★赤毛のアン/モンゴメリ★

2004年01月22日(木) 赤毛のアン/モンゴメリ
でもその人が歌い出したら、ほかのことをみんな忘れたわ。

その時の気持ちはとても言い表せないわ。

ただね、いい子になるなんてちっとも難しくないって思えたのよ。

星を見上げてる時と似ているの。涙があふれてきて、でもねぇ、

それはとっても幸福な思いの涙だったの。

終わった時には、すごく名残り惜しくてバーリー伯母さんに、

もう二度と平凡な生活に戻れそうもないって言ったの。

バーリー伯母さんは、通りの向こうのレストランに行って

アイスクリームを食べたら直るかもしれないとおっしゃるの。

何てつまらないことを言うんだろうと思ったわ。

でも、驚いたことにその通りだったのよ。

アイスクリームはとてもおいしかったし、

夜の十一時にアイスクリームを食べながらレストランにすわっているのは、

とっても素敵で気晴らしになったわ、マリラ。


★赤毛のアン/モンゴメリ★



■篠崎書林の谷詰則子訳のもの。
映画より数倍アンのおしゃべりに迫力が
(1、2ページ続くこともたびたび)。

2004年01月21日(水) 執筆日記/土屋亮一
1月21日

今日は新宿で制作打ち合わせ&決算会。

話が2006年の劇場の話にまで及び、

帰る頃にはすっかり今が何年の何月なのかわからなくなりました。

プチ時間旅行者気分に陥りつつ終電でバック・トゥ・ザ・家。

会議中、僕はひたすら「将来的には坂下千里子を客演で呼びたい」

ということばかりを訴え続けていました。未来は自分の力で切り開くものさマーティ。

でもそんな先のこと話したって絶対それまでに東海大地震がくるから意味ないよね。

吉田くんてドク(クリストファー・ロイド)に似てるよね。

あと関係ないけど「損保ジャパンダ」、超かわいいよね。


1月21日

森山直太郎のトークにおけるあからさまに狙いすぎたキャラ作りにはヘドが出るね。

しかも狙いどころのセンスも悪いしな。

「HEY×3」で見たときからこいつ大嫌い。

死んでも友達になりたくないタイプ。まああっちもなりたいと思ってないだろうけど。

「森山直太郎は客演で呼ばない」と今度の会議で訴えよう。


★執筆日記/土屋亮一★

2004年01月20日(火) Bolero 奏者供〕輯せぬ出来事/吉田音
ここだけの話、私は「ラヴェルこそオーケストラの醍醐味である」と思い続けてきたのであった。

ラヴェルこそ最高。中でも『ボレロ』は格別な曲であった。

この曲には、どう考えても不思議な魔法が閉じ込められているとしか思えないのである。

あのひたすら繰り返される旋律の中心には、ゆったりと旋回する渦があって、

私が感じるところ、その渦は、螺旋状のゆるやかな階段なのである。

そして、曲が進むにつれ、私たち奏者は、自然とその階段をのぼり始めてしまうのだが、

本当にいい演奏ができたときだけ、階段が万華鏡のような輝きを放つのであった。



そもそも『ボレロ』なる曲は、魔法めいた「上昇の力」に支えられていて、

曲の中心で渦を巻く「ゆるやかな階段」が、曲の進行とともに、ひとり、

ふたりと奏者を巻き込み、その階段の果てにあるものを「見てみたい」と

思う気持ちに拍車をかけていく仕組みなのである。

ところが、しだいに大きな音で奏でられる旋律とは裏腹に、階段を歩む奏者の歩みは、

どこか軽やかであり、そのせいなのか、あと一歩というところで「階段」は夢に消え、

奏者たち皆、たちどころに元の地平に還されてしまうのであった。


★Bolero 奏者供〕輯せぬ出来事/吉田音★

2004年01月19日(月) Bolero 奏者供〕輯せぬ出来事/吉田音
もちろん、あの屋上の彼らもまた、自分たちが「幸せな光景」の中にいるとは気付いてなかっただろう。

