冒険記録日誌
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| 2004年06月29日(火) |
夢の船旅危機一髪!(奥谷道草/白夜書房) |
この作品はクロスワードランド1999年10月号のはみ出しゲームとして掲載された作品です。 昨年の12月の日記といい、なぜこんな昔の雑誌を読むことが出来たか疑問に思う人もいるかもしれませんね。MANATさんのサイトでばらされてしまったので白状しますが、理由は奥谷道草氏に頼んで雑誌をお借りしたからなんです。ありがたいことです。なんまいだぶなんまいだぶ。チーン。 ついでに書きますが2003年12月6日の日記に書いた「初めてのはみ出しゲーム(奥谷晴彦/白夜書房)」に書いている内容に間違いがありました。 掲載していた雑誌名が「お絵かきパズルランド」だったので、“現在連載している雑誌のそのものよりも長い連載だったわけですね。うひゃーー。”と書いてしまったのですが、実は「お絵かきパズルランド」は「クロスワードランド」の前身というわけでもなく、現在も発売されている雑誌なのです。 はみ出しゲームが「クロスワードランド」へ引っ越したというのが正解のようです。ここに訂正いたします。
さて、余談が長くなりましたが「夢の船旅危機一髪!」は、氷山にぶつかり沈没していく豪華客船から脱出するという、映画のタイタニックブームに便乗したような内容の冒険です。 町内会の福引で当てた旅行だったそうですが、まことにお気の毒な主人公です。しばらくゲームをしていると、無線で外部と通信ができるのですが、「なぜまだいるんだ。君以外の乗客は全員無事に脱出したぞ」と聞かされてますます落ち込みます。 船内は開かない防水扉などが時々邪魔をしていて、上下左右に伸びる迷路みたいです。さらに下層部は水没していて、水没したパラグラフを読んでいる間は、息を止めておかねばならないルールですので、肉体的にもなかなかキツイ冒険です。 しかも奥谷道草氏は、中盤のイベントでさらに船内の浸水が激しくなり水没区域が増えるという、小憎らしい演出をやってくれます。肺活量が鍛えられること間違いなしでしょう。謎解き部分は簡単な方でしたが、クリアは大変でした。
ただ人気のまったくない船内を右往左往するだけの展開は少々寂しいかも。 いっそ、同じく取り残された人々を集めて脱出していく映画「ポセイドンアドベンチャー」みたいなノリにしたらもっと面白かった思うのですが。はみ出しゲームの容量ではやり過ぎでしょうかね。
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