わんぱくルンバの冒険日記

2003年09月28日(日) お祝い三たび

 結局、26、27、28日と3日連続でルンバ3歳の誕生日祝いは行われた。
 26日の軽いお祝いは、前回の日記のとおり。
 27日は夫が実家に来れたので、神社に安産のおまいりに。その途中で立ち寄ったシーフードレストランで、ご馳走の数々を食す。ルンバはお子様ランチを食べただけでも満足なのに、レストランのサービスでバースデーケーキのプレゼントと記念写真の撮影というのがあって、15cm角くらいのケーキをもらって帰って来た。夕食時にろうそくを立て、部屋を暗くして「ハッピバースデー」を歌ってあげると、火を吹き消して嬉しそう。ケーキは一人で3分の2くらい平らげてしまった。

 そして今日は、もともとお祝いを予定していた日。実家の父母、私たち家族3人、それに従弟と叔母も駆けつけてくれて、午後からパーティーをした。母と私とではりきって用意した料理の数々で、ものすごく豪勢な食卓。今回私はカボチャコロッケのリベンジとして、ルンバのためにクリームチーズ入りハンバーグを作った。ソースは子どもの好みに合わせて、ハンバーグをいためた後の肉汁に酒、ケチャップ、ソース、レモン汁、砂糖を加えて煮立てた、甘い味付け。それをハンバーグにたっぷり絡めて、食卓へ。

 …今回は「おいし〜」と言いながら食べてくれた(泣)! ああ、良かった。

 食卓にはそのほかにもスペアリブ、タコの刺身、大根サラダ、生野菜、切干大根の煮物、出汁巻き卵などが並んでおり、大人も子どもも、おなかいっぱい。しばらく遊んで時間をあけた後、夕方になってからケーキの登場。

 今年のケーキは、予約しに行った際にルンバが一目ぼれをし、「ぜったい、これがいいの!」と熱望した「ハム太郎デコレーションケーキ」。イチゴと生クリームのケーキにハム太郎人形やフィルムなどで飾りつけがしてあるというもの。キャラクターがついている分、割高なのだが、本人のたっての希望なので、それに決めた。食卓に出すと、直前まで力尽きて寝ていたルンバはパッと目を覚まし、「うわあ〜〜」と感動の声。そうしてまた部屋の電気を消して皆でバースデーソングを歌うと、力強くフーッとロウソクを吹き消した。部屋の明かりがつくと、懸命に指を3本立てて、「さんさい〜」と言っていたルンバだった。

 それにしても、ルンバがもう3歳だなんて、信じられない。ついこの間生まれたばかりのような気がするのに…。気がつけば普通に会話ができるほど言葉も達者になり(発音はまだたどたどしい部分もあるが)、公園に遊びに行っても遊具の上り下りなど、危なげなくスイスイやってのけるようになった。自己主張が激しくてわがままな、反抗期の一面もしっかりあるけれど、「だーいすき」なんて言いながら抱きついてくる彼は、本当に可愛い。元気にすくすく大きくなってくれて、ありがとう、ルンバ。ルンバが生まれてくれて、本当に良かったよ。



2003年09月26日(金) 親の心子知らず

 今日はルンバ3歳の誕生日だった。
 家族での誕生パーティーは夫が来られるかもしれない週末に予定していたので、今日はショートケーキで軽くお祝い。でもやっぱり当日なのだから、夕食のおかずにはルンバの好きなものを作ろうと、ちょっとはりきってカボチャコロッケを作ってみた。

 コロッケというのは、非常に手間がかかる料理だ。しかもカボチャコロッケはジャガイモに比べてタネがやわらかく、整形しづらい。タネを冷蔵庫で冷やして休ませたりしながら作らないと、なかなかキレイにできなかったりする。合間にサラダや付け合わせにするキャベツの千切りなどを作りながらコロッケ作りに励んでいたら、あっという間に3時間半くらい経ってしまい、すっかり腰が痛くなってしまった臨月妊婦の私なのだった。

 しかしそのかいあって、20個近くものカボチャコロッケが出来上がった。まあまあの出来だ。

 主食はおにぎり。昼間、買い物に行った時、ルンバが店頭で鉄腕アトムのふりかけを見つけて一目ぼれし、夕食はそれでおにぎりを作って欲しいとの熱烈なリクエストがあったためだ。「アトムのおにぎり〜!」と熱く語る彼に、ちゃんとアトムのふりかけで作ったことがわかるように、ルンバと一緒におにぎりを作ることにした。

