夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2009年01月25日(日) <四面楚歌>2009年新年会

 今日は昼過ぎから<四面楚歌>初練習。4人での練習曲の他、<沙羅双樹ふたたび>の練習曲に<まっちゃん&えみちゃん>も加わって厚みの増した演奏を楽しんだり、遊び感覚でピアノの連弾を楽しんでみたり・・・。楽しい時間は瞬く間に過ぎ、気がつけば夜8時近く。
 練習後はそのまま、近くの居酒屋で「新年会」。俺だけはソフトドリンクで運転手役。夜中まで4人で楽しく酒を飲み交わす。アルコールが入らなくても、ゴキゲンな夜だった。



2009年01月21日(水) 『山谷ーやられたらやりかえせ』

 今夜、名駅「シネマスコーレ」で公開中のドキュメンタリー映画『山谷(やま)─やられたらやりかえせ』(佐藤満夫・山岡強一共同監督。1985年発表)を観てきた。
 日雇い労働者達の過酷な労働と生活で知られる東京都の下町・山谷を舞台にした作品で、彼らの生活の実態や闘争が描かれている。1984年、山谷の闘争にも携わっていた佐藤満夫氏により撮影が開始された。しかし労働者たちの生活に暴力団が介在していることを描いたことから地元のヤクザに狙われるようになり、佐藤氏は暴力団・日本国粋会(後の六代目山口組國粹会。日本国粋会は暴力団であり、右翼団体でもあった)系金町一家西戸組の組員により刺殺された。撮影は中断を余儀なくされるが、佐藤氏が遺したフィルムを元に有志により制作上映委員会が発足した。委員会により映画制作は、実際に山谷の労働者で全国日雇労働組合協議会(略称は日雇全協)の創設メンバー山岡強一氏に託され、翌1985年より制作が再開された。佐藤氏の腹案にあった釜ヶ崎に加えて笹島(名古屋市中村区)、寿町(横浜)、筑豊など他地域での撮影も行われ、同年11月ごろには完成し12月には初上映が行われた。 しかし明けて1986年1月13日、今度は山岡氏が暴力団日本国粋会系金町一家金竜組の組員に射殺された。
 制作過程において2人の犠牲者を出した作品だが、労務者の生活の実態に迫った他に類を見ない映画として、現在も全国各地で有志の手によって自主上映会が開かれている。映画のなかで描かれていた労務者たちの過酷な現実は、「派遣切り」など昨今の労働者の置かれた厳しい状況とも、問題の根は一緒である。人間扱いされず使い捨てにされているという点において、全く変わりないのだから。20年以上も前の作品であるにもかかわらず、リアリティーをもって迫ってくるのが何とも不思議というか皮肉というか。
 人権は当たり前のように与えられるものではなく、常に権力と闘う姿勢を持って獲得していくものなのかもしれない。そんなふうにも思った。いろんなことを考えさせられる作品であった。

 ちなみに、映画のなかで音楽を担当しているのが、大熊亘氏(現在「ソウルフラワー・モノノケサミット」のクラリネット担当であり、「シカラムータ」のリーダーでもある)であることを、はじめて知った。大熊氏のクラリネットに憧れてクラリネットを衝動買いしてしまった私にとっては、ちょっとした驚きでもありつつ、一方で「なるほど」とうなずけることでもあった。



2009年01月16日(金) かっちゃんライブin某カラオケボックス

 数日前まっちゃんからメールがあり、「16日夜、栄の某カラオケボックスで、かっちゃん(from京都)とえみちゃんのセッションライブを行うことにしました」とのことだったので、夜な夜な出掛けていった。
 演奏者も含めて7〜8人の小さなライブ。カラオケボックスも照明を落とし気味にすれば、ライブハウスの雰囲気。
 まずは、えみちゃんのアコーディオン・ソロからスタート。シャンソンを中心に、ヨーロッパの香りを感じさせる演奏。
 そして、かっちゃんは、アメリカン・フォークやブルースを中心に演奏。低めの渋い声でブルージーな雰囲気を醸し出していた。後半では、えみちゃんも絡んでの演奏があり、約2時間のライブは瞬く間に終了。
 カラオケボックスでのライブというのも悪くないなって思ったよ。



2009年01月14日(水) 2009年の衝動買いvol.1

 実は、昨年末から左手首を捻挫していて、ちょっとひねりが加わった動きをすると痛みが走る。通院中の整形外科も少し頼りなく、紹介されて桜山の鍼灸院に通っている。その通院の途上、一軒の楽器店があり、そこでセール中のクラリネットとトランペットが目に入った。いずれも半額近い値段で売られていた。
 管楽器は演奏経験がなかったが、ここ数年の憧れの対象ではあった。一度楽器店を出て夕食を済ませた後、再びその楽器店へ。そして、私は決断した。クラリネットとトランペット両方の入門セットを購入することに。総計4万ちょっと、自分へのお年玉だ!! 
 ただ、問題があって、管楽器は自宅アパートでの練習が不可。pHー7アトリエを使うしかないのが厄介と言えば厄介。でも、いつか気持ちよく演奏してみたい。タンスの肥やしにだけはしないようにしたい。二兎追う者は一兎も得ず、と言われるが、一つずつクリアしていきたいと思ってる。



2009年01月07日(水) シノノメソラwithジギジギ

 今夜、沙羅とともに、本郷「アルマジロ」に出掛けた。
 表題のとおり、<シノノメソラ>のライブに<めおと楽団ジギジギ>がゲスト出演。クラシックやルーツミュージックをベースとした、どこか郷愁を感じさせるサウンドを展開する<シノノメソラ>。かたや、お笑いの要素をふんだんに含みつつ、実力派の演奏を展開する<めおと楽団ジギジギ>(昨年5月、星ヶ丘「スローブルース」で、<沙羅双樹ふたたび>とも共演していただいた)。
 <シノノメソラ>は、バイオリンのかなでさんとクラリネットの和歌さんの絡みがいい(バイオリンやクラリネットもあんなふうに楽しそうに演奏してみたいよ)。パーカッションとギターの男性陣の演奏も安定感があり、とてもいいバンドだと感じたね。
 <めおと楽団ジギジギ>は、会場の笑いをとりながらも、夫婦ならではの息のあった演奏を聴かせてくれた。今回、この二人とかなでさんが2曲ほど共演。特に、かなでさんのバイオリンをフィーチャーした「小舟」(われわれ<沙羅双樹ふたたび>も練習中の曲)は素晴らしかった。ちなみに<ジギジギ>は近々「笑点」にまた出演の予定。
 とても楽しいライブだったね。



2009年01月01日(木) 気がつけば2009年

 年を経るごとに一年一年が早い。それと、今度の年越しは何の感慨もないというか、新年を迎えたという実感に乏しい。テレビ・新聞では「派遣切り」などが話題となっているが、決して他人事とは思えない。この暗い世相を何とかしてくれ。今さら政治に期待は出来ないかも知れないけど、『蟹工船』がベストセラーになる時代なんていい時代とは言えないよね。とはいえ、暗くばかりなっていても仕方がない。
 2009年はまだ始まったばかり、少しでもよい年にしていきたいものである。


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