わんぱくルンバの冒険日記

2002年10月31日(木) マブダチとの再会

 午後遅めの時間にうち合わせが入ってしまい、保育園のお迎えに間に合うかどうか微妙だったので、以前通っていた託児所にお迎えを頼んだ。託児所のスタッフがお迎えに行き、託児所に連れて行ってくれるというサービスがあるのだ。

 久々の託児所だったが、ルンバはまったく違和感なく遊んでいたとのこと。毎日のように通っていたころ、一番の仲良しだった男の子が途中まで一緒だったそうで、仲良く遊んでいたそうだ。さすがマブダチ、覚えていたのかな?

 託児所に迎えに行くと、ルンバはミニカーで遊んでいるところだった。私にそれを「どーじょ」と渡してくれるので、「ルンバくん、おうちに帰るから、これナイナイしておいで」と言ってみたら、トトトトッと部屋に戻って行って、ちゃんと片付けてきた。

 託児所時代のルンバはまだそんなことはできなかったので、先生たちも驚いて、「ルンバくん、すっかり子どもっていう感じになったねー。顔もずいぶん変わったし」としきりに感心してくれた。毎日一緒にいるとわからないけれど、きっと1日ごとに顔も変わっているんだろうなあ。



2002年10月29日(火) ゲゲゲゲ…/ルンバ語録

 ルンバが突然、私の目の前にカエル人形を3匹並べはじめた。
「ゲ、ゲ、ゲ…」
 歌っているような口調で一生懸命くり返している。

 ひょっとしてと思い、「♪カエルの歌が〜」と歌ってやると、嬉しそうにして一緒に「ゲゲゲゲ、ゲゲゲゲ」と歌い出した。保育園で歌を覚えてきたのかな?このごろの吸収力はホントにすごい。

           * * * * *

 最近おぼえた言葉。
「ぶーん」…飛行機やヘリコプターのこと。音が聞こえると、たとえ家のなかにいてその姿が見えなくても、「あっ、ぶーんだ。バイバーイ」と言っている。また、姿を見つけるのも早くて、かなり上空を飛んでいる飛行機の姿をすぐに見つけて指差している。「あれは飛行機だよ」と言われてくり返すときだけ、きちんと「ひこーき」と言える。

「おっしゃま」…おつきさま、おひさま両方のこと(というか区別がついていない)。絵本などを見ても言うし、本物の月を指差しても「おっしゃま!」。ちなみに、「おたーま(ただいま)」ととてもよく似た発音なので、おそらく私と夫以外は聞き分けは不可能。

「ばんばんぼ」…字面だけ見ているとまったくわからないと思うが、実は「卵」。「たまご」と同じイントネーションで言う。

「ばんぼー」…こっちは「マンボウ」。

「ばんぽ」…これは「散歩」。わっかんねー(笑)



2002年10月27日(日) こわーい!

 とあるお祭りに遊びに行った。
 仮装している人があちこち歩き回っているお祭りなのだけれど、そのなかの一人が獅子舞のお面をかぶっていた。私がルンバを抱いているのを見つけて、獅子がこちらにやって来た。
 するとルンバの顔がみるみる歪む。
「ふえーん」
 ついには泣き出してしまった。どうやら怖かったらしい。

 今年の節分の時、ママたちがみんな、鬼のお面をかぶっているのを見ても、まったく平気だったルンバ。ほかのママたちに
「ルンバくんは強いねー」
 なんて言われたけど、多分わかっていないせいなんだろうなと思っていた。

 それが今回のこの反応。どうやら、「こわい」という感情が芽生えてきたらしい。そんな変化でも、親は嬉しいのです。

 で、家に帰った後、ルンバがビーチボールを持って来て何やら私に話しかけてくる。ボール遊びをしたいのかと思ったら、どうも違うらしい。そこで私はやっと思い出した。

 お祭りのなかで、背中に大きなボールを乗せて、かたつむりみたいなかっこをしながら四つ這いになって徘徊している人たちがいたのだ。ルンバはどうやらその真似をしようとしているらしい。背中にボールを乗せてやると、満足してハイハイをしはじめた。お祭りの時は怖がってたクセに。でもホントはちょっぴりうらやましかったのだね。



2002年10月26日(土) 「しまじろう」にハマる

 ベネッセの通信教育「こどもちゃれんじ」。ルンバが生まれてからというもの、くり返しDMが送られてくるが、いまだ入会していない。

 このDM、ハガキだけの簡単なものもあれば、付録がついていることもある。付録だけはいつもありがたく使わせてもらっている。
 今回の付録はビデオだった。教材の中にビデオがあって、そのダイジェスト版がついていたのだ。
 早速ルンバに見せてみた。ハマるハマる。もう夢中になってしまって、画面から離れようとしない。