 一緒に作るといっても、ふりかけをご飯に混ぜるとか、海苔を巻くという、ルンバにもできる作業をやってもらうだけだったのだが、これが嬉しかったらしい。出来上がったおにぎりを見る彼の嬉しそうなこと。すぐに食べたいという。

 お皿を目の前に出したとたんにルンバはおにぎりにかぶりつき、あっという間に2個(大人茶碗1杯分くらい)を平らげて、満足げ。
「コロッケも食べて〜」
 と促してみたが、おにぎりだけでおなかがふくれてしまったらしく、さっさと手を合わせて
「ごちそうさま!」
 と遊びはじめてしまった。その後、どんなに誘ってもコロッケは食べてくれず。大量のコロッケは、そのほとんどが私と弟の胃に落ちたのだった。

 あんなに一生懸命作ったのに…。しかし一生懸命作ったときに限って、こういう結果になりやすいんだよなあ、子どものご飯って。ハア。



2003年09月24日(水) 飲兵衛の血

 ルンバと一緒にスーパーに買い物に行った。
 とある売り場でルンバが立ち止まり、「これがほしいの!」と騒ぎ出した。
 肉売り場の一角につくられたコーナー。そこは、焼き鳥売り場であった。

 なんだかルンバ、このごろ焼き鳥にハマッているのである。肉はそれほど好きじゃない彼だが、焼き鳥の肉はやわらかいし、なによりあの甘じょっぱい味つけが、どうにもたまらないらしい。

 夕食のおかずの一品にと買って帰ると、大喜び。
「やったやったー、うれしい〜!」
 と目を輝かせている。

 食べやすいように串から外してお皿に並べ、
「ルンバ、焼き鳥だよ〜」
 と呼びかけると、
「わーい」
 とルンバがかけよってきた。…が、お皿を見て目の輝きが消え、
「あれ……?」
 と言っている。

 どうやら「串に刺してある」という形状も、彼を引きつけてやまない魅力の一つのようなのである。もう一度刺しなおしてやると、ルンバの目は再び輝きを取り戻し、ものすごい勢いで夢中になって食べ始めた。もも肉2本、つくね1本。

 串を片手にお茶を飲む彼の姿を見て、飲兵衛夫婦のじーちゃん・ばーちゃんは、
「血は争えないねえ…」
 と絶句。いや、私たち夫婦はあまりお酒を飲まないし、夫実家はとても弱い家系のようなのですが。でも、確かに末恐ろしいルンバの嗜好なのであった。



2003年09月23日(火) ハゲガチョウ

 昼過ぎから近所の公園で遊びたおした今日。どんぐり拾いをしていたら、ルンバがオレンジ色の小さな球を見つけた。

 おそらくBB弾のタマだと思うのだけれど、ルンバにはなぜだか「卵」に見えたらしい。それを大事そうに拾って、
「これ、ハゲガチョウの卵だよ!」
 と騒ぎ始めた。

 はて、ハゲガチョウってなんじゃらほいと、よくよく話を聞いてみた。最初はなかなかわからなかったのだけれど、
「ハゲガチョウはね、いーっぱい食べて、飛ぶの。さくらんぼパイとか、葉っぱも食べるんだよ」
 という説明で、やっと正体がわかった。

 アゲハチョウである。

 エリック・カールの名作絵本『はらぺこあおむし』は、ルンバも大好きな絵本の一つなのだが、どうやらそれに描かれていた小さく丸い卵を拾ったのだと思っているようなのだ。

 すっかりその小さな小さな球が気に入ってしまったルンバ、あたりでどんぐり拾いをしている見知らぬ男の子たちにも
「これ、ハゲガチョウなんだよ」
 と一生懸命話しかけ、「なに言ってんだコイツ」という目で見られてもめげず、またほかの子どもに同じように話しかけていた。

 なにせ小さいので何度も落とすのだが、そのたびに一生懸命探して、結局家まで持ち帰ってきたのである。
 でもこの小ささ、断言するが、ぜーったいなくす。なくした時のルンバの落胆ぶり、あるいは号泣ぶりが、いまから恐いのだった。

追記:翌日、産院の待合室で落とし、結局なくしてしまったのだが、こちらの心配をよそに案外あっさりしていて、すぐに忘れてほかのことで遊び始めたルンバだった。あの終着ぶりは一体なんだったのだ?



