長いお別れ
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2007年10月29日(月)

死んで欲しい人がいるなんてここでしか言えない。
同じだけ憎まれてる事、知ってる。どちらも自分を正義と思い相手を罰せようとしている。
こんな醜い感情を抱いているのにやりなおせるのかな。
心の波は抑えられても心のあり方まで変えてくれはしない。
自分が変わらなきゃいけない。解ってるのに何も変わっていない。
これ以上は独りでは変えられないのかな。
ここにいる。見捨てないでと叫ぶ声はもう掠れてだれの耳にも届かない気がする。
ひとりぼっち。物理的にひとりぼっちなことが私を追い込んでいく。
だけどここにいる。眩しい光りに負けそうになっても。暗い闇に隠れても。


2007年10月26日(金)

電話線を抜いている時間が増えた。
もし何かあったら困るのは自分なのに。
なんだか口に出してうまく言えないことばかり。
言葉にもできないことばかり。
私はなんでここにいるの。
本当の自分ってなんなの。
昼間叩き付けるような雨の音を聞きながらぼんやり思った。
想い出は想い出でしかないし私を支えてくれない。
思い出す度苦しいこと私という容れ物から吹き出そうとしている。
きっと悲しいことを言ってしまう。
それが怖くて電話線を抜いている。
優しい言葉に甘えてしまいたくなるから。
私の孤独は私が自分の手で粉々に砕いてしまわなければ。
私は怖がりだから病死以外で死ぬことはないだろう。
何度ベランダに立とうと何度刃物を握りしめようと。
それは自分の弱さを見極める為に必要だから。


2007年10月24日(水)

膀胱炎の症状が続いてて辛いので少し早めに病院に行った。
でもそれ以外は体調も低空飛行ながら落ち着いているし問題無し。
抗生物質を出してもらっていつものお薬もらって帰路についた。
今日は採血と尿検査があったので看護士さんと少しお話した。
「お水一杯飲んで菌を出すのが一番だからね」と言われる。
一杯ってどのくらいだろう。一日に3?くらい飲んでるけど。
尿意を我慢しないでねとも言われた。
あまりに何度もトイレに行くのでトイレのドアはフルオープン。
いちいち開け閉めするの面倒。酷い時は20分に1回は行ってる。
痛みとかはないので単なる膀胱炎なんだろうけど常に神経が張ってて辛い。
夜も起きちゃうし。起きちゃうと眠れなくなるし。そうすると食欲が減るし。
今回の抗生物質ちゃんと効くといいな前回のものとは違うみたいだから。
精神的にはこれも低空飛行。ちょっと調子いいなと思っていても夜までもたない。
ジョギングでも始めたらいいのかもしれない。でもそれをするには治安悪すぎ。
なんでこんなとこに住む事に決めたんだろう数年前の私は。
何も見てなかった。とにかく眠る場所が欲しかった。
今は人とのつながりが欲しい。でも誰でもいいわけじゃない。
このエンピツさんで知り合った人との繋がりをよりぎゅっと引き寄せたい。
でもあんまり強く握りしめちゃうと壊してしまいそうだから。そっと。そっとね。
時々、気が狂いそうな程の淋しさに襲われる。
誰も悪くない。自分が悪いんだ。自分がこの状況を引き寄せたのだから。
少し疲れた。疲れたけど私の人生が続く限り頑張るしかない。
一生こうしてるわけにはいかない。それだけは確かだ。
私は私を取り戻したい。治りたい。愛想笑いじゃない笑顔を取り戻したい。
だから自分のために泣く事を許したい。


2007年10月19日(金) 深層心理

一度きり見せた狂気
一度だけふりかざした凶器
調律の狂った心
降り降ろす先の解らない刃
一度だけ
そう思ってたのに
一度許してしまった事に人は甘くなる
危険だ
この先に行く勇気も無いのに青い光が点ってる


2007年10月18日(木)

マンションのエレベーターの壁に落書きがしてあった。
黒いマジックで悪意がそこにくっきりと浮かび上がっていた。
本能的に怖くなってスーパーへの行帰りも挙動不審なほど辺りを警戒した。
水もいつもより多く買ってパンも買ってしばらく外へ出なくてもいいように。
住環境が悪すぎる。それもストレスになっているのかもしれない。
あの文章を残した人が住人なのかどうか解らないけれど気味が悪い。
闇に捕まってしまった人なのか。ただ面白半分の落書きなのか。
どうしてこういう事をするんだろう。楽しいのだろうか。
反応を知りたくてその辺をうろつきまわってるかもしれない。それが一番怖い。


2007年10月17日(水)

