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もくじきのうつぎの日社会の窓

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2006年12月23日(土) ひとりの帰り道にふと口ずさんでしまうような唄

L'ULTIMO BACIO@恵比寿The Garden Hall。
30分遅れで会場に着くとSembello(沖祐市(p)と田中邦和(sax))がとっくに始まっていた。
小編成ながらも音数の多い沖のピアノと、田中の甘いサックスが
見事な調和を聴かせていた。
数曲やった後にゲストにマルコス・スザーノ(per)が登場。
彼が叩くパンデイロはタンバリンに似たブラジルの打楽器なんだけど
そのひとつひとつの音がものすごいリズムを打ち出していた。
はじめて彼の音を生で聴いたんだけど、一瞬で彼方まで飛ばされた気分。
前にどこかで勝新太郎のインタビューを読んだ時に
「観客は舞台の上の役者のセリフを聞いているんじゃない。
小声でも大声でもその音を聞いている。」と語っていたのを思い出した。
彼の音なら何だって良いと思うほど、僕はその音にメロメロになっていた。
2曲ほどセッションして、最後にバラードで締めくくった。

少し休憩を挟みGANGA ZUMBA登場。
THE BOOMを聴き始めて15年。
でも宮沢和史の声をライブを聴くのはこれで多分3回目。
しかも、肝心のTHE BOOMへのライブへは行った事がない。
そうそうたるメンバーの中で先ほどのマルコス・スザーノもメンバーにいる。
ロック、サンバ、沖縄、レゲエなど色々な音楽を惜しみもなく出し尽くす音楽。
聴いていて自然と身体が動くし、気持ちがいいのだけど
その音楽がどうもいまいちしっくり来ない。
すごい期待して行っただけに、少々肩透かしを食らった気分にもなった。
どうも上手くいえないけれど、終わるまでその気持ちは消えなかった。
それは何だろうと帰り道に考えていたらSembelloの時に聴いた
マルコス・スザーノとはまったく逆になってしまうけれど
宮沢には詞や曲を求めている自分がいるのを見つけた。
ひとりの帰り道にふと口ずさんでしまうような唄をどこか勝手に求めていた。
GANGA ZUMBAはそのエゴをいつか打ち消してくれるだろうか。

昨日、久々に秋葉原の街へ行ったら硫黄の匂いがした。
メイド温泉オープン!?


〜次回のライブのお知らせ〜
12月28日(木)@池ノ上ボブテイル
open/start PM7:00 start/PM8:00
charge¥2,000 (+order)


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