長いお別れ
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2004年10月26日(火)

ふたりでいるのが辛くなって1人になったはずなのに。
どうしても人恋しくて泣きたくなってしまう。
それなのに友達との遊びの約束をキャンセルした。
笑顔が作れないから。弱さを見せる事をプライドが邪魔をする。
もう疲れたと苦しいと声を押し殺して泣いても人生は死ぬまで続く。
大丈夫だと、間違ってないと励まされ抱きしめられる事を望んでいるのに。
弱さや愛や真実は分かち合うためにあるのに。
もっと強くなってもっと確かめなくちゃいけないのに。
時間だけが音もなく流れていく。試練だけを残して。


2004年10月16日(土)

なんか、もう疲れちゃったな。
頑張って頑張って薬を飲んだって過去の記憶は消えないんだし。
「なかったこと」にされた事にこだわったって意味ないし。
どんなに待っても謝罪の言葉は聞けないんだし。
私だけが努力して私だけが生き方を変えてそれで終わるんだろうか。
まず自分が変わらなければいうことは頭では理解できる。できるけど。
それで何が解決するの?
私の中の意識が変われば、私の受けた傷もなかったことになるの?
今感じているこの孤独も癒されるの?
私はまだ、世間一般の幸せにしがみつこうとしているんだろうか。
そうなんだろうな。「普通」になりたいんだろう。
外から見れば私は普通だ。痩せ過ぎても太り過ぎてもいないし、顔色もいい。
普通に会話を理解して意見を述べることもできる。
福祉の人にも「あなたは冷静ですね」と言われた。
だけど病気なんだと診断される。どこが悪いのか自分でももうわからなくなってきた。
わかっているのは、薬を飲まなければ一睡もできないということ。
昼間の薬を飲まなければ、奇妙な高揚感かひどい孤独に苛まれるということ。
過去はどこかに仕舞っておけたらいいのに。
過去を否定する事は、自分を否定する事と同じだ。
胸にはいつも嵐。流されていけばいいのに、何もかも。


2004年10月09日(土)

あなたのために、という生き方はできなかった。
自分のために、という生き方もできそうにない。
なんのために産まれて来たんだろう。
焦りだけが時間と共に増えていく。
人生はいつか終わる。
その瞬間に私は何を思うんだろう。
やっと終わると安堵するだろうか。


2004年10月01日(金)

苦しい苦しい胸のうち。
誰にも言えない事が増えていく。
私はもっと強いはずだ。
波に飲まれ流されたって雨に打たれずぶぬれだってまだ行ける場所はあるはず。
心の中を塗り替えるんだ。先へ行くんだ。今しかないんだ。
握りしめた拳の中、爪が突き刺さる。その痛みも抱えて。
私はいつから夢を持たなくなったのだろう。
振り返る道は暗く、何も見えない。
先を灯す明りもない。それでも生きていかなければ。
もう、この怒りを憎しみを捨てよう。
こんなものを抱えていては差し伸べられた手さえ取る事が出来ない。
変わらなくちゃいけないのに。変わりたいのに。同じ過ちばっかり。
こんな思いをするために産まれたんじゃない。
もう一度、何度でも産まれ直す。自分の力で殻を破って。


志乃 |MAIL

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