くじら浜
 夢使い







雪 と てぃだ   2002年01月26日(土)

雪は暖かく君たちを迎え入れた

君たちのてぃだは一瞬で雪を溶かすでしょう


2002年1月27日 17時 スタート






夜ネヤ島ンチュの唄   2002年01月24日(木)

わきゃ ほらしゃほこらしゃ
きゅうや ほらしゃほこらしゃ

島ぬてぃだや うまなんだか ふちゅっと
島ぬきもだか うまなん ふちゅっと

わきゃ あちっさ きもあんかな
わきゃ かまちぬうぃや てぃだぬあんかな
ひぐるっさ雪あてぃん 溶かしょぉり

ぬぅもでぃ 歌おでぃ
夜ねや島んちゅ ほらしゃほこらしゃ
夜ねや島んちゅ ほらしゃほこらしゃ




私たちは 嬉しい 誇らしい
今日は 嬉しい 誇らしい

島の太陽は ここにも ふりそそぎ
島の魂も ここに ふりそそぎ

私たちの熱い魂があるから
私たちの頭の上には 太陽があるから
寒い雪さえも 溶かすでしょう

飲もう 歌おう
今夜は島っちゅ 嬉しい誇らしい
今夜は島っちゅ 嬉しい誇らしい






いろは唄 完成   2002年01月18日(金)

いいこと思いついたよ
ろくでなしも
はにかみやさんも
にもつのない人も
ほほえみ合えば
へなちょこだった気持ちが
とーっても
ちきゅうの大きさよりももっともっと
リンクしていく
ぬかるみを歩き
ルキア人に挨拶しよう
をかしいをかしい声をあげ
わたしも一歩ふみだそう
かたい意志さえあれば
よろこびも悲しみも
ただそこで
れいを尽くし送らんとする蛇の次なる再開を願うこの晦日かな
その願いそろりそろりと
ついに大晦日!
ね!?ね!?ねーーーーーー!?
なにもかもが新しく
ららら〜♪と歌声はずみ
むりなどせずにゆっくりと
うたおう歌おう大声で
いつも大切なものはたったひとつだから
のぼるお日さんもたったひとつにふりそそぎ
おっとと!つまずくことをおそれずに!
くるくるまわって空を見上げてごらん
山懐の洲波なる湖より羽ばたく白鳥の紺碧なる空に消え往かん春待つばかりに
まちわびて待ちわびて雪のなかにとけいれば
けふの月けして忘れじきおくのままに
ふいに出づる月さえも
こごえる両の手のひらに
えがおで受ける幼子の
てくてく歩くその手をひいて
ああ!あったかい!
さらさら流れる小川には
きらきらと金魚がきれいに
ゆうるり弧を描き
めだたぬように潜まぬように
みなで手をつなげば
しずかな空間に美しい調べが聴こえる
ゑひは覚めやらず
ひるまずあせらずたちあがり
もうすぐよがんばれわたし
せなかにあるものはいつだって
すてきな想いがいっぱいつまってる。


【 参加者 】
( まるせり〜の・こころ・メグ・さわこ・ひばり・シル熊・け〜き・futa・秀松・夢使いファン3号・夢使い、じゅんぎ@管理人 )






   2002年01月16日(水)

スクールバスの木造のバス停小屋。

ちょっと大きめのその小屋は、
雨戸をピシャっと閉めきると昼間でも真っ暗になり、
日曜日の雨の昼下がりぼくたちはよくそこでかくれんぼをした。
窓枠から天井の柱にはいつくばって、
トタンに落ちる雨音に耳を澄ましながら息をひそめ、
見つからないように、でも見つけて欲しくて


雨音は静かにトタンから柱を伝って落ちていった






優しいその人の音   2002年01月12日(土)

その人を思い出すときに
いつも聞える音がある。

トントントン トントントン

その人はいつも機を織っていた。


昨日からの熱が下がらず、今日ぼくはとうとう学校を休んでしまった。
少年の頃は一日一日が貴重な時間だったように思う。
だから学校をたった一日休むだけでクラスメートから取り残されてしまうんじゃないかという不安と、
次の日に先生に叱られるんじゃないかという不安と、
頑張れば本当は登校できたかもしれないという罪悪感でぼくは布団をかぶっていた。
いつも兄弟で寝てる四畳半の部屋ではなく、母はトゴラの横の自分が寝る部屋に布団を敷いてくれた。
その隣の部屋では母が機を織っている。
トントントンという音を聞きながら、ぼくは不安と罪悪感と熱にうなされ天井の節目をぼんやり眺めていた。
もうろうとする意識の中でその節目たちはだんだんと広がっていき、ぼくを睨みそして圧迫する。
声にならない声で母を呼んだが、母は相変らず無言で機を織り続けている。

節目がとうとう目の前まで迫ってきた瞬間、ぼくは眠りに陥った。


トントントン トントントン

心地いい音で目が醒めた。
母は気配を感じ額のタオルを替えてくれて、また機を織り出した。

母の機織りの横の窓からはおでもり山が見える。

熱はようやく下がり、次の日にぼくは学校へ行った。




いつもありがとうございます。
今日また優しいあなたの音を聞きました。

トントントン トントントン






頂上    2002年01月05日(土)

ここはまぎれもない宇宙

記憶の坂道を
匂いを手掛かりに一歩一歩 踏みしめながら
発する汗と交ぜあわせ
新たな匂いを その地中に閉じ込める

たどり着いたその宇宙には
過去も未来もいまも
その記憶の根源までもが故郷で

意識の中枢をつかさどるその細胞に
宇宙の歴史を刻んだ


2002年元旦 塔ノ岳にて





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