笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

do it together再び - 2011年01月31日(月)

土曜日は、久々に立命館でライブをやった。
最後にやったのはsoraのレコ発の時だから、もう2、3年は経ってしまっていたと思う。


結果としては、やっぱりやってよかった。
もはや大学生でも何でもない自分があそこでやれる機会なんてそうそうないし、ああいう場所で今も誰かが興味を持って動いてくれる、と言うのはとても幸せなことだと思う。
もはや、僕と同世代の人たちはほとんどライブから姿を消してしまったけれど、どこかでそんな過去を見てくれていた人たちと同じ立場でやれたことはとても大きかった。


ただ、お客さんの入りとか、会場の雰囲気とか、もう少しできた気がする。
それはただ単純に自分が慣れてしまっていたからなのかもしれないが、少なからずampereとla quieteの時に感じた熱気はとてもとても凄かった。
ここでこんなことができるのか!と、僕だけではなくそこにいた多くの人が感じたと思う。
だから、それを越えるものをやっぱり目指したいなと思う。


ライブが終わった後、打ち上げに出て、その後家に泊まるballad menとdaiei sparyと一緒に王将へ行った時に、daiei sprayの塚本さんとゆっくり話ができた。
ライブで10年ぶりぐらいに古いバンド仲間に会ったそうだ。
「長く続けているとこんなこともある、って今だったら言えるんだよ」と言われ、妙にしっくりきたんだった。


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old glory - 2011年01月11日(火)

先週末は、7インチのリリースツアーと言うことで、久しぶりの東京と初めての三重に行ってきた。
いろいろなことがあったけれど、とにもかくにも初日の東京でたくさんの人が来てくれたこと、そして信じられないぐらいライブが盛り上がって、たくさんの人が一緒に歌ってくれたり拳を挙げていたこと、これに尽きる。


別にこのバンドは誰かのためにやっているわけでもなく、作った曲も書いた歌詞も、誰のことも考えていない。
これは完全に自己満足であって、そこには他者の存在なんて実は全然見えていないんだけど、結果としてああいう光景が目の前に繰り広げられているのを見ると、何だかすごいことだなぁと思う。


まぁ京都に戻って普段のライブが始まれば、ただ淡々とした時間がすぎて行くことは分かっているけれど、この日のことは忘れないだろうな。
そして、この日を越えるようなライブをやることが、また1つの目標になるんだろうなぁと思う。


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that light let me know the end of this traveling - 2011年01月02日(日)

振り返る間もなく2010年が終わってしまい、2011年が始まってしまった。
今さらながら振り返る2010年。


一番大きかったのは7インチを作ったこと。
これは僕にとって長年の夢であったし、とにかく構想から実際にオーダーを出すまで、そして完成するまでものすごくしんどかったけれど、ほんとに作ってよかったと思う。
初めてテストプレスが来た夜、針を落とした盤から自分のバンドの音楽が聴こえてきた時はほんとに感動したな。
一生忘れない。


おかげさまで7インチは元が取れるぐらい売ることができている。
こういう時代でもちゃんとレコードを聴いてくれる人がいることを実感。
今はドルも安いし、今年はレコードを作りたいと思っている人の手伝いをできたらなぁと思う。


バンド自体は、春頃からいろいろと生活環境の変化があって、中距離バンドになってしまった。
練習するのは月に多くて2回ぐらいだし、断ってしまったライブは数え切れない。
それはやっぱりストレスになっていて、悶々とする日々をすごしてきたのは事実だけど、やっぱり僕一人ではバンドはできないし、それはしょうがないことだなぁと思う。
そんな状況でもいい曲ができたり、いいライブができたり、はたまたいろんな土地でいろんな人に出会えることが、それを救ってくれていると思う。
今年は、去年以上にいろんな所に行けたら幸せだなぁ。


バンド以外のことに目を向ければ、仕事はだいぶ忙しくなってきた。
自分ももう今の会社に入って4年目。
誰も自分のことを新人だとは思わないし、それなりに任される仕事量も増えてきた。
そこに少しやりがいのようなものを感じ始めたのも事実。


でも、やっぱり将来について考えてしまうな。
それは仕事に限らず、たとえば子供をどうするかとか、一生京都に住み続けるのかとか。
1つの節目はやはり30ということになるのだろうが、これからまだまだ続く人生について、まだまだ悩む。
時が経てば何か解決すると思っていたけれど、そんなことはない。
現実も未来も冷たい。


思い起こせば、京都に来てからもう7年半の月日が過ぎている。
その多くの思い出は音楽抜きに語れない。
そして今、繋がりのある人のほとんども音楽抜きに語れない。
それ以外にはほとんど何も残らない。
そんなつもりは全然なかったけれど、実際はそういう日々を過してきた。
別にそんなことはどうでもいいけれど、でも何だかんだ言ってそういうことなんだろうと思う。


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