2003年09月21日(日) オムツはいつ外れるか?(38)

 うーん、やっぱりルンバのトイレトレは後退している様子。ここ数日はこんな感じ。

9月17日(水)
 朝、パンツにはきかえさせようとすると、オムツじゃないとイヤ!と言い出した。何度説得してもガンとして聞かず、仕方なくオムツに。
 昼ごろ、オムツにウンチをしたので取り替えようとすると、なぜだか「替えないの! ぜったい替えないの!」と大泣き、仕方がないのでムリヤリ取り替えて新しいオムツをはかせたら、もうわけがわかんなくなってしまうほど興奮して泣き続けるルンバ。とても服を着せられるような状態ではないので、オムツ一丁のままギュッと抱きしめてなだめていたら、その格好のままで疲れて寝てしまった。体調が悪かったわけじゃないのに、なんだか機嫌の悪い1日だった。

9月18日(木)
 今日は夕方まで布パンツ+トレーニングパッドか、オムツで過ごし、トイレには行こうとしなかった。午前中、2人で歩いて買い物に出かけたのだが、その時に
「ルンバくん、おなかいたいの」
 と言っていたので、ずっとウンチをしたかったのかも。結局ウンチは夕方オムツに出て、その後は素直に布パンツ。トイレにも自分から行っていた。

9月19日(金)
 今日はオムツデー。いくらパンツをはかせようとしても、嫌がってはいてくれなかった。あまり無理じいしてパンツをキライになられても困るので、仕方なくオムツをはかせる。

9月20日(土)
 昨日とは打って変わって、今日は素直にパンツをはく。ところが、急に寒くなったせいもあるのか、おもらし続き。天気が悪くて洗濯物も乾かないし、とほほな1日。

9月21日(日)
 今日もトイレでおしっこしたのは1回のみ。布パンツ+トレーニングパッドの時は、もらしても服がぬれないということを学習してしまったっぽく、なんだかよくない感じ。

 …と、こんな具合だ。トイレトレは夏が最適というのが通説だが、「汗をかくからトイレの回数が少なめ」「洗濯物がすぐ乾く」「薄着だからトイレに行きやすい」など、寒くなってみればやっぱり夏に決着がつくのが理想だったことがよくわかる。本当はフルチンにしておくのが一番効果的なんだけど、なにせいま実家にいるもので、なんとなく気を使ってしまい、それもできず…。フルチンにしておくと、さわるしなあ。やれやれ…。



2003年09月20日(土) やらせ疑惑

 出張がてら、夫が実家にやってきた。1週間ぶりに会ったルンバがひんぱんに口走るようになっていた言葉に、夫は私に思わぬ「やらせ疑惑」を投げかけた。

 その言葉というのは、
「ママ、かわいいから大好き!」。
 しかも、熱烈なハグとチュ―つきである。

 驚いた夫、「オレのいない間に、ルンバになに仕込んでるんだ!」と、私に疑惑を向けたというわけである。

 でも、断じて「やらせ」ではない。以前から時折「ママかわいいね」と言ってくれていたルンバだが、里帰り出産のために実家にやってきて、1日中一緒に過ごすようになってから、なんだかすごく熱烈にそう言ってくれるようになったのだ。思えば、保育園に通うようになって以来、つまり1年ぶりにルンバと過ごす蜜月なんだもんなあ、いまは。

夜寝ているときにフッと目を開け、ギューッと私の首に腕をまきつけながら、「ママだいすき」なんて言われた日には、とろけてしまう。わがままを言って困らせることも多々あれど、なんだか最近、とみにルンバが可愛いのである。ああ、親バカ。



2003年09月15日(月) オムツはいつ外れるか?(37)

 土曜日に、よん実家にやってきた。ルンバはまだ旅行気分で、興奮状態。
 いつもそうなのだけれど、旅先では必ず便秘くんになる彼。今回もご多分にもれず、土曜日からウンチが出ていなかった。

