わんぱくルンバの冒険日記

2003年04月30日(水) チュッ

 飛び石連休の中日を休んでしまったので、5日ぶりの保育園。案の定、朝は機嫌が悪く、保育園に着いてからもイヤイヤをくり返していたルンバ。後ろ髪引かれつつ、たまっている仕事をこなさねばと保育園を後にした。

 私が保育園を出た後、ルンバはしばらくヤダヤダと泣いていたが、だんご虫探しに出て気分が変わり、機嫌が直ったらしい。バケツの中でだんご虫とアリがぶつかっているのを見て、
「あー、チュッてしてる!」
 などと言っていたのだとか。くー、可愛いじゃないか。お迎えに行くと機嫌良く遊んでいたので、とりあえず安心した。

 病み上がりのせいで、帰宅後はいつもより甘えん坊、ずーっと私にまとわりついて、しきりに抱きついていたルンバなのだった。



2003年04月29日(火) 回復

 さて、みどりの日、祝日である。
 今日のルンバは朝から元気。昼にはまたもや4時間も寝て、起きた後には食欲も復活。こんなにすっきりと治った様子を見ると、風邪ではなかったようだ。新しい環境の中でがんばっているから、疲れがたまっていたのかもしれない。とにかく元気になってくれて良かった。

 1日のんびり過ごして振り返ってみれば、今日は結婚記念日だった。今年は何もしなかったなあ。でも、ルンバが元気になってくれるのが第一なので、良しとするか。



2003年04月28日(月) 腰の低い男

 すごく天気の良い休日だった昨日、自転車にルンバを乗せて軽く公園をぐるっと回り、家に帰って爆睡したと思ったら、目覚めたルンバの身体がすごく熱くなっていた。そうしてウエッ、ウエッとえづくような感じが何回か。ギューッと抱きしめていたら吐き気はおさまったようだけれど、なんだか少しぐったりしている。身体は、確実に熱があるだろうという熱さだったけれど、正確に何度か知るためにはかってみる。38.5度。お昼寝前まで、あんなに元気だったのに。

 夜になっても熱は下がらず、夜中、布団で横になっていたら、突然吐いてしまった。ルンバは吐いたことに自分でも驚いて、
「ルンバくん、ぶっくりしちゃったの〜」
 とベソをかいていた。着替えさせて、抱きしめてあげると、安心したのか、ほどなく寝てくれた。その後、朝まで吐くことはナシ。

 今朝もまだ身体が少し熱めだなと思いつつ、はかってみると、38.4度。仕事は忙しいけれど、今日は諦めるしかない。保育園をお休みして、午前中、病院へ。のどが少し赤いらしく、「風邪かな?」と言われたが、鼻水や咳などの風邪らしき症状はまったくナシ。

 帰宅して薬を飲むと、ルンバは寝てしまった。私はここぞとばかりに仕事。昨夜、私もあまりよく眠れなかったので、2時間ほど経ったところで眠くなってしまい、どうせもうすぐルンバが起きるだろうと思いつつ横になったら、気がつけば2時間経過。ルンバは計4時間昼寝したことになる。

 身体を触ると、熱くない。測ってみたら、36.6度に下がっていた。良かった良かった。すっかり元気を取り戻して、その後はいつも通り飛び回っていたルンバだった。

 さて、表題。
 このごろ、頼みごとをする時に、妙に丁寧なルンバなのである。

 今日も病院から帰宅すると、のどが乾いていたらしい彼。ソファーにちょこんと座り、台所にいる私に向かって呼びかけてきた。
「ママー! つめたいお茶、くださーい!」
 あまりに流暢にこの長セリフ(ルンバにとってはね)を言ったので、我が耳を疑ってしまったくらい。

 そのほかにも、何かやってほしいことがあると
「抱っこしてくださーい」
「どいてくださーい」
 などと、丁寧口調。そんな風に言われると、ついついこちらも、
「はッ、やらせていただきます」
 と丁重にお受けしなければならない気分になってしまう。よくよく考えると私の口調の真似なのだけど、子どもが口にするとなんでこんなにも可愛いんだ、丁寧口調。



