「隙 間」

2003年11月02日(日) すきま

 「隙間」というタイトル通り、なんとなくでも、時間的にでも、気持ち的にでも、ここに何らかの形を残してゆくつもりだったのに、なんという体たらく・・・(苦笑)
 まあ、確かに怠けていた部分もあり、でもそれだけでもなかったことは、言い訳させてもらおう・・・

 さて、最近たまに感じること。

 自分の言葉って、もってる?

 本で読んだ、人が言ってた、どこかで耳にした、といった言葉ではない言葉。
 矛盾しているのはわかる。人間として言葉を覚えるのは、赤ちゃんのころから、親だったり周りの人の言葉を聞いて、真似して、しゃべれるようになってきたのだから。

 自分の中から生まれだした言葉なんてものは、他人に伝わるわけではない。だから、共通の認識を持てるように、他者が使っている言葉を用いて、コミュニケーションをとる。

 それが当たり前になっている状況の中で、ふと、この言葉の意味って、本当にこれで合っているの?と、疑問に思うことがない?

 ソクラテスやアリストテレスじゃあないけど、「ここに三角形がある。だが、果たして、本当に三角形なのだろうか?」と、哲学を掲げるつもりではない。
 が、今の仕事をしている中で、よくそれに似たことを考えさせてくれる上司・先輩に囲まれている。

 恵まれた環境。

 ひとつの線には意味がある。本当にそれでいいのか。意味をわかってそうしているのか。ただなんとなく、なんてことはありえない。

 「当たり前のことが、なぜ当たり前なのか?」

 それを踏まえ、
 
 「だから、それが当たり前のこととして当たり前なんだ」

 と、「当たり前」のことの意味がより深まっている日常。
 そんな中で、まだまだ借り物の感は否めないが、自分の言葉を使ってコミュニケーションをとるよう四苦八苦していたりもする・・・。


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