 そのなかで「げんこつやまのたぬきさん」の手遊びをやっていた。見ていたルンバはげんこつをつくり、一生懸命マネしている。一緒になって歌い、踊ってあげると、ルンバはさらに懸命にマネをした。

 以降、一体何回「げんこつやまのたぬきさん」をしたことだろう? ルンバが寝るまで、くり返しリクエストされ続けた。しまいにはずいぶん上達して、パパに得意気に披露。夫は親バカモード全開で、「かわいい〜」と目を細めて見ていた。

 最近、NHKの教育テレビを見ていても、いちいち全部真似して踊る(踊る時は必ず一緒にやるよう誘われる)。前に比べて格段にマネが上手になってきたなあ〜とこちらも親バカモード全開の母なのだった。

 そういえば。ルンバは長らくジャンプの真似をしても足が完全に床から離れない状態が続いていたのだけれど、いつのまにかちゃんと飛べるようになっていました。

※後日談…某ネットオークションでしまじろうのビデオ、買ってしまいました。



2002年10月25日(金) ぼくの!

 保育園にお迎えにいくと、先生が
「今日はルンバくん、がんばっていましたよー」
 と話しかけてきた。
 なにをだろう?と思って聞いてみると、こんな話。

 園庭で遊んでいた時のこと。太いパイプに木の電車を通して遊ぶのが好きなルンバ。別の遊びに移った時にほかのお友だちがその電車を使いはじめたのを見て、
「それ、ぼくのだった!」
 とアピール、大泣きしはじめたそうだ。相手のお友だちもゆずりたくなくて、2人で泣きの大合唱。
 結局、お友だちが折れて、ルンバに電車をゆずってくれたらしい。

 それを聞いていて、私はどう受け止めて良いかわからずとまどってしまった。先生の口調は「よいこと」を話しているような感じ。けれど話の内容は「おもちゃをゆずれなかった」という、どちらかというと「悪いこと」? なんて反応してよいかわからず複雑な表情を浮かべていたら、先生はこう言った。

「いまの時期は自分の主張を十分に出してくれることが大切なんですよ。だから、ゆずれないことを責めないでくださいね。特にルンバくんは、これまではおもちゃの取り合いになると必ずゆずっていたんです。自己主張ができるようになったということは、園に慣れて来たということでもあると思いますよ」

 大人の理屈で言うと、「お友だちにちゃんと譲れなきゃ」って思ってしまいがちだけれど、その時期なりの子どもの自己表現を大切にしてあげなくちゃならないこともあるんだな。勉強になりました。



2002年10月24日(木) 味をしめて

 今日、保育園では10月のお誕生会が開かれたそうだ。
 お誕生会の時は、その月にお誕生日を迎えるお友だちが皆の前に出てカードなどをもらい、拍手でお祝いを受ける。10月生まれのお友だちがみんなの前に出て行くと、ルンバも一緒についていこうとした。先生が
「ルンバくんは違うよー」
 と引き止めると、突然ルンバは床に突っ伏して泣き出したそうだ。
「僕もみんなの前に出てお祝いしてもらうー!」と。

 9月生まれのルンバは、初めて参加するお誕生会でいきなり祝ってもらう側に立つことになった。「お祝いする側」としてお誕生会に参加したことのない彼、みんなに拍手してもらったのがよほど気持ち良かったのか、味をしめてしまったようだ。11月のお誕生会では、お友だちをちゃんとお祝いできるかな?



2002年10月23日(水) 食欲の秋

 気がつけばすっかり深まる秋模様。
 天高く、馬もルンバも肥ゆる秋。
 いつもムラ食いが激しいルンバ、秋のせいだか何だか知らんが、今日は1日通してものすごく食べた。

 まず、朝はトースト6枚切り1枚(チーズ、メープルシロップかけ)とラフランス2切れと牛乳。
 昼はカレーライス全部とサラダ半分。
 おやつは煎餅と牛乳。

 そして夜はごはんを茶わんに軽く1杯分とほうれんそうのお味噌汁1杯、ソーセージを1本、バナナを1本食べて、それで終わりかと思えばさらにレーズンロールパン2個をたて続けにペロリ。最後の1個は食べながらウンチである。
 ひとしきり遊んだ後、またもやレーズンロールパン1個をペロリ、牛乳を150ccほど飲んだ。さらに言うならお風呂上がりのお茶も150cc一気飲み。

 冬眠でもするつもりなんだろうか? 満腹中枢が突然壊れたか。あまりの食欲に驚くばかりの1日なのだった。



2002年10月22日(火) 煙中訓練

 保育園で「煙中訓練」というのが実施された。
 ある教室の中に発煙筒を焚き、煙りの下をくぐって避難する訓練なのだそうだ。

 年長クラスから順番に訓練したらしいのだが、煙がモクモク漂っている様子が気になってしかたがないルンバ。自分たちの順番はまだ先だというのに、年長クラスの子どもたちの後に続いて訓練中の教室に入ろうとし、先生に「まだだよ〜」と押さえつけられてしまう。

