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| 2007年11月10日(土) | 〈ノイズ/非越境的即興/朗読〉 |
１１月１０日(土)
７：００開演
プロトシアター
高田馬場駅徒歩11分
新宿区高田馬場3-38-3
03-3368-0490
２０００円
山田涼(第８病棟)electronics
＋
おがやゆりえ(morning landscape)朗読ほか
＋
入間川正美cello
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緊急告知
お友達のセッションのお知らせです。
なつかしの<プロト>は、ちとわかりにくい場所なり。
はじめての方はお気をつけて
おはこびください。
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| 2007年11月05日(月) | ゆめの片肺飛行�� |
この秋のこと
○
届いた封書のおもてに
〔乞う返信〕
というハンコが押されてある
○
○
点灯式
ふゆの校舎の窓に
とりどりのステンドグラスが点される
ユイの卒業制作 テーマは、ゆうじょう、らしい
あの窓のすみっこの
女の子ふたりを
担当したんだよ
と
たくさんの窓が灯っている
とてもきれい
一週間毎夜灯っていて
終わる
○
横浜開港記念館にバロックを聞きにゆく
『カメラータ・ムジカーレ』
夏の山梨ライブでお世話になった
山口くんがヴァイオリンとヴィオラで出演
音色が落ち着いておさまるような空間
ラストのブランデンブルグ協奏曲３番ト長調(バッハ)は
弦だけがずらりと並びエモーショナル
終演後、花束も用意してなかったのであわてて
食べかけのチョコを手渡し去る
後日カバンの底にたくさんのアーモンドチョコの粒を発見し
知らないうちにこぼれていたらしい
もしかしたらあのとき
空の箱を手渡したのかも、と
(ご、ごめんなさい)
○
○
家族で神奈川大の学祭へ
おめあては工学部ラボ
形の科学・富岡雅寛氏の<カオスモス>作品
ドゥローイングマシン２
フォルムがうつくしいのだ
ほかにも興味深いものがたくさん、じぶんは科学分野にうといので
何をみても面白い へんな質問にも学生さんたちが丁寧に答えてくださる
姉妹は
ロボットや光エネルギーや放散虫のぬいぐるみ、などにつかまっていた
航空部の部屋でブーメランをつくって帰る
○
○
○
| 2007年11月04日(日) | ゆめの片肺飛行�� |
この秋のこと
○
○
時計でも
十二時を打つときに
おしまひの鐘をよくきくと
とても 大きく打つ
けふのおわかれにね、
けふがもう帰って来ないために。
(室生犀星)
○
定期演奏会まであと一ヶ月をきる
たくさんの人と声あわせ練習している
じぶんの声を溶かしてゆくよろこび
それでも
耳をそばだてて他者を聞いている
今回も難曲ばかり、アカペラのものは
ひたすらまわりの先輩たちのピッチにあわせ唄う
ただまっすぐに立って
そのときわたしはそのひとを見ていないけれど
とても感じている 身体をなぞっているように
音をもらう
「意味のあるディミネンドを」とナカムラ先生
(意味のないダイエットとは違うよ、と笑って)
「衰退する音」
ピアニッシモってほんとうに難しい
この難しさに今つくづく気づいている
合唱のＰはみんなで歌うからきれい、と思う
○
○
夏までもたない、と言われていたひとが
生きて秋に亡くなる
告別にゆけなかった
娘さんとその朝、電話でおはなしできてすこし落ち着いた
「みんなにおもわれてしあわせだったのよ」と言われる
毎日モルヒネのことを考えていた
かのひとの痛みのことを
○
○
| 2007年11月03日(土) | ゆめの片肺飛行�� |
この秋のこと
○
姉妹のあれこれ
○
新ヨコハマ・日産スタジアムに豆粒みたいな娘を応援しにゆくなり
市内の小六が全員集合する体育大会、
到着するとすでにトラックいっぱいに散らばった豆粒のウェーブがはじまっている
屋根のない青空、
あまりにも巨大なドーム
だれがどこに、ユイはどこに、と
くらくらしながら探しながら走りながら
なぜか観客席の通路を駆け巡ってしまう
まるくまるくぐるぐるぐるぐる
運動するな、母
(ユイは選手ではないけれど)
