時間ないので、とりあえず一言。
半径２メートルの距離に井ノ原快彦。
それだけで最初の三十分ぐらいアタマフリーズしてました。
視力検診で、一番上のCすら危うい私の目で、なにも眼鏡もなんもないのに、井ノ原さんの顔ちゃんと見える距離で。
このひと雑誌とかテレビとかだと全然ブサイクなのに、どうしてこんなに綺麗な顔してるんだろうって。
泣きそうに。
うう…。
おかげで、最初の金鎖巻いてワイルドーな、博さん。
いつ出てきたかも分かりませんでした。
うう、いのっち…すげえ好きだよ。おとされた（笑）
というわけで、時間ができたのでトンロク感想。ネタバレあり（だと思うので）嫌なかたはゴーバック。
席がですね、R列２５番って、右ブロックの左端だったんですね。
で、R列って十八列目なんですけど、なんていうのか…会場十七列目までの前半とそれ以降の後半に分かれてて、ちょうど真ん中に階段があるんです。これは会場図見れば一目瞭然なんですけど、その階段のすぐ後ろが私の席で。
オープニング。
「もしかして、サイドから入ってくるのかな？」って思わせる台詞まわしだったんですけど、まさか、目の前にニョキって出てこられるとは思いませんでした。
目の前で。
ボクサーがリング入りするまえに来てるローブみたいなの青いの。
井ノ原さんが、両手上げてて。目の前で。
「すっげ、こっち見てる（激違）」
ローブの間から素肌が直で見えてます。んで、偉い綺麗な顔してるんだなってまじまじと。私は思わず口元に手をあてて、ちょっと身を引いて、たぶん錯覚で（オイ）ベリメニキュートに見える彼を凝視してて。
井ノ原さんが舞台あがったあたりで、左の階段から坂本さん出てましたけど、いや、別にどうでもいいって（酷）
井ノ原さん、十秒くらい其処いたし。
その衝撃で、「ああ、坂本…（コラ）」程度の（苦笑）
あんなに気をつけてたのに眼鏡忘れた私はオペラグラス覗くしかなかったんで、舞台に移ってからは何故か井ノ原さんばっか見てて、「そうそう、そういえば坂本さん」って感じで坂本さん見て。「ふう、目が疲れんなコレ」とか思いつつぱっと外して舞台見て。
「ッ！？ （もしやアレは博さんではっ/焦）」
慌ててオペラグラス覗いて、そしたらドンピシャ博さん。
「……（いつからいたの？）」
なんか腕に金色の鎖巻いて？（なんとなく金色が光ってたのは憶えてる）
サングラスみたいなのかけてました？
青系統のスーツで。ハードな感じで格好いいなと思ったときにはいなかったと（チーン）
ただでさえ先刻の井ノ原ショック＋舞台なんて去年の宝塚月組公演以来だよってわけで妙にテンパってましたんで、どこみていいのかワカラナイ（苦笑）
気づいたら舞台変わってinすけろく裏（笑）。
助三郎→リーゼントですよ、リーゼント。そういえば神奈川いたときの中学にこんなんいたよ、みたいな（マジ）
背中に喧嘩上等とか書いてる学ランもあったね、なんてぼんやり懐かしく。
でも、坂本さんです（いや、違うから）。何でしょう、感動です。大サビ大サビみたいなキャラクターってご本人仰ってましたけど、あはは、その通り。
唄のシーンがあって、感激。
どうしていいのかわからない、坂本昌行の生歌、初聴き。舞台ずっとやってるから掠れた声がもう、駄目です。舞台なんか見てませんでした（ごめんなさいッ）。
目、閉じて、俯いて雅楽鑑賞（謎）。
甲南大フィルの定期演奏会いったときみたいに、オーケストラの演奏聴くときみたいに、普通に歌声に浸ってた馬鹿者（苦笑）
あの唄なんていうのかな。ワカラナイや。浸ってたわりに、全然歌詞覚えてないし。誰か教えてクダサイ。