2003年04月25日(金) 拒否

 朝の出来事。登園途中、保育園の建物が見え始めた途端に、ルンバが
「しぇんしぇー、いや〜!」
 と騒ぎだした。

 保育園の前に着くと、
「しぇんしぇー、いや! ほいくえん、いやー!」
 とますます激しく泣き始める。

 抱っこして教室まで連れて行くと、さらに泣く。先生の顔を見てまた泣く。「行ってくるね」と声をかけると、私にしがみついて、
「やだ〜! ママといく〜!」。

 私も泣きそうになってしまった。

 ルンバがこんな風に保育園を嫌がって、私と帰りたがったのは、入園以来初めてのことだ。これまでは、進級による新しい環境になじめなくて、ぐずっているだけなのだと思っていたけれど、もしかして本当に保育園や先生が嫌になってしまったのだろうか。不安が頭をよぎる。ルンバの泣き声を背中越しに聞きながら、保育園を後にした。

 連絡帳によると、私が保育園を出た後は、おたまじゃくしを見て機嫌が直ったらしい。次はバケツを持ってアリ探しに仲間入りし、
「ルンバくんにも、ありさん、とって〜」
 とずっと言い続け、先生がバケツに入れてくれると、
「ありがと」
 とお礼を言っていたのだそうだ。昼間は楽しく遊べたようで、とりあえずホッとする。

 お迎えに行ったら、園児たちが集合しているホールにルンバはおらず、帰り支度をしているクラスメートの子やママたちと一緒に、自分の教室にいた。私の顔を見て「ママ〜!」と教室を飛び出してくると、
「ほーる、やなの。ほーる、いかないの」
 と言う。

 ホールには2〜5歳クラスの子どもたちが集まって、一緒に遊んでいる。1歳クラスの時は、同じクラスの子だけか、加わっても0歳クラスの赤ちゃんがいたくらいだったので、割と自分のペースで遊びやすかったのだろう。いまは幅広い年齢の子たちが一緒にいる分、思い通りにいかないことが多いのかもしれない。そういう環境に慣れないのも、4月からのグズグズの一因なのかな。

 しかし、確かに「じゃましないで」とか「だめ」とか言われることはあるかもしれないが、上のクラスの子たち、特に女の子たちは、ルンバのこと、すごく可愛がってくれていると感じるんだけどな。来週は機嫌よく保育園に行けますように。



2003年04月24日(木) イヤイヤルンバはまだ続く

 進級して以来まだまだ調子の戻らないルンバ、そのせいか、落ち着いていたイヤイヤがまたまた盛り上がりを見せている。特にひどいのが寝起き。今月半ばに風邪で1週間近く保育園をお休みしたのだが、それ以来なかなか起きなくなってしまった。

「ルンバくん、朝だよ、起きて!」
 そう言って起こしに行き、掛け布団をめくると、決まってルンバは
「ルンバくん、ねてたの! おきないの! あさじゃないの、よるだよ!」
 などと言いながら再び布団に潜り込んでしまうのだ。まったくもう、だれかさんのようである。

 そして今日は、お昼寝から目覚めた後も機嫌が最悪だったらしい。まずはパジャマからの着替えを嫌がり、パンツをはくのを断固拒否。先生たちも仕方がないと諦めて、お尻丸出しでしばらく放っておいたところ、押し入れの中に入り込み、そこでおもらしをしてしまったらしい! ひええ、す、すみません〜〜。

 幸い、押し入れの中のものは外に出してあったのか、おもらしの後片づけは床を拭けば済むといった感じの被害だったらしいのだが、その話を聞いて身の縮まる思い。

「環境が変わりましたからね〜」
 そう言って笑ってくれた保育士さんの大らかな様子に、救われた私なのであった。



2003年04月23日(水) こだわりのコーディネート

 保育園ではお昼寝の時、パジャマに着替えている。
 当然、昼寝から目覚めると再び普通の洋服に着替え直すということになる。

 ところがルンバ、今日はこの着替えを猛烈に嫌がったらしい。先生が着せようとする服を断固拒否。そして自分で着替えの入っている引き出しをのぞき、中から長そでTシャツとズボンを1枚ずつ取り出して、それを着せろと催促したそうだ。本当は今の季節、Tシャツの下にいつもはランニングシャツを着せているのだけれど、それはイヤ!と受け付けなかったらしい。

