Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年09月30日(月) 心境の変化?

2002/09/30 22:12 文字数:7,038字
彼女が髪を切っていた。
…いや、単に下ろしただけだろうか。
ポニーテールにしていたのをやめて、まっすぐ下ろしていたのだ。
僕はそういう女性の変化には
極端に疎いが、これにさすがに、見た瞬間気づいた。
かなりドキッとした。
別に狙ったわけではなく、本当に偶然、
朝、試験を受けに来たとき、彼女の隣に座った。
そのとき、横にいる彼女を見て何事かと思った。
…まあ、僕は狙っていないが、一緒にいた友人が
なにを考えていたのかは分からない。
何か考えていたのかも知れない。

まあ、それと比べればどうでもいいことだが、
結構ショックなできごとがあった。
自転車が盗まれたのだ。
鍵をかけ忘れたのが悪いのだが、
それにしたってまだ新車だ。
しかも、あえて少し高めのものを買ったので、ショックは大きい。
考えてみれば、結構物騒な場所ではあった。
自転車の一台や二台、盗まれても不思議はない。

さて、どうするか…。
新しいものをまた買うのか、それとも…。
最近、出費が激しいから少し節約しなくてはならないのだが。
とりあえず、暇を見て盗難届を出そうとは思う。
…それで見つかるとは思えないが、気休めだ。
あ、自転車の防犯登録の書類がない。
まさか、こんなことになるとは思わなかったからな…。
管理が甘かった。
最近、扱う書類がどんどん増えて、管理が甘くなってきた。
気をつけるようにしないと…。
不必要な書類はどんどん片づけなければ。

今日は、流通情報工学実験の試験という、
妙な試験があった。
実験科目の試験というのは、僕は初耳だ。
知人に当たってみても、そういうことをしている大学はないようだ。
まあ、たまにはあってもいいかも知れないが。
しかし、受けてみたのだが、なんだか感想文のようなものを求めていた。
プリントが一枚配られて、
実験で扱った項目を2つ挙げ、その項目になぜ興味を抱いたのか答えよ、
という、興味を抱くのが当然というような設問だった。
実際はこれほど極端ではなかったが、まあ、要旨はこのような感じだ。

僕は、アナログ・コンピュータと実験計画法だ、と書いた。
アナログ・コンピュータは、コンピュータについては興味があったのに、
見たことすらなかったからで、
実験計画法は、その陰にある話がおもしろかったからだ。
7月18日の日記に書いているので、
暇な方は見てみてほしい。
フィッシャーという一人の天才がどうのこうのという話だ。

今日は久しぶりにコーヒーを飲んだので、
なんだか調子がいい。
自転車を盗まれたことはショックだが、もうそのショックも癒えた。
ものに動じなくなったのは単なる強がりかと思っていたが、
この程度ではなんとも思わないってことは、
少しは精神的な強さも身に付いたのかも知れない。
まあ、自転車を盗まれて動じないからって、
別に何にもなりはしないが。
とりあえず、そこで感情的になっても、何にもならないことは確かだ。
冷静に状況を判断すれば、
取るべき行動はいくらでも考えられる。

その実験の試験は三十分程度で、
メインは後期のガイダンスだった。
後期にはゼミナールがあり、4年次にはかの有名な卒業研究がある。
だが、この卒業研究が妙だった。
卒業研究のテーマというのは、自分で選ぶものではないだろうか。
僕は、そう思っていた。
ところが、リストが配布され、
そこに卒業研究の一覧が記されていたのだ。
…残念ながら、僕が自分で考えるよりも
おもしろそうな研究テーマがズラッと並んでいた。

全部あわせて57項目あったが、
僕は、群行動再現シミュレーションをテーマに選ぶことにした。
雁行などをシミュレートし、ディスプレイ上に表現するというものだ。
なにがおもしろいって、プログラミング言語にJAVAを使うところだ。
はっきり言って、雁行なんてどうでもいいと言っていい。
興味がないわけではないが、雁行だけだったら他のテーマを選ぶ。
他にも、インターネットとJAVAを利用した
音声聴取実験システムの開発なんてのは、なかなかおもしろそうだと思う。
…雁行と比べると、遥かに難しそうだが。
ちなみに、雁行というのは、鳥の一種であるガンの動きのことだ。

他にも、全周球形スクリーンという、球形の玉の中に
ディスプレイがあるという、おもしろいシステムも、うちの大学にはある。
SPHEREという、ストレートだがすばらしいネーミングがなされている。
ヴァーチャル・リアリティに使用するものだ。
これもおもしろそうだが、どう考えても人気が殺到することは間違いない。
こいつのおかげでJAVAがかすむ、というのはあるが。

卒業研究か…。
まだ少し時間はあるし、しばらくこの日記上で考えてみようと思う。
とりあえずつらいとか楽だとかいう理由で選びたくないとは思う。
楽だ、というのはもちろんだが、つらいから、というのも嫌だ。
自分の身になるテーマではなく、やはりやって楽しいテーマを選びたい。
楽しいテーマなら、例え身にならなくても仕方ない。
そして、楽しいテーマなら、ある程度厳しくてもやり遂げることができるだろう。

ちなみに、彼女はJAVAの経験者だ。
「俺と一緒に雁行をシミュレートしない?」と誘ってみたが、
「でも、JAVAは難しいから…。」とまじめにかわされてしまった。
…冗談のつもりだったのだが。
このセリフを本気に取るとは思わなかった。
まあ、応対がまじめなだけで、ちゃんと分かっているのだとは思うが。

しかし、例えば彼女がここで、
数字表象空間の異文化比較、というテーマを選んだとする。
別にこのテーマ自体は悪いものではないと思うが、
彼女は高専で、プログラミングを使った卒業研究を選んでいる。
今さらこんなテーマを選んで、大学になにをやりに来たのだ、ということにもなる。
まあ、もともと彼女は僕の理解の範疇を越えているから、
どんな選択をしても不思議ではないが。

ちなみに、数字表象空間の異文化比較というのは、
数字というものを人間がどう認識しているかという研究だ。
分野としては、認知科学に属する。
僕のやりたいこととはずれているが、おもしろそうなテーマではある。

あと、おもしろそうなテーマとしては、
チームマネージメントに関する研究がある。
自分がやる気はないが、成果はぜひ見せて欲しいものだ。
特に説明の必要はない気がするが、簡単に言えば
プロジェクトを実行するとき、チームをどのように運営するかという
方法論の研究をするらしい。
知っていると差を付けられる知識のような気がする。
当たり前だが、仕事は一人でするものではない。
プロジェクトは、かなり多くの人間が関与する。
やはり、プロジェクトXのファンとしては憧れるものがあるのだ。

そう言えば、前期の成績が少し出ていた。
少なくとも、発表された科目は、すべて単位を取っていた。
良かった良かった。
まあ、これからが問題だが。
特に必修科目は、落とすと人生が変わりかねない。

あとから見ることを考えれば、
今日の日記のタイトルは、卒業研究とでもしておくべきなんだろうか。
でもまあ、一日で一番印象に残ったことを記しておけば問題ないだろう。

ちなみに、今日も久しぶりにコーヒーを飲んだ。
だから、前と同じ症状が現れた。
手の震え、緊張、その他だ。
どうやら、彼女とは関係なく起こる症状のようだ。
昼食を摂ってしばらく落ち着いたら、この症状も落ち着いた。
いったいなんなのだろう?
朝食を抜くと起こるのかと思っていたが、
今日は、チキンラーメンという手抜きの朝食とは言え、
一応食べていないわけではない。

そう言えば、ハーゲンダッツを食べた。
フレンチコーヒーバニラのことは書いただろうか。
コーヒーとバニラが半分ずつ、どっちつかずでいまいちだった。
そして、今日食べたのがマロングラッセ。
粒が入っているハーゲンダッツはいまいちだと思っていたのだが、
このマロングラッセは、むやみにたくさんの粒が入っているのではなく、
ちょうどいい配分になっていた。
そのため、粒も楽しめたし、アイスクリームも十分堪能できた。
また買ってもいいと思ったが、期間限定の商品らしい。
あとは、また新しく発売された、ラムレーズンを食べれば再び制覇だ。
レーズンは好きなので、多少入りすぎていても問題はないだろう。
非常に楽しみだ。
…こんなことをしているから、お金がどんどんなくなるのだろうか。

そう言えば、Operaの機能を調べていて、
おもしろいものを見つけた。
どうでもいいと言えばどうでもいいのだが、
アクセス解析の無効化機能だ。
アクセス解析は、このエンピツにそもそも標準装備されているし、
それとは別に、CGIBoyなどのプログラムでアクセス解析をしている人は多い。
ところが、このブラウザはそのアクセス解析のうち、
訪問履歴をサーバに送信しないように設定できるのだ。
これで、自分がどこから来たのか、相手には分からなくなる。
どうでもいいと言えばどうでもいいが、
新規ウインドウを開いてURLをコピペしているヘビーユーザには重要な機能だと思われる。

あと、そのエンピツのMy Referer機能を使っていたら、
おもしろい検索ワードできている人がいた。
ライティングソフト、コピーコントロールCD…。
どう見ても、コピーコントロールCDをコピーできる
ライティングソフトを探しているとしか思えない。
これは、僕の知る限りClone CDだけだ。
このソフトは、対応しているCD-Rドライブでないと動作しないので注意が必要だ。
確かRAWとかいう名前の機能だったが、
それほどメジャーな機能ではないので、箱を見ても書いていないだろう。
…興味を持って調べたことはないが、たぶん。
だいたいのCD-Rドライブには備えられている機能と言われている。
エラーがあろうがなにがあろうが、とにかくそのままコピーしてしまうという機能だ。
エラー修正なども一切してくれないので注意が必要だが、
コピーコントロールCDをコピーしようとする人は、エラー修正など考えないだろう。

それから、MDI Browser…。
なんと、この検索ワードの第二位だ。
僕も偉くなったものだ。
ちなみに、日本語の第二位であって、
全世界から検索すると、6位に落ちる。(Googleの場合)
ちなみに、栄光の第一位は当然、
このMDI Browserを配布しているページだ。

余談だが、Googleのキャッシュに保存されているこの日記が更新されていた。
前は7月31日と8月3日が保存されていたが、
最近見てみたら9月7日になっていて、
今日確認してみたら、今度は9月28日、つまり一昨日になっていた。
僕の書いたものがGoogleのハードディスクに保存されているというのは、
なんとも妙な気分だ。
ちなみに、一週間くらい前からWordで書くようにしているので
僕のハードディスクにも登録されているのだが、
それ以前の日記は、このエンピツのサーバ上にしかない。
結構危うい状況ではある。
まあ、もしなくしたら泣いてあきらめるだけだ。
今のうちに、送ってもらおうかな…。送ってくれるのかな…。

流通情報工学実験の試験では、
卒業研究の話以外に、オリエンテーションの話もあった。
企業見学に行くのだ。
ちなみに、そのための実費として2000円を徴収された。
僕は、自分の分以外に友人の分も払った。
あとで確実に返してもらわなければ…。
ちなみに、CFSに行くらしい。
前にこの日記に書いた、慢性疲労症候群ではない。
そうではなくて、Container Freight Stationだ。
港湾でコンテナへの荷の積み卸しを行う場所だ。
Googleで検索すると、慢性疲労症候群どころか、
コンバットフライトシミュレータ(Combat Fright Simulator)にも負けるが、
それでも、この施設は、港湾では重要な施設なのだ。
…CFSがない港湾もあるが、まあ、それはそれ、ということで。
ちなみに、コンバットフライトシミュレータというのは、
マイクロソフトが開発したゲームだ。

それにしても、港湾のCFS、病気のCFS、それにゲームのCFS…。
なんと接点のない三者なのだろうか。
ここまでバラバラだと、むしろおもしろい。

それから今日は、昨日日記に書いた、
友人のPCのセットアップを行った。
成り行きで、僕がやることになってしまった。
結局、BIOSの書き換えなどは行わなかった。
それでもセットアップは正常に終了したが、
おかげで、彼のPCはカメラもジョグダイヤルもメモリースティックも使えなくなってしまった。
それではもはや、彼のPCをVAIOとは呼べないだろう。
彼はそれでいいようだったが、本当にそれで良かったのだろうか…。

時間がなかったのでドライバをまったく更新しなかったのだが、
手をつけたなら、そのくらいは責任を持つべきだったかも知れない。
おかげで彼のPCは、
解像度が640*480で、色こそ16bit出ているものの、
音は一切鳴らない。
ディスプレイドライバはWindows標準で、
サウンドドライバはなにも入っていないためだ。
一応、ドライバが置いてあるWebページだけ教えたのだが…。

それは、そのあとに塾の講師という仕事があったためだ。
弟がサッカーをやりたいとかいうふざけた理由で代わってくれと言うのを、
心優しい兄は快く承諾したのだ。
心が広すぎて涙が出てしまう。
弟も、もっとこの心の広い兄に感謝して欲しいものだ。
たぶん、こうやって心が広いとひけらかさなければ、
少しは尊敬されるのだろう。
…いや、かえってバカにされるかも知れない。

とにかく、大仕事だった。
彼のPCはひどく不調で、
起動する瞬間にフリーズして落ちるほどだったからだ。
なんとかなだめすかして起動させ、そのままWindows 2000のインストールをスタートした。
そうしたら、何かの手違いでドライブをフォーマットできず、
そのまま上からWindows 2000を書いてしまった。
おかげでハードディスク容量が足りなくなって、非常に困ってしまった。
まあ、最終的に問題はなさそうだったのだが。

それにしても、サポートページを見てびっくりした。
あれだけある特殊なデバイスの、すべてのドライバを準備しているとは。
さすがSONYだ。
Librettoは、カメラもスマートメディアドライブもあきらめなければならないと言うのに。
ちなみに、Librettoのカメラなんかなんに使うんだと思うかも知れないが、
飛行機の中の暇つぶしと、彼女と遊ぶときに結構役に立ってくれた。
Librettoのカメラは僕の、唯一の彼女の写真を撮ることに成功したのだ。
隠し撮りすれば今のデジカメだったらいくらでも撮れると思うが、
いくら悪趣味の僕でも、さすがに隠し撮りはしたくない。
頼めば撮らせてくれるかも知れないが、それはそれで嫌だ。
まあ、もし撮らせてくれるとしたら、
SDカードに入っているデータはすべて消去し、
データサイズなんて関係ないから、無圧縮の最高画質で撮ることは間違いない。
そうすると、写真1枚で5MB以上になるが、
そんなことはたいした問題ではない。

ドライバが一通り準備してあるのはいいのだが、
その彼は、Air H”を使って通信している。
今は知らないが、昔のAir H”の通信速度は32kbpsだ。
ADSLの速度が1.5Mbps、あえて単位を直せば、1536kbpsだ。
ISDNでも64kbpsの速度が出る。
通常の電話によるモデムでも56kbpsだ。
この通信速度の遅さが分かるだろうか。
これでそれだけのドライバをダウンロードするのは大仕事なのだ。
余談だが、僕の友人が使っているFTTH、通信速度は10Mbpsだ。
あえて単位を直せば、10240kbpsにもなる。
なんと、その彼の通信速度を30倍してもまだ足りない。
なんせ、秒速1Mbytesだ。どっかのソフトではないが、まさに驚速だ。

それにしても、カメラとジョグダイヤルとメモリースティックが死んでも、さすがはVAIOだ。
その処理速度は驚嘆に値する。
決して新しい機種ではないにも関わらず、十分なスピードだった。
Windows Meの時は不正終了を繰り返したせいなのかガタガタだったが、
OSを入れ直したら、その動作は機敏そのものだった。
まあ、Windowsが機敏なのは、いつもインストール直後だけなのだが。
その後も機敏に動作し続けるかは、使い方とPCの性能によるだろう。
彼は、気を使ってPCを使うタイプではないので、
きっとそのうちパフォーマンスが落ちてくるだろう。

ちなみに、昨日は右下のアイコンの話を書いたが、
デスクトップのアイコンも、あまり並べない方が起動を速くできる。
彼はデスクトップに40個くらいアイコンを並べていたが、
使わないものは別の場所に移した方が良いだろう。
あと、細かい話ではあるが、
壁紙は、使わない方が速くなる。
使っても、アクティブデスクトップ機能は使わない方が若干速い。
大差ないと言ってしまえばそれまでだが。
ただ、JPEG画像を使いたいときは、
一度IEか何かで表示して、それを壁紙に設定するようにすると良い。
そうすれば、JPEGをBMPに変換して壁紙にしてくれる。
アクティブデスクトップ機能を使わずに、JPEG画像が壁紙になるのだ。

明日は、2限から5限まで講義がある。
しかも、台風直撃だ。なるべく早く寝たい。
家庭教師は休みにさせてもらったが…。
それから、Final Fantasy VIIIを入手したので、
早いところ使えるようにしておきたい。
…動くかな。

2002/10/01 1:28



2002年09月29日(日) マスメディアの力と恐怖

2002/09/29 21:23
少し、Tomorrow never dieという映画を見ていた。
メディア王が第三次世界大戦を計画するという内容だが、
話にならないほどのウソではないような気がした。

僕は最近、どうもマスメディアが好きになれない。
特にテレビが嫌いだが、テレビ以外もそうだ。
なぜなら、大きな力を持っているにもかかわらず、
その力を抑制する存在がないからだ。
政府がそうと言えるかも知れないが、
そもそもマスメディアは、政府のしていることを国民に知らしめることが
その大きな目的の1つだ。
しかも、ただ伝えるのではない。
多くの場合は、それを批判的に伝える。
要するに、行政はマスメディアに攻撃される対象なのだ。
その行政が、どうしてマスメディアを規制できよう?

その存在は、バランスを欠く。
だいたい、景気に関わらず一定の需要があるし、
極めて安定している。
それで仕事をきちんとしているのかと言えば、
どうも見ている限り、社会の公器としての認識が足りないように思える。
他の新聞は知らないが、
少なくとも朝日新聞は、内容にかなりの偏りがうかがえる。
今の状態では、世論が新聞を作っているのではなく、
新聞が世論を作っていると言わざるを得ない。
新聞は必要な情報だけでなく、
その情報から考えられる様々な主張をも盛り込んでいるのだ。

…眠い。
今日も昼まで寝ていたというのに、
どうしてこれほど眠いのだろう。
よく分からない…。
まあ、最近は夜眠れないことが多かったが、
こうなっているのだから、とっとと寝るよう心がけることにする。
明日は試験だ…。
対策は特にしていないが、実験だから大丈夫だろう。

今日は、後期に備えてノートとクリアファイルを買った。
ノートが15冊で550円、クリアファイルが10枚で298円だ。
クリアファイルは、白いものが10枚で198円だったのだが、
色つきの方がいいと思ってそちらにしたら、
なんと100円も高かったのだ。
これは実に、驚くべきことだ。
こんなことで100円も損してしまうとは。
金のない大学生にとっては、これでも重大な関心事なのだ。

ちなみに、このノート購入も、どこで行うか慎重に考えた。
だが、前にも書いたように、僕は買い物が嫌いだ。
だから、いろいろ考えた挙げ句、イトーヨーカドーだけに行った。
今まで行った中では、特に安かったのだ。
繁華街の方にも文房具屋があるのだが、
その文房具屋は、百貨店の中に入っている。
その百貨店は女性向けなので、なかなか近づきにくいのだ。
ルミネという名だが、有名なのだろうか?
ちなみに、新宿ではない。
買い物だけのためにわざわざ新宿に行くほど、僕には体力がない。
…でも、どうせ暇だったし定期もあるのだから
行ったって構わなかったが。
そう言えば、まだ一度も代々木上原で下りたことがない。
一度、あのあたりを散策してみようか…。

ついでに言うと、その550円のノートは、
文房具選り取り2つで合わせて550円だった。
単独だと300円という価格だ。
だから僕は、5冊のノートにミニノートがついたセットと、
10冊のセットを合わせて購入したのだ。
ミニノートなんていらない気もするが、
手帳サイズのノートは何かと使い道がある気がしたのだ。
当然、10冊のセットと5冊のセットが同じ価格なので、
5冊のセットの方が品質はいい。
だから、初めは5冊のセットを2つ買って、合わせて10冊買うつもりだった。
しかし、それでは足りなくなるおそれがあるということで、
弟にメールをして、弟も使うようなら15冊購入することにした。
で、弟も使うと言うので15冊買ったのだが、
なんと、弟は落書き帳に使うと言う。
…勉強に使うんじゃなかったのか。
まあ、構わないのだが。

それにしても、このノートとクリアファイルだけで、
1000円近くになってしまうのだ。
そう考えると、お金がアッと言う間になくなっていくのも
分かる気がしてきた。
だいたい、昼食だけでも毎日500円近くかかるのだ。
ケチってラーメンにしても、それでも300円だ。

ああ、本当に眠い。
風邪がぶり返してきたのだろうか。
睡眠不足だけは絶対にないと思うのだが。

そう言えば、そのノートを買った帰り、
友人から電話があった。
Wordを使っていたら、アクセス権がないというエラーが出て
ファイルの保存ができなくなったらしい。
Windows Meにアクセス権などという概念が存在すること自体が驚きだが、
いったいどういうエラーなのだろうか。
よく分からないが、彼はウイルスを疑っていた。
そんな面倒なことをするウイルスなどいないと思うのだが。
ウイルスチェックをかけると言っていたが、どうなのだろう。

あと、あまりに動作が不安定なので、
Windows 2000に変えたいと言っていた。
彼のPCはBIOSの書き換えが必要なので、
どちらがいいかはかなり微妙な問題だ。
さらに、Windows XPは動作速度の向上が図られているが、
128MBのメモリでは、それを生かせるかどうかはかなり怪しい。
これも、2000とXP、どちらを選ぶべきかはかなり微妙な問題だ。

なんだか眠くなくなってきてしまった。
昨日も、深夜になったら急に調子が良くなってきたし。
昼間眠くて、夜活動的になるようでは困るのだが…。
しかし、どうもそうなってきてしまったような気がする。

マウス用のソフト、Microsoft IntelliPointとかいうソフトの
新しいものが出ていたので、ちょっとアップグレードしてみた。
案の定、なにも変わっていなかったが、まあ、いいか。

ところで、僕にはWindowsを使う上で、
ちょっとしたこだわりがある。
…大抵の人は気にしていると思うのだが、
タスクバーの右端、時計の左側に出るアイコンだ。
意味不明なものを含めて、アプリケーションのインストールに伴って
非常にたくさん表示される。
僕はこれを、極力削るようにしているのだ。
結果、僕はIMEとMSN Messenger、それにデジカメのユーティリティソフト、
計3つにまで削ることができた。
これではサウンドのボリュームの調整ができないが、
ボリュームなんていつも調整するものではないので、
必要なときはコントロールパネルを起動するようにしている。
デジカメのユーティリティソフトはなくてもいいのだが、
あると、デジカメを所定のベースにセットして、
スイッチを押すだけでソフトが起動するから便利なのだ。

実は、普通に使っていれば、
IMEを含めたすべてのアイコンは、消すことが可能なのだ。
…他のOSは知らないが、少なくともWindows 2000ではそうだ。
大学にあるWindows NTも、タスクバーにアイコンは表示されていない。
まあ、オプション設定の融通が利かないアプリケーションをインストールしたりしたら
ダメかも知れないが…。

…本気で目が覚めてきた。
やっぱり、夜になると目が冴える体質になってしまっているのかも知れない。
本気で体質改善を図らないと困りそうだ…。

さて、明日からはいよいよ後期の生活が始まる。
難しそうな専門科目もある。
心してかからないと、弟のように必修の単位をボロボロ落とすような結果になりかねない。
そうなれば、とても大学院なんて言っていられる状況ではなくなる。
そろそろ奨学金のことも調べなければ…。

2002/09/29 23:46



2002年09月28日(土) ブラウザ変更第二弾

2002/09/29 2:29
また、ブラウザを変更した。
最近評判のOperaというブラウザだ。

使い勝手は、今まで使っていたMDI Browserと大差ないのだが、
その処理速度が全然違う。
ダウンロード速度そのものは、回線の帯域幅に依存するから
変わりようがないが、レスポンスは違う。
どういう仕組みになっているのか知らないが、
Internet Explorer系のブラウザのように、
画面を開こうとしても真っ白の画面のまま
長い間待たされることがない。

…はっきり言って、利点はこれだけだ。
これ以外の機能は、すべてMDI Browserにも実装されていた。
そう考えると、MDI Browserもフリーとは思えないいいソフトだった。
コンフィグレーションの自由度は、Operaより上だろう。
マウスジェスチャも、自分で設定できるのだから
MDI Browserに軍配が上がる。
MDI BrowserがOperaをベースにしてくれれば言うことないのだが。

もちろん、細かい点で違いはいろいろあるし、
僕が気づいていない点もあると思う。
まあ、とにかく、定評もあるし、いいソフトだ。
ただ、人気が出過ぎてダウンロードには苦労するようだから、
昼間、挑戦することを勧める。
たぶん、向こうだってそんなことは分かってるだろうから、
アクセスすらできないということはないと思うのだが。
それこそ、本末転倒ではあるが、
Operaがあればあっさりアクセスできるかも知れない。

他に便利な点としてあげられるのは、
初めからブックマークにたくさんのページが登録されていること。
価格比較サイトなどは、いちいち自分で探すのは面倒だ。
価格ドットコム以外の場所で比較したい場合もあるだろう。
そんなとき、便利そうだ。

他にもいろいろ登録されている。
共同通信社があるのに時事通信社がないのは気に入らないが…。
でもまあ、マスコミもだいたいそろっているし、
テレビ局もそろっている。
東洋経済新報社などというよく分からないのも登録されているが、
僕が知らないだけで有名なところなのかも知れない。
日銀や国会図書館は盲点だった。
一度は行ってみたいところだが、なかなかPCの前で思いつかない。
…ちなみに、検索すればすぐにいけると思うので、リンクは貼らない。

とりあえず、国会図書館のページは、
結構見やすくてびっくりした。
ここで、ためしにInternet Explorerで同じページを見てみた。
…うーん、はっきり言って大差ないなあ。
まあ、Internet Explorerも動くときは動くからなあ。
使い込んでみないと分からないということか。

ただ、早くも問題が起きた。
実害があるわけではないのだが、このエンピツの画面が乱れるのだ。
どういう理由かは知らないが、
この日記を書くフォームの下に、完成された画面の破片みたいなのが表示されている。
一度閉じて、再び行ってみると今度は出ていない。
よく分からない…。

相変わらずボーっとしている。
起きたのは昼過ぎだったし。
やはり、休みになると生活が乱れるようだ。
アルバイトでもした方がいいのだろうか。
そろそろ基本情報技術者の勉強も始めないといけないし。
それにしても、まったく連絡がないのはどういうことだろう。
手続きを間違えてしまったのだろうか。
神奈川県民のくせに杉並区で手続きをしてはいけなかったのだろうか。
まさか、そんなことはないと思うが…。

ああ、そうだ。
そう言えば、これだけ日記を書いてきて、
全然自己紹介を書いていなかった気がする。

見れば分かると思うが、僕は大学生だ。
行ってみないと分からない大学生活などと言って、
実は書いている本人が大学生でなかったりしたらそれは詐欺だろう。
まあ、インターネットはそういうことが可能なメディアだから、
注意するに越したことはないが。
実際、僕の友人にも女になりすましている男がいた。
頭が悪すぎる気がするが。
それでちやほやされて、嬉しいのだろうか?

大学は、国立大学で単科大学だ。
やっている学問は二種類だからとても単科大学などと言えたものではないが、
学部を増やすのは、許認可の問題で難しいのだろう。
しかし、来年度の改革でなし崩し的に認められる可能性はある。
来年度に合併予定なのだ。
あえて大学名は記さないが、これだけの情報があれば、
調べれば分かると思う。
それにしても、単科大学なのに、
教職が二種類に分かれているのはひどい。
専門が二種類あるのだから教職が別れているのは当然なのだが、
だったら学部を分けてくれても良さそうな気がする。

今は大学三年生で、二十歳だ。
計算してもらえると分かるだろうが、
一応、浪人も留年もしていない。
僕の誕生日は12月19日だからだ。
…だからどうなるわけでもないが。
僕の知る限り、留年はともかく、
浪人している人の方が人生経験豊富な人が多い気がする。

専門は、流通情報工学だ。
この時点で大学が分かってしまいそうなものだが。
流通なんて分野を工学で扱っている大学は、
日本に2つしかないそうだ。
僕の行っている大学は東京にあるから、それで1つに絞れる。

現在、アルバイトは家庭教師と派遣社員をやっている。
派遣の仕事は、最近やっていないが。
夏休みに少しやっておけば良かったと思っているが…。
それから、終わりになったと思っていた塾講師、
続くかも知れない。
先生が、自宅に生徒を呼んで授業を続けるそうだ。
だから、僕にもまだ出番があるかも知れない。

家庭教師をやるようになったきっかけは、友人の誘いだ。
友人がいきなり、家庭教師をやらないかと誘ってきたのだ。
「おもしろそうだ」と答えたらそれが承諾の印と受け取られたらしく、
そのまま相手先に連絡してしまった。
そして、驚くべきことに、その日のうちに面接を済ませ、
次の日には相手のところに行っていたのだ。
ちなみに、その家庭教師のセンターの人には、
「研修を受けて、家庭教師の経験もあることにしておいてください」と言われた。
その方が、相手が安心するそうだ。
…そりゃそうだろうが、それは詐欺というのではなかろうか?
たぶん、この程度は必要悪なのだろう。
知人に家庭教師をやっている人がいるが、
その人は次の日どころか、話のあったその日に授業をしに行ったこともあるそうだ。
この辺、世の中は案外いい加減だ。

派遣社員をやるようになったきっかけは、
東大の五月祭だ。
先輩に教えてもらって、遊びに行ったのだ。
その先輩本人は、忙しいと言って来なかったが。
その五月祭の入り口で、怪しげな人たちが怪しげな袋を配っていた。
先見の明がある僕は、学校祭ではビラが大量にまかれることを予想していた。
と言うか、実際目の前で配っていたのだが。
とりあえず見たかったのだが、僕はそのとき鞄を持っていなかった。
だから、そのビラを入れる袋にちょうどいいと思って、
怪しげな袋を受け取ったのだ。

なにが怪しいって、書いてあるその内容だ。
時給700円の世界から脱却できていなかった僕にとって、
時給1100円〜2500円というのは、詐欺としか思えなかった。
…派遣としては、決して高い給料ではないのだが。
とにかく、きっかけはそんなものだ。
今でも、有名大学の学校祭では、デジットという会社が袋を配っている。
興味があるなら受け取ってみるといい。
ただし最近は、経営不振なのか給料が下がり気味だが…。

塾講師をやるようになったきっかけは、弟の紹介だ。
弟の方はどういうきっかけなのか知らないが、
とにかく、自宅のすぐ近くで塾の講師をやっていて、
それを一緒にやらないかと誘われたのだ。

それ以外に、もう一社、派遣業者に登録している。
anスタッフィングセンターというところだ。
僕が登録したときはLinosという名前だった。
最近仕事をやっていないが、待遇は良かったという記憶がある。
こちらの方は、友人の紹介だ。
僕がデジットをその友人に紹介し、
友人はそれをきっかけに、次々と派遣業者に登録した。
その中の1つに登録するとき、僕を誘ってくれたのだ。

ちなみに、僕も他の派遣業者に登録しようとしたことがあるのだが、
そのときは、ウィークデーに呼び出されて断念してしまった。
理系の大学三年生には、ウィークデーに出かけていく暇はない。
…今の時期は非常に暇だが。

とにかく、見てもらえれば分かると思うのだが、
1から10まで自分から積極的に参加したアルバイトはないのだ。
確かに、デジットに登録したのは自分自身の意思だが、
きっかけは僕の意思とはまったく関係なかった。
僕のいる大学は、相当アルバイトには縁のない大学だと思う。
それでもこんな状況なのだから、
普通の大学に行って、普通に探せば、アルバイトで困ることはないと思う。
その中でも、派遣はおすすめだ。
新聞などにはあまりいいことは載らないが、
そのおかげで待遇は良くなってきているし、
だいたい、社会人の目で見るから派遣があまり良くないように見えるのだ。
学生の段階で社会人並の収入が得られるのだから、
ぜひやってみるべきだと僕は思う。
ちなみに、学生だからと言って、待遇が社会人と比べて落ちることもない。
相手にもよるが、だいたい社会人扱いしてくれる。
会話もすべて敬語だ。
…まあ、うち解けてきたら、そうでもない場合もあるし、
相手が課長や部長だったりしたら、敬語でない場合もあるが。
しかし、なによりも、社会を一足早く実地体験できるのは大きい。
金のもらえるインターンのようなものだ。

ただし、当たり前だが、
社会人扱いされる以上、最低限のビジネスマナーは要求される。
派遣社員だからという偏見が、逆に甘い評価につながるだろうが、
それでも、ある程度のことはできないといけない。
遅刻するようなら、とっととやめた方がいい。
それでは話にならない。
ちなみに、無断欠勤なんかしたら、ブラックリストに載って
二度と仕事は来ないと思って間違いない。
茶髪、長い髪、ひげ、ピアスなどは論外だ。
この辺は、校則をイメージすると分かりやすいかも知れない。
学校の先生の機嫌を取るつもりでいればだいたい間違いないと思う。
そもそも、学校というのは社会に出るための予行演習の場なのだ。
校則で禁止されていることは、だいたい社会に出てもタブーだ。
もちろん、時計や携帯電話などは別だが。
あれは、生徒がむやみに高いものを買わないように、ということ、だと思う。
説得力の乏しい根拠だが、制定した人の気持ちは分かる気がする。
高校生くらいになればともかく、
中学生は結構細かいことで競うからな…。

