うたのかけら

2001年08月31日(金) 『ぐりとぐら』

ぐりとぐら ぐりとぐらぐら ぐりとぐら おすすめ本を選ぶ愉しさ



2001年08月30日(木) 『ザ・ゴール』

理念持つ企業であればこれほどのもぐら叩きはないはずなのに



2001年08月29日(水) 『あいのゆくえ』

藍無限 願いの糸のその先が示したあいのゆくえはいずこ



2001年08月28日(火) 『水の粒子』

こまやかな水の粒子の壁向こう 微笑む顔のさびしげなこと



2001年08月27日(月) 須磨までの道

須磨越えて京の都にかかりたる夢の浮橋渡る日はいつ



2001年08月26日(日) 蔵書録

積読の本の扉を開くとき 時代の風が微かに薫る



2001年08月25日(土) 資料探し

書架めぐり目当ての本を探すとき 思い出すのはあの夏のこと



2001年08月24日(金) 虫の声

虫の音に心を澄まし耳澄まし 秋の夜長を心待ちして



2001年08月23日(木) 柔らかな風

琴線に触れて吹く風柔らかく 秋がもうすぐ来るよと告げる



2001年08月22日(水) 台風一過

嵐去り夕月かかる空淡く 茜に染まり雲が流れる



2001年08月21日(火) 台風接近

胸の中激しい風を秘めながら ひたすら画面眺めて止めて



2001年08月20日(月) あれから一年・・

ぽこあぽこ ゆっくり歩くこれからは 再び君のそばに立つまで



2001年08月19日(日) 蝉の声

夢の中しゃあしゃあと鳴く熊蝉の声目覚めても耳に残れば



2001年08月18日(土) 図書館にて

緑陰で本の頁をめくるたび 流れる刻が濃密になる



2001年08月17日(金) ブルーベリー・ブリス

青い実の風吹き渡り安らぎを抱えて夢の入口に立つ



2001年08月16日(木) 彼女の夏休み

会社には長くいるけどできないの 言い切る強さ 私も欲しい



2001年08月15日(水) 遠花火

遠花火静かに上がり流れ去る 星屑のよにきらめきながら



2001年08月14日(火) 仕事場にて

朝早くボスが珈琲淹れる日の話はろくなことがないけど



2001年08月13日(月) お盆休み

盆休み 波乗るボクをさておいて 仕事に励む我のため息



2001年08月12日(日) 京ことば

ほっこりと京のことばに癒されて 短き夏の夢の続きは



2001年08月11日(土) 旧友再会

書庫に降り文献探すひとときの満ち足りた刻 友と語らう



2001年08月10日(金) 『小夏(くなち)』

空の青 波の白さを際立たせ 光の海で君が微笑む



2001年08月09日(木) ルイボス・ティー

アフリカの風を運んで紅き茶の香り立つまで 厨に立てば



2001年08月08日(水) 大都会の空

低く雲流れる中に背伸びするクレーンの影黒く大きく



2001年08月07日(火) 能楽金春祭り

能楽の調べが響く街角で しばし愉しむタイムトラベル



2001年08月06日(月) まつりのあと

まつり果て静まり返る境内に ちりちりりんと風鈴が鳴る



2001年08月05日(日) 鮎まつりの頃

年下の君を見送る日が来ると思わずにいた遠いあの夏



2001年08月04日(土) 夏まつり

夜も更けて祭囃子も静まれば 涼しい風が通り抜けてく



2001年08月03日(金) ささやかなご褒美

気に入りのビールを買いに途中下車 のぼせた月もあきれ顔して



2001年08月02日(木) 穏やかな午後

穏やかに仕事ができる幸せを抱きしめるよな珈琲の香よ



2001年08月01日(水) 八月の朝

いつの間に暦一枚過ぎたこと感慨深く思う八月


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