どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEX|past|will


2008年02月29日(金) 何を考えているのやら

 月末である。そして例によって営業はヒマらしい。タネを蒔くという思考回路がないようだが、不思議なものである。

 来月には新入社員が来るのだが、それに先立って来週から聾唖者(どの程度なのかは不明だ)が社員として来るらしい。決まったのは3日位前らしく、例によってあまりに唐突だ。
 元々うちの会社は、障害者をある一定数雇わないとペナルティが課せられる規模なので、本店側では何人か雇っている。ただしあちらは手や足という機能の問題であって、通常の仕事にそれほど支障はないし、ここが最も重要だが外部の人間が見ても一目で判るのである。
 だが客がヤクザのようなこの業界で耳が遠いというのは致命的だろう。そもそも電話を取れないのでは話にならないのだ。

 一体どういうつもりでこういう人を雇ったのか判らない。これではこの人が苦労するのは目に見えている。障害者を雇うのは別に構わないが、ある程度客の性質を考えて採用しないと、結局困るのは障害者である本人であり、最終的には会社である。
 なにせ客からすれば聾唖者は障害者に見えない。声をかけて返事がなければ、怒る奴も当然いる世界である。かと言って判るような記号もない。これではすべての人が困るだろう。それらに対する対策が一切ないまま、来週から勤務させるのである。そもそもどういう仕事をさせるのかすら、こちらには伝わってこない。どうもうちの会社はこういう付け焼刃の処理をするところが良く判らないのだ。


2008年02月28日(木) スケバン刑事

 ようやく「スケバン刑事 コードネーム麻宮サキ」を見る。実につまらなかった…。
 つまらない最大の理由は、監督の深作健太がヘタだという事に尽きる。ただしヘタなのは、彼がテレビ版の「スケバン刑事」に愛着がないため、あのシリーズがヒットした本当の理由を充分に理解していないのではないかと思われるのだ。

 ヨーヨーもCGIを使っているのでどういう表現でも可能なはずなのに、全然迫力がない。元々ヨーヨーを武器にするのだから、カット割や演出で上手くごまかさないと物理的におかしくなる。その物理法則が全然理解できていないのに、カット割をあまり考えずに延々と見せるから、どうしても違和感が出てくるのは当然だ。
 こういう部分でも、昔のテレビ・シリーズを研究していないという事が判ってしまう。

 そして四代目麻宮サキを時限襲名したという設定の松浦亜弥は、想像以上にヘタだった。これはキャスティングの失敗だが、キャストが決まってしまった以上、なんとかするのが監督の手腕だろう。
 さらにこれほどセーラー服の似合わない女優というのも初めて見た。映画という虚構の世界なのに、清楚な色気が皆無なのである。私は元々セーラー服には、愛着も妄想も理想も持っていないのだが、服装から来る役柄というのは、描き方によってなんとでもなるものなのである。それが出来なかった深作監督は、やはり題材を選んで映画を撮るしかないのだ。

 なお最も意外だったのは、長門裕之が出ていた事だ。テレビ・シリーズと映画版のすべてに出演しているのは彼だけという、とんでもない人物だが、限定とは言え四代目襲名となると、出さない訳にもいかないだろう。つまりこれはテレビ版の続きという事になるからだ。それだけにこの映画の出来にはガッカリしてしまう。 
 なおこの映画のムックで彼は、完成度を聞かれて「あややのファンにはいいだろうけどね」と、露骨に完成度が判るセリフをはいているあたり、流石はベテランである。


2008年02月27日(水) 私をスキーに連れてって

 久々に「私をスキーに連れてって」を見る。

 公開当時から変わらない感想だが、まっとうな青春映画だけあってなかなか恥ずかしい映画である。だがだからこそ当時はヒットしたし、二次効果としてスキー製品が安くなり、スキー場が整備されていった。もちろんバブルという時代背景もあったのは確かだが、映画の力を見せつけた作品である事は間違いない。
 なおこの映画におけるカー・スタントのシーンは、日本映画としては今の目で見ても充分通用する丁寧な作りである。青春映画ならもっと適当でも良いのに、あえてきちんと作りこんでいる所が非常に良い。そういった点でも、この映画は見る価値がある。

 映画公開時は、SF仲間も元々スキーにはまっていた連中は多く、文字通り西へ東へ南へ北へと、本当にあちこち動き回ったものである。ちなみに純粋にスキーをすると考えた場合、私か一番好きなのは雫石だ。これは今でも変わらない。
 いずれ、栗子には栄ちゃん、安比にはT寺家と、後々ベースが存在した事も長く続いた理由であろう。みんな若かったのである。今でも若いが。

 実はこの頃、「私をスキーに連れてって」と同じくらい仲間うちでヒットした映画がある。もっとも地方の映画館では公開されず、皆でLDで見て受けた映画「ファイヤー&アイス 〜白銀の恋人たち〜」である。ただし同名のファンタジー映画とはまったく別の1987年のドイツ作品だ。
 ストーリーは実に単純で、妄想系の主人公が夢に出てくる彼女を追って、ニューヨークからアスペンに行くというそれだけの話で、本当にそれだけである。だが007のスキー・スタントを担当した連中が披露する数々のスキーシーンは凄い。ところどころ007と同じようなシーンになるが、コメディなのでこちらの方が楽しめる。
 そもそも監督はあのボグナーなのである。スキーだけでなく、各種ウインター・スポーツの見せ場が満載で、本当に楽しい映画に仕上がっている。

 ちなみに当時はまだ「どマイナー」な存在だったスノーボード(この頃は、ほとんど日本では知られていなかった)のシーンでは、アラン・パーソンズ・プロジェクトのルシファーが使われ、これがなかなかカッコイイのだった。

 しかし「私をスキーに連れてって」は、DVDヴァージョンでもリマスターされておらず、映像は当時のままといってもいい。だがDVDで当時のままという事は、映像の奥行きや発色の点でLDよりも劣るので、これはリマスター版を出して欲しいと思ってしまう。
 DVDの映像は、そのままでは決して美しくないのである。


2008年02月26日(火) 亡国のイージス

 イージス艦の事故もあったという訳ではないが、「亡国のイージス」を見る。事故の起きる前に借りていたのである。

 あまり細かく説明がない分、アップテンポで楽しめるつくりになっている。
 原作通り、「Twelve Y. O」の内容を持ってきて会議で説明しているが、この辺は何も知らない観客はどう思ったのか気になる。そういう人にはかなり唐突な内容の部分なのだ。
 それでもこんな内容にしては、一般観客向けとして及第点だろう。一般観客相手には、あまり面倒な事を考えさせてはいけないのである。観客を動員するという事はそういう事なのである。