これで、大学生活の実態が少しでも分かれば幸いだ。
もちろん、これは僕という一個人の例であって、
みんなこういう生活をしているわけではない。
大学ともなると拘束されることも少ないから、
講義以外ではみんなバラバラのことをしている。

昼食も、学食はあるが、使わない人も多い。
彼女のように弁当を持参する人はあまりいないが、
売店でパンと飲み物だけですます人や、
大学を出てラーメン屋に行く人などもいる。
僕も、時間に余裕があるときは大学の外で食事をすることがある。
ちなみに、狙い目は牛丼屋だ。
安くて早くてうまい。
デフレ万歳、だ。
特に、松屋は今、240円キャンペーンをやっていてお得だ。
みそ汁もつく。

朝は、だいたいみんなギリギリに来る。
彼女のように、講義の30分前に来るような人もいるが、
そんな時間に行っても、誰もいなくてびっくりするだけだ。

帰りは、誰かと一緒に帰ることが多い。
朝は一人きりで来ることになるが、帰りは一人くらい、
同じ電車に乗っているやつがいるものだ。
大学生ともなれば、講義のあとに勉強しているのではないか、
という印象を抱くかも知れない。
まあ、そういう人もいるにはいるが、少ない…。
もし、中高生がここを読んでいたら、
自分はそんなぐうたら大学生にはならないと心に誓っていただきたい。
でもまあ、別に大学で勉強しなくても、家で勉強すればそれでいいだろう。
勉強さえすれば…。

講義の空き時間も、みんなバラバラなことをしている。
僕は、一人なら大学のネットワーク端末の前に座っていることが多い。
最近は、そのときにこの日記を書いていることが多い。
家が近いやつだったら、講義時間とその前後10分の休み時間、
計110分で十分に家まで往復できるから、家に帰ってしまうやつもいる。
僕の場合はそんなことはできないから、何か他のことを考えることになる。
誰かと一緒の時は、2人並んでインターネットなんてのもバカバカしいので
キャッチボールをしたりすることの方が多い。
…インターネット、って場合もあるが。
冷静に考えてみたら、かなり変なことをしてる気がする。

あと、結構多いのが、寝る人。
大学生はなんだかんだで忙しく、寝不足になる人が多いようだ。
かく言う僕も、毎日こんな日記をかいているせいで、
寝不足になることが結構多い。
…日記を書かなければ寝不足にならないかと言われれば、
結局他のことをしているので、そうでもないのだが。

まあ、一日の生活パターンはこんなものだ。
どうして自己紹介でこんなことになるのかよく分からないが。
こんな日記、最後まで読んでいる人はいるんだろうか?
自分自身すら、ここまで読まないような気がするが…。

家族は、単身赴任している父と、
家で洋裁の仕事をしている母、
私立理系の総合大学に通っている年子の弟がいる。
父は遊び人の疑いがあり、
母にはアルコール中毒の疑いがある。
弟は…。
最近の弟は、よく理解できない。
やっと好きな人を口説き落としたと思ったら、
その彼女とのメールのやりとりが面倒くさいと言う。
そして、ふってしまった前の彼女のことを懐かしがっている。
僕と違ってよくモテる、人として間違っているのではないかという弟だ。
父が遊び人疑惑なら、弟は遊び人確定だ。
今度の単位は、必修を4つも落としてしまったらしい。
僕にだって必修を5つ落とした前科があるが、それでも笑うしかない。
僕と違って、風邪を引いたわけではないのだ。
…まあ、風邪を引いたと言っても、
熱を出したままカラオケなんてしなければ、それほどひどくならなかったと思うのだが。

ただまあ、考慮しなければならないのは、
弟の方がずっとレベルの高い大学にいるということ。
入ってからの講義のレベルは知らないが、
少なくとも、入試の偏差値で比べれば、
弟の大学の方が10くらい高い。
偏差値で10と言ったら、これは大変な差だ。
高校に報告しに行ったら、先生に嘘つき呼ばわりされたらしい。
それはそうだろう。僕だって信じなかった。

しかもこの弟、野球をやっていたのだ。
野球部員というのは、まともにやっていれば、
浪人するのが常識だ。
なぜなら、受験の勝負をかける夏に、
決着をつける時期の差こそあれ、ずっと野球をやっているからだ。
そして、引退したって、野球で燃え尽きていて
受験勉強なんてやっている場合ではないのだ。
それなのに、どうしてそんな大学に受かったのか…。
採点ミスがあったと、本人すら疑っていたようだが、どうなのだろう?
とりあえず、僕と明らかな学力の差があることは、認めざるを得ないだろう。

前にも書いたが、
この弟には、なにをやっても勝てないのだ。
勝てるのはPC関係くらいだ。ゲームですら勝てない。
例を挙げるとキリがないが、球技全般、勉強、
各種運動能力、コミュニケーション能力…。
方向感覚なども弟の方がずっと上だ。
PC関係は、やっていないのだからできるはずがない。
たぶん、この弟は、僕に対して劣等感を感じることなんて
なにもないのだろう。
逆に、僕が弟に対して優越感を感じられることも、なにもない。
論理的思考能力、と言いたいところだが、
行動に示せない思考能力など役には立たない。

そろそろ日が昇ってしまうので寝ることにする。
夏だったらもうとっくに日が昇っていた。
すっかり秋になってしまった…。
こんなに時の流れが速くなったのは、いったいいつからだろう?
少なくとも、高校生の頃はそんなこと、思わなかったが…。

2002/09/29 4:46



2002年09月27日(金) 飽きない拉致事件

2002/09/27 22:24
今日のテーマは2つ。
拉致事件と、コミュニケーションツール。
ちなみに、こんなことを書いているということはつまり、
生活の方には書くことがなかったということだ。
まだ試験は終わっていないのだが…。

そもそも、今日は起きたのが3時半頃だった。
いくら風邪気味とは言え、これは寝過ぎだ。
しかも、起きたのは友人からの電話があったからで、
自分のおかげではない。
目覚ましを9時にセットしているので、一度は9時に起きたのだが。

その友人だが、
LANボードを買いたいと言っていた。
普通に考えれば、決して難しい問題ではない。
適当なものを選んで買ってくればすべては終わる。
しかし、今回ばかりはそうは行かないのだ。
なんと言っても、彼のPCはかの有名なS○TEC製!
サードパーティとしては評判のいいメルコ製のLANボードすら
動作しなかったという前科があるのだ。
ちなみにそのLANボードは、今でも僕が使っている。
ADSLで使おうとするとブルースクリーンになるという
笑えない欠点があったが、ドライバのアップデートで対処したようだ。

それで拉致事件なのだが、
どうしてこれほど大騒ぎになるのか、まったく分からない。
一過性のものかと思ったら、ずいぶん長い間持続している。
マスコミというのは飽きたらすぐに話題が変わるかと思っていたのに、
こういうどうでもいい問題はいつまでも引きずるものだ。
被害の程度から考えたら、
オウム真理教の事件でも報道していた方がいいと思うのだが。
それと、暴力団や暴走族などをもっと調べた方がいいと思う。
人々に与える恐怖は、こちらの方がずっと大きいのだから。

母は、家族が拉致されたら大変だ、というようなことを言うが、
それを言ったら、家族が暴力団に暴行を受けても、
北朝鮮以外の誰かに拉致されても、すべて、同じことだ。
北朝鮮で拉致された挙げ句に亡くなっても、
交通事故で亡くなっても、亡くなった事実は同じだ。
それが、どうしてこの件だけ、これほど大騒ぎになるのだろう。
それほどの重要性があるとは、どうしても思えないのだが。
僕はいつも、物事を重要かどうかで判断している。
重要性の判断にはある程度、自信があるのだが。

もうひとつは、コミュニケーションの手段だ。
新聞に、お礼がメールでは味気ない、という投稿への反響が載っていた。
僕はそうは思わないが、
お礼なんてものは感情的な問題だ。
僕がそう思わなくても、彼らがそう思うのなら、そうなのだろう。
それにしても、メールなんてもらっても、ちっとも嬉しくないと書いていた。
では、彼女からメールをもらって狂喜乱舞していた僕はどうなるのだろう?
確かに状況は違うが、それにしても…。
価値観がそもそも全然違うのかも知れない。
彼らにはきっと、メールは新世代のコミュニケーションツールということで
偏見があるのだろう。

その新聞に載っていたが、
時と場合で使い分けるべきだという意見に、僕も賛成だ。
今時手紙なんてはやらないし、
電話が相手を拘束するのは周知の事実だ。
さらに言えば、最近のつきあいでは、
いちいち相手に住所を教えることは少ない。
僕は、自分のプライベートな情報にはかなりこだわらない方だ。
インターネットというパブリックな空間でなければ、
かなり平気で教えてしまう。
しかし、それでも自宅の住所を教えることは少ない。
必要性がまったくないからだ。
だから、手紙なんて言っても、そもそも宛先が分からないのだ。
これから先、否が応でもその傾向は強まるだろう。
メールアドレスさえあれば、住所なんて必要ない。

メールではこちらの気持ちが伝わらないという意見も多いが、
それは単に、感情表現の手段を知らなかったり嫌ったりしているだけだ。
インターネットを見ていれば、みんな文字だけで普通に感情表現している。
言うほどひどいツールではないのだ。
もちろん、それでも欠点はあるが…。
新しいものがあると感情的に叩きつぶそうとする
このような風潮には、どうも賛成できない。

ついでに言うと、仕方ないことではあるが、
メッセンジャーというのが完全に抜け落ちている。
メッセンジャーは、相手の状況が分かるから
リアルタイムであるにもかかわらず相手を拘束しないし、非常に簡単だ。
手紙は、手間がかかるから気持ちが伝わるのかも知れないが、
相手に手間をかけさせたから嬉しいだなんて、
そんなの、どこか間違っているとしか思えない。
重要なのは気持ちであって、そのためにどれだけ苦労したか、ではないと思う。

ついでに言うと、
メールと言っても、PCのメールと携帯電話のメールでは、
その性質がまったく異なる。
携帯電話へのメールは、送ったら大抵の場合、
1分以内に相手が受信する。
さらに、文字が読みにくいし、書きにくい。
長文のメールとなると、書くのに相当苦労する。
慣れていればいくら長文でも簡単に書けてしまうPCとは根本的に異なる。
僕だって、もし携帯電話だったら
こんな長さの文章なんて絶対に書きはしない。

今日は、ハーゲンダッツの新作を買ってみた。
そろそろ食べてみるか…。
それにしても、なんで人がはまったとなると、
いきなりこんなにたくさん新作を出すのだろう?
まるで狙っているかのようだ。

2002/9/27 23:25



2002年09月26日(木) 死者の人権とつきあいの本音

2002/09/27 0:29
今日は、特に何もしなかった。
昨日書きそびれた日記すら、この時間まで書いていなかったのだから、
本当になにもしていなかったと言える。

ためしに、ブラウザのフォントを変えてみた。
Windows 2000などのウインドウデザイン、
「Windowsスタンダード」に使われている、
“Tahoma”というフォントだ。
このフォント、見た目もさることながら、意外な利点があった。

それは、行間が空くこと。
この日記はスタイルシートを使って行間を空けているが、
互換性に気を使ったり面倒くさがったりで
行間が空いていないページは多い。
そのようなページを見ると、読んでいるうちに疲れてしまうと思う。

しかし、行間が空けば、
それだけでだいぶページは読みやすくなる。
かまくらとかいうページで絶対に行間を空けるべきだと力説していたが、
僕はそこまでは言わない。
Webページはそれぞれ、制作者の目的があって作られているのだ。
他人につべこべ言われる筋合いはないだろう。
でも、読む方としては、空いていた方が読みやすいことは確かだ。
ということで、行間が空くフォントは使える。
それにしても、勝手に行間が空くフォントがあるとは思わなかった。

テレビで、交通事故で死んだ人たちの家族の特集をしていた。
死者に人権はないのかと聞いたら、
検事が、法律的にはありません、と答えたらしい。
まあ、そうだろうな。
だいたい、生きているうちは実名で報道されないのに、
死んだ途端に実名で報道されるのはおかしいのだ。
死んだらなにをしてもいいと思っている。
でもまあ、実際そうなのだ。

マスコミですらそうなのだから、
多くの人の目に触れない部分ではもっとひどいだろう。
高校生が一人死んだとき、
赤信号だろうが青信号だろうが、
検察や警察の人間にしてみればどちらでもいいことだ。

要するに、法律的にも死者は肉のかたまりってことになってるわけだ。
もはや尊厳も名誉もない。
…だから、何なんだろう?
眠くて頭の回転が…。
何か言いたいことがあった気がするのだが。

ああ、そうだ。
ヒステリックに騒ぐなってことだ。
北朝鮮の拉致の話でも思ったのだが、
被害者の家族は、なぜあれほど騒ぐのだろう?
騒いだところでどうなるのだろう?
…と思ったのだが、冷静に考えてみれば、
彼らはそれほど大騒ぎしているわけではない。
真相の究明を求めているだけだ。
何のことはない。不幸な人々を捕まえて、
かわいそうだと言ってマスコミが騒いでいるだけなのだ。
…何とかした方がいいのではないだろうか。
なぜあのような報道が好まれるのだろうか。

死者の人権か…。
死者が社会に与える影響の大きさを考えると、
ある程度認められてもいいような気がするが…。
どうなのだろう?
実際、死者の人権が虐げられることによって、
その関係者の人権が侵害されるということはないのだろうか。

もうひとつ。
人と人とがつきあうとき、重要なのは何なんだろうか。
僕は、本音が一番重要だと思っていた。
その人が実際なにを考えているのか。
本心はどう思っているのか。
…しかし、これはそんなにこだわるべき問題なのだろうか。
結局のところ、ほとんどの場合、
人間同士の話なんて表象に過ぎない。
いちいちそこから相手を見通そうとなんてしないものだ。
言葉だけで分かり合えたら苦労はしない。

結局、人は表に出ているものを見て判断しているに過ぎない。
そこから隠れたものを見通すことも重要かも知れないが、
最も重要なことは、相手がそこに示していること、
それを読みとることではないだろうか。
要するに、言っていることを理解するということだ。

それさえできていれば、
本心がどう思っているかなんてそれほど重要じゃない。
もちろん、騙されたりするかも知れないが、
少なくとも、円滑なコミュニケーションには特に支障はない。
騙されないようにするには、相手のことはとりあえず置いておいて、
冷静に状況を見極めればよいだろう。
まあ、実際はそれほど簡単なことではないようだが。
天才的な詐欺師を見破るには、やはりその言葉尻をとらえて、
論理の破綻を追求するしかないようだし…。
特に取引の場合、状況を見極めるもなにも、
信ずるものは相手の信用のみ、という場合もあるようだ。

ああ、眠い。
ダメだ、眠ることにしよう。
やはり、休みが長くなるとなんだかボーっとする。

そう言えば、
今日の夜、久しぶりに彼女のことを思いだした。
…それっきりかと思っていたが、メッセンジャーで友人に言われて改めて思い出した。
結構突っつかれてびっくりした。
でも、一時期と比べると、だいぶ彼女の印象も薄れてきた気がする。
ボーっとすると、すぐに彼女のことを思い起こす、なんてことはなくなった。
やはり、時間が経てば変わっていくものなのだろうか。
人の気持ちなんて、所詮脳内物質の分泌と神経組織によって決定されているに過ぎない。
その神経組織が、時間と共に変化していくのだから、
人間の心だって時間と共に変わる。
いつまでも忘れないのは、心の中でいつもいつも反復しているからだろう。
反復しなくなれば、そのうち忘れる…。
強い感情を失うというのは、少し寂しいものだ…。

2002/09/27 3:15



2002年09月25日(水) 間違ったURL

2002/09/25 3:55
この日記のURLを、少しだけ間違えて入力して
検索している人がいた。
http://www.enpitu.ne.jp./usr7/72434/
となっていたのだ。
いったい、どこが間違っているか分かるだろうか?
よく見ると分かるだろう。
jpのあとに、ピリオドが余計に入っているのだ。
しかし、これでもMSNサーチによって
僕の日記にまでたどり着けたわけだ。
URLを直接入力して僕の日記に来る、
それも、URLを間違えるような相手なんて、1人しかいない。
塾の生徒だ。間違いはあるまい。
BBSに書いてくれると言っていたが、書いていないようだ。
やっぱり、書きにくいのかも知れない…。
相手は僕だ。そんなに気にする必要はないと思うが、
僕だって他の人の掲示板に書き込みをするときは、それなりに気を使う。
…結局、何の配慮もないことを書き込んでしまうが。

2002/09/25 3:59

2002/09/26 23:43
25日の日記なのに、こんな時間になってしまった。
生活にやる気がなくなると、日記まで書く気がなくなるようだ。
まあ、今回は風邪も重なったようだが。
ちなみに、風邪と言ってもちょっと気分が悪い程度で、
熱が出たりしているわけではない。
何とかは風邪を引かないと言うが、
その何とかは、例え引いたとしても、極めて軽く済むようだ。
なんだかんだ言っても、風邪はそれほど楽ではない。
軽く済むのは嬉しいことだ。
案外健康的な生活をしているのかも知れない。

なにをしたのか、よく覚えていない。
…ということは、たいしたことはしていないのだろう。

夜になって、最後の塾の講師をやりに行った。
少し感慨深いものがあったが、
生徒の方はそうでもなかったようだ。

今回は、変則の授業だった。
月曜日が祝日でつぶれたので、
月曜日の生徒も水曜日にやってきたのだ。
それに伴って、月曜日の先生もやってきた。
…弟だ。

ということで、弟がいるところで授業をやった。
…なんだか変な気分だった。
ちなみに、教えるのはどうも、弟の方がうまいようだ。
僕は、中途半端に理想から離れられないところがある。
理屈をこねないで、とにかく問題を解かなければ仕方ないのだが…。

やってみて思ったのだが、関数という概念は難しい。
中学生の頃、よくここでつまずかなかったものだ。
たぶん、細かい疑問があってもすべて忘れてやっていたのだろう。
…だから高校生になって苦労したのだと思うが。

この時期は、本当に難しいと思う。
高校生になれば、数学の方法論にもある程度慣れているから、
新しい概念が出てきても、
定義を示して証明をしてしまえばことが済む。
しかし、中学ではなかなかそうも行かない。
数学を分かっていることよりも、教育を分かっていることの方が重要だ。

関数の式やグラフからは、
それまでとは比べものにならないほど多くの情報を読みとれる。
だから、ここで一気に問題を解くための方法が多様化する。
問題自体は決して難しくなくても、量が多いために困惑するのだ。
…生徒よりも、むしろ教師が。

それで、授業のあと、
生徒たちとどこへ出かけるか話し合った。
結局、10月12日の11時という時間だけは決まったのだが、
場所は決まらなかった。
行く場所なんて、あるのだろうか…。

ボーリングに行くか、遊園地に行くかということになった。
候補の遊園地を見てみた。
…微妙。
入園料1600円に、ワンデーパスが4500円。
僕はそれほど乗り物に乗りまくったりすることはないだろうから、
券を買えばいいだろうか。
ディズニーランドよりは安いだろうが…。
だいたい、中学生にもなって遊園地に行って楽しいかな…。

僕がペーパードライバーでなければ、
ドライブという手もあったのだが…。
さすがに、自分一人だけならともかく、
生徒4人の命は預かれない。
それに、レンタカーだって安くないし。
そもそも、貸してくれるかどうかも怪しい。
免許を取得して、もうすぐ更新の時期だが、
それでも大学生がそんな簡単に借りられるものだろうか。

ちなみに、父が免許を取得したのはつい最近だ。
それで、免許を取得して間もないときに
レンタカーを借りようとしたところ、なんとあっさり貸してくれたらしい。
年格好によっては、免許取得1年以内でも車を借りられるようだ。
一度免許取消になった人だと思ったのだろうか。
まあ、免許取消になって免許を取り直した人の
免許証がどうなっているのかなんて知らないが。

そう言えば、免許の更新手続きというのはどうやるのだろう?
どこに行けばいいのだろうか?
免許証だけ持っていけばOKなのだろうか?
費用はかかるのだろうか?

こんな時、インターネットは便利だ。
インターネットが便利なのはこんな時ばかりではないが。
なにより、こうやって日記を公開できるのもインターネットのおかげだ。
まあ、それはさておき、調べてみたところ、
免許証の他に、更新連絡書というのが必要らしい。
なんだか面倒な仕組みだ…。

初回更新者講習は、3950円だそうだ。
結構かかるなあ。
まあ、僕はペーパードライバーなんだから、
本当は講習だけじゃいけないんだろうけど。

02/9/27 0時12分35秒



2002年09月24日(火) 用もなく…

2002/09/24 12:45
ポストペット、見てみたが実にものすごい。
まさか、ポストペットがフル3Dになるとは。
時代の流れとは言え、驚くべきことだ。

今日は、これから大学に行こうと思う。
特に用はないのだが、暇なので…。
彼女が試験を受けていて、会えるかも知れない、
などということはない。
…たぶん。
でも、この時間から大学に行っても、もう彼女はいないかな…。
やっぱやめようか。(爆)

やっぱり、日記はWordで書いた方が良さそうだ。
Internet Explorerのインタフェースより性能がいいし、
フリーズしてもやり直せるし、
日記のバックアップが自分のハードディスクに残るし、
エンピツのサーバに負荷を与えずにすむし。
今までは、段落を書くごとに更新していたし…。
たぶん、全部書く前に読んでしまった人も多いだろう。

ちなみに、どうでもいいことだが、
フォントサイズ、いくつに設定しているだろうか。
Internet Explorerだと、HTMLの仕様で、
使えるフォントサイズはかなり限られてくるが、
それ以外の場合は、そうでもないはずだ。

このとき、Microsoftの標準は、
10.5ポイントになっている場合が多い。
しかし、普通の人が見たら、これは小さいと思うはずだ。
それでサイズを上げようとするわけだが、
だいたいの場合、その上は11、12、14、16…、となっている。
だが、僕が使ってみたところ、
どうもここに表示されない13や15の方が、いい気がしてならない。
ただし、MS UI GOTHICの場合だが。

2002/9/24 12:59

2002/09/25 2:16
Wordで日付を入力しようと、
自動で今日の日付が現れる。
便利だが、自動で入力する方法はないのだろうか。
教えてくれるだけで、結局自分の手で打つしかないのだろうか。
教えてくれるだけで十分と言えば十分だが。

相変わらず、PHSの位置情報サービスはおもしろい。
今日、家庭教師をしに行ったときも使ってしまった。
ただ、細かい誤差があるようで、
東京都にいたのに、神奈川県と表示された。
おそらく、PHSのアンテナの位置を表示しているのだろう。
しかし、それはそれとして、便利でおもしろい機能だ。
10円で地図もダウンロードできる。
auに、GPSケータイというのがある。
しかし、精度はそれよりも遥かに劣るとは言え、
PHSでも似たようなことができるわけだ。
iモードも使えるし、位置を示す地図も出せるわけだ。

ところで、昔と今とでは、人の成長の速度が違うと言う。
昔は、15歳までに元服し、20歳の頃には立派な大人として
社会に認められていたらしい。
確か、新聞で見たことだが…。
昔は、今の1.6倍のスピードで成長していたというのだ。
だから、逆算すれば、社会人が少年ジャンプを読んでいてもおかしくない、
という計算になるとか書いてあった。
…普通におもしろいと思うのだが。
書く人も、学者なら見もしないで悪いと決めつけない方がいいと思う。
感情的にではなく、論理的、理性的に判断すべきだ。
それが、科学者というものだろう。

それで、その計算で行くと、
昔の15歳が今の24歳に相当し、昔の20歳が今の32歳に相当することになる。
確かに、昔の人の実績などを見ていると、それも頷ける。
多くの文豪が、偉大な実績を残し、三十代前半で自殺している。
しかし、それはすでに、現在の50歳に相当するわけだ。
この歳なら、それなりの実績を残せたっておかしくはない。

僕が思うに、
現代の人間と昔の人間がこれだけ違ってしまったのは、
現代の人間が劣っているということではないと思う。
そうではなく、要求される知識の量が増えたということではないだろうか。
19世紀の神学者は、神という究極の存在に迫るため、
たった1人ですべての科学を修めたそうだ。
これはこの時期の科学者に限ったことではない。
ルネッサンス時代には、科学だけでなく芸術においても
成果を残した人間がたくさんいる。

こんな芸当ができるのは、
彼らが天才だったということも挙げられるだろうが、
それ以上に、それまで人類が蓄積してきた知識の量が
少なかったということが言えるだろう。
現代は、知識の量そのものが増えただけではない。
論文として知識を蓄積する技術も格段に進歩した。
もはや、たった1人の人間がすべてを修められる量ではなくなってしまったのだ。
詳しい数字は知らないが、
100年前と比べて、本の数は何桁も増えていることだろう。

ここに、人類の限界が見える気がする。
人類は、過去に祖先が築き上げたものを継承して発展してきた。
しかし、祖先はあまりに多くのものを築きすぎた。
人間の能力では、それを継承しきれなくなってきてしまったのだ。
今は、一人がすべてを継承できないというだけで、
専門という形で割ってしまえば、理解できないことはない。
…それでも、自分の専門以外まったく分からないという
特異な科学者が大量発生しているようだが。

さらに進歩すれば、その傾向はますます強まるだろう。
新しい技術を生み出すために必要な既存の技術は
人類が進歩すればするだけ積み上げられていくのだ。
もちろん、教育の技術だって進歩するだろうし、
現に今も進歩を続けていると信じたい。
しかし、それにだって限界はある。
人間は、科学だけ学んでいればそれでいいというものではない。
人として知らねばならないことがあるはずだ。
常識はもちろん、常識を越えた思いやりや愛、友情など…。
科学の範疇を越えるような知識も、教養として必要となるだろう。
さらには、自分が所属する文化についても知らなければならない。
人類が過去にしてきたこと、特に過ちについて知らなければ、
自分たちもまた、同じ過ちを繰り返しかねない。

人間が過去の人間のしてきたことを継承し、
過去の過ちを繰り返さずに新しい道を築くためには、
これだけのことを知らなければならない。
もちろん、これ以外にも知らなくてはならないことは無数にあるだろう。
最近よく言われているが、
人間は地球に生まれた存在なのだから、
実際に命に触れるような体験をする必要だってある。

すでに、今の人間には欠落したものが多すぎる。
命に触れる経験をした経験をした人間なんてあまりに少ない。
他人の痛みを理解できる人間もあまりに少ない。
人間として当然備えているはずの感覚、「優しさ」ですら、
もてはやされるような時代なのだ。

もちろん、他人だけではない。
僕自身、欠落したものは多くある。
命の大切さなんて、感覚的にはまったく理解していない。
他人の痛みなんて、共有できたためしがない。
人の死の、なにが悲しいのかまったく分からない。
両親が死ぬと考えたって、生活が困るとは思うが、
それ以上の感慨なんて湧かない。
もちろん、これは現実味がないからかも知れないが。

それは、僕の人間関係に表れている。
誰かが苦しんでいるとき、困っているとき、
僕は、割と器用に慰めたり相談に乗ったりできると思っている。
もちろん、僕がそう思っているだけで、実際はどうなのか分かったものではないが。
少なくとも、決定的な失言は、中学生の頃以来、したことがないはずだ。

なぜなら、他人の苦境にたいして、
特別の感慨が湧かないからだ。
他人の苦しみを自分の苦しみとして感じられないから、
その苦痛をなかったことにして物事を考えられるのだ。

別に苦痛に限ったことではない。
あらゆる感情を理性的に取り扱っているから、
どんなときでも、だいたいうまく対処できる。
時々的はずれなこともするが、
それは瞬時の判断を誤っているだけだ。
こと感情的な問題に関しては、そのとき自分が取るべき行動を
きっちり判断できるようになったのだ。

これは、今までの人間関係で築き上げてきた技術だ。
理性的な判断で感情を操っているから、比較的失敗が少ないわけだ。
そのとき取るべき行動、話すべき言葉を選べばいいのだ。
…彼女に対してはまったくどうしていいのか分からないが。
僕の乏しい人生経験では推し量れない人だ。

感覚的な善悪の判断、美醜の感覚、その他あらゆるものが、本物ではない。
少なくとも、中学生の頃はそんなもの、サッパリ分からなかった。
しかし、必要に迫られて、世の中の多くの人が良いと言うものを知るようになっていったのだ。
自分がどう思うかなんてどうでもいい。
世の多くがどう判断するか。それに、自分の判断をゆだねるのだ。
自分では、なにも分からないのだから。
物事から世の中が判断基準にしている事象を読みとり、
世の中の判断基準に従って判断する。
そこに、僕自身の意思が介在する余地なんてない。
いいものはいい、悪いものは悪い。
…たぶん、真理だろう。
しかし、僕自身には、その基準がまったく存在しないのだ。

まあ、世の中全体、特に日本人にこの傾向は見られる気がするが。
僕はこのように、他に判断基準をゆだねることに嫌悪感を持ってきたので、
それが表にはなかなか出ないようになっているはずだ。
しかし、世の中には、ブランドというだけでよいと判断したり、
医者がいいと言うからってあっさり詐欺に引っかかったりする人間が多く存在する。

あまり関連はないが、書きたかったことなので、
このまま砂糖の話に関連させようと思う。
砂糖は、身体に好影響を与える食物だ。
太るとかコレステロールが増えるとか、
果ては依存性があるということまで言われているようだが、
基本的に、砂糖固有のそのような薬効はない。
なぜなら、砂糖はただのスクロースであって、
分解されればグルコースとフルクトースになるだけの物質だからだ。

これらの物質は、人間のエネルギー源になる。
逆に言えば、それ以外に使われることなどない。
使おうにも、他の用途に使えるような性質を持ち合わせていないのだ。

好影響を与えると書いたのは、単にエネルギー源であるというだけの理由だ。
まあ、あえて言うならば、他のエネルギー源である
ご飯やパン、うどんやそばなどの炭水化物と比較して、
構造が単純である分吸収が速いということか。

吸収が速いということは、早い血糖値の上昇を促す。
血糖値が上がれば、その分人間の身体はエネルギーを身体に取り込みやすくなる。
それだけ新陳代謝も活発になるし、影響は大きいというわけだ。
さらに、血糖値の上昇は食欲の低下を促す。
砂糖を食べると、すぐにお腹がいっぱいになるわけだ。
もちろん、エネルギーというのは過剰に摂れば脂肪として蓄えられるわけだから、
食べ過ぎれば太るのは当然だ。しかしそれは、砂糖に限った話ではなく、
カロリーを持ったあらゆる食物に共通することだ。

ついでに言うと、グルコースは、唯一の脳の栄養源だ。
なぜなのかは知らないが、脳は他のあらゆる物質をエネルギーとして使えない。
グルコースがない場合、人間の身体は、
グリコーゲンという肝臓に蓄えられた物質をバラして使っていく。
しかし、人間の身体は化学反応を瞬間的に行うようにはできていない。
酵素によって化学反応を促進するという手法のためだ。
だから、どうしても蓄えられたエネルギーだけでは欠乏する。
なるべくグルコースは摂取すべきであって、その手段として砂糖は適しているのだ。

なにが言いたいのかと言うと、
砂糖は今、多くの人に嫌われている。
しかし、その多くは誤解であり、判断を誤っているのだ。
だが、世の中の多くに同調するあまり、
極端に砂糖の摂取を抑制してしまう。
それは、食事情が良くなってきた現代で、
砂糖の消費量だけが減少しているという事実が証明している。

統計的に有意差が現れるほど、判断基準を他にゆだね、
誤った判断をしている人が多いのだ。

だが、これを実際に自分で判断するとなると、
これは極めて難しい問題となる。
当たり前のことだが、僕が書いたことが事実であるという証拠を、
僕は何一つ示していない。
統計などと書いてはいるが、
実際のその統計も、統計の出典も述べていないのだから
証拠とはなり得ない。

判断の問題に限ったことではない。
精神病質者、サイコパスと呼ばれる人たちをご存じだろうか?
彼らは、僕のレベルとは比べものにならないほど、
多くのものが欠落していると言われる。
どっかのマンガに「ヒトガタ」とかいうのが出てきたが、まさしくそれだ。

彼らは、例えば恐怖をまったく感じないなど、
かなり異質の存在だ。
あらゆる感情的な判断が、できない。
しかし、別に笑顔を作れないわけじゃないし、
泣こうと思えば泣くこともできる。
あらゆる感情表現を、その場に適した形でしてのけることができるのだ。
結果、サイコパスの多くは、
人間的な感情が欠落しているにもかかわらず、
極めて優れたコミュニケーション能力を有し、
大量殺人者であることを他に悟らせないほどの人格者として振る舞うことができる。

だから、結論として、僕の持論が表れるのだ。
感情的な判断は不要だと。

これで、一時的にしろ、上記の問題が解決する。
人間は、その人生の中で、
あまりに多くの時間を、感情的な判断力を養うために費やしている。
だが、それをすべて、科学を学ぶために費やせば、
人間は過去のあらゆる知識を継承し、先へ繋ぐことができるようになるだろう。
感情的な判断さえ排除すれば、
力ずくで相手を黙らせようとする戦争だって起きないだろう。
これも、1つの理想郷だ。