 さて、夜。ルンバがリビングの横の部屋を自分で閉め切って、こもりだした。どうしたのかと様子を見に行くと、股間を触っている。これはアヤシイと、パンツを脱がせようとすると、猛烈に抵抗。

「でも、ウンチしたいんでしょう? トイレに行こうよ」
 そう言って、とにかく布パンツを脱がせ、お尻丸出しにしてしまうと、
「いやなの、オムツがいいの〜!」
 と泣き出す。それも、ものすごい勢いで泣く、泣く、泣く。

 便座に座らせて、トイレでしようと説得し、応援してみたけれど、どうにもだめだ。5分から10分くらい説得工作をしたが、ルンバの気は変わらず。仕方なくオムツをはかせると、再びリビング横の部屋を自ら閉め切ってこもり、ウーンとふんばっていたルンバだった。

 やはり、トイレでウンチをすることが、再度いやになってしまったようである。はあ〜、まさに一進一退。先は長いなあ。
 ちなみに今日は、、「おむつバイバイ」を使わなくても、ちゃんとおしっこをしていた。とりあえず「おむつバイバイ」在庫切れストは起こされずに済み、ホッとしている母なのであった。



2003年09月12日(金) オムツはいつ外れるか?(36)/しばしのお別れ

 今日も「おむつバイバイ」に首ったけなルンバ。いつもはあれほど嫌がっていた朝のトイレも、このアイテムのおかげでクリア。すごい威力である。

 ところで、昨日のうちにルンバの中ではすっかり「おむつバイバイ」の通称が「おなまえは?」になってしまった。真っ白なシートにおしっこをかけて動物の絵が浮かびあがってきた時、「この動物のおなまえは?」「ねこでした!」というやり取りをやるのが楽しかったらしい。

 とにかくそんなわけで、おしっこはとても順調に進んでいるのだが、今日はルンバ、便意をもよおした。部屋の隅で顔を真っ赤にし始めていたので、「むむ、これは!」と思い、あわててトイレに連れて行こうとすると、
「絶対いや!」
 と断固拒否するではないか。なんとか便座に座らせても、号泣してしまい、
「いやなの、出ないの! オムツがいいの〜〜!」
 と悲痛な声で泣き叫ぶ。
「がんばれ、がんばれ」
 と励ましたけれど、どうにもならない。

 結局はこちらが折れて、紙オムツ装着。とたんに安心してウンチをするルンバ。トイレでウンチをした時、よほど痛かったんだろうか。なんだかトラウマにでもなってしまっている感じだ。トイレdeウンチの成功に小躍りしていたのも束の間、早くも暗雲が立ち込めてきた予感のする、本日のルンバの様子であった。

* * *

 さて、実は週末から、私の出産のために里帰りをする。本日を最後に、ルンバは約2ヵ月間、保育園をお休みすることになっている。本人にはそういう話を少しずつ言い聞かせていたのだけれど、お迎えに行ってみると、しばしの別れを惜しんで集まってくれた大勢のお友だちとは裏腹に、肝心の本人が事情を理解していない様子。一人で
「セミがね」
 とか全然関係のない話をしていたルンバなのだった。



2003年09月11日(木) オムツはいつ外れるか?(35)

 快挙である。
本日はなんと帰宅後のおもらしがゼロだったのだ! しかも、すべて自分からトイレに行き、用を済ませていた。「もらさないように」と自分に言い聞かせながら、おしっこをするルンバの姿は、なんともいえず可愛い。

 実は、おもらしゼロには理由がある。
 トイレトレ停滞中、なんとか状況を打破する手立てはないものだろうかと藁をもすがる思いで方法を探していた時に、「おむつバイバイ」という商品を通販カタログで見つけた。ハート型のシートを便器に置き、そこをめがけておしっこをかけると、シートに動物の絵が浮かび上がってくるというものだ。それを子どもが喜んで、トイレに行きたがるようになり、トイレトレが進みますよ、というふれこみ。「本当かなあ」と半信半疑だったのだけれど、先日、生協のカタログにこの商品が掲載されていたので、つい注文してみたのだった。

