カタルシス
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2002年09月30日(月)  マーティの法則 (違う!) 

週ののっけからライブ。踊る系の『ボブバンド』で 場所はすっかり定番になった原宿クロコダイルだ。
毎回思うんだけど、この店原宿と渋谷とどっちが近いんだろう… どっちにしても微妙な距離がむずかゆい(苦笑) ←急いでいる時なんかは特に!

彼らのライブには必ずショートコントがついている。デキ不出来はマチマチだが、まぁ楽しみの一つであることには違いない。今回のお題は『バックトゥザフューチャー』のパクリで、Vo.の安田くんがヅラにつなぎを リーダーの孝太くん(G)がダウンジャケットを着ていた。見るからにドグとマーティなそのベタな姿に コントを見る前から笑ってしまった。

ちなみにこの人たちのHPにはロゴやFLASH動画で 映画やTV番組のパクリがあって面白い。今回のネタである『バックトゥザフューチャー』のロゴも“BOBBAND”に差し替えられて出来ているし『ハリー・ポッター』や『スターウォーズ』等も絶妙に作られていて、なかなか面白いのだ。
バンドとは何の関係もない部分にあれだけの凝りようを見せている“馬鹿さ加減”に 評価基準がロックされてしまったのかも知れない。

音楽はというと、秀逸とまではいかないが どうしてなかなか結構専門的。大半の作曲を担っているリーダーの専攻が『ラテン音楽』だったそうで、スパニッシュやブラジリアンの音楽要素が強い。演奏の形態も金管を加えた大所帯だし、バンドというよりミニオケといった感があるが、顔ぶれが若い所為もあり そんな大仰な雰囲気ではないところが良いところだ。

毎度のショートコントはサービス精神旺盛なVo.くんと三谷幸喜好きなリーダーの趣味 だと思われる。

ライブ終了後、アンケートを書いてリーダー本人に渡し帰ろうとしたら その場で広げて名前を確認したのか、慌てて後を追ってきて声を掛けてくれた。
「これさん、Oさん!」
HPの掲示板には2人とも頻繁に出入りをしているし、毎回アンケートでネタのダメ出しばかりしているので 向こうも我々の名前だけは覚えていたらしい。
「いつもありがとうございます」とかしこまって言う姿は まだマーティのコスプレ状態(笑)

実はこのリーダー、とてもミニマムな方で身長は私よりも低い。そして細い。演奏中は楽器が妙に大きく見えてしまう。きっと本人も気にしていることだろうから 極力言わないように、言わないように 気を付けていたのだが、とうとう我慢ならずに言ってしまった。
「マーティ 可愛いッ!」
着ているダウンジャケットを突っつきながら「リーダー、ごっつ似合ってるよ〜」と付け加える。少しテレた風の彼が「GAP KIDSで揃えたんスよ」と応えたので「いいな〜私もそんくらい細くなりたいや…」と返す。口が裂けても「小さい」とは言わない。 …言えねーよ。

帰りしな階段のところまで見送ってくれたリーダーが
「厳しいダメ出しがあるんで毎回ネタ考えるの必死ですよー」と言った。
我々は間髪入れずに
「「今日のは長過ぎ。」」と言い放つ。
「うわ、早速?!(苦笑)」

要点を短くまとめられれば 結構良いセンいくと思うんだけどねぇ… って、彼ら芸人じゃないんだから そんなトコに厳しくならんでもエエちゅーねん。
「あはははは、今後とも頑張って下さーい」
「いつもありがとうっス」


いやー、同年って話しやすいね。(笑)


2002年09月28日(土)  類似点と相違点 

JR王子駅。
結構耳にする地名の割に駅前は至って大人しい。
うちの社長の住まいはこの王子にある。開通の報も記憶に新しい地下鉄・南北線で毎朝重役出勤をなさっておられる訳だ。休日の今日、よもやはち合わせなどはなかろうと思いつつ ついつい周囲にきを配って歩いてしまう自分の小心者加減が情けなくもある。

北とぴあ・さくらホール
要約するなら区立公民館の大ホールとでもいったところか。今日はここでSomething ELseのコンサートが行われる。ちなみに「北とぴあ」は「ホクトピア」と読むそうだ。
前回 友人の付き合いで渋谷公会堂での公演を聴いた際、どうだったかを聞かれて「都内で休日の公演なら行くよ」と答えた。それならば、と今日のこの公演の申込に私も頭数として入れてくれたのだった。

王子なんて初めて来た。思っていたよりも遠かったかも…(苦笑)
ホクトピアは駅から歩いて5分とない近場にあった。待っている間に少し話をしていたが、サムエルはブルームの前に同じ番組に拉致された経験を持つ“先輩”アーティストだ。こんな言い方は嫌がられそうだが、それはこっちも同じことで、未だに“雷波に拉致られた人達”の枕詞がなければどの程度認知されているのか知れたものではない。そろそろ その切り札すらもほとぼりが冷めて来ているから、ヒットの一つでも飛ばさなければ先行きに不安を感じる時期だろう。諸々の事情がブルームの状況とかぶっていて、サムエルファンの友人の憂鬱が手に取るように理解できた。ただ、明らかに大きく違っているのは事務所の規模で、ブルームを稼ぎ頭にしている弱小事務所と打って変わってサムエルの事務所では、ハロープロジェクトの面々が先陣に立ち肩で風を切っている。いわゆる「娘。」達である。

人気のありすぎる同輩というのも困ったもので、彼女らにすべての力が注がれてしまい サムエル他地味な面々はおこぼれ程度の世話しかしてもらえないのだとか。かといって、ハロプロの持つ番組のゲストに呼んでもらったところで毛色が違いすぎて浮くだけだし、フォローの仕方がトンチンカンで困っているという。
社長までベッタリの露骨な金銭第一主義もウザいと思っていたが、ぞんざいに扱われるのも痛い話だ。お互いの悪境に慰めの言葉もなく、ただ肩を叩き合うしかない末端ファンのもの悲しさを知ってもらいたい(涙)

ライブの内容は良かった。前回も思ったけど、やっぱり歌上手い。綺麗にハモれる男声三声のバンドって今どき貴重だと思うんのだが いかんせん地味なんだよなぁ彼ら(苦笑)いまいち華がないというか、なんというか。その点ブルームにはVo.に華があるにはあるが、MCはダメダメだし 最近は歌の方も不安定。アンタら足して2で割ってみたらどう?なんて自虐的なことまで考えた自分に思わず溜息が漏れた。

演奏が上手くても 歌が上手くても 楽曲が良くても 頑張ってても、当たらずに消えていく人達は星の数。成功している一握りの人達と何が違ったのか具体的に知りたいものだ。

まぁ、それが解っていたら 誰ももがいたりしてないだろうけどね。


2002年09月27日(金)  涙の金曜日 

予定通り泣くほど残業☆ いぇー!

行けそうなら行っちゃう?なんて甘い考えは 一回してみたけど、すぐに諦めた。さすがに2日分のシワ寄せは そんなに簡単に消せるもんじゃない。

20時近くになってライブに行っていたハズのRさんからメールが来た。見ると

「やっぱりアコ良い すごい感動で 泣いちゃいそうでした」

嬉々としたテンションの文面を見て、Rさん聞けて良かった〜… と思いながら、自分の現状に思わず目頭を押さえてしまった。遅いっても まー、終電までには帰れるっしょ…


私も泣いちゃいそうです(涙)


2002年09月26日(木)  塞翁失馬 

健康に生んでくれてありがとう お母さん!
とでも言いたくなるような 爽やかな朝。
寝る前に薬を飲んだとはいえ、昨日の不調がうそのように元気全開な自分に 我ながら感心してしまう。

と、なったら今日の目標は当然 グルタミンライブ!だよね♪
出番の時間ギリギリくらいの到着だったけれど、会場に着いたらまだ外に常連さん達の姿があったのでホッと胸をなで下ろす。前売りを買っていないからデスクいかなくちゃ… と入口に入りかかったら、道路を挟んで向かいにある自販機の前で ハリマオの夢立さんが「よ!」って声をかけてくれた。何気に私はこの兄さんも大好きなので、向こうから声を掛けて貰ったのが嬉しくて走り寄って行ったら 彼と一緒に地面に腰を降ろしている面々の中に 春山さんがいた…
「!」
昨日の今日で 何となく気まずさを感じてしまい、一瞬ひるんだところに「おう」と、これまた向こうからお声がかかった。しかも笑顔付き。 …うわ(予期せぬ事態に激しく動揺)

反射的に何か言ったような気がしたけど 何を言ったか自分でもよく覚えていなくて、SBに出会ったばっかの頃の“あがり症”が再発したみたいだった。(あ、ちなみに“対ハルヤマ型”なんで相手が春山さんの場合にのみ発病します/苦笑) 実は昨日家に帰ってから色々と反省したのでお詫びの手紙でも出そうかと思ってたトコだったんだよね、本当に。だから本人がいるのを見つけた途端「書いてくれば良かった!」って思って大後悔。

余程間を空けてしまったのか、不意に「風邪は大丈夫?」と付け加えられた時には 慌てて「お陰様で持ち直しました」なんて変テコな返事をしてしまった。そもそも昨日は吐き気と頭痛がしたという話であって、咳が出てた訳でも熱があった訳でもなかったから『風邪』だかどうかは怪しいもんだったんだけど、そんなことよりも“不調”だったことの心配をしてもらったことが有り難すぎて、つまらないツッコミなんて今の私の口に上りようがない。(笑)

その場のぎこちな〜い間を打破するが如く 夢立さんが立ち上がって「そろそろ入ろ!」と一言。腰をおろして一服していた面々がバラバラと立ち上がって移動を始めた。ああ、そうだグルタミンのライブだよ…
と、当初の目的を再認識した私はグルタミンのデスクで「チケットありますか?」と尋ねてみた。万一前売りが残っていたらラッキーかな、と思ったんだけれど「メンバーが持って中に入っちゃってて。もう出番だし私もいかないと…」という返事に「そうですよねーギリギリですもんね、失礼しました(苦笑)」と彼女の背中を見送る。

さて。当日券を買おうと窓口に行きかけた私に夢立さんが「これちゃん」と声を掛けてきた。何だろうと思って振り返ると、どうやら先ほどのやり取りを聞いていたらしく「中入って豪ちゃんにチケット貰ってくるからちょっと待ってて」と言い残し、La.mamaの階段を一段飛ばしで駆け下りて行っちゃった…
え?え?マジで?? 夢立パラメーター急上昇の瞬間。 ぎゅーんっ!(笑)

数分後。階段を一段飛ばしで駆け上がってくる夢立さん、申し訳なさそうな顔で「ごめんスタンバってて無理だった…」とハァハァいってる。チケットの差額300円なんてもう、どうでも良いですー!ありがとー!この上なく感激しましたッ!!
私ゃもう何回もお礼を言って、頭を下げて、急いで当日券を窓口で買って、夢立さんの後を追うように会場へ駆け込んだ。

一体今日は何の日よ? 嬉しいことがあり過ぎて怖えぇッ!!

最近赤マル急上昇中のグルタミンさん。新曲はないって言われてもグル初心者の私にはまだまだ初めて聴く曲の方が多くて新鮮なのだ♪ 5月にバイクメンと対バンになった時は途中からしか聴けなかった上、爆音過ぎて余韻も何も 残らず なぎ払われた感じだったし、7月にハリマオと対バンだった時もスピーカーが近くてイマイチ集中して聴けなかったという半端な記憶でね… それでも8月にCDを買って聴いた時はウロコが落ちたというのか、耳からウロコが吹き飛んだ。「うわー!うわー!」って言いながら聴いてた。そこで初めて『生で聴かなきゃ!ライブ行かなきゃ!』なんて焦り出し、今に至っているという話。相当な鈍チンだよなぁ…
ちなみに今日のだと『発光オレンジ』と『ブラックリストマン』がお気に入り♪ 他のも良いけど今はこの辺がヒット中☆

終わってから外でアンケートを書いてVo.の豪さんに渡した。「これさんサンキュー」と大げさに言って受け取る仕草までがカッコイイ。 ち!この人完璧過ぎだぞ。何気に“名前”をちゃんと呼んでくれているのも嬉しいポイントなのだ♪
本人がどれだけ意識してるのかは解らないけれど、相当他人を気遣う人だってのは割と早いうちに解ってた。一見 俺様ベイベーみたいな感じなんで時々ギャップに驚かされる。ついさっきもそんな彼の配慮を思い知る出来事があったばかりだ。

演奏終了後、客席に出てきた豪さんがキョロキョロしながら歩いているから 何だ?と思って見ていたら、私を見つけて「いた!」って言う。へ?私ですか?? と身構えたら「はいこれ。」と言うのと同時にグーにした手を目の前に出してきた。反射的に掌を上に向けたら 開いた長い指の間からチャリチャリッと落ちてくる金属音…
「?」
「当日券で入っちゃったんでしょ?これ差額」
「!!!」
見ると私の手には百円玉が3枚乗っている。 何だ?!何がどうなってこんな事態に???
「夢がさっき来たときにチケット渡せなかったから」
…………ッうわー!マジですか?!

「そ、そんなの気にしなくて良かったのに!」
思いも寄らないことだったので声がひっくり返ってしまった。そもそも前売りを頼んでおかなかった私がいけないんだから、夢立さんや豪さんに そこまでしてもらう理由はどこにもない。
だって夢立さん、今日はお客さんなのに…
だって豪さん、それって自腹でしょ?
たった三百円の話だけど こんなに感動させられることがあるかいよ?この従兄弟コンビには足を向けて寝られないっス!

本当に何の日なんだ一体!!

アンケートを渡してからその辺をくるっと見回して、春山さんがいるのを確認する。プライベートで来ている時にズルいかも とは思ったけれど、昨日のことを謝っておきたくて意を決した。この際ちょっとくらい大目に見てもらおう、来るとは知らずに会えたんだから運が味方してくれてんだ! …なんて小心者の自分にエールを送る。

「春山さ…」
声を掛けようとして足がとまった。マンションの階段に腰をおろしていた春山さんは、それだけでこっちを見上げてくれたけど 隣にいる人までこっちを見てる。
「……スーさんも来てたの?」
ニヤっとしてSBの鈴木さんが「あ」と「お」の間みたいな発音の返事をくれた。

今日は一体何の… 日?