しかし、それが幸せなのかと問われれば、疑問だ。
幸せを感じる心すら失われているのだから、
人として、もっとも不幸なのかも知れない。
それだって、僕が今の考え方に毒されきっているから思うことなのかも知れない。
幸せを考えること、それ自体意味のないことなのかも知れない。
こんな定義のはっきりしない、
極めて曖昧なことを追求する意味などないのかも知れない。
快楽を示す麻薬物質さえ供給されていれば、それが幸せなのだろうか。

今の僕が思う幸せの姿は、結局のところそんなものだ。
自分の目標を達成する、護るべき家族の笑顔を見る、
友人と楽しく会話する、好きなことに全力で打ち込む。
このような幸福を示す事象のすべてが、
快楽物質の分泌を誘発する事象だろう。

どのような関数で人間が動作していようと、関係ないのかも知れない。
脳の内部でどう動作していようと、自分が幸せだと思えればそれでいいのだろうか。
脳の動作原理なんて、人が知ってはならないことだったのだろうか。

たぶん、こうやっていろいろ思索を巡らしている間、
僕は幸福なのだろう。
手が疲れて、多少右手の手首に違和感があり、
裸足の足が冷たいだけで、これと言った苦痛は感じない。
ヘッドホンから流れる音楽はよい印象を与えるし、
キーを叩く感触も決して悪くない。
なにより、考えていることをこうして記していくのはたまらなく楽しい。
誰かが読んでくれると思えばなおさらだ。
PCがフリーズして吹っ飛んでしまうかもという不安はあるが、
それ以外にこれと言った不安はない。
将来に不安はあるが、悲観するほどひどい環境にはいない。
国立大学にいるし、成績は比較的優秀な部類に入る。
問題なんて、なにもない…。

彼女の心を理解できないのは、なんだか嫌な気分だ。
悲しいというのも悔しいというのも、少し違う気がする。
すっきりしない気分と言えばいいだろうか。
なぜこれほどまでに彼女を意識するのかも、分からない。
でも、だからと言ってどうと言うこともない。

もうひとつ書きたかったことは、月の大きさだ。
今日、いろいろなものをデジカメで撮ってみた。
そのとき、最後に家庭教師先からの帰り道、月を撮ってみたのだ。
月は、夜空に大きく輝いていたはずだった。
しかし、デジカメに見える月は、あまりに小さかった。
原因は知っている。人間は、遠くのものほど大きく見る機構を持っているのだ。
遠くのものを、そのまま認識してしまっては十分に理解することができない。
そのため、何らかの方法で拡大しているのだ。
実際の月は、想像以上に小さかった。
それに驚いて、日記に書くことにしたのだ。
…その驚きを表現する術など持たないのに、
いったいなにを書きたかったのか自分でも分からないが。

やはり、今日は大学に行くべきだったか。
彼女に会えれば、それだけでも良かった…。
病気かな…。

2002/09/25 3:48



2002年09月23日(月) 感覚のズレ

2002/9/23 23:11
今日は月曜日だったと、今気づいた。
ついさっきまで、日曜日だと思いこんでいた。
昨日一日があってなかったようなものだったからな…。

今日は、友人と新宿に出かけた。
11時頃、突然電話をかけてきて、呼び出されたのだ。
まあ、僕も暇だったし、それで良かったのだが。

友達は、バイクのヘルメットにつけるゴーグルが欲しかったらしい。
それで、僕の大嫌いなドンキホーテに行った。
商品の配列はめちゃくちゃ、通路は極端に狭く、
客にかなりの圧迫感を与える店だ。
しかし、悔しいことに、それを見て僕はおもしろいと思ってしまった。
脈絡もなく並んでいる商品に、意外性があってびっくりするのだ。

それ以外に、J-SH52に関して少し聞いてみた。
どうやら、どんなに早くても10月の中旬にならないと発売されないそうだ。
いったい、どのくらいまで開発は進んでいるのだろうか。

今回に限ったことではないが、
町中を歩き回ると、いつもすごく疲れる。
前に買い物のことを書いたが、
買い物なんてしていなくても、町中を歩き回っているだけで疲れる。
男がどうしたこうしたと言う前に、特殊な体質なのかも知れない。

今、少しPHSで遊んでいた。
J-PHONEに位置情報サービスがあるのを知って、
PHSにもないものかと探していたのだ。案の定、あった。
しかも、アンテナ間隔が短いPHSだから当然のことだが、
携帯電話よりもずっと表示される範囲が細かい。

あちこち見て回ったあとは、一緒にカラオケに行った。
しかし、行った場所がなんともひどい場所だった。
マランツのアンプを置いていたので期待したのだが、
その音質は実にひどいものだった。
そもそも、部屋が狭すぎたのではないだろうか。
音が反響を繰り返し、響きまくって非常に不愉快だった。
仕方がないので場所を変えた。
…おかげで、お金をかなり使ってしまった。
こんなことばかりやっているから、お金がなくなってしまうのだ。

フリーズしてしまった。
もうすっかり、一段落ごとに保存する癖がついてしまった。
やれやれ…。
一気にアップした方がいいのだろうか?
ワードで書いて一気に上げてもいいかも知れないが…。
どっちにしろ、たいして手間は違わないし。

変えたあとの店は、非常に良かった。
1時間あたりの料金が3倍近かったが、それだけの違いはあった。
接客態度、リモコン、機械の性能、等々、あらゆる点が段違いだった。
結局のところ、ちゃんとしたサービスが欲しかったら、
金を出すしかないということか。

ああ、何か書くことがあったはずなのに。
なんだかボーっとして忘れてしまっているようだ。

そうだ。それで思い出した。
どうも風邪気味なのだ。
それも、彼女にうつされた可能性がある。
…彼女にうつされたんなら別にいいか、と思っているあたり、
我ながらかなり頭が悪い。

さらに、ちょっと前にPHSの壁紙自動変更機能をダウンロードしていたので、
それに合わせて壁紙をいくつかダウンロードしてきた。
だが、120×160という妙なサイズの壁紙など、なかなか見つかるものではない。
何とか九つそろえ、壁紙に設定した。
その中に4枚ほど池脇千鶴の写真があったことに深い意味はない。
ちなみにこの壁紙、PHSを開くたびに違う写真が出る。
これで、ただでさえバネで開くのがおもしろくてぱかぱか開いていたのが、
さらに頻度が増えそうだ。壊れたりしなければいいが…。
1日30回程度のペースで開いているので、
もう1000回に達しているかも知れない。
6月9日から何日経っているのだろう。

ちなみに、僕のPHSは解像度が120×160で、
色数はハイカラーだ。
携帯電話でハイカラーというのも驚きだが、
時代はさらに次に進んでいる。
解像度に変化はないものの、なんとフルカラー表示の携帯電話が登場しているのだ。
それが、何度も述べているJ-SH52だ。
ただ、確かJ-SH51という1つ前の機種も、
フルカラー表示に対応していた気がする。
その機種なら、池脇千鶴の写真もよりきれいに見えるのだろうか。

ところで、その一緒に遊んだ友人には彼女がいる。
たぶん、かなり仲がいいと言っていいと思う。
僕と一緒にいるときにも、何度もメールが来ていた。
しかし彼は、あろう事か面倒と言う。
なんともったいないことを。
好きな人に心配してもらえる。
これほど幸福なことが他にあるだろうか。
…まあ、実際彼の立場になってみなければ分からないこともあるだろうが。

しかし、僕が彼女からそんなメールをもらったら、
そのメールのせいで浮かれて事故に遭ってしまうに違いない。
なんせ、僕は未だに、彼女の携帯電話のメールアドレスを知らないのだ。
そもそも、携帯電話でメールを使っているところなんて
見たことがないので、使っていないのかも知れないが。
でも、周りに人がいるところでメールなんて書かないだろう、とも思う。
結局のところ、何にも分からない、ということだ。

ちなみにその友人の彼女は、
彼が僕と一緒にいると安心するらしい。
理由は分からないが…。
なんせ、友人の彼女と僕に直接面識はないし、
一度しか話したことがない。
それも、いきなり携帯電話を渡されて、しどろもどろになっただけだ。
浮気しているのかどうか不安というわけでもないらしい。
1人と言うと不安になるが、僕と一緒だと安心らしい。
…謎だ。

世の中、いくら考えても分からないことなんていくらでもある。
恋愛なんてその最たるものだろう。
こういう問題を扱うときは、下手に考えないで、
自分の感覚を信じることだ。
冷静に考えること、それ自体が不快感を与える可能性があるからだ。

さて、明日からいったいなにをしようか。
明日は、とりあえず大学に遊びに行こうと思っている。
そのあとには家庭教師の仕事がある。
給料が入るので、しばらくの間、経済的には安定するはずだ。

水曜日には塾講師の仕事がある。
諸処の都合で、弟と一緒に教えることになった。
普段、かなりいい加減にやっているので、
弟になにを言われるのかと思うと少し不安だ。

それで、生徒たちと一緒にどこかに出かけようという話になった。
しかし、「いつ」という問題と、「どこ」という問題がまったく解決できない。
さらに「どうやって」という方法にも、金額的な問題がある。
それこそカラオケでもやろうかと思ったが、
このカラオケというのは好き嫌いの差が大きい。
案の定、反対意見が出て立ち消えになった。
飲み会などと違って、カラオケというのは歌わない人間がいると、
少なくともその人間はあまり楽しくない。

かと言ってボーリングでは金がかかりすぎる。
中学生にそれほど金を出させるわけにはいかないし、
なにより、自分が払いたくない。

だいたい、困ったときのもうひとつの選択肢がビリヤードなのだが、
これは、多人数でやるには向かないし、
たぶん、僕しかやったことのある人間がいないだろう。
一人で四人を教えるのはつらすぎる。
だいたい、塾を離れてまで教えたくはない。

繁華街に出かければそれだけで楽しいとも思ったが、
四人という人数の統制を取れる自信がない。
治安だって決していいとは言えないし、
なにより、僕が行きたくない。

このようなとき、システム工学的には
ソフトシステムズアプローチを試みることになるだろう。
とりあえずは理想を掲げ、
その実現のための方策を探るのだ。
この際、上記のように制約を気にしていては議論が先に進まなくなってしまう。
と言うよりも、そのような困難な問題に対して
適用するアプローチなのだ。
悪定義問題、というやつだ。

制約を気にしなければ、ディズニーランドというのが浮上する。
僕はともかく、中学生なら、行けば確実に楽しめるだろう。
危険もそれほどないし、そもそも遊ぶためのところなのだから、遊ぶには理想的だ。
だがさすがに、制約を気にしないというのは無理がある。
僕は定期を使えるから300円程度だが、
生徒たちは交通費だけで1000円以上、それに、
入るためのパスポートで生徒は4800円、僕は5500円払う必要がある。
合わせれば、僕も生徒も6000円近い額を払わなければならない。
どう考えたって高い。高すぎる。

ああ、眠い。
座ったまま寝そうになった。
そろそろ寝ることにしよう…。

2002/9/24 3:09



2002年09月22日(日) 書くことのない一日

2002/9/22 15:50
昨日の日記を書いてから今まで、ずっと寝ていた。
だから、ネタなんてなにもない。

どこかに探しに行こうか…。
一見は百聞にしかずと言うが、
僕には、聞いただけの知識が多すぎる。
実際に自分の目で見て、身体を動かして得た知識が少ないのだ。

9月22日か。
なにも考えずに過ごしていると、時間はどんどん流れていく。
9月20日に閉店する店があるから確認しようと思っていたのに、
試験で手一杯になって、そんなことはすっかり忘れていた。
まあ、お金がないのだから、どんなに安くても買うわけにはいかないが。
最近、派遣の給料もかなりやすくなってきている。
時給にして、200円も下がっているのだ。
もともと1300円だったのが1100円になっている。
8時間働いたら1600円も差が出てしまうのだ。

昨日、道を迷って感じたこと。
…世界は広い。
日本、それもこの神奈川県だけでも、
僕の知らないところがまだまだいっぱいある。
道沿いの一次元だけで考えるから、ひどく狭く感じてしまうのだ。
道をちょっと外れただけで、その場所も道路標識も、
知らない地名ばかりになってしまう。
綱島街道ってなんだ!?丸子橋ってどんな橋だ!?
という具合だ。
…綱島街道沿いや、丸子橋付近に住んでいる方には申し訳ないが。
少なくとも、大抵の地名は登録されているATOKで変換できないということは、
丸子橋の方は、それほどメジャーな場所ではないということだと思うのだが…。

だいたい、足柄峠を越えたときにも、
南足柄市ってどこ?と思ったものだ。
神奈川県にそんな場所があることすら知らなかった。
まあ、インドア派の人間なんてこんなものだ。
それ以前に、足柄峠なんて聞いたこともなかったのだが。

足柄峠は、南足柄市矢倉沢と静岡県小山町の県境に位置する標高759メートルの峠なのだそうだ。
道理で、ペットボトルがへこんだままだったわけだ。
> 当時の旅人たちは、箱根越えの難路をさけて、箱根北端を通る足柄道が
> 開かれてからは遠回りであっても、標高が低く直線コースであることから
> 足柄道を多く利用していた。
調べると、こんな記述がある。
僕たちは国道1号線を利用しようとしていたので、
つまりは、東海道を利用しようとしていたことになる。
しかし、この記述を見ると、「遠回りであっても」とある。
どうやら、相当変なところへ行ってしまっていたようだ。
ちなみに、当たり前だが、
東海道が国道1号線になった今、箱根越えなんて難路でもなんでもない。

それにしても、秋田と青森の山奥や、丹沢の山でも思ったのだが、
こんな山の中まで、良く整備されているものだ。
いったい、誰がこんなところの工事をしたのだろう?
人間の力というのは恐ろしいものだと思った。
同時に、山の中にすらこれだけ浸食しているのなら、
自然環境をそれだけ破壊しているというのもまた、納得できることだ。
その道をつかって利を得ているのだから、批判できる筋合いではないのだが。

ここで、少し自動車に関する考察を。
…正真正銘、書くことがないだけなのだが。

自動車には、Automatic Transmission車と、Manual Transmission車がある。
最近では免許種別にもAT限定というのが登場した。
昔は、AT車は出力が劣る代わりに運転が簡単という特徴があるとされていた。
しかし、最近の技術発展はその弱点を、かなり解消することに成功した。
今のAT車は、効率は低下させずに、弱点だけを解消しているのだ。

ということで、世の中の車はAT車が主流になりつつある。
MT車に好んで乗るのは、車そのものが好きだという人だけになりつつある。
もちろん、そういう人はこの世の中、決して珍しくないのだが。

しかし、昨日友人の車に乗っていてしみじみ思ったのだが、
AT車の最大の欠点は、やはり恐い。
それは、エンジンブレーキが使えないことだ。

エンジンブレーキとは、ギアに設定された回転数よりも
車が速く走っていたとき、エンジンが過回転を起こすために
エンジンによって回転が抑制される現象だ。
ギアを使う方法以外に、アクセルを使う方法もあるらしい。
教習所ではあまり言われないが、
車を運転する方は経験的に知っていることと思う。
踏んでいたアクセルを離すと減速する現象だ。
アクセルブレーキと言うそうだ。
だがこの言葉、どうもインターネットで検索してみたところ、
あまり一般的ではないようだ。

それはともかくとして、MT車ではこのようなエンジンブレーキを使用することができる。
ところが、AT車では、ドライブに設定している限り、
このエンジンブレーキがほとんど使えない。
これは教習所でも習うが、
ATというのは、ギア比を連続的に設定する装置であり、そのギア比の上限はない。
少なくともその変域は、通常自動車を使用する範囲、
時速−20キロメートルから時速100キロメートルよりも大きい。
時速50キロメートルでバックする人や、時速200キロメートル以上で
車を走らせる人がいるが、
そのような人たちは、道路交通法か何かに違反しているので、この場合は考えないことにする。
時速50キロメートルでバックしても、法律には違反しないのだろうか…。

で、エンジンブレーキが使えないとどうなるかということだが、
下り坂で際限なく加速し続ける。
例えば、5%の坂だと、正弦の値は1/20だ。
車の場合は、とても抵抗は無視できないが、とりあえずは考えないことにする。

この場合、車には重力加速度の1/20の加速度が加わる。
最近の車は極めて効率よくできているので、
車を加速させるのならこの程度で十分だ。

実際、ブレーキを踏んでいなかった友人の車は、
アクセルを踏んでいないにも関わらず、下り坂で際限なく加速した。
ここで、問題が生じる。
もうひとつのブレーキ、と言うより、主のブレーキであるドラムブレーキなのだが、
このブレーキは、長時間使用し続けると油圧機構の中に気泡を生じ、
性能が低下するという特徴を持つのだ。
このため、ずっと踏み続けると利かなくなる。
それほど頻繁に起きる現象ではないのだが、
自動車のブレーキが利かなくなるというのは、かなり問題となる現象だ。
乗員の命に関わる。
十分に危惧する必要がある。

ここで、AT車にはLowギアやSecondギアが用意されている。
Thirdというギアが用意されている場合もあるが、それほど多いわけではない。
このSecondというギアは、その性能はおおよそMT車のSecondギアと同程度だ。
たぶん、内部機構には大きな違いがあるのだろうが、
関数と見てその入力と出力の相関を見る限り、大差ないと言っていい。

このSecondギアを使えば、
MT車と同様の、かなり強いエンジンブレーキを使うことができる。
しかし、この「かなり強い」というのがまた問題になる。
おとなしく走っていれば何の問題もないのだが、
一般道を時速80キロで走るような運転者には、このエンジンブレーキは強すぎるのだ。
下り坂を下るなら、ギアをSecondに入れて、少しアクセルを踏んでやればそれでいいと思うのだが…。
でなければ、ドライブとSecondに交互に入れて、
適当に速度を調節してやればいいのだ。

ちなみに、エンジンブレーキを使うと、アクセルを踏んだときと同様、燃料を使うらしい。
考えてみればこれは当然のことで、
車の速度に対してマイナスの加速度を与えているのだから、
当然、そのエネルギー源が必要だ。
自動車のエネルギー源は、ハイブリッド車を除けば燃料しかない。

これ以外に、高速で走行していると、
タイヤ表面に波動を生じるという現象や、
時速90キロメートル以上で走行すると、
水の表面張力でタイヤが浮き上がるという現象があるらしい。
ブレーキの現象も含め3つとも、名称は忘れた。
タイヤが波打てばバーストの危険があり、タイヤが浮き上がればハンドル操作が利かなくなる。
タイヤがバーストしたら自動車はまともに走行できないし、
ハンドル操作を受け付けなくても、もはやそれは自動車としての要件を満たしているとは言えない。
いずれも、生命の危険に直結する危険な現象だ。

間違っていることも多いと思う。
あまり信用しないでほしい…。

さて、気づけばもう17時だ。
やっぱりこの日記、時間の無駄なんだろうか…。
とりあえず、なんでもいいから食事をしなければ。

2002/9/22 16:58



2002年09月21日(土) 富士山への旅

2002/9/21 0:38
富士山へ、行ってきた。
命、かけてきた。
僕の知る限り、富士山の五合目というのは観光地のような場所で、
決して命を懸けるほどの場所ではないのだが。

その原因は、車を運転していた友人が下手だったことによる。
ちょっとカーブでスピードを出しすぎてスピンターンしそうになったとか、
ウインカーを出さずに曲がることが10回ちょっとあったとか、
まあ、その程度のことだ。
命を懸けたと言うのは大げさだが、
あの横浜新道の出口で彼がハンドルを切ったとき、
運が悪ければ僕は、瀕死の重傷を負っていたことだろう。
助手席の友人は死んだかも知れないが、
僕は後部座席に座っていたので、死ぬことはなかっただろう。

まず朝、7時に起きようとしたが起きられなかった。
試験があって、毎日睡眠不足だったのだ。
試験が終わって気がゆるんでいるのに、そんなに早く起きられるはずもない。

しかし、友人たちの方がさらに遅れた。
国道246号線が異常に混んでいたのだ。
なにがあったのかはよく分からないが、いつも混むものなのかも知れない。
そして、ひたすら246号線をたどって、富士山へ向かった。
頭を使わずに富士山に行きたいなら覚えておくといい。
時間はかかるが、246号線を南に向かうだけで富士山までたどり着く。
近くまで来たら、必要な道で曲がればいいだけだ。
その程度のことは、道路標識さえ読めれば問題ない。

それから、富士山の五合目までは結構遠かった。
下りるときよりずっと時間がかかったので、
もしかしたら遠回りをしてしまったのかも知れない。

上ったら、いろいろと面白い現象が起きていた。
ペットボトルやお菓子の袋は、ぱんぱんに膨れあがっていた。
酸素もかなり少ないようで、
ちょっと階段を駆け上がっただけですごく疲れた。

富士山には、五つの登り口があるらしい。
僕たちはなにも考えずに行ったのだが、いったい、どのような場所なのだろう。
富士宮という名前だったが。

ああ、眠い…。
恐怖の運転で、とても眠れる状況じゃなかったからな…。

その富士山の五合目では、
土産屋を見て回ったり、ちょっと上を見てみたり、
写真を撮ってみたり、お菓子を食べてみたり、あれこれと遊んでいた。
一時間あまりだろうか。

驚いたのは、その価格。
正真正銘、筋金入りのボッタクリだ。
先輩に頼めば100円くらいの木片から作ってくれそうなアクセサリが500円とか。
どう見てもただの棒にしか見えない杖が1000円とか、
その価格設定はまさに驚愕だった。
ジュースも高かった。
いろいろな観光地を見るが、一本200円のジュースを見たのは初めてだった。
150円のジュースもあったが、
今まで見たこともないほど小さな缶だった。
おそらく、内容量は120ミリリットル程度だろう。

ああ、本当に眠くて眠くて仕方がない。
結構いろいろあったのだが、
適当にはしょることにする。
…はしょるって、標準語なのかな?
ああ、端折るってことか。

帰りは、適当に御殿場から下りた。
詳しいことは知らない。
書いてあったことをそのまま書いているだけで、
御殿場がどのような場所なのかもよく知らない。

それから、適当に走っていたら、
いつの間にか山の中に入っていってしまった。
気づいたら、足柄峠に挑戦していたのだ。
結局、迷うことなく突破することができた。

しかし、そのあとが大変だった。
国道一号線に乗って横浜に行ったところまでは順調だった。
しかし、そこで国道16号線に乗り損ね、川崎の方まで行ってしまった。
仕方がないのでコンビニで地図を立ち読みし、
なんとか来た道である246号線に乗ることができた。
ここでいろいろあったのだが、面倒なので省く。
ちなみに、この日にお金をほとんど使ってしまって、
今、僕の財布には37円しか入っていない。

…弟が、子どもが産まれたらボブと名付けるのだと言って笑っている。
誰だ?電話の相手は…。
「保部」にするらしい。
悪いことは言わない、それはやめておけ、と思うが、
電話の邪魔はしないことにする。
子どもが産まれたらどんな名前にするか。
考えたこともなかったが、いじめられたりしないよう
無難な名前にすると思う。
まあ、結婚して相手と相談してみないことにはなにも分からないが。

僕を下ろしたあと、友人たちは家にたどり着くことができたのだろうか。
駅の近くを歩いていたとき、大きな音を立てて走る
変なバイクがいたが、彼らはどうしたのだろう。
むやみに大きな音を立てているのは威圧するのが目的なのだと思うが、
いったい誰を、なんのために威圧しているのかまったく分からない。
正直言って、頭が悪いとしか思えない。

携帯哀歌、僕の18番が鳴っている。
機会があったら聴かせることにしよう。
非常に哀しい歌だ。
普通、哀しければ同情されて最低限の救いになるものだが、
この歌は哀しすぎて、同情の余地すらない。
悲しみ、憎しみ、裏切り、虚しさ、怒り…。
あらゆる感情を強く歌っているのだ。

試験は終わった。
明日からの休み、なにをしようか…。

2002/9/22 2:05



2002年09月20日(金) マイナスイメージ

2002/9/20 12:39
今日は、大学の人間関係の話を。
最近は大学生活の話を書けているな…。
ジャンルを移されることがあるというのを読んだから、
少しは気をつけないと。
…別に、ジャンルを移されても困りはしないのだが。

普段、あまり話さない人と、長話をした。
今が12時半で、話し始めたのは11時くらいだから1時間半くらいだろうか。
いろいろな話を聞けて、面白かった。

意外な話も多かったのだが、
普段話さない人と話すとき、気になるのは自分のイメージだ。
別に、それしか気にならないわけではないが、やはり気になる。
ついでに言えば、その人は女性だったのでなおさら気になる。

と言っても、本人を目の前にして悪口を言うとは思えないから
ほどほどに聞き流しておかなければならないが、
どうも聞いた感じだと、僕にマイナスイメージはなかったらしい。
結構意外だ。
理系の大学にくる女性は、どこか感覚がズレているのかもしれないが。

あとは、意外な人に対するマイナスイメージ。
最初のころは、結構些細なことでマイナスイメージを抱くようだ。
積極的に人間関係を築こうとすると
失敗するという典型的な事例のような気がした。
入学直後の時期に、名前と顔と学籍番号がすべて一致していて
気味が悪かったとか、そんなような話だった。
一緒に大学生活を送る仲間だからと言って、
むやみに意識すると逆効果ということのようだ。

この日記、自分の備忘録と言う目的以外に、
大学生活を知らない人に、意外な大学生活を示そう、
という意図がある。
しかし、そんな人、読みにくるのだろうか。
せいぜい、僕が塾で教えている生徒くらいではなかろうか…。
まあ、一人でも二人でも、対象の人が読みにくるのであれば、それで十分だが。

僕は、自分の風貌をよくしようとする努力をほとんどしていない。
しかし、恋愛関係などの話ならともかく、
日常のことであれば、そのようなことはあまり問題にならないようだ。
これは、大学に入る前のイメージと違ってかなり意外だった。
大学生ともなると、見た目だけで人を判断しないようにするものなのかもしれない。
ちなみに、モテない僕が言うのもなんだが、
女の子と楽しく遊びたいと思うのなら、
格好には十分に気を使ったほうがいい。

弟と僕は、兄弟だ。…同語反復のような表現だが。
しかし、弟と僕はかなり違う。
僕は、どちらかというと、大学生活の力点を勉強においている。
…どれも重視していない、と言ってもいいかもしれないが。
それに対して、弟は、大学生活は遊ぶことがほぼすべてだ。
最近、まじめに勉強しよう、と言っているが、
それはひるがえせば、今までまじめに勉強していなかったと言うことになる。
まあ、環境も悪いが。
偏見かもしれないが、まじめに勉強するなら国立大のほうがいいと思う。
教官の質も多少は違うようだが、
それよりも何よりも、周囲の人間の質が決定的に違う。
国立大は勉強しにくる人間が多いのに対して、
私立大は遊びにくる人間が大多数を占める。

基本的に、偏差値が上がるほうがそのような人間は減るだろう。
しかし、東京理科大ほどのレベルであっても、やはり遊びにくる人間は多いらしい。
早慶は説明の必要もないだろう。
それと比べれば、僕の大学はまじめな人間が多い。

何がいいたいのかと言うと、
私立大は遊びに向き、国立大は勉強に向くということだ。
私立大でまじめに勉強しようと思っても、
周囲に遊び人しかいないのでなかなか難しい。
逆に、国立大で遊びまくろうと思っても、
合コンを企画できるような気合いの入った遊び人なんていないので、それはそれで難しいのだ。

ということで、弟と僕は兄弟で、顔もあまり違わないのだが、
そのモテ具合には天地の差がある。
弟はほかに好きな人ができたからと、今の彼女をふってしまうようなことをあっさりしてのけるが、
僕の場合は、そもそも出会い自体が少ない。
友人にも、彼女がいるやつは少ない。
ただ、勉学に対する姿勢は、弟と比べて僕のほうが、だいぶ積極的だと思う。
だったら日記なんて書いてないで勉強しろよ、という意見があるかもしれないが、流す。

それで一応今日のメインテーマのつもりの、
大学生活における人間関係の話に戻そうと思うのだが、
これは、高校までの人間関係とはかなり違ってくる。
なんと言っても、18歳以上の人間が集まるのだ。
精神的にどうなのかはともかく、建て前を言えばもう大人だ。
僕は自分のことを大人だなんて思わないが、
少なくとも塾の生徒は僕のことを大人だと言う。
…精神的な意味ではなく、単に歳と風貌を指していることは間違いないが。
もし精神的に大人だと思っているのなら、「ちゃん」付けで呼びはしないだろう。

で、建て前を言えばもう大人なのだから、
たとえば、お互いを君付けで呼んだりする。
ニックネームを使っているのはあまり聞かない。
女性の場合は名前を呼び捨てにしているようだ。
僕の場合、冗談を言うとき以外は、すべて苗字に君付け、さん付けだ。
ただし、これは人にもよる。
名前に君付けと言う人もいれば、苗字の呼び捨てと言う人もいる。

それから、大学生活では親睦を図る機会が少ない。
みんなでいっしょに何かをする、ということがまずない。
だから、高校以上に、極端なグループ分けがなされる。
どのくらい極端なのかといえば、
僕の場合、2年半以上同じ教室で講義を受けている人たちのうち、
8割くらいの人とは、普段話す機会はない。
3割くらいの人とは口も聞いたことがないし、
1割くらいの人は、顔も名前も分からない。
だから、用もないのに彼女に話し掛けたりするような例を除けば、
普段、話をするのはほんの4,5人だ。

さらに、個性が顕在化することも、大学の人間関係の特徴だ。
高校までは、制服で厳しい校則に縛られているので、
みんな同じに見える場合が多い。
少なくとも、高校の頃そう思わなくたって、大学に入ればそう思う。
大学に入ったばかりの頃は、自分のことを棚に上げて、
どうしてこんなに変人ばかりなのだろうと不思議に思ったものだ。
僕の得意な類型論で割り切れない人が多すぎた。
ただまあ、これは単に、国立大に変人が集まる、ということかもしれない。
さらにいえば、僕の周囲にたまたま変な人が多いということなのかもしれない。

それから、これは僕が行っている大学など、ごく一部のことだと思うが、
目的意識がない人が多い。
ほかの大学の場合、大学に入ることが目標で、
その後のことは何も考えてなかった、というタイプなのだが、
この大学の場合は、そもそもこの大学に来るつもりなんてなかった、という人がかなり多い。

で、半分大人の人間関係、極端なグループ分け、個性の顕在化、目的意識のなさから、
何が言えるのかと考える。
人によっていろいろ考えられるだろうが、
まず言えることは、距離感を保つのが非常に難しいということ。
普段からいっしょにいる人はいいが、話さない人とは本当に話さない。
もちろん、グループ分けのためだ。
しかし、同じ大学の同じ課程に所属する仲間だ。
だが、相手がどんな人間なのかまったくわからない。
今までの自分の経験には当てはまらない個性が多いからだ。
見た目と性格が違うかもしれないし、だいたい歳だって違う可能性がある。

これだけだったら、適当になあなあで付き合っていればいい気がするが、
ここに、大人という意識が入る。
そうすると、大人としてきっちりと距離感を持とうという意識が生まれる。
だが、目的意識がないということは、
少なくとも大学の専攻の話で同意できるとは限らないわけだ。
僕の専門は流通情報工学なのだが、
大学で数学をやりたかったという人までいるのだ。
数学をやりたいなら、工学ではなく理学でなければならない。
流通だとか情報だとかという以前の問題だ。

ということで、特に最初の頃は、
人間関係を築くのが極めて難しい。
だが、あせってはいけないと、僕は思う。
試験前になれば自然と情報交換を始めるから、
少なくともまじめに勉強さえしていれば、そのときには話す機会もある。
普通はそんなことがなくたって話す機会くらいあるものだ。
気の合う人が一人か二人いれば、とりあえずは十分だ。
そこから、人間関係なんて適当に広がるものだ。
まあ、僕の場合、そこから女性にまで到達するのに二年かかったわけだが。
それがいやなら、格好を工夫するとか、何か考えたほうがいいだろう。

で、あせるとどうなるかということだが、
急いで仲良くなろうとすると、距離感を誤る。
僕も彼女に対して、相当このミスを犯してきたが、
君付け、さん付けで呼んでいるようなときに急いで接近すると、
かなりのマイナスイメージを与えかねない。
…もちろん、相手の性格にもよるが。
理系の人間には少ないが、非常に積極的な人間関係を好む人もいる。
そういう人と下手に距離を置こうとしても、
かえって印象を悪くするだけ、という可能性がある。

まあ、近づき過ぎないように気をつけていれば、そのうち話す機会くらいはあるだろう。
最初に述べた人とは、たまたまエレベータで一緒になったのだ。

ちなみに、そんな人はいないと思うが、
消極的な人間関係が嫌いなら、
僕が言うようなことにこだわる必要はまったくないと思う。
もしかしたら多少、敵を作るかもしれないが、
僕よりもはるかに強固な人間関係を築けることだろう。
ただまあ、積極性にはリスクを伴うということだ。
僕のように、外見のイメージがそれほど良くなくても、
変なことさえしなければ、ある程度の人間関係を築けるものなのだ。

それから、私立や文系だとまったく事情が異なると思う。
外見を気にされなかったのは、外見を気にしない人間が多い理系だったから、
という可能性もある。
私立や文系と言ったが、私立文系ともなると、僕の知らない別世界だ。
僕の書いていることなど、一から十までまるで参考にならないと思ったほうがいい。

あと、私立と国立では、来る人間の経済力も違うようだ。
それが格好の差になって現れているのかもしれない。
私立の大学生はバイクや車を普通に乗り回すが、
国立の学生で車を乗り回していたら変人と言っていい。
いないことはないが、非常に目立つ。
もちろん、経済力に関しては、高位の国立は別だ。
東大生の親なんて金持ちばかりに決まっているのだから。

だから、経済力という観点ではほぼ同等の僕と弟でも、
僕は貯金があるのに対して、弟には借金しかない。
もちろん、性格の違いもあるが、周囲の遊び方の違いも大きい。
僕の場合は、入場料がただの展示場や、
値段の安いカラオケなどに好んで遊びに行く。
それに対して、弟の場合は、
金なんてなくても、平気で旅行に行ったりする。
僕の場合は1000円程度しか使わない遊びかただが、
弟の場合は20000円、30000円とかかる遊び方を時々する。
金がなくなるのも当たり前なのだ。
国立の場合、僕より金を持っていないのが普通なので、
僕の貯金は減ったりしない。
しかし、私立の場合は、金を持っているのが当たり前なのだ。
大学生にして、すでに家計は火の車、なのだ。
そう言えば、弟の携帯電話が壊れていた。いったいどうするのだろう?

