for want of a better word
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頭の中ではわかっていても退けないときがある。
退けなくて、急に話が飛んでしまった。
要するに気が付いたらふられてた。肝心な言葉は言ってないし、恋とかって言い切れるほど気持ちが高くなってなかった。でも、もっと仲良くなりたくて、デートしようって誘ったら、断られた。 「遊びにいくのとデートするのとは全然違う」 なかなか楽しい一日を送ったのに、せっかく仲の良い友達関係だったのに、ぎくしゃくしそうなのをお互いその場で悲しんだ。
僕は、僕自身にある、人との感覚の違いをまたもや指摘された。 「わたしはその人が好きだからデートしたいと思うのに、君は好きになりたいからデートするんだね」 今までも何回かこんなふうに指摘されたことがある。
お互いの関係を崩さないために、夏休み中に一度何人かで遊びに行くことを約束して、別れた。
でも、別れたあともメールは普通にしたし、今後も別に普通に接することができそうな気がする。 なんだかもう大人になった。
学祭も終わって一週間がたった。 ひたすら学祭のために時間を費やしてたから、この一週間怒濤のように遊んだ。
逗子の海へ行ったり山中湖へ行ったり。
受かってから一度も高校へ顔を出してなかったからやっと顔を見せに行った。
海に行ったときにクラスメイトの女の子と一緒に遊びに行く約束をした。とうとうそれが明日になった。 僕はその子に好意を寄せている。夏休み中、二人きりではないけれどその子といる機会がすごく多かった。 そんなふうにしょっちゅう一緒にいたせいか、みんな家族みたい、ってその子が時々言うのが気になる。僕は、家族じゃ困る。 毎回そうだけどいったいどうなっていくか全然わからない。 ときどきその子が僕との距離をある程度保とうとしているのをなんとなく感じる。 どれくらいその子に踏み込んで良いかわからない。
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