優→幼馴染の彼女とかいたら�爐罎Δ舛磴鶚瓩箸�呼ばれてそうなタイプ。んで、「先生、元はいいんだから、もう少し服気を遣ってみたら？」とか生徒に諭される（あるいは陰口を叩かれる）感じ。
長野さんの演じてるのみてたら、なんか助三郎より中身熱い印象。なんだろう、ほんとに…このひとアツイよ。富士山みたい。
最後、森村ちゃんがお母さんと夜逃げ（ですよね？）するってときのツーショットで、あああ、私は不純です。「ほら、そこ、いけ！抱きしめるんだ、優！！」とか思ってたよ。あは。
平→いや、もう、かーわーいーいーv(バカ)
千絵ちゃんとのラブシーンは、よりによって私、オペラグラス使ってるので、まるでデバガ…げふ、げふんっ（咳）
「こんなの本当の自由じゃないんだよ」とか一連の台詞が胸に痛かったです。自分不登校やって、学校いかなくて自由で楽しいんだよ、楽しいんだけど私は夜急に怖くなった。生きてる自分が掴めなくなって怖くなった。それとすっげえ重なって、舞台が見られなかった。俯いて台詞だけ聞いてた。
助三郎×優
ヤケになった優さんが酔っ払ってですね、ぐだぐだしてるとき、大概「うほv」って思ったんですけど、一番は、やっぱ平に水持ってこいっていって、コップに入れたのみて「違えよ、バケツ！」っていって、頭から水被ったとき。ええ、助三郎さん抱いてましたね。うっはは、ぎゅーって。暗転する直前、優のとこまで歩いてって、黙って首からさげてた白いタオル、頭に被せてやってポンって頭叩いてあげてたのが良かった。じんとした。
あーもう、ちゃんと憶えてないんですけど、助三郎が！優を抱き上げた？なんだろ、なんか絡んだんですよ！で、私はすっげえニヤニヤして怪しくなってましたって、でも思い出せない！（悔）
助三郎×平
ラスト、平が助三郎に抱きつくシーンあるんですよ。
ボクシング引退して、千絵ちゃんと入籍して、�犢圓辰討海き瓩猟樵亜�
それが、台本見ると「抱き合う」って書いてあるんですけど、坂本さんは、抱きしめ返そうとするんだけど、ちょっと迷う感じに手が止まって、結局ぽんって平の背中左手で叩いてやるに止めて。
それで、�犢圓辰討海き瓩辰董�
もう俺はお前を支えない。守ってはやれない、自分で頑張れって。
言葉じゃなくて仕草で伝わった気がして、凄く感動っていうのか･･･したし。同時に、「坂本昌行」を、凄いって思った。
役ちゃんと消化してるじゃん、ちゃんと助三郎なんじゃんって。
助三郎×君子
ええー、バカデカイトンカツ出てくるシーンあるでしょう？（訊くな）
このとき、何故か坂本さん、須藤さんの顔みてツボに入ってしまったらしく、一人でゲラゲラ笑ってるの。台詞いおうにもいえない感じで、食べてっていわれてるのに食べる演技できなくて笑ってて、君子さんに「なにぃ〜？」とかいわれながら済し崩しに退場（笑）
何で笑ってたんだろ？
でも、坂本さん、なんか失礼だよ！（笑）
須藤さん私好きなんですよー。
プロフィールにのっけてる通り、私「救命病棟二十四時」大好きなんで。えっと、あのときは途中、「こら、ゆき、進藤先生は香坂先生のものなんだからね？ 取るなよ？ 手を出すなよ？ 身のほど知らずだぞ、こら」とか思ってたんですけど、最後宮迫さん演じる馬場先生とくっついたんで、すべて水に流れたんで。振り返ってみれば救命メンバーみんな好きだよってわけで、須藤さん大好き（笑）
えー、彼女の声が一番通ってました。
いってることも全部、一番聞き取りやすかったのは彼女でした。基本的に女性陣は聞き取りやすいですね。
トーンが高いから。
バイオリンの音が遠くまで通るのと同じ理屈ですよね。
