白日の独白
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2008年02月26日(火)

去年の終わり頃、土曜日の人に何の気なしに「来年の話をすると鬼が笑うと言いますが僕は来年何かをしたいです」と言ってみたら、彼は考えている振りすらせずに(この人はとても親切だが自分の利となること以外は一切考えていない想う)「文章を書いてみるといいよ」と言われた。「人に考えさせるものを書く能力があると思う」と。それは褒め言葉として受け取っておいたけれどやっぱり僕には何かを書くことなんか出来ない。皆の為に書くのも知らない人の為に書くのも案外難しい。誰かの為に書くのがいいのだろうか。それとも自分の為に書こうか。


2008年02月06日(水) 胡桃

君達の歌を聴くと喉に胡桃を押し込められた気がする。
少年期の影の端が足下に見え始めたら慌てて目を瞑る。
嫌なことは全部無視して自分を麻痺させてきたんだ。
それなのに何で?
苦しくて苦しくて吐き出そうと首をぎゅうっと押さえつける。
今の僕は大嫌いだったはずの僕が好きなんだよ。
息ができないのは胡桃じゃなくて僕の両手の所為なんだ。
君達の歌を聴くと泣きたい気持ちになるし泣きそうになる。
だけど僕が泣くことはないだろう。


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