 しかし千石のイメージは真田ではないのだが、この映画の内容ならあまり違和感はないように出来ている。ラストの活躍が違うからだ。狭い艦内を縦横無尽に走り回るというイメージでのキャスティングの可能性があり、この部分が原作との最大の違いなのかもしれない。
 それはいいとしても、彼は何故生きているのだろう。原作では確実に死んでいるし、映画でも拳銃弾を3発、腹部へ軍用ナイフ、その後に必死の活動…、普通は確実に死んでいる。これはちょっとやりすぎだ。人間は不死身ではないのである。

 そしてラストの衛星映像に送る手旗信号は、モンティ・パイソンを思い出して笑ってしまうところだった。例の「嵐ケ丘・手旗信号版」である。瀕死の状態で衛星を利用して信号を送るのだが、なんだかとてもマヌケなシーンに見えて仕方がない。
 やはり脳内イメージと具体的イメージにはかなりの距離があると認識してしまった作品でもある。


2008年02月25日(月) 7巻目

 KCからコミックを色々借りる。またも会社まで持ってきてくれたのであった。多謝。
 注目は「ブラックラグーン」の7巻である。次の8巻では撃ちまくりになるらしいが、それもあって今回は色々とタメの描写になっているとの事だ。

 別にアクションがないからという訳ではないが、スモール・ロベルタと言われるメイドのファビオラは、思ったより魅力がなかった。やはり私は、多分自分がガキだからこそ、ガキのキャラクターに興味は持てないのだ。これならヤクでブチ壊れているロベルタの方がましである。
 こういう本来ハードな話に、中途半端なキャラは余計である。特に可愛さを前面に出してくるキャラは余計だ。その点ソーヤーは充分キ印なので良いのである。

 しかしエダは性格的にはマトモになっていくし、ロックは悪党になりつつある。レヴィもロックへの感情が徐々に変化している自分を持て余しているようだ。こうして色々なキャラクターが回り始めて、まるで87分署シリーズのように全員が動くと面白くなるのだが。
 ただ、肝心のダッチが動かないのはつまらない。もう少し司令塔として活躍して欲しいものだ。これではみんなただの脳筋人間の集団でしかない。キ印にもキ印なりの論理が必要なのである。


2008年02月24日(日) 色々と驚く

 ようやく「映画秘宝」を買う。
 今月は特にコレという内容はなかったが、川崎実監督のギララに関する話が少しだけ載っていた。ギララのデザインはあえて当時と同じにして、内容はきわめて大真面目に作るらしい。ただしG8サミットが舞台というから、地上軍との戦いがメインになりそうで、AABγ号は出ないか、出ても別デザインになりそうだ。これはちょっとばかり残念。

 ネットのニュースを見ていたら、ついにAgfaPhotoが破産申請したとあった。世界的なフィルム・メーカーのアグファの倒産である。日本でも一時期ダイエー・ブランドで大量に安く仕入れていた時期があり、自分もしばらくは使わせてもらった事がある。安いのに発色も自然で使い勝手は良かったのだが、日本でのネームバリューが決定的に欠けていたため、流通網の中ではコダック、アグファ共にマイナーな扱いになっていたのだ。

 そして日本ポラロイドも、インスタント・フィルムの生産を2008年夏までに終了すると発表したが、こちらは以前から色々なルートでポラロイド製品の供給を中止するというアナウンスが聞こえていたので、とくに驚かない。寂しい事ではあるが、ここまでコンパクト・タイプのデジカメが普及しては、確かに勝ち目はない。
 所詮世の中は、経済原理で動いているのだ。ただし日本は年寄りどもの思考による利益追求でのみ動いているのだが。

 そんな中で驚いたのが、一連の「ロス疑惑」の三浦和義氏が、日本で無罪が確定した27年前の「一美さん銃撃事件」で米ロサンゼルス市警に逮捕されたというニュースだ。
 正直、何故今頃というのはある。当時の日本の判決では無罪だったが、様々なメディアで独自の分析をした結果は、ほとんどが限りなく黒だったし、そもそもアメリカ側では諦めていないという話もあったが、それにしてももう忘れかけていた事件である。
 こういうところで、彼が白か黒かは別として、徹底的に疑惑を追及するアメリカの司法は良いシステムだと羨ましく思う。


2008年02月23日(土) 天候激変

 今日も粗仕事。
 最近は平日に本来の仕事以外の部分で時間が取られ、なかなか自分の仕事が片付かない。結局土曜日に集中して片付ける必要が出で来るのだ。でも支店長以下営業連中はヒマそうにしている。これなら休みにすればよいのに、困ったものだ。
 しかし昼までは暖かく穏やかな天気だったのに、気がつくと猛烈な風が吹き始め、雨は降るは一瞬ではあったが雷は鳴るはで、かなり凄い天気に変貌した。あまりの風の強さに、会社の軽トラック(元々サイド・ブレーキが少しばかり甘い)がじりじりと動き始め、近くの連中があわてて抑えに行ったのには驚いた。今日はギアを入れていた方が良いだろう。

 帰宅してネットでニュースを見ていたが、ニュースの題名を短いセンテンスで注目を引こうとするあまり、訳が判らなくなる文章が多く困る。文章というものの意味が判っていないようだ。この辺は各ネット関係者はもっと重要視するべきであろう。読んでいるのはヴァカ者、もとい若者だけではないのだ。
 でもそんな中で自分の方が勘違いする事もある。『護衛艦「ようつべ」で食中毒』…??? これは「ゆうべつ」だった…。こんな時、ちょっと自分が情けない。

 今日は「ターミネーター3」を見る。
 ストーリーはまあ普通だし、目新しい描写もない。「ターミネーター」シリーズとしては作る必要がなかった映画だと言える。そもそもあの女ターミネーターに、キャラクターとしての魅力が全然ないのである。
 第1作は未来から来た「ターミネーター」という無敵のアンドロイド自体を魅力的に描いていたし、2作目は液状金属という特殊性を持った特殊アンドロイドの恐怖を見事に描いていた。
 だが3作目はキャメロン自身は関わっていないのもあり、目新しい技術、展開、キャラがない。あまりにも平凡な、可もなく不可もない映画に仕上がっていた。一般の観客にはこの程度で良いのかも知れないが、やはり何も得るものがない映画はつまらない。そういう事だ。


2008年02月22日(金) 終了

 いよいよ「ブラックラグーン」も残りは4話となり、夜中には全24話を見終わった事になる。なかなか楽しめた。

 ただし個人的にあの日本篇は原作もアニメも失敗作だと思っている。キャラに全然魅力がないのである。やはりロアナブラを舞台にしないとダメだし、ロックが何かを吹っ切るのに、わざわざ日本という制限の多い舞台を用意する必要はない。多分編集側の意向だとは思うが、間違いなく失敗作だ。アニメ版も2話くらいでまとめてしまった方が良かったのだ。
 アクションでもレヴィのように超絶技巧のサイコなガンマン相手に、いくら達人とは言え刀一本でかなう訳がない。しかも距離があってはますます嘘になる。