なんだか話が支離滅裂になってきた気がする。
まあ、いいか…。

ああ、そうそう。
僕が普段いっしょにいる人たち、周囲から見るとまじめそうに見えるらしい。
まあ、確かに、講義ではいつも前のほうに座っているし、成績もそれほど悪くない。
評定平均が1〜3の範囲で表されるのだが、だいたいそれで2.1程度だ。
ということで、試験前になると、友達がかなり増える。
試験という緊急事態を前にすると、
みんな人間関係も距離感も、何もかも考えなくなるようだ。
ただし、僕は授業態度ほど成績は良くないので、
聞かれて分からないことも多くて、ちょっと困る。
…ちゃんと分かってさえいれば何の問題もないのだが。

ちなみに、試験が近くなれば、
目的意識なんて関係なく、話題の中心は試験の話になる。
試験の話さえしていれば、誰とでも話ができる。
一応、人間関係拡幅のチャンスではある。
そんなことを意識したのは、今このときが初めてだが。

人間、不安なときほど他人の力添えがほしくなる。
そこらへんをうまく見極めて、人間関係を築くのが大事ではないだろうか。
だから、初めて話し掛けるなら、相手が一人のときのほうがいいと思う。
それから、入学式だとか、これから先にみんなが不安を持っているとき。
イベントのときも、相手によってはいいかもしれない。
そして何よりも、試験だ。
大学の試験は、受けてみないとどんな問題になっているのか分からないことが多い。
ここでたとえば、過去問を持っていたりすると、
一躍ヒーローになれる…かもしれない。
まあ、それは大げさだが、話のきっかけにはなると思う。
単位を取得した科目でも、過去問は捨てないことだ。

まあ、全体的に大げさに書いたが、
普通、大学生ともなれば、人間関係を築く上で、相当いろいろな経験をしていることだろう。
ちゃんと頭を使っていれば、悩むことはないと思う。
ただまあ、あまりに消極的だと、困るかもしれない。
僕の場合は、健康診断の待ち時間に話し掛けたりしていたが、
適当な頃合いを見計らって、きっかけを作るといいかもしれない。
初めは自分と似たタイプが無難だろう。
自分と違うタイプの場合、気が合うか合わないかの両極端の場合が多い気がするからだ。
自分と違うところが面白いと思うか、気に入らないと思うかだ。
ぜんぜん自分と違う考え方をしているけどそんなのはどうでもいい、
なんて、普通は思わないのではないだろうか。

何も話さないと、マイナスイメージを持たれるかもしれない。
だから、何でもいいから明るく話すように心がけるといいのではないだろうか。
あとはまあ、話を聞くことだ。
向こうから話をしてくるのは人間関係を築きたいと思っている印と思ってもいいのではないだろうか。
少なくとも、興味がなかったり嫌ったりしている相手に、
積極的に話し掛けることは考えにくい。
だから、話をされたらじっくりと聞くことだ。
…当たり前、って気がするが。
それに、えらそうに書いていても、自分ができていないような気もする。

まあ、あえて一つ言うなら、聞きっぱなしにならないことだ。
ちょっとくらい、「それはどうかな」くらいのことを言ったほうが、
話をちゃんと聞いている印象を強く与えると思う。
もちろん、相手の話がすべて納得できるのであれば、そんなことを言う必要はないが。
すべての話が完全に納得できるなんてそうはないだろうから、
そんなときは、大げさに反応するのもいいかもしれない。
まあ、ちゃんと話を聞いていれば、問題はないだろう。

話をしたくなっても、相手がしゃべっていたらちょっと待ってみることだ。
本当に割り込んでまで話すことなのかどうか…。
…自戒を込めて。

にしてもなあ、女性相手でも、
先ほど述べた人のときはそれほど意識しなかったのに、
なんで彼女だとあれほど意識してしまうのだろう…?
彼女の雰囲気とか話し方とか、僕の心の持ちよう以外にも理由がある気がする。

今日も、長い割に内容はたいしたことないな…。
最後に、さらにどうでもいい話を。

ゲームなどをしていて、「カイザー」という言葉が気になったことはないだろうか。
「カイザーナックル」なんてよく出てくるが、
これってどういう意味なのだろう、と。
ほかは大抵英語だったり北欧神話が由来だったりするから、調べれば分かることも多いのだが。
ラグナロックは北欧神話における神々の最終戦争で、
グングニルというのは主神オーディンの槍だとか、そんな感じだ。
さらにどうでもいいが、バハムートとベヒーモスってのはもともと同じ意味らしい。
それぞれが別々に出てくるFFは少しおかしいのだとか…。

で、これはドイツ、オーストリア、ローマ帝国の皇帝を指す、「カイゼル」がなまったものらしい。
「カイゼル」の由来は、かの有名な「カエサル」なのだそうだ。
それで分からなければ、ジュリアス・シーザーといえば分かるだろうか。
シーザーがカエサルになってしまうのだから、アルファベットの読み方というのは複雑だ。
Caesarでは、とてもシーザーとは読めない気がするが。
どう見てもカエサルだ。
しかし、英語の辞書には確かにシーザーと読むことを示す発音記号が載っている。
余談だが、virusは「ビールス」でも「ウイルス」でもなく、「ヴァイラス」だ。
ウイルスがドイツ語読みで、ビールスが英語読みと思っている人は多いのではないだろうか。
ドイツ語読みがウイルスってのは合っているようだが。

2002/9/20 15:40

2002/9/20 22:40
そういえば、昨日のこと…。
わざわざ書くほどのことでもないのだが、
昨日、彼女と一緒に電車に乗っていたとき、突然中央線が止まった。
それ自体は珍しいことではないので
動揺もパニックもなかったのだが、妙に嬉しかったことを覚えている。
…自分の気持ちがよく分からない。
別に、5分長く一緒にいたからって、どうなるわけでもないと思うのだが…。

スターオーシャンの次回作、
なんと、主題歌をMISHAが歌うらしい。
ああいう歌手がゲームの主題歌を歌うようになったのか…。
まあ、テイルズシリーズでは前からメジャーな歌手がやっていたから、
それと似たようなスターオーシャンでやってもおかしくはないが…。

明日は富士山まで遊びに行く予定だ。
それからしばらく、補講期間が続く。
補講は特に入っていないので、大学へ行くことはない。
今日、せっかく話す機会を持てた人や、彼女と会えなくなるのは少し寂しい。
…他の友人とは、いつでも普通に会えるのだが。

眠いし、こんなもんで。

2002/9/20 23:59



2002年09月19日(木) キズを剔る確信犯

2002/9/19 21:55
掲示板を設置しました。
昨日も書きましたが、一応、目立つように先頭に掲げておきます。

プロフィール登録が可能なので、
おもしろい項目があったら書いていただければ幸いです。
それから、いい配色のアイデアがあったらお願いします。

今日は、二限に確率論の試験があった。
しかし、朝起きられずに行けなかった…。
多少朝に強くなっても、睡眠不足が積み上がるとどうしようもないようだ。
と言っても、強い意志さえあれば行けたと思うのだが。

というわけで、それから五限の勉強をしようと思った。
しかしその試験が選択式であるということもあり、
昨日のうちに対策を済ませてしまった友人に、
明日のことをいろいろ言われて、あまりはかどらなかった。
まあ、僕自身にやる気がなかったのは事実だが。
とりあえず、試験ではその明日の試験のことばかりが頭を駆けめぐり、
出来はサッパリだった。
選択式だし、そんなに難しい試験ではなかったと思うのだが、全然集中できなかった。
今日は早く寝ようと思う…。
知識情報処理システムの試験もあるし。

僕は、普段は試験の処理速度はかなり速い方だ。
最初の人が提出する前には終わっている。
もちろん、誰だって終わったあと見直しくらいするだろうから、
僕が一番速いわけではないと思うが。
まあ、速めであるということが言いたいのであって、
最初かどうかなんてことはどうでもいい。

にもかかわらず、この試験ではほとんど時間ぎりぎりまで試験を受けていた。
それくらい集中力が低下していたのだ。
BBSなんて設置している場合ではなかったのかも知れない。
まあ、BBSを設置してからも1時間以上起きていたので、
そちらの方が問題だったかも知れないが。
僕が設置したBBSは、余計なことをしなければ5分くらいで設置できるはずだ。

その試験が終わったあと、図書館に行ってみた。
人に聞かれたら本を返しにいく、という言うつもりだったが、
実際は彼女がいるかどうか見に行ったのだ。
ここのところ毎日会っていたので、顔だけでも見ておきたかったのだ。
ちなみに、本はもう読んだのだが、
この日記にネタとして載せたかったので、返すつもりはなかった。

…が、彼女がいるとは思っていなかった。
彼女と共通する試験日程がなかったから、
今日は彼女は大学に来ていないのではないかと思ったのだ。
徐々にキーを叩く調子が良くなってきた。
この話になると気分が高揚するのだろうか。

ところが、なんと彼女は、1年生の科目を履修していて、
今日、大学に来ていたらしい。
そんなことなら、就職資料コーナーなんかでボーっと過ごしていないで、
早いところ図書館にでも行っておくべきだっただろうか。
彼女は編入生なので、1年生の科目でも単位がない場合もあれば、
4年生の科目の単位を持っているということもあるのだ。

というわけで彼女は図書館にいた。
で、目が合ったのだが、特に用事もないので、そのまま帰ろうと思った。
が、レポートを書いているのが気になって、ちょっと聞いてしまった。
…この試験の真っ最中に、なぜレポート?
ああ、やたらと声をかけるつもりはなかったのに。

輸送機器設計という科目、
レポートの再提出を受け付けていたらしい。
そのために、彼女はレポートを書き直していたのだ。
このレポート、課題内容を間違えてしまったやつだ。
試験対策にもなるし、
明日の空いている時間に書いておこうか…。
アスキーコードの文字データの変換なんて、
めちゃくちゃ難しいというものでもないし。

それで、用が済んだのでさっさと帰ろうと思った。
他にも人がいたし、この忙しい時期に、あまり一緒にいるのは迷惑だと思ったのだ。
しかし、偶然そのとき、彼女も席を立った。
…ってまあ、僕が行ったときちょうどレポートを書き終わっていたので、
それを提出しに行こうとしていたのだが。
タイミングをずらさなかったってことは、少なくとも僕に対して悪意は抱いていない、と思っていいだろうか…。

でまあ、結局一緒に帰ることになった。
帰りに話をしていて、しみじみ思った。
前に男と女の違いを比較したが、本当に女性的だ。この人は…。

論理的解釈ということをほとんど重視していない。
軽視していると言ってもいい。
本当にそうだとは思えないが、問題は勘で解くと言っているから、
深くじっくり考えて、という意識があまりないらしい。
大学という場所は、知識なんて二の次と言っていいほど
論理を重視しているのに、その中でその姿勢を貫いているのはなんだかものすごい…。
それだけに、余分な苦労をしているようにも見えるが。
考えれば分かることを、一生懸命勉強しているように見える。
…なんてことは、彼女に勝ってから言うべきかな。

前と比べれば少しは落ち着いたが、
相変わらず彼女と話すときは周りが見えていない。
ちょっと深呼吸しよう、ということすら思いつかない。
たぶん、背後で殺人事件があっても、
彼女が気づくまでは、僕は気づかないと思う…。

我ながら、あきれるほど単純な精神構造だと思う。
前の日記にも書いたが、彼女には好きな人がいて、
そのことは僕以外のみんなが知っていたのだ。
それは前に聞かされて知っていたが、今日はより具体的な話を聞かされてしまった。
前に実感がないと言ったが、
その相手が住んでいる場所とか、彼女とその人の関係とか、
彼女は片想いなんだとか、そういう具体的なことを聞かされて、実感が湧いてきた。
こういうマイナスのことで感情的になることは今までなかったのだが、
このときばかりは呆然としてしまった。
なにも事情を知らない友人が
「じゃあ、それって横恋慕?」と言っていた。
ちょっと話がずれている気がするが、確かに僕のした行為は横恋慕なのだろう。間違ってはいない。
「そうだね。」としか言えなかった…。
あの一瞬は、少し視野が狭くなったような気分だった。
それから、少し胸を締め付けられるような気分だった。

その話を僕に言った友人は、
彼女が僕の告白を断るときに、好きな人がいるということを言わなかったのが不満だったようだ。
しかし、あのときにそんなことを言われたら、
僕はしばらく立ち直れなかったかも知れない。
結果的に、彼女の判断は正しかったのだと思う。

機能も少し書いたJ-SH52という携帯電話だが、
この携帯電話、現状の技術の結晶のようなものらしい。
写真撮影、映像の撮影、音楽の再生など、
ありとあらゆる機能を詰め込んでいるようだ。
赤外線通信の機能はないが、バーコードの認識機能があるそうだ。

…あれ。ぺっぱーさんのところも掲示板を置いているようだ。
うーん、おもしろい掲示板を使ってるなあ。
「あ、レンタルだ!楽そうだ!」というふうに選んだ僕とはえらい違いだ。
KENTさんの掲示板は非常にいいのだが、
多くの人に使われているから独自性は出しにくい…。

さて、早く寝るつもりだったのに、
メッセンジャーをやっていたらすっかり遅くなってしまった。
試験中はメッセンジャーを止めることにしよう…。
明日も睡眠不足だなあ。
今日、試験不足でさんざん苦しんだのに、全然反省がない…。

2002/9/20 1:26



2002年09月18日(水) 最大の難関

2002/9/18 5:51
今日は、今回の試験で最大の難関の日だ。
二限の物流施設は、失敗したら大学生活そのものが変わりかねない。
なんせ、四年生で二年の講義を受けなくてはならないのだ。
本当なら、朝から日記など書いている場合ではないのだが。

で、そんな大事な日なのに、
布団の選択を間違ってしまって、全然眠れなかった。
きっちりレム睡眠の周期まで計算したのに、
3時頃、暑くて起きてしまったのだ。
で、そのまま躁状態になってしまって、
脳味噌がぐるぐる回るように次々といろいろなことが浮かんだ。
これではまずいと思って、
NHKの教育テレビをつけて、しばらくピアノの曲を聴いた。
エチュードだったと思う。

それでも落ち着かず、しばらく眠れなかった。
だから、もともと4時間半しかなかった睡眠時間がさらに減ってしまったのだ。

…さて、そろそろ行かなければ。
早めに行けば、ラッシュに巻き込まれずに済む。

2002/9/18 6:08

2002/9/19 0:23
とある人たちから要望があり、掲示板を設置した。
ひどい配色だが、これは僕の色彩感覚の乏しさが原因と思われる。
良くないなあ、とは思うのだが、
ではどうすればよいのか、というのが分からないのだ。

ちなみに、おそらく分かってもらえるとは思うが、
基本的なイメージとしては日記に近づけている。

あれから書きたいことはさらに増加した。
昨日は11項目と言っていたが、それからさらに2つか3つ増えたはずだ。

そのトップに挙げるべきことは、
前からずっと気になっていた、「太陽の季節」の原作。
言いたいことは腐るほどあるが、ネタバレがかなり多いので自制しようと思う。
読む人はあまりいないのだろうか…。
だがその前に、もっとも驚いたのは、この小説が短編だったということだ。

それで、言えることは、ストーリー、登場人物、環境など、
あらゆることがまったくドラマとは違う。
同じなのは名前くらいと言っても過言ではない。
ドラマでは、楽譜を落とした英子を竜哉がさわやかに助けていたが、
原作では、正真正銘、紛う事なきナンパだ。
そして、英子は英子で、そのナンパに乗ってくるような女性なのだ。
池脇千鶴の清純そうなイメージとは、
ほとんど180度正反対と言っても過言ではない。

明らかにネタバレなのだが、これだけはどうしても書きたい。
英子の死因だが、ドラマでは交通事故になっていた。
あまりに唐突で、前後の因果関係があまりなかったのだが、
原作では主人公のなしたことがそのまま返ってくる形になっている。
まさに因果応報としか言えないようなほどだ。
その死因とは、なんと中絶失敗による腹膜炎なのだ。

その当時だって、中絶の手術はそれほど死因の高いものではなかったはずだ。
しかし主人公の竜哉は、掻爬による中絶が不可能になる4ヶ月まで
じらし続け、それからいきなり中絶しろと言うのだ。
その冷たさは、ドラマの比ではない。
ドラマでは父親のようになりたくないとかなんとか言っていたが、
そんな余計なことは一切言わない。
特に理由もないのに、ひたすら冷たいのだ。
5000円で英子を兄貴に売り飛ばすのだから、半端ではない。
それも、一度ではないのだ。
そんな小説を書く人間が都知事になっていいのかと思うほどだ。
もちろん、小説の内容で偏見を抱くべきではないが。

話は離れるが、つい最近、掻爬手術の映像を見た。
その映像の気持ち悪さは、想像を絶する。
覚悟はしていたのに、それでも映像をまともに見られなかった。
見ているだけでそうなのだから、そのような物体が自分の身体から出てくる
女性はたまったものではないだろう。
なんせ、腕とか変にゆがんだ頭とかが、信じられない血と一緒に転がってくるのだ。
確認してみたが、どうも死産や流産の映像らしい。
まあ、どちらにしても気味が悪いことは間違いない。

睡眠不足でボーっとする…。
明日も遅いわけではないのでそろそろ寝た方がいいのだが、
それでは日記のネタを一向に消化できないので、少し書くことにする。

最近流行しているBUMP OF CHICKENというロックバンドがある。
「天体観測」というドラマで、すべての主題歌、BGMがBUMP OF CHICKENの曲に
なっていたことを覚えている方も多いだろう。
このバンド、何気なく聴いているとそうでもないのだが、歌詞が結構おもしろい。

すべてを聴いたわけではないのだが、その中でもっとも印象に残ったのは「K」だ。
多くの人に忌み嫌われる黒猫を歌っている歌だ。
なぜこのような曲名になっているのかということは、
ちゃんと歌詞を把握しながら最後まで聴けば分かる。

僕が思うこの曲の特徴は、
ラウドロックの曲調に乗せて歌う、その歌詞だ。
詩としてしまったらあまりに稚拙に思えるほど、その歌詞はストレートだ。
だが、言葉遊びのような工夫がある。

この歌を聴いて思ったことが、弟と僕の違いだ。
忌み嫌われる黒猫を歌っているだけに、その歌詞には負の言葉がいくつか現れる。
罵声と暴力、満身創痍だ、と。
最初に僕の印象に残ったのは、その凄烈さだ。
しかし、弟は違った。
弟はそのような中で優しさとぬくもりを感じるというくだりに、もっとも感銘を受けていたようだ。
それだけ、人によって感じ方が異なるということか。
僕は、負の面からしか物事をとらえられなくなっているのかも知れない。

そんなことを考えながら周りを見渡すと、
日経を読んでいる人を見かけた。
チラッとのぞき込んでみたのだが、わずかに見ただけでも、明らかに違いが分かる。
冷静な筆致は、イデオロギーに汚染されたような書き方の朝日とは雲泥の違いだ。
一年契約などという煩わしい契約がなければ、
すぐにでも契約変更したいところだ。

その新聞に、DRAMの先物取引という話が載っていた。
確かに、あれだけ価格の変動が激しく、社会の根幹をなす製品であれば、
先物取引の対象としてふさわしいのかも知れない。

次は、なんだかややこしい話だ。
「悪意は増殖し、自らに返る。
自分の悪意が自分に返り、苦しむ。」
と、書いている。
特にこれと言った原因がないのに人間関係が悪化する場合、
自分が無意識のうちに抱いた悪意が原因の可能性がある。
その悪意があるために、自分がそういう目で相手を見ているのではないかと思い、
相手もそういう目で自分を見ているのではないかと思うのだ。
そうなれば、あとは疑心暗鬼というやつだ。
猜疑心ほど歯止めの利かないものはない。
十分に気をつけなければ。
どんなに恵まれた環境にいたとて、それを自分で破壊してしまっては意味がないのだ。

次は、携帯電話。
僕には尊敬する先輩がいて、その先輩はかなり多岐に渡る電器機器の知識を持っているが、
唯一その先輩が、そこらの人よりも劣る知識しか持っていない機器が、携帯電話だ。
携帯電話の機構などは知っているはずだが、スペックなどを知らないらしい。
知っていても使わなければ意味がないのだから、
別に知らないからどうと言うこともないのだが。

ただ、なにを買う際にも当てになる先輩が、唯一当てにならない分野ではある。
余裕のあるときに調べてみようと思っているのだが、
もうすぐ、J-SH52という機種がJ-PHONEから発売される。
おそらくはJ-PHONEのハイエンド機種として、相当なヒットとなるだろう。

主な機能は、画像と映像の撮影、音楽の再生、SDカード対応、などだ。
撮影と言っても31万画素、という時点でその先輩の興味からは外れるだろうが、
携帯電話としては、これはすさまじい値だ。
しかも、TFT液晶は24bitフルカラー表示に対応するらしい。
16bitで不足を感じるような状況は考えにくいのだが…。
僕は、デジカメを画像と映像の撮影、それに音楽の再生ができると言って買ったわけだが、
こいつはそれに携帯電話の機能が加わるわけだ。
もちろん、画質はそれなりだが、
普通の生活をしている限り、200万画素の高画質を要求されることはまずない。
僕も、普段は最低の画質で撮影をしている。
その方が、ファイルサイズが小さくなるからだ。

それから、J-PHONEのメールとしてはかなり新しいらしいのだが、
パケット通信に対応することになるそうだ。
これによって、少量のデータ通信であれば極めて安価に行うことができるようになる。
他にもいろいろあるらしいので、あとで調べてみようと思う。

ここで思ったのだが、
いったいDoCoMoのなにがいいのだろうか?
この日記を書くに当たって、延べ20人程度の人に聞きまくった。
返答はほとんどなかったが、それでもいくつか見られた。
結果として得られたのは「イメージがいい」とか、そのようなひどく曖昧なもので、
定量的な理由は何一つ示されなかった。
シェアナンバーワンの携帯電話事業者がこうなのだ。
消費者が、いかに感情的な判断で携帯電話を買っているのかよく分かる。
ただ、周囲にDoCoMoが多いと、自分もDoCoMoにした方が
通話料が安くなったり、追加の機能が使えるようになったりと、多少は利点がある。
が、それにしても…。
友人は、利点がなにもないということで、DoCoMoを解約するそうだ。

ちなみに、他の事業者にはそれぞれ利点がある。
まあ、DoCoMoにも利点はあるが…。
まずDoCoMoだが、最大級のインターネットサービスを提供している。
J-PHONEやauに対応することも多くなってきているのであまり優位性は感じられないが、
それでも、2.5世代の先駆者として確固たる地位を築いている。
あと、使用する周波数が若干低いので、壁などに強いようだ。
そんな厚い壁がある建物の中で、携帯電話なんか使うなよ、と思うが。
FOMAは、機能は優れているが、とにかくサービス提供範囲が狭く、検討に値しない。
首都圏から一歩も出ないと誓える人間なら考えてもいいだろう。
どちらにしても、使用料はかなり高い。値下げが行われたが、それでも高い。
特に、データ通信料はバカにならない。
普通に使っていて料金が10000円を突破する、唯一の事業者らしい。

J-PHONEは、端末の性能に負うところが大きい。
事業者の特徴としては、メールサービスが安いことが挙げられる。
写メール、ムービー写メールはなかなか高性能で、用途もいろいろと想定することができる。

auと言えば学割、学割と言えばauだ。なんと半額だ。
これは安い。
性能はまあまあだ。GPSは結構おもしろいが、こいつはさすがに高くて、多用はできない。
第3世代携帯で売り上げナンバーワンを誇る携帯電話事業者だ。
KDDI全体に言えることだが、実にユニークなCMを作る。
CMだけ比較すれば、他の事業者など足元にも及ばない。まさに圧巻だ。
ちなみに、J-PHONEもPHSもみんなそうなのだが、
と言うよりも、DoCoMo以外のすべての事業者がそうなのだが、
オプションサービスでメール受信が無料になるらしい。

携帯電話は他にもあるが、まあ、目立たないので省く。
PHSもいろいろあるのだが、DDI Pocket以外は知らないので、
DDI Pocketについて述べることにする。

DDI Pocketは、僕が使っているPHSの事業者だ。
特長は少ない。高音質、高速なデータ通信、くらいだろうか。
できないことはないと思うのだが、
需要が少ないためか、端末の機能がかなり少なく、
提供されているコンテンツが本当に少ない。
電話とメールをするためのものだと言っていい。
ちなみに、なにもしなくても短いメール受信が無料で、
送信も3円なのでそれほど高くない。
上級の料金体系か、オプションサービスを申し込めば、メールが使い放題になる。

この事業者については、自分で使っているのでいろいろ言える。
ただし、主観的な意見であることを承知してほしい。
移動に弱いという迷信に惑わされる方がいるかも知れないが、
新幹線にでも乗らない限り、普通に通話が可能だ。
新幹線でも、話ができないことはない。
ただ、長時間の通話となると、トンネルに阻まれるため、携帯電話を使っても不可能だ。
ただし、メールの方はツインウェーブ機能などの補正は効かないらしく、
本当に移動に弱い。
小田急線は、下りはかなり高速に走るのだが、
時速100キロ程度になると、もはや満足にメール送信はできない。

あと、僕はKX-HV200というPanasonic製の端末を使っているのだが、
この端末、機能はかなりいいのだが、処理速度があきれるほど遅い。
すべてメモリで動作しているはずなのに、まるでPCを操作しているような錯覚にとらわれるほどだ。
端末価格を安くするために、搭載するICを相当ケチったと思われる。
また、P504iの実験機として犠牲になった可能性もある。
このPHSが抱えるいくつかの弱点が、P504iでは改善されている。

PHSというと懸念される通話範囲だが、
厚い壁のあるところ以外での圏外は、ほとんど経験しない。
ただし、周囲に建物がないくらいの郊外になると、
ところどころに圏外が存在する。
しかし、首都圏で使う分にはかなり便利で、
今のところ、PHSが使えない地下鉄駅は見たことがない。
PHSが使用可能と表示されている場所以外でも、普通に使用できる。

それから、PHSだから当然と思われるかも知れないが、料金が安い。
実は、基本料金は各社が積極的に値下げしているため、
PHSも携帯電話も大差ないどころか、携帯電話の方が安いくらいだ。
ただ、従量の料金がPHSの方が安いため、結果的に相当安上がりになる。
僕は普通に1日1回程度電話をかけ、
メールなんて数え切れないほど使っている(日記のネタを毎日送っている)が、
使用料はせいぜい5000円程度だ。
これは、メールが使い放題だということの影響も大きい。

次は、電車の中の心理の話。
席の座り方など、意識してみるとおもしろいことは、電車の中にいろいろある。
しかし、多くの人が共通して、
すべての人に等しく、ほんのわずかなマイナスイメージを抱いているのではないだろうか。
もちろん、相手が美人だったりすれば話は別だが。
「詐欺の心理学」にもあった記述だが、
見た目の美しい人は、心も美しいというウソのような先入観が存在するらしいのだ。
それは、そういう人を見るだけで、良い気分になるからだと思われる。

僕の隣にいた人が、携帯灰皿を落としていった。
上に記したように、僕も多少のマイナスイメージを抱いていたのだが、
僕はその人の後を追って携帯灰皿を手渡した。
そうしたら、その人は少し高めの声で、
「あっ、ありがとうございます!」と言ったのだ。
ブスッとした目でにらまれると思っていたので、これには驚いた。
たまには、こんな偽善っぽいこともしてみるものだ。

実際、偽善なんて存在しない。
善行は多かれ少なかれ自分の満足を目的にしているのだから…。
まあ、自分の評価の向上を目的にしていたら、偽善と呼べるのかも知れないが。

次は、日朝首脳会談だ。
いろいろ言われるが、僕は成功だったのではないかと思う。
北朝鮮の今までの態度を考えると、これは驚くべき成果だ。
向こうの態度が明らかに変わっているので、小泉首相の功績ではないのかも知れないが、
それでも、なにもしなかったのならこの結果は得られなかった。
歴史に一歩を刻んだと言って良いと思う。

ネックは拉致問題らしいが、これは、日本の問題と言うより個人の問題だ。
被害者の数から考えても、国家が目くじらを立てて
感情的な議論をする必要はないはずだ。
このようなことにとらわれず、冷静な議論をしてほしいものだ。
…と言うと、冷血漢を見るような目で見られるのだが、
国家の態度としてはそうあるべきだろう。
国民の数人が行方不明だからって国家が大騒ぎする方が、むしろ不気味だ。
もちろん、拉致された本人たちにしてみればたまったものではないだろうが、
それは北朝鮮の拉致問題に限ったことではない。
アメリカの同時多発テロだって、世界各地の地雷だって、
飢餓に苦しむ人々だって、パレスティナの人々だって、
みんな同じことである。
アメリカだけがえらく、同時多発テロの犠牲者だけが
不必要に手厚く追悼される必要性がないのと同様、
自国民だからと言ってあまり過剰に反応する必要はないだろう。
その点で、小泉首相の国交正常化を目指す姿勢と、
それを支持する共産党の姿勢は最善だと、僕は考える。
これ以上を求める人たちがいるが、
そもそも今回ほどの譲歩は予想外の成果なのだ。
調子に乗る前に、冷静な議論を積み上げるべきだろう。

それから、話はまた変わる。
前にも書いたが、僕は葬式をしないでほしいと思っている。
何度も書けば、多くの人の目に触れるだろう。
インターネットでは僕の意志を証明する手段はないが、
とにかくこれは僕の遺志だ。
坊さんがもうけるのも、石材屋がもうけるのも不愉快だ。
形式的な式なんていらない。
僕が死んだことで、周囲に迷惑もかけたくない。
みんなを集めるのもやめてほしい。
葬式をする費用があったら、今まで僕が迷惑をかけた分、
世話になった人たちに品物を送る資金にすればいいのだ。
葬式代をすべてつぎ込めば、かなりの謝礼を準備できる。

彼女は、僕が死んだらどう思うだろう。
「あー、びっくりした。まさか死ぬとは思わなかった。」ってところだろうか。
少なくとも、僕は彼女以外の友人が死んだら、
思うことはこの程度のことだと思う。
その次に、「葬式、面倒だな…。」というところか。
僕の遺志が無視されて葬式が行われてしまった場合、彼女は来るのだろうか。
来てほしくないな。
死んでまで迷惑をかけたくはない…。
もし彼女に僕を悼んでくれる意志があるなら、家でゆっくり祈っていてほしい。
…別に、家でなくても近くの川縁でも、電車に乗るついででもなんでもいいが。

葬式には来ないでほしい。できれば、中止させてほしい。
別に、彼女に限ったことではない。すべての人たちに言えることだ。
それが、僕の遺志だ。
あとは、この日記を公開してほしいかな。
なるべく多くの人に読んでもらいたい。
これくらいしか、僕がこの世にいたことを示せるものがないから…。

風邪、水虫、ガン。
今はエイズなどがあるが、とにかく、治療が困難な病気の三傑だ。
このうち、水虫には特効薬はできつつあるらしい。
少なくとも、確実に効果が現れるクスリがありそうだ。
世の中、どんどん変わるものだ。

話は飛ぶが、
老化の原因は、主に酸化と糖化らしい。
酸化は、活性酸素を代表とするフリーラジカルの酸化作用によって組織が破壊されることで、
糖化はブドウ糖と組織が結合することで、組織が破壊されることだ。
酸素と糖。どちらも欠かせないものだ。
ちなみに、砂糖は肥満の原因にならないと強く主張する本を借りた。
内容が少々極端なので批判的に読む必要があるが、
このような論旨の明確な本は、読んでいておもしろい。
試験前だから、そんな本を読んでいる場合ではないのだが。
そう言えば、太陽の季節だって読んでいる場合ではない。
まあ、あれは短編だから別にいいかも知れないが。

いよいよラストだ。長かった。
今日、試験を受けた。
認知情報処理だ。あと、重要な物流施設の試験を受けた。
内容自体はどうでもいい。単位が取れるかどうかが重要だ。

認知情報処理、実際に扱ったのは認知科学なのだが、
この学問、破綻したところから人間のメカニズムを見いだそうとする、
おもしろい発想で考えられている。
見えないはずのものが見える。見えるはずのものが見えない。
止まっているはずのものが動いて見える、等々だ。
いわゆる、錯覚と呼ばれるやつも含む。

ダメだ。眠い。限界だ。

2002/9/19 2:27



2002年09月17日(火) 朝のインターネット

2002/9/17 7:52
朝にインターネットを使うと、レスが早くて実に嬉しい。
…レスって言うのかな?
クリックしてから、次のページの表示までが早いのだが。
ちなみに、その原因はトラフィックが少ないことだと思われる。

ちなみに、おとといの日記に対してこんな疑問があった。
> seakさんによると、地図を回すと読めないらしいが、それはどうしてだろうか。
> 一度作った、頭の中の3D地図を、作り直さなくてはならないから?

