まるで      のような

そんな、歌がある。
聴きながら震えるような歌。
耳の奥、鼓膜のどこか、神経の向こう側。
よく、分からない、そんなところで。響く、音。

歌いたくなるような歌ではなく。
すごく、すごく本当にどこかにおさめておきたいと願える歌。

初めて触れたときの音の肌触り。
衝撃的、ではなく。
ただ、響いた音。
ただ、流れ込んだ、もの。

どこか深く。遠くに刻まれていくような。
そんな、音。

ふと聴くと甦るその音は、そのときのままの、むきだしの何かを思い出させてくれる。
こころなんて、そんなちっぽけなものなんかじゃなく。
もっと、生々しくて、粗く、そのままのもの。





久しぶりにある歌を聴きながら感じたことをそのままに。
何かを伝える文章は難しい。
でも,何かを伝えたいんだ。……そんなことを思う。
ただただ書き散らすものもいいけれど、ただ自分のためだったり記録のためだったり、そんなことばも好きだけど。

きっと誰かに向けられたことばは本当にきれいなことばになることができるんだと、そんなことを思う。

そんなことばを紡ぎたい。
2005年12月27日(火)

日記 / 天木 草