 そしてそれが届いたのが今日だったのである。一度ためしに使ってみたら、ルンバはコロリとハマッてしまった。おかげでしつこいほどにトイレに行きたがり、ひどい時には10分おきにトイレに走る有り様。さすがにあきれて、
「本当に出るの?」
 と聞くのだけれど、ちゃーんと出るのだ、これが。ある程度、自分でおしっこをコントロールできるようになってきたという証なのだろうか。

 そんなこんなで、新たに「おむつバイバイ」が在庫切れしたらどうなるのか?という不安を残しつつ、とりあえず今日はおもらしゼロという快挙を成し遂げたルンバ。就寝前、オムツをはかせたら
「これキライ」
 と言って脱ぎ、布パンツにはきかえてしまうというオマケつき。仕方がないので寝た後にオムツに取り替えたのであった。



2003年09月10日(水) オムツはいつ外れるか?(34)

 さて、今日のトイレである。帰宅後1回目は自らトイレに走っていった。付いていこうとすると、
「ママ来ちゃダメ!」
 と怒られる。仕方がないので気づかれないように、そーっと様子をうかがうと、ちゃんと便座をあげてパンツとズボンを下にずらし、便器のへりにちょこんとおちんちんを乗せるようにしながら立ちション。
「もらさないよーに」
 と自分に言い聞かせながらしている姿が、けなげで可愛かった。

 その後、どうやらウンチをしたくなったルンバ。ウロウロしながら、困った様子。何度かトイレに座って挑戦したのだが、どうにもうまくいかない。また便が固いのだろうか。トイレでしてほしかったけれど、ウンチが出ないのがあまりに辛そうで、無理にトイレを強要しても、またトイレが嫌いになってしまうだけのような感じがしたので、仕方なくオムツをはかせた。

 オムツをはくと、安心したのか、いつもどおり部屋の隅でウーンとふんばり、無事脱出成功。した後で、
「おしっことウンチが出た!」
 と言いに来たルンバなのだった。

 やっぱりトイレdeウンチは一筋縄ではいかない。便が固いのが一つの原因だと思うので、もっと食物繊維をとらせなければ。ルンバ自身にトイレで挑戦する気持ちはあるようなので、とにかくこちらは応援してあげるしかないという感じだ。



2003年09月09日(火) オムツはいつ外れるか?(33)

 最近すっかり「トイレトレ日記」と化している、この「わんぱく日記」である。
 当面最大の関心事であるから、仕方あるまい。

 さて、本日帰宅後のトイレは1勝1敗。どうも、帰宅後すぐのトイレは失敗することが多い様子。保育園から帰ってすぐに、いつも誘ってみるのだけれど、誘うと絶対に「行かない」とか「だいじょうぶ」とか言うのだ。1回目のおもらしから、2回目トイレに行くまでの間隔は3時間くらい。合間に何度か誘ったけれど、自分で本当に「行きたい」と感じるまでは、ルンバはテコでも動かない。ようやく尿意を感じると、あたふたとトイレに一人で駆け込み、用を済ませてくるのである。おかげで最近は、トイレの電気をつけっぱなしにし、ドアも半開きのままにして、ルンバが自由に出入りできるようにしておいてある我が家である。

 夜寝ている間に関しては、オムツが濡れていないことは、まだない。体の準備ができていないのだろう。こちらはさらにのんびり外していくことになりそうだ。



2003年09月08日(月) オムツはいつ外れるか?(32)

 順調に進んでいるかと思われたトイレトレだったが、どうしたことか、今日は保育園から帰宅後、おもらし続きで成功なし。食事や遊びに夢中になっていて、気がつくと出てしまっており、出た途端に、
「おもらししちゃった」
 と言いに来る、というパターン。

 ちょっと前の私だったらイライラしてしまって、
「なんでトイレに行かないの?」
 と声を荒げてしまっていたかもしれないのだが、ここ最近ルンバがずいぶんがんばって、急に状況が進歩しただけに、心の余裕がまったく違う。失敗が続いても、「まあそんなときもあるだろう」と大らかに構えることができるのだ。余裕が出てきたことには、仕事がだいぶ落ち着いてきたことも関係している。トイレトレには、この「余裕」ってヤツが大切なんだろうなあ。保育園の先生にも、「行きつ戻りつして成長していきますよ」と言われた。できる限り、ゆったりと見守ってあげたいものである。