声を掛けたものだから何か話されるのだろうと、私を見上げたままじっとしている春山さんに気付いて慌ててその場にしゃがみ込んだ。鈴木さんは逆隣りにいる人と話を始めている。
え〜と、何から言おうか…

「昨日は余計なこといっぱい言ってごめんなさい。お詫びの手紙を書こうかと思ってたくらいでした。」
あ、結構ちゃんと言えたな。偉いぞ私! でも視線は合わせられなかった… 反省。
盗み見るように相手の顔色をうかがったら、お得意のはにかみ笑顔で
「ううん、超気にしてないぜー」って。言ってくれたのは良いんだけど、少しは気にしてて欲しかったりもして…(苦笑) 「超」までつけられてヘコみそうよ(涙)
でも、それは多分この人なりに気を遣ってくれての言葉だろうと勝手に解釈をすることにしておいた。
「そうだ、あの子からもFAXもらったよ。Sさん…だっけ?ほら、こんな字を書く…」空に指で記した文字はMさんの名前の最初の一文字。ああ、彼女も昨日のこと気にしてFAX送ってたのか〜…
「M.Sさん?昨日一緒にいた人だよね。」
「そうそう。ありがとうって言っといて。」
「はい。」

その後は普通の話をしてたと思う。ポケットから携帯が見えていたので「auですね?」ったら、そこから抜いて見せてくれた。イヤ、見せられてもボタン押す訳にはいかないしな… ああ、この機種は仕事でツールを作ったから機能を知っているなぁ〜 なんてことを考えながら すぐに返した。それから自分の携帯を出して「私のはこんなん」って見せたら 取られちゃった。折りたたみ式のカメラ内蔵タイプだがメモリの許容量が少なくて画像も着メロも大して保存できない。ハッキリいって使えないぜ(苦笑)見ているとやっぱりボタンを押したりはできないようで表や裏を見ているだけの様子に思わず顔が緩む。返してもらおうとしたらストラップに注目して「これ何?」と聞いてきた。何かと思えばルーペに興味を持っているようだ。
「ああ、それはルーペ」簡単に使い方(と言っても覗く向きくらいだけど)を教えると目にあてがってあちこち覗き始めた。その様子に隣にいた鈴木さんも反応を示して、私の元に返ってくるハズの携帯電話が目の前を素通りして今度は鈴木さんの手に… そのルーペ、そんなに面白いのかな?(^^;)

ふと、思い出してルーペで遊んでいる鈴木さんに声をかける
「そういやスーさんもTu-Ka なんですよね?どの機種使ってんの?」
何を隠そう私は稀少価値すら出てきそうな少数派Tu-Ka のユーザーなのですよ。鈴木さんもそうだって以前に聞いたことがあったので本当かどうか聞いてみた訳だったんだけど、普通に「僕のはコレ」とポケットから出して見せてくれた。見るとそれは随分と古い機種で…

「…結構年代物ですね。普通に使えてるんですか?」←バッテリーがもたなくなってくると思うんだわ
「電話はできるよ」
「電話“は”?」
「メールはできない」
「あれ、でもメールできる機種でしょ?これ」
「申込してない」
「しないの?」
「毎回店員とかにも言われる。けどしない。」
通話よりメールでのやり取りが主な私には、何で〜?って思う答えだったけれど、必要ない人もいるだろうからね。人それぞれだわ。
そんなやり取りをひとしきり済ませてから携帯を返してもらった。

会話中 少しケホンッとむせたら、「風邪大丈夫?」と聞かれた。今日はこれで2度目だ。昨日より…というか、すっかり元気なので本当にちょっとむせた程度だったのにね。気にしてもらえるのは嬉しいけど、何ともない分罪悪感が…(苦笑)
「風邪なの?僕も僕も、おそろいだね。」
という鈴木さんの声で我に返る。「風邪なの?」とオウム返しのように言ったら「真似すんな〜」と返された。「明日ライブなのに大丈夫?」と加えたら「どこだっけ?」って。おいおい兄さん(^^;)

「大宮だよ。私は行けないけど頑張ってねー。」
「何だよ 来ないのかよ」(春)
「大宮遠いし今回出番早いでしょ。昨日と今日来るのに仕事寄せちゃったから、明日は泣くほど残業しないと…」
「明日アコギだぜ」(春)

…え?

な、何ですと?!?!

「え?ええ?アコギって春山さんが?!」
「うん」
「あの黒いギターで?」
「そう」
「……」


ウソーッ !!!(◎◇◎;)


何で?何で? 何で明日なの〜ッ! 明日は絶対行けないよ、何があっても無理だってばよ!! 大ショックー!望みに望んだアコ&アコでSBが聴けるチャンスをみすみす逃すなんて、私のバカヤロー!!(号泣)

嬉しいこと続きのオチはこれか!

 こ
 れ
 な
 の
 か
 !!
(悔)


打ちひしがれた私の様子を察したのか
「またいつか気が向いたらやるからさ」と励ましっぽい声をかけてくれた春山さん。隣では鈴木さんが
「横浜とか大宮とか遠いよなー」と独りごち。
「そう、大宮や横浜は平日きついよー」と、どさくさに紛れて文句を言ってみたら
「僕もそう思うー。何で横浜なの?って。大宮入れんの?って。」と鈴木さん。

「横浜はミュージックアワードとかにエントリーするためじゃないですか?前にココロさんがそんなこと言ってましたよ」
「俺も聞いたことあるよそれ」と、鈴木さんの隣にいた彼らの旧友 I さんも会話に参加。
「あ、そうなの?」
「…なんで部外者が知ってるのに 本人知らないんスか」
「僕なにも聞いてないよー はるやんは?」
「俺もよく知らない」
「………。」
何か、聞いちゃいけない話を聞いてしまったような気がしたのは 私だけなのだろうか。昨日のことを謝ったばかりだし、今日はプライベートで来てる2人なんだから 余計なことはもう言っちゃダメだぞ私!黙ってろ私!!

「…あの、よく話合ってよね。マジで。」
このくらいの意見は大目に見てー!(困涙)・。+*+

それからしばらくして鈴木さんが「帰るわ」と一人立ち上がった。他の皆さんはこの後どこかへ流れるみたいだったけれど、本当に帰ろうとしている彼の様子に 風邪気味っていうのがどうやら本気の発言だったらしいと やっと信じる気になった。(おいおい) そんなら丁度良いし、私もここらで帰るとしようかな。豪さんに重ねてお礼を言い、退散の挨拶をする。

別れ際、駅とは違う方へ向かう鈴木さんに
「スーさんもしかしてバイク?」興味があったので聞いてみたら
「うん」
「見して!」
「やだ!」
即答かよ(--;) 「ちぇー。」

歩きながら鼻を啜る仕草を見せていつものニヤリとした笑顔をつくる彼。風邪ならバイクなんかで来ちゃダメだろうさアンタ(苦笑)
「風邪こじらせないようにね。明日ライブなんだからね。」
「おう、まかせとけ」
誰にまかせろとゆーとるんじゃ あの口は!(^^;) と思いつつも、笑ってバイバイ 手を振った。


みんなの姿が見えなくなったのを確認して、私はおもむろに電話を手に取る。滅多に通話しない私がこの時かけた相手は2人。
昨日一緒に春山さんと ぎこちない会話をしたMさんに「FAX ありがとうって言ってたよ」と伝え、
「SBはアコ&アコが良い」という私の意見に賛同してくれた埼玉在住のRさんに「明日の大宮はアコ&アコだって!」と伝えた。


明日のことは無念だけど、昨日と今日のライブには行けて良かった。
先に遊んじゃったから 明日は大人しくお仕事しまさぁ…(涙)トホ。




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塞翁失馬=人間万事塞翁馬(にんげんばんじさいおうがうま)

意味:人生の運・不運や幸・不幸は予測できないものである
故事成語より


2002年09月25日(水)  病は気から 

う゛う゛う゛… 朝から非常に具合が悪し。
普段無駄なくらいに健康体なので、ちょっと体調がすぐれないだけで弱気になってしまう傾向があり…
何もなければ仕事なんて休んでしまえ!って思うんだけど、今日は待ちに待ったバイクメンのライブがある日だったから頑張って出勤した。

昼、気持ちが悪くてごはんが食べられず、机に突っ伏して回復をただただ祈るのみ。こんな日のライブに限って爆音御免の三軒茶屋ヘブンズドアでやんの… ああ、耳の心配もしなければ(泣)

1時間じっとしていたのが良かったのか、少し持ち直してきたので 気力を振り絞って三軒茶屋へ向かう。前売りを買っていた訳ではなかったし、買っていても本当にヤバそうだったら帰らなきゃいけないかなぁ…と思ってけれど、少しなりとも回復の兆しが見えたので「行く!」と強行決意。だってだって、超楽しみにしてたんだもん!久しぶりのバイクメンなんだもん!! もう、今夜の峠さえ越せれば明日仕事休んでも良いや!くらいに思ってたからね、マジで。

駅でOさんと合流できそうだったので、地下鉄の出口の所でぼ〜っとしてたら 向こうから見慣れた姿が。
「!」
チラっとこっちを見たんで手を振ったら 進路を変えてこっちに来てくれた。通り抜けざまに手を振り返してくれる程度だろうと思っていたからちょっと驚いたけど、勿論 超嬉しくて体調悪いのも忘れて満面の笑みv
「ここにいるってことは、まだ時間は大丈夫なんですね?」

駅前をフラフラ歩いていたのはバイクメンのドラム・セコッチこと葛迫さん。大好きなんだよねーこの人(^^)ふと彼の手元に視線を落とすと 携帯電話のパンフレットを握ってる
「機種変ですか? あれ、まだ今の機種半年くらいしか経ってませんよね?」
と問いかけてみたら「うん」と言った後で「半年だってよく知ってんね」と突っ込まれた。
だって、2月のフライデーOh!Oh!レコ発ライブの時は前の機種だったんだもん。おおまか換算で半年くらいって言っただけなのにー 別にストーカーとかじゃないぞー(苦笑)
「壊れちゃったんですか?」と聞いたら、
「いや、何か飽きちゃって。」だってさ。らしいっちゃ らしい発言(苦笑)

私がこの人に持っているイメージは「飄々」。根無し草みたいにあちこちフワフワ渡り歩くくせに ちゃんとその場に溶け込むし、出しゃばりはしないけど 決して控え目でもなく(笑) 人と人との距離感が絶妙なんだよね。人付き合いが苦手な方の私は ものすごく憧れる部類の人なのだ。あとは、ライブ友達のRさんとかも私の中では彼と同じ分類に入る人。フレンドリーだけど馴れ馴れしくない、お互いのテリトリーを侵害せずに尊重し合える関係。これが私の理想なんだけどねー なかなかその辺の機微がうまくいなかくて、悩んでいたり いなかったり。ふぅ-3

他愛もない会話をしているうちに、私はあることを思い出し 慌ててカバンの中を探った。そして、見つけたモノを葛迫さんに「はい!」と手渡す。
「…何?」
「何でしょう」
「解った!戦隊系!」
アッサリ当てられた(笑)

葛迫さんが戦隊ヒーロー好きと知っていたので入手したビデオを持ってきていたのだ。そんなやり取りをしていたら「よ。」っと声をかけられた。視線を向けるとそこにはYさん。三軒茶屋に職場があると聞いていたし、そろそろライブも出番の時間だから違和感なく挨拶を交わす。それから少し3人で話をした後、葛迫さんは準備のため 一足先にライブハウスへ向かった。ほぼ入れ違いのタイミングでOさんが合流。

頭に鈍痛が残るものの、気持ち悪いのは治ったみたいだったので昼に何も食べずにいたのが手伝ったのか 食事がしたかった。薬を飲みたいのもあったけれど、何かお腹に入れとかなくちゃ 体力がもたない気がして(苦笑)
Yさん行きつけの喫茶&軽食のお店に連れて行ってもらって、おすすめのオムライスを注文。気持ち悪かった人間が何を注文してるんだか!って感じだでしょうけど、食べたかったんだよー!お腹減ってたんだよー!! とは言え、内心ドキドキ。もし、ムカつきが ぶり返したらどうしよう…ってヒヤヒヤだったんだけど、割と大丈夫だったみたいで。お陰様で薬も飲めたし、あとはライブを乗りきればオールオッケー☆
いやはや、葛迫さんと話したら 俄然元気が出てきたみたい。 葛迫マジック!! ←ここで3回くらいフラッシュバック(演出)

1ヶ月振りのバイクメンは前回のBBS NIGHTに続き バイクメンのテーマがなかった。結構あのテーマ好きなので ちょっと残念な感じ。そして、それよりも何よりも 無精髭で現れた春山さんが、げっそりと痩せて見えたのに驚いた。おヒゲがある所為でやつれて見えたのかも知れないけれど、雰囲気が荒んでるっていうか 疲れてるっていうか… ややもすれば怖いくらいの様相だった。思わず、
「は、春山さん… 大丈夫か?」
とつぶやいてしまった。

爆音を覚悟で挑んだライブは前回に比べたら全然大人しくて、日によってPAの加減が違うというのがハッキリした。(9/5のグルタミンの日は今日よりもっと大人しかったし)演奏そのものは通常のテンションだったと思ったけれど、とにかく春山さんが気になって いまいち集中してなかったかも知れない。

外に出たらグルタミンの豪さんがいて、明日ライブだからチケットを持ってきていたみたいだったけれど、明日も元気を保っていられるか自信がなかった私は「復活したら行きます」と、前売りは買わずにおいた。昼間に比べたらずっと良くはなっていたものの、本調子じゃないのは確かだから。

そろそろ帰るか、と思った頃 それまで他の人達に囲まれていた春山さんが フラリと一人でいるのに気が付いた。疲れたような様子が気になっていたので隣にいたMさんと2人で ちょいちょいっと背中をつつき声を掛けてみる。
「…大丈夫?」
「え?」
みたいなやり取りで話がスタート。それから2人で一生懸命言葉を選びながら 最近感じる違和感みたいなものを伝えてみる。痩せちゃったこともそうだけど、見た感じ元気がないし 表情が暗い気がしてて… バイクメンの日に言うのもナンだけど、スプリングベルの時はもっとその傾向を強く感じているとか、そこを聞いてみたくてもスプリングベルの時は話ができないから悶々としたままスッキリしないんだよ、とか。体の健康というより精神的な部分が心配なんだけど… みたいな内容。うまく伝わっていたかは解らないけれど、春山さんは私らの話すことをちゃんと聞いてくれたので ちょっとは安心できた。
でも、最終的には「大丈夫だから」っていうのと「色々あるのは確かだけど それはお客さんに言う事じゃないし…」ってな返事が返ってきて、溜息と一緒に肩が落ちた。…かといってどんな返事がくれば良かったのかなんて解らないけどさ。
そもそも私たちがそんな心配したって余計なお世話だって解っていたハズなのに、何を期待していたんだろうね(苦笑)瞬時にそこまで考えて、ちょっぴり虚しくなる。

平気じゃない時に平気な顔ができるとは とても思えないこの人の、困ったような笑顔を見るのが辛くなってきて こんな話は適当に切り上げて帰ろうと思った。そういや私 具合悪かったんじゃん…
長居は禁物。これ以上の深入りも …禁物だな(苦笑)

ライブハウスの前には まだ何人もたむろしていたけれど、私はMさんOさんと連れだってその場を離れた。さっきまでの話題に加わっていなかったOさんに「何話してたの?」と聞かれたのでサラッと概要を説明して、その間何人かと一緒に葛迫さんと話をしていたOさんに「そっちは?」とすぐに話を振る。Mさんも敢えて先ほどの話題には触れず、一緒にOさんの話で盛り上がった。


それから家につくまでのボヤけた時間は「さっさと寝て元気になって、明日のグルタミンに行かなくちゃ〜…」なんてことばかり考えいたような

…気がする。


2002年09月23日(月)  ウォルフガング 

秋分の日でお休みの今日、妹と二人で前々から約束していた『アマデウス〜ディレクターズカット〜』を観に行きました。
新宿高島屋の上階にあるタイムズスクエアへ1回目の上映を目指して足を運んだのですが、定員オーバーでその回に入れないと係りの人に言われてしまい、仕方ないので次の回の整理券をもらって一旦はその場を退散したものの、これから2時間半 何をして過ごしましょうかと2人で頭をひねります。

先月2年間の留学から戻ったばかりの妹は 高島屋に訪れるのが初めてだというので、とりあえずこのデパートの各階散策をしてみることにしました。
上階からエスカレーターを使って順に下階へと移動し、目に付いたものがあればとどまって見物… もちろん何かを買おうという気はさらさらありませんが、それでも普段見慣れぬものを見るのは面白く、私も一緒になって あっちだこっちだと見て回っていました。

