冒険記録日誌
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2022年03月26日(土) ドラゴンクエストII 悪霊の神々[下巻] (樋口 明雄/双葉文庫)その8

(ネタバレ注意。これから遊ぶ予定の方は読まないでください。)

 ムーンブルグ城の周辺地域を探索していく。上巻でペルポイの町に行けたらしいのだが、下巻では南方面は行き止まりになっていた。その代わりに西には進めたので、行ってみるとテパの村についた。原作では発見にそこそこ苦労するテパの村に、ムーンブルグ城方面から歩いてあっさり到着するとは思わなんだ。
 テパの村についたといっても、今の段階では、水門の鍵もないので特にすることもない。金の扉つきの家があったが、水の羽衣を織ってくれる爺さんでもいるのだろうか。もしかすると材料を集めるイベントは省略されて、最初から完成品の水の羽衣がどこかで手に入る可能性もあるかな。
 他にテパの村と言えば、2回攻撃で有名なはやぶさの剣を売っている事も特徴だが、ゲームブック版でははやぶさの剣は他の町でも売っているのでレア感はない。しかも、ゲームブック版はローレシアの王子のLv1用武器という、原作のおおかなづちくらいのポジションになっていて気の毒である。
 ここで、はやぶさの剣を買えばLv1になるのだが、代わりに力の盾を購入しておく。力の盾は最後まで使えるので、こちらの方が無駄がないだろう。

 陸路はこれ以上進めないようなので、ローレシア城まで戻って船で再び海へ出る。
 ラダトーム城を目指しているつもりが世界樹の島に到着。上陸して、世界樹の番をしていた悪魔神官を倒して世界樹の葉を入手した。(ゲーム的には戦闘でパーティの一人が死ぬ展開になった時に救済する力を持つ。)
 再びラダトーム城を目指して船旅を続けると、今度は竜王の城がある島の方へ先に到着したので、ここも上陸してみた。
 ゲームブック版では竜王の城はなんと観光名所になっているという設定で、受付の婆さんから入場料が必要と言われる。ギリギリゴールドが足りたのでチケットを買って入ると、観光収入で生活しているという僧服姿の竜王の子孫が登場し、ロトの剣とさらにロトの盾までいただく。ありがたいのだが、どっちも貴重な展示物だったのじゃないかな、これ。あっさりもらうのも有難味がないので、譲る条件に竜王の子孫が謎かけの一つでも出してくれれば面白いのにと思ってしまった。
 何はともあれ、装備条件が満たされたのでLv0から一気にLv2へレベルアップだ。

 竜王の城からお暇すると、いよいよラダトーム城に到着。ラダトームの王様が行方不明で武器屋に隠れているのは原作と同じで、こちらでは店員に変装していて接客までしてくれる。絶対バレるだろこれ。
 特に得るものはなかったが、町の人から3つの紋章を集めるとルビスの守りが手に入るという情報を教えてもらった。原作より2つ紋章の数が少ない。
 しかし、原作のドラクエ2では制作秘話の話題になると、ファミコンの少ない容量にイベントを削り、工夫しながらデータを節約したというエピソードを聞く。その点ではゲームブック版も、船入手後からクリアまでを、下巻の450パラグラフに詰め込むのはなかなかに難しそうだ。約35年ぶりの今回のプレイでは、頑張って原作を表現しようとする作者の苦労が垣間見える気がした。

続く


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