 いざ自分たちのクラスの順番が来ると、「待ってました!」と言わんばかりに大はりきりで、一番手に名乗りを上げたのだとか。右にルンバ、左にKくんと手をつなぎ、先生と3人で煙の中に乗り込んで行くと、発煙筒独特のにおいに驚き、Kくんは大泣き。一方ルンバはなぜだか大喜びで、無事に訓練を終えて教室から出て来たと思ったら、とんぼ返りでもう一度入ろうとして、またもや先生に押さえつけられたのだとか。

「役場の人も驚いてましたよ〜」と先生。

 運動会の時といい、なんだかルンバはいつも先生に制止されているなあと苦笑してしまった母であった。



2002年10月21日(月) 脱皮

 10月も下旬に突入し、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。
 夏ほどではないにせよ、相変わらず寝相の悪いルンバは、明け方のものすごーく寒い時にも布団を飛び出してしまっている。風邪を引かれては大変だ。こんな時のお助けグッズがスリーパー。綿タイプのものを着せてやり、さあこれで布団を飛び出しても大丈夫、と私も安心して眠りについたのだった。

 それなのに。
 朝、目が覚めると、布団から飛び出して寝ているルンバ、スリーパーを着ていない。確かに着せたのに、なぜ?!と思い周囲を見回すと、脱皮後の殻のようにルンバがスッポリと抜け出した様子をうかがわせる形で、寝室の隅っこにスリーパーが脱ぎ捨てられていた。

 寝ぼけて脱ぐなあ〜〜!

 スリーパーを脱がれてしまっては、なす術なしじゃないか。どうしたものかと頭を抱えながら、遅れて起きて来た夫に向かい、
「朝起きたら、ルンバがスリーパーから脱皮してたよ〜。困ったなあ」
 と報告すると、
「ああ、俺、ルンバがスリーパー脱いでるとこ見たよ」

 なんだと。

 見てたなら、もう一度着せてやるとか何とかしてくれよう。おのれの孤軍奮闘ぶりに、思わず脱力してしまった朝なのだった。



2002年10月20日(日) 二語文

 夫が「ルンバが二語文をしゃべった!」と興奮気味に報告してきた。
 まだ一語すら大してしゃべれないのに、二語文を?!と驚いて、
「なんて言ったの?」
 と聞くと
「あーあ、おちちゃった、って!」

 ……いや、そういうのは二語文と言わないのでは…。
 しかもそれ、前から言ってるし。



2002年10月19日(土) 「も」

 単語はだいぶ増えて来たとはいえ、まだ発音の不明瞭なルンバは、相変わらず何をしゃべっているのか全然わからない。それでも会話する気は満々で、18日(金)の連絡帳にも

「まだうまく発音できないのですが、保育士がほかのお友だちと遊びながらお話していると、ルンバくんも一生懸命しゃべって加わってきます。『×○△……ねー!!』と語尾は上手で、『ねーっ!』と答えてあげると、嬉しそうにしています」

 と書かれていた。
 そうそう、語尾だけは上手というか、宇宙語をドバーッとしゃべった最後に、必ず「ねー!」とか「よー!」とかがつくんである。女の子ちっくな語尾になってしまうのは、私の真似をしているからなのだろう。

 ところが。
 なにがきっかけなのかはわからないが、異変が起きた。

 語尾につく言葉が変わったのである。
 どうなったのかというと、
「も」。
「も」なのである。
「×○△……も」。

 たとえば、いままで「いたい、いたいねー」と言っていたのが、「いたい、いたい、も」。ほかにも「おいしい、も」とか、「たっててー(たすけて)、も」とか、「おっちゃった(落ちちゃった)、も」とか、とにかく必ず「も」がつくようになってしまった。

「も」ってなんなんだ。

 ルンバ、日本語マスターへの道を、また一歩、後退してしまったような気がしてならない週末なのであった。



2002年10月18日(金) あいさつ

 ルンバは朝、目を覚ますと、寝室のトビラをバタンと開け放ち、怒ったような顔をしながら、すごい勢いでドスドスドス…と歩いてリビングまでやってくる。
「ルンバくん、おはよう!」
 と言っても、かつてルンバから、あいさつが返って来たことはなかった。

 いつになったら覚えるのかなあ、と思っていた、朝の出来事。

 いつものように、ドスドスドス…という地響きとともに、ルンバが起きて来た。トビラを開け、リビングに入って来て、私と目が合った瞬間、怒ったような顔のまま、ルンバが
「おはよー!」
 と言ったのである。

 わー!!!
 驚いて、「ルンバが、おはようって言ったんだよー!」と朝から大騒ぎしてしまった。
 根気よく言い続けてれば、覚えてくれるんだなあ。予兆なしに、ある日とつぜん言えるようになったりするから、ルンバの言語習得ペースはよくつかめない。
 早く覚えてほしい「ありがとう」と「ごめんなさい」も、あとひと息なのかもしれないな。がんばれ、ルンバ!