何だかんだで一番面白かったのはハンズを除けば地下の食品街でした(笑) ズラリと並んだ菓子店のウィンドウは圧巻。食べて美味しいかは別の話で、洋菓子も和菓子も見た目に美しいので心が躍ります。 食べ物のの色は鮮やかでも柔らかい彩りで、食欲以前にウキウキした気分になってきます。それももしかしたら動物たるものが本能的に持っている色相感の成せるワザなのかも知れませんけれども。(^^;)ゞ
留学前、資金を稼ぐ為に掛け持ちでバイトをしていた妹の午前中の仕事はパン屋の製造でした。そんな彼女は街のパン屋を覗くのが好きなようで、イギリスにいた時も 今いるデパ地下でもパン屋を見つけると「見つけた!」という顔で店に入っていきます。陳列された品物を見て、これはああやってるんだろうな、あっちはきっとこのパンがベースになってるね。なんて分析しながら ぐるりと一周。それでも買い物をして出てくれば良い方で、大概はそのまま手ぶらで出てきてしまうから 質の悪い客に他なりません(苦笑)

「だって味の想像がつくんだもん」「面白いのがなかったから」「モノと値段のつり合いが取れてない」などが彼女の主張のようです。そりゃあまぁイギリスはパンがべらぼーに安かったから日本のパンは高く感じるだろうさ。仕方ないじゃん『ゴハンの国』なんだから(^^;A と内心思いながら、留学経験のない私でもパンは割高と感じるので 彼女の持論に異論を唱える気はありませんでした。

そうやってデパートの各階をブラブラしているうちに時間なんてものは存外早く経ってしまうもので、2回目の上映時刻が迫って来ました。時間的には昼時でしたが、さほどお腹も減っていなかったので食事よりも映画の方を先にしました。

『アマデウス〜ディレクターズカット〜』
1986年に公開された『アマデウス』の再編集版です。通常ならそれほど触手の動く系統ではないのですが、とある映画好きの方が「今まで見た中で一番だと思う」と評していたので何となく興味を引かれ、観に行こうかなぁ…と言っていたら それを聞いていた映画好きの妹が「私も観たい!」と同行を志願したといういきさつでした。アマデウスってくらいですから、当然モーツァルトの話ですわな。一応彼の生涯については多少の知識があったので、宮廷作曲家サリエリや 婦人のコンスタンツェの名前も知っていましたし、イタズラ好きで下品な冗談を言っては貴族達の眉間にシワを刻ませていた。という彼の性格についても聞き及んでいました。
ディレクターズカットなので当初カットされていたシーンが加えられ、その分上映時間も長くなる訳で。3時間弱と知った時は最後までちゃんと観ていられるか不安が過ぎりましたが、実際に観てみたらそれほど長さは感じませんでした。多分それなりに面白かったんだと思います。
が、どこがどう良かったのか?と問われると 何とも返答に困ります。物語としては最後の最後、サリエリとの作曲作業の場面に神がかったものを感じて気圧されもしましたけれど、他は割と淡々としていたと思います。私が観ていて感心したのは衣装や建物の設え・内装の壮美さと、常にモーツァルトに包まれているような音響美です。途中でふと 昔に観た『おろしや国酔夢譚』という映画を思い出しました。
それは日露共同で製作されたスケールの大きな作品で、ロシアに漂着した日本漁船の頭領・大黒屋光太夫が帰国嘆願の為に時の女王エカテリーナ2世に謁見するシーンがあり、その衣装と建築、内装の見事さに 中学生だった私は仰天しながらスクリーンを凝視したものでした。
その時の記憶が甦るようです。

話を『アマデウス』に戻します。
モーツァルトと言えばオーストリアの作曲家です。言葉はドイツ語が使われていたハズですが、この映画では終始英語が使われています。しかし劇中では「オペラはイタリア語で書くのが当たり前」「母国語とはいえドイツ語のオペラなんて邪道だ」「ドイツ語はオペラには向いていない」等々の論議がなされていたので、思わず「だったら英語使ってんじゃねーよ!」とツッコミたくなりました。
いくら私にだって英語と伊語・独語の違いくらいは解ります。
後で妹に聞いたら殆どの人がイギリス英語を使っていたそうです。中にはイタリア訛りの英語の人がいたそうですが(サリエリは伊訛だったらしい)米英語が目立たなくて以外だったと言っていました。
流石にそこまでは聞き分けられません…

最後までしつこくテロップを見ていたらイタリアやチェコのクルーがいました。イタリアは解るとして何でチェコ?と思いましたが、殆ど室内のシーンでしたし、屋外のシーンは限られた場所(いつも決まった街角とモーツァルトの家の外観、あとは墓地くらい)しか映っていなかったので この極少ない屋外のシーンをチェコで撮ったのだろうか?と推測しました。雪はよく降るだろうし、古めかしい建物や街角が多そうだから(単純な理由/笑)

いつもこんな風に批評眼というか、ツッコミ眼で映画を観ています。
余計なお世話眼とも言えるかな? 根性悪な鑑賞客かも知れませんね(苦笑)


劇場に入る時チケット売場で何故か折り詰めの菓子が売られていて、その商品名が『ヴィーナスの乳首』という名前だったので妹と二人で「何だこれ?」と話していたのですが、映画を観ていたら劇中にそのお菓子が登場していました。モーツァルト命名の砂糖菓子だったみたいです(^^;)
手の平半分くらいのサイズで ドーム型の白いマシュマロ?の頂点に丸くピンク色が敷かれ、その中央に突起… つまりそういう形のお菓子です。フワフワと柔らかそうで見た目には結構 可愛かったです。商品名に若干抵抗がありましたが『ご好評につき完売』となっていたので、ちょっと食べてみたいかも。と思ってしまいました。

完売してたから 買える訳なかったんですけどね。


2002年09月22日(日)  こんな日に思うこと 

雨の降る中 吉祥寺プラネットKまでAnalog Machineのライブを聞きに行く。

何気に今日はブルームのVo.別所悠二氏の誕生日だったが、別段何をすることもなく「おめでとーう」とひとりごちるのみで済ませた。きっと公式サイトのBBSなんかはお祝い書き込みで埋まっているんだろうが、盲目ちゃんか外面ちゃんしか書き込みをしなくなった今のオフィシャル掲示板に 何の価値も見出せないので覗いてみる気にもならない。見ればかえって白けてしまいそうな自分が嫌だったのも理由の一つだが、何も初めからこんな穿った見方をしていた訳じゃないので、自分の見方だけの問題でないのは確かだと思う。

いつの頃からだか、彼らに対してパワーを使うのに疲れを感じ、怒ったり悩んだりするのが馬鹿馬鹿しくなった。嫌いになって離れるのは簡単だったが、そこまで貶めることも躊躇われたので自分を保つために どうでも良いと思って無関心を決め込むことにした。何も期待せずにいれば裏切られた時のショックが少ないし、良い思いができたときはラッキー☆と素直に感じることができる。

こんなでもファンなのだろうか? …なんだろうな(苦笑)

最近聴きに行っている人達に関してだって、いつか同じ様な「疲れ」を感じ始めるかも知れない。そんな日が来ないとは言い切れないが、パワーを使ってでも「聴きたい」と思えるうちは 足を運ぼうと思う。
昼間用事があっても間に合いそうなら行くし、ずっと家でのんびりしていた日でも夜から外へ出る。雨が降っていても、寒くても暑くても、「聴きたい」気持ちが「面倒くさい」に勝っているうちは大丈夫。

でも実は、パワーを出しているのはアーティストの方で 私がどうこうじゃないと、多くの人を惹きつけるのはその人の力なんだと、そう思う。
その人が放つ引力なんだと。

今感じているその力が いつまでも消えないことを祈りたい。


2002年09月21日(土)  類ハ友ヲ呼ブ 

8月にあったブルームのソロ企画「松ヶ下宏之 ピアノの夕べ」の追加公演がキャパオーバーでチケット抽選に漏れてしまった人が多数出てしまったので、その分は自動的に別の日に振り替え公演となった。その振り替えの日が今日で、遠方からの人やお勤めの人を考慮してか土曜の夜という条件。
前回は南青山MANDALAというキャパ120の小さなライブバーが会場だったので、夕方・夜と2回まわしても240人しか入れなかったのだが、今回は新宿のシアターサンモールに舞台を移しているので前回の抽選漏れだけでは逆に席が埋まらない。なので、一応前回の公演に参加できた人にも申込の権利が与えられていた。当然席順は後回しにされるのだが、文句を言う立場ではない。

話は変わって9/1、一緒に映画を観に行ったYuさんと 待ち時間の間に話していた中でこの「ピアノの夕べ」のことを出したら、思いの外興味を持ってくれたので「じゃあ追加公演に申込してみるね」と約束をしていた。私は約束を遂行したが、残念ながら落選してしまいYuさんにもその旨を伝え「また次回に…」と謝った。

〜数日後〜

友人からのメールで「21日の松っちゃんソロチケットが余ってるんだけど行けませんか?」との申し出…
マジで? でも一足遅かったというか、タイミングが悪かったというか、21日の夜は予定を入れてしまった後だった。仕方ないが断ろう… と思った時に、ふとYuさんのことを思い出す。メールをくれたMさんはYuさんとも知り合い同士だから 大丈夫かな?と思い、双方にお伺いを立ててみたところ どちらからも快い返事が返ってきた。
これでチケットを余らせることもなくなるし、興味を持ってくれたYuさんに松ヶ下氏のピアノを聴かせることができる!一石二鳥じゃ〜ん♪

こうして迎えた9/21当日。開演は18:00だったので現地集合のYuさんと合流するまでの間Mさんは同じ公演に行くWさんと 私と3人で昼に新宿で待ち合わせをした。ブルームつながりで集まるのは久しぶりのことだったので、ごはんを食べながら雑談にも花が咲く咲く(笑) …といっても全然ブルームの話はしてなかったんだけど(苦笑)

初めての出会いがブルームのライブだったというだけで、一緒に映画や芝居を観に行ったり、旅行に行ったり、テーマパークに遊びに行ったこともあったし、ブルーム以外のライブに赴くこともある。至って普通の友人関係だと思う。ついでにいうと この3人が私にとってのブルーム「核」メンバーであり、お互いに1人で行ったFCイベントが3人の初顔合わせだった。2度目に会った時は3人それぞれ連れが1人いて6人の顔合わせになったが、その時のライブでブルームが雷波少年に拉致されてしまった為、3度目までには随分と間が空いてしまったが、連絡先を教え合っていたので切れずに再会できたと。そんな感じの人達なので、会わない時間が長くてもあまり違和感なく一緒に居られる貴重な存在なのである。いや、むしろ会っていなかった間にあったことやハマった趣味なんかの話が始まるので、時間が足りなくなるくらい話が盛り上がってしまう。
この日も13時の待ち合わせから開場時刻の17時半まで、ずーっと喋りずっぱりだった(笑)

席が指定なので慌てることもなく、開場の時間を少し過ぎたタイミングで会場へ到着するとYuさんが入り口付近に立っているのが見えた。声をかけると、私が来ると思っていなかったらしく「あれ?」と言っていたけれども、公演を聴きに来た訳ではないと知ると「私にチケット譲ってくれたの?」と心配そうに聞いてきた。
自分はこれから別の約束しているので夜は空いてないんだと伝えたら やっと納得してくれたようだった。

開演の時間が近づき、入り口の外に群がっていた人影が徐々にまばらになっていく。
「じゃあそろそろ移動しますわ」と別れの挨拶をすると、
「私たちも中入るよ」とMさん達は入り口に向かう。
お互いに手を振り合って さようなら。


私の次なる予定というのは『西武線組飲み会』と銘打たれた怪しげな集まり… 何か全然色気の無い約束でゴメン。(--;)ゞ

『西武線組』では省略し過ぎなので説明させて頂くと、JR埼京線・板橋駅の前に近藤勇の墓がある。その墓石の近くに交流ノートいうものがあり、墓所に訪れる人達がノートでやり取りをするというマニアな習慣があった。私が友人に誘われて初めて訪れたのが確か95年のことだったから、かれこれ7年も昔の話になる。当時はメールやインターネットなどというものがそれほど一般に浸透していなかったし、携帯電話でさえ持っている人の方が珍しく、ポケベルの全盛期だった。
そんな時代だったからノートでのやり取りなんてアナログな行為が続けていけたのだと思うが、週に1・2回は足を運んでいたのだから当時の私は余程ヒマを持て余していたのだろうと我ながら呆れてしまう。

が、そんなヒマ人は私だけではなかった。

通っているうちに同志(?)と鉢合わせするのは時間の問題で、意気投合なんかしようものなら日時を合わせて集まるようになる。墓所近くのモスバーガーに何冊ものノートを抱え、数人の男女が入れ替わり立ち替わりでノートに書き込みをしたり、歴史談義に花を咲かせたりする。それが毎週確実に行われていたし、常連客は我々だけではないハズだから この店には毎日のようにこんな珍妙な客が訪れていたことは必至であったろう。駅前にマクドナルドができるまでは、墓所のノートに名前を連ねている者の大半はあの店で集会を開いていたことと思われる。

そんな集まりの中で西武線を使っている人が数人いた。新宿線、池袋線と路線は違えど 同じ沿線ということでローカルな話題で盛り上がることもでき、鍋だ西瓜だ(山形が田舎の子が毎年大きな西瓜を貰って帰ってくるので西瓜割りならぬ西瓜食いの会が催される)と何かにつけて誰かの家に集まっては飲んだり語ったりした時期があった。最近ではお互い忙しくなり滅多に顔を合わせる事もなくなっているが、それでも忘年会or新年会・5月の歳三忌・6月の総司忌・暑気払いなどでは毎年誰かしらと顔を合わせる。そのうちのどれかで持ち上がった話が今回の『西武線組飲み会』だったという訳だ。(今回のは確か8月の暑気払いの時だったと思う)

待ち合わせは7時に西武線所沢駅。18時ちょっと過ぎに西武新宿から電車に乗れば余裕で時間に間に合った。
10分以内に召集された全員が集まったので、優秀な集団だなぁと感心する。と、いっても今回参加したのは私の他に女の子が2人と夫婦が1組の計5人。まだ数人西武線ユーザーはいたが、都合が合わないとか、連絡が取れないとか、ウマが合わないとかの理由で 篩にかけられたということだった。
私的には手頃な人数だと思う。大勢過ぎると1つの話題に皆が参加できなくなり、必然的に話題がバラバラになる。結局集まっても「○○さんと何か話したかな??」なんてことになるのが目に見えているから、大勢過ぎるのは好きじゃない。1つの話題に一緒に盛り上がれるのはせいぜい5〜6人が限度だろう。
そんな意味でも有意義な集まりになったような気がした。

歴史…というか露骨に幕末好きの集まりだが、ここでもやはり多趣味の連鎖が起きていて 歴史とは無関係な方向の話題にも盛り上がりを見せてしまう。それぞれの違った趣味に必ず誰かしらがついていくので なかなかネタが途切れないのだ。
予約して入ったのはチェーンの居酒屋だったが、猥雑な雰囲気はなく むしろ男女の二人連れが気分良く過ごせるような「隠れ家」をテーマに設えられた創作和食の店だったので、周囲の客は我々の会話を聞いて 何の集まり何だか訝しく思ったのではないだろうか?