2003年09月07日(日) オムツはいつ外れるか?(31)

 夕方、お尻丸出しで過ごしていたルンバの落ち着きが、急になくなった。あたふたと動き回る彼に、
「どうしたの?」
 と声をかけると、
「オムツはかなきゃ!」
 とあわてふためいている。

「じゃあトイレに行こう」
 誘うと、最初は
「いや!オムツがいいの」。
 何度か説得を繰り返して、ようやくトイレに連れて行くことに成功。もう我慢の限界まで来ていたのか、座ったとたんにポトン…と音がして、ウンチが出た!
 出るまではトイレに行くことを相当嫌がっていたルンバだけれど、出たとなったらうれしそう。得意げな顔をして、
「出たよ〜!」
 とパパに報告しに走っていたのだった。



2003年09月06日(土) 病院好き

 ルンバの日本脳炎予防接種第1回を受けに、かかりつけの小児科医へ。ここに来るとトーマスだのトミカだのプラレールだのの絵本がたくさん見られるので、実はルンバ、病院好きである。別に病院に寄るわけでもないのに前を通りかかると、
「トーマス、見ようよ!」
 と言い、通り過ぎると怒るし、病院に行った後はしばらく、保育園に行く時にも
「今日は、トーマス?(病院に行くの?と聞いている)」
 とか聞いてくるくらいだ。

 だから、病院に行くと聞いて、楽しみにしていたルンバ。行ってみると思いのほか空いていて、待合室でルンバが絵本を開いた途端に呼ばれてしまった。見始めたばかりのルンバ、「いや!」と首を振って、診察室に行こうとしない。仕方がないので絵本を診察室に持ち込ませてもらうことにし、なんとか説得して先生のもとへ。久々の注射だったけれど、泣かず。針を抜いた後、先生がルンバの目をジッと見て、頭をなでながら、
「よくがんばった!」
 とほめてくれたのが良かったのかもしれない。
「ルンバくん、チクッてしたよ!」
 と言っていた。

 注射が終わると母子手帳と保険証などを受け取り、もう帰ってもよかったのだけれど、なにせルンバ、絵本を見ることを楽しみにしてきたものだから、素直に帰るわけがない。「もう1かい」「もう1かい」と1冊見終わるごとに次の本を取りに行ってしまう。さすがにこちらもしびれを切らし、なんとか「次で終わりだよ」と指切りをさせた。やれやれ。
 病院を怖がって行くのを嫌がるよりはいいけれど、病院好きにも困ったものなのである。

 ちなみにその後、昼食をとってから2人で公園へ。今日は猛暑だったというのに、ルンバは大はしゃぎですべり台に、砂場に、セミの抜け殻集めにと走り回り、ここでも「帰らない!」をくり返してくれた。9ヵ月妊婦の母は、なるべくベンチに座ってはいたものの、息子のつきあいでクタクタになってしまった。暑くて汗をいっぱいかいたせいか、ルンバは外出中、4時間くらいおしっこが出ず、ついに出ないまま力尽きて寝てしまったのであった。



2003年09月05日(金) オムツはいつ外れるか?(30)

 今朝、登園すると、皆がお散歩の支度をしていた。
「ルンバくん、お散歩に行くから、早くトイレに行っておいで〜」
 と先生に声をかけられると、ルンバは
「いそがなきゃ!」
 と言いながらトイレに向かい、ちゃんとできたのだそうだ。

 昼間も失敗はナシ。この1週間、洗濯物と可燃ごみが激減しているわが家である。

 そして帰宅後。一度はおもらしをしたものの、ついに時は来たのだ!

 遊んでいたルンバが、
「ルンバくん、おなか痛いの〜」
 と言いだした。先ほどおもらしした後、何もはいていなかったので、お尻丸出しである。そのままルンバはトイレに向かい、またもや自分で補助便座をセット。ウーン、とがんばりだした。
 隠れて見ていると、しばしの沈黙の後、ポトン…という音。アッと思ってトイレに行くと、ルンバが顔を上げ、
「ウンチ出たよ!」。
 確かに出ている!!!! す、すごーいっっっっっっっ!!!!!!!!!!