 いずれ「ブラックラグーン」は、キャラが立つ話が面白い。先日も書いたソーヤーが出てくる「偽札篇」が一番楽しい話かもしれない。もっとも本来は頭脳と銃の二本立てによる状況突破が見せ場のはずなのだが、やはりメイドのロベルタのように、物理的に異常なキャラが出てくるともう破綻する。頭脳では勝てないからだ。そして精神的に異常な、いわゆるサイコなら魅力的だが、日本篇に出てくるチンピラどもでは面白さは全くない。全員殺戮によるカタルシスもない。
 そういう意味でシェンホアやソーヤーのようなサイコは魅力的なのである。


2008年02月21日(木) ブラックラグーン

 実は19日に「ブラックラグーン」アニメ版全24話が届いていた。
 某所から送ると言う話があったのだが、たまたまKCから借りていた原作マンガを読んでそこそこ気に入っていたので、実にタイムリーであった訳である。こうして最近は自分の好みを判っている人から色々と教えてもらっているので、とても助かる。やはり友人とは良いものだ。

 しかしこれは見始めるとなかなか止まらない。こんな感じになったのは「攻殻機動隊S.A.C.」以来だ。なにせ今日までで20話まで見終わったのである。実際に会社に行っているので、睡眠時間を削っているにしてもなかなか早いペースだろう。
 そもそもほとんど原作と同じ話で進めているのに見入ってしまうのは、ひとえに演出の上手さだ。普通はイメージ画違うなどと言う事になるのだが、ストーリーもキャラ設定もそのままなので、極端な違和感は生じない。ただバラライカの中の人は小山茉美、つまりアラレちゃんなので、こういう部分ではちょっと笑ってしまう。笑う必要はないのだが…。

 個人的にツボだったのは、ソーヤーの活躍だ。特にマンガでは数コマで終わっているが、デビュー・シーンはなかなか楽しい。なにせ全員が「掃除屋ソーヤー」の素顔を知らず、非常に驚くと言うのはよく考えたら、ネット上での知り合いがオフ会で顔合わせをするのと同じである。かなり笑えて好きなシーンだ。ゴスのちょっと可愛い女の子が、チェーンソーでその手の荒仕事をこなす掃除屋なのだから、イメージと現実のギャップに驚くのも当然である。
 そしてアニメ版は、原作で不充分な部分を補足しており演出も良い。これだとシェンホアがカッコイイし、それ以上にソーヤーが良い。このサイコでゴスなソーヤーはもっと活躍させて欲しいものである。
 しかしちょっと調べたら、意外とソーヤーのファンがいるらしい。みんなどっか変だよ(自分? 棚の奥だ)。

 ところでレヴィは、あんな露出度の高い服のどこに予備マガジンを持っているのだろう。謎である。


2008年02月20日(水) 某国のイージス

 なだしお以来の派手な海上事故が、よりによってイージス艦によって起こされたとは、さぞかしアメリカも嘆いている事だろう。
 つまり、小型船舶によるテロ攻撃に、日本のイージス艦は弱いと言う事を露呈してしまった事になる。アメリカ側からすれば、機密は漏れる、テロには弱い、とんでもない軍隊だという認識になる訳だ。
 F22は軍事機密のカタマリなので、議会が日本に売る事を強行に反対しているが、こんな事故を起こす国の軍隊には、確かに売りたくなくなるのも判る。なにせ戦時には要となるイージス艦が、平時に漁船と衝突するなど、とうてい考えられない事故なのだ。
 いくらイージス艦とはいえ、近距離の水上探索能力は他の艦船と変わらない。つまりかなり規律が緩んでいるとしか思えないのである。

 もっとも、漁船の連中にも問題がなかったはずはない。
 たまたま漁船が沈没して乗員が行方不明になったから強硬な態度をとっているが、漁船というのは「仕事で漁をしているから何をやっても許される」と言う意識がある。これは多かれ少なかれ集団で漁をしている連中には共通する。それは間違いがない。
 なにせどちらの船も、衝突するかなり前からお互いを認識していたのだ。小型船舶が避けられないはずはない。つまり「相手が避ける」「自分は小回りが効くから逃げられる」という驕りがあったのは容易に想像がつく。
 それでも結局はイージス艦の責任が重く取られるのは、仕方がない。それはトラックと自転車がぶつかれば、どうしてもトラックの責任を問うのが当たり前だからだ(だが現実には警察が無能なのか、死んだ弱者の責任を問うという事も多い)。

 結局、イージス艦は軍の所有する艦船の中でもかなり特殊な船で、戦闘時以外での破損、運用中止は絶対に許されない。それでこんな事故を起こす方がどうかしている。規律が緩んでいるから起こる事故だといわれる所以なのだ。


2008年02月19日(火) 浮沈空母

 沖縄での女子中学生暴行事件があって、最近またマスコミで取り上げられるようになったアメリカ軍による邦人への犯罪だが、基本的に事件を起こしているのは海兵隊員である。
 元々沖縄の海兵隊は特殊で、アジアでの紛争があれば真っ先に駆けつけるという任務を持っている事から、異常に権限が大きくなっている。それでなくとも消耗品扱いされる可能性が高い海兵隊は、どうしても末端兵は犯罪に走りやすい。つまり全アメリカ軍の中でももっとも問題が多いのである。

 そんな巨大になりすぎて扱い難くなった海兵隊を、アメリカ軍は沖縄から排除したいと考えている。一番大きな理由は経費が莫大だと言う点だ。
 そしてアメリカは日本という国土の有効性を非常に高く買っているから、極力不要な摩擦は避けたいとも考えている。したがって米兵が何らかの不祥事を起こした時に、駐留している国で唯一、日本にだけは政府のトップあるいはそれに準ずる者が陳謝している。調べれば判るが、日本以外では、死亡事故を起こしてすらアメリカ軍も政府も謝ったりしない。別に排斥運動が起こっても怖くはないし、追い出されても変わりはいくらでもあるからだ(実際問題として、アメリカ軍を追い出せるほど力のある国は、もう存在しない)。
 だが日本という、軍事的に非常に特殊で有効な場所は滅多にない。地理的条件も国としての条件も全く問題がなく、地政学的には完璧に近いと言えるから、日本にだけは陳謝する。

 そのへんを日本人はもっと理解しておくべきだ。確かに強制的に駐留されているのは事実だが、実は日本の立場は想像以上に強いのである。政治家はもっと自信を持ってアメリカに対応出来るはずなのだ。単に排除するなどと言う単純な思考ではなく、政治的に有利な交渉をするべきであり、それが出来る条件は揃っているのだ。
 それが出来ないから日本の政治家は無能だと言われるのである。


