* * * 
憐凪



 blown on a wind


雑多なモノ全部やっつけて
今 ここに立っている

息苦しいような
壊れかけてしまいそうなキモチ連れてやって来た
自分を見失いそうで・・・

風に棚引くアタシの髪
ちょっと風が強過ぎるかもね
川べりだからかも知れないね


何気ない言葉にも傷ついていた
涙と一緒に流したつもりでいたけれど
それはただの「つもり」であって
心の引き出しパンパンになってたあの頃

笑顔なんかじゃ隠せないほどに
そんなに必死に
何に負けたくなくって
何をそんなに頑なに守っていたのかな

守ってきたものは
今はちゃんと此処に在るのだろう
犠牲と呼ぶには余りにも大き過ぎるモノだった代償だけれど
それでもココに在る

彼女の思いとは裏腹に
世界は変わりゆく
それでもアタシは生きてゆくから.....

戸惑いながらも
迷いながら 
見失いながら
今ココにこうして立っている

外の風に吹かれたくって
川面の小さなちいさな漣や
川向こうの山々を 
観にやって来た

こんな時間も大切だよね

風と一緒に彼女の憂鬱は吹き飛んでいくから








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2005年05月14日(土)
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