 生まれて初めてトイレでのウンチが成功したのだ。もう、感激しまくりである。泣き出さんばかりの勢いで感動する私に、ルンバが悲痛な声をかけた。
「ママ、はやくお尻きれいにして!」
 トイレットペーパーで拭けというので、あわててきれいにしてやると、ちょっと血が出てた。昨日ウンチが出ずじまいだったので、便が堅かったらしい。

 これには驚いてしまったが、痛みはない様子。ルンバもウンチできたことが嬉しかったようで、帰るコールをしてきた夫に電話口で
「ルンバくん、トイレでウンチしたよ!」
 と報告していた。
 待ちに待った記念すべき1日。この日の感動は、決して忘れることがないだろう。大げさと言わないで〜。



2003年09月04日(木) オムツはいつ外れるか?(29)

 お迎えに行くと、
「今日はルンバくん、えらかったんですよ〜!」
 と担任の先生。

 なんでも、一番最初に昼寝から目覚めたルンバ、真っ先に着替えを済ませ、皆の支度が済むまで、いい子でおやつを待っていたそう。しかも昼寝中にオムツにおしっこをしておらず(昼寝時のみオムツをはいている)、目が覚めてからちゃんとトイレに行ってしたのだそうだ。おお、すごい!
 ただ、おしっこがたまっていたせいか、あまりにも勢いよく出てしまって、周りに飛び散ってしまい、自分でもビックリしてしまっていたのだとか。

「もー、これでもかっていうくらい、ものすごくほめちゃいました!」
 と先生。良かったねえ、ルンバ。

 帰宅後はまず1回失敗。出てすぐ
「おもらししちゃった」
 と知らせに来た。その後、珍しくパンツも何もはきたくないと言うので、お尻丸出しのままに。
 すると、しばらくして
「チー行かなくちゃ!」
 といいながら一人でトイレに行き、用を済ませた。

 そしてまたしばらく後。遊んでいたルンバが急に、
「オムツちょうだい」
 と言ってきた。パンツではなくオムツを、と言うので、
「どうしてオムツが欲しいの? ウンチしたいの?」
 と聞くと、少し考えている様子。
 そうして、やおら一人でトイレに向かい、何やらガタゴト音を立て始めた。こっそりのぞきに行くと、自分で補助便座をセットして座り、ウーン…とがんばっているルンバの姿。

 足が宙ぶらりんなので力を入れづらいのか、がんばるけれどなかなかウンチは出ない。やがて
「ママー、ウンチ出ないよう」
 と切ない声が聞こえてきたが、まだ隠れて見ていると、再びがんばりだすルンバ。
「もうすぐ出てくるからね」
「……やっぱり出ないかあ…」
「むずかしいなあ…」
 と、実況中継が聞こえてくる。

 とうとう、「ママー!」と助けを求める声。行ってみると、そばで応援しろという。
 便器に座るルンバの横で、「がんばれ、がんばれ!」と声援を送り続けたが、結局ルンバはそのまま遊び始めてしまい、ウンチは出ずじまいだった。

 だが、ルンバがトイレでウンチをしようとしたのは、生まれて初めてのこと。その気持ちの変化だけでも、ものすごい成長だ。感動してしまった。トイレでできる日も、もしかすると近いのかもしれない。



2003年09月03日(水) 雷/オムツはいつ外れるか?(28)

 夕方ルンバのお迎えに行く時、ゴロゴロ…と雷の音が聞こえ始めた。まだ空はそれほど暗くないが、なんだかイヤーな感じ。マズイマズイとあわてて保育園に向かい、
「雷さん来るから早く帰ろう!」
 とルンバをベビーカーに乗せて急いで出発。空はどんどん暗くなっていく。気持ちは焦るが、何せ9ヵ月妊婦、歩みはカメ。それでもカメなりに必死で歩く。

 最初は遠かった雷も、どんどん近くなってきて、ピカリという光とともに、ゴロゴロゴロ!と激しい音。空は真っ暗。
 ふと気がつくと、いつもしゃべりっぱなしのルンバが妙に静かだ。見ると、ベビーカーの上で顔を両手でおおい、ピクリともせず固まっている。
「ルンバくん、こわいの?」
 聞いても反応がない。