彼らがそれに気付くのは、おそらく30年も先のことなのである。

しかし、誰も30年先のことなど考えず、ましてや、30年後のある日、

誰かがあの屋上を夢に見て「ああ、ここに幸せな光景がある」と言い出すことなど、

予測できるはずがないのである。

であるのなら、それもまた、ひとつの<予期せぬ出来事>と呼ぶべきなのかもしれなかった。

思えば、ずいぶんと「不安」ばかりを探しまわった私であるが、

「幸福」もまた<予期せぬ出来事>なのだと、私は、いまにして思い当たったのである。


★Bolero 奏者供〕輯せぬ出来事/吉田音★

2004年01月18日(日) Bolero 奏者供〕輯せぬ出来事/吉田音
その運転手は、私が社車内に乗り込むなり、

「俺って、ラッパーなんだけど、お客さんラップOK?」

と訊いてきたのである。<ラッパー>というのが、これまた分からなくて、

おそらく、特殊な─この場合、金髪の─タクシー運転手を指す俗語か何かだろうと思い、

よく分からないまま「OKですよ」と、答えてしまったのがまずかったのである。

いきなり凄まじいリズムが大音量で流れ出し、

そのリズムに合わせるかたちで運転手が何ごとか喋り出したのであった。

とても熱狂的で、とにかく「急いで伝えたいことがある」というのは伝わってくるのだが、

肝心の言葉が日本語のようでありながら英語のようでもあり、

ほとんど私には理解出来ないものだったのである。

かろうじて聞き取れたのは「俺はラッパー・ドライバー」という繰り返し。

「ロチュー」「メンテー」などといういくつかの外国語。

そしてクライマックスと思われる部分で早口言葉のように繰り返された

「俺の車は黄色くて、俺の肌もイエローで」というフレーズだけであった。

実にエネルギッシュで、エキサイティングなフィーバーであるのは分かったのだ。

のみならず、彼が相当に高度な<ブレス>のテクニックを持っていることにも私は驚嘆したのである。

彼は、信じ難いほど長いフレーズを、

まったくの息つぎなしで何度も繰り返しこなしてみせたのだった。

もしもこの金髪青年が、私と同じ道を歩んでいたとしたら、

おそらくかなり高いレベルのホルン奏者になっていたに違いなかった。

私の知らないところに奥深い世界がある。


★Bolero 奏者供〕輯せぬ出来事/吉田音★

2004年01月17日(土) Bolero 屋上の楽園/吉田音
こんばんは、<ルーフトップ・パラダイス>。パーソナリティーの木田幸二です。

この番組は、南青山<FM808>の屋上にあるささやかなアンテナから発信しています。

いつも思うんですが、はたしてこれ、どこまで届いているんでしょうかね?