結局とりとめのない話のまま終電の時刻を迎え、また適当な時期にこんな集まりを企画しよう!とそれぞれの家路に就く。所沢はウチの最寄り駅を2駅下った駅だ。そんな短い帰りの道すがらに
「こんな気の利いた企画 自分には立案できまいな…」と考えながら、
先ほど「いいね。いいね!」と相槌を打ってきた自分を思い出し、嘲笑が漏れた。

…調子いいなぁ俺(苦笑)




ほろ酔い気分。


2002年09月20日(金)  あの坂をのぼれば 

昼過ぎから黙々と2600枚の葉書に宛名シールを貼り続けてた。私の仕事には各種雑用も含まれるのでこんな作業も珍しくはないんス。
ただ、今日はヴェスのライブがあったので何が何でも7時には職場を出たかったのサ。

普段のペースだと500枚貼るのに1時間くらいかかるから、2600枚を貼るためには単純計算で5時間強が必要なんだけど、宅配は毎日16時頃集荷に来てしまうので 昼過ぎからスタートしたこの作業がその時間に間に合うハズもなく、いつもの時間に来てくれた宅配業者に「再集荷」を頼んでシール貼りを続けた。
時間はまさに刻一刻。急がない時はマイペースにお茶など飲みながら適当に貼り進めているんだけど、今回はそうもいかなかったので、ひたすら黙々と 黙々と…

出来た!(シール貼り)
出した!(宅配集荷)
出るぞ!(戸締まり退社)

時間は予定を少しオーバーしていたけど、押してくれれば何とか間に合いそうな感じ!とにかく急ぐのだ!!
本日の会場は渋谷La.mama。電車を乗り継いで渋谷駅の南口に出ると横断歩道を渡り、上り坂を駆け上がる。
駆け上がる。
駆け…
上が… ゼェゼェ、ハァハァ…

き、きつッ!

結構急な坂だよねぇ、あそこの坂(^^;)
苦しいし 足は重くなるし 汗はすごいし。それでもライブに間に合わなかったらこの苦しみも痛みも暑さも報われないので、我が身にムチ打って上りきった。
荒れた息を整えながら場内へ向かうとステージでセッティング中のメンバーさん+**

やったー!勝った!!(何に)

何だかヴェスは前回からこんなんばっかだなぁ。でも間に合ったんだから いっか♪
汗をパタパタさせながらふざけて言ってみた。

「くそ寒ぃゼ!」




   ↑
王子がよく言う(笑)


2002年09月19日(木)  難解さは 確かにスペシャル 

夏休みでもないし休日でもない普通の木曜日に『仮面ライダー龍騎』のスペシャルがあった。
あったので見た。
毎週日曜に放送しているTVシリーズにも夏に公開されていた映画にも出ない SPにだけ出演のライダーがいるってんで、興味半分で見てみた訳なんだけど…

つくづく繰り返すようだけど、本当にこれ子供向け番組なの???
人物の設定がTVシリーズと全然違っててパラレル状態だし、ラストシーンは視聴者の電話投票で二者択一だし、どう考えても“子供”が対象じゃないでしょこの企画。そのくせ新キャラとか出しててグッズなんかがある訳で。なーんか後ろ黒いモノを感じずにはおれないよねぇ…
とか何とか文句タレながら日曜の朝 毎週欠かさずに番組を見てる私も私だけどさ(苦笑)

子供とも主婦とも違う層を狙っていそうで 嫌だわ。


2002年09月16日(月)  あたしの妹 

敬老の日の振替休日で3連休♪ …なのに雨!(鬱)

今日は渋谷のBOXXでN.U.がインターネット番組の無料公開収録をするってんで、活動の拠点が横浜な彼らを都内で しかも無料で見られるチャンス!と思い、15時からの公録に妹を道連れに選び出掛けることにした。

一昨日の土曜『王様のブランチ』で見た渋谷の人気店に行ってみようって話になり、昼を目指して渋谷へ着くも予想以上の人出で… 雨だから少しは出足が鈍るかと思ったのだが、まるきりハズレてしまった。当然TVで紹介されたばかりの店は長蛇の列で、我々が狙っていた毎日限定20食という中華点心のランチセットは連休のキャンペーンで50食用意されていたにも関わらず、正午の段階で予定数を完売してしまっていた。
あららん、今更半端な店に並ぶ気はないし、どうしましょうかね…と考えていたところ妹から
「サムラート行こう」との提案を受けた。

What is サムラート

それはチェーン展開している印度カレーの店のこと。私が通っていた専門学校が原宿・渋谷間にあり(今だとAXの向かいくらいの場所)午前授業の時によく通っていた店がこの『サムラート』なのである。実際に通っていた店舗は小さな雑居ビルの6Fに隠れ家のようにしてあった。駅からセンター街を抜け、スペイン坂を目指して角を曲がると見える場所にもっと広い店舗があったのだが、そこは平日のランチサービスがなかったので学校帰りに通っていたのは決まって“隠れ家”の方だった。
今ではその小さな店舗はなくなり、代わりに大きな店の方でランチを扱うようになっている。それも、当時にはなかった“ライス&ナンお替わり自由”付き。弟を連れて行ったこともあったが、食べ盛りの彼はその後よく友人を誘って行っているようだ。夕方4時までランチタイムなのもオイシイポイントのひとつ☆

妹と二人、雨のセンター街を分け入りそのカレー屋を訪ねると大した混雑もなく、かといって閑散ともしていない頃合い加減の客の入り様にホッと一息。エキゾチカルな音楽が流れる店内は薄暗いものの重い雰囲気ではなく、流暢な日本語を操る外つ国の店員が 大げさなまでの笑顔で注文を取りに来るのだ。

学校に通っていた時分にこの店のことを『ラッシャイマッセー』と呼んでいたことを思い出した。
使用例を挙げるならば「今日の昼は『ラッシャイマッセー』にしよう」「『ラッシャイマッセー』のカレーが食べたいな〜」等々。店に入った途端にかけられる声を真似ただけのことなのだが、舌足らずな感じと微妙なリズム感がその頃はマイブームだったのである。

最近では店員も言葉が堪能になり、以前のような“ぎこちない日本語”を話す人がいなくなった。ちゃんと言葉が聞き取れて助かる半面、なんだか面白味が減ってしまったような気がして残念にも思う。まぁ、そんなこと店側にしてみたら入らぬ味なのかも知れないけどね。(苦笑)

この店チェーン展開しているので渋谷の他に新宿・吉祥寺・六本木などにも店がある。私は渋谷・新宿へしか行ったことがないが、店の雰囲気もカレーの味も統一されているので、他の2店舗もそれほど大差がないと思われる。もし、いつか訪れるような機会に恵まれたら、ぜひ一度お試し召されい☆ 好みにもよるけれど、チェーンにしてはなかなかイケてると思う。

時間を見計らって会場の『渋谷BOXX』を目指し移動を開始。
雨の中公園通りを上り、渋谷公会堂を過ぎ、NHKの前まで来た。実はBOXXへ来るのは今回が初めてで、場所が解らないのでネット検索をかけてみたが、建って間もない所為か所在地の解るサイトが見つからなかった。困った私はN.U.に宛ててメールで聞いてみたが、返信が得られぬまま今日に至ってしまった。忙しいのかも知れないしなぁ…
という訳で、結局ハッキリ解らないまま「だいたいこの辺」という大まかな認識でBOXXを探すことになったのだった。

さて。NHKの前には“ネスカフェ”のロゴを頂いた建物がある。向こう奥にはAXがあるので、この間辺りにあるのだろうと思い、駐車場から敷地内に入ってネスカフェの建物の裏へ回ったが、

ない。

あれ?この辺にあると思ったんだけどな… 雨の中付き合わせた妹がいるので、ちょっとバツが悪い。しかし、見つからないものは見つからないので、仕方なくそのまま大回りにぐるりと一周したら代々木体育館に出てしまった。

おーい…

それらしき建物なんて何もなかったぞー…
もしかして全然この辺じゃなかったのか???
イヤ〜な予感が頭を過ぎる。
再びNHKの前の通りに戻ると、首を捻りながら元来た場所まで歩いてみた。すると、

「あッ!」

一番初めに目に付いた“ネスカフェ”の建物の裏側に“BOXX”の文字を発見!
「ああ?!ここかよッ!」
思わず三村ツッコミ。
っつーか、公園通り側にも書けッ 人は大概こっちから来るだろうが!
ブーブー文句を言いながら階段を上ったらN.U.のファンと思われる人が数人、既に列の形を成していた。

今日の公開収録は『音市』というブロードバンド配信の音楽番組の収録で、1時間のうちの半分がライブ、半分がパーソナリティとのトークという形のものらしい。BOXXは入ってみると外観から想像していたよりも狭い感じがしたが、TVの放送に使われているのを何度か見たことがあったので、そのための機材を充実させて“ライブ”よりも“収録”を意識したハコなんだろうな、と察せられる。
この日はN.U.だけでなく、全部で5組ほどのアーティストが入れ替わりに続けて収録をするようで、トップバッターであるN.U.はきっちり時間通りの登場となった。

まずはライブ。
シャツにジーンズといったいつも通りの“普段着”な出で立ちで現れたN.U.は、これまたいつも通りのアコギ2本でお馴染みの楽曲を5曲演奏した。間間に関西出身らしい軽快なMCを挟んで、絵に描いたような『爽やか好青年』ぶりを発揮している。
妹と2人で壁に寄りかかりながら見ていたら「もっと前に行ってもいいよ」と妹に言われた。しかし、普段でもあまり前の方へは行かずに聴いているので「ここで充分」と返した。後ろでも端でも障害物さえなければ良い。今回に至っては小さいこのハコに数えられる人数しか客が入っていないのだから、どこにいたって高めのステージにいる彼らの姿は余裕で見えた。それに正直なところコアなファンの中に入っていくのに抵抗があったので、自分からはその集団に近寄らないようにしている。
別に嫌なことされたとかではないが、ちょっと皆さまのテンションが高す過ぎてオバちゃんついてけへんわ… 状態になってしまうもんでね。(苦笑)

ライブが終わったら次はトークを30分。
ステージの真向かいに簡単なセットが組まれていて、パーソナリティはライブ中からずっとそこに座って司会進行をしていた。その隣にN.U.が並んで腰掛ける。ファン後ろに向き直りその場に体育座りするので離れて見ていた我々と他数人の客も慌ててその場にしゃがみ体勢(苦笑) 別に私らが立ってても後ろには誰もいないから良かったんだけど、立ってると目立っちゃうもんで、みんなしゃがんだという訳サ…

それから30分きっちり喋ってN.U.は退場。後半何分かは次のアーティストを見に来た人が入り始めて、トークの終了と共に露骨に客の入れ替わりが起きた。
「この後も素敵なアーティストが出演しますので良かったら観覧してって下さ〜い」というスタッフの声にコソコソしながら会場を抜けて来る。私一人ならまだしも、妹付き合わせている訳だから これ以上の長居は無用だろう。

外は小降りになったものの傘を差さずに歩けるほどではなく、残暑をはらんだ空気が鬱陶しく取り巻いている。今年の秋雨はまるで梅雨のような重々しさだなぁ…と、暑がりの私は舌打ちをした。
「なかなか良かったよ今の人達」
帰りの道中に聞いた妹の感想にちょっぴり気分が良くなった。彼らの年齢を聞かれるが、HP等にプロフィールがなかったのでよく解らない。でも、楽曲の雰囲気や見てくれの様子から察するに 私と同じくらいか、もしくは下かな?と応えると、私と4つ離れている妹は「私もそんのくらいに見えた」と言った。自分とお姉ちゃんの間くらいだろう、と。そして予想通りの感想を付け加えた。
「爽やかだったねぇ」
まー、それがウリっぽいしな。良いんじゃん、好感が持てて(苦笑)楽曲の雰囲気が一貫されているのは彼らの個性だから良いんだろうけれど、実はそこが気になるっちゃあ気になる部分でもあって…。ぶっちゃけた話統一され過ぎている感がある。
識別できるパターンとしては『軽快な楽曲に清々しい詞』『しっとりしたメロディに切ない詞』の2種のみなので、ライブの時間が長い時ほど もうちょっと違うパターンがあったら引き締まるのになぁ。なんて。

コブクロもブルームも一応、基本の彼ら節の他に何パターンかの作風を持っている。割合は8:2程度、いやもう9:1くらいかも知れないが「え、こんな曲も書くの?」と思わせる作品がある。失敗しているか成功しているかはまた別の話とするが、とにかくそこには“幅”が存在するのだ。

「…でも、どの歌もみんな似たような感じだった」
ほらね、言われた。
しかし、我が妹ながら鋭いトコロを突いてくる子だ。たった1回、5曲程度を聴いただけでそう思うとは…。ついでにこの子はこうも言う
「『BLUEZIE!?』、『INFIX』、『Bluem of Youth』、『スプリングベル』、『N.U.』と段々良くなってるね」
「…?!」
そ、それは一体どういう意味を含んでいるのか?!

「売れそうな可能性が上がってきてる」
「!!!」
コイツーッ!言いやがったなぁぁッ!
解っていても敢えて考えないようにしていたことを…




末怖ロシキ妹君カナ


2002年09月15日(日)  我が家のはなし 

昨日は図らずもハードな一日を過ごしてしまったので本日はのんびり。
たまたま父が休みだったので(不定休なので土日祭がお休みな訳じゃないのだ)午前中をマイペースに過ごした後で昼時に電話をしてみたところ、ヒマそうにしている様子だったので
「お昼食べに行きませんか。」と誘ってみたところ、母も珍しく家にいて
「あら、どちらまで行かれるの?」と聞いてきました。
「お店はお任せします。(地元に疎い)アタクシがご馳走致しますので車を出して頂けますか。」と調子を合わせて応えたら商談は即成立です。

わが家は私道の突き当たりに入り口があるので、表の通りまで出て迎えを待つこと数分、歩いて5〜6分のところにある本家からSUBARUのレガシー(臙脂色/渋!)が迎えに参りました。
妹と2人で乗り込みます。

向かった先は母行きつけの寿司屋です。毎回ここに来ているような気がしますが、夜はとても頼めないようなお値段のものが、ランチの丼になって出ている分に関してはとっても庶民価格。週1でこの店に手伝いに入っている母が申しますには、同じ物を夜食べようとすると3倍!はするのだそうです。 夜が高いのもありますが、ランチは極端にお得なんだとか。食材や板前の腕が良いのも知っているし、手伝いに入ってるということで半分身内みたいなものだから 毎回こっそりおまけがついてきたりします。例えば昼には出していない小鉢とか、研究段階の箸休め、刺身が大盛りになっていることもあります。
だから母はここのランチがイチオシ。いやいや本当、主婦の鑑!

