STOCKHOLM DIARY
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2004年10月16日(土) Norra Brunn

木曜日に味をしめて、夜スタンドアップコメディ・パブレストランNorra Brunnに初めて行って見た(www.norrabrunncomedy.se)。ここはスウェーデン全国で有名な所らしく、ストックホルムに住んでいなくても誰でも名前だけは知っているらしい。木曜日のJohan Glansがすごくおもしろかったのでかなり期待してたんだけど、やっぱりすごくおもしろかった。

私達がお店に入ったときはもう一番手のコメディアンのパフォーマンスが始まっていた。ものすごい人の数! 立ち見の人たちもすごく多くって、私達は人を押しのけ押しのけとりあえずカウンターでビールを頼んでさっそくパフォーマンスに集中。

この日のコメディアンはShan Atci、Pontus Enhörning,、Johan Glansの3人。1番手のShanはSTOCKHOLM LIVEというテレビ番組で何回か見たことがあるんだけど、ちょっと癖のあるスウェーデン語の爆弾トークがなかなかおもしろい。この人は移民のバックグラウンドを持つ人で、よく移民ネタをやるんだけどこれが不思議と毒がなくって素直に笑えてしまう。

2番手はPontus Enhörningというおじさん。私はこの人のことは知らなかったけど、有名なラジオのパーソナリティーでコメディアンではなく、普段はラジオで真面目なトークを繰り広げている人だという。この人はパフォーマンスの間近くに座ってる観客をからかったり、なかなかブラックなジョークをかましていて、ニヒルな雰囲気が味のある人だった。ちなみに私は残念ながらこの人のジョークがわかんないことが多かった。

そして3番手はJohan Glans。今日の彼のネタは木曜日のネタとかなりかぶってたけど、それでも3人の中では一番おもしろかった。この人はちょっとキュートな外見なのにそこはかとなく情けない雰囲気をかもしだしていて、そこがこの人の持ち味みたい。ネタもどちらかというと情けない系だし。この人の方言は普段聞きなれてるせいか一番わかりやすくって、それも一番楽しめた一因かもしれない。


2004年10月14日(木) Johan Glans

今日は某ホテルで同業者同志のイベントみたいなものに参加したんだけど、予想外に嬉しい出来事があった。

このイベントみたいなものは9時から始まって、私達は1日中ずーっと座ってレクチャーのようなものを聞いていた。終盤私はいい加減疲れてしまい、もう帰りたくってうずうずしていたその時!イベント最後の講演者が私の大好きなコメディアンJohan Glansだったのだ!

彼は私が前によく見ていたKvarteret Skatanというテレビのコメディ番組のレギュラーで、ちょっとかわいい外見とスコンスカの方言が印象深い、かなりおもしろいコメディアンなんだけど、今日の今日まで顔と名前が一致しなくって、プログラムにJohan Glansとちゃんと書いてあったのに、顔をみるまで実際にこの人だったとは気付かなかったのだ。

なので最後の講演に重い目を上げていきなり視界に入ってきた意外な彼の姿をみて私はちょっと興奮してしまった。彼の講演は、講演というよりはまさにスタンドアップコメディで、かなりおもしろくってお腹が痛くなってしまった。もちろん全部はわからなかったけど(すごい悔しい!)、実際に彼のパフォーマンスを見れてとっても嬉しかった。

ちなみに家の近所にはベテランや新人のコメディアンが毎週パフォーマンスしているスタンドアップコメディパブ(レストラン)がある。私はほとんど毎日その前を通りすぎることもあってずいぶん前から興味があったものの、自分の語学力でスタンドアップコメディを十分楽しめるかちょっと疑問でいままで行かずにいた。でも今日たまたま今週の土曜日にJohan Glansがここでスタンドアップコメディをやることを発見(ちなみに彼はよくここでパフォームするらしい)、迷わず行ってみることにした。彼のほかにあと二人コメディアンが来るみたいで、いまからすごく楽しみ。全部わからなくっても、今日のJohan Glansのスタンドアップコメディをあれだけ楽しめたんだから、チケット代は十分もとが取れると思う。


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