「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年05月31日(木) DVD レハール作曲 パガニーニ

図書館から借りた
DVD
オペレッタ映画
フランツ・レハール作曲
パガニーニ

出演
ニッコロ・パガニーニ:アントニオ・テーバ
アンナ・エリーザ侯爵夫人:テレサ・ストラータス
フェリーチェ・バッキオッチ侯爵:ヨハネス・ヘーステル
ジャコモ・ピンピネッリ侯爵:ペーター・クラウス
ベッラ・ジレッティ:ダグマール・コラー
ほか

台本:パウル・クネプラー原本
   ベーラ・イェンバッハ修正改訂
指揮:ヴォルフガング・エーベルト
演奏:クルト・グラウンケ管弦楽団
監督:オイゲン・ヨーク
製作:ドイツ 1972年 ユニテル


レハールのオペレッタだから
喜歌劇かと思いきや
悲劇でした。

悪魔のヴァイオリニスト
パガニーニ
女性遍歴が激しいでしゅ。

ちょっと許せないでしゅ。

プッチーニの故郷ルッカへ赴いた
パガニーニ
侯爵夫人とたちまち恋仲になり
宮廷楽長にまで登りつめる。

ところがすぐに
侯爵の愛人で
ルッカ王立歌劇場のプリマドンナ
ベッラにも手を出し
結局はルッカを脱出せざるを得なくなる。

まあめちゃくちゃな話でしゅが
音楽はすばらしいでしゅ。

映像演出もすばらしく
音楽映画としても
出色のできでしゅ。

ヒロイン・アンナ・エリーザを演じた
テレサ・ストラータス
すごい美人でしゅが
目が怖いでしゅ。
それにやせていて
L.A.S.Ponder好みじゃないでしゅ。

でも気品があり
高貴な公爵夫人には
ぴったりでしゅ。

プリマ・ドンナ
ベッラを演じた
ダグマール・コラー
バレリーナから歌手に転じた
多能の人でしゅ。
劇中のバレエもすばらしく
ちょっと妖艶な感じで
魅力的でしゅが
やっぱりやせすぎでしゅ。

レハールの音楽
アリア、重唱甘く
合唱も素敵でしゅ。

それにしてもすばらしい映画
ため息が出ました。



2007年05月30日(水) 1928年 グスタフ・レオンハルト誕生

1928年5月30日
オランダの指揮者
グスタフ・レオンハルト
Gustav Leonhardt
スフラヴェランドで誕生

音楽学者、指揮者、
オルガニスト、チェンバリスト
多彩な人でしゅ。

近年は
ラ・プティット・バンドを
率いて
古楽(特にバロック音楽の)
演奏、録音に活躍していましゅ。

L.A.S.Ponderも
彼とラ・プティット・バンドのCDで
バッハはじめ
バロック期の声楽作品、器楽作品
たくさん聴いていましゅ。

オーソドックスな演奏で
これが正統なバロック音楽でしゅよ
という演奏が多いような気がしましゅ。

CDはたくさん出していましゅが
彼の映像に出会えていないのが
残念でしゅ。



2007年05月29日(火) DVD マチェラータ音楽祭2002 愛の妙薬

DVD
ガエターノ・ドニゼッティ作曲
歌劇「愛の妙薬」
台本:フェリーチェ・ロマーニ
原作:ユジェーヌ・スクリープ台本の
   歌劇「媚薬」(オベール作曲)より
演出:サヴェリオ・マルコーニ
指揮:ニールス・ムース
マリキジアーナ・フィルハーモニー管弦楽団
V.ベッリーニ・マルキジアーナ・オペラ合唱団
合唱指揮:カルロ・モルガンティ
衣裳:シルヴィア・アイモニーノ
装置:アントニオ・マストロマッティ
振付:ダニエラ・カタルディ
照明:ファブリツィオ・ゴッビ

配役
アディーナ:ヴァレリア・エスポジト
ネモリーノ:アキレス・マチャード
ベルコーレ:エンリコ・マッルッチ
ドゥルカマーラ:エルヴィン・シュロット
ジャンネッタ:ロベルタ・カンツィアン

2002年8月6−9日
アレーナ・スフェリステリオ
マチェラータ音楽祭ライブ収録


を図書館から借りて鑑賞。

元は球技場だった
広大な野外劇場での「愛の妙薬」
堪能しました。

ステージ奥の青いひな壇に
これまた青の衣裳のオーケストラ。
ちっとも違和感ないでしゅ。

歌手たちの顔が
これでもかこれでもかと
アップで映されるので
ちょっと辟易。

アディーナもジャンネッタも
少し老けている上に
やせ気味で
L.A.S.Ponderの好みでは
ありませんでした。

設定は19世紀のイタリアに
変更されていましゅが
これは違和感ないでしゅ。

女声が老けているのに比べ
男声歌手陣が若いのが
ちょっとちぐはぐな感じでしゅ。

でも音楽は素晴らしく
12時過ぎまで夢中で鑑賞してしまいました。

特に終盤
ネモリーノのアリア
「人知れぬ涙」からは
アディーナの表情も
愛らしくなり
見ごたえがありましゅ。

付録のディスクには
バックステージと
マチェラータの町の案内が
収められていて
こちらも楽しいでしゅ。

昼間のうんざりする仕事を忘れ
DVDを鑑賞できる
至福の時間。
堪えられませんでしゅ。



2007年05月27日(日) 2007年 モーツァルト生誕251年記念コンサート

2007年5月27日
栃木県立図書館
第100回クラシック・ライヴ・コンサート
モーツァルト生誕251年記念コンサート出演者
オーボエ・ピアノ:斎藤享久
ホルン:稲葉基純、保坂麻紀
ヴァイオリン:渡邊陽子、八巻一康
ヴィオラ:大村一佳
チェロ:本澤洋一
コントラバス:高岩理仁