私が刺身苦手なんて関係ないんです(爆)

まま、勿論私にも食べられるもがあります。時期によって穴子やイクラ食べてます。あとはイカやホタテを盛ってもらいます。刺身が苦手といっても、魚に限るので魚卵や貝類、海老・イカ・タコの類は大丈夫なんです。ただ、私の場合はワサビが苦手という第2ハードルがありまして、こっちは回転寿司に行っても足枷になります。いい年齢した大人が回転寿司入って「サビぬき」を頼む情けなさをご想像頂けますか(苦笑)
生魚とワサビが苦手なんて、寿司屋に行くなって言われそうですよね〜… でも結構好きなの。お寿司。(自虐的)

何度も家族で来ているので、大将にもすっかり好みを覚えられていて
「お姉ちゃんは穴子丼でタレはサビぬきだったね!」とか言われちゃう訳ですよ。他にお客さん居るときはちょっと恥ずかしいですけどね、有り難いには違いない。それでも、本物のワサビは割と大丈夫なので機会があるごとに食べる練習をしていて、
「今日はワサビのタレでお願いします!」とか言ってみたりするんです。すると、
「お、食べられるようになったのかい?じゃあ少な目から始めようかね!」みたいな。

穴子は時間をかけて白焼きにし、胡瓜の千切りを敷き詰めた酢飯に乗せて特製ワサビ醤油がかけられます。注文してから焼きに入るので、他のメニューより出来上がりまでに少々時間がかかります。毎日その日の仕入れによって内容が異なる『おまかせ丼』は毎日通う人がいるほどの人気メニューですが、赤身白身はもちろん青魚に至るまで何が乗ってくるか解らない“開けてビックリ”丼 なので、生魚が苦手な人間に とても注文できる代物ではありません。
私以外の家族はみな刺身OKなので(ワサビもね)大抵その『おまかせ丼』を頼みます。刺身が苦手な私にも美味しそうに見えるから 毎回スゴイなぁと感心しています。何しろ刺身の一切れが厚いわデカいわ… 朝仕入れたネタを昼に食べる訳だからプリップリのキラキラだし、全然生臭さもないし、トロのような霜降り状態のネタもイヤな脂なんかちっとむ浮いていない。とにかくね、
綺麗なんですよー刺身が。
夕方スーパーなんかで割り引きのシール貼られてるアレと 元が同じなんて思えないです。超別物。

美味しそうに食べてる家族の顔を見ていると、自分も食べられるんじゃないかって錯覚に陥りますが 外での冒険はちょっと危険なので、お持ち帰りでもしたときには一度挑戦してみたいなぁ… と思うのでした。
穴子丼も美味しいから別に良いのです。

食事の後は母のお買い物にお付き合い。
地元のスーパーや小売店を回っている間に 私は電機屋やディスカウントショップに寄って貰ってMDやビデオテープの買いだめをしてみたり、一緒にスーパーに入って生活雑貨を買ってみたり。
このコースは割と定番だったりします。

こんなことしていると夕方になるのはあっという間。運転手を努める父は晩酌の肴を見つくろっては母の買い物カゴに入れています。車で来ているのでビールを箱買いしたりもします。私の買い物と本家の買い物は支払いが別ですが、カードの特典を貯めている母に一旦まとめて会計してもらって、後ほど精算という場合が多く、野菜が大束になっていたりすると半分分けてもらったりもします。もちろん代金は半々持ち。

わが家は明朗会計です。¥¥¥ー☆

そんな日の夕飯は本家に皆々集まって食卓を囲むのが通例なので、妹も私も自宅へ送ってもらった後、荷物を片付けたら徒歩にて本家を目指します。信号に引っかからなければ5分かからずに行けるであろう近さの家です。ぶっちゃけまだまだ親離れできてないよなぁと思います。
また、親の方も しばらく顔を見せない日が続くと「お茶しに来ない?」とか「美味しい物もらったよ」などとメールや電話をよこします。
うーん、これは親の方も子離れできてないのか?? とチラリ思う今日この頃です。


2002年09月14日(土)  は〜るばる来たぜ 横浜〜♪ 

今日は横浜でSBのライブ。毎回時間に阻まれて行けずに終わっていたCLUB 24 YOKOHAMAでしたが、今回は土曜日なので満を持しての初参戦です。対バンに千綿ヒデノリさんも居て、好条件揃い過ぎ!って感じですけどね。

愛知から花緯さんが来るというので午前中に待ち合わせて中華街へ繰り出すことにしました。中華街なんて超久し振りです。どのくらい振りかってーと最初で最後に行った中3の時以来!(昔ッ)
最近行ったばかりという花緯さんにナビを任せてお昼の待ち合わせにウキウキ気分で臨んだところ花緯さんたら新幹線の中でごはんを食べちゃったと言うじゃありませんかぁ!
嘘ぉ〜ん、中華街にお昼に待ち合わせしたら ごはんなり飲茶なりするじゃんよ〜(泣)何気に「食」を楽しみに朝から食べるのを控えていた自分が もの悲しくなりました…

仕方ないので、食べるのはやめてお買い物メインに動き始めます。本日の手土産をこの中華街で見つくろおうとしている花緯さんの横で、変な売り物を見つけてはイジり倒している私。基本的にこのインチキ臭さが大好き!なのです。だから香港とかも好きなんよね(笑)

練り歩くうちにと、ある雑貨屋さんで見つけた『麻花兒(マファール)』がお安いのに目が行き即行で購入!『麻花兒』と言われて何だか解らなくても「ねじれた硬い揚げクッキー」と言ったら解る人も多いのではないでしょうか? 北京発祥の代表的な中華菓子です。好きなんですこのお菓子。

最近は一般のスーパーなどでも見かける事がありますが、どうもお高くて手が出ません。地元(もちろん中国とか香港・台湾)ではお子さまでもお手軽に買えちゃうような値段なのにー! 5〜6個入で350〜480円くらいがこちらでの相場のようです。単純計算で1つ70〜90円… 高いっちゅーねん!さして大きい訳でもないし、高価な材料を使っている訳でもないのに何でよッ 唯一言えるとしたら「ねじる」手間? …マジで?

とにかく 通常の堅さのものを2袋、ソフトタイプを1袋サッサとレジに持って行きました。私は硬い方が好きなんですが、妹は柔らかい方を好んでいたので。
本日のお土産はこれでバッチリ☆(安…)

何だかんだと時間が過ぎて花緯さんのお腹も落ち着いて来たようなので、お茶屋に入って軽〜く飲茶と致しました。飲茶っても本当にお茶メインのね 台湾式茶道のお店です。お茶を注文したら小さなお菓子がおまけでついて来ました。まったりと休憩。

さて、そろそろ動きましょうか。と店を出ると、そこにはちょうど東の門。
「時間もあるしここから歩いて24まで行こうか」と花緯さんに言われ、土地勘ゼロの私は安易に承諾。元々歩くの嫌いじゃないし、一人で歩く訳じゃないからいいや〜って。
中華街の奥の門から大通りに沿って歩き、役所の角で曲がって横浜スタジアムを横切り、駅のこっち側から向こう側に高架をくぐり抜けて、24近くの公園のベンチに腰掛けて 開場時刻になるのをぼ〜っと待ちます。私はこの時にお昼がわりのおにぎりを頬張っておりました。
花緯さんが待ち合わせの時にくれたの。自分はごはん食べてきたから これちゃんにはこれをあげるって。美味しい店のだったみたいだけど、詳しくないのでお店が解りませんでした(苦笑)でも、ちゃんと美味しかったです。

開場の時間になったのでユルユルと移動を開始。会場の前でMiさんTさんと合流しました。Tさんは何とニューヨーク帰りのその足で会場に参じておられます。実はブルームで知り合った方なんですが、今日まで1週間程度の日程でニューヨークツアーがあったのでした。9.11のセレモニー参加をはさんで、前後にミニライブやお食事会やトークショー??等のファンサービスがあるFCツアーです。
ちなみに出発はBAMBIの野外ライブの日です。そんで帰国の当日がSB。スゴイでしょ?実は彼女 千綿さんのファンでもあるので、この過酷なスケジュールを決行する気になったみたいです。

そんな訳で とってもお疲れな体のためにも席をGETしたかったのか、先に会場へ入って行ったMiさんTさんは何と最前列をキープ! 後ろでも見られれば良いや〜くらいに思っていた私の分まで取っていてくれて、若干恐縮(苦笑)
OPアクトからずっとその席に座って居ることになったのでした。

出番はSBが3番目、千綿さんがトリという順番でした。

本日のSBがどんな感じだったかというと、まず第一に春山さんの上着が変!おっさん作業着みたいな感じで思わず「ええ〜?(嫌)」みたいな。後ろにいたKさんにアイコンタクトを送ったら、向こうも同じ事を思っていたのか私たちの視線に気付いて、両手を使って「×」のポーズ。
前を向き直る我々は声なく爆笑。

音楽的にはどこがどうって訳じゃないんだけど、最近何だか元気がないなぁ…っていうのの続きみたいな感じでした。元気というか、覇気というか、気合い入れてる?って印象で。
その後に続いた千綿さんがエライ気骨あり気に歌う人なので、余計に感じたのかもしれません。
千綿さんの歌を聴きながら、せっかく対バンになったのだから、この彼のステージをSBの二人もどこかで見ていると良いなぁ。と思っていました。

ライブ終了後、ドリンクならぬアイスチケットを交換した私はアンケートを書きながらハーゲンダッツをパクパク。マカダミアナッツを注文したのだけど、これがまたよぉっく冷えていてスプーンが立たない!硬すぎてすくえないよ!!
そんなことをしていてグズグズしていたら、物販に千綿さんが現れました。およ?と思って見ていたら、物販で買い物をしてくれた人に握手&サインをしてあげている様子。
そういえば夏のCLUB CITTA 川崎でもやってたな〜と思い出した。

当然といえば当然の結果で、アーティスト本人が立っている物販は盛況しています。すぐ隣はSBのデスクでしたが、気の毒なくらい閑散としていて あーあー…と思ってしまいました。今日のチケットをSBで取っていた人も千綿さんのところでCDを買っていて、握手しながらサインされながら 何言か会話をしているみたいで楽しそう。
もしまだいるなら出てくれば良いのにSBも。と思いました。せっかくCD持ってきてるのに…

花緯さんが中華街で買ってきたお土産と、自作のイラスト集を本人に渡そうと思ってデスクにいたマネージャーさんに声をかけると、
「ごめん、もう帰っちゃった」
との返事。え?!もういないの?? なんだそりゃ。
花緯さんは仕方なくマネさんに荷物を預け、「日持ちしない物も入っているので早めに渡して下さい」と言伝ていました。

私は千綿さんの物販で買い物もしていないし、SBに手土産を用意してきた訳でもないですが、両方のデスクを遠巻きに見ながら「ここなんだよな〜…(溜息)」と肩を落としました。

その後 花緯さん、Miさん、Tさん、Taさん、Rさんと一緒に駅前の焼き鳥屋さんでごはんして、それぞれ帰りの都合に合わせて電車に乗り帰途に就きました。
が!
何と京浜東北線が人身事故を起こしていたらしく途中で折り返し運転とのこと。私は品川まで行きたかったし、Rさんは大宮まで行きたかったのに そこまで辿り着けないことが判明しました。慌てて横浜で私鉄に乗り換えます。終電の時間をギリギリで関内を出たので、私は最後の私鉄の終電に間に合うのかどうかハラハラしていました。真夜中だから急行なんてないし、東急線の各駅に揺られながらRさんとの会話で不安を払拭しようとしていました。

渋谷に着いてJR山手線に乗り換えます。Rさんはどこまで行けるんだろう?私は私鉄がダメだったら新宿まで戻って中央線→タクシーだな… 手持ちあったっけ?
などと考えているうちに電車は高田馬場に到着。私はこの駅で私鉄に乗り換えですが、事故でダイヤが狂っているのを考慮してか、乗らねばならない終電車がホームに停まっているのが見えました。
「待ってくれてる!」
慌ただしくRさんに別れを告げ大急ぎでホームを渡り越えると、既にギュウギュウに混み合っている終電車に後ろから押されてなだれ込み… ぐぁ。
こんな時は身長のなさを本気で恨めしく思います(涙)

何とかその電車で自宅まで辿り着いた私は 横浜の遠さを痛感したのでした。

いつもライブに来てる神奈川組はエライ!!


2002年09月12日(木)  良薬は口に甘し? 

表参道FABにて良音聴者プレゼンツのライブイベントがあり、Analog Machineが面子に加わっていたので聞きに行きました。
以前よくBBSのライブで見かけていたカメラマンのLOBBYさんが主宰?なのかしら。Take Freeの音楽情報誌『JUCE』を発行している会社の方だそうです。良音聴者は音楽イベンターというんでしょうか?アーティストを集めてライブイベントを企画・運営する団体のようでした。

初めてBAMBIのライブへ行った日、彼は首からカメラを提げ かさばったカバンに撮影用具一式を詰め込んでライブハウスに現れて、最新号の『JUCE』をみんなに配って歩いていました。その場に居合わせたYさんに
「こちらはこれちゃん。これロビー。」とお互い紹介してもらったことを覚えています。
何でもその当時は、個人的に気に入ったバンドのライブに通っては写真を撮ってくるのだと言っていました。その後、何度かBAMBI、BIKEMEN、スプリングベルのライブで顔を合わせていましたが、いつの頃からかプッツリと姿を見なくなりました。
何かね、色々あったみたいで。もっとBBSのカッコイイ写真を撮っていて欲しかったな。
※BAMBIの『INNOCENT BLUE HALL』の写真は彼

イベント企画の話はライブで挨拶を交わしていた頃から彼の「やりたいこと」だったようで、「こういうことしたいんだよ」といつも言っていたような気がします。そして、今日がそれを実現させた 記念すべき第一回目のイベントでした。

実は今日、日中から体調がすぐれず微熱と頭痛があったのですが、Analogも見たいし LOBBYさんの活動に少しでも協力できればと、時折こめかみを抑えて無言になるような状態でしたが 仕事を終えると取り敢えず表参道を目指しました。

到着すると場内へ。まだAnalogの出番ではありませんでしたが、特にすることもないし一緒にお茶を飲むような相手もいなかったので、他の出演アーティストのステージを見ていることにしました。セッティングの最中は客席の壁にスライドが映し出されていて、どうやら次の出演者のポートレートになっている様でした。ライブの写真なのでベタなポートレート(肖像)ではありませんが、バンドの肖像はライブの姿が一番であると思います。
もちろん全てLOBBYさんの作品でしょう。

私はAnalogの2組前から入ったようで、1組は初めから聴けたのですが、元々具合が良くなかった所為か 周波数が合わなかったのか、途中で音に酔ってしまい、気持ちが悪くなってしまいました。曲間に退場してお手洗いへ…
うーん、昼も食欲がなくて ろくに食べていなかったもんだから、出そうにも出て来てくれません。出しちゃえばスッキリすんのにね〜…(苦笑)
個室に閉じこもっても無駄と解り、モヤモヤしたまま会場へ戻ると Analogがセッティングに入っていました。ここはもう、彼らの演奏を聞いたら帰らせてもらおう。そう思いながら壁に映し出されているスライドを見上げていました。

気持ちが悪いのを我慢しながら聴き始めた演奏でしたが、聴いているうちに段々回復してきまして。音での酔いは音で冷ます みたいなね。取り敢えずお手洗いの個室に籠もりたい気分はなくなっていました。スゴイな。

Analog Machine、良〜い薬です。

そんな訳で少し元気が戻ったので良音とAnalog両方のアンケートを書いて出してきました。帰ろうとしたら一緒にいたMさんとMiさんも帰るというので、階段に腰を降ろして2人を待っていたところへAnalogGのキザシさんが現れました。声をかけると、存外気安く受け答えをしてくれたのでそのまま会話を続けていましたが、程なくして2人が出てきたので会話を中断すると、今度は彼女達がキザシさんと話を始めました。
すぐ近くでその会話を聞いていた私は、彼の言動を何となく観察していたのですが、これがまた大した天然っぷりで(笑)ステージの上にいるとむっちゃカッコイイのに何だろうねこの人の無防備というか迂闊なほどの人の良さは。
こっちを向いて話している彼女たちと対面して話している彼は丁度私に背を向けている状態だったので、面白い場面には声を出さずに後ろで打ち震えていたらMiさんに
「あ、これちゃんツボ入っちゃった?!」とキザシさん越しにツッコミを入れてきました。

私は無言のまま ウン!ウン!と何度も頷いて見せていたら、不意に振り返ったキザシさん、
「え、俺ツボ? ツボ?」
と自分を指さして聞いてくる。さすがにこれは堪えきれなくなって声を出して笑ってしまいました。
「うん、超ツボ!(笑)」
キザシさんの後ろで MさんMiさんも笑っています。
「そうか〜、俺ツボなんだ。」
うっはー、もう勘弁して!どこまで天然なのこの人ッ!!! 3人で大爆笑したのは言うまでもありません。

今更ですが、キザシさんにハマりました!
ええもう めっちゃツボです!!

