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MerryMakers
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MAIL

2005年07月09日(土)
ねたばれ禁止!(><)

ガンダム系のサイトのネットサーフなどをしていると、ぶちあたる壁。
それはうっかりネタバレゾーンに足を踏み入れてしまうということ。
できる限り気をつけてはいるのですが、あの…私って文章読むスピード早いんですよ。速読とまではいかないけど、一瞥しただけで内容を汲んでしまうこと、もある。というか、知りたくないことほどその確率が高いの(苦笑)
世の中には、けっこう先のストーリィ知ってからでも大丈夫なひともいるみたいですが、私は絶対嫌なの。ほんのささいなことでも知りたくない。極端な話、それが楽しかったか、つまらなかったかも、先入観になるから聞きたくないこともあるくらいで(あ、芝居で長野さん美しかった、はOK。いつものことだし/笑)

だから、えと、舞台とか見に行くときも、前情報は意地でもいれない…ように頑張ってる。でも、舞台だとワイドショーとかで、やたらとセンセーショナルなとこばっか宣伝するからわかっちゃうことも多いんだけど。坂本さんの今回のオズとか、イザム氏とちゅーあるよ、ってネタバレやんか!?(怒)
そうやってネタバレされてると、最初からわかってるせいで作品への評価がしずらくなるの。感動も薄れるというか、作品への評価が微妙にかわる。基本的に私はおなじものを何度でも見るひとだから、初見のもつ意味っていうのは、とにかく「吃驚」なんだよね。わかってるなかで見ていく楽しみは、二回目三回目でいいじゃない。一回目は、まっさらなところに「おお!」って思うのが楽しいんだよ。それをさ、へんなところでネタバレされたらさ、台無しだよ。
私はべつに作品の価値がさがるとか、そういうことを言ってるんじゃないんですよ?
そんな、ミステリィを読む楽しみは謎解きのみにある、みたいな偏った考え方はしてません、さすがに(笑)
ミステリィの楽しみのなかの一つに謎解き、という要素があるように、初見での吃驚というのは数ある作品の楽しみ方のうちのひとつでしかないです。でも、人間の記憶はそうそう風化してくれない(何年ぶりでも、結構覚えてるものですよね)がゆえに、一回だけ。ほんと、ひとつの作品に対して一度しか味わえない貴重な楽しみ方なんですよ。
去年の長野さんの舞台、デストラップの初見なんか、ほんとになにも知らなかったからシドニィこと田中健氏とのあの絡みは、すんでのところで声出る、ってくらいの驚きと興奮だったわけです。あれ、あらかじめ知ってたら、「くるぞくるぞ」な期待を伴った興奮にしかならなかったと思う。私の二回目以降の反応がそれだから(笑)、たぶんあってるはず。
デストラの初見のあの興奮はねー、ほんとありえなかった。目は全開、口は手でおさえて、心臓ばくばくゆってたもんね。
反対に今回のオズは駄目。
うっかり読んだアイドル雑誌、坂本昌行氏のインタビューで本人がしゃべってんだもんよ。読んだ瞬間「げげっ」てなもんです。おかげで、デストラのような心臓バクバクがなかったな。あの舞台はすごかったし楽しかったとも思うけど、だからこそ残念って思っちゃう自分がいる。なにも知らない状態で見たかった。

今っていろんな媒体があるから、それだけにまっさらな状態で作品に触れるってことが難しくなってると思う。
本だって、選ぶときにあらすじは必要なんだけど、あらすじでかなりのネタバレしちゃってる本って多いよね。これは書きすぎだべーってよく思う。
あと帯でネタバレね。
典型的な、だからこそオイオイって思うのが「〜〜死す」みたいな、主要キャラの死亡ネタバレ。あのね、リアルタイムで読んでる場合はいいの。
私がやられたのは、グイン・サーガ。あれです。
既刊がすでに百巻越えしてる作品、今読んでるのはまだ二十巻そこそこだけど、新刊でたから買っておこう、と思って書店に行く。平積みされた新刊に綺麗な帯がかかって「〜〜死す」
一瞬絶句。
おい。
それはねえだろ、それ主要キャストじゃんか。死ぬのかよ。