その問いに対する答はただ一つ!
僕が方向音痴だからだ!
試しに弟に聞いてみたのだが、確かにどんなときでも方角を把握しているらしい。
確かに、狩猟のために方向感覚が発達したのかも知れないが、
GPS等のシステムがこれだけ発展した現在、
そんな感覚は必要ないのだ!(負け惜しみ)
ちなみに弟は、バイクに乗って100キロ近い速度で走っているときも、
常におおよその方角を把握しながら走っているらしい。
別に、動物のように地磁気で方角が分かるわけではなく、
今まで自分がどちらに曲がってきたかをすべて覚えているからできる芸当のようだ。
つまり、絶対的に分かるのではなく、それまでの経路から
相対的に方角を判断しているようなのだ。

さて、そろそろ家を出なければ…。
朝食、取ってないなあ。
行きながら食べるか。やれやれ…。

2002/9/17 8:00

2002/9/17 11:20
試験を受けてきた。
危なかった。遅刻ぎりぎりだった。
朝の小田急線は渋滞するということを完全に忘れていた。
複々線化が終了するまでは、残念だが我慢するしかないようだ。
これ以上早くすると、朝のラッシュにつかまるのだが…。

試験だが、想像以上に簡単だった。
勉強なんて、試験前に5分ほどプリントに目を通しただけだったが、
その程度で十分だった。
…という事は、勉強なんてしなくても大丈夫だったということだ。
まあ、こんな偉そうなことを書いておいて
不可になったら笑うしかないが。
図も表も使わず、馬鹿みたいに文章を連ねて説明をしたので、優はもらえないかもしれない。
この日記の悪い影響が出ているのかもしれない。
ただ、文章だけではあるが、まあまあ論理的な文章をすらすら書けたのは
この日記のプラスの効果とも言えるかもしれない。

ちょっと、その試験問題をここに記そうと思う。
問題があるかもしれないが、それについては先輩のすばらしい言葉がある。
「教官殿!過去問コピーはデファクトであります!」
大学生活の現状を、たった一言で表したすばらしい言葉だ。
彼の大学は、間違ってもレベルの低い大学ではない。
この大学でこうだということは、すべての大学でこうだといっても過言ではないだろう。
参考までに、デファクトとはde factoというラテン語だ。
あえてここでラテン語を使うセンスに敬意を表したい。
ほとんど和製ラテン語と化しているという意見もあるだろうが、封殺する。
さらに余計なことだが、その意味は「事実上」だ。
厳密に言えば過去問コピーは誉められたことではないのかもしれないが、
誰もがやってることだ、大目に見てくれや、ってことなのだ。
やはり、大学生活について述べるならば、このような現実を述べなければ…。

で、内容だ。
これだけの量を書き写すのは、普段なら苦痛なのだが、
今日はコーヒーを飲んだ直後で興奮状態だ。
指の動きも極めて軽やかであり、気分も最高だ。
…カフェインが覚醒剤のような作用をしているのではないかと不安になるほどだ。

下記の問いの中から二つを選択し、解答せよ。なお、選択した問がわかるように解答用紙に選択した問の番号を記述することを忘れないこと。

→「番号を記述することを」と、「を」という言葉を2回使っているあたりがとても理系らしくてよい、と思う。
文系の人間はこういう書き方はしない。…のではないだろうか。


問1
日本のGDPは、約500兆円であるが、その中に占める物流コストの比率は、9.5%もあり、更なる効率化が必要とされている。この高コスト構造の原因について説明せよ。

→僕たちの専門を極めてよく表した問題だ。
この科目に限らず、物流コストの削減はメインテーマなのだ。
ちなみに答えだが、主に物流業界の後進性が原因となっている。
ほかにもあるが、省く。
中小零細が多いために、さまざまなコスト削減をするだけの体力がないのだ。
当然、資金調達も難しい。
結果、メーカや小売店の緩衝弁として、ほかの中小零細企業のように
景気にかかわらず火の車、という状況になる。
…試験にはこうは書かなかったが、このように書いたほうが現状がよくわかると思う。
なお、以後もそうなのだが、「説明せよ」と少々回りくどいことを言っているのは、
「述べよ」とだけ書くと、本当に問題を述べるだけで、その説明を一切しない学生が存在するためだ。


問2
我々は、人生の中でさまざまな問題に直面するが、その問題を解決するための合理的な方法論がある。この方法論の一つであるシステム工学におけるハードシステムズアプローチについて説明せよ。

→「人生の中でさまざまな」というくだりは一見余分に思えるが、
これは講義の中でそのような内容に触れたためだと思われる。
いったい何の話なのかを丁寧に説明しようという、教官の配慮だろう。
「ハードシステムズアプローチについて説明せよ。」だけでわからないようじゃ、
結局わからないような気もするのだが…。
答えは、かなり面倒なので概略だけ述べることにする。
要するに、問題をバラして問題定義、概略の決定、詳細化、分析、評価…。
というように、問題状況を把握しやすくして、改良の指針とする方法だ。
問題中に述べられているように、やろうと思えば
人生のあらゆる場面に適用できる。
ただ、進路選択など、あまりに問題が複雑で、しかも最適解が存在しないような問題には適用しにくい。


残りは後で述べる。
友人に電話で呼ばれたのだ…。

2002/9/17 11:45

2002/9/18 0:40
明日のことを考えると、レム睡眠の周期を検討し、
50分にはシャットダウンすることが望ましい。
そのため、10分で述べられることだけ書こうと思う。

書きたいことは、今日は無数にある。
だから、それはまとめて明日にしようと思う。
なんと11項目だ。
今までで最多だ。
試験があると、よけいなことが気になるようだ。

それで、問3だ。
配送センターは、生産と消費を結ぶ流通部門の時間と場所による効用を生み出す施設であり、機能として、保管機能、積み換え機能、仕分け機能、流通加工機能、配送機能、および情報機能を持っている。この配送センター内のレイアウト方法について説明せよ。

→ここから先は、試験では解答していない。
ただこの話は、施設計画という科目のメインだ。
施設を計画するという事例を1つ扱ったのだが、
その事例がこの配送センターだったためだ。
基本的な思想としては、上記のハードシステムズアプローチを応用しながら、
問にある機能を実現する、そんなレイアウトを考える。
決して易しい問題ではないが、講義中にかなり詳しく扱ったので
まじめに講義を受けてさえいれば解けない問題ではない。
割とよくある問題らしく、問題の定式化もなされている。
だから、説明はしやすい。


問4
コンテナターミナルにおける代表的な荷役方式として、下記の3方式がある。これらの特徴について説明せよ。
・オンシャシー方式(A/C方式)
・ストラドルキャリア方式(S/C方式)
・トランスファクレーン方式(T/C方式)

→比較的易しかったこの試験の中でも、ダントツに簡単な問題だ。
あまりに簡単すぎて、答えることを躊躇してしまったほどだ。
こんなに簡単では、まともに点がつかないのではないかと思ったのだ。
実際はそんなこともないと思うのだが。
専門用語が多いので難しそうに見えるかも知れないが、
実は、この3方式については、特徴をまとめた資料が手元にあるのだ。
だから、その資料を見ながら特徴を列挙し、その説明をすればいい。
中学生くらいの頭があれば答えられる問題だ。
違いも分かりやすく、ひねりもない。
友人たちは、説明の正確さやその質が問われると推定していた。
普通に答えただけではダメだろう、と思ってしまうくらい簡単なのだ。


予定を少し過ぎてしまった。
ちゃんと眠れるだろうか。
このまま寝られれば、4時間半の睡眠時間が確保できるはずだ。

2002/9/18 0:55



2002年09月16日(月) 疲労気味

2002/9/16 23:01
今日は、脳味噌が動いていない感触がある。
なんだかボーっとしている。

ここでちょっと、CFSについて紹介しよう。
あえて、日本語の病名は記さない。
まあ、いろいろと事情があるのだ。
この日記のことを知っている人が徐々に増えてきた、とか…。
ちなみに、僕は理系、それも工学系の大学生だ。
医学なんて専門外なので、内容については一切保証しない。
絶対に、自分や自分の周囲の人に、
ここに書いてあることが当てはまるかどうかなんて見ないでほしい。

この病気の最大の特徴は、
とにかく周囲に理解されないということ。
潜在的な患者数は30万人程度と推定されているそうで、
決して珍しい病気ではない。
にもかかわらず、その症状から、
本当に理解を得るのが難しいのだ。
僕の友人にも、かなり心が広くて理解のあるやつがいるのだが、
そんな人でも、この病気のこととなると非難を始めるのだ。
まあ、それは本人の、礼儀を欠く態度などにも起因するようだが。

やっぱり、こんなんじゃ紹介にもなんにもならないな…。
興味のある方は調べてみるといいだろう。
最近、NHKでも特集が組まれたので、調べやすいだろう。
病院に行って、自律神経失調症と言われた方には、
この病気の疑いがあるかも知れない。
もちろん、言い切れるものではないが。

自律神経失調症と共通するのは、
どちらも極めて症状が曖昧で、不定愁訴を伴うことだ。
要するに、なんなのかよく分からないのだ。
本人はもちろん困っているが、診断する方だって困る。
検査をすれば確実に出る、というものでもない。

精神系の病気はどれも診断が難しいとされているが、
その中でもこれらは極めて理解が難しい。
統合失調症や躁鬱病は、言い方は悪いが、明らかに病気なのが分かるのだ。
特に統合失調症の場合、内因性と呼ばれる性質を持っている。
本人の意思とは関係なく、生化学的に、身体のどこかがおかしくなっているのだ。
精神的な症状が現れるのだから、たぶんそれは脳なのだと思われるが。
このような場合、極めて荒唐無稽な妄想を抱く。
テレビでかわいい歌手を見た瞬間、この歌手が自分と結婚する!と確信してしまったりするらしい。

それに対し、心因性の症状と呼ばれるものがある。
失恋したから自殺する、など、
因果関係はないが、その人の身になってみれば分かるというものだ。
これだと、少々分かりづらい。

が、それでも分からないことはない。
しかし、そのどちらもないと、本当に理解が難しいのだ。
そもそも、CFSに至っては、精神的な病気なのかということすら不明らしい。
自律神経失調症だって、神経の物理的損傷が原因かも知れない。
要するに、なんにも分かっちゃいないのだ。
それだけに、周囲の理解が極めて重要になる。

フリーズした。
今回はいつもとは違って、
マウスカーソル以外の動きがすべて止まった。
いつもはいきなり再起動してしまうのに…。
なにが違うのだろう?

今日は、特に何もしなかった。
試験前なのだが、対策をしようにも、なにをすればいいのやら…。
講義を聞いていて分からない点なんてなかったし、
持ち込み可の試験がほとんどだから、試験中に調べればいいことだし。
普段から講義はまじめに聞いているから、
ノートのどこになにが書いてあるのか、すでにだいたい把握してるし。
持ち込み不可の試験は、今までにだいたい対策を済ませてしまったし。

夕方になって、弟から電話があった。
弟がやるはずだった塾の講師を、代わってほしいと言うのだ。
今日は確か、彼女とデートだとか言っていた。
本気でつきあっているのは初めてのようなので、
邪魔しては悪いと思って代わることにした。
どうせ家にいても勉強しないということもあった。

しかし、いくら待っても生徒が来ない。
20分ほど待っておかしいと思い、弟に電話した。
しかし、出ない。
30分待っても誰も来ないので、
この塾の責任者に電話した。
すると、祝祭日は休み、とのこと。
なんと、弟もそれは知っていたらしい。
しかし、大学に行ったので、今日は祝日ではないと思っていたそうだ。
ということで、とんだ無駄足を踏んでしまったわけだ。
ちなみに、なんの日なのかピンとこない人もいるかも知れないが、
今日は敬老の日の振り替え休日だ。
敬老か…。日本からそういう意識が消えて久しい気がする…。
良くないとは思うのだが、僕自身にもそういう意識はない。

たぶん、学校の影響だろう。
先輩が、ただ年上というだけで威張っていることがとても不満だった。
だから、ただ年上というだけでは尊敬する気になれないのだと思う。

明日は7時に起きなければならない。
少々早めだ。レム睡眠の周期に合わせるのが意外と効果的だと分かったから、
今日もそれに気をつけてみようと思う。
レム睡眠の周期は1時間半。
今からやるなら、7時間半はもう無理だ。
次は6時間に合わせればいいだろう。
1時に寝ればいいから、あと1時間か。
歯も磨いたし、問題はなさそうだ。
メッセンジャー、オフラインにした方がいいのだろうか…。

ハーゲンダッツの新作を買って食べてみた。
メープルウォールナッツだ。
…微妙だ。正直、これは失敗作ではないだろうか。
まずいとは言わない。が、しかし…。
ウォールナッツがしつこい。口に欠片がしつこく残り、
アイスクリームよりもこのナッツの味が強く主張しすぎる。
ナッツが好きな人はいいだろうが、
僕は基本的に、マカダミアナッツ以外のナッツはそれほど好きではない。
贅沢な印象を強くするため、ウォールナッツを多く入れたのではないだろうか。
しかし、これは入れすぎだ。
ナッツとアイスクリームのバランスが悪い。
結局のところ、シンプルなバニラやリッチミルクが一番いいということだろうか。
残るは、コーヒーだけだ。
これで、いよいよ全種制覇が達成できる。

今日は、気温もちょうどいいのに、
なんだかキーを叩く手の調子が悪い。
たぶん、脳の覚醒度が低くて、指に意志が十分伝わっていないのだろう。
仕方ない。
コーヒーを飲む生活を始めると、コーヒーを飲んでいないときはこうなるのだ。
だから、休みの日はいつも眠い。
もしかしたら、コーヒーさえ飲めば少しはやる気が出るのかも知れないが、
今のところ、そうまでして勉強しようという気はない。
依存するのが恐くなるほど、効果があるのだ。

ちなみに、気温が高いと、
指が動きすぎて目的のキーを通り過ぎるようになる。
気温が低いと、かじかんで良く動かなくなる。
今日は、そのどちらでもない。
なんだか知らないが、押しても反応しない感じなのだ。
自分の指が自分の思い通りに動かない感じ、としか言いようがない。
なんだかもどかしくて、少しストレスがたまる。

CFSという言葉、どこかで聞いたと思ったら、
明日の試験範囲だった。
Container Freight Stationだ。
港などにある施設で、必ずあるものではない。
コンテナの内容は、荷主の都合などでいろいろと変わる。
そのため、直前になってコンテナの中身を詰める施設が必要らしいのだ。
位置的には、事務所近くにあることが多いようだ。
ちなみに、そのような位置をどう設定するかを考えるのが、
施設計画という明日、試験がある科目だ。

そういえばようやく、
明日彼女に会えるってことで浮かれなくなったな…。
成長しているのか、それとも大事なものを失っているのか…。

2002/9/17 0:48



2002年09月15日(日) 最終回

2002/9/15 21:59
太陽の季節、最終回だった。
説明の必要はないような気もするが、
どうもここには、世の半分の人が常識だと思っていることを
常識としていない人が多く来ている気がするので、一応説明することにする。
ちなみに、非難しているのではない。
1時間もテレビの前になにもせずに座り続けるという、
非生産的な活動をしていないという点で考えても、僕が非難できるとは思えない。

太陽の季節というのは、
現・東京都知事、石原慎太郎氏が作家として書いた処女作、「太陽の季節」をドラマ化したものだ。
ちなみに、この作品で石原慎太郎氏は、最年少で芥川賞を受賞している。
現在でも最年少なのかどうかは知らないが、
24歳、つまり、僕よりもたった4歳年上の時点で
芥川賞を受賞するなんてただごとではない。
作品そのものが優れていたことはもちろん、年齢のよる偏見もあっただろうから、
それにうち勝ったことも画期的だ。

それで、結論から言わせてもらえば、尻切れトンボで期待はずれだった。
序盤はずいぶん期待したものだが、
中盤になって不安になり始め、最後になってそれは現実となった。
序盤に、数々の伏線を張り巡らしているという、
僕のとても好きな展開だったのだが、
案の定、その伏線を処理し切れていなかった。
比較しては双方に申し訳ない気がするが、エヴァンゲリオンを連想してしまった。

知っている人は知っていることだが、
エヴァンゲリオンというのは、一時期一部の人たちの間で
一世を風靡したアニメーション作品だ。
時々、世の中全体が動いたと勘違いしている人がいるが、
名前くらいは知っていても、内容なんてほとんど分からない人が大半だから注意が必要だ。

作品としてはともかく、
その性質を見た場合、最大の特徴はなんと言っても、
提示した数々の謎を、ことごとく解決せずに終わったこと。
何重にも渡る複雑な伏線を張り巡らしながら、
そのすべてを放棄したという点でかつてないものだ。
ちなみに、あまりのファンの非難に耐えきれず、
映画を作ったという噂を聞いたが、事実かどうかは知らない。

でまあ、そのエヴァンゲリオンほどではないのだが、
提示した伏線は一応すべて既決へと向かってはいるのだが、
そのすべてが実におざなりなのだ。
おざなりと言って言いすぎであれば、少々手法が荒い。
あれよあれよと言う間に次々と片づいていき、怒濤のように物語が展開するのだ。
3ヶ月のドラマに仕立てるには、少々無理があったのではないだろうか。
でなければ、最初の方で時間を使いすぎだ。

キャストもいまいちだった気がする。
序盤は目立たなかったが、終盤に向かうにつれて、
徐々にそれぞれのキャラクターの弱さが際だつようになった。
脇役はとても良かった。
しかし、メインになっている三人が、どうも…。
池脇千鶴は好きなのであえて文句は言わないことにするが、
主人公が、なぁ…。
まあ、もともと石原裕次郎がやっていた役を、
ジャニーズ系のタレントがやったことに無理があるような気もするが…。
悪くはない、悪くはないのだが、迫力が…。
世の中をなめて軽く渡っているときはいいのだが、
威厳と言うか、迫力というものが欠けている気がした。
まあ、それも仕方ない。あれほど小柄では…。
とりあえず、全体的にカットが短い。
あれではとてもストーリーを追えない…。

結論。期待していただけに悔しい。

今日は、友人と試験対策をした。
と言っても、人と一緒に勉強をしたって
その結果はたかが知れているから、
勘違いなどがないかどうか確認するようなことがメインになった。
…案の定、完全に勘違いしていることがいくつかあった。
まあ、そんなようなことがあるから、
いつもいつもレポートの課題を間違えたりするのだが。
いったい、なにが原因なのだろう?
人の話を、根本から間違えていることが、よくあるのだ。
些細な間違いは、それほど多くない気がするのだが…。
要するに、人の話を聞いていないのだろう。
自分で考えるのもいいが、僕はまだ、
それほどものを知っているわけではない。
自分で考えるよりも、他の知識を吸収する方が優先だ。

そう言えば、ハーゲンダッツの新作が出ていた。
あとコーヒーだけを食べれば全種制覇だと思っていたのだが、
こうなっては仕方ない。
いつか、両方買って食べるしかあるまい。
あと、キャラメルは、前に食べたとき溶けてしまっていたので、
もう一度ちゃんとしたものを食べてみなければ…。
それにしても、他のものはそうでもないのに、
キャラメルは溶けてしまうとどうしてあんなにまずいのだろう。
アイスクリームの部分とキャラメルの部分が完全に分離し、
キャラメルの味が異常にしつこくなってしまっていた。
濃厚な味わいは、しつこい味と紙一重と言うことか。

今日はやたらと調子がいい。
昨日、ほとんど書いていないせいだろうか。
人間、叩き出せる文章の量というのは決まっているのかも知れない。
貯めればまた、たくさん叩ける、と。
…まあ、そんなことはないと思うが。
彼女へのメールを書こうと思うと、アッと言う間に阿呆みたいに積み上がるし。

ここまで20分強。
これだけの量を書いた中では、最速ではないだろうか。
いつもと違って、今日は余計なことは一切しないで、
ひたすらキーを叩き続けている。
これほど集中力のある日は珍しいが、
たぶん、コーヒーを飲んだのに、ろくに脳を使っていないからだろう。

せっかくだから、昨日書きそびれたことを。
男と女の違いということだが、
とある日記作者さんが、いろいろそのことについて述べていた。
確かに納得させられるし、僕には書けないことだったのだが、
1つだけ反論が。

どうだっていいことなのだが、それは地図についてだ。
男は地図を回さない、と言う。
しかし、実際にやってみたことがあるのだが、
これは違うのだ。回さないのではなく、回せないのだ。
地図を回してしまうと、自分の現在地と進行方向以外の情報を
すべて読みとれなくなってしまう。
最終的な目的地がどちらの方角にあるのか、とか、
今までどの道を通ってきたのか、これからどの道を通ればいいのか、などだ。

1つだけと書いたが、もうひとつ。
買い物のことなのだが、
男が女の買い物につきあわないのは、別に冷たいからではない。
そもそも買い物に対する感覚が根本的に異なるのだ。
僕の知る限り、女性は買い物そのものを楽しんでいる場合が多い。
だが、普通の男は、店先でものを見ているだけではなにも楽しくはない。
むしろ、歩き回って疲れるし、大量の情報が頭に入ってくるわけだから、非常に疲れる。
ましてや、実際に購入したら懐が軽くなるわけだし、購入したものを持ち歩かなくてはならない。
肉体的、精神的疲労が倍増するのだ。
僕も、時々用もなくヨドバシカメラに行くことがあるが、
それだって、あくまでもPCを見ているのが楽しいのであって、
決して店先でものを見ているのが楽しいわけではない。
実際、いくら好きなものとは言え、見て歩いていると疲れてしまう。
だから、30分以上店にいることはほとんどないのだ。
例え欲しいものがあったとしても、店を見て回るのは嫌いだ。
だから、高くても、ものを見つけたらその場で買ってしまったりすることがある。
理性的な判断でないことは分かっているが、
そのくらい、買い物というのは疲れるのだ。
どうか、教えて欲しいと思う。
いったい、買い物のなにが楽しいと言うのか?

ところで、今でも、
何人かの友人から彼女のことを言われる。
僕はもう、そのつもりはないのだが、
どうやら周囲から見ると、そうは見えないようだ。
まあ、それも仕方のないことか…。
要は、僕が口にしないようにすればいいだけのことだ。

で、言われるのだが、
相手によって、その感じ方が決定的に異なる。
同じようなことを言われているにもかかわらず、
笑って「そうだね」と返せる人もいれば、
「いちいちうるさいな」と思う人もいるのだ。
いったいなにが違うのかは分からない。
1つだけ違いを挙げるとすれば、前者は明らかに冗談として言っていて、
後者は本気で言っているのではないかと勘違いするような言い方をしているのではないかということだ。
「まだ彼女のことが好きなんだろ?」と言われても、
前者は明らかに冗談だと、仕草や言い方で分かる。
しかし、後者は、僕から見ると、それが冗談には見えないのだ。

まあ、とにかく、引きずらないことだ。
僕はどうだっていいが、そのまま放っておけば、彼女に迷惑をかけかねない。
事実、その疑いがないことはないのだ。

…とにかく、些細な不満はあるが、
それもこれも、すべては自分でなんとかできる範囲のことだ。
大きな環境の変化があって、自分にはどうしようもないわけではない。

ペースダウンしてきたし、とりあえずこんなところで…。

2002/9/15 22:38

2002/9/15 22:56
補足。
誰も気にする人はいないとは思うのだが、
友人と試験対策としたという今日の日記と、
彼女と一緒に勉強したという7月の日記、筆致がずいぶんと違う。
今日は友人と一緒に勉強したところでなんにもならない、
というような書き方をしているし、
彼女と勉強したときは、彼女がいるといないとでは大違いで、
遥かに大きな成果が上がったと書いた。
言われなくても分かるのではないかと思うが、
この違いは、そのとき会話をしたかどうかだ。
友人と一緒に勉強したときはずっと面と向かって話をしていたのに対して、
彼女と一緒にやったときは、隣に座っていただけで、ほとんど話なんてしていない。

細かいことを言えば、それ以外にもいろいろ違いはある。
友人と勉強したときは、正面に座っていて話もしやすかったし、
場所もマクドナルドで、とても黙々と勉強する雰囲気ではない。
彼女との時は、隣に座っていて直接は見えなかったし、
図書館だったので話をしようにも、長話なんて周りに迷惑でとても無理だ。
断片的な会話がせいぜいだった。

2002/9/15 23:10



2002年09月14日(土) 消えた変なページ

2002/9/14 12:57
変なページが出なくなった。
なんだったんだろう?

ところで、他の日記作者さんが紹介していた
男脳・女脳診断というのをやってみた。
男と女で脳に違いがあるらしく、
自分の脳がどちらに偏っているのか調べるというものだ。

(男脳度数:65%/女脳度数:35%)

これが結果。
…うーん。何とも言えないなあ。
しかし、質問の内容からして、男でも女脳度指数が高くなる人は
多いような気がする。
どちらかというと感情的なのが女で、
論理的なのが男だという感じがするからだ。
ちなみに、そのサイトはここだ。

ちなみに、それと同時にやった、男と女の理想像のテスト。
> あなたの女性理解度は、素晴らしい値を示しています。今のままでも充分いい出会いや、結婚生活を送ることはできますが、今後も女性との会話を楽しんで、よい関係を築いていきましょう。
だそうだ。
常識的なことを答えていったに過ぎないのに、
どうしてこんな結果になるのだろうか。
みんな、それほどお互いのことを理解できていないのだろうか?

そういえば、彼女が好きな人ってどうなったんだろう?
まさか、一緒に秋葉原に行ったって人たちかな?
そういう人が好きなのだろうか?

2002/9/14 13:11



2002年09月13日(金) 不吉なページ

2002/9/13 8:41
最近、あちこちでtopclicks.netとかいうところのページを見るようになった。
しかも、それはありえないところで出現する。
このエンピツのバナー広告だったり、
先輩の個人用Webサイトだったりする。
それらの間に、特に関連性は見られない。
とにかくランダムに食われている感じだ。
IPドメインサーチをかけてみたところ、会社名は"Everyones Internet, Inc." だそうだ。
いったいどんな会社なのだろうか。
9時から試験だから、とりあえずこれで終わる。

2002/9/13 8:47

2002/9/13 10:24
試験を受けてきた。さすがに、試験直前に10分だけノートを読んだだけ、
という、教官どころか大学生そのものを馬鹿にしたような勉強しかしなかったせいで、
半分くらいは分からなかった。
まあ、そもそも、出席自体半分くらいしかしていないのだから、
半分は分かったということは、出席していた分は理解していたということだ。
…苦しい理屈だが。

この席のキーボードは少し重たい。
…まあ、大学のコンピュータの扱いなんて、見ていれば大体分かる。
みんな、自分のコンピュータじゃないと思って
かなり異常な使い方をしている。
多少調子がおかしくなっていても仕方がないだろう。
それにしたって、キーボードのPS/2端子が折れていたりするのはひどすぎると思うが。

その試験は教育心理学の試験だった。
名前を見れば分かるように、教職の試験だ。
教育実習の話を進めていないから、このままでは教職は無理だと思うのだが、
一応、受けるだけ受けておいた。
単位は、ないよりはあったほうがいい。
まあ、うちの大学は不可がつかないから、可を取るくらいなら取らないほうがマシとも言えるが。

で、うちの大学は教職の履修者が極端に少ない。
まあ、教育学部以外の学部だったら、だいたい教職の履修者なんてそれほど多いものではないだろう。
うちの大学は全体の絶対数が少ないのだから、教職は本当にさびしいものがある。
前に一度、教官と僕の二人しかいなかったこともある。

それで、とにかく履修者が少ないので、
一般の講義よりも出席者が多い試験とは言え、
その数はせいぜい10人程度だ。
だが、信じられないことに、そのような環境でカンニングをするやつが現れた。
本当に信じられない。
10人しかいなかったら、カンニングなんてバレないほうがおかしい。
教師になろうという人間が、いったい何を考えていたのだろう?
倫理も道徳もすべて考慮しないで考えても、それでもおかしいとしか思えない。
残念ながら、頭が悪いと言わざるを得ないだろう。

ああ、眠い。
今日も三時間しか寝ていない。
どこかで少し寝ておかないと、試験中に寝てしまいそうだ…。

2002/9/13 10:42

2002/9/13 20:25
試験を受けて帰ってきたが、相変わらず眠い。
やはり、人間三時間しか寝ないようにはできていないのだ。
今日はもう、なにも考えずにとっとと眠ることにしようか。

とりあえず、問題は分かった。
解決への道筋も見えた。
あとは、試験に専念すれば…。

2002/9/13 21:09



2002年09月12日(木) 購買計画

2002/9/12 15:14
もともと僕は物欲のないほうなのだが、
世の中にこれだけ便利で性能の良いものが多くなると、
どうしてもほしいものが出てくる。
そこで、いろいろ考えてみることにした。

実を言うと、これはただの暇つぶしだ。
彼女から講義のノートを借りていて、とっととコピーして返さなければならないのだが、
今はコピー機を使っている人がいて、
しばらく待たなければならないのだ。
まあ、金曜日でも構わないと言ってくれていたので、
その言葉に甘えても構わないのだが…。
まあ、早いに越したことはないだろう。

それにしても、大学にコピー機が一台しかないというのは驚きだ。
さらに言えば、それでそれほど困らないというのも驚きだ。
いつも思っていることだが、信じられないほど学生数が少ない。
並みの高校と同じくらいしか学生がいないのだ。
大学は普通、4年間在籍する。
だから、一年あたりに換算すると、高校生よりも数が少なくなる。

それはいいとして、ほしいものなのだが、
最近は先輩の影響で、オーディオ記機に興味を持つようになった。
記機ではなく、機器だ。
いったいどういう変換なのだろう?
さすがMS-IMEだ。

だが、オーディオ機器は容赦なく高い。
最高級品は乗用車ほどするが、そうでなくたってPCくらいの価格にはなる。
まともに買おうと思っても、とても買えない。
だからオークションを検討しているわけだが、
もともと高いのだから、いくら下がっても限界がある。

それ以外にも、必然性の高いものとして、液晶ディスプレイがある。
これは別にCRTでもいいのだが、やはり液晶がいい。
今、我が家で使っているCRTディスプレイは、もはや死ぬ寸前だ。
電源が入ってから仕様の明るさになるまで一分以上かかる。
どう見ても、寿命を超えて使いつづけたとしか考えられない。
それに、僕の眼のほうもかなり影響を受け、視力は明らかに低下している。
三メートル以上離れたものは、もはやはっきりと見ることができない。
悪影響は計り知れない。一刻も早く改善する必要があり、
その最善の選択は液晶ディスプレイだと思っている。
PCを使わないという選択は、僕にとって検討に値しない。
もはや、コンピュータのない人生はあり得ないと言っていいほどだからだ。
少々フレキシビリティに欠ける人生設計かもしれないが、
どのような道に進むのであれ、コンピュータから離れるつもりはない。

あとは、ノートPCだ。
これは、今すぐ買う必要はないのだが、
いつかは欲しいと思っている。
今のPCは、僕の言うことを聞かないところが最高にかわいいと思うのだが、
残念ながら、言うことを聞かないのでは実用性に乏しい。
だから、いつかは使い勝手の良いPCが欲しいと思うのだ。

ノートPCのメリットは、
サイズが小さく、持ち運びが可能なこと、
それなりに拡張性があること、(PDAや携帯電話に対して)
安定性が高いこと、(あくまでも僕のイメージではあるが)
などが挙げられる。
そして、重要なことは、僕が、ノートPCが好きだ、ということだ。
使っていて楽しくなければ意味はない。

デメリットは、ものにもよるが、サイズが大きいこと、
起動に時間がかかること、
駆動時間が限られていること、
などがある。
これらはデスクトップPCにも共通する、と言うよりもむしろ、
デスクトップPCのほうがより気になるデメリットなのだが、
デスクトップPCに対するデメリットとして、
作業領域(画面)が小さいこと、
拡張性に乏しいこと、などが挙げられる。
PCは、そもそも何でもできるのが最大の利点と言ってもいい。
専用機ではなく、汎用機なのが特徴だからだ。
ノートPCは、若干ながら、その汎用機としての性質を殺している部分がある。
だからと言って、僕にとってはそれほど問題にならないが。

さて、チャイムが鳴った。
そろそろコピーしてこなければ、彼女が帰ってしまう…。
あ、その前に、自分が出席する講義があったんだった…。

2002/9/12 15:37

2002/9/12 23:15
9月5日、ここのサーバが落ちていた日、
Wordで書いていた日記があった。
途中で落ちてしまったため、そのまま放置していたのだが、
Wordはそれを保存してくれていた。
せっかくだからその日記を載せようと思ったのだが、
載せようとした瞬間、また落ちてしまった。今度こそ、復活しそうにない。
…差し障りのある内容が書いてあって、
それをPCが阻止してくれたのかな?