 このところ、家でも時々あるのだ、こんな風に着る服にこだわることが。たとえば「くろ!くろ!」と主張して、黒い服以外絶対に着ないとか。生意気にもその日の気分で着たい洋服を選んだりしているのだろうか。

 ということで、お迎えに行った時、ルンバはこだわりのコーディネートという出で立ちだった。それがセンスの良さをうかがわせたかどうかは……。母はみなまで言うまい。



2003年04月22日(火) 報告

 最近のルンバは、その日にあった出来事を報告しようとしてくれる。たとえば虫に夢中だった日には、
「おそと、いったの。むしむし、だんごむし いたの」。
 お誕生会で司会の先生がうさぎの格好をしていた日には、
「あさり(うさぎ)、ぴょんぴょん、してたの」
 というように。

 そして今日の報告。
 タイミングが合わず、おもらしデーだったとかで、お持ち帰りの汚れ物がてんこ盛り。洗濯カゴに放り込まれたズボンやパンツの山を見たルンバ、それらを指差しながら

「しぇんしぇー、いや、いや、って言ったの。どらえもん、いやってしたの」。

 先生がドラえもんのパンツをはこうって誘ってくれたのに、イヤイヤしたんだね。報告してくれるのは嬉しいけれど、ルンバくん、トイレにはがんばって行っておくれ。



2003年04月21日(月) ラブ

 さて、月曜日。保育園だ。
 登園して保育園の先生にサッカーを見に行った話をすると、担任の先生のうち一人がよくサッカーを見る人だということが判明。なんでも妹さんがもと磐田、現FC東京のサポだそうで、一緒によく見に行くのだそうだ。ルンバがサッカー大好きなこと、エスパルスTシャツを着て、メガホンを持って一緒に応援することなどを話すと、
「かわいい〜! 見たい〜! 今度写真を見せてくださいよ〜」
 とその先生は大盛り上がり。

 挙げ句の果てに、
「もう、今わたし、ルンバくんラブだから。まだ片思いだけど」
 とか言い出す。
 いや、息子にラブなんて言ってもらえて、親としてはすごく嬉しいのだけれど、そんなこと言っていいのかなとちょっとびっくり。保育士さんの感覚もずいぶん変わって来ているのかなと感じた一瞬なのだった。



2003年04月20日(日) サッカー観戦

 1泊で静岡に行ってきた。静岡スタジアム エコパで19日に行われた清水エスパルスvsジュビロ磐田の試合を見に行ってきたのである。

 いつもより早起きの朝となったが、ルンバはご機嫌だ。なんといっても、駅の構内に並ぶ、たくさんの新幹線を見れたから。それはもう大興奮で、
「あっ、しんかんせん! こっちも しんかんせん! ばいばーい! あっ、またきた!」
 てな具合で、出発までの時間、食い入るように新幹線の数々を見つめ、一緒に写真撮影。乗り込んでからも新幹線とすれ違うたびに
「しんかんせん!」
 と声を上げ、
「えき とうちゃく?」
 などと言いながら、車窓から見える風景を楽しんでいた。

 前にルンバと新幹線に乗ったのは、1歳の時だったか。あの時は、ルンバがジッとしていられなくて、ぐずってしまい、大変な思いをした。それが今回はどうだろう。おしゃべりに夢中なあまり、声のボリュームが上がり過ぎることはあれど、機嫌良く座ってくれている。2歳になると、こんなに違うものなんだな。

 無事に目的地である掛川に到着し、シャトルバスに乗ってスタジアムへ。入口にチームマスコットのパルちゃんがいて、子どもたちと写真を撮ったり、握手をしたりしている。早速ルンバもパルちゃんのもとへ。ギュッと抱きしめてもらったり、一緒に写真を撮ったりして、すっかりパルちゃんの虜だ。その場を離れてからも、
「ぱるちゃん、ぱるちゃん」
 と言い続けていた。

 スタジアムの中ではまたまた興奮。
「サッカー? ゴール!」
 とはしゃぎ、ゲーム中はもちろんメガホン片手にエスパルスを応援。もっとも、2時間前から会場にいたので疲れてしまったルンバは、前半は私の膝で爆睡していたのだが。

 観戦時はノブ両親も一緒だった。現地で合流したのである。試合は残念な結果に終わり、ガックリだったが、ルンバにとってはおじいちゃん、おばあちゃんにも会えて楽しい時間だったようだ。