助三郎さんが、彼女の為に暴走族抜けたときの話してるときの「でも、私は救われたの」っていう言葉に、感動した…んですけど、なんか胸の中もやもやと嫌でした（苦笑）
やべえなあ、優は優だし、平はちゃんと平なのに、助三郎だけどこか坂本さんとしてみてたってことですよね。
須藤さん好きだし、演技うまいし、ちゃんと「君子さん」なのに！
ラストシーンとか、ね。嫌、とかさ。…やめようね＞自分
このお話を見終わったあとに、古今和歌集の仮名序を思い出しまして。
在原業平について、紀貫之いわく「その心余りて言葉足らず」（だったと思う/汗）
脚本はいまいちというか、それほどイイとは思わなかったし、台詞はありきたりで（この場合はだからよかったのかもしれないけど）、予想違わずに王道なんですけど。
その台詞では足りてない部分、字面だけみたらただの説教（や、好きですけど、助三郎兄さんの[説教]/笑）なのが、なんか…それ以上に伝わってる。
言葉をオーバしちゃってる心が全部伝わってるの。
熱い気持ちが全部入ってくるから。これじゃ、駄目だって。
「学校ちゃんと行こう」「醜い自分嫌なら、そういう自分じゃなくなろう、努力しよう」「勉強しよう」とか、そういうの全部。
駄目だよ、自分、このままじゃ全然駄目だって。
小説書きたい、プロになる。だけど、小説なんて所詮飽食時代の一部の余裕ある人間しか救えないんだよ、そこしかないんだよ。ほんとに苦しいのはそれじゃないんだよ、たとえば。
年々広がってくオゾンホールだとか、温暖化現象だとか。
ねえ、誰かが解決してくれるってほんとに思ってるの？
小説なんて娯楽だろ。社会から切れてるんだよ、それだけじゃ俺は嫌なんだよ。だったら！
家のなかでぼんやり彼らに憧れてるだけじゃなくてさ、もっと。
できることがあるだろ、そっからやってけよ。学生なんて勉強するしかないんだよ、分かってるだろ。やりたいこともなんもかも、やらなきゃ出来ないんだよ。平が、試合するのに、その前に７キロ落とすみたいに。大学でサークル入ってトモダチ作るって、勉強して頑張らないと大学は入れないんだよ。
小説書きたいよ、今すごく。
パソコンに触って、サイトは更新したいし、こんなトップデザイン変えたいし、メルもレスもつけたいし、けど！
そのために学校休んで、学校辞めても、全然それは意味がないだろ。そんなんじゃ生きてないよ。
「今」の人間関係に希望がなくて嫌でも、「未来」まで一緒に投げ捨ててちゃだめだろ。
私だったらこの三人使えて話書けるならこうはしないなとか思ったりするけど。
型どおりの台詞の奥から、泣きたくなるほど熱い思いが伝わってくる気がしたから、私は好きです。トンカツロック。
パンフと台本は今回買ったから、次は眼鏡を忘れずに、比較的身軽に行きます（文庫本とかウォークマンとか、胸がいっぱいでいらなかったし）。
１４日ね。
今回、客電ついてからも拍手してたらまた出てきてくれた。カーテンコール。
スタンディングオベーションってやつ。
はじめてやった（笑）
いつもはどうなんだろ。
次はどんな感じなんだろ。
あー、クセになるね、舞台。
アイドルって昔何も知らずに見もせずに批判してたけど、え、だって彼ら能力高いでしょ？
演技大根とか思ってたけど…上手い、よね？（汗）
あー。
カルチャーショック（謎）。
人生変えられる予感がスル。彼らの温度は高かったです。ずっと泣きそうで、痛くて、がんばらないとって、ずっと。
うん。
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