* * * 
憐凪



 Power of a word


部屋の中で頬杖ついて 重たい空気吸い込んでいた

それなのに こんなに気分が変わるものだなんて
思いの丈の ほんの一部だったとしても
それを ジブンの口から吐き出すコトが
唯 それだけのコトが こんなにも大事なんだって 最近知ったよ


季節の花々が 色とりどりに咲いている
河原の雑草がつけている花までも こんなに愛しいなんて、ね

視界に映るモノすべて 何もかもが

新鮮で 色あざやかで美しく感じる気がするの

ちょっとした 彼女の一言に
こんなに 心 軽くなれるなんて 知らなかったよ
彼女は 優しい声のトーンで アタシの話に相槌を打つ
そして 勝手に思い込んでた悩みの糸を解してしまう

 たったそれだけのコトで

  ホラ アタシの心は こんなに 羽ばたくよ
 羽のよな翼を 心につけて
 軽く舞い上がるように浮かんでいる



 貴女に 出逢えたコトを
 この『喜び』を
 どうやって表現したらよいのだろう



身体に纏わりつくような 鬱陶しいジットリとした雨が上がって
太陽が顔を出し 澄み切った空気みたい
「清々しい」 って このコトを 言うんだね
今 心いっぱい 身体いっぱい 感じ取っているよ

鳥の囀りや飛んでいる姿も 遠くに見える雲も
晴れたキモチで眺めていられるアタシが居る


後ろを ふと振り返る
あんなに苦しかった長いながあい日々達が
他人事みたいに感じられる この不思議

そんな気分に変えてくれた
彼女の一言に
        心からの“ 感謝 ♪ ”










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2005年05月17日(火)
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