 スタジアムからシャトルバス乗り場まで移動する間、ルンバは私とおじいちゃんの手をしっかり握り、ちゃんと歩いていた。その姿を見て、
「以前は手をつないでおとなしく歩いたりしなくて、どこに行っちゃうかわからなかったのに」
 と驚く父と母。確かにずいぶんと成長したものである。

 掛川駅に戻ると、父と母はそのまま帰途へ。私たち家族は現地に泊まることにしていたので、ホテルに向かった。この週末、掛川はこのJリーグの試合やマラソンなどイベントが重なっていたようで、ホテルはどこもいっぱいだった。ようやく予約できたホテルは寝られればいいやと選んだビジネスホテルだったが、ルンバはそれでも嬉しかったらしい。疲れてベッドに転がる父と母をよそに、ダブルベッドの上を飛び跳ねて、はしゃぎまくっていた。

 夕食は掛川グランドホテル最上階にある中華料理店で、ちょっとぜいたくに。しかし料理が油っこかったのと、オーダーのし過ぎで、喉元まで食べ物が詰まっているくらいに苦しい状態に。ルンバはと言えば、蟹みそのクリーム和えビーフン入り(だっけ?)という料理がいたくお気に召して、バクバクとそれを平らげ、すっかり満足した様子だった。

 翌日はのんびりホテルを出て、帰途に着いた。ルンバは再度、新幹線に興奮。特にどこを観光したわけではなかったが、楽しい旅行になったようで何よりである。



2003年04月18日(金) 茶わんいっぱいの…

 朝、保育園に行くと、入口付近の花壇で4、5歳クラスの男の子が数人、茂みに顔を突っ込んで何やら一生懸命になっていた。手にはプラスチックのお椀。

 興味津々のルンバがのぞきに行ったので、ついて行ってみた私の目に飛び込んだ衝撃映像。それは、

 茶わんいっぱいのだんご虫!!

 ヒイイイイイィィィィィィィィィ。

 私は決してだんご虫が苦手ではない。子どもの頃はむしろ好きだった。が、しかし。それも相手が1匹2匹であればのこと。ちゃ、茶わんいっぱいのだんご虫は勘弁してください(泣)。

 しかしルンバは目を輝かせて大喜び。
「むしむし! むしむし!」
 と言いながら、その場を離れようとしない。教室に行って支度をしようと促しても、もう彼はだんご虫に首ったけ、母の言うことなど耳に入らない様子。

 なんとか抱え込んで教室に連れ行ったものの、支度が済むとすぐに外に出て、虫を見に行ったらしい。

 夕方お迎えに行ってみたら、見事に習得していました。
「だんごむし!」
 という言葉。
 いつかあの茶わんいっぱいのだんご虫を家に持ち込まれたらどうしよう…と恐怖に打ち震える母でありました。



2003年04月17日(木) 破壊の1歳、創造の2歳

 ここ数カ月でルンバがハマッている玩具、それはブロックである。最初は意味もなく積み上げていただけだったのに、最近ではすっかり彼なりにいろいろなものを想定して作り上げるというクリエイティブな作業に没頭するようになった。作るものは飛行機だったり、家だったり、電車だったり、動物だったり。もちろん完璧なものが作れるわけはなく、
「何作ったの?」
 と聞かないと、それが何であるかわからないことが多いけれど、それでもあの破壊神ルンバが創造的作業にいそしむ姿は、嬉しいものである。

 思えば1歳は「破壊の時代」だった。あの頃の彼の楽しみは形あるものを壊すことに向けられていたため、棚に並ぶ本やCDは引きずり出すわ、取り出した本をさらに解体して遊ぶわと大変だったものである。当然ブロックだってほかの人が作ったものを壊すのが専門。壊す塊がない時には投げて遊ぶとか、とにかくブロックの使用法として間違っていたことだけは確かだ。

 それがいまやどうだろう。ブロックをブロックとしてちゃんと遊んでいる。「創造の時代」へと突入したのだ。そのせいかどうか、むやみな悪戯をすることも少なくなった。本やCD、パソコンもそうそう無茶な被害にさらされることはない。こんな側面だけ見ると、ビバ!2歳児!!と叫びたくなる。少しでも思い通りにならないと怒り出し、せっかく作ったブロックもグチャグチャに破壊する、扱いの難しいお年頃であることに目をつむればね(無理か…)。