ちょっと心配になるくらい小さなアンテナなんですけど。

まぁ、ささやかな電波ではありますが、今夜もいい音楽をたくさんかけます。


★Bolero 屋上の楽園/吉田音★

2004年01月16日(金) Bolero 世界でいちばん幸せな屋上/吉田音
「新聞といっても、気ままな発行です。毎日出しているわけではありません。

極端な話、出さなくても、いっこうに構わないのです。

私としては、ニュース・ペーパーというより、日記を書き続けているつもりなのです。

この小さな町で起きた大きな出来事、小さな出来事、それらを取材して記録する、それだけです。

町のための新聞、町の記録です。これが私の仕事。

さっきもお話したとおり、私はファンタジーを歌うのを辞め、

身のまわりの現実を記録する係に転進したわけです」



不意に私は、もし幸福というものが見たいのなら、いま確かにここにそれがある、と思った。

なぜそう思うのか自分でもわからなかった。分からないけれど、それでもよかった。

とにかくここは、世界でいちばん幸せな屋上なんだと、

私は誰かに電報でも打ちたいような気分だったのである。


★Bolero 世界でいちばん幸せな屋上/吉田音★

2004年01月15日(木) Bolero バディ・ホリー商會/吉田音
「いや、眠いからさ、うちの社長は」

「眠い…んですか?」

「そう。眠いの。眠い社長ね。眠くって眠くって、とにかくすぐ寝ちまうんだよ」

「それはあの…病気か何かで?」

「いや、たしかにそういう<眠り病>ってのがあると聞くけど、

うちの社長の眠気はそれとは別ものらしいんだ。医者にもよく分からんて。

ただ命に別状ないってことだし、まぁ、とにかく<眠い>。それだけのことだからな」



「それで長瀬君な。いいか、よく聞いてくれ。

じつは君をだな、伝統あるわが社の<シナモン担当員>に任命することが、

今朝の役員会で正式に決まったんだ。いいかい?これは本当に名誉なことなんだぜ。

だいたい新入社員が最初に担当するのは<ゴマ>と相場が決まってるんだ。

ゴマ2年、胡椒3年、ミント2年。それでようやく一人前のスパイサーになれる。

その先、ジンジャー、パプリカ、シナモンを担当するのは、本当にひと握りの選ばれた人間なんだ」



「いや長瀬君な、社長はいつでもこう言うんだよ、

『とにかく目が覚めるようなスパイスを!』

な?君は知らないだろうけど、あの眠たげな目でそれ言われると、

さすがの俺も返す言葉がなくてな」


★Bolero バディ・ホリー商會/吉田音★

2004年01月14日(水) 悪童日記(お正月)/水道橋博士
12時、届いたばかりの年賀状見ながら、

スズキ秘書運転で羽田空港へ。

赤ん坊写真の年賀状、

自分に、子どもが産まれるまで、

いったい、他人に見せてどうする?