会場:栃木県立図書館ホール

時々行っている
栃木県立図書館のコンサートへ。

数日前に新聞で
大きく報道されてしまったこともあり
開演20分前に行ったにも関わらず
満席、立ち見。

1時間40分の立ち見は
満身創痍の老骨には
ちょっとしんどいでしゅ。

演目は
オール・モーツァルト・プログラムで
オーボエ四重奏曲ヘ長調
ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調
ディベルティメント第11番ニ長調「ナンネル七重奏曲」

メインのディベルティメントがK.251なので
生誕251年にかけたコンサート。

主宰の斎藤享久先生は
鹿沼で音楽教室「エルベ音楽院」をやっていましゅ。

オーボエの名手とは知っていましたが
ピアノも堪能とは
初めてでした。

ヴァイオリンの渡邊陽子さん
すてきでしゅ。

L.A.S.Ponder
グローリア アンサンブル&クワイアーで
何年かご一緒させていただきましたが
今日目の前2mで演奏する後姿を見て
ますますファンになってしまいました。

斎藤先生とは
10数年前
エルベ合唱団で
モーツァルトのミサ曲や
バッハのモテット、カンタータ
歌わせていただきましたが
相変わらずお元気で
何よりでしゅ。

終演後、ちょっぴりご挨拶させていただきましたが
昔と変わりませんでした。

演奏は
オーボエの活躍する
ディベルティメント第11番と
オーボエ四重奏曲とが
すばらしく
高音域のオーボエが
伸びやかで気持ちいいでしゅ。

年に数回開催される
県立図書館コンサート
今度は会場前に行って
ゆっくり座って
聴きたいでしゅ。



2007年05月26日(土) DVD シュトゥットガルト州立劇場 ラインの黄金

図書館で借りた
DVD
リヒャルト・ワーグナー作曲
舞台祝祭劇「ニーベルングの指輪」
序夜 楽劇「ラインの黄金」

配役
ヴォータン:ウォルフガング・プローブスト
ドンナー:モッティ・カストン
フロー:ベルンハルト・シュナイダー
ローゲ:ローベルト・キュンツリ
アルベリヒ:エサ・ルートゥネン
ミーメ:エバーハルト・フランチェスコ・ローレンツ
ファゾルト:ローラント・ブラハト
ファフナー:フィリップ・エンス
フリッカ:ミヒャエラ・シュースター
フライア:ヘルガ・ロース・インドゥリダドティア
エルダ:メッテ・アイシング
ほか

演出:ヨアヒム・シュレーマー
美術・衣裳:イェンス・キリアン
照明:デイヴィッド・フィン
ドラマトゥルギー:クラウス・ツェーライン、セルジオ・モラビト
指揮:ローター・ツァグロゼク
シュトゥットガルト州立管弦楽団

2002年9月28日、12月29日
シュトゥットガルト州立劇場ライヴ収録
発売元:TDK


L.A.S.Ponder
ラインの黄金初体験、多分。

いにしえの神々の物語なのに
現代服
現代風の家屋の舞台装置に
まず違和感。

でも
中央にある
大きな水盤が印象的。

場面転換は無く
第1場から第4場まで
19世紀風の建物の中で
一貫して進められるのが
象徴的。

古代神々の物語が
等身大の人間の
葛藤で進められる。

演出のシュレーマーは
もともと振付師
なかなか派手な演出でしゅ。

合唱は無く
独唱と重唱だけで進められる
楽劇。

なんだかよくわからないいまま
ワーグナーの音楽に圧倒されて
153分が終わってしまいました。

ニーベルングの指輪もっとよく学習して
古代風の舞台
観てみたいでしゅ。

ところで
昔吉祥寺に
ラインゴールドという
素敵なドイツレストランがあって
良い音楽を聞きながら
おいしいドイツ料理を
堪能することが
できたのでしゅが
今はどうなっているのでしょうか。

宇都宮か
小山にでも
素敵なドイツレストランが
あるといいのでしゅが・・・



2007年05月25日(金) 鶴岡政男展 VHSビデオ コーミシェ・オパー 喜歌劇「青ひげ」

2007年
生誕100年
鶴岡政男展
 −無頼の遊戯−
会場:群馬県立館林美術館
会期:2007年4月14日〜6月17日


群馬県高崎市に生まれた
鶴岡政男(1907〜1979)の回顧展を観る。

平日の午前とあって
観客はほとんどいない。

作品の展示を
独占的に鑑賞。どんどん変貌する作風。

ナチスに対する諷刺、反骨
原爆に対する心理。

後年のエロティシズム、ユーモア。

鶴岡の作品は
ここ館林美術館のほか
宇都宮美術館の収蔵作品など
いくつか観ていましたが
これほど大々的に全貌を
観覧するのは初めてでしゅ。

重苦しい前半生の作品から
おどけた後半生の作品まで
彼の生涯の作品を
堪能。

例によって
途中ソファーでの
爆睡を含め
至福の半日でした。



図書館から借りた
VHSビデオ
ジャック・オッフェンバック作曲
喜歌劇「青ひげ」ドイツ語上演版
指揮・編曲:カール=フリッツ・フォイクトマン
演奏:コーミシェ・オパー管弦楽団&合唱団