 そんなわけで今日も持てん限りのクリエイティビティを発揮し、ブロックでの創作活動に打ち込んでいたルンバ先生。ひとかたまりの作品を作り上げると、
「びてびて〜!(見て見て)」
 と見せにやってきた。

 「何作ったの?」
 やはり何だかわからぬその物体を前に、いつものようにルンバに質問してみる。
「これね、ぶたさん!」
 おお、ぶただったのか! そりゃまた斬新な発想で。
 感心していると、ルンバはやおらその「ぶた」を動かし始め、ひとこと。
「ぶたさん、おしり、ぷりぷり!」

 プリンとしたルンバのお尻が大好きな私と夫は、よくルンバの後ろ姿を見て、「お尻プリプリしてる」などと笑いあっている。どうやらルンバの頭の中には、その言葉がいつの間にかインプットされていたようである。

 にしても。

「おしり、ぷりぷり」。
 その言い方があまりに可愛くて、その後何度も言わせようと試みてしまった私たち夫婦なのであった。



2003年04月16日(水) イヤイヤルンバ Part2/身体測定

 そして相変わらず続いているぞ、ルンバのイヤイヤ。
 今週は毎朝支度が「格闘!」という感じで、登園するたびに担任の先生に
「ルンバくん、今日もひと暴れしてきたの?(笑)」
 なんて聞かれてしまう始末である。

 それでも、
「おきがえ しない!」
 などと反抗した時に、先生たちが一つひとつ話をしていくと、時間がかかりはするものの、自分で気持ちを切り替えられるようになっているとか。

 一昨日、昨日はトイレから逃げ回って汚れ物てんこ盛りだったのが、今日は再び減って、ズボンは朝と同じものをはいていたし、牛の歩みではあっても、少しずつペースを取り戻しているのかな。

           * * * * *

 身体測定がありました。ルンバ2歳6カ月。
 身長:89.6cm、体重:13.4kg、頭囲:49.6cm、胸囲:51.0cm

 身長が先月に比べ1.5cmも伸びたのと、昨秋までは胸囲より頭囲が大きかったのが、ようやく胸囲が追いこしたというのが特筆すべき点。



2003年04月15日(火) イヤイヤルンバ

 ……なんていうタイトルにすると、ちょっと楽し気であるが、ルンバは今日も機嫌ワルワルだった。まず朝は昨日と同じようにひと格闘。特にトイレには絶対に行かない!と暴れられ、またしても布パンツで登園することができなかった。

 保育園では昼食を食べるのを「イヤ〜!」と騒いでいたらしい。先生がしばらく抱っこしてくれていたら、おいしそうに食べている皆がうらやましくなったのか、
「ルンバくんも どっはん(ごはん)」
 と言い出して、ようやく食べ始めたのだとか。しかし今日も食事の途中で眠ってしまったルンバなのだった。



2003年04月14日(月) 機嫌ワルワル

 今日はルンバを保育園に連れて行くのに、ひと苦労。何せルンバが朝起きないわ、起きても機嫌が悪く、ご飯いらない、着替えない、歯を磨かない、トイレに行かない、布パンツも紙パンツもはかない!と支度の一つひとつに猛烈に抵抗。ギャンギャンと泣き叫んで、それはもう大変な騒ぎだったのだ。
 おかげで登園時間ギリギリにようやく滑り込んで保育園に着くという有り様だった。

 実はルンバのご機嫌ナナメには理由がある。というのも先週8日(火)朝に微熱を出したルンバ。微熱だったので甘く見たら、これがいけなかった。ズルズルと熱の下がらない日が続き、結局、8日(火)〜11日(金)まで保育園をお休みすることになってしまったのだ。熱は土曜日にようやく下がり、日曜日は平熱で安定。のどがはれていて、それが原因で発熱していたらしい。

 そんなわけで、約1週間ぶり、久々の登園となってしまったのである。休み中は体力回復優先で眠りたいだけ眠らせてやっていたせいか、生活のリズムが崩れてしまったのも、機嫌の悪い要因となってしまった。

 なんとか保育園に連れて行ったものの、園でも機嫌が悪かったらしい。何かやるたびに「ヤダー」「ヤダー」の連発。せっかくお休みする前にはイヤイヤが減ってきていたのに、ふりだしよりさらにマイナスに戻ってしまったような様子である。