どういうセンスなのか、全く理解できなかった、

が、今は、その意味、その心情がようやくわかるようになった。

そして、例年に増して、その数の多いこと、

俄然、興味深く、一枚、一枚、眺めつつめくっていた。



14時15分のJAL便で。

帰省客、子連れだらけ。

20代、30代と、田舎が嫌で、俺はめったに帰省しなかった。

しかし、子どもが生まれて、

やっと帰省することの意味がわかった。



親戚が集まり、子供が跳ね回り、爺婆が目を細める、

お年玉が配られ、また遊びに興じる。

昔、自分も経験した懐かしい光景だ。

お年玉あげられる大人になったことにホッとする。

数年前なら、平気で貰う側だったし、

下手すれば、子供のお年玉、巻き上げたり、

使い込んだりするタイプだったもの。



朝早かったので、出掛けに父に挨拶しなかったが、

後から、俺たち一行が帰ったと聞き、号泣していたと聞く。


★悪童日記(お正月)/水道橋博士★

2004年01月13日(火) 笑っていいとも/タモリ×浅草キッド
水道橋「でもタモさんとも、ものすごい奇縁があるんですよ」

タモリ「これ不思議…1年前か?」

水道橋「ちょうど1年前なんですけど、1月10日に」

タモリ「1月10日か?あれ」

水道橋「1月10日なんですよ」

タモリ「うーん」

水道橋「あの夜中に携帯電話に電話あって『もしもし森田さんのお宅ですか?』」

玉袋「博士んちにね」

水道橋「ええ」

タモリ「うん」

水道橋「いやそれまあ、まちがえ電話だと思って『違います』」

タモリ「うん」

水道橋「『そちらは森田一義さんじゃないですか?』て言うんですよ」

タモリ「うん」

水道橋「これ完全にいたずら電話かな?と思って『そりゃ違いますよ』と」

タモリ「うん」

水道橋「『じゃぁあの森田一義さんことタモリさんをご存じですか?』て言うんですよ。

そりゃ知らない人はいないでしょ」

玉袋「これだけやってんだから」

水道橋「うん。『そりゃ日本中が知ってると思うんですけど』

『じゃぁその森田一義さんと連絡が取れないですか?』て言うんですよ」

タモリ「うん、ああそういう電話だったの?」

水道橋「そういう電話だったんですよ」

タモリ「うんうん」

水道橋「意味が分からないじゃないですか」

タモリ「意味が分かんない」

水道橋「『言ってることの意味が分からないんですけど』って言ったら

『私あの西麻布のレストランでコックをやってるんですが、

麻布の交差点の垣根に捨てられた財布を拾ったんですが、

その中身が森田一義さんの免許証が入ってるんです』と」

タモリ「俺ね、その日ベロベロに酔っぱらって」

玉袋「ベロベロ(笑)」

タモリ「銀座に、銀座で飲んでたのはね、1人で飲んでたのは覚えてんだよ」

水道橋「ええ、ええ」

タモリ「あまりにも酒が美味くて」

水道橋「うん」

タモリ「ああこの前行った、あのバーだ」

玉袋「ああこの間ありがとうございました」

水道橋「ええ」

タモリ「あれで飲んでベロベロになって、西麻布に行ったらしいんだけど」

水道橋「それも覚えてない?」

タモリ「全然覚えてないんだよ」

水道橋「もう財布落として困ってたのは困ってたんですよね」

タモリ「こっちにね、どういう訳か金は他にあった、ちょっと」

水道橋「ええ、ええ」

タモリ「財布落としたの覚えてないの。そのまま家に帰っちゃってるんだよね」

水道橋「でもね、財布にタモさんだからクレジットカードは何枚も入ってるし、

自宅の鍵まであるんですって『ですからさぞお困りでしょう』」

タモリ「だって免許証、全ての免許証全部入れてる」

水道橋「一級船舶とか入ってますからね」

タモリ「全部入ってるわけですよ」

水道橋「ええ」

タモリ「カードも入ってて、鍵も入ってて」

水道橋「うん。それで」

タモリ「それで朝『あれ〜!』と思ったんだよ」

水道橋「でも何で俺の所に電話掛かってくるのか不思議じゃないですか」

『何で俺の所電話掛かってくるんですか?』て言ったら、

その前にタモリ倶楽部で共演した時に」

タモリ「うん」

水道橋「たまたまタモさんにあの、ちょっと携帯の電話教えといてって言って、

走り書きでメモで書いたんですよ」

タモリ「そうそう書いた」

水道橋「それを渡してタモさんが財布の中に入れてて、それが唯一の手がかりだったの」

玉袋「あ〜」

タモリ「それで電話かかって来た」

水道橋「かかってきて『そうですか、でもこれはタモリさんもお困りでしょう』って事で。

でもタモさんの連絡先は知らないんですよ」

