長いお別れ
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2004年09月28日(火)

今日は心が穏やかだった。
外出もして2時間くらい歩き回った。
そして思った。
帰る所があるから人は外に出られるんだと。
両手を広げて迎えてくれる人はいなくても、今の私には帰る部屋がある。
それだけで幸せなんだと言う事を覚えておかなければ。
いつまでもこの場所にはいられない。その事もきちんと考えなくちゃ。
福祉の人は酷い事を言ったりはしない。
忙しい公務の中、きちんと話を聞こうとしてくれている。
先生だってそうだ。今自分がやらなければいけない事。
それは薬に頼らなくても人と話したり眠ったりする事。
仕事とか考えれば焦りは募る。うつから脱出できたとしてその時に働ける環境にいられるかどうかはわからない。
でも、そんな事はその時に考えるしかないんだ。
今は少しでも前を向けるように。それだけを考えて。


2004年09月26日(日)

どんなに優しく聡明な人と知り合い友達になっても。
永遠に一緒にいられるわけじゃない。
それが怖い。
街は秋の気配でいっぱいだ。
固く固く絡めあった指を、いつか離さずにいられなくなる事を彼等は知っているだろうか。
失う事は必ずやってくる。それでも生きなければいけない。
私の目を見て。きっと淋しい色をしているから。
私の手に触って。きっと氷のように冷たいから。
私の名前を呼んで。きっと溢れ出る涙は温かいから。


2004年09月22日(水)

喧嘩する人すらいないなんだなあ。
感情をぶつけることもなく、涙を見せる事もなく、ただ呼吸している。
この前書いた日記があんまり醜くて削除しようかと思ったけれど
それよりも自分が消えた方がいいんじゃないかと思って包丁を手首にあててみた。
切ったら痛いんだろうなとかもしかしてほっとするかとか色々考えていたけれど。
あんまりみじめだったからやめた。
こんな、空中に浮かんだ小さな部屋で、ひとりぼっちで死んでいくなんて。
誰にも理解してもらえず誰をも理解せず死んでいくなんて。
結局は死ぬ事が怖いだけなんだろうけど。
どうして産まれてきたのか。その理由を知りたい。
私が生きている事の意味を知りたい。


2004年09月20日(月)

どうしても憎しみが消えない。
毎朝毎朝、今日こそは死んでくれないかと思う。
そういう連絵が来る事を心待ちにしている。
人間として最低だ。人の死を祈るなんて。実の兄なのに。
本当なら何もかも話し、共に泣き、笑うべき人なのに。
こんな醜い心を持っているから駄目なんだ。
友達の幸せを祈る気持ちも本当なのに。
どうしてこんな人生を送らなきゃいけないの?私が何をしたの?
世の中にはこんな苦しみ、ドラマの中だけだと思ってる人もいるのに。
「痛みを知った分、人には優しくできる」といわれるけれど。
じゃあ私は誰が救ってくれるの?
私の心はどこへ行けばいいの?
上手く生きたいわけじゃない。生意気を言うつもりもない。
ただ、愛されたいだけ。
こんな醜い心を抱えたままでも生きて行ってもいいんだと言われたい。
もういいじゃないか。もういいじゃないか。
これ以上何をどうすればいいの。
あんな思いをしてまで生きる事を選んだのに。
いつまでもいつまでも囚われて動けない。
憎しみから産まれるものなんて何もないとわかっているのに。
捨てられない。泣いていた自分を捨てられない。
助けなくちゃ。どこかにいるあの頃の私を助けてあげなくちゃ。
だって泣いているんだよ。
抱きしめてあげなくちゃ。頭をなでてあげなくちゃ。
永遠の迷子にさせるわけにはいかないもの。


2004年09月08日(水)

地震や台風が立続けに来たのでちょっとパニックになった。
軽く過呼吸の発作もでて、夜は全然眠れなかった。
極度の不安と緊張で身体もガチガチだった。
食欲も全然わかないし、とにかく怖くて震えていた。
幸いどちらもなんとか大丈夫だった。
今朝になってとりあえず先生に相談に行った。
「怖くて薬が飲めない」と言ったら「大丈夫だから身体を休めて」
と言われた。地震は大阪はあまり関係がないからと言って。
地震を怖がってる人はあまりいないようだった。
自分でも何故こんなに怖がっているのかがわからない。
阪神淡路大震災を思い出すからだろうか。
1人で暮らしているのがこんなに怖かったのは久しぶりだ。
今夜は頓服だけでも飲んで少しでも眠れたらと思う。


志乃 |MAIL

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