冒険記録日誌
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| 2009年07月23日(木) |
ウォーロック 第58号 1991年10月 |
大特集は「とことん気になるウォーハンマー!!」。TRPGウォーハンマーの特集で、この号から最終号まで続いています。 ウォーハンマーがあんまり世間に広まらなかったことを考えれば、結果的に外れ気味の特集になったのかも。ウォーロック誌、そろそろ店じまいのフラグ発生? それからこの号にはゲームブック関連の新連載がありました。「ゲームブック製作講座」というもので筆者は健部伸明さんと塩田信之さん。おふたかたの書かれた「未来神話ジャーヴァス」(健部伸明/双葉文庫)と「終末の惑星」(塩田信之/双葉文庫)は名作でしょう。 連載自体はゲームブック製作のノウハウについてのもので、前にあった井上尚美さんのコラムと重なるところもあるのですが、こちらはエッセーではなく集中講義というスタンスなので、もっと基本から順を追って詳細に説明しています。 なぜ、この時期になってこのテーマ?という気はやはりしますが、それでも今読み返すぶんには参考になります。
もう一つ、竹谷新さんの「タケヤの名作ゲームパイプライン」という連載も開始。こちらの扱うテーマは、ゲームブックとは限らないようですが、コラム自体が面白いので要チェックです。第一回はファミコンゲーム版の「桃太郎伝説」を引き合いにプレイヤーへの優しさについて語っています。ここでいう優しさとは、ゲームの難易度ではなく、プレイヤーにゲームを遊んでいる最中にストレスを感じさせない作りのことをいっており、ゲームブックにも同じことが当てはまりそうです。 一方で残念なのが、ウォーロックサロン(読者コーナー)の中にあったゲームブックコーナーが今号で終了して、次号から一般コーナーに吸収合併されるということ。ゲームブック関連の読者からの投稿が減ったからだろうけど、寂しいですねぇ。
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