 お昼ご飯を食べている途中で眠くなってしまい、そのまま寝てしまったそうだ。そうして家でも夕食を食べながら寝てしまったルンバ。このまま朝まで寝るのかな?と思いきや、1時間半ほど寝たところで目が覚めてしまい、充電完了でかえってひどく暴れ回る始末。ルンバは夜早い時間に寝ても、そのまま朝まで寝ることは絶対にないのだよなあ…。やれやれ。



2003年04月07日(月) 「す」

 いつもは名札をつけない保育園の先生と子どもたち、4月に限っては名札をつけている。新しいお友だちや先生がいるので、名前が覚えられるようにとの配慮だ。

 ある日いつものように登園すると、教室にある小さなテーブルの上に名札がいくつか並んでいたので、ルンバと一緒に取りに行き、試しに
「ルンバくん、名札つけようか。ルンバくんのはどれ?」
 と聞いてみた。
 するとルンバ、何の迷いもなく自分の名札を手に取るではないか!

 と言っても決して文字が読めるようになったわけではなく、どうやらいつの間にか自分の名前の文字の形を覚えていたらしいのだ。それでも私は驚いてしまった。

 そしてその後。ルンバは「す」というひらがなに、著しく反応を示すようになった。「す」という文字を見つけると指差し、「ルンバ!」と叫ぶのである。実はルンバの本名には「す」という文字が含まれているのだ。

 「す」は日本語の文章において頻出する文字である。例えば、語尾の「です・ます」。「〜する」。そのほかにも「すごく」だの「すぐ」だの、よく使う言葉に含まれている。ルンバはテレビのテロップや新聞、絵本、看板、バスや電車の中、とにかくありとあらゆる所で目ざとく「す」を見つけ、そのたびに「ルンバ、あったよ!」と嬉しそうに報告するのであった。でも、「す」以外の文字には、何の関心も示さない極端な彼なのだった。



2003年04月06日(日) お花見

 今年も桜の季節がやってきた。
 今日は近所の公園に親子8組が集まり、お花見大会。親子8組とひとことで言っても、去年はひと家族につき、ほとんどが子ども1人だったのに対し、今日までの間にほとんどの家族に2人目が誕生したので、ものすごい人数に膨れ上がっている。

 昨年と同様、今年も各家族で分担を決め、料理を持ち寄って、豪華ランチプレートを作った。わが家の担当は野菜料理。夫と相談の結果、カボチャコロッケ&サツマイモコロッケを持っていくことに決定。

 ということで、昨晩から2人でせっせとコロッケづくりに励んだ。カボチャのほうは冷蔵庫で冷やしても種がちょっと柔らかくて、整形に苦労した。が、私が作った不細工なコロッケの形を、夫が最後にきれいに整えてくれた。さらに彼は、クリームチーズ、マヨネーズ、ターメリックを混ぜあわせ、オリジナルソースを作成。

 今朝は少し早めに起きて、次々とコロッケを揚げた。とは言っても、私は洗濯物やらルンバの支度やらで忙しく、衣つけを終えた後はほとんど夫にお願いしてしまった。こういう持ち寄りパーティーの時はたいてい夫と一緒に料理を作るのだけれど、こんな時、料理上手な夫を持って良かったとつくづく思う。だって、私より確実に上手なのだ、彼のほうが。

 夫婦フル回転で準備したものの、やはりコロッケは手間がかかる。ようやく出かける支度が整った頃には、すでに集合時間になってしまっていた。慌てて友人の携帯に電話をし、遅れることを詫びて、ダッシュで出かけた。

 さて、公園。昨日の雨で散ってしまうのではと危惧した桜はまだまだきれいに咲き誇り、十分に堪能できた。ちょっと肌寒かったけれど、持ち寄り料理のランチプレートはすごくおいしく、幸せ〜。一方ルンバはと言えば、花より団子ならぬ花よりミニカーで、遊びに夢中。せっかくの料理をあまり食べなかった。

 それでも今年の花見は、ルンバにとっても私たちにとっても去年よりずっと花見らしかったと思う。まず、ルンバは「さくら」という言葉を覚え、「きれいね〜」と花を楽しむことができるまでに成長していたから。そして、去年は一瞬でも目を離すとルンバがどこに行ってしまうかわからない危うさがあったが、今年はそういうこともなく、落ち着いて桜と食事を堪能することができたから。