さんざん笑った帰り道、営団表参道駅ユーザーのMさん&Miさんと分かれ 一人でJR原宿駅へ向かった私は 思い出したように頭痛に襲われていました。激痛じゃないんだけどズキズキと鈍痛が続く感じ。しかめっ面で電車に乗りながら
「ヤク切れだ…」
と良薬を欲するのでありました。


Analog Machine、良〜い薬です。(特にキザシさん)


2002年09月09日(月)  パパ誕 

本日は父の誕生日でした。乙女座なのよ ぷぷv
平日なので帰りにお酒を買って本家へ届けて参りました。

何かよく解んないけどウヰスキー。
新宿の成城石井にて購入\\\☆


2002年09月08日(日)  上野水上野外音楽堂 

本日は昼間っから野外でライブの日、BAMBIが『BAMBI』の名で出演する最後のライブだ。スーさん本人はスパッと切り替えたかったらしいけれど、もうエントリーしちゃっていたみたい。いかに急なバンド名変更だったかが伺える話だ。

昨日サンダーさんから出演時刻を聞いていたので、大体それくらいに着くようにと身支度を始めて 誰とも特に待ち合わせせずに一人でフラリと会場の上野・水上野外音楽堂を目指した。
天気はすこぶる良い、まさに野外日和♪

上野は学生の時分によく散策した場所だったが、野外音楽堂の場所があやふやで少々不安があった。それでも実際に行ってみたら既に始まっていたライブイベントの音が「ここにあります!」といわんばかりの主張をしていたので、ホッと胸をなで下ろす。時間はまだ少し余裕があったし間に合うだろう、と歩き続けること数分…

入り口はどこじゃーッ!

建物の場所は解っているのに入り口が解らない! 余裕があったハズの時間が差し迫って来てしまった。ヤバイヤバイ、これで出番に間に合わなかったら情けなさ過ぎ! 9月初旬の残暑の中、汗だくになりながら必死に会場の入り口を探して建物をぐるりと一回りしたら

入り口を発見。

は〜、何か逆回りしてればすぐだったみたい… ステージで別のバンドが演奏しているのを見て、やっとひと息つくことができた。ははは、焦ったよ〜。
こそこそと通路を移動して空いた席へ腰をおろす。見回せば見慣れた顔ぶれがあちこちに見えた。みんなもう来てたのねー、偉いわ(^^;)

BAMBIは2番手で13:30くらいの出番と聞いていたけれど、1番手はどうもイベントの主宰バンドの1組で、主宰の数組以外の参加バンドとしては実質トップバッターにあたる扱いのようだった。今回のイベントは12組のバンドを3部に分けて構成立てているようで、各部の最後にはセッションがあるとのこと。我らがBAMBIのボーカル・スージーもそのどこかのセッションに参加するという。
最後までいたら夜の8時くらいになるそうなので、夜は夜でヴェスのライブを控えていた私は、最後の部だったら聴けないなぁ…と、うっすら考えていた。

セッティングに現れたスージーはSBワンマンの時の『BELL』キャップを逆さかぶり。何だかエラく髪が短いような気がすんだけど、気のせいかなぁ? それはそうと、BAMBIでも『BELL』をかぶっちゃうんだ。(苦笑)

実はうちのHPに出入りして下さっている方から9/4に公開したスーさんの誕生日イラストをシールにして欲しいという要望があった。でも、シールにするとイラストが小さ〜くなるか、どデカいシールになっちゃうかの微妙なデザインにしてしまっていたので、ポストカードにするってことでご納得頂いた。例の『BELL』キャップをかぶっているイラストだ。

誕生日のプレゼントは今日渡すにしても、このカードに描いたのは“BELLさん”なので BAMBIの日に渡すのもナンだな〜と思っていたのだが、あのキャップをかぶって出てきた彼を見てあっさり予定変更。
用意したプレゼントの中に さっさとカードを仕込んでしまった。まぁ、無礼講 無礼講。(勝手に)

野外音楽堂での演奏は音の反響がお風呂場みたいでなかなか面白かった。BAMBIとして最後の出演だった所為か『INNOCENT BLUE HALL』のジャケット写真を大きなタペストリーにしたものを希望者にプレゼントするという。それは私が初めてBAMBIのライブを見た日に発売されたミニアルバムで、壁に飾られたタペストリーを 間近にまで寄ってジィっと見つめたことを思い出した。
それはキャンバス布にアクリル絵の具のようなもので描かれた“絵”で、写実的で発色の良い 綺麗な作品だった。誰の手によるものかと尋ねたら、BAMBIのベース・モッティさんが描いたものだとわかり、また更に感心して筆目を追うように見入ったことを覚えている。

そんな印象に深い代物が誰かの手に渡ってしまうのか… と思うと複雑な心境になった。なんで手放しちゃうんだろうなぁ…と少し残念に思いながら、タペストリー争奪のためのジャンケン会に参加することにした。
もし勝ち残れたら 私をBAMBIに引き合わせてくれたYuさんにあげたいな、と思っていたのだが、2度まで勝ったところでアッサリ敗退してしまい、ささやかに画策した恩返しも 露と消えてしまった(笑)
最終的に品を勝ち取ったのは私の知らないファンの人だったけれど、受け取ったタペストリーを大事そうに抱えて席へと戻っていく姿を見て
「大事にしてくれそうだから良いか。」
と小さく溜息をついた。

MCで先日発売されたSpirits Mini Album『WONDER6』のお知らせをしていたけれど、紹介の仕方が
「友達のバンドと一緒に作ったCDなんだ」という言い方だったので、そらまぁそうとしか言えないよな… と失笑。BBS全部に通っている人ならいざ知らず、BAMBIだけや BIKEMENだけのライブを見ている人は 何であの組み合わせなんだか疑問に思うに違いない。おまけにボーナストラックに入っているのがスプリングベルの『Happy Drive』なのだから 余計に混乱するだろう。
「2つのバンドのボーカル同士がデュオを組んでいて〜…」なんて説明したところで聞き流されるのがオチだろうから「友達のバンドと〜…」という表現になったのか? 確かにこの方が簡単で解りやすいけれど、CD自体のコンセプトが全く解らなくなる。今更どうなることではないけれど、それぞれのバンドのファンとしては
「ほら見たことか…」と嘆かずにはおれなかった。

“友達のバンドと”という よそよそしい言葉が、寂しく耳に残る。

BAMBIの出番が済むと席を後方へと移動した。スーさん宛の誕生日プレゼントと他の2人にも差し入れを…と思い持ってきたお菓子があったので、メンバーが出てくれば良し、万一出てこなくてもマネージャーさんに渡して帰れば良いか。と機会を伺いながら、次に続く出演者の演奏を聞いていた。BAMBIの他にも数組気になるバンドがいたので、せっかくだし聴いてからでも次の予定には充分間があるな、という気もあった。

ほどなくしてメンバーが物販?に現れた。でも、サンダーさんとモッティさんだけでスージーの姿はなく… まぁ予想通りというか何というか、最近本当彼は出て来ない。今日は愛知から花緯さんだけでなく彼女の友達のTさんと、同じくNさん(from 浜松)が来ていたから、いつにも増して“出てきて欲しいなぁ”と思っていた。他の日ならばいざ知らず、9/8だもの 9/4が誕生日だったスーさんの為に何人ものファンがプレゼントを用意して来ている。それが予測できない人じゃないと思うのだけれど、やっぱり出て来そうがなかった。

仕方なしにファンの人達は出てきているサンダー・モッティに荷物を預かってもらえるようにお願いをしていた。もちろん2人は快く引き受けてくれたけれど、「スージーは出て来ない?」という問いに対して、実に申し訳なさそうな顔で「ごめんね」と謝るばかりだった。そんな風に困らせるつもりだった訳ではないので逆にファンの方が慌ててしまい、「いいの いいの、謝らないでっ」なんてやり取りが背中の後ろでなされていた。
私はまだしばらく居るつもりだったので、その時のやり取りには参加していない。帰り際まで可能性に賭けてみようという気だったが、メンバーの「ごめんね」という言葉に“ああ、スーさんは出て来ないってことなんだな…”とうっすら確信した。

スタッフに止められてるのかな? でも同じメンバーなのに他の2人は構わないの? 何それ。

詳しい事情は知らないが、明らかにスージーだけがファンを避けている。もしくはガードされている。ここ何ヶ月もそう思っていたけれど、誕生日前後くらい出せよー 出て来いよー(`△´)-3
ってか、今何やってんの? ここにサンダーとモッティが居るってことは、スージー一人ぼっちなんじゃないの?寂しがりっぽいのに大丈夫なんだろか…

と、いらぬ詮索なんかも したくなっちゃう訳で。

来ていた客もパラパラと入れ替わりを始めている。BAMBIを見に来た人達も 各々の都合で席を立ち始めていた。我々は各バンドの物販の並びで販売されていた焼き鳥やビールでそれなりにこの「お祭り」を楽しんでいたし、途中 フライデーOh!Oh!のボーカル・須田兄さんを発見して声をかけてみたりと 意外な出会いにも恵まれた。

結局1部のセッションにスーさんは出なかったので彼の出番はまだ先なんだと解ったものの、そうこうしているうちに 気になっていたバンドというのも出番を終えてしまい、この場に残る気力も失せてきた。
そろそろ移動しちゃいましょうか。
そんな頃合いだった。

用意して来た誕生祝いの品を物販にいたマネージャーさんに、差し入れの菓子をサンダー&モッティに それぞれ手渡し「スーさんによろしく」と言伝て、席を離れた。
※今回のイベント『別冊UTA-KAI』の公式サイト→ http://members.jcom.home.ne.jp/punch96/


会場を出ると門の隅に夏に知り合ったファンの人が2人でちょこんと腰を降ろしている姿が目に入った。2人とも大きな包みを抱えていて、見るからに“スージーに渡したい!”って感じ。メンバーやマネージャーに託さないのは 直接本人に手渡したいとの想いからだろう。
2人の気持ちは容易く察することができたので、近寄って声をかける。
「スーさん待ってるの?」
すると2人は「うん。…みんなは帰っちゃうの?」と聞いてきた。
「うん、この後別の用事があるの。」と応えたら
「それじゃ仕方ないね」と溜息。
「会えると良いね」
「最後まで頑張る!」
何と健気なことよ… ホロリ・。

門前の2人に手を振りながら会場を後にし、上野の駅を目指して友人と数人で遊歩道を歩き出した。表の大通りに抜けようとした時に、何の気なしに後ろを振り返ると 近くの建物から出てくる人が目に入る。これまた何の気なしにその人に注目したら、腰に見慣れた帽子を提げていた…

「これちゃん?!」

声も出さずに突然駆け出した私を 呼び止める声が聞こえたが足は止まらない。目標物へ到達すると、その脇腹めがけて突き出しの一撃をくらわせた。
「ぅわッ!」

「おーい、これちゃ〜…  んえ? スージー?!」
後から私を追いかけてきた友人達は驚いた様子で走り寄って来る。そう、それは紛うことなきBAMBIのボーカル

スージーだった。

「お〜、びっくりした…(ス)」
「驚いたのはこっちだよ!(こ)」
「いや、私達だからッ!」
後から追いかけてきたみんなが口々に言った。何でも無言のままダッシュした私の様子にたまげたらしい。そう言われても本人的にはいまいちピンとこないのだが、取り敢えず謝っておく。

皆でスージーを囲み、たたみかけるように喋り出した。そんな状態なのに意外にも彼は嫌な顔をせずに相手してくれている。…と言っても、いつものあの のら〜りくら〜りって感じの対応だったんだけど(苦笑)
何となく表情の観察をしていたら、皆に構われているのが嬉しいのかな?と思える様子だったので、その後は話しかけるのも少し安心してできた。

せっかく本人に会えたのだから、と思い 誕生日の荷にも忍ばせておいたカードをもう一枚出して直接彼に渡してみた。今までにも何度か直接渡したことがあるが、その都度割合反応を示してくれるので実は嬉しかったりする。(春山さんよりスーさんの方が反応くれる)
この時もカードを渡したらすぐに自分がモデルと解ったらしく、「おお〜」とニヤニヤしながら眺めていた。

「もう帰るの?」と聞かれて、各々用事や帰りの電車の話をすると、
「そうかー。俺これから出番だからさ。」と言った。セッションのことらしいが、時間的にはそろそろ二部が終わる頃合いだったので、皆して
「二部のお終いに出るの?だったら聞いてくよ!」と詰め寄るが、
「あー、いやいや最後の部のお終いに出るの。」との答え。苦笑いを浮かべてお互いの顔を見合った我々、
「…じゃあ帰る。」
終わりまでいたら夜になる。次の予定もあったのでアッサリとさよならを選んだ。花緯さんなんかこれから愛知に帰らなくてはいけないのだ、家路は遠い。

「何にしても会えて良かったよ。セッションも頑張ってね。」
「んー、サンキュー。」
「あ、そうだ。門のところにスージー待ちしてる人達がいたから見つけたら声かけてあげてよ」
「おお、解った。」
…本当に解ってんのかな?(苦笑)一抹の不安を抱えつつ、振り返り振り返り手を振り我々は スージーの佇む上野公園を後にした。

いやはや、本当にラッキーだったな。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

さて。
公園を離れた我々はぞろぞろと駅近くの喫茶店に乗り込んだ。
中途半端な時間だったので お茶を飲む人 食事をする人とバラバラだったが、
皆でテーブルを囲んでBAMBIトークに花を咲かせた。
内容はまぁ、色々ね 色々。(苦笑)

陽も暮れかかった頃合いを見計らって退店。店の外で各々挨拶を交わし、家路に付く人、次なる用事に向かう人と別々に歩き出した。
私はOさんIさんと一緒にヴェスのライブがある西荻窪を目指す。

のんびりと3人で電車に揺られながら目的地に着くも、ヴェスの出番にはまだ間があったので 他のバンドも見たいというIさんとは西荻窪で一旦別れ、Oさんと二人1駅先の吉祥寺まで 軽く買い物&食事に足を伸ばすことになった。

何件か店を回ってから LON-LON(駅ビル?)の地下にあるレストラン街へ向かい、パスタ屋に入る。メニューに『キムチスープスパ』なるものを発見し、しばらく迷った結果 好奇心に負けた私はその怪しげなスパゲティを注文した。しばらくして運ばれてきた大きな丼型の器には、湯気の立つ真っ赤なスープの中に ユラユラと白いパスタがたゆたっている。何故か浮かんだ苦笑いとゴクリと鳴ったノドが 向かいに座るOさんの笑いを誘ったようだ。
「…い、いただきます。」

〜そして数分後〜
「…ねぇこれさん。買い物してきて良い?」とOさんが言った。
自分の分を食べ終えてしまった彼女は しばらく私の前に佇んでいたのだが、とうとう待ちきれなくなってしまったようだった。元々食べるのは遅い方の私だが、今回は特別に時間がかかっている。何でって…

「辛ッ!熱ッ!」

辛いのは仕方ないとして、どうして冷めないんじゃこのパスタ?!とにかく必死に食べているつもりでも、一口食べては ひと呼吸、二口食べては一休み。そんなことを繰り返していたのでは Oさんの首も伸びきるというもの…(苦笑)
さっき見て回った店で めぼしい品があったらしく、ライブの時間になる前に買っておきたいのだと言う。もちろんダメとは言わず、ってか言えず、食べ終わったら合流しようということになり 辛くて熱いパスタと対峙した私は 店に一人残された。
店を抜けて行くOさんの後ろ姿を見送った私は視線を手元に戻すと、おもむろに戦いを 再開。
「辛ッ!熱ッ!…」


その後、強敵を倒した私はOさんと合流し 揃って駅へと移動を始めた。余裕をみていたのでそれほど慌てる必要は無かったが、運命の神様は結構イタズラ好きなようで。 ってか、全面的に自分らが悪いんだけどね。2人揃ってまんまとやってしまった訳ですよ…

「…!あッ ちょとこれ逆方向じゃん?!」
「え、マジで?!」

ホームに上がったら両方向とも丁度電車が来ていたので慌てて一方の電車に乗り込んだものの、動き出したら逆方向。それも、すぐには気付かず車内アナウンスで「次は三鷹〜 三鷹〜…」というのを聞いて、頭が真っ白になったという鈍さ加減だ…
ちなみに2人ともです。

ふ・た・り・と・も!

