笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

シタタカ鳴ル - 2010年03月16日(火)

最近、というかここ数年馬鹿みたいにCDを買うようになったのだが(大学の時は金がなさすぎて安い中古7インチしか買えなかった)、1ヶ月ほど前に買ったthirsty chordsの新譜がとても素晴らしい。
いわゆるメロディックパンク的な要素はもちろんあるけれど、昔のイースタンやブッチャーズ、それからブルーハーツも感じる。
とにかくエゲつないほどに脳を直撃する1枚。
みんな買って聴いてくれ。
こうやって、自分を大いに刺激する1枚と出会えるとは何たる幸せ。


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between you and i - 2010年03月15日(月)

今年に入ってからというものの、仕事もそれ以外もずっと慌しくすごしてきたけれど、ここにきてやっと少し落ち着いてきた気がする。


そんな中で一番印象的だったのは、やはり2月末に西部講堂で行ったイベント。
これは、僕がいつも利用しているcosmo studioとbeer wulfが中心になって企画されたイベントで、ジャンルをぶっ飛びながら最終的には80人程のお客さんが来てくれた。
自分が知っているお客さんはその3分の1か4分の1程度。
多くの「知らない」人に囲まれてライブをするのは、新鮮さを越えて衝撃的でさえあった。


今まで僕自身、自分の好きなバンドを呼んで企画をするのがすべてだと思っていた。
そうでなければやる意味がないし、それが自分の拠り所でもあった。
しかし、それは知らず知らずの内に特定のジャンルへの収斂を生み、いつの間にか内的にも外的にも行き詰っていたと思う。


でも、この日はそれを軽く飛び越えていたのだった。
彼らのコンセプトとは明確で、それは「自分たちのやりたいことを一緒にやってくれる人とやる」であった。
だから、普段一緒にやる機会のないようなバンドとも一緒にやれたし、会場の雰囲気もとても自由で心地よいものだった。


正直、今の京都ではよっぽど有名なバンドが来ない限り、イベントは成り立ちにくくなっている。
そして、仮に成り立ったとしても、それはその内だけに留まっている気がする。
1つの成功体験が、また別の成功体験を生むような、そんな流れがやっぱり必要だ。


もう1つ、もうすぐdoppoもt村くんも京都を離れる話を聞き、京都の1つの時代がほぼ終わったような気が最近はしている。
自分が京都に来てから同じ時代をすごしてきた人たちが、どんどん京都から離れていくのはとても寂しい。


別に歳とか距離とか、そんなものは関係ないとは思っているけれど、感覚的に「近い」ってことはとても大切だと思う。
そういえば、自分が京都に来て最初に感じたのは、いろんなものが「近い」って感覚だった気がするな。
やっぱり僕はそれが好きだし、それが好きだからまだここにいるのかなと思う。


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