ああ、明日は試験だから早く寝ようと思っていたのに。

2002/9/13 1:16



2002年09月11日(水) 思考停止

2002/9/11 12:44
今日は、同時多発テロがあった日。
なんでもいいが、みんなどうして「犠牲者の冥福を祈る」の一言が言えないのだろう。
やはり犠牲者の命よりも、アメリカの国益や、テロの撲滅のほうが重要なのだろうか。
きっとそうなのだろう。まあ、仕方のないことだ。

僕は、認知情報処理という講義のノートが、かなりの部分欠けている。
だから、彼女に頼んでそのノートを貸してもらった。
そのとき、ついでに実験のレポートを手伝ったのだが、それで改めて感じた。
…僕は、彼女と話すとき、明らかに思考が停止している。
何をそんなに緊張しているのだろう?

思考が停止した状態でも、別に話しくらいはできる。
ただ、レポートとなると非常に難しい。
考察の組み立てというのがまったくできない。
普段からその傾向はあるのだが、
思考が一歩進んだ瞬間、それまで考えていたことをすべて忘れてしまう。
困った事だ…。

ずっと違和感を感じていたのは、そのせいかもしれない。
いくら話しをしても彼女を理解できないと感じるのは、
理解しようとする思考が停止しているからなのかもしれない。

まあ、とりあえず勉強をしなければ。

2002/9/11 12:52

2002/9/11 23:18
やはり、大学よりも自宅のPCの方がいい。
多少動作は不安定でも、落ち着ける。

などと言っていたら、落ちた。
まあ、仕方のないことだ。

ところで、遺伝の本を読んでいて、当然ではあるが、おもしろいことに気づいた。
人間にとって好ましくない遺伝子のことだ。
遺伝子病と呼ばれる病気を引き起こす遺伝子なのだが、
これらの遺伝子は一般に、ほとんどすべてが劣性なのだ。
解説の必要はないと思うが、
遺伝子を格納する染色体は22対と2本の性染色体からなる。
このうち、22対の染色体と女性は、
同じ遺伝子を2つずつ持つことになる。
だが、同じ遺伝子と言っても、違う人間から由来している以上、
わずかではあるが、異なる点は確実に存在する。
そのとき、どちらが優先して現れるか、ということを示すのが、
優性、劣性という表現だ。
相対的に他の遺伝子より発現しやすいものを優性、
そうでないものを劣性の遺伝子と呼ぶ。

簡単に考えれば、優性の方が幅を利かせそうだ。
だが、世の中はそれほど単純ではない。
遺伝病なんてやっかいなものを持った人間は、
当然、相対的に死にやすくなるし、子孫を残す比率も低い。
劣性であれば、遺伝子を持っていても現れにくいのだから、
ずっと後の世まで残っていくことになる。

なぜこんなコトを考えるのかと言えば、
僕も遺伝病の素養を持っている可能性があるからだ。
と言っても、遺伝子が原因となって起こるはっきりとした遺伝病ではない。
先日書いた、ASD、心房中隔欠損だ。
それも、この病気は先天性の病気だ。
産まれてくる子供の心臓に穴が開いているなんて、
若い夫婦を絶望させるには十分だ。

今日、心理学の教官が、おもしろいことを言っていた。
大学で扱う程度の心理学の知識ならだいたいあるのだが、
それはそれとして、改めて言われるとなかなか印象に残る。
それは、刺激のない世界、だ。

人間の精神に影響を及ぼす、
あらゆるストレスを排除した世界、というのを作り出すことができる。
すべての刺激を徹底的に排除すればいいのだ。
人間の五感を刺激する要素、光、音、振動、臭い、味。
それらを、排除するか、できなければできる限り単調にする。
このようにすれば、ストレスは最小限で収まる。
しかし、人間はそのような世界では生きていけない。
3日ほどで幻覚を見るようになるらしい。

2日連続であまり寝ていないため、睡眠の欲求を感じる。
そろそろ寝るべきと考えられる。

2002/9/11 1:05



2002年09月10日(火) 睡眠不足

2002/9/11 10:37
睡眠時間を確保するため、昨日は日記を書かずに寝た。
しかし、それでも3時間しか眠れなかったため、
今は少々睡眠不足気味だ。
あと、朝食を食べていないのでお腹が空いている。
少し書いたら学食に行こうと思う。

今日は、一限から補講があった。
そして、以降には補講はない。
つまり、一限だけ受けたら終わりなのだ。

そんなものにわざわざ出かけていったのは、
彼女に会えると思ったから。
我ながら、なかなかに馬鹿だ。
別に会えたからってどう思うわけでもないのに、なぜか会いたくなる。
まあ、動機が何であれ、大学生が講義に出席するのは悪いことではない。
彼女に会うついでに講義にも出席するのだ。
発想法や姿勢は明らかに間違っているが、細かいことは気にしないことが肝心だ。

昨日は、先輩と一緒に池袋と秋葉原に行った。
主な目的は、自作スピーカの調査だ。
調査と言っても、音を聞いてみたり、価格を見てみたり、といったことが中心だったが。

池袋ではピザ屋に行った。
750円プラス消費税で食べ放題だった。
隣のロッテリアで、ただでポテトを配っていたが、
結局そちらには行かなかった。

こういう街中を歩き回ると、実に疲れる。
今日もまだ、ぜんぜん疲れが取れていない。
なんせ、3時間しか寝ていない上、まともなものを食べていないのだ。

その後、秋葉原へ向かい、
僕は家庭教師の仕事があるために、途中で帰った。
つぶれかけの店をひとつ見かけた。
液晶ディスプレイを買うなら、あの店がいいかもしれない。

2002/9/11 12:44



2002年09月09日(月) 久しぶりの大学

2002/9/9 13:42
久しぶりに大学で日記を書く。
叩いたと同時に文字が出ないこの処理の遅さ。
ひどく精度の悪いMS-IME98の変換。
実に久しぶりだ。
懐かしいが、あまり嬉しくない懐かしさだ。

ずっと正午以降に起きる生活をしていた上、
昨日は徹夜をしていたので、今日の寝起きはひどく悪かった。
しかし、大学に着いてコーヒーを飲んだらあっという間に直ってしまった。
副作用はあるが、我ながら実に便利な体質だ。
便利な体質と言えば、物事の暗記が得意というのも、
今の世の中、少なくとも学生としてはこの上なく便利な能力だ。

とりあえず、輸送機器設計のレポートを仕上げた。
文字数はタイトルを含めて383文字という、驚くべきレポートだ。
なるべく詳しく説明しようと思ったのだが、
アスキーコードの数値をバイナリーコードの数値に変換する作業など、
各桁から'0'を引いて、桁ごとに足し合わせれば終わりだ。
詳しく説明しようにも限界がある。

今日が期限の本を三冊ほど借りているので、
それを返してこようと思う。

2002/9/9 14:02

2002/9/9 14:32
図書館に行ったら彼女がいた。
…別に偶然の出会いではない。
勉強する時はたいてい大学に来ているし、
講義を受けていなければ教育用計算機室か図書館にいる。
そして、教育用計算機室にいなかったのだから、
図書館にいるのは当然の帰結だ。

ところが、彼女の姿を見た瞬間、面白いことになった。
動悸が起こり、落ち着きがなくなり、手が震え始めた。
それでも、直接話すまではたいした事はなかった。
声はかけないつもりだったのだが、つい声をかけてしまった。
で、彼女は上記のレポートのフローチャートを書いていた。
なるほど。フローチャートを書けば、確かに詳しく説明できる。
…ちなみに、このキーボードを叩いている現在でも、まだ少し手が震えている。

で、そのアルゴリズムなのだが、
上記の10000倍というのを、そのまま素直に書いていた。
少し落ち着いて考えればそれでもまったく問題ないのだが、
プログラムの簡潔化のために、このプログラムは一般に、
2を格納し、10倍し、それに3を足し、10倍し…。
というアルゴリズムを用いる。
answer=*p
for (i=0;i<=KETA;i++){
answer=answer*10+*(++p)
}
という感じだ。ちなみに、合ってるかどうかは保証しない。
要するに、2,23,236,2367,23674というように数値を変えていく。
20000,23000,23600,23670,23674とするより、
この方が簡単にしやすいからだ。
彼女が困っていたのだが、
フローチャートを描く場合、2に10000をかけて、その値に3に1000をかけたものを足して、
と、すべて独立に描かなければならず、面倒くさいのだ。
実際にプログラムにする場合には10*KETAなどとすれば
ループ文で表現できるが、フローチャートではそうはいかないだろう。
フローチャートについて詳しいことは知らないが。

たぶん、何を言っているのかさっぱりわからないだろうと思う。
おそらく、未来の自分が見ても理解できないだろう。
ちょっと彼女に会っただけで、ここまで動揺しているということだ。
なぜなのだろう…?
もう30分以上たつが、まだ手が震えている。

ただ、これは必ずしも彼女に会ったことだけが原因ではない。
上にコーヒーの副作用と書いたが、
あの時は夜眠れなくなることのつもりで書いていて、
もうひとつの副作用を忘れていた。
それが、今のような状況、つまり、
動悸、手の震え、精神的な動揺を症状とする、自律神経失調症のような状況だ。
食事もせずにコーヒーだけ飲んだときに、このような症状が起きる。

今日に限って症状が激しい原因、それと、そもそもこのような症状が起こる原因として、
僕は次のように考えた。

症状が起こるのは、
エネルギー不足であるにもかかわらず、強制的に脳を覚醒させることの反作用と思われる。
無理に覚醒させるから、ひずみが生じるのだ。
そして、今日に限って症状が激しいのは、
しばらくコーヒーを摂取していなかったからだと考えられる。
前回コーヒーを摂取したのは先週の火曜日。
そして、それまでもずっとコーヒーを飲まない生活を続けてきた。
そのために、カフェインに対して過敏に反応したのだと考えられる。

なんだか、手に汗をかいている。
手が冷たいと思うほどなので、汗をかくのはおかしい。
たぶん、緊張から起こる症状だろう。

ただでさえカフェインに過剰に反応していたのに、
彼女と話すという緊張が加わったからこんな状況になったのだ。
まだ、少し震えている。動悸も収まる様子がない。

なるべく客観的に症状を説明しようと思う。
手の震えは、字がまともに書けない程度だ。
しかし、多少不自由は感じるが、このようにキーボードは叩ける程度だ。
僕の感覚からするとかなり強い震えのように感じるが、どうだろう。
動悸は、胸に何かつかえているような感覚がある。
それから、呼吸が少しおかしい。強く息を吸えない感じがする。
ああ、そうだ。このような状態を、簡単に説明できる言葉があった。
興奮状態、だ。

精神的には、さほど興奮していないつもりでいる。
しかし、精神症状というのは、自覚できないことも多い。
端から見れば、異常なほど興奮している可能性がある。

汗ばんだ手を洗うためにトイレに行ってみた。
顔色が変わっているかと思ったが、そんなこともないようだ。
…まあ、僕は顔色というのがどうも良くわからないのだが。

少し症状が収まってきた。
急いで食事をした効果が現れてきたのかもしれない。
ちなみに、僕は暗示の効果がかなり強く現れる体質だ。
食事をすればこのような症状が収まると、自己暗示をかけた可能性もある。
だから、エネルギー摂取によって改善したのではないかもしれない。
ついでに言うと、カフェイン摂取のみでこれほどの覚醒作用がある例を、
僕は僕自身以外に知らない。
だから、カフェインの摂取で覚醒作用が起こるのも、自己暗示が原因である可能性がある。

少し、自己暗示法を学ぶのもいいかもしれない。
勉強の意欲がわかないときなど、便利そうだ。
ただ、コーヒーの暗示は、
コーヒーを飲んでいないときはいつも眠い、という副作用がある。
乱用は危険そうだ。
その他にも、コーヒーを飲んでいないと物事に集中できないとか、
細かい副作用を挙げるとキリがない。
コーヒーを飲んでいないときはやや鬱状態になり、
飲んでいるときはやや躁状態になる、ということもある。

今も、躁状態になっているかもしれない。
確か、話題が頻繁に飛躍するという症状があったが、どうだろう?
僕の日記はいつも話題が飛躍するので、よくわからないが…。

そうそう。彼女と話していて、
自分のレポートに間違いがあることに気づいたが、
面倒なので修正しないことにする。
「バイナリーコード」と書いてしまったのだ。
アスキーは規格によって定められたコードだが、
バイナリは単なる二進数なので、コードもへったくれもない。
あと、一般に工学系の用語は最後を伸ばさない。
「バイナリー」よりも「バイナリ」のほうが良いだろう。
ほかにも、ちょっと見るだけで間違い、勘違い、不十分な点などが
無数に見られるが、この際気にしないことにする。
目下最大の問題は、ステープラでとめられていないことだろうか。
どこかで借りてこないと…。
今度から、自分用のステープラを持ち歩くことにしよう。

症状が収まってきた。
字を書いてみても、多少の違和感は感じるが、普通に書ける。
呼吸も落ち着いてきた。
30分もかかったが…。
さて、彼女に会いに行くかな。
最後、「出直してくる」などと意味不明なことを言って出てきたからなあ。

2002/9/9 15:25

2002/9/9 21:48
レポート、そもそも課題そのものを間違っていた。
こういうのって、結構きつい…。
道理で彼女と話がかみ合わなかったはずだ。

2002/9/9 22:01
弟にPCを占領されたので、
今日はノートで書いて、あとで上げようと思う。
昼間に書いているのだからあえて書く必要もないのだが。
久しぶりに使うLibrettoのキーボードは、
いいのだが、なんだか違和感を感じる。
ただ、ホントにいいんだよなあ。疲れなくて。
将来メインマシンにするとしたら、
絶対ノートにするだろうと思う。
拡張性がない分、かえって安定している気がするし、
何よりもイメージがいい。
イメージがいい方が、使っていて満足できそうだ。
もう僕は、デスクトップPCは不調なものだというイメージを抱いてしまった。
Librettoはまったく調子を崩さない。
Windows 98という評判の良くないOSを
使っているにもかかわらず、かなり優秀だ。
シルバーの筐体の時代だけに、性能はたいしたことないのだが、
こればかりは仕方ないだろう。
しかしそれでも、スマートメディアドライブを搭載したり、
その設計は極めて使いやすくなっている。

同時多発テロのニュースを見た。
どうも、視点がずれている気がしてならない。
ニューヨークの街はもう戻らないとか、
ビンラディンがまだ見つからないとかそんなことばかり言っているが、
今、この時期に言うことは「犠牲者の冥福を祈る」という言葉であるべきだ。
その声が、あまりに小さすぎる気がしてならない。

ところで僕自身のことなのだが、
僕は、不必要に信じてしまっていることに気付いた。
自分も、他人もだ。
どちらも信ずるに値しないのに、どうしてそれほどまでに信じてしまったのか。
後悔はしない主義だが、それでも悔やみたくなる。

世の中、自分ほど口の軽い人間はいないと思っていたが、
どうもそんなことはないようだ。
言うなと念を押しても話してしまう人が、
世の中には存在するらしい。
すべて僕が悪い。

それにしても、これほど強いコンプレックスを感じたのは久しぶりだ。
夏休み中も無力感を味わったが、
周囲にいるすべての人間より自分が劣る、
と思ってしまうほどの強い劣等感ではなかった。
きっかけは上記のくだらないミスと、自分の能力不足。

鎧を纏わねばならないと思った。
世の中には、人を傷つけることに喜びを感じる人種が存在する。
彼らから身を守るためには、心を固く守らなければならない。
少し前までは、そもそも感情を表に現さなかった。
だから傷つけられることもなかった。
それがいつの間にか、ぬるま湯につかっている間に、
油断をしてしまったのだ。
現実の恐ろしさは、すでに嫌というほど知っていて、
しかも、諭されていたのに…。

現実は絶望的なものだ。
僕は現実というものの、ほんの断片しか知らないはずだ。
しかも、僕が知っているわずかな断片は、
圧倒的に希望に満ちたものが多いことは容易に分かる。
全体に対して、無作為のサンプリングができていないのだ。
それは、断片の中のさらに一角、
虚実が入り交じる中のわずかな真実に記されている。
真実は語る。
希望は存在する。しかし、それは本当にわずかだ、と。
自ら道を切り開けない人間、
目標のために苦難をいとわない人間、
夢を見据えて、他のすべてを捨てられる人間、
虚像に酔い、現実を忘れられる人間…。
わずかな幸福をつかめる人々は、ほんの一部で、
しかも、幸福をつかめる時間は限りなく刹那に近い。

自分の存在意義など皆無に近い。
自己実現などできない。
できるとしたら、他者に希望を与えることだけだ。

ここで、インターネットの幻想に囚われる人々を連想した。
以前はなぜあれほどまでに囚われるのか理解できなかったが、
現実を実感すれば、その気分が分かる。
結局、よく言われることだが、
インターネットでは違う自分になれるのだ。
他者に希望を与える自分。
他者から希望を与えられる自分。
未来に囚われず、希望のある今だけをすべてとしている自分。
そして僕のように、拘束されず、言いたいことを好きなだけ言っている自分。
この異常な長さの日記は、
たぶん、普段鬱積している欲求不満の発散だ。

不満はないと思っていたが、
言いたいことを言えないのは、大きな不満だった。
それから、小さな不満を挙げれば無数にあることにも気付いた。
ただ、そんな不満をいちいち気にしていられないだけだ。

今日、僕はその幸運に気付かなかったが、
信ずべき人たちは失っていない。
その人たちになら、いくら傷つけられても構わない。
頼んでも、傷つけるようなことはしない人たちだと信じている。
だから僕は、虚ろな世界とその人たちの前でだけは、
鎧を外すことができるのではないかと思うのだ。

僕は、幸せだった。
自分の身を守ることなんて、知らなくても良かった。
でも、現実は甘くない。
拒まなければならないこともあるのだ。
知っていたことを思い出して、不信の心を忘れてはならない。

あとは、考えること。
守るため、進むため、考えなければならないことは多いはずだ。
それも、抽象的なことじゃなく、具体的で定量的なことだ。
現実に適用できなければ、意味がないのだから。
こんな日記なんて、意味はないのだ。

誰かに、理解されることなんてあるのだろうか。
誰かを理解することなんてあるのだろうか。
真実を拒み、隠匿を好む世の中で、
誰かを本当に愛することなんてできるのだろうか。

2002/9/9 23:33

2002/9/10 0:13
僕にはまだ、すべてを忘れさせてくれることと、すべてを忘れるだけの時間がある。
この先不安なのは、時間を失うこと。
世の中、僕の歳で僕ほど暇な人間はなかなかいない。
僕は、やるべきコトをしていないから暇なだけだ。
これから先、そんなことは言っていられなくなる。
そのとき、僕は壊れずにいられるだろうか。

2002/9/10 1:02

2002/9/10 1:06
4分間で、カフェインについて調べてみた。
たったこれだけの時間で概略について調べられるのだから、
インターネットというのは何とも便利なメディアだ。

結論から言うと、
上に記した効果は、僕の錯覚のみ、ではないようだ。
すべてがカフェインのおかげ、ではないにしろ、
ある程度カフェインの影響があると思われる。
「大脳の自律神経を興奮させる作用、覚醒作用、利尿作用、強心疲労回復作用、消化促進作用」
というのが、パッと調べた中で一番まとまっていた結果だ。
だから、自律神経失調症かと思うほどの効果が出たり、
睡眠不足でも普通に動けたりしたわけだ。
「強心」は知らないが、他はすべて心当たりがある。
コーヒーを飲んでいるのだからトイレに行きたくなるのは当たり前、と思っていたが。
あ、消化促進作用ってのはよく分からないな。
まあ、たぶんあるんだろう。

もうちょっと調べてみたが、
やはり上記の薬効で間違いないようだ。
知らない効果まで出ているが、どの程度が暗示でどの程度が薬効なのだろうか。
正真正銘、100%薬効だったりして。
缶コーヒー一本でそこまでになるってのはどういうことかと思うが。

ちなみに、僕が愛飲している缶コーヒーのRootsは、
今日、リニューアルしたらしい。
買ってみたものはまだ前のままだったが、そのうち変わるだろう。
気に入ってしまったのでもう遅いのだが、僕はJTが嫌いだ。
タバコが嫌いだからだ。
しかし、その嫌悪感を吹きとばすくらい、このコーヒーはおいしいと思う。
だが、味なんて、薬効と比べればどうでもいいことだ。
今や、この薬効は大学生活に必要不可欠となっているのだから。

そうそう。彼女と久しぶりに会った感想を一応書いておくことにする。
手が震えたとか、そんな症状はあったがそれも初めだけで、
実際のところ、たいしたことにはならなかった。
特に感想もない。

落ち着いてみたらこんなところだった、ってコトか…。
ただまあ、実際彼女を目の前にして、話をしているときに落ち着いていないのは相変わらずだが。
いい加減、慣れないとなあ。

2002/9/10 2:00



2002年09月08日(日) 計算ミス

2002/9/8 22:47
計算ミスを犯した。
まさか、日曜日に大学に入れないとは思わず、
普通に定期券を作って大学まで行ってしまったのだ。
…おかげで、見事に無駄足を踏んでしまった。
彼女は帰りに有楽町によったと言っていたが、
僕は、はき慣れない靴と、とある事情でそんなことをしている余裕はなかった。

昨日から今日にかけて、
僕は、普段なかなかコミュニケーションの取れない弟と、
久しぶりにじっくり遊んでいたのだ。
…な、なにを、って?
ははは、そんなことはどうでもいいではないか!
…とまあ、実は、一晩中ゲームをしていたのだが。
僕もそうだが、弟もなかなか暇なやつだ。
ただ弟は、僕と違って試験前ではない。

ということで、徹夜をしていたのだ。
おかげで、結構眠い。
今は風呂に入った直後なので目が冴えているが、
たぶん、またすぐに眠くなってくることだろう。
ちなみに、また太陽の季節を見過ごしてしまった。
…今度は半分だけだが。
その半分、本当に記憶に残っていない。
見逃さないよう目覚ましまでセットしたのだが、
音が鳴った記憶すらまったくない。
さすがに徹夜をすると、眠さは並大抵ではないようだ。

明日は彼女に会えるな…。久しぶりだ。
メールの返事、どうするかな…。
会って話ができるなら、あえて書くこともないのだが。

それにしても、おかしい。
冷静に考えてみたら、これは絶対におかしい。
彼女は、夏休み前は、僕がメールを書いても返事をくれることなんてなかった。
それが、8月の終わりになって突然メールをよこしてきた。
しかも、メールはまるで別人のようだった。

彼女の立場を僕と置き換えて、彼女の性格を考慮すると、
この原因として考えられるのは、第三者の存在だ。
第三者に何かを言われて、メールをよこしてきたと考えるのが一番可能性が高い。
それが誰かというのが問題だ。
僕の友人ではないといいのだが…。
もしそうだったら、悪いが、大きなお世話だ。
とは言え、結局のところ、なにも分からないのだが…。
とにかく、この件に関しては謎ばかりだ。
いくら事態が進展しても、一向に明らかにならない。
…いつか、僕の心の中で彼女が占めているうちの、100分の1くらいは奪えるのだろうか。

ところで、僕は最近ダーツにはまっている。
部屋に置いてあるのだが、良く、PCの再起動中などに投げて遊んでいる。
いつもいつもやっているおかげで少しはコントロールが良くなってきたのだが、
最近はそんなことよりも、スピードを上げることに凝っている。
ダーツは軽い割に投げやすい形をしているので、
思い切り投げるとすばらしいスピードで飛ぶ。
フォームを工夫すれば150キロくらいは出るのではなかろうか。
それが最高に楽しいのだ。
泥棒が入ってきたら、投げつけてやろうと思っている。

そういえば、大学で何か事件があったと言っていた。
いったいなにがあったのだろう?
少し、気になる…。
ちなみに、そのせいなのかなんなのか、工事をしていて、非常階段を使えなかった。
休みの日だろうがなんだろうが、非常階段を使えば、
一応大学の構内には入れるはずなのだ。

2002/9/8 23:25



2002年09月07日(土) 蓄積されたテーマ

2002/9/7 19:18
今日は、今まで思いつくたびにPHSからPCに向かって送っていた
ネタをまとめて書いてしまおうと思います。
それから、いくつかここの日記を読んでみて、
何となくこちらの方がいいと思ったので、丁寧語で行きたいと思います。

尊敬語や謙譲語はともかく、丁寧語は得意なんです。
フランクな話し方より、好きですし、うまく話せていると思います。
だから僕は、年長者と話しているときの方が落ち着くのかも知れません。
心のどこかで彼らに頼っているのかも知れませんが。

人が何かをしようとしたとき、気分というのはとても重要だと思います。
それは、目的意識や目標といったものに、直接関係してくるからです。
どんなに強い意志も、気分が良くなければ持続しません。
逆もまたしかりです。
だったらどうしたらいいのか、なんてコトは分かりませんが、
ただ、それだけは言えると思います。

4つありますが、古いものから書いていこうと思います。
まずは、…なんだ?こりゃ?
…僕も、なかなか変なことを書いたものです。
GBA版のFFTですね。
こう書いても分からない方もいらっしゃるでしょうから正式名称を書きますと、
GameBoy Advance版の、Final Fantasy Tacticsです。
それでなにがなんだか分からない方は、ゲームだと思ってもらえばOKです。
ちなみに、正式名称はFinal Fantasy Tactics Advanceというそうです。
このパターンのネーミング、GBAのゲームには非常に多く見られますね。
それだけ、移植が多いということでしょうか。

調べてみたのですが、
僕が調べた限りでは、雑誌記事以上のことはよく分からないようです。
まあ、購入することはすでに決定しているので、細かいことはどうでもいいのですが。
ただ、期待を裏切らないことを祈っています。
もともと、制作者側はこの作品の続編をあまり望んでいないとのことでしたから…。
しかし、松野氏の物語を語る能力には、天性のものを感じます。
その上、ゲームというメディアは彼が物語を語る上で最適だったのではないかと思っています。
些細な制約は、ゲームだから、という一言で片づきますから。
そう言えば、友人が8月25日に、そのようなニュースがあったと言っていました。
このことだったのか、という思いです。

次もまた、変なことを書いています。
深田恭子と池脇千鶴の服装、と書いています。
これは、要するに両者の服装に、共通する部分があるということです。
と言っても、ドラマでの話ですが。
彼女らがプライベートでどんな服装をしているのかなんて、僕は興味ありません。
…まあ、池脇千鶴の方は、興味がないとも言い切れませんが、少なくとも深田恭子の方には興味ありません。

これを見て思ったのは、
どちらも服装によって、清純な印象を与えようとしていたことと、
どちらも、与えようとしている印象が同じであったということです。
この辺のイメージというのは、かなりステレオタイプのような気がします。

なぜこんなコトが気になったのかと言えば、彼女のことがあったからです。
彼女も、やはり上記に挙げた2人が、ドラマで演じていたような印象を僕に与えました。
今となっては、勘違いであったとしか言えない状況ですが。
今はもう、メールの返事は来ていません。
あれだけ書いてくれれば十分だったのですが、少し寂しく思います。
それに、やはり彼女という人間が、よく分かりません。
自分の知っている類型に当てはめようとしたのが間違いだったのでしょうね。
今までは、自分の知っている類型を適当に組み合わせれば、だいたい理解できたのですが。
自分の生き方というのを貫いている人には、その手は通用しないのでしょう。

次も、またおかしなコトを書いています。
思いつきでメールを送っているとは言え、僕もなかなか妙なことを書いています。
辛み成分全般が、アドレナリンの分泌を促進するという話です。
これは、何かのテレビ番組を見たいと思ったとき、
時間が空いたので見た放送大学の、栄養学の講座での話です。
他にもいろいろ言っていたのですが、一番印象強かったのがこれだったのでしょう。
説明の必要はないと思います。
カプサイシンなどの辛み成分が、アドレナリンの分泌を促進するという話です。
結果的に、興奮剤に近い影響を与えるようです。

それから、これは前にも書いたかも知れませんが、
歴史は逆に教えるべきではないかと思うのです。
今の学校の歴史教育は、ご存じのように、縄文時代から順に時代をたどります。
学術的には、こうするのが最適なのでしょう。
しかし、学校には時間の制約があり、
理想を語るならともかく、現実を見れば歴史の授業が最後まで終わらないことは、いわば常識です。
少なくとも、現場の教員なら、そんなことは嫌というほど分かっているはずです。

そして、これがいくつかの問題を生んでいます。
一番大きな問題は、日本人の歴史認識の問題です。
日本の侵略についてどう思うかとか、北朝鮮との国交についてどう思うか、
そんなことを議論できるレベルに達していないのです。
そもそも、この時代の歴史に関する知識が極端に乏しいのです。
これは、歴史の最後の部分は、時間的制約があるため、
省略されたり、駆け足の授業になったりすることが原因です。
明白で大きな問題だと思うのですが、その割に議論されていません。

それを解決する方法の1つとして、
僕は歴史を逆に教えるという方法を提示します。
歴史教育を根本からくつがえしてしまうことですが、
これがもっとも良い方法だと思います。
おそらく、歴史教育の中でもっとも重要性が高いのは、近現代の歴史でしょう。
それ以前の歴史は重要でないとは言いませんが、知らなければならない必然性がありません。
もちろん、僕がよい方法だと思うからと言ってそれが正しいとは限りませんが、
少なくとも僕は、そう思うわけです。

教育の問題は、とかく理想を語りがちです。
しかし、先進国として豊かな生活を享受している今の世代に、
過去のような期待をするのは無理というものです。

食事をします。残りはあとで書くことにします。

2002/9/7 19:55

2002/9/7 23:13
「北の国から」を見た。
極めて良くできているが、僕には少々合わないようだ。
最近、考えがだいぶ変わってきたが、あれほどの生き方は、僕にはできない。
たぶん、一生理解できないだろう。
他人のせいにするのもどうかと思うが、それでも、
理系の教育を受けてきた人間には、あの考え方はどうしてもぶつかるだろう。

あれで、どこが感動するのかよく分からない。
確かに、完成度は高い。色調を変えれば「映画」と言ってもいいほどの完成度だ。
…あれ?ああ、そうか。今日は丁寧語で書くんだっけ。
なんかおかしいと思った。

正直言って、彼女から来たメールの方がよほど感動しました。
「北の国から」を見終わって、PCを見ると、
メールを受信していると表示されているのです。
小泉内閣のメールマガジンが来る時期ではありませんし、
仕事のメールも…、まあ、それはいつ来るか分からないので何とも言えないのですが、
少なくとも、自分ではメールを書いていませんでした。
そうしたら、青いメールが来ていたのです。
そう。メールのルール設定で、強調するように設定した彼女のメールです。
ちなみに、強調表示するように設定した人はもう1人いるのですが、
その人は今、ネットゲームにはまっていて、全然メールを書いてきません。
書いてきたとしても、そのゲームのことばかりです。

その彼女ですが、さすがに4000字も書くと長いと言われました。
まあ、そうでしょうね。僕だってそう思います。
考えてみれば、毎日毎日こんな日記を書いているから、そうなってしまったのかも知れません。
簡潔にまとめるという技術を磨いた方がいいかも知れません。
それにしても、その彼女から来たメールの題名が「一時停止」…。
もう、返事は来ないかも知れません。
まあ、今までが奇跡のようなモノだったわけですし、
月曜日からは直接会えるのですから、悲観することはないと思っていますが。
昨日は夏休みが短いと否定的に書きましたが、
少なくとも、この点だけは夏休みが短いことに感謝したいと思っています。

歴史の問題について続きを書くと言いましたが、
もうほとんど言いたいことを書いています。
実は続きなんてないのです。
今の世代に過去のような期待をするのは無理、と書いたあとでしたね…。
結局のところ、どうしようもないのではないかと思います。
夢を持って、どうしても実現したいと強い意志を持つのは、
自分がそのとき、満たされていないからだと思うのです。
今は、極めて安易なことを言えば、十分に満たされていると言えます。
衣食住だけを言えば、もはや改善の余地はないでしょう。
意志を持って何かを成し遂げようと思ったとき、初めて自分の環境に不満を感じるのです。

次は、彼女の件ですね。
僕も、良くもまあ、次々とこれだけ思いつくものです。
自転車に乗っているとき、思いつきやすいですね。
しかしまあ、自転車に乗ったままメールを書くのは危険だからやめようと思っているのですが…。

僕はもともと、彼女に対して、恋愛感情はありませんでした。
ただ、尊敬できる人だと思っていました。
だから、友人として、お互いを高め合えるような関係になりたかったのです。
まあ、僕が彼女に影響を与えることなど、難しいのかも知れませんが。
僕の力不足もありますが、彼女に受け容れる姿勢があるようには見えませんでした。
彼女は、いい意味でも悪い意味でも、自分の力を強く信じています。
だからなのか、多少ではありますが、他を簡単に拒絶してしまう傾向が見られます。
例えば、大学の教官などです。
どの教官にも、いいところはあります。
それに注意して講義を聞けば、一見何の役にも立たないような講義でも、
十分聞くに値するモノになります。
問題は学生側の姿勢なのです。
教官の方にも問題はあるのでしょうが、自分の態度を変える方が、簡単で効果的です。

それで、友人としていろいろ話し合えるようになりたかったのですが、
相当無理をした挙げ句、不可能だという結論に達しました。
それに二ヶ月ほどかかっていますから、相当頭が悪いと言うべきかも知れませんし、
慎重な判断と言うべきかも知れません。
原因としては、彼女が意識する、というのもあったかも知れません。
そもそも彼女がそんなことを望まないということもあったでしょう。
しかしなによりも、これだけ恋愛の話が蔓延する世の中で、
特定の男女が長い時間一緒にいると、それだけで周囲は意識をします。
冷静に考えてみれば、成立しにくいことは容易に分かるのです。
周囲が冷静で理性的であれば、このような問題は起こらないのでしょうが、
さすがに、二十歳そこそこの人間にそんなことを期待するのは無理と言うことでしょう。
それほど経験があるわけではありませんが、
二十代後半くらいの人だと、このようなことを理解して、
いろいろなつきあい方というのができるようです。
…友人としてつきあうなら、ネットが一番いいかも知れません。
ネットに「大切な人」がいるというのは無理があると思いますが、
参考になる意見を述べてくれる友人であれば、ネットでも構わないでしょう。
それに、その程度なら依存とは言えないと思います。
やはり、毎日毎日PCの前に座っている人間としては、
どうしても依存というのは気になります。
意識して、危機感を抱き続けなければならないでしょう。

次は、ページデザイン…。
最近、ある先輩がWebサイトの更新作業をしています。
その作業につきあっていて思ったことなのですが、
意外と、最善のデザインって少ない、ということ。
まず、見やすくなければなりません。
この時点で、壁紙として使える色や模様は相当制限されます。
なかなかないとは思いますが、壁紙に三原色のすべてを使っているようなページは、
かなり見にくい場合が多いように思います。
壁紙が決定すれば、文字の色も制限を受けます。
薄い壁紙には濃い色を、濃い色の壁紙には薄い色を使わざるを得ません。

その先に、自分の趣味趣向が出てきます。
どんなにいい配色でも、自分が気に入らないのでは、意味がありません。
そうやって考えていくと、どんどん選択の幅は狭まっていきます。
結局、そう多くない選択肢の中から選ばなくてはならないわけです。
その中で、これほど多くのWebサイトが存在することに、僕は驚きと尊敬の念を覚えます。

それから、一応メインのテーマ。
それは思うことの重要性。
人間は、なんでもいいから、とにかく強い思いが必要なのだと思います。
それがないと、きっと意欲というモノが得られないでしょう。僕も、そうです。
彼女のことは正直、今でも忘れられませんが、それでも、かなり冷めた目で見ています。
…でなければ、批判するようなことは書けません。

そして、その思いを呼び起こす経験も重要です。
日々新たな経験を積み上げていかなければ、人間はなにもできないと思います。
極端な例ですが、僕も、一日中家にこもっていては、日記など書けません。
身体を動かしたり、どこかで何かを見ていたりしたら、
そのときは何か書くことが思い浮かぶものですが、
自分一人ではなにも思い浮かびません。
アイデアというモノにも、それとはまったく関係のない、
単なる刺激としての経験が重要なのだと思いました。
関係のある経験もいいでしょうけど、そういう経験って、
かえって考えを固定させかねませんからね。

彼女への返事、今度は少し間を開けようと思います。
毎回毎回受信したその日に返事が返ってきたら、少し気味が悪いでしょうから…。
…分かりませんけどね。
いったい、どう思うものなんでしょうか?
慎重にメールを見ないと気づかないことではありますが、
毎回、わざわざ夜遅くまでかかって返事を書くなんて、相当異常ですよね…。
ああ、でも、たいしたことはありませんね。
4時半頃に送っているものが一つありますが。

長くなりすぎないようにするには、
話したい内容を絞るのが一番だという指摘でした。
反論の余地、ありませんね。

弟がゲームでPCを使いたいと言っているので、
この辺で切り上げることにします。

2002/9/8 0:51



2002年09月06日(金) どこが大学生活?