2002年10月17日(木) 電車仲間

 朝。教室に向かう階段を「よいしょ、よいしょ!」と大声をあげてのぼっていた。ルンバ、声がデカイ〜。と思っていたら、その声に気づいた教室のみんなが、先生と一緒に「だれかな〜?」と見にやってきた。

 ルンバの姿を見つけると、お友だちが口々に「あっ、ルンバくんだ!」。ルンバの名前は子どもには結構発音が難しいのだけれど、同じ1歳児クラスの仲間たちは、上手に発音できる子が多い。

 階段をのぼりきったところについているドアを開けて中に入ると、お友だちがよってたかってルンバの体のあちこちをなで、「おはよー!」。なんだか今日は、熱烈なお出迎えだ。

 みんなと団子になりながら教室に入っていったら、別の先生が「あっ、ルンバくん、おいでおいで!」と呼ぶ。どうしたのかと、あわてて行ってみると、Iくんがいつものように木製の電車とレールで遊んでいた。
 と、先生が棚の上を指さす。
「これ、Iくんがルンバくんのためにって作って置いておいてくれたんだよー」

 棚の上には3車両ほど連結された電車が。おお、すごい!なにがすごいって、Iくんとは毎朝、電車戦争が勃発、後からやってきたルンバはいつも「ルンバくんはダメーっ!」とIくんに怒られ、先生に「Iくんが使い終わったら、ルンバくん貸してもらおうね」となだめられていたのだ。それが、ルンバが登園する前から、Iくんは先生と「ルンバくんも、もうすぐ来るよね」と言って、一緒に遊ぶために電車を取っておいてくれたというのだから、うれしいじゃないか。
 なんだかすごく感激した朝なのであった。



2002年10月16日(水) ルンバ語録

 最近おぼえた言葉たち。

「おいしょ〜」:おいしそう。これまでは、「おいしそう」と言うべき時も「おいしい」と言っていたけれど、使い分けるように。

「りれ〜」「きれ〜」:きれい。手をきれいにするような時には言っていたが、先日、風景写真を見て初めてこう言ったので感動。

「あむ」:ハムスターのこと。

「かんかんせん」:新幹線。ひかりなどの、いわゆる昔ながらの新幹線を見ると言うように。しかし飛行機を見てもそう言ってる?!

「たってて〜」:助けて。追いかけられた時などに言う。

「ばしゅ」:バス。以前はバスを見ても「でんしゃ」。まだ完全に使い分けはできていないが、正解率がだいぶ高まった。

「しゃっしゃーい」:行ってらっしゃーい。
「あたー(い)ま」:ただいま。
家の中でバッグを腕にひっかけ、手を振りながら自分で「しゃっしゃーい」と言って部屋を出て行き、すぐさま「あたーいま」と言って戻ってくる…というのを延々くり返すのが、お気に入りの遊び。

 ずいぶん言葉が増えて来たなー。



2002年10月15日(火) オムツはいつ外れるか?(2)

 保育園にお迎えに行くと、先生に
「ルンバくん、おうちでパンツで過ごしてみたりしていますか?」
 と聞かれた。

 ギクリ。

 オムツがはずれるのは早くても来春から夏だろうと、のんびり構えていたので、当然そんなことは挑戦する気すらまったくなかったのである。

「いえ、まだです…」
 と言うと、
「じゃあ、パンツで過ごすようになったら教えてくださいね」
 と先生。

 ルンバのおしっこの間隔がどれくらい開くのか、家と園の両方で気をつけて見て確認してから挑戦してみましょうっと爽やかに言われてしまった。しばらくはトイレに座らせるくらいしかやる気がなかったので、内心焦る私。やっぱりそこまでのんびりとは構えていられない?