配役
青ひげ(領主):ハンス・ノッカー
ブロッテ(牛飼い、青ひげの6番目の花嫁):アニー・シュレム
ボベーシュ王:ヴェルナー・エンダース
クレマンティーヌ王妃:ルート・ショープ=リプカ
フローレット(花売り娘のちのヘルミア姫):イングリート・チェルニー
ダフニス(羊飼い、のちのザフィーア王子):マンフレート・ホップ
ポポラーニ(錬金術師、青ひげの家臣):ルドルフ・アスムス
オスカー伯爵:ヘルムート・ポルツェ
アルヴァレス:ハンス=オット・ローゲ
イゾール(青ひげの1番目の妻):イルムガルト・アーノルト
エロイーズ(青ひげの2番目の妻):イーヴリン・ベリッケ
エレオノール(青ひげの3番目の妻):エヴァ=マリア・バウム
ロザリンデ(青ひげの4番目の妻):クリスタ・ノーアク
ブランシュ(青ひげの5番目の妻):ウーテ・トレケル=ブルムハルト

演出:ヴァルター・フェルゼンシュタイン
映像演出:ゲオルク・ミールケ
ドイツ語訳詞:W・フェルゼンシュタイン、ホルスト・ゼーガー
美術:パウル・レーマン
衣裳:ヘルガ・シェルフ
プロデュース:ヴィリ・タイヒマン
制作:東独テレビ局
1973年ベルリン


オッフェンバック初体験。

喜歌劇「天国と地獄」で
有名なオッフェンバック
連続妻殺しの青ひげを
無理矢理喜歌劇にしてしまいました。

楽しいアリアが次々に
繰り出されてきましゅ。

はじめは
ブロッテ、フローレット、ダフニスの
三角関係。

熱々のフローレットとダフニスに
強引に横恋慕するブロッテ。
その厚かましさが
何とも言えません。

やや年の行った女牛飼いブロッテが
青ひげの6番目の花嫁に選ばれて
繰り広げられるどたばた喜劇。

殺されたはずの青ひげの5人の妻たちが
実は錬金術師ポポラーニの下で
生きていて
青ひげに復讐するはずが・・・

これでもかこれでもかと
アリアを聴かせましゅ。

最後は強引と言うか
とってつけたような
ハッピーエンド。

1973年の東ドイツで
こんな楽しい喜歌劇が
作られていたとは・・・



2007年05月24日(木) 1810年 ベートーヴェン エグモント初演

1810年5月23日
ベートーヴェン作曲
劇付随音楽「エグモント」
ウィーン宮廷歌劇場で初演


ゲーテの戯曲「エグモント」は
実在のオランダの英雄
ラモラル・エグモントをモデルに
作られた。

16世紀スペインの圧政に苦しむオランダで
民衆を救おうと独立運動に
立ち上がったエグモント。

しかし彼は捕らえられ
死刑を宣告されましゅ。

彼の恋人グレートヒェンは
獄中で自殺しましゅ。

処刑を前に
エグモントは
グレートヒェンが
自由の女神となって現れ
勇気と正義を祝福する
幻影を見ましゅ。

エグモントは
自分の死は無駄ではないと
敢然と断頭台に向かいましゅ。

こんなゲーテの戯曲でしゅから
ベートーヴェンには
うってつけの題材でしゅ。

今では
この劇が上演されることは
ありませんが
エグモント序曲は
アマチュアオーケストラの演奏会で
頻繁に取り上げられていましゅ。

暗く悲劇的な出だしから
徐々に盛り上がり
最後に高らかに終わる
エグモント序曲
L.A.S.Ponderも
大好きでしゅ。

もしかしたら
図書館のベートーヴェン全集の
CDの中に
劇付随音楽「エグモント」の
全10曲が有ったかもしれないので
今度機会があったら
全曲聴いてみたいと思いましゅ。



