冒険記録日誌
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| 2016年01月17日(日) |
爆走1万キロバイクラリー(作・西巻裕、画・高田まさお/大都社) |
更新頻度もめっきり落ちて、果たして何人が読んでいるのかよくわからないこの冒険記録日誌ですが、まれに読まれた方からメールをいただきます。 反響をいただくと大変嬉しいですし、更新する気も沸こうといういうものです。ありがとうございます。 先日、いただいたメールは、カーレースもののゲームブックは、意外と少ないですね。という内容でして、その方が例に挙げたレースゲームブックは、双葉の「ドラゴンラリーシリーズ」と「ミニ四駆シリーズ」、光文社の「日本縦断キャノンボール 火の玉レース」と「爆走バイク!アメリカ大陸縦断レース」でした。 そうですねぇ。山口プリンは、レースゲームブックなら「魔界横断ドラゴンラリー」(2009年09月16日の冒険記録日誌参照)が、ファンタジー世界ものでは唯一にして、レースものでも一番好きですね。 ミニ四駆シリーズがありなら小学館の「ラジコンアドベンチャー」(2013年11月03日の冒険記録日誌参照) もいいかな。光文社のゲームブックは遊んだことないや。 さて、その他にレースゲームブックはあったかなと考えます。ゲーム中にレースシーンがあるという意味ならFFシリーズの「フリーウェイの戦士」などもあるのですが、レースがメインとなると確かに少ない。考えて思い出したのが「爆走1万キロバイクラリー」です。
本作の内容はタイトル通りで、バイクの長距離ラリーレースで優勝を目指すものです。漫画形式のゲームブックですので、視覚的にもレースのスピード感があります。 ゲームを始めると、レースの開催式のシーンからスタート。 まずは主催側が用意した125cc、250cc、750ccの3種類のバイクから選択をします。主催者の説明ではレースは最短でも20日程はかかる超耐久レースになるそうです。 レースを始めた序盤で長丁場にそなえて装備品を買い込むシーンなり、15品のリストの中から5品の装備品を選ぶようになっています。レース前に準備しておけよと、主人公へ軽く突っ込みを入れながら装備の選択リストを見てみます。
********** はりがね、ろうそく、くさり、コンドーム、非常食、 ロープ、救急箱、カッパ、ワイヤー類、プラグ、 ゴムホース、レバー類、菊池桃子の生写真、ガムテープ、生命保険証 **********
生命保険証が雑貨屋で購入できるのかというのはさておき、他にも謎の装備がいくつかあります。 ろうそくや非常食はラリー中に野営もするだろうからわかるとして、菊池桃子の生写真とか、まるで樋口明雄のゲームブックだ。誰かへのワイロにでも使えるのだろうか?それにコンドームが役に立つシーンがあるのか。そういえばパラパラとページをめくってみたときは、バイク仲間が「あの娘が生まれそうなんだ、行ってやれ!」とか言っているシーンがあったような気がする……いや、でもそれだと計算が合わないよね? そんな突っ込みを入れている間に準備は終わり、いよいよ本格的にラリーを進めていきます。 舞台は日本ということで、高速道路で渋滞にまきこまれたり、時には民宿に泊まったり、狭い山道を走ったりしているのですが、中にはハーレーダビッドソンが似合いそうな広大な荒れ地に伸びる長い一本道を爆走したり、果ては砂漠を横断する羽目にもなります。いったい、ここはどこなんだよ!? そのうちバイク操作の選択肢を誤ったようで、道路から派手にコースアウトします。その後も散々な目にあって、やっと先に進んだと思ったら、あれ!?ここさっきここ通らなかった?いつの間にかコースアウトしたあの地点に戻ってるよ!
と、まあこんな感じでゲームは進みました。実は本作はレースの形式をしていますが、ゲーム的にはレース要素はないのです。 プレイヤーのバイクの操作や状況判断を問う選択肢が多く、誤った選択肢を選ぶほど、ロスしてスタート近い地点に戻されて、いつまでもゴールできない羽目になるような構造です。砂漠などの妙な地形もいろんなシチュエーションを用意するためでしょう。同じ理由でこのレースではやたらバイクが故障します。主催側が用意したバイクなのに、レース参加者側からすると迷惑な話しですね。 ゲームには経過日数、ライダーの消耗度、マシンの消耗度の管理が必要で、パラグラフを移動するたびに各数値が増加していきます。ライダーとマシンの消耗度の合計が100を超えた時点でゲームオーバー。選択ミスで即ゲームオーバーになることは、バイクの盗難など一部展開を除いて滅多にありませんが、まずい選択肢を選べば日数もダメージもより多く蓄積します。 主人公の性格は楽観的なうえ飄々とした感じなので、漫画として軽やかで読みやすいです。また、頻繁に「これと似たケースに、××年の○○レースでは□□なことがあった。」のような状況に応じた解説や、作者のバイク体験談などが入ってくるので、漫画形式にしては文章量が多くて読みごたえがあります。 私のプレイでは、2回ほどダメージ100超えでゲームオーバー、3回目でやっとゴール。レースの順位はそのときの日数で決まり、私は5位でした。 ちなみに最初に選択するバイクは、基本的に排気量が多いものほど、消費日数が少なくて済みます。でも、ライダーの消耗度が激しいのと、トラブル発生時にバイクを引きずるような羽目になったときは、その重量が仇となって逆に日数がかかってしまうというデメリットがあります。そのため序盤の挑戦は失敗に強い125�佞離丱ぅ�で試してみて、ゲーム内容がわかって優勝が見えてきたら、750�佞望茲蟯垢┐萄督�戦するのが、攻略に有効かもしれません。
それにしても本書は大学生あたりを読者層に想定していたのかな。アダルトな宿に泊まる選択肢があったり、リアルに「今、財布に○万円持っているか?」という条件で分岐するとかあるし。当時、小学生が読んだらどう思うんだろう?
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