2008年02月18日(月) W伊藤

 KCから借りている、ダブル伊藤のマンガを読んでいる。「伊藤伸平」と「伊藤勢」のマンガだ。

 伊藤伸平は、元々「楽勝!ハイパードール」がお気に入りなのだが、代表作である「モルダイバー」はあまり好きになれなかった。そんな訳でいろいろと読んで分析中だが、初期短編集である「少女探偵」に入っている「ファイヤー・ガール」はなんだか読んだ事があると思ったら、あとがきで週刊のサンデーに載っていたとある。丁度「究極超人あ〜る」が連載していた時期だから、リアルタイムで読んでいた事になる。
 やはりこの頃は絵が下手だし、そもそもオートマグは重いしジャムが多いのに、あんな使い方をしているのが気に入らなかったのだろう。だから記憶に残していなかったのだ。残念だったかも知れないが、マンガというのはそんなものだ。

 伊藤勢は今まで読んだ事がなかったが、ほとんどが未完で、現時点で唯一完結しているのが「モンスター・コレクション」だという。たしかに色々読んでみると、彼の欠点は、石川賢と同じように、風呂敷を広げすぎていると判る。これではストーリーもキャラクターも整理がつかなくなるのは当然だ。
 風呂敷を広げたいなら別のストーリーを展開させるべきなのは、手塚治虫の例を挙げるまでもない。例えばあの名作「火の鳥」を一つの話で続けられると思うだろうか。色々な間口で切り込んでいったからこそ傑作なりえたのである(もっとも、そのやり方ですら「サイボーグ009」の後半のような失敗例はあるが)。

 ただし現在の漫画出版という現状では、よほどの大家ですらこんな描き方は難しいのは判る。判るからこそ、全体を捉えた戦略が必要なのだ。今の漫画家は、戦略は皆無だし、戦術レヴェルでもおそらく何も考えていない。せいぜいが作戦を遂行しているに過ぎない。

 そんな中で「モンスター・コレクション」は確かに面白いし良く出来ている。後半のご都合主義的展開も、あの程度なら許せる範囲だろう。そもそもこうしないと片がつかないのだから、作者としてはこうするしかないのだ。つまり名作に良くある「漫画の一人歩き」が始まりかけていたのである。
 個人的には女性キャラの描き方がこの手の漫画の典型的パターンで今ひとつだと思うが、それも後半のカッシュの変貌があるからまあ許せる。もっともカッシュの変貌で片づけてはいるが、あれは4〜5人くらいの性格を出してごまかしている。たった一人の変貌であんな活躍など出来るはずもなく、いずれこれも途中で打ち切られていたら、平凡なキャラで片づけられてしまった可能性はあったのだ。
 それでもこんな作風で感動的なラストまで持っていけた手腕は大したものである。
 ちなみに私は、後半の展開になってからが面白いと思った。前半だけだと斬新感が乏しいと思うのだ。

 そして「荒野に獣 慟哭す」は、シリアスとギャグが同居すると言う荒業を行なっている。
 もっともこの手法は、タツノコのアニメだが「逆点イッパツマン」で行なわれている。ただしこちらは初めからシリアスを目指したのではなく、ギャグを突き詰めていったらシリアスになってしまったと言うとんでもない作品だ。あれを見て以来、日本の作品では大概の事には驚かなくなったが。

 そもそも伊藤勢というマンガ家は、シリアスを持続させずに必ず力を抜く(抜ける?)シーンを入れる。これはうまく機能すれば、キャラが立ってくる。いずれ尋常ではない能力の持ち主たちばかり出てくるので、彼らに親近感を持たせる手段の一つなのだ(鳥山明の「ドラゴンボール」でギャグが多いのは、一つにはそういう目的もあったはずだし、「モンスター・コレクション」もそういう演出だ)。
 つまり、少年漫画では対象読者に親近感を持たせるために学校を舞台にするが、それを学校以外で行なうための手段なのである。ただし非常にきわどいバランスの上で成り立っているとも言える。
 だから、ある流れが収束の方向に向かっている時、迂闊にギャグを入れる事は非常に危険なのだが、そのバランス感覚がしっかりしていれば、この方法論はしばらくは使えるだろう。要は作者の能力次第だ。

 しかしこんな内容は、日記で書くようなものではないなぁ。どんどん長くなって、それこそ収拾がつかなくなってしまう。書いてからいうのも何だが…。


2008年02月17日(日) お買い物、本だけ

 ちょいと町に出る。
 丸光ではなく、ビブレではなく、さくら野で萬葉堂主催の古書展をやっていると言うので覗きに行ったのである。そこそこ面白そうな本があったが、いかんせん高い。ガメラ2関係が定価の半額では売れないだろう(欲しかったのに)。ミュージック・ライフなんか定価の2倍から3倍である(こちらは当たり前か)。いずれ買えそうもないので諦める。

 代わりにジュンク堂と丸善に寄って、探していた本を買う。あるかどうかちょっと不安だったが、とりあえず両方で揃った。
 「空飛ぶモンティ・パイソン 第1シリーズ」イーストプレス
 「アニメーションノート�癸検彑進幻�堂新光社
 「プログレッシブ・ロック入門」河出書房新社
 ただし3冊で5,000円が軽く飛んでしまったのだから、萬葉堂が高いもないもんだ。

 「空飛ぶモンティ・パイソン 第1シリーズ」はシナリオ集である。
 第1シリーズの内容を写真とシナリオで紹介している。DVDで全話持っているので無理をしてまで買う必然性はないのだが、探しているスケッチがどこにあるのか調べるにはこの写真と言うのも非常に便利なのである。

 「アニメーションノート�癸検廚浪^羲蕕肇廛蹈瀬�ションIGの小特集である。
 もっとも対談等で彼の言っている事は、昔からまったくブレがないので、ある意味昔と同じ内容である。つまりそれほどに当時はアグレッシヴだったと言える。
 だが対談で鈴木敏夫の発言から、どうして今の日本映画がつまらないのか、判る部分があった。プロデューサーが現場で製作にタッチしているからなのだ。それでは監督の意図がブレるのも当然だ。彼は優秀なプロデューサーだが、押井ほどの実力と押しの強さがない監督にとっては、非常に危険な存在でもある。元々宮崎駿の所にいた時からそれは判っていたが…。

 「プログレッシブ・ロック入門」は文字通りの本だ。
 ただし今までの入門書との違いは、各方面への配慮をせず、自分たちの判断のみで語っている事だ。しかも基本はプログレ5大バンドに限定した展開なので、内容は逆に非常に判りやすくなっている(巻末のその他のアルバムは、明らかに好みが別れる。私が嫌いなアルバムも多いのだ)。
 元々私の場合、プログレというジャンルはなかったのではないかと思っている。クリムゾンにしてもフロイドにしてもEL&Pにしてもジャンル分けは不可能で、「キング・クリムゾンの音楽」「ピンク・フロイドの音楽」という唯一絶対の自分たちの音楽を作っていたのである。それがジャンル分けの不可能だった当時は「プログレッシヴ」という便利な言葉でくくってしまったのであるが、言葉の呪縛に捕らわれて、結局それが当時の衰退の元凶でもあったと思うのだ。