2007年05月23日(水) 1814年 フィデリオ最終稿 初演

1814年5月23日
ベートーヴェン作曲
歌劇フィデリオ
最終決定版ウィーンの
ケルントナートーア劇場にて
作曲者自身の指揮で初演。


3度目の正直でしゅ。
初版初演で大失敗
第2版はぱっとせず
第3稿でようやく
大成功を
収めました。

めでたしめでたし。

頑固なベートーヴェン
よく知人、友人の言を容れて
改訂しました。

最終稿は
宮廷歌劇場監督兼座付き詩人の
トライチュケと作曲者自身が
台本の根本的改訂に取り組み
ようやく日の目を見た
とのことでしゅ。

夫婦愛と人類愛
悪と不正義に対する
正義の勝利。

ああまた
この歌劇
良い環境で
観てみたいでしゅ。



2007年05月22日(火) 砂川しげひさ著 コテン氏の面白オペラ

砂川しげひさ著 
コテン氏の面白オペラ
朝日新聞社
1989年


を図書館から借りて
読了。

週刊朝日に
1987年から1988年にかけて
連載されたコラム「コテン音楽帖」を
単行本化したもの。

タイトルからして
歌劇の本かと思いきや
クラシック音楽全般にわたる
本でした。

以前読んだ
砂川しげひさ氏の
のぼりつめれば大バッハ
なんたってモーツァルト
つべこべいわずにベートーヴェン

などからして
面白い本を
期待していましたが
それほどでもないでしゅ。

コテン氏こと
砂川しげひさ氏の
クラシック音楽全般にわたる
怒り、ぼやきを
ユーモアのオブラートに包んで
時に笑わせましゅ。

当時の音楽界の
事情も思い出させ
なるほどと
うなずかせるものも
ありましゅ。

あっという間に読めて
読んで損は無い
本でしゅ。



2007年05月21日(月) 1724年 バッハ作曲カンタータ44番かれらは汝らを追放せん 初演

1724年5月21日
J.S.バッハ作曲
カンタータ第44番
かれらは汝らを追放せん

Sie werden euch in dem Bann tun
BWV44

ライプツィヒで初演。

復活祭後第6主日のための
カンタータでしゅ。

ということで
昇天祭オラトリオに
併録されている
このカンタータ
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレの
CDを聴く。

実に厳しい曲でしゅ。
暗いでしゅ。

弟子たちが
迫害されることを
予告する内容でしゅから
当然でしゅが
それにしても
きびしいでしゅ。

もちろん歌っても良いでしゅが
あまり楽しくはない
でしょうね。

楽しくはなくても
音楽的には
充実しているので
歌いがいはありそうでしゅ。



2007年05月20日(日) ゆきやなぎれい詩集 この想いとどかなくても

ゆきやなぎれい詩集 
この想いとどかなくても
サンリオ
1991年


ゆきやなぎさんの詩集は
1981年前後に出た
4冊だけかと思っていたら
1991年にも
出ていたのでしゅね。

先日宇都宮西川田の
ブックオフをぶらついていたら
偶然この本が
目に飛び込んできて
当然買いにでました。

何と105円でしゅ。

アンテナを高く張り
感度を研ぎ澄ませていると
思わぬ情報が
飛び込んでくることもあるものでしゅ。

宇都宮にも
ゆきやなぎさんの詩集を
買い求め
そして
手放した人が
いるのでしゅね。

タイトルにもなった
詩は

この想い とどかなくても
想いつづけよう
あの人を

だれも 見ていなくても
あんなに美しく
花は 咲くのだから


とはじまる
片思いの詩でしゅ。

この詩をはじめ
多くの詩が
片思いの詩でしゅ。

切ない想い
やるせない想い
身に沁みましゅ。

この本が出版された1991年ころ
ゆきやなぎさんは30歳くらいでしょうか。

カバーうらには
東京生まれ、山羊座
ミステリー小説を
読むことが趣味。
埼玉県在住
とありましゅ。

今も詩を作っているのでしょうか。
どんな暮らしをしているのでしょうか。



2007年05月19日(土) 1735年 バッハ 昇天祭オラトリオ 初演

1735年5月19日
ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲
昇天祭オラトリオ
BWV11 Lobet Gott in seinen Reichen
神をそのもろもろの国にて頌めよ

ライプツィヒにて初演。

270年前でしたか。

超多忙
周囲との軋轢のなかで
職人芸で
作り上げた隠れた大傑作。

よくぞこんなすばらしい曲を
残してくれました。

ということで
今日は
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ演奏
のCDを車の中で聴きました。

5月17日
今年の昇天祭の日に聴いた
レオンハルト指揮
エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団&合唱団の
CDよりさらに軽快で明るいでしゅ。

バッハも
明るい曲なら
もっと歌ってみたいでしゅが
今の境遇では
機会が無いでしょう。

ちょっぴり悲しいでしゅ。



2007年05月18日(金) VHSビデオ リヨン歌劇場 愛の妙薬

VHSビデオ 
ドニゼッティ作曲
歌劇「愛の妙薬」

配役
アディーナ:アンジェラ・ゲオルギュー
ネモリーノ:ロベルト・アラーニャ
ベルコーレ軍曹:ロベルト・スカルトリティ
ドゥルカマーラ博士:シモーネ・アライモ
ジャンネッタ:エレナ・ダン

リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:フランク・ダンロップ
製作:1996年9月リヨン歌劇場ライヴ収録


