くじら浜
 夢使い







   2001年11月30日(金)

ジョンレノン
リンゴスター
ポールマッカートニー


ジョージハリスン





こころのながくもとうげ   2001年11月22日(木)

なんが 来ゅんも
わんが 来ゅんも

長雲峠ぬぅ なだぬ うてぃ

名ぁが ねん
ぬぅも ねん
うがしゃんとぅくに てぃだっくゎ ふぅてぃ

なんぬぅ こころも
わんぬぅ こころも
ながくもも

きょらさぬぅ
きょらさぬぅ
おっしぇきらん



あなたが来る
わたしが来る

長雲峠で涙が落ちて

名もない
何もない
こんなところにも太陽は降り注ぎ

あなたの心も
わたしも心も
長雲も

清らかで
美しくて
たまらない


【 11月22日 じゅんぎからこころへ 】






午前4:25    2001年11月19日(月)

いつのまにか雲がなくなり満天の星空
見上げると すぅっと白い線が走った
見えるのかな とじぃっとその位置に目を凝らしていると
白いふたつの大きな光が今度ははっきりと軌跡を残した

それっきり光はもう現われず
5時29分
うっすらと空が白みかけたころ
今度は真っ赤な光が天空高い位置から垂直に落ちてきた

6時00分
東が焼けた






風になれ    2001年11月18日(日)

11月17日 河島英五 追悼イベント


会場に入るなり すっかり記憶の底に忘れ去られたメロディーが流れていた。
「 風になれ 」
英五のあの激しい叫びにも似た独特の声ではなく 優しく哀しく透明な声。
もう死んでしまったからそう聞えるのだろうか
いや ここにいるみんなが同じ想いでこの声を聞いているのだろう。

激しく優しく 走り続けて ときに振り向いて
泣いて 叫んで ほほえんで

すべての英五がそこにいた。


その瞬間だれもがこみ上げてきただろう。
娘のアナムは父親そっくりで
笑いながら 父英五の想い出話を始めた。

「父はいつも家ではギターやピアノでビートルズを唄ってたんや、
だから“イエスタディー”や“ヘイ ジュード”は父の歌だと思っていた(笑)」
「ある日 給食の時間に“イエスタディー”が流れた。
あ!これ父ちゃんの歌やでぇ〜 って(笑)、、
みんな アナムうっそつきや〜 って思てたんやろなあ」


アナム&マキが歌い出す、
アコースティックギターをがに股で弾き
ハーモニカを吹く姿も父親そっくり。


そして河島英五主演の幻の名作「トラブルマン・笑うと殺すぞ!」が上映される。
監督が英五のライブで『石仏』を聴き、主演はこの男しかいない!
と、強引に口説きおとしたらしい。

22年前に上映されたこの映画
そのときは見逃したがまさかこういう形で観ることになるとは

22年前
英五26歳

ヘタクソな演技
棒読み台詞
かたい動き
三流映画

すべての英五がそこにいる

「風になれ」
「孤独の叫び」
「なにかいいことないかな」

そべての英五がそこにいる

英五はみんなのなかに生きている






11月10日 あすか祭   2001年11月11日(日)

施設の屋上で何回も何日も練習を重ねたらしい
しかしあいにくの雨で今日の本番を屋内の舞台で
初めて披露する子供たちは始めはとまどい
見守る親たちは不安気で
だけどたどたどしい演技とおぼつかない足取りの子供達も
音楽に合わせて踊っていくうちに徐々に顔がほころび
舞台をところ狭しと自由に飛び跳ね
美しく美しく輝きだした

ネリヤ〜!イェイッ!
カナヤ〜!イェイッ!
という掛け声にいっせいに拳と歓声をあげ
シーサーズの太鼓の舞いに飛び上がり
興奮したひとりの少年は暴れ出し
それをとなりの足の不自由な少女と片言言葉の少年がゆっくりなだめ
うしろの子供はにっこり微笑みながらそれを見ている。


少年たちと少女たちが天使になった日

無垢な子供たちのあのエネルギーはどっからくるのだろう






午前5時18分に見上げた月   2001年11月06日(火)

降りつづいた雨は
明け方に小雨から霧になり
まだ天を覆おう厚い雲のすきまから
月が出る

仄かな光を身に纏い
暖色の輪っかに包まれて
雲の影と光の音色は互いに交じり
靄の屈曲を経て地上を照らす

想い遠く
手のひらにあり
鼓動は続き

やがて
朝の闇に月は吸収される

5時18分の月






最近嬉しかったこと    2001年11月04日(日)

人の命がひとつ吹き返したこと






十六夜    2001年11月03日(土)

晩秋の

おぼろ月夜に

打つ命






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