 いずれ、なんだかんだ言っても5大バンドのオフィシャル・アルバムをすべて聞けば、当時のムーブメントはほぼ理解できるし、その後の流れも見えてくる。それほどに彼らは偉大な存在だったのである。


2008年02月16日(土) やはり撤退

 結局、今日も粗仕事。
 昨日の三次会の連中は3時まで飲んでいたそうだ。女性も一緒だからさぞかし盛り上がったのだろう。この女性も酒好きだから全員かなり飲んだようで、行った連中は、午前中は使い物にならなかったのは言うまでもない(酒臭いしな)。

 そんな今日、予想通りの動きを始めたのが東芝である。
 今日のニュースによれば「HD-DVD」規格製品の生産・販売について、撤退を含めて検討しているとの事である。ソニーや松下電器産業などが推進する「Blu-ray」規格との争いで劣勢に立たされたため、大損をする前に抜本的な戦略転換と称する撤退を始めた訳である。

 何度も言っているが、DVDに関してはメーカーは消費者を無視している。数日前にも多分撤退する時はあっと言う間だと書いたが、そもそも次世代DVDと言われて普及すらしていない状態での撤退発表である。ここまで消費者をなめているとは大したものである。
 もちろん勝ったと喜んでいる「Blu-ray」規格陣営も、考えている事は全く同じで、儲けられないと判ればさっさと撤退するに決まっているから、単に死期が延びただけなのである。

 完全にデジタル機器が中心となったAV機器に関しては、もはやメーカーは消費者不在となっているので、今後とも一切信用してはいけない。結局バカを見るのは我々消費者なのである。


2008年02月15日(金) 歓迎会実施

 同じフロアに転勤でお偉いさんが1人増えた。
 こちらとは全然関係ない仕事をするのだが、とりあえずお偉いさんなので歓迎会をしない訳にもいかないという状況になったのだった。当初は同じグループ内での新年会のはずだったが、まあ仕方の事だろう。鬱陶しい事は間違いないが。
 しかし19時から行なう予定なのに、今日もまた忙しく本当に終わるのかと皆焦る。結局会場に着いたのは19時を15分も過ぎた頃だったが、ほぼ全員が同じだったので構わないだろう。我々はそんなセクションなのである。
 まあ数が少ないのでそこそこ盛り上がるのは良い事である(金額は高くなるが…)。

 例によって後半は、倉庫の方を担当している元自衛官(その前はMGCにいた人だ)と例によってのマニアックな会話(当社比70%)をしたのだが、その中でモーゼルHScの話題で盛り上がる。やはりこの銃の美しさは尋常ではないと言うところで意見が一致した。モックアップで作れるかも知れないとも言っていたが、ちょっとこれは製作に向けて本腰を入れてもいいかもしれない。

 なんだかんだで二次会が終わったのは0時を過ぎていたが、一部は更に三次会へと突入したらしい。明日も仕事なんだがねぇ…。


2008年02月14日(木) ハン・アレン帯

 今日は全国的に「ばれんたいん」とかいうイヴェントの日らしい。
 もう義理以外には全く縁がないし、そもそも義理とも疎くなってきたのだった。でもまあとりあえず会社で1個は貰ったりする日だった。

 ところでKCから借りていたマンガの中に「BLACK LAGOON」もある。これがなかなか楽しめるのだが、なんだかどこかで見たような描き方だと思っていたら八房龍之助の「宵闇眩燈草紙」に、アクション時のキャラの描き方がそっくりだと気がついた。どちらが真似たとか言うのではなく、おそらく時代がこういう描写に向かっているのだろう。戦闘時に、キレているのだが表情はその一歩手間、というのが同じだし、妙に冷静で知性のある黒人系キャラなんかも同じだ。
 そんな「BLACK LAGOON」もアニメ化されているのは知っていたが、なんと20話以上あるらしい。たまたまある人の好意で近日中になんとか見られそうで、持つべきものは友人である。

 あと、伊藤勢の「斬魔剣伝」は真田幸村と大阪城という戦国の話だが、妖怪が出てくるところまでは良いとしても、話が進むとともに当時はありえないメカの描写が出てきて、良くも悪くも石川賢とそっくりである。ただしこれはあまり良くない傾向で、こうなると収拾がつかなくなるのはどのマンガ家でも同じである。
 でも色々と楽しめるのは間違いがないところだ。


2008年02月13日(水) またも訃報

 市川昆も亡くなったそうだ。
 学生の頃に色々と見た監督や俳優がボロボロ亡くなっていく年齢になっている訳で、これからももっと亡くなっていくのである。人間だから当然だが、やはりちょっとばかり残念でもある。
 ただし実際問題として、高齢なのに話題作や問題作を作り続けている人は少なく、あと何作が作って欲しかったと思わせる人は極端に少ない。
 キューブリックやタルコフスキーはそんな映像作家だったし、小説ではエド・マクベインにはマジであと5年は生きていて欲しかった。87分署があそこで終わるのは、あまりにも残念だ。

 そんな今日はT沢さんから、頼んでいたブツが届いた。霊によって内容は書けないが、とてもうれしい物ばかりである。当分は楽しめる物ばかりである。

 そしてKCから借りているマンガもちまちまと読んでいる。今のところ伊藤伸平の「東京ドドンパ娘」が楽しい。もとい「東京爆発娘」だった。ある意味ストレートだが、この人はこういう作品の方が、内包する毒が生きてくるので楽しめると思う。
 なんだかんだで色々と見てしまい、寝る時間がなくなってしまう。だから当然の帰結として日記も短くなるのだった。
 なんて言い訳する必要はないのだが…。


2008年02月12日(火) ウーパークィーン

 先日買ったCD「NHKむしまるQゴールド大集合!大脱皮のテーマ」は、聞き込めば聞き込むほどに面白いアルバムだ。
 私は基本的に、こういう高度なテクニックとセンスで構成されたパロディは大好きで、ラトルズはもとよりドレッド・ツェッペリンも楽しめるクチなのだ。
 ただこの手のはモトネタが判るから余裕で聞いていられる、という部分もあり、基礎教養が重要なのかもしれない。だから今の若いネットで騒ぐ連中は、モトネタを知らないし、愛着もないからパクリだパクリだと騒ぐばかりで、本質を理解しようとしない。
 もちろん愛着がないと、若くない奴ですら否定的になる。こういうパロディを作れると言う事は、オリジナルを愛する気持ちが強くないと出来ないのだという事が判っていないのである。

 しかしこのCDに入っている「ウーパークィーンの宮殿」は、とんでもなくクリムゾンな曲で(いきなり太陽と戦慄で始まる)、ヴォーカルの能天気さとバックの重さの対比が面白い。ある意味空手バカボンの対極に位置する曲なのかも知れないが、いずれ両方ともインパクト絶大な曲だった。