あんな大舞台で小さいうちから競技できるなんて
とかいの子だ
○
「しゅみがあるのはいいことじゃない」とひろたさん(夫)
長女の要望でアキバや中野ブロードウェイにくりだす休日
金沢文庫芸術祭のお寺の〈曼荼羅絵〉にも参加
(いいのか)
そういえば
ひろたさんはよくジブリの森原っぱや鬼子母神に
劇団唐組を観にいっていた
どういうわけかそんな夜は嵐、テントもはためいていただろう
○
○
小三はもうすぐ音楽会
お風呂の中で歌い
寝る前にも仰向けになって
「トゥトゥトゥー♪トゥトゥトゥー♪」と
ひとしきり『エーデルワイス』のタンニングを唱えてから眠る
レイこの秋はZAIMシアターのお芝居の仕込みの手伝いにもいって
いっしょによく働いた
葉っぱの看板をつくったり
はりぼての飛行船にのせてもらったり
○
○
すこしお酒を飲んで帰宅すると
「ママ、ふけた赤ちゃんみたい」
とユイ
○
そろそろ
絵本を読み聞かせる時間が
読みあう時間になってきている
子供に読んでもらうのって不思議なかんじ
夜の時間がたっぷりになってきましたね、この季節
最近のお気に入りは
『よるくま』(酒井駒子)『どろぼうがっこう』(かこさとし)
など
○
。
。
| 2007年11月02日(金) | ゆめの片肺飛行�� |
この秋のこと
○
電車にふたつ乗り換えて
茅ヶ崎
バスに乗って
歩いて歩いてひろい公園をつっきって
ほの暗い小径を歩いて
ちいさな神社にみおぼえがあった
ひっそりと昼の巨木
ようやくたどりつく
<ギャラリー木の実>にて
ここは風がみえるような
内装で
扉をひらくと とてもいい音色のベルが鳴る
けっきょく最終日になってしまったけれど
くることができた
油彩なのにどこか透明な緑、青、
画伯のひたいに絆創膏、昨日脚立から落ちたと言う
いつもわりと二日酔いだったりするけれど
今日はさすがにしんどそうなので
搬出を手伝うことに
遠くへ帰らねばならないのだ
今回は二人展、不在のもうひとりの作家さんの分も
梱包する
もうひとりのかたの作品は布の染物やフェルト小物やアクセサリー、
それがどれもこれも可愛くて可愛くてやわらかで
(あんまりわたし普段は言わないけど、ちょうかわいい、です)
ひとつひとつ手にとってふれながら片付けるのが
とても楽しかった
こんなことをしていれば誰も病気にならない、と思う
生まれたてのものはやわらかなもの
塾で小学生前の子を教えていると
教材のプリントの「カエルの絵がこわい」と泣き出す子がいる
泣き出すと、もう、絵を見ていられなくて、そこから一問もすすまない
つられて泣き出す子供がいる
最近は日暮れもはやいので
あめふりの日など外は真っ暗
さんすうがわからない子供
携帯でお母さんの声を聞いたとたん
涙ぐむ子供
(「泣き虫はひろたさん担当ね」)
いっしょにこんなものを片付けたい
おとなの友達でも
こころが傷つきやすくなっている ひとを
ひとりふたりと思い浮かべながら
大小の箱にやさしい作品を見えなくする
いっしょにこんなものにふれたい
なんとか車にすべてを積みこむと
オーナー夫妻が「珈琲をどうぞ」と
「いつかここでライブを」
「自然の音色のものがあいそう」
「ここへくるまでにみんな迷ってしまいそうだけど」
など笑いあって
絵のすきまの助手席にはいりこんで
ちかくのバスターミナルまで
送ってもらう
夕焼け
○
○
○
| 2007年11月01日(木) | ゆめの片肺飛行�� |
転がるように
ふゆがきます
以下
この秋の
おぼえがき
○
赤坂ノミド音楽会vol.10
御来場くださったみなさま
ありがとうございました。
晩秋の〈橋の下〉、素晴らしいみなさんとごいっしょできて
嬉しかった
東直子先生といろいろ遊べて楽しかったな
おとぼけエピソードがまたふえてしまった
この〈ノミド・シリーズ〉で
今年はチェロ、サックス、ドラム、琴、ギター、ピアノと
インプロが続いて
ひろたいい経験をさせてもらってます。
ふだんおっとりのんびりしてるもんだから
すごい消耗するし
自身の力不足も感じるけれど
それにしても
ミュージシャンのひとたちって・・・
すごいなあ、あこがれ
○
○
ふゆのゆめ なにがしたいか言えなくて羽音の中にあなたがとける
(東直子)
○
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