2002/9/6 3:11
僕自身忘れていたが、
この日記のタイトルは、「行ってみないと分からない大学生活」だ。
長すぎて、シンプルさに欠けると思うが、そんなことはどうでもいい。

この日記、とても大学生活のことを書いているとは思えないのだ。
まあ、夏休みだから仕方ないと言ってしまえばそれまでだが。
しかし、大学生でなければこんな時期まで夏休みをやっていないのだから、
これはこれで、大学生の生活ということにしておこうか。

考えてみれば、最初に書くべきコトだったのかも知れない。
少し、大学の生活を紹介しよう。

大学は、一期制か二期制だ。
…変換してみたのだが、一期制という言葉はないらしい。
まあ、通期でもなんでもいい。とにかく、一年で1つの講義を取るのだ。
二期制は、別名セメスター制と呼ばれる。
どういう利点があるのか知らないが、最近流行していて、導入する大学が増えている。

こんな、赤本でも分かるような知識はいいとして、その先だ。
大学の日程なのだが、通期制か二期制かに関わらず、大学には夏休みがある。
大学に遊びに行くつもりの方は、ここが絶好のチャンスだ。
十分に期待してもらいたいところだ。
もちろん、遊びに行くのではなく、勉学に励みたい方にも絶好のチャンスだ。
どうしても学業に縛られがちな講義期間中と違って、夏休みはいろいろとやることができる。

大学の夏休みは長い。僕の場合は50日ほどある。
普通は、60日…、つまり、2ヶ月あるようだ。
いったいなにが違うのかと言えば、それは試験の時期だ。
僕の場合、試験は、何度も書いているように、
これから行われる。つまり、9月の中旬だ。
しかし、多くの大学では、7月の下旬に行われる。
この場合、夏休みは8月と9月すべて、ということになる。

僕の場合、9月の中旬に試験が行われたあと、再び休みが入る。
だから、結局休みの数は、夏休み前に試験を受けた人たちと変わらないのだ。
ただ、気分が違う。
2ヶ月ぶっ通しで休み続けるのと、50日と10日で分けるということになるからだ。
実際は補講が結構たくさんあるので、10日も休みはないのだが。
どちらがいいかはともかく、このようなシステムになっているのだ。

知らなかった方は驚くかも知れない。
僕も、初めはかなり驚いた。大学の夏休みというのは、信じられないほど長いのだ。
おそらく、大学の講義だけ受けていても意味がないという発想からだろう。
学生という立場を利用して、自分で自由に研究すべきなのだ。
…僕はまともに研究などしていないが。
ただまあ、この点は大学側にも問題があって、
いざ学生が研究しようと思っても、その設備をまともには使えないのだ。
そのため、結局大学にいる利点はあまりないのだ。
しかし、やはりそれは学生側にも問題がある。
初めから要求しないから、大学側も提供しようとしないのだ。

それよりも驚くのは、春休みの長さだ。
大学の講義は、4月から7月までと、10月から2月までの二期で行われる。
これは、通期の場合も変わらない。
そして、年末年始には冬休みが入る…のだが、
これを見て、気づくだろうか。
3月が、丸ごとないのだ。つまり、この間はずっと春休みなのだ。
夏休みの長さも驚きだが、それ以上に春休みが長い。
国立だと上に挙げた程度だが、それでも2月中旬には大抵終わっている。
これが私立になるとさらに早く、1月には終わっている場合がほとんどだ。

ちなみに、ここに挙げたのはすべて理系の場合だ。
僕も弟も、知人もみんな理系なのだ。
僕には、文系の知人はいない。
少なくとも、僕が文系だと知っている知人はいない。
中学の頃の知人で今まで連絡を取り合っているやつは、
みんな理系か、でなければ体育学部に行ってしまった。
体育ってのは、なんなんだろう?文系という感じでもないが…。
たぶん、生態系の学問だろうから、理系だろう。
考えてみれば、極端に狭い友人関係だ…。
僕は、理系の人間とはつきあえても、文系の人間とはつきあえないかも知れない。

こんなことはわざわざ書くまでもないことだが、
個人差こそあれ、基本的に文系と理系とでは、来る人間の性格が違う。
もし文系的な性格の人間が理系に来たとしても、
そこにいるうちに、少しずつその場の雰囲気に染まる。
少なくとも、理系にいれば、数値を無視することはできなくなる、はずだ。
僕の友人は、どんなにおおざっぱな性格の人間でもそうだ。
だが、文系だったら話はきっと違うだろう。
数値なんていくつでも、とにかく自分の感覚で話をするに違いない。
それが悪いと言っているわけではない。
だいたい、数値での説明は回りくどく、面倒くさいことが多い。
正確だが、いつもそれが最適かと言えば、そうでもないことも当然、想定できる。
人と人との心の問題などはその典型だ。
数値で語れるものではない。

大学に二年半もいると、その大学の雰囲気というのが分かる。
そして、おそらくは自分もその大学の雰囲気に染まる。
それは、高校とは比べ物にならないほどの影響力だ。
なぜなら、基本的に大学は変人が多い。
…これは、この大学だけかも知れない。
大学の選抜は、基本的に、個性を抜き出すという理想が1つ、ある。
結局は偏差値じゃないかと言ってしまえばそれまでかも知れないが、
それはともかく、そういう理想があるのだ。
もっとも、それが原因かどうかは分からない。
とにかく、なんだか知らないが、それぞれの大学にはそれぞれの大学を代表するような
変人が集まる傾向にあるようだ。

僕の知る限り、国立には、正真正銘の変人が集まる傾向にある。
まあ、国立をいくつも知っているわけではないが、
東工大あたりはかなり顕著だ。
普通に、アニメーションで用いられるような特殊な日本語を用いる人たちが存在する。
もちろん、そこまで極端な人はごく一部だと思うが。
僕の大学にも、そこまで行かなくたって、
毎日毎日熱心にガンダムについて語り、高いガンダムの図鑑を購入するような人間が存在する。

一方、私立にはそれとはまた違う変人が集まる。
僕から見たら変人であるだけで、実際は普通の人なのかも知れない。
ではどんな人間なのかと言えば、一言で言うと遊び人だ。
もちろん、これは傾向であって、
国立に遊び人がいないわけではないし、私立に変人がいないわけでもないだろう。
だが、傾向としては存在するようだ。
大学に遊びに行きたい方は、なるべく私立に行くことを薦める。
女性と知り合える確率も、私立の方が圧倒的に高いようだ。
これは、大学がどうのこうのと言う問題もあるが、
それ以上に、周囲の人間の質によるところが大きい。
国立には、合コンなどに興味のある人間は、やや集まりにくい傾向にある。
これは、大学のレベルはあまり関係なく言えるようだ。
東大から僕のいる大学まで、すべてについて言える。
少なくとも、弟のように新宿でナンパして、
他に好きな人ができたからと、あっさりその子をふってしまうような人間は
国立には少ないだろう。私立にも少ないかも知れないが。

ちなみに、東大あたりは別格だが、
中堅国立大以下の国立大と私立を比較すると、
明らかに生活のレベルが私立の方が高い、という傾向が現れる。
弟は私立に行っているのだが、
その弟の友人は、誰もが50万円を超えるほどのバイクを持っている。
弟がローンに苦しみ、必死に購入したようなバイクを
なんの苦労もせずに買ってもらっているのだ。
もちろん、そんなやつばかりではないが、私立大というのは、
相対的にそういう人間が増える。
当たり前の話ではあるが、東大はたぶん、もっとレベルが高いだろう。
ボンボンとかお嬢様とか呼ばれるようなすさまじい金持ちがいる可能性は高い。
まあ、慶応の方がもっとその比率は高いだろうが。

ああ、手が痛い。
長時間キーボードを使い続けると手首が痛くなる。
ずっと手首を浮かせる不自然な姿勢を続けるせいだろう。
だから、低いノートPCのキーボードの方がいいのだ。
今のもらってきたキーボードも、決して悪くはないのだが。

あと、大学生活の特徴としては、
大学にもよるが、基本的に、ホームルームに相当する概念がない。
場所によっては学生会館という居場所が存在するらしいのだが、
少なくとも、僕のいる大学にはそんな気の利いたものはない。
だから、本当に落ち着ける場所がない。
結局、自習室や、進路相談室などに集まることになる。
まあ、ロビーなどの方が人は多いのだが。
基本的に教室にいれば良かった高校までと比べると、
どこでどうしていいのか困ることは多くなるだろう。
ちなみに、落ち着ける場所がないということは、
荷物を一日中持ち歩くということにもなる。
安心して荷物を置いておける場所もないのだ。
これは、大学によってはロッカーなどを貸してくれる場合もある。
少なくとも、僕の大学はそうだ。
だが、設備の良さそうな印象のある私立は逆に、
このようなロッカーなどはないようだ。学生数が違うからそれも当然だとは思うが。

あと、これも行かなくたって分かることだが、
基本的に、生活設備は私立の方が圧倒的にいい。
高い金を取っているだけのことはある。
もっとも、東京理科大のような例外も存在するので注意が必要だ。
僕のいる大学は、今年になってようやくほとんど(すべてではない)の教室に
クーラーが設置されたような状況だが、
私立の場合、クーラーの設置など、もはや常識だ。
クーラーどころか、エアコンが設置されていることだろう。
また、講義用の設備もかなり違う。
僕の大学の場合はプロジェクタは教官がどこからともなく持ってきたり、
教室のロッカーの中から取り出したりしているが、
私立の場合は教室にあらかじめ設置されている方が普通のようだ。

また、これは僕のいる大学だけの特殊な事情かも知れないが、
大学と言えば大きな教室で、教官がいる教壇を、
グルッと階段状になった机といすが取り囲んでいる様子をイメージするかも知れない。
しかし、そうでない場合もまれにはあるのだ。
僕の大学では、ほとんどの教室に、
高校までと同じような学校用の机といすが設置され、
教官は高校と同じような教壇に立って講義する。
OHPやプロジェクタを使わなければ、とても高校までの授業と区別は付かない。
大学だけでなく、大学院もそんな状況だ。
…それはそれでいいとは思うが。なんと言っても少人数教育だ。
別に皮肉ではなく、本当に少人数の講義は良い。
混まないし、席を争う必要はないし、声は良く聞こえるし、黒板もよく見えるし、
質問をしようと思えばすぐにできるし、両隣に人がいないので気楽だし、メリットは数多い。
大学に来た気がしないとか、
あまり教官が近いと、大学特有の教官に対する畏敬の念などを抱きにくいとか、
そんな問題はあるだろうが、学生側から見れば、たいした問題ではない。

あと、これだって大学にもよるだろうが、
どんな大学にも多かれ少なかれ存在する問題だ。
それは、バカが多い、ということ。
一人一人を連れてくれば、決して頭の悪い人間ではない。
IQの平均は100と言われるが、大学生だけに限定すれば、その値は120まで上がるのだ。
IQがいいから頭がいいということにはならないが、
少なくとも、ある程度優秀と認められた人間でなければ、大学には来ない。
にもかかわらず、少々常識が欠如している、という人間が大勢集まることで、
講義中に私語をするとか、カンニングをするとか、
そういう大学生にあるまじき行為をする人間が現れる。
これは私立に多いと聞くが、おそらくは学生数の多いことが原因だろう。
夢を見て大学に来ると、おそらくは幻滅する。
自分で入学してきたときには分からなかったが、
編入生が日に日に落胆していく様子を見て、
大学の惨状がいかばかりであるか、思い知ることになった。
まあ、その編入生の要求水準が高かった、ということもあるだろうが…。

それから単位認定の仕組みだが、
基本的に、講義を受ける前か、受け始めた頃に、
履修申請という書類を、大学の教務課に提出する。
提出しなければ単位は一切認定されない。
普通、忘れることはないだろうが、
万が一提出しなかったりしたら、それだけで卒業がおぼつかなくなる大事な書類だ。
そして、この履修申請に記された科目を履修し、レポートや試験で成績評価を行う。
僕の大学の場合は、3分の2以上出席すれば出席基準を満たすことになっている。
6割で可、7割で良、8割以上で優というのが基本だが、
弟の大学の場合、A,B,C,D,E,Fの6段階で評価される。
なんだかいろいろあるようだが、詳しいことは忘れた。
ちなみに、うちの大学の場合は少々特殊で、
なにをやっても絶対「不可」という成績がつかない。
未履修と不可は同じ扱いなのだ。

ここから先は、現役の大学生や卒業生でも知っている人間は少ないと思うのだが、
編入生の場合、単位認定はさらに特殊になる。
入学前にやってきたことに対しては、優も良も可もつかない。
すべて「認定」と記される。
この単位認定の基準がひどくいい加減で、
聞いた話によると、生産工学の単位が、生物工学の単位として認定されるということもあったらしい。
生産工学は工場管理の学問で、おそらく、
僕が専攻している流通に近い分野だろう。実際、工場管理手法もいくつか学んだ。
MRPという手法が二種類ある。
それに対して、生物工学はバイオテクノロジー、遺伝子の話だ。
計画手法と遺伝子工学。つながりはないに等しいと言える。
あえて言うならば、どちらも工学ということだろうか…?

また、僕の大学では上位の学年の単位は履修できないのだが、
編入生の単位認定の際は、そんなこともすべて無視される。
まあ、確かに、今までやって来たのだから認定されるというのは分かる気もするが。
逆に、どんなに基礎的な内容であっても、
認定されなければすべて履修しなければならない。
だから、ロジスティクスという分野の各論…、施設計画手法や、
流通管理費用分析などの単位を認定されていても、
もっとも基礎の部分であるロジスティクス概論の単位が認定されていなければ、
その単位は講義を受けて取得しなければならないのだ。

余談だが、ロジスティクスというのはそもそも兵站学の意味だが、
日本の大学で、兵士の配置について学ぶことなど、あるはずがない。
あるとしたら、せいぜい防衛大学校くらいだろう。
ここから意味を転じて、今では物資や情報の流通についての学問ということになっている。
ちなみに、この日記にも一度定義を載せたが、
定義は学者によって千差万別。結局のところはっきりしないというのが現実のようだ。
確か、物資や情報を最適なフローとストックを使って最適な時間に最適な場所へ配置する、
サプライチェインの一部、のはずだ。
やたら最適な最適な、と言っているが、
これは5Rと言って、Right…。
以下省略。とにかく、Rightから始まる5つの言葉で説明されているのだ。
このくらい、覚えておかなければならないのだが…。

サプライチェインというのは、生産から消費までの、商品やサービスの一連の流れを指す。
最近では消費側から生産側へ逆流するリサイクルなんかもあって、ますますややこしい。
このサプライチェインを効果的に扱う手法をサプライチェインマネジメントと言って、
アメリカでは花形の分野なのだそうだ。
…既得権益者が幅を利かせている日本では、なかなか普及していないようだが。
まあ、そのうち立ちゆかなくなって普及することだろう。

なんだか話が逸れてしまったが、他に大学生活の特徴はあるだろうか…。
ああ、そうそう。
いないとは思うが、心臓病の既往歴があるだなんて健康診断で言うと、
精密検査を受けるまでスポーツの講義(?)に参加できなくなる。
このため、僕は危うくスポーツの単位を落としそうになった。
ちなみに、僕には先天性の心房中隔欠損の既往歴があるのだ。
ATOKでも変換できないややこしい名前だが、
英語の略称で言ってしまえばASDという極めて単純な名前になる。
キーボードでは、Aから順番に右に叩いていけばいい。
Artial Septal Defet、だそうだ。

物心つく前に治ってしまったので、
この精密検査を受けるまでは、心房中隔欠損なのか、心室中隔欠損なのか、
どちらなのか知らなかった。それがはっきりしたというのが、唯一の良かったことだろうか。
ああ、そうそう。
心雑音を聞く検査の時は、相当長い時間…、僕の感覚では30分くらい、
看護婦さんに抱きかかえられて、膝の上に乗せられて心臓の音を聴かれた。
なぜそんなことをしたのか分からなかったが、結構嬉しかった。
この検査、なぜか僕1人に看護婦が3人付いていた。
そういう理由なのかどうかは知らないが、予約をしてから検査を受けるまで一ヶ月以上かかった。
もうひとつ検査があって、それは機械の上を必死に走って、
きついとかきつくないとか申告する検査だ。
とても、心臓病かも知れない人間に対してする検査とは思えない。

ちょっと調べてみたら不安になってしまった。
子どもに遺伝することもあるらしい。
僕と結婚する人は注意して欲しいものだ。
どうやって注意するのか知らないが…。

それにしても驚いたのが、検索のヒット数。
なんと、「心房中隔欠損」などというややこしい名前で、2120件もヒットしたのだ。
心室中隔欠損が2410件なので、だいたい同じくらいと言えるだろう。
ちなみにこの心房中隔欠損、自然治癒するのはそこまで多くはないようだ。
自分の幸運に感謝しよう。
ただまあ、多少、肺が弱い感じはする。
持久走などをやると、血を吐きそうになる。
血のにおいがこみ上げてくるだけで、実際に吐いたことはないが。

ああ、そうだ。これが参考になるかも知れない。
大学生ともなると、激しい運動をすることは極めて少ない。
上記のように、僕は多少虚弱体質っぽいのだが、それでも、
肉体的に疲れると感じることはほとんどない。
大学の構造にもよるが、肉体的な心配はまずないと言っていい。
もちろん、運動系のサークルに入ったらまた別だが。

それにしても、改めて病気のことを調べると不安になる…。
精密検査を受けておいて良かったかも知れない。
この気分は、他人には分かるまい。
自分だって、自分がなんでこんなに不安になるのか理解できないのだ。
久しぶりだ。こんなに不安な気分は。

さて、そろそろ限界かな。
結局夜更かししてしまった。
書きたいことはいろいろあったが、メモを取ってあるし、また明日にすることにする。

2002/9/7 5:52



2002年09月05日(木) 心への過信

2002/9/5 18:49
今まで昨日の日記を書いていたのだが、
時間が時間だから、今日の日記を書くことにする。
それにしても、本格的に眠い。
PCが落ちて、再起動する間に眠りそうになってしまった。

昨日からの続きだが、
みんな誰だって、理想をうち砕かれたことくらいあるだろう。
なんでもいい。サンタクロースなんていないと知ったことでもいいし、
親友と思っていた人間に裏切られたことでもいい。
…ちなみに、僕はどちらも経験はないが。
昔はサンタクロースを信じていた。しかし、いつの間にかそんなのはウソだと知っていた。
ショックを受けた記憶はない。きっと、両親がうまくやってくれたのだろう。

だから、子どもでなければ誰でも知っているはずなのだ。
理想を掲げることのおろかさ、現実ってものを。
どんなにがんばったって、できることはできるができないことはできないのだ。

なのに、多くのメディアが、理想論を語る。
特に教育などは、その傾向が顕著だ。
理想を語ることそのものは悪くないのだが、理想しか語らないのが問題なのだ。

現実を見据えれば、理想を実現するための
現実的な手段がきっと見えてくるはずだ。
そういう考え方が、あまりに少なすぎる。

…ダメだ。眠くて、こういうややこしいことはこれ以上考えられないようだ。
なにを考えていたのかよく覚えていないが、
どんなに強い意志、例えば、ダイヤモンドのように強い意志を持っていたとする。
しかしそれでも、それよりも強い衝撃を受ければ砕け散る。
では、どんなことがあっても受け流せる柳のような心を持っていたとする。
だが、そうだとしたって、ずっと風を受け続ければ、いつしかそれは歪みとなる。
どうあったとしても、心をずっと保ち続けるなんて不可能なのだ。
もちろん、外からそういうストレスさえなければいいわけだが、
現代社会で、そのようなストレスから逃げることを考えるなんて
ほとんど無駄と言ってもいいだろう。
それができるなら、現代人はこれほど苦しんでいないはずだ。

それから、彼女へのメール、
今思うと信じられないのだが、
延々チャバネゴキブリとの死闘の様子を書いて送ってしまった。
…バカだ。

ゴキブリと戦うとき、
スリッパってのがいかに有効な武器か、よく分かったよ。
まず、攻撃範囲が広い!
多少照準がずれても攻撃が当たる!
それに、入手が容易。だいたい、どの家にもある。
そのくせ、攻撃速度も十分速い。
先が広がった形だから、持ちやすくて攻撃の精度も高い!
それに、使用回数がほぼ無限!
さらに、攻撃力も十分!
前に、スプレーを使ったときは、本当に苦労したから…。
今回はカラーバット(プラスチック製バット)を使って、結局逃げられたし…。
スリッパが手元になかったんだよぉぉぉー!!

とまあ、こんな感じだ。
ちなみに、この話には続きがある。
まあ、これ以上彼女にこんな話をしたって仕方がないのでここだけにとどめることにするが…。

そのチャバネゴキブリが出現したのは9月3日。
翌日の9月4日、今度は弟がその宿敵を発見した。

まともな装備がなかった僕の時とはまったく違う。
対ゴキブリ用兵器として僕が実装しておいた、
その名も『アースジェット』があったのだ。
弟は、このアースジェットを主力武器として、
さらに軍手とティッシュで武装した上で敵に挑んだ。

弟の取った戦略は、
射程と攻撃範囲の広いアースジェットで敵を部屋の隅まで追い込み、
毒によって弱らせた敵を、ティッシュでくるむという戦法だ。
この作戦は見事に成功し、弟は勝利した。
僕が討ち果たせなかった敵を、弟はうち破ったのだ。
憎き敵が滅んで嬉しい反面、微妙な悔しさもある。

ここで、改めてとある知人の偉大さを思い知った。
彼は日記に、次のような言葉を書き記している。
「このころから、毎日ムカデ2匹とごきぶり1匹を殺す生活始まる。」
さらに詳細を記した言葉もあるが、
それはあまりに凄惨を極めているので、ここでは紹介しないことにする。
僕だったら発狂しかねないほどだ。
たいした問題だとは思っていなかったが、
自宅にゴキブリが現れてみると、その恐怖を、身をもって思い知ることができた。
そんなこと、思い知りたくなかったが…。

2002/9/5 19:52

2002/9/5 23:11
睡眠不足もピークに達してきた。
だいぶ、全体的な感覚が鈍ってきている。
階段を上るとき、目の前がフラフラと揺れていて焦った。
それに、キーを叩く感触がいまいちはっきりしない。

また、情緒が相当に不安定になっている。
さっきまで恋愛偏差値というドラマを見ていたのだが、
それほど良くできていたわけでもないのに、ひどく感動してしまった。

恋愛偏差値…。
うまいことを言ったものだ。
たぶん、かなり多くの人が、本当の「偏差値」よりも気にしていることだろう。
自分はどれだけ恋愛について知っているのか。
そうでもないかな…。

恋愛に限ったことではないが、
普通、いい歳をした大人が本気で感情的になるコトなんて、
恋愛以外じゃそうはないだろうから、とりあえず恋愛の話ということにする。
そういうとき、人間の判断力は極端に低下する。
感情的になって、自分の意志とはあまり関係なく、とにかく相手のことを考えてしまう。

そのとき、どちらか一方が感情的になっていなければ、
判断力に大きな差があることになる。
そうなれば、その意図通り操ることは容易だ。
そして相手は、操られているのが分かっていても、感情はそんな簡単に動かない。
なにもなくてもゆらゆらと揺れ動くのに、
どんな強固な理屈でもビクともしないのが感情ってものだと思う。
まあ、理屈ってのは感情に訴えかけるものじゃないから
当然と言ってしまえばそれまでなのだが。

考えてみれば、これほど不条理なことはなかなかない。
理屈も理論もない。ただ思った通り、感情の赴くままに進むだけだ。
それが、今も昔も恋愛というのが人の中で消えない理由ではないだろうか。
科学は事実を強く示すが、それほど感情に訴えることはない。
むしろ、むやみに感情に訴えることは避ける傾向にある。
感情的になれば、事実から離れることにもなりかねないからだ。
この科学が全盛となり、人々の生活は相当豊かになった。
世界的に見れば格差はあるだろうが、少なくとも日本は、
科学の恩恵を十分に受けている。
一方で、きっと多くの人が、自分の感情だけで動きたいと願っている。
邪魔されることなく、ただ感情の赴くままに生きたいと願っているのではないだろうか。

僕だってそう…。
まだ、今の僕だったら限界ってものがあるだろうが、
それでも、彼女に言われれば相当変なことでもできると思う。
なにも言われなくたって、相当勉強したからなあ。
試験だけはたくさん受けてきたこの人生。
小学生の頃を除けば、
試験を受けて「完璧!」と思えたのは、この彼女と一緒に勉強した教科の試験だけだ。

なーんか、バカみたいだな…。
メールが届くたびに一喜一憂して…。
挙げ句の果てには、新着メールの送り主が自分だったりして。
日記のネタを思いつくと、PHSからPCに送っているのだ。
どうせPHSのメールは使い放題なんだから、使えるだけ使ってやらないともったいない。

さて、睡眠不足だし、そろそろ寝ることにするか…。
これだけ眠いと、もはや疲れも感じないからかえって無理しやすいかも知れないが。

2002/9/5 23:56



2002年09月04日(水) My Enpitu

2002/9/5 10:03
だいたいこういう時間に書いていると、
前の日からずっと寝ないで起きていて、
書き終わった瞬間に眠りにつく、ということが多いのだが、
今回は正真正銘、ちゃんと夜に寝て、朝に起きた結果だ。
ただ、やり慣れないことをしたおかげでなんだか頭が重い…。
朝に起きるなんてごく普通のことができなくなっているとは。
さすがに一ヶ月以上も昼に起きる生活を続けると、とんでもないことになるようだ。

今日は、…まあ、実は今日ではなくてもうちょっと前なのだが、
この日記をMy Enpituに登録してくれた人がいた。

My Enpituというのは、簡単に言えばここの日記だけに使えるお気に入り機能なのだが、
更新日時が表示されたり、その日の日記の題名が表示されたりと、少しおまけがある。

その機能の1つとして、Who isというのがある。
誰が自分の日記を登録してくれているのかを通知してくれる機能だ。
それを見て、自分の日記を登録してくれたことに気づいた。
ああ、初めてまともな日記を書いてる人に登録してもらえた…。
それまではなんだか、なぁ…。
見に行った瞬間ランタイムエラーが起きたりとか、
そんなページばかりだったからなあ。

うーん、眠い…。
4時間くらいしか寝ていないからな…。
考えてみれば、大学に行っていたときは
この状態にコーヒーを注ぎ込んで無理矢理頭を起こしていたわけだ。
なんだかいつもだるい感じがしたのも当然という気がしてきた。
後期はもう少し睡眠時間を増やさないと
いい加減、体を壊してしまうかも知れない。
コーヒーは便利だが、身体からの警告までかき消してしまうおそれがあるのかも知れない。

昨日は、…なにを、したっけ。
とりあえず、勉強していないことは間違いなさそうだ。
それくらい珍しいことをしたなら、記憶に残っていてもいいはずだ。
どうするんだ、試験…。
まあ、今日はせっかく早起きしたことだし、勉強しないとな。
…こんな寝ぼけた頭になにが入るのか知らないが。
ちょっと早めにて息をつくって、大学に行くのも手かも知れない。
そういえば、彼女が大学で勉強していると言っていたな…。
行けば会えるのかも知れない。
…会って、どんな話をすればいいんだろう?
彼女は大学で、本当の彼女として過ごすのだろうか。
その方がいいと思うのだが、たぶん、そうでないのは何か理由があるのだろう。
誰にでも受け容れられるような性格とは、少し違うから。
きっと、僕も違う。
どこかで仮面をかぶっている部分が、あるのだろう。

塾講師をやったのだが、
そのとき、もらった指輪とネックレスのお返しにCDを買っていった。
言ってしまっては悪いが、そんなに礼儀などを気にする必要もない相手だったので、
直接なにが欲しいか聞いてしまった。
…まあ、そのCDはもう持っていたという悲しいオチがあったのだが、
とりあえず持っていってもらった。
CDを買ったのなんて初めてだ。
250円で借りてきて、MDにコピーすればだいたい同じように聴けるし、
CD-Rにコピーすれば人間の耳に違いなど分からないだろう。
最近はコピーコントロールCDというのがあるらしいが…。
確か、自分一人で使う分には、レンタルのCDをコピーしても構わないはずだが…。
どうだったかな?
もし違ったら、ここに書いたのはまずかったかも知れない。
まあ、まだ一度もCD-Rなんて焼いたことはないし、たぶん大丈夫だろう。

ちなみに、ライティングソフトを持っていないわけではない。
しかし、そのソフトのシリアルナンバーをなくしてしまったので、使えなくなってしまったのだ。

ああ、細かいことをやっていたら、いつの間にか5時になってしまった。
いくら脳機能が低下しているとは言え、これは由々しき事態だ。

上記の生徒とは違うのだが、
CDを買いに行ったとき、別の生徒と出くわした。
CDを買って、僕がこれから塾に向かおうというときに店の中に入っていっていたので、その時点で遅刻確定なのだが、
本当にその生徒なのかどうか自信がなかったので、声はかけなかった。
立場は逆転していたが、
学校の先生に校外で会ったときのような、何とも微妙な気分になった。
ちなみに、この生徒だけでなく、他の生徒も遅刻していた。
その代わりに少し延長したら結構文句を言われたが、
そのくらいは問題ないはずだ。
まあ、最後に駆け足でやった部分、理解したかどうかは極めて疑問だが。

一次関数ということで、
はっきり言ってそれほど難しい分野ではない。
もちろん、やる当人たちにとっては難しいだろうが、
関数はこの先、微積まで延々積み上がっているのだ。
だから、確実に理解しておくべきだと思うのだが…。
その前の分野である連立方程式なんてどうでもいい。
どうせやってればそのうち解けるようになる。関数は、分からない人は本当に分からないものだ。
この分野の厄介な点は、分かってなくても解けてしまうところだ。
極めてありふれた問題であるだけに、様々な解法が存在する。
その解法だけ知っていれば、概念なんかサッパリでも、答は出てしまう。