 さらに凄いのは、曲を真似ているだけではなく、オリジナルの音作りも見事に踏襲している点だ。
 例えば「ハムスターの悲劇」という題名を見れば、当然「ラジオスターの悲劇」を連想するが、あの歪んだ音まで再現しているのだから笑ってしまう(しかもヴォーカルは千葉繁だし)。

 ここまでやると世間一般ではイロモノと言われる訳だが、間違いなくマニア好みのアルバムである。この内容で2枚組3,000円は、決して高くはない。


2008年02月11日(月) 連休も終わり

 ロイ・シャイダーが亡くなったそうである。75歳。多発性骨髄腫だというから、年齢を考えると仕方がないのかもしれない。
 しかしネットの経歴には「ブルー・サンダー」や「蜘蛛女」が入っていなかった。好きな映画なんだが、やはり世間一般では「ジョーズ」なのだろう。

 夕方KCから大量の本を借りる。わざわざ持って来てくれたのである。いやあ、楽しみである事だよなぁ。
 伊藤伸平も読んだ事がないのを借りる。今までは基本的に「ハイパードール」は好きなのだが、「モルダイバー」はどうも好きになれなかった。今回借りた中では「エンジェル・アタック」が今ひとつ好きになれなかったので、色々と分析が出来そうだ。

 昨日はSF宴会をしてしまったため、例によって明日からがつらいと思ってしまうのだった。しょうがない奴である。


2008年02月10日(日) 有意義な一日

 昨夜は雪が15センチくらい積もっていたが、朝になると2〜3センチくらいに圧縮されていた。つまり明け方には雨かみぞれに変わっていたという事である。今日はどんぐり2号の免許更新で七北田まで行くため、この方が助かる。

 8時に出かけ、特に渋滞もなく運転免許センターへ到着。
 とりあえず10時くらいまで万代書店で時間を潰す事にしたのだが、時間潰しのはずなのにいくつか物を買う。トヨタ2000GTを撮る時にいつもエリス中尉では飽きるので、使えそうなフィギュアを買ってみたのだった。現在の万代書店ではマニアックな物も特にないので、エヴァ関係になってしまうのが悲しいところではあるし、そもそもスケールが合うと言う保証はないが、もし合わなければ遠景と前景で使い分ければ良いだけの事だ。
 あとはガシャポンだが、ガメラ3の飛行形態ヴァージョンを買う。ガメラの海ガメ型飛行形態は非常に好きなのだが、マトモなフィギュアは少ない。本当はコナミの物が欲しいのだが、シークレット扱いのためどこで見つけても高すぎるので、とりあえずこれで我慢するのだった。

 帰りにスバルへ寄って来月の車検を予約する。金がかかる事だよなぁ。
 しかし営業から電話がかかってきたので行ったのだが、この人は違う営業所に異動していたのだと言う。そんな連絡はなかったし、電話でもどこの営業所へ来てくれという話もなかった。たぶん自分が判っているから他の人も判っていると思い込んでいるのだろうが、これだから最近の営業は役に立たないというのだ。
 結局自分のうちから一番近いところに行くのは当たり前だろう。営業としては頭の悪い奴である。

 午後は町に出て、CD屋と本屋を回る。最終的にジュンク堂で16時に待ち合わせがあるので、ちょうど良い感じでまわれた(しかしグローブシュニットのCDは欲しかったなぁ…)。
 そして17時から旧ラオックスのビル内の店でSFミニ宴会となる。メンバーはいわさきさん、チュウジさん、ハカセさん、KCと総勢5人である。
 今回は映画ネタが多かったが、いわさきさんとハカセさんの知識量と傾向が似ており、二人が異様に盛り上がっていた。やはりこういう集まりはこうでないといけない。それにつられてこちらも楽しくなるのだから。
 ただし残念ながらいわさきさんは研修できているため、宿泊先に門限があり21時でお開きとなる。だがまあ健康的ではある。それなりに騒いだし、このまま夜中まで続いたら体力が持たないだろう。

 ちなみに帰りのバスを見たら、30分待ちである。家に着く時間を考えたら歩きの方が早そうだったので歩いたのだが、帰宅時間は予想通り少しだけ歩きの方が早かった。
 なんだか3日分くらいの事をしたような有意義な一日だった。


2008年02月09日(土) これもトンデモ

 ガソリンへ添加するだけで燃費が良くなるという商品がある。先日、公正取引委員会がデータに根拠がないから広告の排除命令を出したので有名になったあれだ。公取が出てきたのはかなり遅かったとは思うが、とりあえずいかがわしさを指摘した事は評価したい。

 そもそもこの手の商品はかなり昔からあるのだが、以前から科学的な根拠が希薄だった。単純に言ってデータに客観性がないのだ。最後にはユーザーと称する奴が、燃費が良くなった「気がする」で終わりである。
 そもそも一般人が簡単に買える価格で、しかも少し足しただけで燃費が劇的に良くなるなど、科学的に考えてもおかしいし、そんなものがあったら今頃どこかのガソリン・メーカーかトヨタが使っているだろう。
 つまり典型的なトンデモなのだが、そう思っていたらまこさんのコメントが今日の朝日新聞に載っていた。さもありなん。

 ちなみに私の以前の上司は、この手のに簡単に騙されるタイプで、会社に売り込みに来た商品のデータを見て大量に購入したのである。結果は改善が全く見られないから完璧な無駄だったのだが、いくら私が「このデータは科学的に根拠がない」と言っても、「ではメーカーが嘘をついているのか?」と怒るのである。メーカーと言ってもこんないかがわしいものを出しているのだから、データの捏造、偽造など当たり前だ。
 彼は「メーカーのデータ」という言葉に簡単に騙される、哀れな人種である。つまり権威に弱いのであるが、こんなのが上にいた日にはたまったものではない。
 こういうおバカがいるから、詐欺はなくならないのである。

 さて、そんな今日。
 チュウジさんの所で、DVDで作成した「2007 OB-CON みちのくSFあとのまつり」の記録写真集を見せてもらった。これで最終版にしたいとの事であるが、やはり参加した人には楽しめる思い出の映像だ。
 多分10年後に見れば、かなり感動するような気がする。そういう作り方をしているのだ。ラストの××は、まるで映画のようで感動してしまった(××の部分はリリースまで秘密の部分なのだ)。
 参加者に配布するが、みんなの感想が是非聞きたいものである。


2008年02月08日(金) 株式取引の限界

 経済産業省の北畑隆生事務次官が、先月開かれた同省の関連団体の講演会で「デイトレイダーは最も堕落した株主の典型。ばかで浮気で無責任だから、議決権を与える必要はない」との発言をしていたことが明らかとなり、バッシングされているようだ。
 確かに彼の立場を考えれば慎重さを欠いた発言になるのだが、実は本質は正しいのである。というか、元々デイトレイダーだけではなく、株の取り引きだけで株価が変動して社会に影響を与えるのは、おかしいのである。

