冒険記録日誌
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2008年01月11日(金) ウォーロック 第10号 1987年10月

今号はTRPG系の記事が多いな。残念ながら興味が薄いので、山本弘の漫画くらいしか読みたいのがないや。
 ライブ・ロールプレイングゲームなる特集をやっているが、コスプレしまくった人々の写真が掲載されています。うーむ、私には出来ない世界だ。
 近藤功司氏のコラムは、二見書房のドラゴンファンタジーシリーズについて語っている。TRPGの要素も絡めて、まじめに解析している内容だ。
 うーむ、ゲームブックには「面白かったー、つまらなかったー」以上の感想を持てない私には、これも書けない世界だなぁ。(^^;)

 この号に収録されている短編ゲームブックは、あの「サイボークを倒せ」の続編となる「破滅への秒読み」。タイタンシティを舞台にシルバークルセイダーの活躍が再び楽しめるという、涙ものの作品です。
 作者はスティーブ・ジャクソンではないけど、ちゃんと4つの超能力を使いこなせるようになっていて、200パラグラフの中にかなり充実した内容が詰まっている。
 あえて不満をいえば、ゲーム開始前に情報を収集する段階でゲームオーバーが確定する可能性があることと、超技術がいまいち役に立たないこと。時限爆弾を解体するシーンで、超技術が使えないのは納得できんぞ。でも、それくらい細かいところにしか不満点がない完成度。
 この作品は2002年4月の冒険記録日誌にプレイレポートを書いているので、興味があればそちらを見てください。
 ウォーロック掲載の全ゲームブック作品の中でも、トップクラスの良作です。オススメ。

 もう一つ、ゲームブックと呼んでいいものか微妙だが、サイコロを使ってランダムに迷宮を作っていく、「未知の地へ」という作品がある。
 冒険をしながらサイコロを振っていくことで、部屋の扉の位置や、宝の内容や敵の配置が決まっていくもので、TVやパソコンゲームでいう、不思議のダンジョンやローグをゲームブックにしたようなものである。
 残念ながらそうやって冒険をしても、出来上がるものは何のストーリーも舞台設定もない単純な迷宮だったので、遊ぶ気にはなれなかったが、工夫次第では面白い作品に化けていたかもしれない。


山口プリン |HomePage

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