玉袋「知るわけないよ」

水道橋「ねえ」

タモリ「そうそうそう」

水道橋「それで色んな事務所に電話かけて、タモリさんのマネージャーさんにたどり着いて」

玉袋「うん」

水道橋「『今ほんとタモリは困ってたんです』と。もう3日間なくて」

タモリ「そう」

水道橋「とにかくこれ免許証取りに行くのに1日休まなきゃいけないんで」

タモリ「うんうん」

水道橋「どっか穴開けなきゃ行けないような事になると思ってたんです」

玉袋「そしたらこの「いいとも」の記録も」

水道橋「そうですよ」

玉袋「中切りになっちゃうわけですよね」

水道橋「そうそうそう」

玉袋「ええ」

水道橋「そういう事もあるのにあー見つかって良かった。

じゃあ今すぐその西麻布のレストラン行かれたんですよね?」

タモリ「行った行った行った」

水道橋「で、それを取り返して」

タモリ「うん」

水道橋「取り返してっておかしい」

タモリ「その人が取った訳じゃない」

水道橋「ええ。まあお礼して」

タモリ「うん」

水道橋「それでその2時間後にまた携帯電話が鳴って」

玉袋「博士のな」

水道橋「うん。『タモリです』と」

玉袋「来たよー」

水道橋「携帯電話にタモリさんから電話が鳴るんだから。『あ〜、

不思議な縁だねー君とは。何か運命なのかな?とにかく一度これはお礼をしたいから』」

玉袋「(笑)」

タモリ「うん」

水道橋「『家に食事に来てくれるかな?』と」

玉袋「かな?」

水道橋「そこで俺が『いいとも』と」

玉袋「リアルテレフォンショッキングなわけですよ」

水道橋「でもね、この話がひどいのは、その後1年間何もないんです」

水道橋「ようやくここで呼ばれたんだよ」


★笑っていいとも/タモリ×浅草キッド★

2004年01月12日(月) 動物のいる伊東忠太建築作品一覧
■旧真宗信徒生命保険会社 京都市下京区油小路通正面下ル(現伝道院 ) 1912年

■祇園閣 京都市東山区祇園町南側 1927年

■阪急梅田駅壁画 大阪市北区角田町8−7 1923年

■日泰寺仏舎利奉安塔 名古屋市千種区城山新町 1918年

■中山法華経寺聖経殿 市川市中山町2−242 1931年

■可睡斎護国塔 静岡県袋井市久能2915 1911年

■一橋大学兼松講堂 国立市中町2−1 1927年

■大倉集古館 東京都港区赤坂葵町 1927年

■震災記念堂 東京都墨田区横綱2−3−6 1930年

■遊就館 東京都千代田区九段北3−1 1931年

■湯島聖堂 東京都文京区湯島1−4−25 1934年

■築地本願寺 東京都中央区築地3−15 1934年


★動物のいる伊東忠太建築作品一覧★

2004年01月11日(日) ハロー!モーニング(1月11日)/加護亜依&辻希美
辻「あいぼんで良かったって」

加護「のんとならなんだって出来ちゃう」


★「卒業→二人でユニット」って言われてどう思ったか/加護亜依+辻希美★

2004年01月10日(土) キック・ザ・カンクロー/向井秀徳×宮藤官九郎×皆川猿時
向井「実は近くの商店街でよく会うんすよ。カヲルさんと」

皆川「俺はよく見ている。向井くんのことを」

宮藤「本当に?」

皆川「定食屋に入っていくところを俺はよく見ている」

宮藤「ははははははは」

皆川「何食べてるの?向井くんは?」

向井「ん?オムライスとかですよ」

皆川「ああーぁ、オムライス。あーぁ」

宮藤「カヲルさんは何食べてんの?」

皆川「え、いやーぁ。俺?俺はだいたいお腹いっぱいだから」

宮藤、向井「ははははは」

皆川「あーぁ、何食いに行くのかなぁって」

宮藤「はははは、カヲルさんは商店街歩いてる時はもう、お腹いっぱいなんだ。はははは」



宮藤「長渕に対するリスペクトは向井さんすごいんすよねぇ」

向井「すごい好きっすねぇ」

皆川「実は」

宮藤「すごいんだよ。だって、ほら俺、ナンバーガールが解散するって言って、

あの電話かかってきた時に『宮藤さんHP見て下さい』っつって、

見たら解散て書いてあって『訳は飲みに来たら教えてあげます』って言われて、

で行って、行って飲みに行ったら、あのね、あれですよイースタンユースの」

向井「吉野さん」

宮藤「吉野さんいて『向井くんは何で長渕が好きなんだ』ってずーっと説教してんですよ」

向井「そうそう。認められないんですよ。だめだって、おまえはおかしいっとかいって」

宮藤「おかしいとかいって。で、長渕はこれこれこうでいいんだって言って。

