singersong professor KMの日記

2010年05月21日(金) 日経平均1万円割れ

 またまた,日経平均が1万円を割り込んだ。ギリシャ危機からユーロが売られ,実体経済への波及が懸念されて下げているのだろう。その影響の程が見通せない。それが不安材料になっているのだろう。実体経済と金融経済とのギャップの大きさは構造的である。ここのところ,講義でそんな話をしている。不安定要因があると,金融の側,端的に言えば,投機筋が売り込んでくるのではなかろうか。規制困難だ。オバマ米国大統領や欧州の政治家たちは規制しようとしているが,英米の金融界がこれを許すかどうか。まだ見えていない。もうしばらく様子を見たい。



2010年05月18日(火) なかなか鋭い

 小林一郎『現場で役立つM&Aの勘どころ』(中央経済社,2009年)を読んでいて,なかなか鋭いと感じる。国際会計基準だコーポレート・ガバナンスなんだというけれど,つまるところ「米国の資本が日本の企業を買う場合,会計といい,役員体制といい,米国基準と同じになっていたほうが当然いい。日本への覇権主義(ヘゲモニズム),そこから来るパワーポリティックスがなせる圧力,いわば,事実上の経済植民地化していくために,仕掛けられた米国の意図といったら言い過ぎであろうか。」(147頁)

 著者の経歴を見ると,味の素から国際会計事務所プライスウォーターハウスを経て,現在コンサルタントだという。インキュベーションや企業再生が専門のようだ。こういう現場に近い人が現実をよく知っていて,こういう事を書かれる。「学者先生」が抽象論で言うのとだいぶ違う。こういう現実から出発すべきだと,私はかねがね思っている。同志の一人を発見した思いだ。



2010年05月05日(水) 連休中の外出

 ようやく連休に入って,講義準備のため込みができる。それでせっせと講義準備のため込みをしている。そればかりでは詰まらないので,一日くらい外出。一昨日5月3日には,「関西1デイパス」なるものを買って,わが女房殿と,敦賀へ出かけた。朝早く8時すぎ京都発の湖西線新快速敦賀行き,これが京都駅ではもう超満員。近江今津まで立ちんぼという始末。

 敦賀ではレンタサイクルで,気比神宮,港方面の市場やレンガ倉庫などを見て回った。そういうと五木ひろしがこちらの出身らしい。コンサートのポスターが貼ってあった。さらに,気比の松原。松の香りが大変よろしい。

 それから「日本海さかな街」へと足を伸ばした。うにとカニの丼を食べて満足。それと中ジョッキ一杯。ここは自動車で来るところだから,回りを見渡しても,飲んでいる人は少なかった。でも,おいしいものを目の前にすると,一杯欲しい。こちらは自転車だから一杯くらいは問題なかろう。おみやげにボタンエビ,一夜干しのいかなど,配送依頼。

 朝から4時間自転車で敦賀を回ったわけだ。で,2時過ぎの新快速に乗った。当初長浜によって,と思っていたが,乗った新快速が湖西線回り。降りて乗り換えるのも面倒だし,京都駅直行。この1デイパスは京阪フリーチケットもついているので,東福寺乗り換えで中書島へ。そして寺田屋へ。龍馬ブームで大勢の観光客が歩いていた。

 黄桜でギャラリーなどを見て,敦賀のおみやげに買ったエビせんべいをあてにして,ワンショット。またもう少し歩いて,テレビで知った「蒼空」藤岡酒造へ。そこでまたワンショットと鴨の薫製。こちらはおいしかった。

 帰りは,京阪伏見桃山から,やはり東福寺経由で京都駅へ。「伊勢丹」で夕食を買って帰宅と相成った。一日ほっこりつかれた。ま,こういう日もあってよい。

 昨日朝には,クール宅急便が到着。夜に,例のボタンエビで一献。これも連休中の楽しみだ。


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