昼間、Kさんからお電話をいただいた。
2度寝してた最中ですごい寝起きの声で出てしまった。
で、Kさんだと認識したら嬉しくて声がオクターブあがった。単純だ私。
色々お話させてもらって気がついたらうちの電話器の充電が切れちゃった。
なんだか一方的に話しちゃって申し訳なかったなあと思う。
だけどすごく嬉しかった。この世に私の声を聞きたいと思ってくれる人がいる事が。
あんまり嬉しかったので電話を切った後淋しくなって1時間くらい鬱々と寝込んで泣いてしまった。
もっと近くに住んでいたら。
そう思う人ばかりと仲良くなってしまう不思議な現象。
電話を切るといつも走り出したバスを見送っているような気持ちになる。
ずっとずっと手を振り続けている気持ちになる。
私は友達にも恋をする。変な意味じゃ無く恋するように好きになる。
だから楽しい事の後は少し切ない。そして次の楽しみに向けて準備する。
どうか今夜、私の愛する人達が心穏やかに過ごせますように。
そして私もいい夢が見れますように。


2007年10月13日(土)

もしもあなたが突然逝ってしまったら。
私は毎晩泣くでしょう。
想い出を作るはずだった場所へ行きそこでも涙を流すでしょう。
辛いことの方が多かった道のりをあなたとともになら歩いていける気がしています。
だから、キツクなったら思い出してください。私の事を。
あなたに会いたいと思っている人間がいることを。


2007年10月12日(金)

通院日。思ってる事が上手く口に出来なかったので「相変わらずです」と答えた。
体調的に気になる事はある?と言われトイレが近い事を話すと「膀胱炎ですね」と。
といっても重いものではなく軽い状態なので抗生物質を服用すればよくなりそうです。
帰り道であまりにも可愛い寝姿の猫がいた。
日溜まりでお腹だしてとっても幸せそうに寝てた。
どうしてかわからないけれど涙が零れた。
まだ私の傷は何も癒えていないんだなあと思った。
行きつ戻りつそれでもこの道を進んでいかなければ。
ゴールなんてどこにもないのかもしれないけど。
いつかきっと幸せだと心から言えるように。強がりじゃなく言えるように。
見えない明日を先読みして悪い方向へ考えるのやめなくちゃ。
特別な朝は平凡な夜の次に来ると信じて。


2007年10月06日(土)

この日記を読んでくれてる人は何を思うのだろうか。
聞いてみたいけれど答えてもらえる術がない。
諦めちゃ駄目だと思う時、押されている投票ボタンが後押ししてくれる。
同じように悩み苦しんでいる人からの無言のメッセージだと思ってる。
たまたま訪れてくれた人、毎日訪れてくれている人。
照れくさいけど、「ありがとう。あなたが好きです」
人はひとりでは生きていけないから。
どんな形であれ私に関わってくれてるから。


2007年10月05日(金)

鬱の波がきたときって時間が無限にあるようでそれでひとりが淋しくなって混乱する。
でも時間は限られている。明日、事故にあって死ぬかもしれない。
過去に囚われて泣いて泣き疲れてお守りのように眠剤を飲んで。
そんな暮らしで終わってもいいの?
もうこの感情を手放さなければ。憎しみを捨てる場所を探しに行こう。
どこにもないのかもしれないけど引きずり回して歩いているうちに
憎しみの塊が小さくなってくれるかもしれない。
自分自身の手で粉々にできる程に。
このほんの小さな願いを持つ事はバカみたいなんかじゃないよね?
何度も何度も引きちぎろうとしてそれすら叶わなくて。
沢山の人を傷つけて。私はきっと沢山の人に憎まれている。
思い出したくない人間になってしまっている。
それは自分のせいだからここで淋しいと零すしか出来ない。
いや零させてもらえるだけ楽なんだ。救われてるんだ。
きっと救われてるんだ。なのになんで淋しいんだろう。
一体私は何をどうしてもらえば気がすむの?
住む家を与えてもらってる事にもっと感謝しなきゃいけない。
こうして考えている間にも時間は流れていく。止める術はない。
こうして考える事もバカみたいなんかじゃないよね?


2007年10月03日(水)

また同じ階のおばさんに捕まった。
「私の知り合いの知り合いのお嬢さんなんてうつ病でも働いてるの」
「私の知り合いの知り合いの奥さんもうつ病でも子供育ててる」
「あんたは根性が足りんね。部屋に閉じこもって何してるんだかわかりゃしない」
「あんたは病気のふりをしてるだけ。私にはすぐ解った」

もう覚えきれない程いろんな言葉を投げ付けられた。
あんたに何が解る?一体私の何を知ってるっていうの?
ちょっと愛想よく「こんにちは」って挨拶をしただけでこんな目に合うとは。
暗い顔で何も言わず虚ろな目で下を向いていれば良かった。
だってそっちが本当の私なんだもの。
外に出る時には自動的に愛想笑いをするようにもう組み込まれている。
何十年も前から愛想笑いで隠してきた事がたくさんある。
知り合いの知り合いがうつ病なら言ってはいけない言葉くらい解れよ。

どんどん苦しくなって買い出しに出かけた後鬱々と寝込んだ。
もうこのまま起きあがれないんじゃないかと思った。
でもこんなに苦しくても咽は乾くし永遠に寝続ける事は出来ない。
水をがぶ飲みしてシャワーを浴びてエンピツさんを回って。
皆どこかで痛みを感じている。愛おしい人達。
どうか今夜穏やかに過ごせていますように。


志乃 |MAIL

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