余裕があるから大丈夫、大丈夫… と三鷹の駅で降り、ホームの向かい側で電車が来るのを待っていたら、背後で今乗ってきた電車がもと来た方に向かって動き出した。
「あ、あれ?」

中央線は土日ダイヤだと西荻窪を通過してしまうので、各駅停車の総武線で行かなければならない。もちろんそのことは念頭にあったので総武線で移動していたのだが、総武線の終着駅は『三鷹』なのである。つまり、三鷹で電車は折り返す訳だ。

「…もしかして、今のに乗ってれば良かった?」
「うーん… そうとも言う。かな。」

きっとホームにいた駅員には、我々の行動が不審に見えたことだろう。わざわざ2本先の電車を待ちながら 時間が!時間が!と騒いでいたのだから。
さすがにここまでポカを続けたら 余裕があったハズの時間だって消えてなくなるというもの。ヴェスの出番予定が20:40、次の電車が20:22発。もう1分とて無駄にできない状況に追い込まれてしまった。

っちゅーか2人のどっちかでも どっかで気が付けよ!って感じでしょ。 お互いボケ同士でコントができない芸人じゃあるまいし…(黙) 売りは『たたみかけ自爆系・捨て身コント』。

とにかく目的地を目指して急ぐしかない。なのに乗ってる電車はのんびり停車中。ああ、終着駅って折り返すまでにどのくらい停車してるんだろう… 並んで座る我々の 何と所在のないことよ(泣笑)・。
さっき逃した電車もこのくらい停まってたんだよなぁ と思うだに情けなさが募る。
これでライブに遅れでもしたら目のあてどころがない。ここは何としてでも出番には間に合ってみせなければッ!と拳を握った。そうして電車は発車の時刻を迎える。 ガタン ゴトーン…

「西荻窪〜 西荻窪ぉ〜…」
到着と同時に電車を飛び降りると、階段をくだり 改札を抜け すっかり寂しい時間になった商店街に駆け込んだ。会場の『TURNING』は駅からそれほど遠くない所にあったが、その僅かな道のりすらも長く感じられ、9月の残暑が気怠さを引きずる。

「前売りッ… 予約してあるんですけどッ!」
息を荒げて入っていった我々に 受付の人は少し面食らったような顔をしたが、他は特に慌てた様子もなく事務的に名前を聞いてきた。はぁはぁ言いながら応えるそのすぐ横で、店内を映すモニターがついていたが誰の演奏も映っておらず、演奏中とおぼしき音楽も聞こえていないことに気が付いた。
もしかして、これは…?!

恐る恐る店内に入ると、薄暗がりのステージの上でセッティングをする影。
おお!ギリギリだけどセーフじゃん!!Oさんと顔を見合わせてホッとする。
…と、前の方で手を振る人の姿が見えた。

「良かった〜、どうしたかと思ったよぉ。」
それは途中で分かれたIさんだった。
時間潰しに吉祥寺行きを提案してくれたのはIさんだったので、我々の到着が遅いのを 随分を気にしてくれていたようだ。とにかく申し訳ないやら 恥ずかしいやらで、もう笑うしかなかった。

そんなこんなで 妙なテンションだったためか、ライブでは超盛り上がり(笑)
何もかもを振り払い 大いに楽しんだ。

まぁ、結果オーライっちゅーことでね♪
とっても濃ゆ〜い一日でした。

<やっとお終い!>


2002年09月07日(土)  ブルーム映画 と ハリマオライブ 

今日はハリマオのライブだ〜♪ でも雨。むぅ…

ライブは夜から渋谷なので Oさんと2人、8/31から公開している映画『RED HARP BLUES』を池袋で観てから行こうということになった。

WHAT IS『RED HARP BLUES』

7/7の日記に何気なく書いたと思うけど、Bluem of Youthが関わっている日本映画なんですよ。主演は鳥羽潤、思い出した?(苦笑)
封切日には関係者の舞台挨拶があるとのことで、その日の公開1〜3幕目までは役者さんや監督さんらの出演があったそうだ。もちろん事前にその情報は知っていたけれど、『リボンの騎士』(ミュージカル)観に行くことになってたからさ(^^;)ゞ 舞台挨拶見るとなったら朝から並ばなくちゃいけなさそうだし、暑いし面倒だったんで 日程を知った途端にアッサリ「パス」しちゃった。けど、頑張る人は1幕目3幕目の2回をハシゴしたりしたらしい。(2幕連続鑑賞は禁止されていた)

たまたまその夜は池袋で歴史友達との暑気払いがあったんで、映画館の様子をチラリとのぞいて見たものの さすがに知り合いの姿はもうなくて、それでもイベントやライブで見かける人が建物の前をウロウロしていたのは見えたので 逃げ帰るようにしてその場を立ち去って来た。あの時間じゃ出待ちでもなさそうだし、なんで居たんだろう…(怖)

そんな曰く付きの映画だったので、一人で観るのは絶対に避けようと思っていて 特別仕様の劇場鑑賞券を事前に買っていた私は道連れにとOさんを巻き込んだ。元々映画館で映画を観る方じゃないし、邦画なんて特に大画面で観る必要性を感じていないから 何だかんだ言っても結局ブルームさんらを気に掛けている自分が可愛いような、情けないような 微妙な感覚で映画館に向かったのだった。

会場はテアトル池袋。聞く人が聞けばすぐにそれとわかるミニシアター系の映画館だ。館内に入るのは初めてだったが、ここはよく香港映画やC級日本映画といった いわゆる「カルト」上映をしている館なので、私のアンテナには何気に引っかかる映画館だったんだな。公開がこの館だと聞いた時は「…やっぱり単館か。」と苦笑せずにはおられなんだ。
我らがブルームの悠さん(Vo.別所悠二)が やれスクリーンデビューだ、俳優業開始だって騒がれてはいても 所詮は身内の内輪騒ぎ、現実なんてそんなもんよね。くれぐれも念を押すけど 主演は鳥羽潤だからね、鳥羽潤。
何でも悠さんはブルースシンガー役って話だけれど、「はぁ?ブルース〜?」みたいな。(笑)
ガラじゃない気がするのは私だけなのか?
大体ブルース歌えんの?(大いに心配)
そんな想いを抱えながら館内をさらに奥へと進み 上映館の扉をくぐる。そのズラリと並んだ客席の

空いてること 空いてること(爆)

Oさんと2人で「どこでも座りたい放題だねぇ。」と顔を見合わせてしまった。

場内BGMに聞き慣れた声が流れている。初めて聴く曲だったけれど、すぐにブルームの曲だと解った。悠さんの声も然る事ながら松ヶ下節のメロディが私の口元を上げさせる。贔屓目に見ても目新しさに欠けてしまう楽曲は、聞き慣れている者にとって彼ら自身を認識する符号のようなもの。聞いて解るのは個性と思えば悪いことではないハズだけど、そこはヒットしてなんぼの世界にいる人達だ。マンネリやネタ切れと評価されても仕方がないんだろう。「どれを聴いても同じ」と、うち捨てられてしまうのがオチのような気がする。

同じ事をしてもメジャーヒットを何曲か飛ばしているアーティストなら「●●らしい」とか「いかにも●●」なんて重宝がられるのだから、変な話だ。 キャリアがあるとか有名だからっていう理由で 愚凡とも思える作品さえ秀逸と語られてしまうメディアの力の 何と強大なことよ… おまけにどっぷり真っ黒クロスケ。
本当に力のあるメジャーアーティストだっているのに そんなのと一緒にすんのは失礼だっつーの。

ま、それにしたって最近のブルームの不甲斐なさには ファンの私も呆れモードなんだけどね。
これはもう 評価する側だけの問題じゃないゼ。 ちょっと落ち着いて周りを見ながら考えな!ってな。
正直思っている今日この頃なんだ。

ええと、映画ね 映画。
内容はね、大阪が舞台でプロを目指しているバンドマンが主人公。よりにもよってブルースなんて渋いジャンルを目指しちゃっててライブでもイマイチ人気が取れない日々。段々バンド仲間としっくりこなくなってきて、悶々としたままバイトをしては失敗ばかりが続き、プロを目指す自分と同じように水泳の選手になる夢を持っている彼女とも考え方にズレが生じ始めて関係がぎくしゃくしてくる。そんな時に伝説の赤いブルースハープの話を聞きつけて、そのハープを手に入れることができたら 良いことなしの自分にも運が向いてくるのでは?と考えた主人公がそのハープを探すというお話。ある日のこと、伝説のハープの在処を知っているらしきホームレスの老人と出会い、何とか彼からハープのことを聞きだそうと一緒に行動していくうちに老人の過去が見え隠れして ブルースとは何なのか 音楽とは何なのか 人生とは何なのか。 みたいな展開をしていくものだったよ。
率直な感想を言えば

つまんない。

話の焦点がボケてて何が言いたいのか解らないままだったし、結論が何も出ないまま終わっちゃった。主人公は結局 何ひとつうまくいかないままだったし、そこから学んで前向きに〜 っていう感じでもなかったし。

主人公が抱えた焦燥、絶望、虚無といった、人として生きていくのに大抵どこかでぶち当たっているであろう問題が一つとして解消されずに物語は終わっちゃってんの。
ぶっちゃけ世の中そんなことだらけなんだろうけれどな、わざわざ映画にする理由って何?鳥羽潤やミッキー・カーチスってそんなにギャラ安い人達じゃないでしょうが。
訳わからん。

ああ、もうストーリーのことはいいよ。悠さんの話をしよう、悠さんの。
えー、別所悠二さんの役はというと、ミッキー扮する謎の老人ホームレスを「師匠」と呼ぶプロのブルースシンガーさん。自分でライブバーみたいなお店を持っていて、大人な雰囲気の中 生の演奏を聴かせているような渋い役。

彼自身は広島人なんだけど、結構大阪弁上手に言えてたみたいよ。思ったより出番あって驚いたし、演技も心配していたほどひどくなかった。何よりもベストウエイトで撮影に臨んだらしく、見目麗しかったのが一番のポイントだったね。松ヶ下氏も台詞なしとはいえピアノを弾く姿がチョロチョロ映っていて、ファンを意識した編集してくれてんなぁ〜…と思ってしまった。

総括:ブルームが出てなかったら絶対見てねーな!  以上。

映画館を出て、その足で渋谷を目指した。この後Mさんとも合流しなければいけなかったんでね。
駅前でMさんと落ち合って、ハリマオライブの会場TAKE OFF 7へ。映画館から出てから雨はおさまっていたけれど、いつ降り出してもおかしくない風の曇天が 実に重たく感じる。
会場前に着いたら建物の下でメンバーが集まっていたので、声をかけてチケットをそれぞれ購入。出番まで若干時間があったので、前回行ったTシャツ屋(「マツモトヒトシ」を買った所)が近いことから、ひやかしに行ってみようか ということになった。3人で裏通りに入る。

頃合いを見計らって会場入り。建物の3階にある会場はチケット代にドリンク分も込みだった。
おお、何やら新鮮だ!
初めての場所なので勝手が分からず おずおずしていたら、先に来ていたらしきRさんとYさんが「よ!」とアイコンタクトをくれた。彼女らの近くに寄って居場所を落ち着ける。

夢立さんのテンションは今日も高かったけれど、ギターの和泉さんが何だか体調不調らしく 熱っぽい顔をしながらの演奏で、辛そうに見えた。
うーんと、その和泉さんなんだけどね 眼鏡している姿って初めて見た気がすんだけど どうだったかな? 何ちゅーかね、私の眼鏡くんアンテナがピンッ☆と反応してしまいまして。ライブ終了後 和泉奥さまに
「いつもしてましたっけ?」と尋ねたら
「伊達 伊達。」とのお返事。
「そーなんですか。私、眼鏡くん好きなんでツボでしたよー?」と言ったら大笑いされてしまった(笑) 何か奥さんも可愛くて好きだなぁV

外へ出たらしっかり雨が降っていた。傘なしでは辛いくらい。 みんなこれから打ち上げっぽい雰囲気だったけれど、すぐに動く気配がなかったので お腹がすいていた我々は一足お先に失礼と声をかけ、ライブハウスを後にした。

退散の際、お客さんとして来ていたグルタミンの豪さんにHPのリンク許可を頂く。これでおすすめリンクにグルタミンが加えられるゼ♪


2002年09月06日(金)  クイズごっこ 

帰宅すると 家中えもいわれぬ香りに満ち満ちていた。
「?!」
この不思議な香りは何?

「お姉ちゃんおかえりー。ごはん食べるよね?」
どうやら妹が夕飯をこさえていてくれたらしい。

元来「作る」のは彼女の方が得意であり、一緒にいる時は私が「片づけ」係に回ることが多い。…というか、片さないと永遠に片づかないので必然的に私がやるハメになるというのが実状なのだが、彼女の作るものがまた なかなかに美味しいので、このような分業に甘んじているという訳。

利害の一致というものは最強である。

さて、本日彼女がふるまってくれたものは何か。本人に問うても名はなき料理だと笑ってみせる。何はともあれ強烈な香りを放っているこれは一体…
見た目にはケチャップライスのようであった。しかし、この不思議な香りはただのケチャップライスではないだろう。いや、ある訳がない。

使われている食材を吟味してみよう。

まずは米。
常備していた日本米ではなく、長粒米をわざわざ使っているようだ。これのために買ってきたのだろうか?
グリーンピース、コーン、サイの目切りのニンジン。
これはおそらくフリーザーにあったミックスベジタブルだな。在り物も利用していると見える。
それから… なんか色々と細かい何かがうかがい知れるものの、その正体は解らず。おそらく留学から戻った時に持ち帰って来た香辛料の類だろう。この奇天烈かつ摩訶不思議な芳香はその何種類かを取り混ぜて使っているに違いなかった。

英国に留学中間借りしていたホストファミリーがインドの家族だったことが2度程ある彼女。初めのうちはその刺激の凄まじさにお腹を下していたそうだが、慣れてしまうとこれが美味しく思えるそうで、別のホストへ移って大人しい料理ばかりの日々が続くと、あの刺激が恋しくなり 結局自分で味の再現を試みる程の禁断症状に陥るのだと言っていた。留学期間最後の1ヶ月はロシアに語学留学していて、インドとはまた違った香辛料に興味津々だったとも。 

好奇心旺盛なところは小さい頃から不変の性格だ。
…性(さが)なのである。


味見によそられた料理を目前にひと言。
「何が入ってんの?」
すると、待ってましたとばかりに 妹はニヤリ。
「さて何でしょう♪」

解らないから聞いてるんじゃんよ。と返すと 調味料をしまっている棚の中から缶箱を取り出して曰く、
「この中の8種類を使いました。どれが入っているか当てて下さい。」
私の目の前に缶箱を置く。

見ると缶箱の中には ビンや袋に入った様々な香辛料がびっしり詰められていた。数えてみたら11種、葉や実や粉末や… いつの間にこんなに揃えたのだろうと感心するほどだ。
ちなみにポピュラーなものは別の場所にちゃんと置かれている。白・黒胡椒、七味唐辛子、パセリ、粉末ガーリック、ナツメグ、ターメリック、月桂樹。(…え? 月桂樹はポピュラーじゃない?ローリエだよローリエ、乾燥した葉っぱ。使うでしょ、シチューやカレーや その他諸々に)
とにかく、それらとは違うものが 缶箱には詰まっているのである。
私にしてみりゃ未知のものに他ならない。

取り敢えず一口食べてみて 香りを堪能、次に順々に缶箱の中の香辛料の香りを確認していく。
「…これは入ってる」
「これも… 入ってる」
「うーん、これは解らない、保留。」
「…何だか鼻がおかしくなってきたよ、ちょっと休憩!」

なんてことを繰り返しながら、どうにかこうにか7種類のビンをテーブルに並べてみた。
さて、結果は?

