白日の独白
索引


2005年06月30日(木) 机上の空論。

言葉を幾ら覚えてもそれは知識としても役に立たず。
現実味を帯びないままにいる現状に対する無力感。
何処で間違えたのだろうか。
怖くて振り返れない。
怖くて前を見れない。
立っているのがやっと。
否。
本当に立てているのだろうか。


2005年06月26日(日) ニヤリと笑う。

眼を瞑り暗闇の中に浮かび上がる姿というのは大概がおぼろげ。
実体を眼にした時に感じる違和感は誤差とも言えない。
違和感のない実体の意味することは何だろう。
なんて、そんな言葉遊びは僕の趣味。
唯唯君が創る音楽が好き。


2005年06月24日(金) 無関係。

その人は背が高くスラリとしていて、体にぴったりと合った仕立ての良いスーツを着ていました。
スーツは紺色、シャツは白色、ネクタイの色が思い出せないのが残念です。
髪は少し長めで整った綺麗な顔をしていて、雰囲気から多分ゲイだと思います。
姿勢がよくて少しも動揺した所がなく、部屋の中に入りそして出て行きました。
そして凄く感じのよい口元だけの微笑みと小さく傾けた首で「さよなら」を僕達に表しました。
一連の動作は音もなく無駄もなくとても優雅でした。
僕は見知らぬ人に、それも二度と会うことのない人に恋をしたみたいです。


2005年06月23日(木) 駄目人間。

君と見た『外界』の風景は本当に光って見えたんだ。
風が強くて息をするのも苦しい位、僕にとって特別な日だった。
だから二度と君に会いたくなんてなかったんだ。
だって君は相変わらずマトモで、それに綺麗で。
幸運と時間を喰い潰して磨り減らし続けている僕とは違くて。
惨めで弱い姿を君に晒して息が止まりそうだった。
こんな偶然なんていらないよ。


2005年06月20日(月) 書き換え。

昔読んだことのある懐かしい漫画を古書店にて手に取った。
フロイトについて書かれているはずが、アインシュタインだった。
未だに信じられない。


2005年06月18日(土) 涙。

皆皆泣いていた。
どうして泣くのと聞いてみた。
しあわせ過ぎて泣いた。
嬉しくて寂しくて泣いた。
感動して泣いた。
泣いている姿を見て泣いた。
本当にわからなくて困惑した。
僕は悔し涙しか知らない。


2005年06月16日(木) やれやれ。

スタートに戻って42回休み。


2005年06月15日(水) 雨。

持て余していた衝動。
雨と一緒に流れて行った。
ような気がしないでもない。
噛む爪もなくなってたし。
ICC面白かった。
気の所為でないことを願う。


2005年06月13日(月) 意味はないし意味がない。

何時からだよ。何時まで続くんだよ。
誰か教えろよ。誰も知るかよ。
動けない。
荒む。
決められない。返信も出来ない。
荒む。荒む。荒む。
本当に馬鹿みたいだ。


2005年06月10日(金) 足らない。

チョコレートを喰う。
板チョコを1枚がりがりと。
こんなんで満たされるかよ。


2005年06月09日(木) 正常と異常。その連続性。

●時間を埋める為に入った喫茶店にて。
隣には引切り無しに煙草を吸う男達。
中国での性風俗産業についてのレクチャー。
一体何を生業としているのかは不明。

●週末の一日前の22時の下り電車にて。
向こうの方で独り言。車両を変えに流れる人。
独り言をしながら直ぐ近くに来た男は楽しそうじゃない笑顔。
「オトコノオヨメサンダキタイ。グンタイミタイニ」 
オールリピート。

片足を乗せた瞬間に足場が腐っていることに気付いたみたいだ。
踏みしめることも離すことも出来ずにいる。


2005年06月05日(日) 浪費された一日。

僕の生産性のない死んだ日々。
死にたくなる。
幸福な他人の為に消費した一日。
浅はか故の責務。
益々死にたくなる。
僕のやるべきことじゃない。
また逃げているだけ。
再覚。
呆然。
虚脱。


2005年06月03日(金) 手遅れ。

御免なさい。
僕、これまでもこれからも、そんなつもりじゃなかったんです。

なんて言い訳なのかもしれないです。

本当は壊してしまいたい。
僕を繋ぎ止める全てを。
嘘吐きなんです。
致命的に。


2005年06月01日(水) 行為と言葉。

僕と僕の言葉が
どんどんどんどんどんどんどんどん
乖離していく
呆然と
してる場合じゃない


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