 ルンバと同じくらいに生まれた子でも、すでにパンツで過ごしている男の子がいるそうだ。
 園でのルンバは相変わらず、トイレに行くタイミングさえあえば成功するという感じで過ごしているらしい。

 でも、わが家ではここ1〜2カ月、トイレでチーできたためしがないんだよなあ。

 このごろはトイレに行きたがる気持ちだけは強まっていて、オムツをはずしてすぐに新しいオムツをつけるのは断固拒否、「チーチー」と言いながらトイレにダッシュ。便座に座り、トイレットペーパーを一片ちぎって流すと、それで満足して新しいオムツをつけさせてくれるという具合。でもぜーーーったいおしっこはしないのだ、トイレでは。お風呂でやっちゃうことはあっても。

 確かに、おしっこの間隔は開いてきているようではある。パンツ…。そんな大それた挑戦、はたしてもうすべきなんだろうか? のんびり構えようと思いつつ、先生につつかれるとドギマギしてしまう、小心者の私なんであった。



2002年10月12日(土) 運動会

 ということで、ルンバ初めての(というか、わが家にとって初めての)運動会の到来である。

 朝8時40分に園に集合。いつもは登園時間が9時半のわが家には、相当きついスケジュール。しかも夫は前日、仕事で真夜中に帰って来たため、なかなか目が開かない。それでもどうにか起こしてレッツゴー。

 園に着くと、門の前に人だかりができていた。40分にならないと開門しないらしい。いまかいまかと開門を待つ。
 門が開いた途端、待っていた人たちが園内になだれこんだ。「もしかして、場所取りしなきゃいけないのかな?」と思った時にはすでに、残っている場所はわずか。あわてて夫が場所を取る。

 0・1歳児は教室で受け入れだったので、私はルンバを連れて教室へ。先生に引き渡し、いつものように「行ってきます!」と言って教室を出る。2歳クラス以上の子どもたちは園庭に並べたイスに座って競技を見るのだが、ジッとしていられない1歳児と0歳児は、出番の時以外は2階のテラスで遊びながら競技を見るらしい。

 オープニングセレモニーが終わると、最初の競技はかけっこ。1歳児クラスの登場だ。かけっこなんてできるのだろうかと見ていると、ゴール地点で先生が待ち、「みんな、おいで〜」と呼んでいる。そこを目がけて走るという形。スタート地点でフライングしたくてたまらず、飛び出す隙をうかがっていたルンバは、先生に「まだよ」と押さえ付けられていたためにスタートが遅れ、皆が飛び出してから慌てて後を追った。そして皆がワーッと先生に抱きつく。先生、倒れる。そりゃそうだ。

 その後はしばらく、お兄ちゃんお姉ちゃんたちの競技を見る。保育園くらいの年齢でも、こんなにいろんなことができるんだーと感動したり、ルンバも2歳とか3歳になったら、こんな風にできるのかなあと想像したり。一生懸命な子どもたちの様子はかわいくて、楽しかった。

 次に来るは保護者競技。その名も「いちごだいふく」。夫に出場してもらう。玉入れの紅白玉が地面に散らばっている周囲をぐるぐるまわり、笛と同時にかかるかけ声を聞いて、その色の玉を取れた人の勝ちというゲーム。「いちご」なら赤、「だいふく」なら白、「いちごだいふく」なら赤と白を1個ずつという具合だ。少しずつ玉を減らしていって、最後に残った人が優勝となる。

 夫は善戦した。最後の5人に残り、最終戦。メンツはパパ4人と小学生の女の子1人。「いちごだいふく!」のかけ声とともに、見事玉を勝ち取ったのは女の子。それでも最後の5人には、先生から「よくできました」と手作りメダルが贈呈された。夫がメダルを首にかけてもらっている時、ルンバが2階から一生懸命、手を振っていたらしく、夫もニコニコして手を振り返していた。

 そしていよいよ、1歳児クラスのメイン競技。「1歳ぐみ、しゅつどう!」と銘打たれたこの競技、子どもたちが消防隊員と救急隊員に扮し(先生お手製の帽子とマント着用)、たくましい隊員になるための訓練に励むというもの。まず子どもたちが一人ずつスタートし、斜面板登り、鉄棒ぶらさがり、布くぐりを順にクリアしていく。全員そろったところで、次の訓練はランニング。「ファイト!」と声をかけながら、園庭を1周。すると突然、火災発生の知らせが鳴り響く。大変だ!パパとママが、燃えさかるビルのなかに!!隊員、全員出動だ、パパとママを助け出すぞ!…無事パパとママと出会えたところで、親子ダンスを披露して、おしまい。というもの。競技というよりは演目という感じだ。

 私は助けられる役で競技に参加することになっていたので、ほかのパパママたちと一緒に、園庭の隅に隠れながら競技をのぞいた。

 ルンバは2番目に並んでいたのだが、1番目の子がスタートしてすぐに後を追って行ってしまう。まだ1番目の子の紹介をしているよう。でもそんなことはお構いなしに、ズンズンと斜面を登り、鉄棒ぶらさがり。ブランとつかまったと思ったら、今度はいつまでも離さない。次の子が鉄棒に来ても、隣でずっとぶら下がり続ける。なんと1分以上ぶらさがっていた。これには私も夫も驚いた。