なんかなー。
せつなくなっちゃいます。

ガンダムもそうで、今のところ最悪だったのがゼータのカミーユのラスト。
私がうかつだったといえばうかつだったんですが、映画版ゼータのパスポートの富野監督のインタビュー。

………やられた。

私がわるいのかもしれませんけど。
活字があるととりあえず読んでしまう。
あれ読んだ瞬間しまったって思いましたよ。で、見なかったことにしようと忘れようとしながら、さらに。
シャア関係のサイトで笑えるコラムを書いてるサイトがありまして(なんかね、私もずっと突っ込みたかった!ていうことを書いてるサイトでした。アムロに関して、おそろしいくらいにいじけっぽい少年、とか。そうそう!って笑いながらうなずける)、そこで各登場人物についてのコラムをね…つい読んじゃったんだよね、カミーユ・ビダン。
あっはー、もう、あちゃちゃちゃちゃ。
忘れようとしてることがバリバリ書いてある。
それでも私は忘れようとしながらゼータ見ました。けどさ、忘れようとしてるということは覚えてるというか、逆にはっきりしてくるというか、とにかくまったく効果なし。

ゼータのラストにかんして、私はなんとも言えない感想を抱いてるのはそのせいです。
オズのちゅーみたいに「くるぞくるぞ」な感覚でみてたから、衝撃、はなかった。
本当ならそのラストっていうのはゼータを語る上で外せない要素になるはずなのに、私はそこを語れない。
基本的に私は作品の解釈すきなんですよ。
あとあと出てきた台詞とかから、先に言われた言葉などを深読みするの、大好き。だけど、カミーユのは知っちゃってたから、見ながらリアルタイムでその解釈する言葉が脳裏に浮かんで鬱陶しかった。
無心でみて、楽しんで、そのあとで考えながら見て楽しむのが面白いのに、最初からぐちゃぐちゃ理屈浮かべながら見てたから自分がイマイチなの。作品がじゃなくてね、私がイマイチ。
思考ってとまらないんだよね。
現実とちがって中の世界っていろんなことを平行して考えることも可能なの。だから私は、頭のなかにアムシャを妄想しながらカテクロの世界観考えたりもできるわけで。
集中力ないから、むしろひとつのことを考えつづけるって難しい。ふわっふわしてんの(苦笑)
ゼータみながら解釈が浮かぶっていうのは、つまりそういうことなんだよね。見て、聞いてるのに、ストーリィ追っかけながら頭んなかでごちゃごちゃしゃべってる自分がいんの。あーうるさい。真っ白だったら、初めてのものを受け止めるだけで精一杯になるから余計なものは飛ばないのにね。

他のひとに伝えるには私の文章は足りていないかもしれませんが、まー、そんなわけで私はネタバレが嫌いです。
嫌いといいつつ…今日もちょっと知っちゃいました(涙)
ダブルゼータの展開について。
またしてもカミーユ関係です。
はああああああ、私がわるい。カミーユについてのコラムをクリックした私がわるい、んですけど、そりゃないべやー(泣)

もう、これ以上知っちゃわないように、もう何もみないぞ。
こないだ初めてガンダムファクトファイル買ったんですよ。特集人物にカテジナさんがいたから。
そこに一緒にクローズアップされてたの、ルー・ルカね。
もー、やばい。
あの雑誌やべえよ。
ひとつの作品を目当てで買うと、もれなく他作品のネタバレもついてくる(苦)
文章読みなれてるとね、単語をいくつか拾うだけで内容の推測ついちゃうでしょ。べつに特技でもなんでもないですけど、そういうので分かっちゃうのって辛い。

あーもー、あのシリィズうかつに立ち読みもできんよね。なにもかもばらされてしまうからね。
くわばらくわばら(?)