「おおー、7個当たり!スゴイね姉ちゃん。 あと1個はやっぱり解らない?」
「…解らない。 ギブアップ。」
ちゅーか、もう鼻が利きません(苦笑)

「タラ〜ン♪(ジャジャーン♪ってのと同じ使い方) 答えはこれ!」
と妹が缶箱から抜き出したのは 乾燥して粒のようになったセージの花。
私が選んだビンの中にはセージの葉があった。

解るかそんなもんッ!( ̄△ ̄;)

と、ひとしきり盛り上がったところで 玉ねぎと卵で即席スープ(本ダシでダシとって醤油で色付け&味付け)を作り、仕上げに乾燥ワカメをぶち込んで 妹のスパイスライスに添え夕飯とあいなったので あ〜る。

嗚呼、姉妹円満。


2002年09月05日(木)  またひとつ 

今日は社長も社員さんもみんな揃って出張だったので、職場に一人 気軽な服装でお留守番でした。
当然のように定時で出られそうだったので、何となく気にしていたグルタミンのライブに行ってみることにしました。

前回のライブに行ったと言っていたYさんにメールしたら「もちろん行きます」との返信があったので、少し心強くなり 会場のある三軒茶屋へ向かいました。

出番の時間はHPの掲示板でチェックしていたので、大体それくらいの時間に会場入りできるように時間を操作します。

会場に着いたものの、知り合いがいるわけでもないのでチラリと関係者を探してみましたが それも見当たらず、あわよくば前売りで〜…と思っていたのんきな自分を笑いながら 階段を降りることにしました。

階段を降りて行くと中から音が聞こえていましたが、グルタミンの音楽をまだちゃんと知らないので 彼らなのかどうか判断しかね、やや焦り気味に中へ入った途端Vo.の豪さんが目の前に立っていました。一瞬で判断ができずポヤっとしていたら、こちらが反応するよりも先に片手を軽く上げて会釈してくれました。慌てて頭を下げましたが、大して面識のない私のことを認識してくれているのか?!と、ビックリしてしまいまして。その後は近くに立っている豪さんが気になって気になって 心臓がバクバクしていました。

どうも覚えてもらうということに 慣れません。(苦笑)

しばらくしたら目の前の入り口から ハリマオのVo.夢立さんがご入場。豪さんに「おう!」っと挨拶した後 近くにいた私に気付いてくれて「ども!」って笑顔。むーん、この人も私を覚えてくれてるのか… みんなスゴイなぁ。 と妙に感心。

そのことを後で本人に言ったら「少ししかいないお客さんの顔くらい覚えるよ(笑)」と言われました。
でも、グルタミン目当てで来たのは今回が初めてなので、豪さんの場合は バイクメンで1度 ハリマオで2度一方的に見ていただけの私を覚えていたということになる訳で。
やっぱりスゲーんじゃないかと思います。

見た目はとってもハードな感じなのに そんな風にマメだったり 気遣いもサラリとしてるし、本物の「男前」だ〜… と思ったのであります。


ステージはやっぱり無骨な感じのカッコ良さでした。夏のBBS NIGHTの時に『発光オレンジ』という出たばかりのCDを売ってもらいまして。
家で聴いていたのですが、これがまたカッコイイんですよ!何べんも ぐるぐるさせながら
「くわ〜、カッコエエ〜…」と聴き惚れていたので、ちゃんとライブにも行ってみるか!という気になったのでした。

ベースの工藤さんもホンワカしていて話しかけやすいし、口数の少ないドラムの高橋さんも無愛想なのかと思いきやシャイで優し気な人というのが近寄るとすぐに解って、あれだけガッチリ男前なバンドなのに 3人ともやらかい人なのが意外っちゃ意外、でもカッコイイ度は増しましたね。

と、いう訳で 通いバンドがまた増えてしまいました(笑)


2002年09月04日(水)  祝生誕日 祐樹哥! 

鈴木さん誕生日おめでとう。
御歳29?ますますイカした男性になって下さい。←注:「イカレた」ではない。

日付変更と同時にUPしたリンクを いち早く探してくれたコミユさんと花緯さんから掲示板に「見つからない!」との書き込みがあり、Macユーザーの私は「はて?」と思いながらヒントを小出しにしておりました。

数分後(20分くらい経ってたかな?)

何とか2人とも見られた様で一安心。
で、寝て起きて 昼間に職場のWinで確認してみたらホットエリアにマウスを乗せても 何も反応しないことが発覚。
「ありゃ、これじゃ確かに解りにくいな(苦笑)」
と反省したのでした。

自宅のMacでは、ホットエリアにオンマウスで 矢印が手マークに変ったので、大丈夫だろうと思い かなり小さな範囲のエリアを設定してしまっていたのです。

Winで見つけてくれた皆さん 本当にお疲れ様でした。
探してくれてありがとう。 そしてごめんなさい m(_ _;)m
次回(春山バースデー)は気をつけます。


2002年09月03日(火)  Tシャツ姿 

1日のワンマンでグッズのTシャツ姿を披露してくれたSBの二人。特に鈴木さんはエラいキュートぶりを発揮していたので、久し振りに描きたい衝動に駆られてザクザクと下書きを始めていました。

ちょうど明日は鈴木さんの誕生日だし、1日公開なんていうのも面白いかと考えた訳でしたが、実は急いで仕上げたい理由がもうひとつありました。

ライブを中座した花緯さんが その姿を見ずに帰ってしまったこと。

アンコールにあの姿で出て来られた瞬間に「わ!写真!!」と思ってカメラを構えてはみたんですが、まんまとバッテリーが尽きておりまして… あえなく撃沈したのであります。(超マヌケ)
それでも、何とかあの姿を彼女に伝えようと 記憶の中の姿を必死に思い出しながら「鈴木さんだけでも描かなきゃ!」という使命感に追い立てられてました。

写真撮れてないから自分の手元にも資料がない訳ですよ。
Tシャツも買ってないし。
デザインどんなだったっけ〜… __〆(--;)???


ウロ覚えの中 何とか日付が変るまでには形にして、時報と共にTOPページに隠しリンク☆
さぁ、一体何人の人が見つけられるのでしょうか。楽しみです♪


2002年09月02日(月)  秋なので 

TOPイラストを更新しました。
『中秋の名月』を意識してお月様絵。

『都会の月』と『旅の夜空』をイメージしてます。

♪つき〜が ひとぉつ


2002年09月01日(日)  長月の頃 

BBS NIGHTでの衝撃の告知から早2週間。例のSBワンマンの日がやって来た。
愛知の花緯さんは何とか都合ををつけて来られたようだったけれど、日数がギリギリだったために夜バスのチケットが完売で新幹線で帰らなければいけなくなってしまった。つまり終電の時間は早まる訳で、ライブを中座しなくてはならない可能性があるということ。わざわざ遠くからお金と時間をかけてくるのに、途中で帰るなんて無念なことこの上ない。ひいきになるから実際には出来ないだろうが、遠方の人には いの一番に情報を提供してあげて欲しいとさえ思う。そうでなきゃ開演時間を早めてみるとかさ。日曜なんだから出来るでしょうが。もうちょっと考えろってんだ!ブー!!

さて。夕方にライブを控え、私はYuさんと映画を観てから会場へ向かうことにしていた。昨日Sさんが話していた『仮面ライダー』と『ハリケンジャー』の劇場版。周囲の噂によればなかなかのデキだそうで、既に何度も観たというリピーターが数多くいた。というか、多分それって舞台挨拶目当てなんだよね、私の友達そういうの好きな人多いから…(苦笑)

映画を見終わってそのままライブ会場を目指すのに丁度良い時間を選んで、Yuさんとは渋谷で待ち合わせをした。駅の近くに上映している館があったので、今日のライブ会場・曼荼羅のある吉祥寺へも移動が便利だし そこへ観に行こう。という話になったのだった。

後楽園の再来というか、案の定というか、周りは子供連れの家族ばかり。前の回が上映中だったので次の回を待つ客は階段の方で列に並ばされるのだが、小さい子ばかりなので妙に視界が開けている。並んでいるのに変な感じ(笑)

連日満員の大盛況と聞いていた割には余裕があって、場内に入っても席に困るということはなかったが、それでも上映時刻が近づくにつれ どんどん入って来る客がいるのにはちょっとビックリした。こんなに人が入った映画館にいるのは『少林サッカー』公開初日の時くらいだな… なんて。よくよく考えてみたら人が集まるようなメジャーな作品を観に行くことがほとんどない。例えば人気作品でも『ハリー・ポッターと賢者の石』は翌週に同作のDVDが発売されるというようなタイミングで観に行ったので、一通りブームが過ぎ去った頃合だ。並んだり席取りに躍起になったりなんて全く必要がなかった。

場内が暗くなったので座席に着くとまた、普段にない違和感、前の席の背もたれから上に

頭がない。

そう、背もたれより背の高い人がほとんどいないのだ。1列に2人くらいの割合で肩や頭が見えていたが、その他はぜーんぶ お子様ってこと。
思わず後ろの席の子を振り返って「見える?」と聞いてしまいそうになる。

上映の順序は『ハリケンジャー(30分)』→『仮面ライダー(1時間半)』TVのようにCMがはさまらない分少し長めではあったが、ハリケンジャーの方はきっちり30分で話が終わった。内容も子供向けらしく単純明快な勧善懲悪。解りやすいし終わり方がスッキリ明るい感じだった。

そのあとに続いた『仮面ライダー龍騎』の方はというと、ちょっと難解。大人が観てもTVシリーズを見ていないとなかなか世界感が掴めないのでは?と思わせる間接的な表現が多かった。ところどころに前作の『仮面ライダーアギト』の出演者が出てきたりと、サプライズな仕掛けもしてあったが 子供よりもむしろ、俳優目当てで来ている大人の女性客から 喝采を得ていたような気がする。

ぶっ通しで1時間半という上映時間は子供の集中力がもたなくなってくる長さである。グズり出したり、体をモゾモゾさせたりする子が段々増えてくる。全体的に暗めな画面が不安を煽るのか、後半は泣き出す子もチラホラあって とても『家族で楽しく映画』といった雰囲気ではなかった。ストーリーも“自殺”が絡んだりラストは“戦いはこれから…”的な 子供向けにあるまじき展開がつづき、大人の私でさえ「おいおい、そんなんで良いのかよ…」と半笑い状態。

小さい子にはシリアス過ぎだろ。

正義の所在がハッキリしないので 誰が勝つのが良いのか解らないし、戦いの意味そのものが後半ウヤムヤになってくる。だいたい、自分の望みを叶えるためにライダー同士で戦い合うという基本路線からして 子供のための物語ではないのだ。

大人の目で見れば、それぞれが織りなす人間模様や それぞれの事情を考慮して、悩み苦しみながら戦いを続けている若者たちの姿に 思い入れる部分があるのだろう。やたらに細かい設定や凝った演出、時々思い出したように押し出される笑いの要素、若くしなやかで 面立ちの整った俳優陣。確かに良くできた繊細な作品だが、その特筆すべきポイントは 全て大人をターゲットにしている。

それがどうにも気持ち悪い。

大人を狙うのなら大人の番組にすればいいのに、わざわざ子供を巻き込んでいるところが いやらしいのだ。元々多いくらいのアイテムは バージョンアップや新兵器の装備等が加わり、おもちゃや関連グッズは星の数。大人向けのストーリーと俳優で親世代の気を引き、特撮を駆使したアクション場面で関連アイテムを印象づけ 子供の興味を釘付けにする。

目に浮かぶような露骨な戦略に 覇気を失うようだ。

見終わった後の個人的な感想
『忍風戦隊ハリケンジャー』大人の目で見たらただごとじゃなく強引なストーリーだったが 子供向けとしては◎
『仮面ライダー龍騎』大人的には意味深で面白い作品だったが 子供向けとしては成り立っていない。
自分が見ている分に面白いのは仮面ライダーの方だけれど、釈然とできないのもこっちなんだな…(苦笑)

以上『特撮ヒーロー作品の変遷における個人的評価と疑問点』の論議を終わります。



映画館を出た私とYuさんはそのまま井の頭線に乗って吉祥寺へ。吉祥寺の駅前で花緯さんと 別口遠征のYoさんが合流できる時間だったので、メールで連絡を取り合いながらの移動だった。
駅に着き電話をすると すぐに2人と合流できたので、そのまま会場の曼荼羅を目指す。

会場に着いてみると列にはなっていなかったが入り口付近に何人かの姿があり、中からリハーサルの音が聞こえていた。内心“え、まだリハなの?”と時計に目をやる。もうそろそろ開場時刻である。

開場が多少遅れるのは構わないが、開演時間が後ろにズレ込むと 帰りが決まっている花緯さんはそれだけライブを聴いていられる時間が少なくなってしまうのだ。こっそり心配していた私の横で、当の本人は切実な面もちでマネージャーさんに「開演はどうか時間通りに!」と懇願していた。
本当に頼むよ もう。

そんな願いが聞き入れられたのかどうか定かではないが、程なくして開場となり さほど遅れることなくライブは開始された。『スプリングベル アコースティックワンマンライブ 真夏のJukeBox』と銘打っている割に9月だし。
真夏ってどうなのよ?(苦笑)

ステージにはアコースティックギター(AG)とエレキギター(EG)が2本ずつ用意されているし。
なんだ、フルアコじゃないのか。
EGが当たり前のように置いてあるのが ちょっと期待はずれだった。

前にも述べたことがあるが、私はスプリングベルに関してはアコースティックギター2本で演るスタイルが『完成形』と思っているので、最近アコ&アコで演奏してくれないのが 非常に残念でならない。夏に思い余って本人に聞いたことがあったが、「色々試してるだけだよ 気が向いたらアコアコもやるよ」と適当に さもテキトーに流された。そして最終的には「事情とかもあるけどそれは お客さんに言う事じゃないし」と言われてしまい、引き下がるしかなかった。
気持ちがすっぽ抜けた感覚だった。その時の当たり所のない感覚は未だに尾を引いていて。スッキリしないまま毎回のライブを聴くことになってしまった。

ああ、何でこんななっちゃってんだろ自分…(苦笑)

でも、今回の演奏はフルアコでないけれどそれほどEGに違和感を感じないで素直に聴くことができた。EGでもアコ寄りに演奏ができるものなんだな、と ちょっと感心する。そして何よりも春山さんがあの黒いギターを弾いている姿を見られたのが嬉しくて、やっぱりあのギターが好きだな… と再確認してしまった。
グレッチもカッコイイし 綺麗だから好きだけどね。『スプリングベル』にはあの黒いのが似合ってる。

ふと、前に座っていた花緯さんが ごそごそし始める。あ!と思って時刻を確認すると 彼女が設定していた制限時刻まであと数分といった頃合いだ。残念なことにライブはまだ続いている…
「…行くね」
曲の切れ間で中腰に移動を始めた花緯さんが すり抜けざまに耳元で囁いた。最前列から中座する姿はメンバーたちにもハッキリと見えていたことだろう。知り合いの何人かも彼女に向かって小さく手を振っている。下がった後も花緯さんは 後ろで少し聴いていたようだったが、いつの間にか姿を消していた。余程 後ろ髪を引かれたことだろうな、と その心中を察してもの悲しくなる。

次からはこんなことがないように、早めの告知をお願いしますよ!(半怒)
アンコールでグッズのTシャツを着ていたのは可愛かったけど、そんのくらいじゃ許しません。
そこんとこ夜露死苦!




あ、ライブ自体は良かったです。←割と重要(^^;)


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