 布くぐりを終えて、皆が到着するのを待たなければならないのに、ルンバは動きたくて仕方がない。またもや先生に押さえつけられながら、どうにか待つ。そしてランニング。

 その間に隠れていたパパママたちは、紙製の「火事ビル」の裏側に移動。くり抜かれた窓から様子をうかがう。

 いよいよ子どもたちがやってきた。火災警報が鳴り響く。パパママたちは一斉に「たすけて〜!」と叫ぶ。でも、火事ビルは目の前に立ちはだかったままなので、はて、どうアピールしたものか…なんて考えているうちに、ほかのパパママたちはどんどんビルの前に出て、自分たちから子どもを抱っこしたりしている。
「あれ?」
 気がついたら残っているのは2人くらい?

 私としては、ルンバのほうから気づいて助けに来てほしかったのだけれど…。ルンバときたら、全然気づいてくれな〜い。
「ルンバー!」
 と何度か叫んでようやく気づき、駆け寄ってきてくれた。うう、ビリじゃない?(順位を競ってはいないけれど)

 そのまま抱っこして、親子ダンス。事前にフリを聞いていたわけではないので、おたおたしながら先生に合わせる。最後に園長先生から「よくできました」のメダルをもらって、競技終了。ふう。

 その後はルンバも一緒に観戦したのだけれど、すっかり力つきてしまった彼は、途中で寝てしまった。プログラム一番最後、全員での親子ダンスには参加できず。教室でおみやげの栗をいただいて、帰途についたのだった。疲れたけど、楽しかった。



2002年10月11日(金) 月/身体測定

 保育園からの帰り道。すっかり暗くなった空に、ぽかんと三日月が浮かんでいた。それを見つけたルンバ、「あー!」と指差す。
「あれは月だよ。つーき」
「うーき?」
「そう、つーき」
「うーき」
 何度言っても「うき」になってしまう。最初の「つ」の発音が難しいらしい。

 しばらくして、再び月を見ながら。
「月、きれいだね」
「…かーいー、かーいー、おいれー!」
とルンバ。
 通訳すると、「かわいい、かわいい、おいで!」。
 手招きしながら、一生懸命、月を呼んでいる。くうう、かわいいぞ(親ばか御免)。でもね、ルンバくん、お月さまは来られないんだよ。

           * * * * *

 最近、お散歩の時、おともだちと手をつないで歩くのだそうだ。いつもは避難車(子どもたちを集団で乗せる大型バギーみたいなもの)に乗りたがるルンバ、手をつなぐのがうれしくて、テクテクテクテク歩いたのだとか。つないだ相手は女の子。おませさんだのう。

           * * * * *

 身体測定がありました。ルンバ2歳0カ月。
 身長 85.6cm/体重 12.8kg/頭囲 49.1cm/胸囲 48.5cm



2002年10月09日(水) 久しぶり

 久々の保育園。元気に登園してきた。

 病後は甘えん坊になることもあるので、別れ際、離れなかったらどうしよう?などと一応心配してみたものの、まったくの杞憂に終わり。お休みする前と変わりなく、「きゃー!」と雄叫びを上げながら教室になだれこみ、その勢いのまま、遊びに突入。

 久しぶりで疲れたのか、お風呂上がりに大好きなビデオ「ハム太郎のしんかんせん」を見つつ、これまた大好きなハムスター人形を抱きしめながら、いつの間にか寝てしまっていた。

 今週末は運動会。私も夫も、それぞれ競技に参加することになりそう。運動会に苦手意識のある私は、ちょっぴり緊張。でもルンバの晴れ姿(になるだろうか?)を見るのは楽しみ。



2002年10月08日(火) 復活!

 その後もルンバの熱は上がることなく、食欲も戻って完全復活。ここ数日ずっと家にいるので、エネルギーが余りまくって、朝から大暴れ。

 しかし今日は予定通り、ベビーシッターさんを頼んだ。もともと取材が夜までかかるため、二重保育をするつもりだったのだが、病み上がりに無理をさせたくないので保育園はお休み。代わりにシッターさんに家で見てもらうことにしたのだ。

 シッターさんに来てもらったのは2時。ルンバはいつもなら昼寝をしているはずの時間。しかしお客さん大好きな彼は、訪ねて来たシッターさんを見て大喜び。
 来てくれたシッターさんは60代の女性で、やわらかい口調の優しそうな人。ルンバもすっかり気に入ったのか、私が外出の準備をしている間も夢中で遊んでいる。そのままそっと出かけたのだが、泣く気配ナシ。

 その後もそのまま機嫌よく遊んでいたらしい。ただし、いたずらっ子モードMAXのスイッチが入ってしまったらしく、棚にのぼるわ、台所入り口のベビーゲートを乗り越えて中に入り、鍋をかぶって遊ぶわと、大変ではあったようだ。

 用意しておいた夕食もまあまあ食べて、人心地ついたあたりで、夫が帰宅したそうな。その後、私が帰宅すると、布団の上で遊んでいたルンバは私のスカートがヒラヒラするのに喜んで、スカートめくり小僧と化す。いまからそんなことに目覚めるな〜!