 幸い雨に降られることもなく家にたどり着き、玄関先で
「おうち着いたよー」
 と声をかけると、ようやく顔を上げたルンバ。開いたドアから大慌てで家に入り、
「ママも早く早く! かみなりさんが来ちゃうよ!!」。
 ササッとベビーカーをたたんで家に入り、玄関のドアを閉めると、ようやくホッとした様子で、
「ルンバくん、びっくりしちゃったのー。かみなりさん来るから、かくれてたんだよ!」。
 よっぽど怖かったんだねえ。

           * * * * *

 今日のトイレ。成功1回。自分から
「いかなくちゃ!」
 と一人で行き(ついていこうとすると怒られる)、成功!
 ところがその直後、
「おなかいたいのー」
 とウンチを始め、どんなに誘ってもトイレは拒否で、そのままパンツに。いつもの固めウンチではなく、ベットリタイプだったので、パンツの洗濯は泣けた…。
 そしてその次は、遊びに夢中でそのままジョー。

 それにしても、やはり難関はウンチか…。



2003年09月02日(火) オムツはいつ外れるか?(27)

 今日も保育園ではほとんど失敗なし。促されると、素直にトイレに行っていたそうだ。

 帰宅後。1回目は夕食中、夢中になって食べていたら、ジョロジョロジョロ…という怪しい音とともに、ルンバのイスの下に、みるみるうちに水たまり。全部出た後、私の顔を見てニヤリ。うう、もらしたなあ! と怒りたいところを、グッとがまん。
「あーあ、出ちゃったね。次はトイレに行こうね」。

 2回目は食後。ウンチだった。ウンチの場合、まだ一度もトイレでできたことがなく、する気もしないようで、何の申告もナシにパンツにそのまま…。隣の部屋に隠れてしていたので、何やらイヤな予感がしてドアを開けると、股間をパンパンたたいて
「すっごいウンチが出た!」。
 事後報告だった。
 ちなみに、別に「すっごいウンチ」ではなかった。ふぅ。

 3回目。2人でリビングにいると、急に
「ルンバくん一人で行ってくるからね、ママここにいてね。バイバーイ」
 と言うので、どこに行く?と思いつつ、
「いってらっしゃい」
 と送り出すと、一人でトイレに行って用を済ませ、
「ルンバくん、帰ってきたよー」。
 後でトイレを確認すると、ちゃんと出た様子。しかも、ごていねいにトイレのフタもきちんと閉められていた。これは褒めちぎりましたとも!!

 まだまだ百発百中とはいかないが、長い間トンネルに入り込んでしまっていた状態から、少し光が見えてきたようだ。



2003年09月01日(月) オムツはいつ外れるか?(26)

 早速、パンツで保育園に出かけたルンバ。園では素直にトイレに行っていたそうで、失敗はほとんどなかった。

 そして帰宅後。夕方、保育園でずっとおしっこに行っていないとのことだったので、園を出る前や帰り道の公園などでトイレに誘ってみたが、
「だいじょーぶだよ!」
 との返事。その言葉どおり、途中でおもらしすることはナシ。

 自宅に着いて、私が食事の支度をしていると、ルンバが急に、
「あっ、いそがなきゃ! 出ちゃう、出ちゃう!」
 と言いながら台所に走ってきたので、あわててトイレへ。見事成功!!

 食事をとって、ブロック遊びをしていたルンバ、ふと見ると股間を押さえてモゾ…としている。
「トイレに行く?」
 と聞くと、
「うん!」
 と素直に行き、またもや
「いそがなきゃ!」
 と言いながら、自分であわててズボンとパンツの前をおろし、立ったままでおしっこ成功したのだった。

 ただしその次は間隔が1時間弱と短く、電車のテレビに夢中になっていて忘れてしまったようで、出てしまってから
「あーあ、もらしちゃった」
 と言いに来ていたルンバだった。

 なんだか良い方向に向かっているみたいじゃないか! タイミングが良かったのかもしれない。
 最近、園ではズボンとパンツを全部脱いでトイレに行くのではなく、おしっこの時は前だけおろして、立ってやるんだよと指導してくれているようで、今日のトイレは全部そのスタイルだった。
 ルンバ、その調子でがんばれ!


 < 過去  INDEX  未来 >


よん [BBS] [MAIL] [HOMEPAGE] [2人目妊娠記&近況]

My追加