俺はいつになったら解散の理由きかせてくれんだって思って待ってたんだけど、

結局教えてくれなかった」


★キック・ザ・カンクロー/向井秀徳×宮藤官九郎×皆川猿時★

2004年01月09日(金) 猫を背負って町を出ろ!/大槻ケンヂ
清水伯鳳さんとの対談。

大槻「元プロボディガードとして、不意な攻撃に対する心構えを教えてください」

清水「一番の秘訣は気持ちよくきちんとマナーを持って謝りなさいと、  

二にその後で逃げろと、三に土下座して泣いてでもいいから謝れと、
   
それでもだめなときはポッと一突きに殺せと」

大槻「殺せですか」

清水「謝ってもだめな場合というのは、相手はおかしい奴だから、
   
逃げられないから、ならば自分が生きるために倒しなさいと」


★猫を背負って町を出ろ!/大槻ケンヂ★

2004年01月08日(木) Watch me if you can/土屋亮一
本日はご来場有難うございました。

頑張って楽しんでいってください。


★Watch me if you can◇シベリア少女鉄道/土屋亮一★



■下北沢駅前劇場。
入口で配布される紙から。

2004年01月07日(水) 幻視/伊東忠太
私の體質は寧ろ弱かった。

動もすれば病気に悩まされて両親に心配をかけた。

私には一時幻視さへ有つたらしい。

或る夜母につき添はれて便所へ行くとき、

不可思議な鳥だの蛇などが見へた。

其れが臺所の味噌桶の後へ這入り込む。

私は母に、あれを捕へて下さいとセがんで母を驚かし困らセた。


★幻視/伊東忠太★

2004年01月06日(火) 伊東忠太幻獣論集/伊東忠太
結局予は化け物がゐてもゐなくても構はない。

只だ化け物が面白いのである。



元来化け物が実存のものでない以上、どんな奇怪な不自然なものでも差支ない筈である。

従つて其の意匠は絶対に自由であり、誰にでも勝手に描ける筈であるが、

さて実際やつて見ると中々さう無造作なものでもない。


標準のない物を描くには、其の原動力は画才でなくして、空想力である。


★伊東忠太幻獣論集/伊東忠太★

2004年01月05日(月) 伊東忠太動物園/藤森照信
伊東忠太という人物の、人生上のテーマのひとつは、

おそらく本人も気づいていなかったと思うが、

日課のように沸いては消える日々の妄想をどう処理するかであった。

ロマネスク様式も、アジア趣味の建築も、そうした妄想を大きくまとめて解放する場だったし、

また、生涯を通して欠かさず描いた絵日記も、その日のうちに解消する方法だった、と考えられなくもない。


★伊東忠太動物園/藤森照信★

2004年01月04日(日) 伊東忠太動物園/藤森照信
まず入口からしてただごとではない。

六甲山の中腹を開いて家が立っているのだが、そこに通ずる道はなく、

専用のケーブルカーに乗らなければならない。

世俗の常識から切れた別天地を構えようという光端の心意気のよく発露したアプローチといっていい。

来訪者はケーブルカーを降りるとこの世とは思えない光景に迎えられることになる。

目の前にはお花畑が広がり、池には蓮が咲き、

その向こうには鮮やかに色どられたインド風の建物が六甲の山脈を背にスックと立つ。

そして、一歩足を入れると、これはもうインドのマハラジャの宮殿や

アラビアンナイトと見まごうようなインテリア。

建て主の光端は、この館に、信徒の中からよりすぐった見めうるわしき少年たちを集め、

一緒に暮し、雄飛にそなえた。


★伊東忠太動物園/藤森照信★



■伊東忠太が西本願寺の法主である大谷光端に依頼されてデザインした
「二楽荘」についての説明。
完成は明治43年。写真にはすごい広いテニスコートも。

2004年01月03日(土) 思い出記念館/長谷川町子
加藤芳郎「(横山隆一さんの家に)魚の絵があったでしょう」

長谷川「三百何十枚か出来ていましたよ。感心して眺めていましたら

『これは展覧会で売るんです』っておっしゃるの。

『それじゃ、私もいただきます』って言ったら、すぐペンを持っていらっしゃって、

『早くうしろにマルを付けなさい。いくつでもいいんですよ』(笑)」

加藤「魚のヒラキ売るみたいね」

加藤「そこがまた大事なとこかもわからないけれども、普通、

壷を作る人は六百個焼いたら、四百はたたき割って、あとの二百個を売るんだ。

『横山さんは全部売るんだろう』って言ったら、「女房もそう言うんだ」(笑)。

いいのがあるんですよ、でも、全部買うわけにはいかないな。

中には目が赤いやつがいますからね。