 寝るのは少し遅くなってしまったけれど、とりあえずは完全復活してくれて、本当に良かった。ふい〜。



2002年10月07日(月) ベビーシッター

 ルンバが熱を出して今日はあまり仕事ができなさそうなので、6日(日)夜、仮眠を取った後に起き出して、せっせと仕事をしていた。そろそろ寝なくちゃマズイかな〜と思っていた午前4時半。私が起きている気配を察して、ルンバがドスドス起きて来た。一度は布団に戻したものの、すぐにリビングに戻って来てしまう。

 まだ熱があるようだったので、解熱剤入りの小児用風邪シロップを飲ませ、ルンバお気に入りの「きんきゅうじどうしゃ」(パトカーや救急車、消防車の走る姿をただひたすら見せるというマニアックなビデオ)を見せながら、またお仕事。ルンバは「ピーポー…」とつぶやきながら、満足気に再びねんね。時刻は5時半前。やれやれ…と私も就寝。

 起床時間はすぐにやってくる。8時過ぎに夫を起こし、ボーッとしながらも私はまた仕事。ルンバは爆睡。夫を送りだし、仕事もまあまあはかどった午前10時過ぎ、ルンバがようやく目を覚ます。体を触ると、平熱っぽい。ひとまずホッとする。ただし明け方解熱剤を飲ませているので、時間が経てばまた熱が上がるかもしれない。

 ルンバがあまりに具合が悪いようであれば、明日の取材の日時をずらしてもらうことも考えたが、そう簡単に予定をずらせるわけでもない。幸い、快方に向かっている様子。けれどもし、熱が下がらなかったら、どんなに元気で機嫌が良くても、保育園では預かってくれないだろう。まずは明日の預け先を確保しなければ。

 実家は両方とも遠いし、仕事もしているので、ルンバを頼むことはできない。以前友だちから、どうしても行かなければならない仕事がある時に子どもが熱を出して、ベビーシッターをお願いしたという話を聞いたのを思い出し、昨夜、ネットでベビーシッター会社をいくつかピックアップしておいた。とりあえず一番条件が見合っていそうなところに電話をしてみる。

 条件とは、入会金、年会費、利用料金などの金額的なことと、急な事態に臨機応変に対応してくれること。前日キャンセルでお金がかかるところも多いけれど、子どもの急な発熱という事態を考えると、出費がかさみそう。そこでまず最初に電話したのが、前日キャンセル無料の会社。

 会員登録するには手続きを踏まなければならないため、金額はかさんでもビジター利用するしかない(金額が割高になる)と思って問い合わせたのだが、今日の夕方に説明に来てくれるとのこと。明日の利用時間と病児保育であることを伝え、シッターさんの手配だけ進めてもらって、あとは夕方を待つことに。

 夕方、ベビーシッター会社の人が来宅。詳しい説明を聞き、即入会する。何かあった時のために、こういう預け先は確保しておいたほうがいい。明日のベビーシッターさんの手配も無事に済んで、とりあえずはひと安心。

 とあるウェブサイトで、「ワーキングマザーを続けて行くことの必要条件の一つが『子どもが元気であること』だと痛感している」という書き込みを見かけたが、今回のことで身に染みる。子どもの健康と安全を守りながら、仕事の責任を全うするという、ごく当たり前のことをするのに、とんでもなく努力と苦労を伴うのがワーキングマザーなんだなあ。



2002年10月06日(日) 発熱

 5日(土)の夜から、ルンバが熱を出した。
 実は5日、近所で縁日があって、遊びに行って来たのだが、どうもルンバがおとなしい。なんだか少し体が熱い気もした。ノドが乾いているみたいだったのでイオン飲料をあげると、300mlくらいゴキュゴキュッと飲んでしまった。

 やっぱりおかしい、とすぐに帰宅することに。
 ところがルンバ、水分補給をした途端にパワー復活。家までの道のり、なぜか駆け足で帰る。

 家に着くとすぐに熱をはかった。37.5度。平熱は36度台後半なので、微熱くらい? 実は2日くらい前から少し咳き込んでいたのだ。夫の風邪がうつったらしい。土日で治ってくれると良いのだけれど…。

           * * * * *

 6日(日)になって、熱が上がってきた。38度台前半。相変わらず機嫌は良く、元気に遊んではいるのだけれど、やはり咳が少し出る。今晩から月曜日にかけては雨との天気予報。幸い、明日は外出の予定がない。仕事は夜にやるとして、保育園は休んだほうがいいかも知れない。

 問題は8日(火)、9日(水)。この2日間は取材が入っている。それまでにルンバが治ってくれれば良いけれど、熱が下がらなかった場合、どうしよう…。



2002年10月03日(木) ワンダフル!