…ますます眠くなってきた。
昨日は昼寝してしまったが、今日はまったく寝ていない。
やはり人間、睡眠時間4時間ではとても起きていられないのだ。
本来はこうなるのだということを覚えておかなければ。
コーヒーを飲んでしまうと、眠気と一緒に、
人間は眠らなければならない動物だということまで忘れてしまう。

先輩の家のオーディオ環境、そして、
何カ所かのカラオケ屋に行ってみて、しみじみと実感した。
やはり、音楽を楽しむときに、スピーカの配置は極めて重要だ。
カラオケの部屋全体が揺れるほどのひどい低音の中でも、
やはり、スピーカの位置の善し悪しで聞いているときの気分が大きく変わる。
と言っても、当然、一瞬で分かるような違いはない。
どんな優れた人間が聞いたって、
カラオケ屋では、第一声は「うるさい」ということになるはずだ。
そして、歌っているうちに気づく。
なんだか不快だ、とか、ここのカラオケ屋は気分がいい、とか。
偶然かも知れないが、スピーカ配置がいい店ほど、ハウリングなども起きにくい。

電車の席の座り方、気にしてみている人はいるだろうか。
大抵の人は、少し疑問を抱きながら、何となく周りに合わせていると思う。
もちろん、それが悪いわけではない。
と言うよりもむしろ、そうすべきだろう。
独自性を発揮すべき場面もあるが、電車の中は基本的に、
無難に、トラブルを起こさないように過ごすべきだ。
それでお年寄りが来たときに狸寝入りをするのは困ったものだが、
電車の中でトラブルを起こすような人間より、そっちの方がずっとマシだ。
人間として、あるいはマナーを考えると問題かも知れないが、
少なくとも迷惑にはならない。

…今、一瞬画面の表示が乱れた。
そろそろ落ちるのだろうか。

ところで、話が次々と飛ぶが、
最近、手段が軽視されているように感じないだろうか。
確かに、何かを実現するために、強い意志は重要だ。
高い理想を掲げ、人を説得するために弁舌を振るうことは決して悪いことではない。
しかし、それだけではなにもできない。
例えば、電子工作に興味を持ち、様々なものを作っている知人がいるのだが、
彼がそれを為しているのは、意志の力だけではない。
確かに、明確な目的意識、物事に対する強い興味はあるだろう。
しかし、いざものを作るとなると、
重要なのは手先の器用さ、ものを作る手順、そのものの材料などだ。
もちろん、他にも考慮すべき点はあるが、
少なくとも、作りたいと強い意志を持っているだけではなにもできないということだ。

もうすぐ午後の7時になる。
5日の日記を書くべきだろうか…。

2002/9/4 18:48



2002年09月03日(火) 狂信者たち

2002/9/3 15:13
新聞を見ていたら、おもしろい記事を見た。
フランスだったと思うが、変なカルト教団がいて、
10月24日に世界が滅亡するから、と言って建物に立てこもっているらしいのだ。

あらゆる点で、論理的な説明が難しい。
10月24日に世界が滅亡するということも説明できなければ、
それでなぜ建物に立てこもるかということも説明できない。
さらに言えば、それが新聞の記事になるということも説明できない。
なんせ、これは外国の話なのだ。

まあ、世界が滅亡するということと比べれば、
新聞記事の方はまだなんとか説明できないことはない。
その程度のことで、という気はするが、
要するに、自殺のおそれがあるというのだ。
世界が滅亡するから、絶望してしまったのだろう。
世界が滅びるなら、それまで精一杯生きていればいいのに、
カルトな宗教を信じる人たちにそのような発想はないようだ。

それよりもおもしろかったのが、
この予言が一度はずれているということ。
実は、2月24日に世界は滅びるはずだったらしい。
ところが、実際はなにも起きなかった。
まあ、小さい事件は起きたかも知れないが…。

それなのに、まだ信じ続ける人たちがいるようだ。
というより、より精選されてしまったらしい。
ギリギリ理性が残っていた人たちは抜け、
本当の狂信者だけが残ってしまったようだ。

ところで、暑さ対策として、どのようなことをしているだろうか。
生まれて20年、今年気づいたことなのだが、
血は体中を巡っているのだから、どこか一カ所だけでも冷やしてやれば、
身体全体が涼しくなる。
だから、扇風機を足に当ててやったり水で手を洗ったりすれば、
それだけでも、結構涼しくなる。

足は冷やさない方がいいと言われるが、
どうせ夏なのだから、少々扇風機を当てたくらいじゃ足は冷えないだろう。
身体に当ててやると、理由はよく分からないが、なんだか気分が悪くなる。
手を洗うというのは、もっと即効性がある。
少々水はもったいないが、30秒も水に手を当て続ければ、相当冷える。
20分くらいは涼しい気分でいられる。
…根本的な解決策にはなっていないのだが。

今日は、デジカメのファームウェアのアップデートをした。
僕のデジカメはRICOHのCaplio RR10という機種だ。
まあ、一言で言ってしまえば廉価版だ。

昼に、アンティークというドラマの再放送を見ていたのだが、
そのドラマに出てくる新聞記者が、このデジカメを使っていた。
実際は横に向けて使うのだが、一見縦向きに使うように見える変わったデザインと、
液晶画面周辺のボタン配置などから考えると、ほぼ間違いない。

確かに、予算のない新聞記者にはちょうどいいデジカメだ。
小型で結構手軽に撮れるし、動画も搭載しているSDカードの、容量の限界まで詰め込める。
また、音も撮れるのでインタビューにも使える。
…MP3再生機能は余計だが、まあ、仕事用のデジカメをそれほど深く検討したりしないだろうし、
ましてやこれはドラマなのだから、まあ、そんなものだろう。
テープから文書に落とす作業というのが出てきていたが、
このデジカメで音を取って、そいつを音声認識ソフトウェアにかけてやれば
もっとずっと簡単に済むと思うのだが…。

ただ、オートフォーカスの速度は、速いとは言えない。
だから、ドラマで出てきたように、ケーキ屋の店員を隠し撮りするような用途には向かない。
…別に隠し撮りをしようとしていたわけではないかも知れないが。
それに、隠し撮りするためにデジカメを買う人なんてそれほどいないとは思うが。
ただ、シャッターをいきなり全部押し切ってしまうと、
適当にピントを合わせて撮ってくれる。
2メートルくらいであれば、それでもピントは合うようだ。

買うときには想像もしなかったようなデメリットが一つある。
これは、ほとんどのデジカメにある問題点だ。
それは、レンズが小さいということ。
知識のない人でも、ちょっと考えてみればすぐ分かることだと思うのだが、
カメラに入ってくる光の量というのは、当然、レンズの大きさに比例する。
レンズの半径を基準にすれば2乗に比例するかも知れないが、まあ、そんなことはどうでもいい。

だから、フラッシュ無しで写真を撮ろうとすると、
シャッタースピードを極端に遅くする必要が生じる。
デジカメを、1秒近く固定し続けなければならないのだ。
有機生命体は一般に剛性が極めて低いため、この作業を行うのは極めて困難だ。
結果として、かなりのブレを生じる。

しかし、それならまだいい。
僕の知る限り、3年以上前のFinePixあたりになると、
デフォルトの設定ではシャッタースピードが自動ではない。
あたりがどんなに暗くても、一定のシャッタースピードで写真を撮ってしまうのだ。
結果、暗すぎてほとんどなにも写らない、という結果になる。

先輩と僕は画素数だけは200万画素と同程度のカメラを持っているのだが、
レンズのサイズなどの点がまったく異なる。
先輩のカメラはかつてハイエンド機種と呼ばれた高級品なのだ。
僕のカメラは、低い性能を補うように様々な機能が付加された、
典型的なローエンドの機種だ。
そのため、使い勝手がまったく異なる。
もちろん、ハイエンドだからなんでもいいわけではなくて、
当然、デジカメ1つで音の録音や再生、音声付きの動画撮影、ましてやMP3の再生などはできない。
また、古い分、多少処理速度が遅い。
半導体の性能は、一般に新しいものの方が良い。
オーディオ機器あたりと比べると、その進歩の速度は驚愕に値する。
比べなくたって驚愕すべき進歩の速度だが。
たぶん、どうあれば最高なのかはっきりしないオーディオと、
小さくて、消費電力が少なくて、処理が速ければそれでいい半導体の差だろうか。
もちろん、些細な点を見れば半導体に要求される性能は他にもあって、
僕の知る限りでも、発熱量が少なくなくてはならないとか、
ノイズが少なくなくてはならないとか、動作が安定していなくてはならないとか、
精度が高くなくてはならないとか、いろいろある。
だが、いずれにしても目標ははっきりしている。
オーディオなんて、下手をすれば、元の音より低音が強い方がいいとか、
もっと音が丸い方がいいとか、そんなことを言う人だっているのだ。
ただ再現すればそれでいいってもんでもないようなのだ。
作る人は大変だ…。

それでファームウェアのアップデートなのだが、
何度も何度も失敗してかなり焦った。
ファームウェアというのは、基本ソフトウェアとも言うべき性質のソフトウェアだから、
書き換えに失敗するとハードウェアが使えなくなる。
BIOSの書き換えに失敗するとPCが動かなくなるようなものだ。
だから僕は、最初の一回に失敗した時点で、
なんとしてもアップデートを成功させなければならなくなった。
ちなみに、別になんの工夫をしたわけでもない。
ただ、愚直に何度も何度も、ひたすらアップデートを繰り返しただけだ。
やっているうちに成功したので、それで良かった良かった、というわけだ。
それにしても、このデジカメ、なんだか動作が不安定だ…。
ポケットに入れただけで電源が切れるし。
バッテリーに接触不良でもあるのではなかろうか。
だいたい、これほど簡単に出し入れできるバッテリーなんてなかなかない。
ほとんど固定されていないのではなかろうか。
あと、アップデート終了後、電源を切る手段。
「アダプターのケーブルを抜いてください。」
…それはないんでないかい?
ファームウェアの書き換え中じゃ、本体の電源スイッチが動作しないのは分かるが…。

それから、そのアンティークが始まるまでの間、
終戦の日記とかいう、NHK教育テレビの番組を見ていた。
終戦には興味などない。興味があったのは、「日記」だ。
一応、僕のこれだって日記なのだが、
そのあまりの質の違いに思わず見入ってしまった。
終戦という、ある意味で格好のネタがあったとは言え、
同じ日本語を使っているとは思えない、洗練された言葉遣いだ。
まあ、日本語で飯を食っていたような人たちでなければ
わざわざテレビで取り上げるはずはないのだからそれも当然だが、
それにしても驚かされる。
世の小説家志望の人たちは、こうやって夢を失っていくのか、と思ってしまった。
一生懸命勉強して、一流の小説家の仲間入りをしたつもりで、
自分の作品とそういう人たちの作品を同列に比べて、初めて思い知るのだ。

小説家になるつもりなどない僕だって、
あまりの文章力の違いに愕然としてしまったのだから。
美しい日本語とはこういうものか、と恐れ入ってしまった。

こんな経験は初めてだった。
今まで、どんなに優れた日本語に接してきても、
そのような日本語を書く人たちは、自分とは違うと無意識のうちに思ってきたのだろう。
しかし、今回は「日記」だった。
つまり、自分と同列に見て、その文章を見てしまった。
だから、その差を思い知ってしまったのだ。

さて、そろそろ家庭教師に行かなければ。

2002/9/3 18:32

2002/9/4 4:58
こんな時間から日記なんて書かなきゃいいのに、と思うが、
家庭教師に行ってコーヒーを飲んでしまったので、まともに眠れそうにない。

最近、「常駐メモリの掃除屋さん」というソフトを愛用している。
名前の通り。それ以外の機能は、僕の知る限りではないはずだ。
これ、意外と効果的なのだ。
今日はWinMXを使っていたので、
このPCは、起動してから…あ。
Windows 2000のシステム情報って、起動時間が出ないのか。
しょうがないからCPU時間の合計を見ることにする。
System Idle Processer、つまり、なにもしていない時間がほとんどで、
10時間あまり。それ意外に、このブラウザが45分使っている。
たぶん、東急の動画を見ていたからだろう。
あとは、メーラとメッセンジャがそれぞれ3分と2分程度だ。
全部あわせて11時間くらいだろうか。
考えてみたら、それだけの時間、このPCが動き続けたなんて奇跡に近いな…。

今日も、彼女からメールが来た。
嬉しいのだが、これほど短い間隔で来ると、少し不思議に思う。
前はメールを書いても返事なんて来なかったのだが。
なんなんだろう…?
たいした用があるとも思えないし…。
これがもう少し早かったら、勘違いしてたかもなあ…。
夏休みだから、人恋しいのかも知れない。
僕だってそういう気がしないこともないのだ。
もともと1人が好きだから、そんなに強く感じるわけじゃないが。
あ、でも、夏休みに入ったばかりの頃はひどかったな。そう言えば。

それにしても、調子に乗って8KBというめちゃくちゃな長さのメールを返してしまった。
有効数字が一桁なのでよく分からない部分はあるのだが、
それにしたって、約4000字だ。
書きすぎであることは間違いない。
浮かれているのはいいが、少々加減ってのをしないと…。
ちなみに、そのメールを書くのに2時間以上かかっていたりする。
その割には、内容は大したことないのだが。

ああ、そんなことを言っているうちに5時半だ。
やれやれ…。仕方がないなあ。

それにしても、REBECCAはあたりだった…。
フレンズをカラオケで歌ってみたら、意外と簡単だったからちょっと
レパートリーに追加しよう、という、
かなりいい加減な動機で借りてきたのだが、これはいい。

まあ、こんなコトを書いて引きずったりしないで、とっとと寝るか…。

2002/9/4 5:42

2002/9/4 6:08
歯を磨いていて、ふと気づいた。
そういえば、ここ数回のメールで彼女のことが少し見えた。
前までの彼女は、鎧をまとっているように見えた。
見えるのは鉄板ばかりで、実際はなにも見えていないに等しかった。
びっくりするのが先に立って、全然気づいていなかった…。

たぶん、何か理由があるのだろう。
ほとんど別人かと思ってしまうような相違だ。
詮索は必要ないが…。
考察は、ある程度しても構わないだろう。

彼女が何者であってもそんなことは関係ない。
彼女は彼女なのだから。
僕が考えるべきコトは、僕がどうするか、だ。
なにも考えないのが、一番いいかも知れないな。
余計なことを考えれば考えるほど不自然になりそうな気がする。

もう、寝るか…。

2002/9/4 6:20



2002年09月02日(月) 疑念

2002/9/3 1:22
今日の日記の登場人物は、A、B、C、D…。
そして僕だ。
あえて分かりづらく書こうと思う。
それなりに、理由があるから。

単なる疑心暗鬼だということは分かっている。
こんなこと、あり得ないってことも分かっている。

A、Bは知人同士で、BとCも知人同士だ。さらに、CとDも知人同士で、
その全員が、僕と面識がある。
そのうち、A、B、Cはこの日記の存在も知っていると考えられる。
そして、AとDのプロバイダは同じで、他は、僕も含めてすべて違うプロバイダを用いている。

僕は、Dからメールを受け取って有頂天になっていた。
そして、今日またメールがやってきた。
この、2通目のメールが、疑念の種だ。

文章がおかしい。内容がおかしい。
決定的な矛盾はないが、細々とした部分で気になる点がある。
文章はいい。はっきり言ってDのことなどなにも知らないし、
個性と言ってしまえばそれまでだ。
しかし、内容はやはり少し変だ。
冷静に眺めてみたら、どう考えてもおかしい、というほどではなかったのだが。

Bは、この件の詳細を知っている。
Aも、Bと知人なのだから、同程度の知識があってもおかしくない。
ここから、次のようなストーリーが考えられる。

動機は不明だが、AとBが話し合った末、Dのメールを偽造することを考える。
…ってあれ?
あ、なんだ。
そうだ。Dのコンピュータ名が不明だ。
これでは、この偽造は極めて困難だ。
まあ、不可能ではないから、一応話は続けることにする。

Dのメールを偽造する際、
不可欠なのが、Dのコンピュータ名、プロバイダ、メールアドレスだ。
メールアドレスだけ偽装するのは簡単だが、
メールのヘッダを見れば、プロバイダとコンピュータ名も分かる。
そのため、その2つの情報が必要なのだ。

この情報の入手が極めて困難なのだが、
一応、BとCが知人同士で、CとDが知人同士なので、
BがCを通して情報を入手できるとする。

Dの情報を入手したBは、そのすべての情報をAに渡す。
Aはここで、僕ではなく、CにDのふりをしてメールを書く。
そのメールの内容は、メールアドレスの変更を報せるものだ。
そしてそのメールの中に、メールアドレスを変更したということを、
僕にも連絡するように記述する。

CからDのメールアドレス変更の知らせを聞いた僕は、
早速Dにメールを送る。
しかし、そのメールアドレスは、実はAのものなのだ。

メールを受け取ったAは、慎重に返信の内容を検討する。
もちろん、AとBとは相談しあう。
結果、10日以上も経って、AからDのふりをしたメールが僕に届く。
これは、Bからではダメだ。
Aからでないと、プロバイダの違いがヘッダに現れてしまう。
ヘッダなど、好きなように書き換える手段があるのかも知れないが。

その結果、割と自然な内容のメールを書くことに成功する。
さらに、僕の返信に答えるためなのか、再び返信を書く。
わずか2日で書いただけに、粗の目立つ内容だ。

特に買い物のくだりが極めて怪しかった。
Dなら近づきもしないだろうと思われるものに関することを平気で書いている。
だが、Dとよく似ているが、Aならその程度のことは、普通に書いてもなんの不思議もない。
実際、僕と会ったときもそのような言動をしていた。

Dの家からは、地図で単純に見ると、大学へは電車一本で行けるように見える。
乗り換えなど、必要なさそうに見えるのだ。
その電車は武蔵野線というのだが、この電車、
東京の北部を経由し、極端に大きく回るようになっている。
なんと、東京都西部から、埼玉県、千葉県を経由するのだから、相当に大きい。
外郭環状道路よりもさらに外側を通る。
いくら乗り換えがなくても、この電車を利用するのは非現実的だ。
なんと、ほとんど一本で行けるにも関わらず、2時間近くかかるのだ。
一本の長さがこれほどある電車も珍しいだろう。
だいたい、東京より西側に住んでいるのに、
一度千葉県まで行ってから戻ってくるなんてそれ自体が非現実的だ。
そのような書き方をしているのも、少し変だった。

あとはまあ、課題のこと。
なんだかややこしい課題が出ているという話だったのだが、
うちの大学でそれほどややこしい課題が出るとは考えにくいのだ。
運動量理論という話なのだが、
これはそもそも、プロペラの回転数と推力の相関を考察するための理論だったのだから、
プロペラ以外の話は特にいらないはずだ。
そのような話が出ること自体、おかしい。
そもそも、課題に「解け」を書いてあった、というのもおかしい。
運動量理論を利用して考察せよ、という課題で、
あえて「解け」と書いてあるとは考えにくい。

というわけで、AとBが結託していると考えれば、
一応メールを偽造するということが、できなくはないのだ。
また、状況証拠もないことはない。

ちなみに、細かいことを挙げていけば、矛盾点は無数にある。
Dは、前まで名字、名前の順に自分の名前を書いていた。
それなのに、最近来た2通のメールには、名前、名字の順に名前が書いてあった。
あと、署名が違うというのも怪しいと言えば怪しい。
毎回署名を変えれば、昔のメールと署名が違っていても違和感を感じないということだろうか。

まあ、と言っても、これはあくまでも風呂の中で考えたお話だ。
実際、そんなことはないだろう。
どう考えても、それだけ面倒なことをやって得られる利益が存在しない。
単なるいたずらにしては手が込みすぎてるし…。

ちなみに、上に書いたようなことが本当にできるかどうか、
一応、いろいろ試してみた。
少なくとも、メールの偽装ができることは間違いない。
他人になりすましてメールを書くことなど、造作もないのだ。
特に、メールアドレスだけの変更なら自分のメールアドレス部分を変更してやればいいだけなので
極めて簡単にできる。
プロバイダはごまかしようがないので、そのプロバイダと契約するしかないだろう。
少なくとも、僕の知る限りではそうだ。
まあ、これだって、Hotmailなどだったらそれほど難しいことはないかも知れない。
コンピュータ名は、偽装しようとする相手のコンピュータと同じ名前にしてやれば問題ない。
すべての情報は、偽装元のメールが一通あれば入手できる。

それも、送信にはパスワードが必要ないという要素が大きい。
ユーザIDは大抵ニックネームだから、こちらも調べる必要がないのだ。
たぶん、IDの認証もしていないと思うのだが。

ところで、僕のデジカメには、音楽を再生する機能がある。
これがあるから、わざわざ高い金を出してデジカメを買ったのだ。
付属機能なんていらないことが多いのだが、
ポータブルMDもMP3プレーヤも持たない僕には、必要な機能だった。
しかし、この機能には重大な弱点があった。
なんと、96kbpsのMP3データしか扱えないのだ。
せめて128kbpsくらいあれば…。
インターネットで公開されているMP3データも、ほとんどが128kbpsか、でなければ64kbpsだ。

とりあえず、RealJukeboxのMP3データ作成機能が、
ちょうど96kbpsが限界だった。
ということで、自分のCDからデータを作るときはこのソフトを使うことにした。
あとは、その他の入手手段だ。
フリーのMP3データに96kbpsのデータなど少ないだろう。
変換の手段を考えなければならない。
まあ、変換なんてしなくてもどうにかなるかも知れないが。

それはそれとして、
96kbpsのMP3データを、たまたま少量だが入手できた。
そしてその音を聴いてみたのだが、なんだか音が悪い。
同じ96kbpsのデータなのに、自分でCDから作ったデータの方が良いように聞こえるのだ。
CD-ROMドライブの性能差か、それとも、ソフトウェアの性能の差か…。
ちなみに、データを作成する速度は13倍程度だ。
結構速く感じるが、どうなんだろう?
CPUの利用率は70%程度になっている。
どうやら、RealJukeboxというのは、デフォルトの設定では
その程度しかCPUパワーを使わないように設定されているようだ。
なかなかよい設計だと思う。
ギリギリまで酷使されたら、このPCのような不安定なシステムでは
アッと言う間に落ちてしまう。
事実、このデジカメの話を書き始めた直後、一度落ちていて、
今書いている文は、再起動して書き直しているのだ。

今も試しにコピーしてみているのだが、
コピー後のCDに触れるとかなり熱い。
どうやら、相当負担をかけているようだ。
まあ、全速で読み込めばそれも仕方ないだろうか…。

そういえば、PHS用に買ってきた、2.5から3.5へミニプラグの端子を変換する道具なのだが、
どうやら、使えないようだ。
僕が買ってきたのはモノラル用なのだが、どうやらPHSはステレオ対応らしい。
なんと言うことだ…。
250円がパァだ。
このくらいなら別に構わないのだが、そんなことを言っていると、
だんだん出費が増えていく…。

ふと思った。
どうして毎日毎日こんなに遅くなるのか、と。
冷静に考えてみれば、夜の方が涼しいからに決まっている。
昼間の暑い時間にいろいろやろうなんて気にはとてもならないが、
夜だったら比較的涼しいから、まだやる気になる。
たぶん、そんなところだろう。

今日は、久しぶりに眠くなった。
夜に眠くなるなんて何日ぶりだろう。
意図的に睡眠時間を短くした効果があったのかも知れない。

2002/9/3 3:32



2002年09月01日(日) WASABI

2002/9/1 16:33
映画「WASABI」を見た。
ジャン・レノと広末涼子が共演している、なかなかおもしろい作品だ。
とても格が釣り合わないんじゃないかと思ったが、そんなことはなかった。
借りるときは、250円は高い、と思ったが、
見てみると、そんなことはないという感じだ。
どうも今のドラマを見ていると、広末涼子はこの時期がピークだったんじゃないかという印象を受ける。

せっかくDVDを借りたので、いくつか試してみた。
まずは字幕。
まあ、見づらいとは言わないが、画像の上に字が重なってしまうとつらい。
あと、これは僕だけかも知れないが、
字に気を取られると映像がおろそかになってしまう。
やはり日本語吹き替えの方が良さそうだ。

それから、二カ国語が両方楽しめるということだが、
少なくともこのDVDは、日本語の方がいいと思う。
広末涼子のフランス語は悪くないし、他のフランス人の言葉だって
フランス語の方がいいに決まっているが、音があまりに悪い。
広末涼子はまだそうでもないが、ジャン・レノの低い声は思い切りゴモゴモしている。
僕はヘッドホンを使ったからまだ分かったが、
これが質の悪いスピーカだったらとても理解できなかっただろう。
そもそもサンプリングレートが違うんじゃないかと疑いたくなるほど悪い。
少なくとも、録音環境が悪かったことは間違いないだろう。

あと、ミコっていうネーミングはどうなんだろう…?
今まで20年間日本人をやって来て、一度もミコなんていう名前の日本人には会ったことがないのだが。
宝塚あたりにはいるのだろうか。

ちなみに、日本文化そのものは嘘臭くないのだが、
話自体は非常に嘘臭い。
そういうのに抵抗のある人は、とても見られないかも知れない。
まあ、そもそも、ジャン・レノ1人で何十人も蹴散らしていく
というストーリーそのものが嘘臭いのだが、
その辺はお約束だから気にしないことにすればいいだろう。
こんなことを書いていいのかどうか知らないが、
ジャン・レノも広末涼子も、最後の最後まで傷1つ負わない。

さて、んなことやってないで、とっととノートでもまとめるかな…。
それから、DVDを返しにいかなければ。
当日に返却すれば、100円も安くなるのだ。

2002/9/1 17:16

2002/9/2 4:42
早く寝よう早く寝ようといつも思っているのだが、またこんな時間になってしまった。
やれやれ…。困ったことだ。
それよりも困ったことは、ちっとも勉強してないということだが。
最初の試験は9月13日。
そして、その試験の前に補講がいくつかあるから、
時間はあまり多くはない。

せっかくだから、各教科の対策でも練ろう。
最初が教育心理学。
この教科は、金曜日の一限という時間の問題もあり、
半分くらい欠席している。
出席を取っていたら、試験の受験資格すらなかったところだ。
ということで、ノートが半分欠けているのではとても対策の練りようがない。
あるノートだけよく読んでおいて、あとは常識で判断するしかないだろう。
持ち込みは不可のはずだから、専門用語を多用する文章を書かされたりはしないはずだ。
記号の選択式が理想なのだが、さすがに大学でそれはないだろうか…。

そのあと、商船概論の試験がある。
この試験は、とにかく知っていればいいはずだから、
とにかく事前にノートをまとめておくに尽きる。
必修だし、可を取る分には問題ないだろう。
問題は、どうやって優を確保するかだ。
はっきり言って、6月に提出した汐路丸の実習レポートはとても出来がいいとは言えないものだった。
汐路丸の実習そのものには積極的に参加したつもりだが、
小中学校じゃあるまいし、そんな関心・意欲・態度など評価対象にはならないだろう。
ちなみに、この内容は、簡単に言えば、
商船を使う上での法律の知識がメインで、それに付随する知識がつながる、という感じになる。

次が施設計画。
この講義は、結構よく聞いていたし、
頭を使っていればできないことはないはずだ。
数学も、かなり基礎的な内容しか要求されていない。
資料が多くあるので、丁寧に目を通しておけば優を狙えるはずだ。
ただ、資料が多くあって聞きやすかったのは僕だけではないので、
試験が難しくなる可能性がある。
そうなると不利だが、なんとしても良くらいは確保しておきたい。

そのあとに、流通管理費用分析がある。
流通という分野をコストの面からとらえる講義だが、
はっきり言って、なにを言っているのかよく理解できなかった。
たぶん、前半最大の問題となることだろう。
講義のペースが極端に遅く、範囲が狭いのが唯一の救いだ。

次にあるのが認知情報処理。
それほど難しい分野ではないのだが、この講義も一限にあったために、
まともに出席していない。
それが問題になるだろうが、こいつは教育心理学と違って、
彼女が一緒に講義を受けている。
あまり頼るのも問題だから、少しだけ頼らせてもらうことにしよう。
まあそれも、夏休み後、彼女と会ってみてどういう感じなのかで決めることだが。

そのあとに、情報通信システムの試験日程が組まれている。
しかし、この試験はすでに受けたので、おそらくは再試験だろう。
7月に受けた試験で、この試験では優を取れたはずだ。
自分で言うのもなんだが、必要最低限はきっちり勉強していたはずだ。
この範囲は基本情報技術者試験にも出題されるのだが、
少なくともこの分野に限っては不安はない。

そのあとには物流施設の試験がある。
受験者の半分が不合格という、恐ろしい必修科目だ。
必修でなければ間違いなく捨てている。
過去問などを参照し、重点的に対策を練る必要があるだろう。

このあとにあるのが、確率論。
確率論は、評定の平均を下げてしまうおそれがあるので、
勉強が進まなかったら捨てることも視野に入れる必要があるだろう。

次に、交通システム工学がある。
この講義、僕は相当真剣に聞いていたつもりだ。
教官が、この大学には少ないアメリカ留学経験者ということもあり、極めて優秀なのだ。
実際、言うことも理路整然としており、説明も非常にうまい。
さらにこの分野はその教官のまさに専門であり、
現代の大学環境の中では、特に恵まれていると言える講義だった。
さらに、と言ってしまっては問題かも知れないが、
多くの人たちが、自分の専門分野と遠いためにあまり真剣に勉強していなかった。
そのために、試験は易しくなるものと予想できる。
ここは確実に優を確保しておきたい。
交通の需要予測が最も重要な項目となる。
個人的にも興味があるだけに、何としてもマスターしておきたい。

次は知識情報処理システム。
7月の後半にレポートを書いたが、その試験だ。
レポートも試験も両方成績評価に用いるという、
この大学としてはかなり厳しい方法を採っている教官だ。
それだけに試験も困難になることが予想できるが、
この教官とはすばらしく相性がいい。
今まで、この教官の講義で試験を受けて、
1位以外になったことなど、小テストを除けば、まだない。
正直言って、彼女には勝てないだろう。
UNIXからプログラミング技法まで研究し、卒業論文まで書いた相手に勝とうとは思わない。
にしたって、優は確保できるはずだ。落とすわけにはいかない。

そのあとにあるのが、輸送機器設計。
輸送機器設計と銘打っているが、設計思想論とでも題すべき内容だ。
工学者として、設計をするときにはどのような心構えで臨むべきか、という話がメインだ。
それ以外に、現代の機械制御には不可欠となりつつある、アセンブラも試験範囲に含む。
ただ、このアセンブラは極めて基本的な内容で、
しかも、プログラミングをろくに知らないこの大学の人たちにも解けるような問題になるはずだ。
設計思想と制御の問題が重要になってくるだろう。

最後に、最適化数学が控える。
この科目も極めて微妙だ。
線形計画法も変分法も、どうしても必要になるとは思えない。
特に変分法は、必要になったとしても、僕に使いこなせるとは思えないのだ。
情けない話ではあるが、この科目に全力を費やすわけにはいかない。
ただ、この科目の前には休みが多くある。
3日あるから、この間に決着が付かなければ、試験を放棄することも考える必要があるだろう。
はっきり言って、優は期待できない。
大学院への推薦を考えると、評定平均を下げるわけにはいかないのだが…。

最後の最後、9月30日になって、流通情報工学実験の試験がある。
「実験の試験」なんてなにをやるのだろうと思わされるが、要は論述らしい。
7月頃に実験についてまとめたこの日記と、
あとは運動量理論などの話をある程度理解しておけば、問題はない、と思うのだが…。
実験の方案などを細かく聞かれたら、自信はない。
この試験の前には、最適化数学以上に時間がある。
もし友人たちに聞いても要領を得ないようだったら、
何らかの対策を練る必要があるだろう。

これで、僕のすべての試験は終わる。
12科目…。多いと言えるかどうか、微妙な数だ。
たぶん、多くも少なくもないのだろう。

ところで、日曜日ということで、また太陽の季節を見た。
だが、最近のこのドラマは、だんだん書くべきことがなくなってきた。
いよいよ佳境という感じになってきただけだ。
脇役たちの動きはなかなか驚かされるものがあるが、
主人公たちは、序盤と同じことを繰り返しているようにしか見えない。
展開が早すぎたんじゃないかと思う。
もっとずっとゆっくり進めて、最終回付近にすべて押し込むようにしてしまってもよかったと思う。
…もっとも、最後がどうなっているのかなんてまだ知らないのだから、本当は何とも言えないのだが。

そういえば、ふと思い出した。
クォークカード、というカードのCMがある。
動悸が起きて、クォークカードを胸に押し当てたら治る、
という何とも嘘臭い内容のCMなのだが、これが実によくできていると思った。
というのも、このCMは誰もが同じような感想を抱くだろうと思うからだ。
あんなCMを見たら、誰だって「ウソつけ」と思うはずだ。
そんなはずはない、と強く思うだろう。
それだけで、きっとCMとしては成功だ。
ただまあ、クォークカードってのがどんなカードなのか全然知らないので意味はないような気がするが。

2002/9/2 5:27


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