 わが家のコロッケは皆さんに好評で、「お店で食べるコロッケみたい! 何か特別なもの入れた?」とのご質問。いえいえ、ごく普通のコロッケのレシピで、カボチャやサツマイモ、ひき肉、玉ねぎのほか、味つけは塩こしょう、ナツメグ、生クリームといったところ。味を整え、揚げたのと、ソースを作ったのが夫だということを話すと皆さん驚愕しつつ「仕上げはお父さんなんだね〜。いいな〜」と羨望の眼差し。ノブ(夫)、今日は本当にお疲れさまでした。



2003年04月04日(金) 1歳児と2歳児の境界線

 進級の様子を日記に書いたら、「こんなにも1歳クラスと2歳クラスで環境が変わるのは、園の方針?」とのご質問を受けた。確かにうちの園では、1歳と2歳で「なんでこんなに?」というほど環境が変わる。

 ルンバの通っている保育園では、0歳、1歳クラスは2階、2〜5歳クラスは1階の教室を使っている。同じ階のクラスどうしは互いの教室を行き来するなど、ひんぱんに交流がある。特に1階の4クラスはオープンな関係で、登園後やお迎え前は皆が一緒になって遊んでいる。

 その様子を見ていて感じるのは、0歳、1歳クラスは「赤ちゃん」、2歳クラス以上は「幼児」という扱いなのかな?ということ。だから扱いの変わる2歳クラスへの進級は、子どもにとっては劇的な変化になっているのかも知れない。

 あまりに変化が大きいので、園としても、進級前から少しずつ2歳クラスの環境に慣れさせる準備はしてくれていた。例えば、3月に入ってから1階のホールや2歳クラスの教室で遊ぶ機会をできる限り設けていたこと。年末くらいから、カレーライスのような汚れるメニューの時以外は食事エプロンを使わないことにしたり、トイレではスリッパをはくことを習慣づけたり。2階は基本的に裸足で過ごすので、1階で過ごす時には上履きをはく練習をしたり。

 それでも2歳クラスに進級すると、突然「お兄ちゃん、お姉ちゃん扱い」されているように感じるのだ。しかし相手はまだまだ扱いの難しいお年頃の2歳児。完全に幼児の仲間入りとまではいかないようで、3〜5歳が縦割りグループを作って年間で行う活動にはまだ参加しないし、お別れ会などの行事の時も3歳以上はホールの座席にちゃんと座って見るが、2歳は0・1歳の子たちと一緒に2階で遊んでいて、自分たちの出番の時だけ下りてくる…など、少々微妙な立場なのである。

 さて、今日のルンバはというと、朝はとりあえず教室にまっすぐ行くことができた。でも日中はまだ「イヤイヤ」が続いているらしい。「イヤ〜!」と叫ぶルンバに「うんうん、イヤだったんだね〜」と同調しながらなんとか気持ちを切り替えさせて、園での生活を送らせてくれている保育士さんたち、本当にありがたい存在なのだ。



2003年04月03日(木) ひと味違う朝

 さて、進級3日目である。
 登園すると、今日のルンバはひと味違った。2階に行くとぐずることなく、1階の2歳児クラスの教室に直行できたのだ。3日目にしてこの快挙(?)。もっと長丁場になることを覚悟していたので、嬉しさもひとしおだ。

 肝心の昼間の様子はどうだったのかというと、連絡帳によれば
「『ヤダ』と言いながら逃げ回る時間がちょっとずつ少なくなっています。『しょうがないなあ〜』って顔をしたり、眉間にしわが寄るのが笑えます。かわいい♪」
 とのこと。最後の「かわいい♪」に、ルンバのイヤイヤを大きな気持ちで受け止めてくれている保育士さんの心が込められているようで、ホッとする。

 そう言えば4月1日の日記に書き忘れたけれど、連絡帳も、2歳児クラスになって変わったアイテムの一つである。1歳児の連絡帳の記入項目は、家庭欄は睡眠時間、体調、体温、便の有無、夕食と朝食の内容、帰宅後の家庭での様子を。園の記入欄は昼寝の睡眠時間、体調、便の有無、昼食とおやつを食べた量、園での様子を毎日交換していたのである。用紙は各項目の記入欄が刷られた専用のものを、ひもで綴じて使っていた。