 保育園にお迎えに行くと、ルンバが小さな布のバッグに電車のオモチャをたくさん詰め込んで、トコトコ歩いているところだった。私が来たのに気が付いて、バッグを持ったままやって来たので、かるーい気持ちで、
「ルンバくん、おうちに帰るから、おもちゃナイナイしたら?」
と言ってみた。

 言ってみたものの、せいぜいバッグごと棚に突っ込むくらいかな、なんて思っていたのだ、私は。

 するとルンバ、まず電車のオモチャがいつもしまってある箱を出してきた。箱の中はオモチャを1台ずつしまうよう、細かく仕切られている。ルンバはそこに、きれいに1台ずつ、せっせとおもちゃを片付け始め、全部しまい終わると、元あった場所に箱を戻した。次におもちゃを入れていた布バッグを、カラーボックスの所定の場所にクシャッと押し込んだのだった。

 その様子を見ていた先生たちに、「ルンバくん、えらーい!お片付け上手ねえ」と誉められ、拍手をされると、得意げに部屋を見回して、私のところに戻ってきた。

 いやあ、母もびっくり。どんどん高レベルな片付けができるようになっているんだなあ。わが家ももう少しちゃんと片付けてもらわなくっちゃ。



2002年10月02日(水) のぼれやのぼれ

 どうやら保育園では、月1くらいのペースで消防署に遊びに行くらしい。今日の散歩コースは消防署。また消防車に乗せてもらったそうだ。

 大喜びのルンバは、消防署の人が下ろそうとしても、どんどん上のほうにのぼっていってしまい、困らせていたのだとか。上のほうって、一体、どこまでのぼっていってしまったの?

           * * * * *

 このごろ、キャラクターの名前をいろいろ覚えはじめた。

「英語であそぼ」から「イグー」(イグイグ)、「ジェビー」(ジェービー)、「いないいないばあ」の「わんわん」、「ダーダ」、「グーチョコランタン」では「ジュジュ」(ズズ)など。おもしろいのは、たとえば「英語であそぼ」なら最初に覚えたのはイグイグ。「いないいないばあ」では「くう」よりダーダを先に覚えるなど、普通だったらそこから覚えないだろう!という脇役から覚えること。特にイグイグは大好きらしい。ルンバの好みはナゾだなあ。



2002年10月01日(火) お父さんスイッチ

 教育テレビの人気子ども番組「ピタゴラスイッチ」。
 相変わらずルンバは大好きで、たまにビデオに録画して見せてあげている。

 で、今日もビデオを見せながらボーッとしていたら、ルンバが突然おしりふきの箱を持って、「トゥクトゥク…ッチ!」とか言いながら、私の所にやってきた。

 「ん?」と思って画面を見ると、「お父さんスイッチ」をやっているところ。「お父さんスイッチ」とは、空き箱に「あいうえお」などの文字のボタンを貼り付け、ストローでアンテナを作った手作りのスイッチで、たとえば「あ」を押すと「あくびをする」というようにお父さんを動かすことのできるスイッチなのだ。

 ルンバはどうやら、それを見て真似をしているらしい。
 よしよし、と思いつつルンバが「ッチ!」と箱を押すたびに、画面のお父さんと同じように「ひげをそる」「フラダンスをする」などやって見せるのだが、どうやらルンバのお気に召さないらしい。私のリアクションが地味だと、「僕が求めているのはそんなんじゃない!」とでも言いたげにダメ出しされてしまうのである。なんてこしゃくな。しかし彼の求めるリアクションがどんなものなのかはよくわからず、連続してダメ出しされる母なのだった。くう。

 ちなみに、ルンバは最近「ピタゴラスイッチ」のことを「ジジ」と言う。先日、よん父から電話がかかってきた時にたまたまビデオを見ていて、電話口で「ジジ」と言い、「いまジイジって言った!」と祖父をぬか喜びさせていた彼なのだった。

           * * * * *

 保育園にて。
 寝っころがったお友だちのおなかを、先生が「一本橋コチョコチョ」をやって笑わせ、遊んでいた。その様子を見たルンバ、うらやましくなってしまったらしい。トコトコやって来て、そのお友だちの隣にコロンと寝転がり、「やって!」とおなかを出す。望みどおり先生にくすぐられて、大喜びしていたそうな。


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