長いお別れ
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2006年12月29日(金)

寒くてたまらなくて布団に潜り込む。
電気毛布で暖められていた空間に身体を横たえる。
空気が少し動いてほのかに自分の匂いがする事に安心する。
あと2日で今年も終わる。何もできなかった1年が終わる。
病院で話しかけてきた方が宗教関係の人だった。
「悪い霊がついているのよ」
「私も同じように苦しんだから解るわ」
「でもね、ここに行って話を聞けばお薬に頼ってる自分の弱さが解るものよ」
私は一言も口を挟まず相槌も打たず壁の一点の染みを見ていた。
そのうちコイツには話しても無駄だと思ったのか他の人のところへ行った。
私だって薬に頼ってる自分が一番情けないと思ってる。
断薬だってしなきゃいけないと思ってる。実際何度かトライした。
でもそれはお医者さんときちんと計画的にしていく事だと思う。
断薬すれば2.3日はハイな状態で居られる。ほとんど眠らないからだろう。
でもその後に経験した事のないようなうつが襲って来る。
壁に頭を何度も何度もぶつけたりする。自分が生きている事が酷い罪悪のような気がしてならない。
だからあれからはなんでも医者に相談して決めようと思ったんだ。
そんなことを言いながら薬を2度飲むのはどうかと思うが。
今日は耐えられた。昼間すこし誘惑されたけれど飲まずにすんだ。
今は夜の薬を飲んで眠くなるのを待ってる。
大体30〜1時間で眠気がくる。身体も充分に暖まって眠る準備をしている。
これが、薬も何も使って無い状態でそうなっているんならもっと嬉しいのに。


2006年12月28日(木)

起きてるのが辛くて辛くて睡眠薬を1日に2度いれてしまう。
当然副作用が来るし薬を入れても2時間眠れるかどうかなのに。
泣いたらいいかなと思う。涙には浄化作用があるから。
なのに涙は出てこない。
きっともっと苦しい思いや懸命な思いを抱えている人の元へといくんだ。
日記作家さんでおきなお仕事があると読むとペース配分には気をつけてくださいと思う。
だけど大きな苦しみの中でクリスマスを迎えた人もいるだろう。
本当に傍にいたいと思う。背中叩きあって「来年はきっと上向きだよ」
そう、声で伝えたいと思う。
うんと大人の人そうゆうひとのアドバイスに救われる事もあった。
ちょっと遅れがちのメリークリスマス。


2006年12月13日(水)

夢を見た。
「お前が大嫌いなんだよ!」
と叫びながら殴りつけていたのは自分自身だった。


2006年12月06日(水)

最近は自分専用の音楽ベストを作って気を紛らわせている。
これが結構手間のかかる作業で(古い機種を使っているから)
イントロが好きな曲、歌詞を読んで5分少々の物語に誘われるもの。
そのなかでもどうしても聞きたいという曲は限られてくるから不思議だ。
私は根がミーハーなのでジャニーズも宇多田ヒカルも聞く。
あとは映画のサウンドトラックに惹かれている。
面白いのは全く同じものでもその日の気分次第で嫌な曲になったりする。
言って欲しい言葉、が音楽にはあると思う。
その曲を聞いて涙ぐむ人もいれば全く価値がないと切り捨ててしまう人もいるんだ。
声をかけるのさえ躊躇う人にはいつかこの曲や歌詞が生きる目標になると信じたい。


2006年12月05日(火)

寝そびれてしまった。もう今夜は起きておくしかないな。
明け方一番寒いし。寝る振りをしていても睡魔はやってこないだろう。
昼間、少しでも眠れますように。
こういう時は何をしていても駄目だ。
思考が結局同じ所をいったりきたりだ。
結末がわからない。自分はどういう人生の終わりを知るのだろう。
それは神様だってわからないことなのかもしれない。
できるなら、愛する事ができたと納得できて、愛されてるとそう信じて永遠の眠りにつきたい。
畳の上で死ねるなんて贅沢な事だよね。
死んだら無縁仏としてお寺さんに行くのかな。
葬式代なんて持ってない。親切な人が焼いてくれるかもしれないけど。
そう結局死から逃れられる人なんていない。
早く来て欲しいと思う自分と、もう世の中を見限るつもりなの?
と思う自分がいる。
でも、私は本当に生きていていいんだろうか。それだけが不安だ。
何度も何度も繰り返してやっと少し呼吸ができる。


志乃 |MAIL

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