 その典型が原油価格で、実際の原油の生産量や取り引きとは一切関係なく、先物取引の結果で価格が動いているだけである。信じられないかもしれないが、現在の原油価格を決めているのは先物取引なのであり、「議決権などない、ばかで浮気な金」が世界の経済を左右しているのが現状なのである。

 かと言って、それを否定する事は変動相場制、株式、自由経済まですべて否定しなければならなくなるので、結果としてあまり害のないデイトレイダーを攻撃する発言になったのだろう。
 もしかして現在の自由取り引きの社会と言うのは、限界に来ているのかも知れない。やはり日本の社会がずっと営んできた裏社会主義方式が、実は実情に一番合った形式だったのかもしれない。
 ただし優秀な官僚、優秀な政治家が多数いて初めて成立する方式なので、現在の日本では無理なのは明白だ。

 まあ小泉政権で目指した事を日本は否定した訳なので、もうこれ以上官僚の質が上がる事は望めない。日本は自分で自分の首を絞めているのである。


2008年02月07日(木) やはり税金の無駄遣い

 当初は12月発売予定が2月になっていた「K-PLEASURES Kawai Kenji BEST OF MOVIES」だが、発売がさらに延びて3月になったそうである。
 つまり「Kenji Kawai Concert2007 Cinema Symphony」とほぼ同時期、もしかしたら一緒に出るのかも知れないという事になる。ファン泣かせであるが、さらに延期と言う可能性もあるだけに、予断を許さない。

 ところで世の地方自治体のトップは、ほぼ揮発油税など道路特定財源の暫定税率維持を支持している。要はこれをカットされると地方にお金が来ないという訳である。
 まあ金が来なくなると困ると考えるのは判るが、問題はその金は元々税金なのに、最後はどこに行くのか不明瞭だという事だ。年度末等に必ず行なわれている道路の工事など、税金の無駄遣いだというのは誰もが思っている。あれだけ大量の税金が業者に流れても、それが市場に出回る訳ではないので別に景気が良くなる事にはならない。
 つまり税金の浪費であり、この税金がくる事を前提に予算を組んでいるというのも、はっきり言って世間をなめているとしか思えない。
 明らかに役人と納税者の、税金に対する意識は乖離しているのである。

 かといって、きちんとした考えのない民社党をそのまま支持する気もない。彼等の考えでは、大元になる財源をどうやって補充するのかが全く無視されているからだ。
 結局、本当に国民の事を考えている政治家など、政党単位で考えた場合には皆無だと言うのが現実なのである。


2008年02月06日(水) DVDは死んでいる

 アメリカでは「Monty Python's Life of Brian」がBlu-ray仕様のDVDで出ているらしい。
 昔からキリスト教圏での発売は難しいと言われていたが、別にそんな事はないようだ。要は一部の狂信者からのクレームを正当なクレームだとは考えなければ良いだけの事なのである。あれはイチャモンでしかないのだから。

 こうなると日本での発売もそう遠い事ではないと思うが、最近の電器業界の動きをみていると、Blu-ray仕様だけの発売になるかもしれないという恐れもある。
 もちろん私はLDで持っているので、これだけのためにBlu-rayのハードを買うつもりは微塵もないし、そもそもDVDの新仕様に興味はない。何故ならメーカー側に、LDの時のような「映画を美しい映像で映画ファンに届ける」といった明確なコンセプトが皆無で、要は自社の利益追求のみが全面に押し出されているからだ。
 それでもLDやベータの時はまだ技術の優位性が消費者の満足に繋がったし、メーカーも存続のために努力はしていたのだが、DVDにはそれがない。多分消え去る時はあっという間だろうし、おそらくメーカー側では消費者の事など何も考えていないだろう。

 過去、オーディオやヴィジュアルの世界では、良い物を適正価格で出して購買者を満足させようとするメーカー側の姿勢が的確に伝わってきたものだ。それは前述のLDの時代までは間違いなくあった。
 だがDVDが発表された時、某所でのデモを見た時の映像は忘れられない。映画のワン・シーンを流していたのだが、とにかく酷いものだった。炎など、今で言えばまるで安いゲームの絵のようなもので、とても映画として楽しめるものではなかったのである。それでも必死になって売ろうとするメーカーがとても哀れに見えたものだ。
 この時からずっと、電器業界は消費者不在になってしまったという感じがしているのだが、たぶんこれは根本的には間違っていないと思う。だから規格を次々変えていくこの業界に、もう期待などしない事にしたのである。


2008年02月05日(火) 相変わらずの美狂乱

 夕方いわさきさんから電話。2/10の日曜に会う約束をする。研修中なので門限があるとの事だが、何人かに声を掛けてみるか。

 そんな今日、密林からCDが届いた。
 「魁!!クロマティ高校 オリジナルサウンドトラック」
 「魁!!クロマティ高校 オリジナルサウンドトラック 2」
 「NHKむしまるQゴールド大集合!大脱皮のテーマ」
 以上の3枚である。金もないのに困ったものである。
 だが「魁!!クロマティ高校」は、あの「美狂乱」が担当しているので買わなければと思っていたアルバムであり、彼らのファンなら当然だろう。とくに音楽性は代わっていないと聴くと尚更だ。

 まずは「魁!!クロマティ高校 オリジナルサウンドトラック」から聞いたのだが、もうのっけから美狂乱の世界である。これは凄い。今までの彼等のアルバムと比較しても、違いは音楽性ではなく曲の長さだけだ(長さも音楽性の違いといえばそうなのだが、これはサントラなのである)。往年の美狂乱ファンなら素直に楽しめる。
 そして「2」の方になると多少落穂拾い的な雰囲気ではあるが、14分以上に及ぶボーナス・トラックが凄い。1979年のライヴをオーディエンス録音したものなのだが、録音したのはこのアニメの桜井弘明監督その人である。これだけでもいかにこの人が美狂乱のファンか判ろうというものだ。

 とにかく彼等を、アニメのサントラとは言え前線に引っ張り出してきた桜井弘明監督は偉い。公私混同だろうがなんだろうが、とにかく非常に良い仕事をしてくれた訳である。こうなるとアニメの方も見ておきたくなる。一体これらの音楽をどう活用しているのか、とにかく気になってしまうではないか。

 しかし若いアニメ・ファンはこれを聞いてどう思うのか少しばかり気になるが、このアルバムに関してはいわゆるアニメ・ファンは無視して構わないだろう。これを聞いて美狂乱のアルバムに走るようなアニメ・ファンなどまず存在しないだろうし、そもそもロートルのために作られたといってもいいアルバムだからだ。
 傑作ではないが、往年の美狂乱ファンにはお勧めのアルバムで、誰がどう聞いても美狂乱の世界に仕上がっている。

 つまりこれはライナー・ノーツも含めて、ロートルの、ロートルによる、ロートルのためのアルバムなのである。

 最後の「むしまるQ」についてだが、美狂乱を聞いた直後の今は書けない。これは仕方がないだろう。そのくらいインパクトがあったのだから。
 でも「ウーパー・ルーパーの宮殿」には笑ってしまった。これはこれで良く出来た楽しめるアルバムなのである。