あれを二百枚くらい描いたときに、ゴルフ場で洋画家の脇田和さんに会ったらしい。

『脇田さん、僕今、魚の油絵を描いてます。二百枚描きました、って言ったら、

中にはいい絵があるでしょうねって言いやがった、おとなしい人なのに』

って言ってました。まだ反省してないな(笑)」


★思い出記念館/長谷川町子★



■長谷川町子さんというよりは脇田和さんメモ。

2004年01月02日(金) 思い出記念館/長谷川町子
亡くなられた団十郎、あの方が海老蔵の時代です。夢中になって見ましたのは。

はじめて「忠臣蔵」を見て、こんな面白いものがあるのかしらんと思いまして、

月に二回も行って見ておりました。

「鏡獅子」とか「土蜘蛛」とか、いつ見ても面白いと思いますし、好きです。

心中ものなんか、あんまり好きじゃございませんけど。

海老蔵さんは同じ玉川線沿線でして、一度お目にかかったので、私お誘いして、

お茶とショートケーキを一緒にいただきましたんですよ。


うちの家庭は信仰がないと生きていかれないんですもの。

神様を認めないでは生きていけない。


私は漫画を書いたあとの気分が嫌いなんです。

つまり劣等感があるわけですよ。

描きますね。それを新聞社に渡してから、気分が悪いんです。

自分で劣等感があるんで、そういうふうにたまさかほめていただくと、

まったく意外な感じがするんですよ。


★思い出記念館/長谷川町子★

2004年01月01日(木) bounce 229/小沢健二×荏開津広
─僕が女の子だとしていくつかの質問をしたいのですが?

「はい」

─最初のデートはどこに連れて行ってもらえますか?

私はキャンドル・ディナーを期待した方がいいのでしょうか?

それとももう少しカジュアルなレストランに連れて行ってもらえるのですか?

「ハハハハ、レストランに連れて行かないといけないのでしょうか?ハハハハ」

─恋愛映画には連れて行ってもらえますか?

それともアクション映画やギャング映画をあなたは観たいほうですか?

「ハハハハ。え〜、映画ですか……なにかおもしろい映画……コメディとかのほうがいいですね」

─私があなたの目の前で鼻をほじることについてはどう思いますか?

「人によります。でも、今パッと思い浮かべたんですけど、結構いいですね(笑)」

─気にしない?

「本当に人にもよりますし、どのくらいほじくるかにもよりますけど(笑)」

─いっしょに住み始めたら、あなたは洗濯もしてくれますか?

それとも女性の下着や靴下は洗ってくれませんか?

「う〜ん……(悩んでいる)……う〜ん。普段の感じでいうと、

なるべく洗濯屋さんに頼んだほうが仕上がりはいいような気はしますね」

─居間のインテリアはたいへん重要だと思います。

インテリアのプランを私に任せてもらえますか?

「う〜ん(沈黙)。それは、相手によりますが……」

─もちろんそうだけど、自分が好きで付き合ってる相手ですよ?

「そうだけど、どうなんだろう?う〜ん……なんか、結構すごい本質的な質問ですね」

─いや、そんなことないって。軽い感じで(笑)。

「ハハハハ、なんか女の子の質問を装ってすごい本質的な質問をされているような気がしますが(笑)。

それはノーコメント、9月11日の質問と同じくらいノーコメント(笑)。

ハハハハ、重いですよ、結構」

─家の中で私はどんな服装をすればいいですか?

ボサボサ頭でジーンズ、みたいな感じでいいですか?

それとももう少しメンテナンスしたほうがいいですか?

「いや……その……家に……家に女の人がずっといる状態っていうのがそもそも……」

─そもそもきびしい?

「そもそも、なかなか想像できないところがありますね」

─私の音楽の趣味は気にしますか?

例えば、私が家でゴア・トランスを聴いたりしてもいいでしょうか?

「(笑)ゴア・トランスを聴いている人が家に住みついているっていう状態なのですね?」

─うん。聴いてもいい?

「アハハ。音量にもよりますが……うん(許せるそうです)」

─私があなたの気を惹こうと思って、結構キンキーな、

それこそ穴が空いてるような下着を身に着けてベッドルームに入って来ました。

これであなたは喜んでもらえますか?それともやり過ぎだと思いますか?

「(真面目な声で)それは本当に相手によると思いますね」


★bounce 229/小沢健二×荏開津広★

マリ |MAIL






















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