 ところが2歳児以上では、そこまで詳しい情報交換はしない。連絡帳はA6判の大学ノートになり(布ばりした表紙をその外側につけるが)、記入項目も特に定められていない。家庭での様子とか、特記事項があれば書いてくださいという感じ。園からの報告も、大まかに1日の様子が綴られるだけになった。

 これはちょっと寂しいが、2歳にもなれば、そこまで詳しい情報を書かなくても大丈夫ということなのか。1歳児クラスと2歳児クラスのあまりにくっきりした境界線に、まだまだ親もとまどいがある。そう思えば、当事者である子どもがまだまだ慣れないのも仕方のないこと。気長にいこう、気長に。



2003年04月01日(火) 進級

 さて、新年度の始まりである。ルンバも晴れて2歳児クラスに進級と相成った。

 1歳児クラスから2歳児クラスへの進級は、園生活で最も環境の変化が大きい。まず、教室が2階から1階へ変わる。これまで自分の教室でお昼寝していたのが、ホールで2〜5歳児クラス全員と一緒に寝ることになる。裸足で過ごしていたのが、基本的には上履き着用となる。そして、通園カバンを肩から下げて通園するようになる、といったところか。2歳児クラスは1歳児クラスより定員が3名多いので、新しいお友だちが3人入るという変化もある。

 親的には、ロッカーがなくなり、着替えを入れる引き出し等のスペースがこれまでの半分になるということ、新たに通園カバン(毎日持ち帰る)と上履き入れ(週末に上履きを持ち帰る時、週明けに持って行く時に使用)を用意しなければならないことといったあたりが変化。

 準備の手順が多少違ってくるので、私としても少々緊張しつつ登園した。するとルンバ、まずこれまでの下駄箱に自分の靴をしまおうとする。あわてて、
「ルンバくんの下駄箱、場所が変わったんだよ。ほら、こっちに名札が貼ってあるでしょ?」
 と説明しながら、新しい場所を教えてやる。

 おとなしく靴を置いてはくれたものの、何の疑いもなく2階に行こうとするルンバ。それを制し、
「今日から2階は赤ちゃんたちがいるんだよ。ほら、ルンバくんのお友だち、みんなこっちにいるでしょう?」
 と新しい教室に連れて行こうとしたが、2階に行くと言って聞かず、しばしぐずる。

 ルンバがぐずっている間にクラスメートのYくんが2階に行こうとすると、自分も2階に行こうとしているくせに
「Y、まめよ(だめよ)、そっちは、あかちゃんよ!」
 と怒っている。言われている内容は理解しているらしい。

 なんとかなだめすかして教室へ。やれやれ、ここまでで15分くらいかかってしまった。

 いざ教室に入ると、1歳児クラスよりたくさんの電車と線路の玩具があるのを見つけ、遊びに興じ始めて、なんとか泣かれずに保育園を後にすることができた。途中入園でもすんなりと溶け込めたルンバだけれど、同じ場所の中で急に環境が変わることには、とまどいを感じているようだ。

 担任の先生は、今回も3人。1人は持ち上がり、1人は以前は別のクラスを担任していた先生、そして1人は新たに異動されてきた先生。子どもたちはどうしても慣れている持ち上がりの先生のところに集まり、新しい先生たちは大変そう。そして、新しく入園した子は「ママ〜」と目を真っ赤にして泣いていた。

 さて、夕方お迎えに行くと、お持ち帰りの汚れ物がてんこ盛り。いままで順調に布パンツ生活を送っていたルンバだけれど、先生や環境が変わったことで、調子が崩れてしまった様子。トイレに誘われても
「やーだーよ」
 と逃げ回り、タイミングを逃しておもらし、というのが続いてしまったそうだ。
 その話をしながら、新しい担任の先生が、
「まだ、お前(先生のこと)に心を許さないぞ!って感じです(苦笑)。でも、がんばります」
 と。ああ、先生も大変なんだなあと改めて思ってしまった。まあ、そのうち慣れれば、また順調な布パンツ生活に戻ってくれるだろう。しばらくは、こちらものんびり構えてつきあってあげるしかないな。がんばれ、ルンバ!


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