を図書館から借りて鑑賞。

新婚当時の
ゲオルギューとアラーニャの
共演が話題となった
作品だそうでしゅ。

1930年代という
舞台装置と衣裳が
ちょっぴり違和感。

装置・衣裳・バレエは
5月10日に観た
レヴァイン指揮
メトロポリタン歌劇場の
舞台の方が
このオペラには
ふさわしいでしゅ。

でも
音楽
特にアリアは
こちらのほうが
すばらしいでしゅ。

アラーニャ演じる
ネモリーノの苦悩
切々と胸に迫りましゅ。

残念なのは
ゲオルギューと
エレナ・ダンの
マスクが
今ひとつ名ところでしゅ。

声はいいのでしゅが
乗り切れません。

いかさま医師のドゥルカマーラ博士も
悪乗りぶりが
もうひとつ。

最後は
台本のできもよく
しっとりとした
シーンから
大団円に向かって
急速に盛り上がりました。

以前期間限定で
この上演のDVDが
安く売っていたのでしゅが
今はもう無いようでしゅ。

この作品も
手元に置いて
時々鑑賞したいでしゅ。



2007年05月17日(木) 昇天祭

2007年5月17日
昇天祭
Ascension
Himmelfahrt


今日は
2007年4月8日の復活祭から
40日目の木曜日で
昇天祭でしゅ。

イエス・キリストが
殺害され3日目に生き返り
40日間弟子たちと共に
布教し
40日目に
弟子たちの前から
天に上っていきました。

なんと言う奇跡。
弟子たちは
どのような思いで
キリストの昇天を
見つめていたのでしょうか。

というわけで
バッハ作曲
昇天祭オラトリオ
Ascension Oratorio
BWV11 Lobet Gott in Seinen Reichen
その御国にて彼を誉めまつれ

グスタフ・レオンハルト指揮
エイジ・オヴ・インライトゥンメント管弦楽団&合唱団
のCDを
車の中で聴き
今も聴きながら書いていましゅ。

カップリングの復活祭オラトリオより
明るく
合唱がたくさん活躍するので
うれしいでしゅ。

この曲も
歌ってみたいでしゅ。



2007年05月16日(水) DVD パリ・オペラ座 歌劇プラテー

図書館から借りた
DVD
ジャン=フィリップ・ラモー作曲
歌劇プラテー

プロローグと3幕のバレ=ブッフォン
台本:アドリアン=ジョゼフ・ル・ヴァロア・ドルヴィル
原作:ジャック・オトローの戯曲
演出:ロラン・ペリー
指揮:マルク・ミンコフスキ
グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊・合唱団
装置:シャンタル・トマ
振付:ローラ・スコッティ
衣裳:ロラン・ペリー
照明:ジョエル・アダム
脚色:アガート・メリナンド

配役
プラテー:ポール・アグニュー
フォリー、タリー:ミレイユ・ドゥランシェ
テスピス、メルキュール:ヤン・ブロン
ジュピテル:ヴァンサン・ル・テジェ
ジュノン:ドリス・ランブルシュ
シテロン、サテュロス:ロラン・ナウリ
愛の神、ラクリーヌ:ヴァレリー・ガバユ
モミュス:フランク・ルゲリネル
2002年2月
パリ・オペラ座(ガルニエ宮)ライブ録画


を鑑賞。

ラモーといえば
合唱曲と
室内楽曲と
クラヴサン曲しか
知らなかった
L.A.S.Ponder。

バロック歌劇
初鑑賞。

古代ギリシャ・ローマ神話なのに
現代服と現代的装置に
違和感。

でも音楽はすばらしい。
合唱曲も素敵でしゅが
いくつもの舞曲が
踊りたくなるほど愉快。

そしてすばらしい振付の
モダンバレエ。
バロック舞曲にぴったりでしゅ。

沼の女神プラテーを演じるのが
男(テノール)というのも
気色悪いでしゅ。

プラテーが
ジュピターたちにからかわれて
コケにされるのが
気の毒でしゅ。

この歌劇は
1745年3月31日
ルイ15世の息子・王太子ルイと
スペイン王女マリア・テレサの
婚儀の際
ヴェルサイユ宮で
初演されたもの。

当時の衣裳
当時のバレエで
鑑賞してみたいでしゅ。



2007年05月15日(火) 1567年 モンテヴェルディ受洗

1567年5月15日
イタリアの作曲家
クラウディオ・モンテヴェルディ受洗


ということは
この前日あたりに
誕生ということでしゅ。

ルネサンスから
バロックへの橋渡しをした
大作曲家モンテヴェルディ。

L.A.S.Ponderが
今わらじを脱いでいる
グローリア アンサンブル&クワイアー
今年は
モンテヴェルディの
4声のミサからクレドを
歌っていましゅ。

無伴奏のミサ曲でしゅが
メリスマの動き
とっても器楽的でしゅ。

このミサ曲も
全曲歌ってみたいでしゅ。



2007年05月14日(月) ゆきやなぎれい詩 やなせ・たかし絵 やさしさが花になるなら

ゆきやなぎ れい詩
やなせ・たかし絵
やさしさが花になるなら
サンリオ
1983年


読了。

短い詩画集なので
あっという間に
読み終えてしまいました。

そして深いため息。

若い女性の
繊細な恋心。

届かない思い。
片思い。
切ないでしゅ。

ゆきやなぎ れいさんの
第4詩集でしゅ。

1982年前後に
サンリオから4冊の詩集を
出して
忽然と消えた
盲目の女流詩人。

1960年ごろの生まれなので
今は40代後半でしょうか。

どなたか
その後の彼女を
ごぞんじでしょうか?

