長いお別れ
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2003年12月19日(金)

この線路はずっと続いてて、誰かの場所に続いてて。
乗り込む勇気が出ないのは、今の自分じゃ駄目だってわかってるから。
負けそうになると思い出すよ、君の事。
何もかも投げ出して帰りたくなるけど、帰る場所はここしかないから。
誰もが悔やみきれない過去を持っている。
なくすものがないなんて、そんな強がりは言えないけれど。
振り向かないで歩いて行けたらどんなにいいかって思うよ。
愛の重さを疑いながら愛が全てと流されて行くんだね。
今日見た青空と、明日降る星に、願いをこめよう。
愛してる、愛してるだけでは、上手く行かない事ばかりだけれど。
気がつけばそばにある愛しさに、心は確かに慰められているよ。


2003年12月15日(月)

特別な人になりたくて。特別な人を探して。
自分とだけ繋がっている誰かを。

そんな人はいない。どこにもいない。
嫌われるくらいなら、好かれない方がいい。
いつかくる別れが怖いなら、もう何もしちゃいけない。
そんな気分になった。

どうして、別れじゃなくて始まりを見つめられないんだろう。

人との距離の取り方がわからない。
私は人を無駄に傷つけるだけの存在なんじゃないだろうか。
私が生きている事、それだけで苦しんでいる人がいるんじゃないか。
毎日TVの死亡ニュースに、耳を傾けている人がいて。そして私の名前がないことに落胆しているんじゃないだろうか。
そんなことばかり考えてしまう。


2003年12月13日(土)

もう二度と普通の生活には戻れないんじゃないかと不安になる。
安らぎというものを感じない毎日を送る事に少しだけ涙が出る。
住む部屋を与えてもらって、食べるものもあって、こうしてネットもしてる。
何が不満なんだと聞かれれば、不満なんてないんだ。恵まれていると自覚している。
世の中にはもっと苦しんで、悲しんで、それでも笑っている人がいる。

だから、ただ、淋しい。
生きていても死んでいても本当に変わらないじゃないかと思う。
たった1人で毎日を過ごして行く事になんの意味があるの。
1人で泣く事はできるけど、1人では笑えないよ。
さよならを夜空に投げて。悲しみも夜空に投げて。
この夜が終わるまで、誰かそばにいてくれませんか。


2003年12月11日(木)

寒い日は苦手。ぬくもりがあった頃を思い出すから苦手。
全然眠れなくなったと伝えたらお薬が変わって少し量が増えた。
パソコンに向かってちゃ眠くならない、という判断くらいはできるから
いつも12時にはお薬を飲んで布団にくるまるんだけど、明け方まで
ただゴロゴロと寝返りを繰り返しているだけ。昼間も眠気がこない。
なんにもやる気がおきなくて、呼吸するのも面倒で、ぼんやり壁にもたれてる。
お腹は空かないけど先生との約束だから一日に一回は何か口にする。
美味しいと思わない。ただ食べてるだけ。
もうすぐ一年が終わろうとしているのに、私は何をしているんだろう。
もう大丈夫、と思ったらすぐにまた悲しみが襲ってくるのは何故だろう。
布団に潜り込む瞬間、ふんわりと匂ってくる自分の匂い。
それが何故か遠い過去を連れて来て、泣いてしまう。
明けない夜はない。わかっているけれど。毎日雨が降ってる時のような気分。
自分がどこかおかしいのだけはわかる。でもどうすればいいかわからない。


2003年12月07日(日)

電話をもらってすごく嬉しかった。
距離を超えて響く声が、心を優しく包んでくれた。
今日という日を踏みしめて歩いて行くしかないと気付く。
大丈夫、大丈夫。見守ってくれてる人がいる。1人じゃない。
まだ人を好きでいられる。人の幸せが自分の事のように嬉しい。
今度あったら、またその手に触れさせてね。抱きしめてね。
そして、あなたがどんなに素敵な人なのか、伝えさせてね。
暖かいその手が、私の生きて行く理由のひとつ。
あなたの存在が、私を引き止める。大切な大切な人です。
面と向かうと恥ずかしくって中々言えないけど、大好きだよ。大好き。
幸せでいてね。絶対絶対、幸せでいてね。いつも願ってる。心から。


2003年12月03日(水)

特別な誰かになりたいんだ、本当は。
誰かの特別になりたいんだ。
手を、繋いでいて欲しい。ぎゅっと抱きしめてほしい。
言葉にしなくても感じてほしい事がある。
どこかに行きたい。誰かと生きたい。
1人では、もうどこにもたどり着けない気がする。


2003年12月01日(月)

友達の事を思うと、産まれて来て良かったと思う。
彼女達に出会えた事が、私の人生を肯定してくれる。
無駄なんかじゃなかった。優しくて賢い人達が
私を好きだといってくれる。
産まれてこなければ、この出会いはなかったのだから。


志乃 |MAIL

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