2008年02月04日(月) 知らない風習

 関西からやってきた、節分の時期に行なう「恵方巻き」とかいう奇妙な風習が東北でも見られるようになったのがつい数年前だったが、やはりマスコミの威力なのか、徐々に浸透しつつあるようだ。
 しかし元々東北にそんな風習はない。何故そんなものを行なわなければならないのかさっぱり理解できないし、元々なかったものを今さら行えなどといわれても、やる気は全くない。バレンタインにあやかろうという商売根性がいかにも関西だとは思うが。
 というか、関西の風習を東北に押し付けないでもらいたいものである。その地区には地区なりの風習があるのだから、恵方巻きなどというヘンなものが入ってくる事で文化のバランスが崩れる事がありうる。

 そして当然その逆も同じだ。むつで行なわれる、御飯と味噌汁をひたすら「わんこソバ」のように食べさせる風習を関西に持っていった場合、彼等はどう思うだろうか。東北人の私ですらあまり気持ちの良いものとは思えないのに、いきなりそんなのを見せられても、違和感があるだけだろう。
 つまりはそういう事である。

 そして昨日頼んだCDだが、発送完了のメールがきた。早いものだが、とりあえず一安心だ。さて、本当にどこまで美狂乱しているのか、とても楽しみである。
 ちなみに「魁!! クロマティ高校 オリジナルサウンドトラック 2」は頼んだ時に在庫数1だったが、今見たら確かに在庫はなくなっていた。でもそのうちまた在庫が増えるような気はする。そこが密林の不思議なところだ。
 ただ流石にこのアルバムは再発しないと思われるので、このままなくなってしまう可能性の方が高いだろう。それが美狂乱ではなおさらである。プログレ系は押さえたモン勝ちなのであり、買わずば後悔、なのである。


2008年02月03日(日) 密林へ発注

 結局、密林にCDを発注する。
 「魁!!クロマティ高校 オリジナルサウンドトラック」
 「魁!! クロマティ高校 オリジナルサウンドトラック 2」
 「NHKむしまるQゴールド大集合!大脱皮のテーマ」
 以上の3枚だ。最初の2枚は音楽が美狂乱なので、一旦なくなったら中古市場にも出てこないと思われる。そもそもプログレ系は市場にあってすらも入手し難いのだから、気がついたときに入手しておくべきなのである。
 でも普通のアニオタが美狂乱の音楽を聞いてどう思うのだろう。それはそれで気になるが、どうもアニオタや特撮オタと呼ばれる連中は音楽には興味がないようだ。どうにももったいないとは思うが、音楽をきちんと捉える若いアニメ・ファンなど皆無であろう。そこまで勉強するようなマニアが存在するなど聞いた事がないのが残念である。

 ついでに4月に発売予定の「真・女立喰師列伝 コレクターズBOX」も予約する。
 こちらは別にあせる必要もないのだが、押井関係はとりあえず押さえておくクセがついているので、ついつい一番高いセットを頼んでしまうのだった。

 という訳で、「美狂乱/乱」と何故か「戦え!イクサー1」を聞いたみたりする。
 はっきり言って、美狂乱のヴォーカルは好きではない。だがそれを差し引いてもテクニック、センスとも好みなのである。毎日聞くような類のものではないが、やはりたまに聞きたくなるのである。

 実は「戦え!イクサー1」は携帯に入れてあり、通勤時に聞きながら歩いていたりする。だが歌は入れていない。BGMとして聞くのには向いていないからである。
 さらに渡辺宙明の歌物は、一歩間違うと演歌になるという問題点もある。これは歌手の資質によるのだが、本当に歌手が一歩間違うと演歌にシフトしてしまう。それでいてバックは明らかに宙明サウンドなのである。
 もともと渡辺宙明という人はBGMを作るのが楽しいと言っているので、歌物は今ひとつ苦手なのではないのだろうか。大体において、この人のオープニングというのは結構ワンパターンである。おそらく引き出しの数が少ないのだと考えられる。
 もっともアニメや特撮物はこのワンパターンも売れる要因の一つになるケースがあるから、それもまたよし、なのであろう。


2008年02月02日(土) 買い物ラッシュだ

 今日も粗仕事。
 しかしなんだかんだと雑用がわいてきたり、車輌事故が2件もあったりと、結局自分の仕事はあまり出来ないのだった。困ったものである。
 結局この支店は、管理職は多いが、本当の意味で管理をできる人間がいないのである。一言で表わせば「みんなガキ」なのだ。総合能力という部分が完全に欠落している専門バカしかいない。いい年して、異常であろう。

 ところで、川井憲次のベスト盤が出るのは以前から話題にしている。
 題名は「K-PLEASURES Kawai Kenji BEST OF MOVIES」だが、待ちに待ったHybrid SACD仕様である。CDプレイヤーもこれに対応できるような物を買ってあるのだ。
 そしてさらに調べていたら、先日行なわれた川井憲次のコンサートがDVDで出ると決まったらしい。こちらは「Kenji Kawai Concert2007 Cinema Symphony」だが、これも買わなければならないだろう。
 そんなこんなで密林を見ていたら「カウントダウン・オブ・『スカイ・クロラ』count.3」なんてのも出るらしい。こちらは3回に分けて出すとの事だが、またまた余計な支出で、押井監督へのお布施となる訳である。

 さらに本では「アニメーションノート no.8」が押井特集らしいし、もうすぐ「空飛ぶモンティ・パイソン 第1シリーズ」という本も出る。

 なんだかえらいこっちゃ状態である。


2008年02月01日(金) 魁!美狂乱

 もう2月に突入である。

 結局、小沢と言う人の政治スタイルは古すぎて、それを何とか出来ない民主党のトップと言うのも情けなくて、要は民主党に未来はないという事で…。
 一体いつになったら日本には野党というものが成立できるのやら。情けない国である。

 それはともかくとして、マイミクのはかせのところを覗いていたら、しっかり買い忘れていたものが次々とアップされている。特に「魁!クロマティ高校」のサントラはいつの間にか2も出ていたのであった。これは急いで押さえないといけない。なにせ音楽はあの「美狂乱」なのである。しかも2に到っては美狂乱のアルバムなのではないかという構成である。ファンなら買わなければいけない。

 しかしなぜこんなに濃厚な美狂乱のアルバムになっているのか不思議だったが、監督の桜井弘明という人が美狂乱のファンで、このサントラではベーシストとして美狂乱と共演しているとの記述があり納得した。公私混同とはこの事だが、おかげで美狂乱のアルバムが世に出る事になった訳だから、これはこれで構わないといえるだろう。
 むしろファンにはこういう人材が必要なのだ。この辺が庵野などの自己満足のため「だけ」にやっている人間とは違うのである。


どんぐり1号 |MAIL |HomePage