詩集も今は絶版。

でも彼女の詩のいくつかは
曲がつけられ
合唱曲になっていましゅ。

L.A.S.Ponderが
今わらじを脱いでいる
混声合唱団コール・エッコでも
今年
彼女の詩集「うたをうたってあげたい」から
5編の詩に萩原英彦が曲をつけた
混声合唱組曲「深き淵より」を
歌っていましゅ。

臨時記号の多い
混声5部を中心に
男声が4部に別れるなど
音取りが難しく
弱小テナーにとってはきつい曲でしゅ。

さらに
変拍子につぐ変拍子。
リズムもとっても
取りにくいでしゅ。

でも
詩はなかなかすばらしく
歌うにつれて
段々好きになってきましゅ。

詩集が出てすでに20数年。
彼女の詩は
合唱曲として
今もなお命脈を保っていましゅ。



2007年05月13日(日) 1833年 交響曲イタリア 初演

1833年5月13日
メンデルスゾーン作曲
交響曲交響曲第4番イ長調「イタリア」作品90
ロンドンのハノーヴァー・スクエア・ルームズにおいて
メンデルスゾーン自身の指揮で初演。


この演奏会は
成功だったそうでしゅ。
良かったでしゅね。

この曲
メンデルスゾーンが
イタリア旅行中に着想され
1833年3月に完成したということでしゅ。

ただし初演後も
改訂補筆され
現行版が出版されたのは
彼の死後ということでしゅ。

第1楽章からして
南国ムード満点の
明るさ爆発の出だしでしゅ。

何かむしゃくしゃすることがあっても
この曲を聴くとスカッとしましゅ。

第4楽章は
イタリアそのもの
サルタレッロという
リズムの舞曲でしゅ。

いいでしゅ。

2007年4月29日に聴いた
自治医科大学管弦楽団第32回定期演奏会
のメインも
メンデルスゾーンのイタリアでした。

この曲のCD
2枚くらい持っていましゅが
時々聴いては
憂さを晴らしていましゅ。

L.A.S.Ponder
現在お気に入りの
交響曲ベスト5は
1.ベートーヴェン作曲交響曲第7番
2.ベートーヴェン作曲交響曲第5番
3.モーツァルト作曲交響曲第41番ジュピター
4.ブラームス作曲交響曲第1番
5.メンデルスゾーン作曲交響曲第4番イタリア

以下
ドヴォルジャーク「新世界」
チャイコフスキー第5番
などが続きましゅ。



2007年05月12日(土) 1832年 愛の妙薬 初演

1832年5月12日
ドニゼッティ作曲
歌劇「愛の妙薬」
フェリーチェ・ロマーニ台本
ミラノのカノッビアーノ劇場で初演。


初演は大成功で
このシーズン
32回上演されたそうでしゅ。
良かったでしゅね。

その後イタリア全土はもとより
舞台となったスペイン初め
ドイツ、チェコ、イギリス、フランスと
上演されたそうでしゅ。

この歌劇
台本にも恵まれていましゅ。

2時間ちょっとで
過不足なく
できていましゅ。

お金持ちの田舎娘と
ちょっとボーっとした
田舎の青年の恋物語。

最後はちょっぴりほろりとさせるところもあり
素敵でしゅ。

音楽も良くできていましゅ。

アリアも重唱も合唱も楽しいでしゅ。

愛の妙薬(媚薬)
実はただのぶどう酒を売りつける
いかさま薬売りドゥルカマーラ博士も
憎めません。

5月10日に鑑賞した
ニューヨーク メトロポリタン歌劇場の
愛の妙薬
良かったでしゅ。

安いDVDになっていれば
買いたいところでしゅ。

愛の妙薬
ほかのDVD、VHSビデオも
図書館にあるので
これらも
ゆっくり鑑賞したいでしゅ。



2007年05月11日(金) 砂川しげひさ著 つべこべいわずにベートーヴェン

砂川しげひさ著 
つべこべいわずにベートーヴェン
東京書籍
1991年


を図書館から借りて読了。

2006年07月10日に読んだ
砂川しげひさ著 なんたってモーツァルトと
バッハのロ短調ミサを歌った時に読んだ
砂川しげひさ著 のぼりつめれば大バッハ
の間に書かれた
この本
クラシック音楽好きな
漫画家が書いただけあって
これもなかなか面白いでしゅ。

冒頭の
「ベートーヴェンの時代が来る!」
バブルの時代、モーツァルトブームの1991年に
著者が
ベートーヴェンの時代が来る!と
吠えていましゅ。

ベートーヴェン没後180年の
2007年
まさしく
ベートーヴェンは
盛んに演奏されていましゅ。

L.A.S.Ponderも
ベートーヴェンがマイブームでしゅ。

ちょっとふざけた伝記でしゅが
面白くて
一気に読んでしまいました。

ベートーヴェンと同時代の
作曲家に関しても
ちょびちょび言及してあり
興味深いでしゅ。

ウィーン行きたいでしゅ。
もちろん叶いませんから
ベートーヴェンの曲
もっと聴きたいでしゅ。



2007年05月10日(木) VHSビデオ レヴァイン メト 愛の妙薬

図書館で借りた
VHSビデオ 
ガエタノ・ドニゼッティ作曲
歌劇「愛の妙薬」


配役
アディーナ:キャスリーン・バトル
ネモリーノ:ルチアーノ・パヴァロッティ
ベルコーレ軍曹:ファン・ポンス
ドゥルカマーラ博士:エンツェ・ダーラ
ジャンネッタ:コロリス・ユッカ

メトロポリタン管弦楽団
メトロポリタン合唱団
 合唱指揮:レイモンド・フューズ
メトロポリタンバレエ団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
プロダクション:ジョン・コプレイ
セット&コスチュームデザイナー:ベニ・モントレサー
ビデオ演出:ブライアン・ラージ
1991年11月 メトロポリタン歌劇場ライヴ収録
日本語字幕:小瀬村幸子

128分

を鑑賞。

眠くて途中眠ってしまい
巻き戻して
再度鑑賞。

衣装・舞台装置とも
昔風で違和感ありません。

ヒロイン:アディーナのバトル
高音が冴え渡っていましゅ。
演技もすばらしいでしゅ。

ヒーロー:ネモリーノの
パヴァロッティ
腹が出すぎで
純情な青年には見えませんが
歌は絶品。

いかさま医師:ドゥルカマーラ博士のダーラ
笑わせましゅ。

村娘代表:ジャンネッタのユッカ
マスクが素敵
バトルより魅力的でしゅ。

ストーリーは
ドタバタ恋愛喜劇でしゅが
最後の展開
ネモリーノのアリアから
純愛路線に突入。
泣かせましゅ。

観終わって幸せな気分に
浸れましゅ。

自分が飲むと
女性にもてるようになる
愛の妙薬
L.A.S.Ponderも
ほしいでしゅ。

タイトルを
「媚薬」とか「惚れ薬」とかせず
「愛の妙薬」としたのも
洒落ていましゅ。

ビデオの最後
劣化して画像が乱れていましゅが
また観てみたいでしゅ。



2007年05月07日(月) 1824年 第九初演

1824年5月7日
ベートーヴェン作曲
交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
ウィーンのケルントナートーア劇場で初演


ベートーヴェン自身も
指揮台に立ちましたが
実質的な指揮は
ウムラウフがとりました。

ベートーヴェンはもう
耳がほとんど聞こえず
指揮はめちゃくちゃだった
からでした。

シラーの詩「歓喜に寄す」を
歌いこんだ第4楽章。

専制主義下のドイツで
シラー
自由を求めて書いたこの詩
ベートーヴェンも痛く感激し
長く温め続けた末
ついに最後の交響曲の
終楽章に取り入れたのでした。

初演後180数年
今も世界各地で
とりわけ日本の年末に
演奏されていましゅ。

L.A.S.Ponderも
30回以上
第九の舞台に立っていましゅが
飽きるということがありません。

それは
シラーの
そして
ベートーヴェンの理想も
不滅だからでしゅ。

ということで
今日は
車の中で
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送交響楽団&合唱団の
CDを鑑賞。

70分をきる
少し早めのテンポながら
第4楽章は
重厚でさすがドイツの
オーケストラと合唱団でしゅ。

でも第九は
聴くよりも
歌うほうがずっといいでしゅ。

さあ今年の年末も
第九が歌えるでしょうか?



2007年05月06日(日) 2007年 マーキュリーバンド 第12回定期演奏会

2007年5月6日
マーキュリーバンド 
第12回定期演奏会
会場:宇都宮市文化会館大ホール


昨年に引き続き
今年も
マーキュリーバンドの演奏会へ。

ほんとは
ドアマン兼受付係りで
午前中からつめる予定でしたが
混声合唱団コール・エッコから
10人応援部隊が行くことになったので
L.A.S.Ponderは
およびでない
ということになり
お客さんとして
コンサートを鑑賞。

40数人の吹奏楽団
毎週土曜日に練習。
貴重な週末に
練習を重ねる
すごいでしゅ。

さて
第1部は
J.D.V.ロースト作曲
コンテスト・マーチ「マーキュリー」
J.D.V.ロースト作曲
カンタベリーコラール
カール・オルフ作曲
カルミナ・ブラーナより10曲

カンタベリーコラールも
良かったけれど
カルミナ・ブラーナは
もっと良かったでしゅ。

もともとこの曲は
独唱、合唱、管弦楽のための
世俗カンタータでしゅが
そのエッセンスを
よくまとめてありました。

L.A.S.Ponderも昔
新宿文化センター合唱団で
この曲を歌ったのでしゅが
その時の興奮を
思い出しましゅ。

もう一度
カルミナ・ブラーナを歌いたい
でしゅが
その機会は
有りそうもありません。

第2部は
ぐっとくだけた選曲で
最後に演奏した
アンドリュー・ロイド・ウェバーの
キャッツから
が良かったでしゅ。

アンコールの
クワイ河マーチも
良かったでしゅ。

マーキュリーバンドさんには
毎年
混声合唱団コール・エッコの演奏会で
受付その他の
応援をしていただいていましゅ。

ありがたいことでしゅ。

実力のある吹奏楽団でしゅ。
本格的なクラシックの曲を
もっと取り上げて欲しいでしゅ。



2007年05月05日(土) 2007年 海音里チャリティーコンサート

2007年5月5日
海音里(うねり)第3回チャリティーコンサート
会場:宇都宮市文化会館小ホール


どんなコンサートか
よくわからなかったのでしゅが
昔エルベ合唱団で一緒に歌った人が
出ているので行ってみました。

第1部は
4人の独唱
野薔薇 三木露風作詩 山田耕筰作曲と
口づけ アルディーティ作曲が
良かったでしゅ。

第2部は
この日の主目的
音楽物語「窓ぎわのトットちゃん」
ピアノ、ヴァイオリン、クラリネット、パーカッションの
音楽に語り。

せっかっくこれを聴きに来たのに
眠気が心地よく襲ってきて
ほとんど聴き逃してしまいました。
残念でしゅ。

第3部は
宇都宮ジュニアオーケストラが
小曲を4曲。
バッハ作曲の主よ人の望みの喜びよと
ブラームス作曲のハンガリー舞曲第5番が
曲がいいだけに
心に残る演奏でした。

最後は
宇都宮ジュニアオーケストラと
混声合唱団「歌恋(かれん)」の
鯉のぼり 尋常小学唱歌と
ハレルヤ ヘンデル作曲

歌恋という合唱団は初めて聴きました。
最高齢82歳という
中高年中心の合唱団で
ハレルヤの高音部はさすがに
苦しそうでした。

ちょっと物足りないハレルヤを聴いて
メサイアを歌いたくなりました。

大合唱で歌うのもいいのでしゅが
20人くらいの小編成の合唱団と
最小限の室内オーケストラで
演奏してみたいでしゅ。

このコンサート
チャリティーコンサートということで
休憩時間の前
26万円が
あしなが育英会に
寄付されました。

音楽界が
社会につながる
数少ない機会で
とっても好感が持てましゅ。



2007年05月04日(金) ゆきやなぎ れい詩 やなせ・たかし絵 夢糸紡ぎ

ゆきやなぎ れい詩 
やなせ・たかし絵 
夢糸紡ぎ
サンリオ
1981年


ゆきやなぎさんの
詩集3冊目。

10代後半から
20代初めの
初々しい抒情が
すがすがしいでしゅ。

ふかいひだの奥に
かくれているものに
耳をすませば 目をこらせば
ほんとうに自分が
わかるかもしれない


彼女の詩には時々
素敵な色彩がでてきましゅ。

彼女は本当に目が見えないのでしょうか。

たしか光覚弁といって
かすかに光を感じるくらいの
視力しかないということでしゅが。

晴眼のわれわれよりの
鮮やかに物の色を
見据えているような気がしましゅ。

片思いの心情をつづる
素敵な言葉の数々。

とってもいいでしゅ。

彼女の詩集が出て25年。

今彼女の詩に曲をつけた
合唱曲を歌っている
L.A.S.Ponder。

不思議な縁を感じましゅ。

彼女は今
どこで
どうしているのでしょうか?



2007年05月03日(木) 日本国憲法60周年

5月3日憲法記念日

1947年5月3日に
日本国憲法が施行されて
60年が経過しました。

この間
日本は
まがりなりにも
他国を侵略することなく
平和に暮らしてきました。

日本国民の寿命が
飛躍的に伸びたのも
戦争で殺される人が
ほとんどいなかったからでしゅ。

L.A.S.Ponder
10数年前
日本国憲法施行40周年記念作品、
交響曲「五月の歌」
作詩:谷川俊太郎・新川和江ほか 
作曲:林光・外山雄三
指揮:外山雄三
管弦楽:東京シティフィルハーモニック管弦楽団
を歌いました。

日本国憲法に謳われた
人間尊重の気分の
横溢した感動的な作品でした。

その頃はまだ
憲法改悪の勢力も
今ほど大きくありませんでしたが
今や憲法改悪は
目の前に迫っていましゅ。

改憲の真の狙いは
もちろん日本の再軍国主義化で
改憲の次は当然
徴兵制の復活でしゅ。

現に改憲勢力は
マスコミのほとんどを掌握し
世論操作も怠りなく
改憲気分を
煽り立てていましゅ。

日本が再び
アメリカの手下の
軍事大国として
世界支配に乗り出すのも
時間の問題でしゅ。

そうなれば
すべてが統制され
あらゆる自由が
弾圧され
悲惨な全体主義国家に
逆戻りするのは
間違いないでしょう。

ほとんどの国民が
ぼんやりしている間に
事態はどんどん悪化していましゅ。

音楽を愛する人たちが
炭鉱のカナリヤのように
歌い警鐘を鳴らし続けているのも
あとわずかのような気がしましゅ。



2007年05月02日(水) 平野昭著 ベートーヴェン

平野昭著
ベートーヴェン
-カラー版作曲家の生涯-
新潮文庫
新潮社
昭和60年発行
平成11年15刷


を読了。

ベートーヴェン没後180年の今年
ベートーヴェンに関する本を
読み漁ってみたいと思っていましゅ。

まずは手ごろな文庫本から。

無難な伝記ながら
いろいろなエピソードもあり
読み応え十分でしゅ。

ベートーヴェンゆかりの
カラー写真が
数多く掲載され
楽しいでしゅ。

もしも
時間とお金と自由があれば
ドイツ、オーストリア、チェコと
ゆかりの地を
訪ね歩きたいでしゅ。

当分は不可能でしゅので
図書とCDなどで
彼と彼の音楽を
楽しむことにしましゅ。


 < 過去  INDEX  未来 >


L.A.S.Ponder [MAIL]

My追加